JPH07269894A - 保管装置 - Google Patents

保管装置

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JPH07269894A
JPH07269894A JP6058602A JP5860294A JPH07269894A JP H07269894 A JPH07269894 A JP H07269894A JP 6058602 A JP6058602 A JP 6058602A JP 5860294 A JP5860294 A JP 5860294A JP H07269894 A JPH07269894 A JP H07269894A
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JP6058602A
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English (en)
Inventor
Hisanori Ozawa
久紀 小澤
Akihiro Morimoto
晃弘 森本
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/02Humidity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/06Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation
    • F25D17/062Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation in household refrigerators

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】気流を生起する送風手段と電子冷却ユニットを
有した物品の保管装置の制御において、庫内湿度が長時
間、過剰湿度若しくは過乾燥となることを防止する。 【構成】保存庫3に庫内湿度センサ22と庫外湿度セン
サ23を設置するとともに、上記送風手段11による気
流の通路Uの庫外に対するゲート手段18を設け、制御
手段21により、上記庫内湿度センサ22の検出値が除
湿目標値の上下限内から外れた高低湿状態の場合におい
て、庫内湿度センサ22と庫外湿度センサ23の各検出
値の比較結果に応じて外気を利用した除湿若しくは加湿
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願は、靴、衣類等の生活小
物、書物等のライブラリ小物、カメラ等の精密品を、適
度に乾燥された環境で保管する保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に上記物品は、それぞれ専用の下駄
箱、本箱等で保管されるが、このような収納箱では、
塵、埃りが付着しないようにするだけの効果しかない。
ところで、特開平3−169316号公報には、熱電素
子を用いた電子冷却ユニットの吸熱側を収納箱内に臨ま
せ、この吸熱側の温度を露点以下に設定して収納箱内の
水蒸気を凝縮させ、発生した水滴を外部に適宜排出する
ことにより、物品を適度に乾燥された環境で保管する保
管装置が開示されている。
【0003】このような保管装置を下駄箱、本箱等とし
て使用することにより、適度に乾燥された保管環境を収
納箱内に生成することが期待される。しかし、上記電子
冷却ユニットを組込んだだけの保管装置では、電子冷却
ユニットにより冷却された空気により僅かに対流が生じ
るが、強制的な空気の循環を行うものでないため、保管
装置内の空気は主に吸熱側表面近傍から水蒸気が凝縮さ
れるだけで、短時間で効率の良い除湿効果は達成し得な
い。
【0004】そこで、実開平2−117021号公報に
開示されているような、単品の除湿器を下駄箱内、本箱
内に設置することが考えられる。このような除湿器は、
電子冷却ユニットと気流生成用の回転フィンとを二つの
開口を有するケーシング内に収容し、上記回転ファンが
作用すると、一方の開口が吸入口、他方の開口が吐出口
となって、ハウジング内で上記吸入口から吐出口への気
流が生じ、吸熱側表面へ順次空気を当てつつ除湿を行う
ものである。
【0005】しかし、上記単品の除湿器を用いる除湿で
は、結露した水の処理が煩わしく、また、電源を商用交
流(以下、ACという)とする場合はAC電源コードを
既設のコンセントに接続できるようにするための構成が
複雑となり、乾電池とする場合は交換が煩わしい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
に鑑み、本発明者等は、電子冷却ユニットに回転ファン
による送風手段を付加した保管装置を考えた。このよう
な保管装置では、収納箱内の空気が循環して効率のよい
除湿ができる他、ACコードを外部に延出して既設のコ
ンセントに容易に接続することができるとともに、ドレ
イン設備の付加が簡単で結露水の処理が容易となる。
【0007】その上、本発明者等は、上記保管装置の創
案過程で以下の点について検討した。 過剰湿度となった場合、電子冷却ユニットによる除湿
能力には限度があり、適湿に戻るまでに長時間を要す
る。 過乾燥となった場合、単に電子冷却ユニットをOFF
させて収納箱内の湿度が適湿に戻ることを待つと、長時
間、過乾燥状態が持続する。
【0008】このように電子冷却ユニットの除湿作用に
よって収納箱内を適湿に制御しようとすると、過剰湿
度、過乾燥となった場合に、適湿に戻るまでに時間を要
し、物品を安定湿度で保管できないという不具合があ
る。そこで、本出願は、収納箱の外部湿度変化に対し
て、単に電子冷却ユニットと回転ファンをON−OFF
させる制御より効率的な制御を行うようにして、物品を
安定に保管する保管装置の提供を解決すべき課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、物品
が収納される保存庫と、該保存庫に設置され該保存庫内
で気流を生起する送風手段と、上記気流の通路中に吸熱
フィンを介在させたペルチェ素子による電子冷却ユニッ
トと、上記保存庫内の湿度を検知する庫内検知手段及び
上記保存庫外の湿度を検知する庫外検知手段と、上記保
存庫に付設され上記通路の庫外に対する開口を開設可能
なゲート手段と、上記庫内検知手段の検出値が庫外検知
手段の検出値より高いときゲート手段を開いて上記送風
手段だけを作動させ、両検出値がほぼ一致したときゲー
ト手段を閉じて上記電子冷却ユニットを作動させる制御
手段とを具備する。
【0010】請求項2の発明は、上記制御手段が、上記
庫内検知手段の検出値が除湿目標値の上限より高く、且
つ上記庫内検知手段の検出値が庫外検知手段の検出値よ
り高いときは、上記ゲート手段を開状態とし、上記送風
手段だけを作動させる制御を行う。請求項3の発明は、
上記制御手段が、上記庫内検知手段の検出値が除湿目標
値の下限若しくは加湿目標値より低くく、且つ上記庫内
検知手段の検出値が庫外検知手段の検出値より低いとき
は、上記ゲート手段を開状態とし、上記送風手段だけを
作動させる制御を行う。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、送風手段と電子冷却
ユニットとは、送風手段によって生起される保存庫内の
気流の通路中に配設される。ゲート手段は、上記経路に
対し庫外空気を導入する開口を選択的に開閉する。制御
手段は、送風手段と電子冷却ユニットとを共に稼働した
動的モードと、送風手段だけを稼働した送風モードとに
選択設定し、かつ、ゲート手段を開閉制御する。
【0012】そして、制御手段は、庫内検知手段の検出
値が庫外検知手段の検出値より低い場合、動的モードを
設定してゲート手段を閉状態とする。これにより、庫内
湿度は庫外湿度より低い状態に維持され、物品を乾燥保
管する。庫内検知手段の検出値が庫外検知手段の検出値
より高い場合、制御手段は、送風モードを設定してゲー
ト手段を開状態とする。このため、庫外空気が開口より
庫内に吸入され通路中の空気と混ざり、その開口より排
出されて、庫内空気を庫外の乾燥した空気に強制入替え
され、電子冷却ユニットを稼働することなく、庫内湿度
を下げることができる。
【0013】請求項2及び3の発明において、制御手段
には除湿目標値の上下限が設定され、庫内湿度が上記除
湿目標値の上下限内から外れた高低湿状態の場合におい
て、庫内検知手段の検出値に応じて庫外空気を利用した
除湿若しくは加湿を行う。即ち、請求項2は庫内湿度が
除湿目標値の上限より高い場合に、庫内湿度が庫外湿度
より高いことが検出されるときは、ゲート手段を開状態
とした庫外空気利用の除湿を行い、請求項3は庫内湿度
が除湿目標値の下限より低い場合に、庫内湿度が庫外湿
度をより低いことが検出されるときは、ゲート手段を開
状態とした庫外空気利用の加湿を行う。
【0014】
【実施例】以下、この出願に係る発明の保管装置を図1
〜3を参照して詳述する。この好適な態様は請求項1〜
3を具体化し、図1示すように下駄箱に適用したもので
ある。図1において、保管装置1は、前面に扉2を有し
た保存庫3を主体に構成されている。保存庫3の庫内
は、複数の棚4によって各室5a〜5cに区画されると
ともに、上段の室5aに隣接した上側にハウジング6に
よって機構室7が画成されている。機構室7には、モー
タ9及びファン10からなる送風手段11と、ペルチェ
素子12を吸熱フィン13と放熱フィン14との間に挟
んでなる電子冷却ユニット15とが格納され、ハウジン
グ6には、ファン9により生起される気流を各室5a〜
5cに導風する吹出窓8aと、保存庫3の後板3aと対
面し、上段の室5aと連通した開口8bとが形成されて
いる。また、各棚4は扉2及び後板3aとの間に、それ
ぞれ間隙8a′,8a″及び8b′,8b″を有し、各
室5a〜5dがそれぞれ機構室7と一巡の気流通路Uを
形成している。
【0015】また、保存庫3の後板3aには、上記気流
通路Uの庫外に対するゲート手段18が設けられてい
る。具体的に、ゲート手段18は、機構室7の開口8b
に対面して後板3aに形成された吸入口16と、最下段
の室5cに対応して後板3aに形成された排出口17
と、上記吸入口16に設けられた開閉蓋16aと、排出
口17に設けられた開閉蓋17aと、これら開閉蓋16
a及び17aを同時に開閉するモータ等による駆動手段
19とから構成されている。
【0016】本実施例の更なる構成は、上記駆動手段1
9をON−OFF指令して上記開閉蓋16a,17aを
制御する制御手段21が設けられている。制御手段21
は、例えばマイコンにて構成され、入力信号として、例
えば機構室7の開口8b付近に取付けられた庫内湿度セ
ンサ22(庫内検知手段)からの信号22aと、後板3
aの外側に取付けられた庫外湿度センサ23(庫外検知
手段)からの信号23aと、マニュアルスイッチ類24
からの信号24aを有し、出力信号として、ファン1
0、ペルチェ素子12及び駆動手段19をそれぞれON
−OFF指令する信号21a,21b及び21cを有し
ている。庫内湿度センサ22及び庫外湿度センサ23
は、信号22a,23aとしてアナログ値を出力するタ
イプでも、デジタル値を出力するタイプでもかまわな
い。前者の場合は、制御手段21の内蔵ADCでデジタ
ルの検出値に変換され、後者の場合は、ADC内蔵のプ
ログラマブルセンサを用いる。なお、電源コードや電源
スイッチ等は省略している。また、庫内湿度センサ22
は、開口8b付近に限らず下側の室5a〜5cならどこ
でもよいが、特に、開口8b付近に配置することによっ
て靴乾燥後の排気湿度を検出でき、後述する制御をより
正確に実現できる。
【0017】このような構成の保管装置1は、各室5a
〜5cに履物P1,P2を入れ、マニュアルスイッチ類
24で自動と手動を選択する。自動では、各庫内湿度セ
ンサ22の検出値に基づく乾燥制御がなされ、手動で
は、予め定めた一定時間の乾燥動作がなされた後、自動
に移行するようになっている。自動でも手動でも、ファ
ン10とペルチェ素子12を共に稼働する動的モードと
ペルチェ素子12だけを動作させる静的モードを選択で
きる。特に、各室5a〜5cの履物P1を早期に乾燥さ
せたい場合は、手動の動的モードを選択する。このと
き、ゲート手段18の各開閉蓋16a,17aは、それ
ぞれ吸入口16及び排出口17を閉じている。履物P1
をゆっくり乾燥させたい場合は、ペルチェ素子12だけ
を稼働する自動若しくは手動の静的モードに設定する。
この静的モードだけでも庫内空気の対流により履物P
1,P2は充分に適度な乾燥環境に保持できる。
【0018】ところで、本実施例の保管装置1における
自動の乾燥保管では、庫内湿度センサ22と庫外湿度セ
ンサ23とにより、ゲート手段18を選択的に開閉し、
庫外空気を利用して庫内湿度を下げる節電乾燥モードが
選択できる。この節電乾燥モードでは、上記動的モード
とファン10だけを稼働する送風モードとを選択設定
し、これら設定に対しゲート手段18の開閉状態を選択
して行う。この節電乾燥モードでの制御手段21におけ
るフローチャートを図2及び図3に示す。
【0019】図2は制御手段21の全体動作を示し、全
体動作は内部レジスタ等のイニシャライズ化を行う初期
設定S1と、主ルーチンS2とから構成される。初期設
定S1では、ペルチェ素子12,ファン10を停止し、
ゲート手段18を閉状態とする。主ルーチンS2は、S
21〔スイッチ入力処理〕→S22〔検出値読取〕→S
23〔検出値処理〕→S24〔出力〕の各サブルーチン
からなる。
【0020】ステップS21は、マニュアルスイッチ類
24からの信号24aを解読し、手動、ゲート手段18
を閉状態とした自動及び節電乾燥モードによる自動かを
認識する。手動の場合、ファン10及びペルチェ素子1
2を一定時間連続稼働する。ゲート手段18を閉状態と
した自動の場合、ステップS22,S23及びS24に
より庫内湿度センサ22からの信号22aだけに基づい
てファン10及びペルチェ素子12をON−OFF制御
する。
【0021】節電乾燥モードによる自動の場合、ステッ
プS22,S23及びS24により庫内湿度センサ22
と庫外湿度センサ23からの信号22a及び23aに基
づいて図3のフローチャートを実行する。なお、ステッ
プS24は、モータ10、ペルチェ素子12若しくはこ
れらと駆動手段19への信号21a〜21cの出力指令
である。
【0022】節電乾燥モードの最初のステップS31
〔HS1≦Hi 〕では、庫内湿度センサ22の検出値Hi
と除湿目標値の上限HS1とを比較する。庫内湿度の検出
値Hiが除湿目標値の上限HS1に等しいかこれより高い
場合(“YES”)、ステップS32〔Hi ≦HO 〕に
進んで、庫外湿度センサ23の検出値HO と庫内湿度の
検出値Hiとを比較する。そして、庫内湿度の検出値H
i が庫外湿度の検出値H O に等しいかこれより低い場合
(“YES”)、即ち、庫内湿度が除湿目標値の上限H
S1より高いが庫外湿度より低い場合、ステップS33,
S34によってペルチェ素子12及びファン10を共に
ONして(動的モード)除湿を行う。
【0023】また、ステップS32で、庫内湿度の検出
値Hi が庫外湿度の検出値HO より高い場合(“N
O”)、ステップS35〔吸・排出口・開〕→S36
〔ファンON〕により開閉蓋16a,17aを共に開動
作させ、かつ、ファン10だけを稼働した送風モードを
設定する。これにより吸気口16a及び排出口17aが
通路Uと庫外とを連通し、経路Uの気流に吸気口16a
より庫外空気が導入され、同時に経路Uの気流が排出口
17aより庫外に放出される。こうして庫内湿度は庫外
空気を利用して低下(除湿)される。
【0024】上記庫外空気を利用した乾燥中のステップ
S37〔Hi ≦HO 〕で、庫内湿度の検出値Hi が庫外
湿度の検出値HO より高い間はこの状態を続行し、庫内
湿度の検出値Hi が庫外湿度の検出値HO に等しいかこ
れより低いと判断すると、ステップS38〔吸・排出口
・閉〕及びステップS39〔ペルチェON〕を実行し、
開閉蓋16a,17aを閉状態としてペルチェ素子12
をONした動的モードを設定する。この動的モードで
は、開閉蓋16a,17aは共に閉動作され、庫内は庫
外湿度より常に低くなるように除湿されて履物P1,P
2を乾燥する。この場合、ペルチェ素子12及びファン
10の通電量の制御を行うことができる。
【0025】ステップS31で庫内湿度の検出値Hiが
除湿目標値の上限HS1より低い(“NO”)と判断され
ると、ステップS40〔HS2≧Hi 〕に進む。ステップ
40では、庫内湿度の検出値Hi が除湿目標値の下限H
S2より高い場合、即ち、庫内湿度が除湿目標値の上下限
内にある場合は現動作を維持してリターンし、庫内湿度
の検出値Hi が除湿目標値の下限HS2に等しいかこれよ
り低い場合、ステップS41によって少なくともファン
10をOFFする(静的モードとなる)。このステップ
S41において、ペルチェ素子12もOFFさせてもよ
く(停止モードとなる)、また、ペルチェ素子12の通
電量を微弱なものとしてもよい(微弱な静的モードとな
る)。
【0026】また、ステップS42〔HS3≧Hi 〕の判
断処理を実行し、庫内湿度の検出値Hi と加湿目標値H
S3とを比較する。加湿目標値HS3は、ここでは吸熱フィ
ン13の結露水が蒸発することにより庫内が湿潤される
上限であるが、もし特別に何らかの加湿手段(結露水を
ヒータで蒸発させる構成等)を備える場合は、この加湿
手段の加湿能力によって決定される。加湿目標値H
S3は、除湿目標値の下限以下に設定される。
【0027】ステップS42で庫内湿度の検出値Hi
加湿目標値HS3より高いと判断、即ち、庫内湿度が除湿
目標値の下限と加湿目標値の間のときは現動作を維持し
てリターンし、庫内湿度の検出値Hi が加湿目標値HS3
より低いと判断すると、ステップS43〔吸・排出口・
開〕及びステップS44を実行して開閉蓋16a,17
aを開いた送風モードを設定する。
【0028】上記送風モードの動作中のステップS45
〔Hi ≧HO 〕で、庫内湿度の検出値Hi が庫外湿度の
検出値HO より低い間は同送風モードを続行し、庫内湿
度の検出値Hi が庫外湿度の検出値HO に等しいかこれ
より高くなったことを判断すると、ステップS46〔吸
・排出口・閉〕を実行して保存庫3を密閉する。かくし
て、本実施例の保管装置1では、庫内湿度が除湿目標値
の上限より高く除湿を必要とする場合に、庫内湿度が庫
外湿度より高いと判断したときは、ゲート手段18を開
状態とした外気利用の除湿を行い(ステップS35,S
36)、また、庫内湿度が除湿目標値の下限(又は加湿
目標値)より低く加湿を必要とする場合に、庫内湿度が
庫外湿度より低いと判断したときは、ゲート手段18を
開状態とした外気利用の加湿を行う(ステップS43,
S44)。
【0029】従って、外気利用の除湿若しくは加湿によ
り、ペルチェ素子12の平均稼働時間を減縮して低消費
電力を図に得るとともに、過乾燥状態及び過剰湿度状態
を早急に脱出して、防湿状態への引込み能力が高まり、
物品の長期安定な保管に寄与する。次に上記実施例の動
作を次表により具体的に説明する。表1は庫外湿度が除
湿目標値の上限より高い場合、表2は庫外湿度が除湿目
標値の下限より低い場合、表2は庫内湿度が除湿目標値
の上下限内の場合である。
【0030】
【表1】 除湿目標値50〜40% 加湿目標値20%
庫外湿度60%
【0031】
【表2】 除湿目標値50〜40% 加湿目標値20%
庫外湿度30%
【0032】
【表3】 除湿目標値50〜40% 加湿目標値20%
庫外湿度45% 表1において、除湿目標値の上下限内では、動的モード
でも静的モードでも制御することができる。また、表3
において45〜50%の範囲内では、ゲート手段を閉じ
た動的モードで制御することができる。
【0033】なお、他の構成として、ゲート手段18の
構成は、実施例のものに限定しない。例えば開閉蓋16
a,17aはスライド式でもよい。また、上段の室5a
より下段の室5b,5cに開閉蓋を設けてもよいし、吸
入口16a,17aと特定せず、単に機構室7に近接さ
れた開閉制御可能な開口が設けられるだけでもよい。さ
らに、保存庫3の材質も問わない。
【0034】
【発明の効果】以上、この出願に係る発明の効果を整理
すれば、以下となる。請求項1の発明によれば、庫外湿
度が庫内湿度より低い場合に、ゲート手段を開状態にし
て送風モードを設定しているので、庫内湿度を常に庫外
湿度以下に制御し、物品を安定に保管することができ
る。
【0035】また、ペルチェ素子の平均稼働時間を減縮
して低消費電力を図ることができる。請求項2の発明に
よれば、庫内湿度が除湿目標値の下限(又は加湿目標
値)より高い場合において、庫内湿度が庫外湿度より高
いときは、外気を導入して除湿を行うようにしたので、
過剰湿度状態を早急に脱出し得るとともに、請求項1と
同様に、ペルチェ素子の平均稼働時間を減縮して低消費
電力を図り、庫内湿度を常に除湿目標値以下に制御す
る。
【0036】請求項3の発明によれば、庫内湿度が除湿
目標値の下限(又は加湿目標値)より低下した場合にお
いて、庫内湿度が庫外湿度より低いときは、外気を利用
した加湿を行うようにしたので、ペルチェ素子を停止し
て湿度上昇を待つ消極的な制御に比し、早急に湿度を上
昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本出願に係る保管装置の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】 図1に示す保管装置の全体動作を示すフロー
チャートである。
【図3】 図2の検出値処理ステップを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…保管装置、 3…保存庫、11
…送風手段、 15…電子冷却ユニッ
ト、18…ゲート手段、 21…制御手
段、22…庫内湿度センサ(庫内検知手段)、23…庫
外湿度センサ(庫外検知手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が収納される保存庫と、 該保存庫に設置され該保存庫内で気流を生起する送風手
    段と、 上記気流の通路中に吸熱フィンを介在させたペルチェ素
    子による電子冷却ユニットと、 上記保存庫内の湿度を検知する庫内検知手段及び上記保
    存庫外の湿度を検知する庫外検知手段と、 上記保存庫に付設され上記通路の庫外に対する開口を開
    設可能なゲート手段と、 上記庫内検知手段の検出値が庫外検知手段の検出値より
    高いときゲート手段を開いて上記送風手段だけを作動さ
    せ、両検出値がほぼ一致したときゲート手段を閉じて上
    記電子冷却ユニットを作動させる制御手段とを具備した
    保管装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記庫内検知手段の検
    出値が除湿目標値の上限より高く、且つ上記庫内検知手
    段の検出値が庫外検知手段の検出値より高いときは、上
    記ゲート手段を開状態とし、上記送風手段だけを作動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の保管装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が、上記庫内検知手段の検
    出値が除湿目標値の下限若しくは加湿目標値より低く
    く、且つ上記庫内検知手段の検出値が庫外検知手段の検
    出値より低いときは、上記ゲート手段を開状態とし、上
    記送風手段だけを作動させることを特徴とする保管装
    置。
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