JPH0746975A - 恒温恒湿装置 - Google Patents

恒温恒湿装置

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JPH0746975A
JPH0746975A JP19629893A JP19629893A JPH0746975A JP H0746975 A JPH0746975 A JP H0746975A JP 19629893 A JP19629893 A JP 19629893A JP 19629893 A JP19629893 A JP 19629893A JP H0746975 A JPH0746975 A JP H0746975A
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outside air
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temperature
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JP19629893A
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Yukio Kashiwase
幸夫 柏瀬
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温度が低い場合でも安定した除湿能力を
得ることのできる恒温恒湿装置を提供する。 【構成】 断熱箱体1の内側に冷却空間Sを形成するよ
う所定の間隔を存して配設された伝熱パネルからなる収
納箱4に、外気を収納箱内4へ導入するための外気導入
ダクト23と収納箱内4aの空気を外部に排出するため
の排気ダクト22とを形成すると共に、外気導入用ファ
ン24を少なくとも外気導入ダクト23及び排気ダクト
22の一方に設ける。そして、湿度制御装置は、収納箱
内4aの湿度が所望湿度よりも高く、また外気温度セン
サ26の検知出力により外気温度が所定温度より低いと
判断した場合には、外気導入用ファン24を駆動させて
外気を箱内4aに導入し、この外気にて箱内4aを所望
湿度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパン生地やドー
ナツ生地等を冷凍保存すると共にこれらの生地を適温適
湿に保って発酵させるようにした恒温恒湿装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の恒温恒湿装置としては、特開平3
−279769号公報に示されるもののように、例えば
パン生地やドーナツ生地等を冷凍保存すると共に冷凍し
たパン等の生地を徐々に解凍してリタードし、リタード
を終えたパン等の生地を適温適湿に保って発酵させるよ
うにしたものがある。
【0003】そして、このような恒温恒湿装置は、図9
に示すように断熱材からなる断熱箱体であるケーシング
1及び断熱材からなるドア体2で覆われた貯蔵室3の内
部に、伝熱パネルからなり、パン等の生地を収納する収
納箱4をドア体2にその開口部4Aを臨ませると共にケ
ーシング1に対し所定の間隔を存して冷却空間Sを形成
するように配設している。
【0004】一方、ケーシング1の上方に設けられた機
械室1aには冷却ユニット5の圧縮機6、凝縮器7及び
凝縮器用ファン7aを設け、また収納箱4の上方の冷却
空間S1には冷却ユニット5の蒸発器8及び冷気循環フ
ァン9を設けるようにしている。
【0005】ところで、収納箱4の内部(以下箱内とい
う)4aには、箱内4aの空気を加熱する加熱ヒータ1
0と、庫内ファン11と、加湿ヒータ12を有する加湿
器13が設けられている。また、収納箱4の天部及び底
部には、箱内4aと冷却空間Sとを連絡し、この冷却空
間Sの冷気を箱内4aに循環供給するための排気口15
及び吐出口16が設けられ、さらに排気口15及び吐出
口16にはそれぞれ電動ダンパー17,18が配置され
ている。
【0006】ここで、排気口15の電動ダンパー17は
冷気循環ファン9の前方に、また吐出口16の電動ダン
パー18は庫内ファン11の前方に配置されており、上
下の電動ダンパー17,18を開動作させると、箱内4
aと冷却空間Sとの間の冷気循環が排気口15及び吐出
口16を通して行われるようになっている。
【0007】なお、加熱ヒータ10及び冷却ユニット5
は、温度湿度制御装置19により制御されており、この
温度湿度制御装置19は箱内4aに設けられた温度セン
サ20により箱内温度を検知し、温度湿度制御装置19
に設けた図示しない設定温度入力用つまみから入力され
た温度に従って箱内4aをその温度に保つように加熱ヒ
ータ10または冷却ユニット5に電力を供給するように
している。
【0008】また、この温度湿度制御装置19は、加湿
ヒータ12及び電動ダンパー17,18を制御するよう
になっており、この温度湿度制御装置19は箱内4aに
設けられた湿度センサ21により箱内4aの湿度を検知
し、図示しない設定湿度入力用つまみから入力された湿
度に従って箱内4aをその湿度に保つように加湿ヒータ
12または冷却ユニット5に電力を供給すると共に電動
ダンパー17,18を開閉するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の恒温恒湿装置では、箱内の湿度が高い場合には、
電動ダンパーを開放して箱内の空気を冷却空間に流出さ
せると共に冷却ユニットを駆動し、蒸発器にて箱内の空
気を冷却して除湿を行うことにより、箱内の湿度を所望
湿度に保つようにしている。
【0010】ところが、外気温度が低い場合には、凝縮
機に冷媒が溜まり蒸発器に流れる冷媒量が不足して蒸発
器温度が上昇し、これにより蒸発器の除湿能力が低下す
るため箱内を適温適湿に保つことができないという問題
点があった。
【0011】本発明は、外気温度が低い場合でも安定し
た除湿能力を得ることのできる恒温恒湿装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱箱体の内
側に伝熱パネルからなる収納箱を所定の間隔を存するよ
う配設して冷却空間を形成する一方、この冷却空間には
冷却ユニットの蒸発器と冷気循環ファンとを設け、前記
収納箱内には湿度センサ及び温度センサを設けた恒温恒
湿装置において、外気温度を検知する外気温度センサ
と、前記収納箱に設けられ、外気を該箱内へ導入するた
めの外気導入ダクトと、前記収納箱に設けられ、該箱内
の空気を外部に排出するための排気ダクトと、少なくと
も前記外気導入ダクト及び前記排気ダクトの一方に設け
られ、外気を導入すると共に、前記箱内の空気を外部に
排出するための外気導入用ファンと、前記箱内の湿度が
所望湿度よりも高く、また前記外気温度センサの検知出
力により外気温度が所定温度よりも低いと判断した場合
には、前記外気導入用ファンを駆動させ、外気を前記箱
内に導入する湿度制御装置とを設けたものである。
【0013】また本発明は、前記湿度制御装置は、外気
導入後も前記箱内の湿度が所望湿度とならない場合に
は、前記外気導入用ファンと共に、前記冷却ユニットを
駆動させて前記箱内の除湿を行なうようにしたものであ
る。
【0014】さらに本発明は、前記湿度制御装置は、前
記箱内の湿度が所望湿度よりも高い場合には前記冷却ユ
ニットを駆動させて除湿を行ない、該冷却ユニット駆動
後も前記箱内の湿度が所望湿度とならない場合には、前
記冷却ユニットと共に、前記外気導入用ファンを駆動さ
せて外気を前記箱内へ導入させるようにしたものであ
る。
【0015】さらにまた本発明は、断熱箱体の内側に伝
熱パネルからなる収納箱を所定の間隔を存するよう配設
して冷却空間を形成する一方、この冷却空間には冷却ユ
ニットの蒸発器と冷気循環ファンとを設け、前記収納箱
内には湿度センサ及び温度センサを設けた恒温恒湿装置
において、外気温度を検知する外気温度センサと、外気
湿度を検知する外気湿度センサと、前記収納箱に設けら
れ、外気を該箱内へ導入するための外気導入ダクトと、
前記収納箱に設けられ、該箱内の空気を外部に排出する
ための排気ダクトと、少なくとも前記外気導入ダクト及
び前記排気ダクトの一方に設けられ、外気を導入すると
共に、前記箱内の空気を外部に排出するための外気導入
用ファンと、前記箱内の湿度が所望湿度よりも高い場
合、前記外気湿度センサと前記箱内の湿度センサの出力
に基づいて外気にての除湿の可否を判断し、除湿可能と
判断した場合には前記外気導入用ファンを駆動させ、除
湿不可能と判断した場合には前記冷却ユニットを駆動さ
せる湿度制御装置とを設けたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、断熱箱体の内側に冷却空間
を形成するよう所定の間隔を存して配設された伝熱パネ
ルからなる収納箱に、外気を収納箱内へ導入するための
外気導入ダクトと収納箱内の空気を外部に排出するため
の排気ダクトとを形成すると共に、外気導入用ファンを
少なくとも外気導入ダクト及び排気ダクトの一方に設け
ることができる。そして、湿度制御装置は、収納箱内の
湿度が所望湿度よりも高く、また外気温度センサの検知
出力により外気温度が所定温度より低いと判断した場合
には、外気導入用ファンを駆動させて外気を箱内に導入
することができる。
【0017】また請求項2の発明は、湿度制御装置は、
外気導入後も収納箱内の湿度が所望湿度とならない場合
には、外気導入用ファンと共に、冷却空間に蒸発器と冷
気循環ファンとを設けた冷却ユニットを駆動させて収納
箱内の除湿を行なうことができる。
【0018】さらに請求項3の発明は、湿度制御装置
は、収納箱内の湿度が所望湿度よりも高い場合には冷却
ユニットを駆動させて除湿を行ない、冷却ユニット駆動
後も収納箱内の湿度が所望湿度とならない場合には、冷
却ユニットと共に、外気導入用ファンを駆動させて外気
を収納箱内へ導入することができる。
【0019】さらにまた請求項4の発明は、湿度制御装
置は、収納箱内の湿度が所望湿度よりも高く、また外気
温度センサの検知出力により外気温度が所定温度より低
いと判断した場合、外気湿度センサと収納箱内の湿度セ
ンサの出力に基づいて外気にての除湿の可否を判断する
ことができる。そして、外気にての除湿が可能と判断し
た場合は外気導入用ファンを駆動させ、除湿が不可能と
判断した場合は冷却ユニットを駆動させることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例に係る恒温
恒湿装置の構造図、図2はそのB−B断面図、図3はC
−C断面図である。図1,2,3において、図9と同一
符号は同一又は相当部分を示している。
【0022】図1,2,3において、22は収納箱4に
設けられ、箱内4aの空気を外部に排気するための排気
ダクト、23は収納箱4に設けられ、外気を箱内4a内
に導入するための外気導入ダクトである。そして、これ
らの排気ダクト22及び外気導入ダクト23の少なくと
も一方、本実施例においては排気ダクト22の箱内4a
側の開口部に、外気を箱内4aに導入すると共に箱内4
aの空気を外部に排気するための外気導入ファン24が
設けられている。なお、外気導入ダクト23の箱内4a
側の開口部には逆流防止ダンパ25が設けられている。
【0023】さらに、この恒温恒湿装置1Aの、例えば
機械室1aの前面には外気温度を検知するための外気温
度センサ26が配設されている。そして、この外気温度
センサ26の検知出力は湿度制御装置である温度湿度制
御装置27に入力されるようになっている。ここで、こ
の温度湿度制御装置27は箱内4a内の湿度が所望湿度
よりも高く、また外気温度センサ26の検知出力により
外気温度が所定温度よりも低いと判断した場合には、外
気導入ファン24を駆動させて低温の外気を箱内4aに
導入するためのものである。
【0024】そして、このように低温の外気を箱内4a
に導入することにより、冷却ユニット5を駆動すること
なく箱内4aが冷却され、箱内4aの湿度を所望湿度と
することができるようになっている。なお、外気を導入
することにより箱内4aの温度が所望温度より下がった
場合には、この外気は加熱ヒータ10にて加熱されるよ
うになっている。一方、このように外気を導入しても箱
内4aの湿度が所望湿度とならない場合には、この温度
湿度制御装置27は、外気導入ファン24を駆動させる
と共に、冷却ユニット5を駆動して箱内4aの湿度を所
望湿度とするようにしている。
【0025】次に、このように構成された恒温恒湿装置
の湿度制御動作について説明する。
【0026】通常、温度湿度制御装置27は、箱内4a
に設けられた湿度センサ21により箱内4aの湿度を検
知し、箱内4aの湿度が所望湿度よりも低い場合には加
湿ヒータ12に電力を供給して湿度を高めるようにして
いる。
【0027】また、箱内4aの湿度が所望湿度よりも高
い場合には、まず外気温度センサ26の検知出力により
外気温度が所定温度より低いか否かを判断する。そし
て、外気温度が高いと判断した場合には、冷却ユニット
5に電力を供給すると共に電動ダンパー17,18を開
動作させる。
【0028】これにより、箱内4aと冷却空間Sとが連
通され、箱内4aの空気は排気口15を通過して冷却空
間Sへ流出し、この後蒸発器8にて冷却されて除湿され
る。そして、この除湿された空気は吐出口16を通過し
て箱内4aに入り、これにより箱内4aの湿度は所望湿
度となる。
【0029】一方、外気温度が所定温度より低いと判断
した場合には、電動ダンパー17,18を閉じた状態と
して、図4に示すように外気導入ファン24を駆動させ
る。これにより、箱内4aの空気が排気ダクト22を通
過して外部に排出されると共に、外気導入ダクト23を
通って低温の外気が箱内4aに導入される。
【0030】そして、このように高湿の箱内4aの空気
を排出し、低温の外気を箱内4aに導入することにより
箱内4aが冷え、これに伴って箱内4aの湿度は下が
る。また、このように外気を導入した後、箱内4aの湿
度が所望湿度となると外気導入ファン24の駆動を停止
し、この後再び箱内4aの湿度が高くなると外気導入フ
ァン24を駆動する。
【0031】なお、このような除湿動作を行なう際は、
箱内4aの湿度を正確に検出できるよう庫内ファン11
を常に回転させるようにしている。また、この外気によ
る除湿の結果、箱内4aの湿度が下がり過ぎた場合に
は、同図に示すように加湿機13を作動させるようにし
ている。
【0032】ところで、このように外気を導入しても箱
内4aの湿度を下げることができない場合には、図5に
示すように外気導入ファン24を駆動する一方、電動ダ
ンパー17,18を開放すると共に冷却ユニット5に電
力を供給して空気を循環させて除湿を行うようにする。
【0033】このように、箱内4aの湿度が所望湿度よ
りも高く、また外気温度センサ26の検知出力により外
気温度が所定温度より低いと判断した場合には、外気導
入用ファン24を駆動させて外気を箱内4aに導入し、
箱内4aを外気にて除湿することができる。また、外気
導入後も箱内4aの湿度が所望湿度とならない場合に
は、外気導入用ファン24と共に、駆動冷却ユニット5
を駆動させて箱内4aの除湿を行なうことができる。
【0034】なお、これまでの説明においては、箱内4
aの湿度が所望湿度よりも高くなり、外気温度が所定温
度よりも低くなった場合には、まず外気を導入し、外気
を導入しても箱内4aの湿度が所望湿度とならなかった
場合には冷却ユニット5を駆動させるものについて述べ
てきたが、本発明はこれに限らず、第2の実施例として
図6に示すように、まず冷却ユニット5を駆動させ、冷
却ユニット5を駆動させても箱内4aの湿度が所望湿度
とならなかった場合には、冷却ユニット5と共に、外気
導入用ファン24を駆動させて外気を導入するようにし
てもよい。
【0035】ところで、このように外気を導入する場
合、導入する外気の湿度が箱内の湿度よりも高い場合が
あり、この場合外気を導入すると箱内の湿度が逆に高く
なってしまうこととなる。このため、外気を導入する前
に外気の湿度を検知し、この検知結果に基づいて外気に
よる除湿が可能か否かを判断するようにすることもでき
る。
【0036】次に、このような本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照して説明する。
【0037】図7は、本発明の第3の実施例に係る恒温
恒湿装置の構造図である。同図において、図1と同一符
号は同一又は相当部分を示している。
【0038】同図において、28は機械室1aの前面に
設けられ、外気湿度を検知するための外気湿度センサ2
8であり、この外気湿度センサ28の検知出力は外気温
度センサ26の検出出力と共に温度湿度制御装置27に
入力されるようになっている。そして、この温度湿度制
御装置27は、外気温度センサ26及び外気湿度センサ
28の検知出力の出力に基づいて外気の水蒸気分圧を求
める一方、箱内4aの設定温度及び湿度に基づいて箱内
4aの水蒸気分圧を求めるようにしている。
【0039】なお、これらの外気湿度及び箱内4aの水
蒸気分圧Pwは、下記のゴフーグラッチの式にて求めら
れた飽和空気の水蒸気分圧Pws(mmHg)に相対湿
度A(%)を掛けることのより求められる。
【0040】
【数1】
【0041】なお、上式において、P0=760mmH
g,T0=273.15K,T=絶対温度(=t+27
3.15K)である。
【0042】この後、温度湿度制御装置27は、外気水
蒸気分圧と箱内水蒸気分圧とを比較し、外気水蒸気分圧
の方が箱内水蒸気分圧よりも所定値以上高い場合には、
除湿不可能と判断して冷却ユニット5を駆動させ、箱内
水蒸気分圧の方が所定値以上高い場合には、除湿可能と
判断して外気導入用ファン24を駆動させて外気を箱内
4aに導入するようにしている。なお、この所定値は除
湿の可否を確実に判断するために実験等により求められ
たものである。
【0043】そして、このように外気水蒸気分圧と箱内
水蒸気分圧とを比較することにより、図8に示すように
冷却ユニット5及び外気導入用ファン24が選択的に駆
動され、このように冷却ユニット5及び外気導入用ファ
ン24を選択的に駆動することにより使用する電力を少
なくすることができる。
【0044】なお、図7において、29は外気導入ダク
トであり、この外気導入ダクト29は、凝縮器7の排気
側の外気を箱内4aに導入するためのものである。そし
て、このように凝縮器7の排気側の外気を箱内4aに導
入することにより、外気導入による箱内4aの温度低下
を防ぐようにしている。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
収納箱内の湿度が所望湿度よりも高く、また外気温度が
所定温度より低い場合には、低温の外気を箱内に導入し
てこの外気により収納箱内の空気を除湿するようにした
ので、外気温度が低い場合でも安定した除湿能力を得る
ことができる。
【0046】また請求項2の発明によれば、外気導入後
も収納箱内の湿度が所望湿度とならない場合には、外気
と共に冷却ユニットにても除湿を行なうようにしたので
外気温度が低い場合でも安定した除湿能力を得ることが
できる。さらに請求項3の発明によれば、先に冷却ユニ
ットを駆動した後、収納箱内の湿度が所望湿度とならな
い場合には、冷却ユニットと共に外気にても除湿を行な
うようにしたので、外気温度が低い場合でも安定した除
湿能力を得ることができる。
【0047】さらにまた請求項4の発明においては、収
納箱内の湿度が所望湿度よりも高く、また外気温度が所
定温度より低い場合、外気にての除湿が可能と判断した
場合は外気導入用ファンを駆動させ、除湿が不可能と判
断した場合は冷却ユニットを駆動させるようにしたの
で、外気温度が低い場合でも少ない電力で安定した除湿
能力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る恒温恒湿装置の構
造図。
【図2】上記恒温恒湿装置のB−B断面図。
【図3】上記恒温恒湿装置のC−C断面図。
【図4】上記恒温恒湿装置の外気導入用ファンを駆動さ
せた場合の湿度の変化を示す図。
【図5】上記外気導入用ファンを駆動させた後、冷却ユ
ニットを駆動させた場合の湿度の変化を示す図。
【図6】本発明の第2の実施例に係る恒温恒湿装置にお
ける湿度の変化を示す図。
【図7】本発明の第3の実施例に係る恒温恒湿装置の構
造図。
【図8】上記恒温恒湿装置における湿度の変化を示す
図。
【図9】従来の恒温恒湿装置の構造図。
【符号の説明】 4a 箱内 5 冷却ユニット 19,27 温度湿度制御装置 22 排気ダクト 23,29 外気導入ダクト 24 外気導入ファン 26 外気温度センサ 28 外気湿度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体の内側に伝熱パネルからなる収
    納箱を所定の間隔を存するよう配設して冷却空間を形成
    する一方、この冷却空間には冷却ユニットの蒸発器と冷
    気循環ファンとを設け、前記収納箱内には湿度センサ及
    び温度センサを設けた恒温恒湿装置において、 外気温度を検知する外気温度センサと、 前記収納箱に設けられ、外気を該箱内へ導入するための
    外気導入ダクトと、 前記収納箱に設けられ、該箱内の空気を外部に排出する
    ための排気ダクトと、 少なくとも前記外気導入ダクト及び前記排気ダクトの一
    方に設けられ、外気を導入すると共に、前記箱内の空気
    を外部に排出するための外気導入用ファンと、 前記箱内の湿度が所望湿度よりも高く、また前記外気温
    度センサの検知出力により外気温度が所定温度よりも低
    いと判断した場合には、前記外気導入用ファンを駆動さ
    せ、外気を前記箱内に導入する湿度制御装置とを設けた
    ことを特徴とする恒温恒湿装置。
  2. 【請求項2】 前記湿度制御装置は、外気導入後も前記
    箱内の湿度が所望湿度とならない場合には、前記外気導
    入用ファンと共に、前記冷却ユニットを駆動させて前記
    箱内の除湿を行なうようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の恒温恒湿装置。
  3. 【請求項3】 前記湿度制御装置は、前記箱内の湿度が
    所望湿度よりも高い場合には前記冷却ユニットを駆動さ
    せて除湿を行ない、該冷却ユニット駆動後も前記箱内の
    湿度が所望湿度とならない場合には、前記冷却ユニット
    と共に、前記外気導入用ファンを駆動させて外気を前記
    箱内へ導入させるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の恒温恒湿装置。
  4. 【請求項4】 断熱箱体の内側に伝熱パネルからなる収
    納箱を所定の間隔を存するよう配設して冷却空間を形成
    する一方、この冷却空間には冷却ユニットの蒸発器と冷
    気循環ファンとを設け、前記収納箱内には湿度センサ及
    び温度センサを設けた恒温恒湿装置において、 外気温度を検知する外気温度センサと、 外気湿度を検知する外気湿度センサと、 前記収納箱に設けられ、外気を該箱内へ導入するための
    外気導入ダクトと、 前記収納箱に設けられ、該箱内の空気を外部に排出する
    ための排気ダクトと、 少なくとも前記外気導入ダクト及び前記排気ダクトの一
    方に設けられ、外気を導入すると共に、前記箱内の空気
    を外部に排出するための外気導入用ファンと、 前記箱内の湿度が所望湿度よりも高い場合、前記外気湿
    度センサと前記箱内の湿度センサの出力に基づいて外気
    にての除湿の可否を判断し、除湿可能と判断した場合に
    は前記外気導入用ファンを駆動させ、除湿不可能と判断
    した場合には前記冷却ユニットを駆動させる湿度制御装
    置とを設けたことを特徴とする恒温恒湿装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217678A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
CN106679284A (zh) * 2017-01-03 2017-05-17 中国科学院理化技术研究所 一种易腐食品双向交替送风冷加工装置
JP2020026913A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 ホシザキ株式会社 貯蔵庫

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