JPH06281330A - 除湿乾燥機 - Google Patents
除湿乾燥機Info
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- JPH06281330A JPH06281330A JP5071353A JP7135393A JPH06281330A JP H06281330 A JPH06281330 A JP H06281330A JP 5071353 A JP5071353 A JP 5071353A JP 7135393 A JP7135393 A JP 7135393A JP H06281330 A JPH06281330 A JP H06281330A
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- dehumidifying
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- circulation fan
- circulation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/85—Food storage or conservation, e.g. cooling or drying
Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 乾燥対象物の貯留室1に通風される空気の循
環路R中に、送風方向を反転自在な循環ファン3とヒー
トポンプ式の除湿装置4とが配設され、除湿装置4を作
動させると共に所定時間毎に循環ファン3の送風方向を
反転させる定常制御を実行する制御手段11が設けられ
ている除湿乾燥機において、貯留室1又は循環路Rの温
度を検出する温度センサ13が設けられ、制御手段11
は、運転開始時に温度センサ13の検出温度が設定温度
以上であれば定常制御を開始し、一方、運転開始時に検
出温度が設定温度未満であれば、循環ファン3の送風方
向を、循環ファン3、除湿装置4、貯留室1の順に風が
流れる方向に固定し、且つ、検出温度が設定温度に達す
るまで除湿装置4の作動開始を遅延させる。 【効果】 低温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の
運転開始等において、循環ファンのモータの排熱を利用
して暖気運転を行い、ヒートポンプによる除湿運転への
より早い移行を自動的にできる。
環路R中に、送風方向を反転自在な循環ファン3とヒー
トポンプ式の除湿装置4とが配設され、除湿装置4を作
動させると共に所定時間毎に循環ファン3の送風方向を
反転させる定常制御を実行する制御手段11が設けられ
ている除湿乾燥機において、貯留室1又は循環路Rの温
度を検出する温度センサ13が設けられ、制御手段11
は、運転開始時に温度センサ13の検出温度が設定温度
以上であれば定常制御を開始し、一方、運転開始時に検
出温度が設定温度未満であれば、循環ファン3の送風方
向を、循環ファン3、除湿装置4、貯留室1の順に風が
流れる方向に固定し、且つ、検出温度が設定温度に達す
るまで除湿装置4の作動開始を遅延させる。 【効果】 低温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の
運転開始等において、循環ファンのモータの排熱を利用
して暖気運転を行い、ヒートポンプによる除湿運転への
より早い移行を自動的にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥対象物の貯留室に
通風される空気の循環路中に、送風方向を反転自在な循
環ファンとヒートポンプ式の除湿装置とが配設され、前
記除湿装置を作動させると共に所定時間毎に前記循環フ
ァンの送風方向を反転させる定常制御を実行する制御手
段が設けられている除湿乾燥機に関する。
通風される空気の循環路中に、送風方向を反転自在な循
環ファンとヒートポンプ式の除湿装置とが配設され、前
記除湿装置を作動させると共に所定時間毎に前記循環フ
ァンの送風方向を反転させる定常制御を実行する制御手
段が設けられている除湿乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる除湿乾燥機においては、貯留室に
貯留された穀物や野菜等の乾燥対象物が場所によらずに
できるだけ均一に乾燥されることが要求される。このた
め、除湿装置で除湿された乾燥用空気を貯留室に通風す
る方向を所定時間毎に反転させることが従来から行われ
ている。例えば、貯留室の左から右への通風と右から左
への通風を10分毎に繰り返すといった具合である。
貯留された穀物や野菜等の乾燥対象物が場所によらずに
できるだけ均一に乾燥されることが要求される。このた
め、除湿装置で除湿された乾燥用空気を貯留室に通風す
る方向を所定時間毎に反転させることが従来から行われ
ている。例えば、貯留室の左から右への通風と右から左
への通風を10分毎に繰り返すといった具合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のヒートポンプ式
除湿装置は、循環路の空気(の一部)を蒸発器を通過さ
せて冷却することにより除湿し、凝縮器を通過させて再
加熱し、乾燥用空気とするものであるが、その冷媒の性
能上、約5℃以下からの運転ができない。従って、例え
ば零度近くの乾燥対象物を貯留室に搬入した場合は、し
ばらく放置して、乾燥対象物の温度が自然上昇してから
運転を開始させる。又、すぐに運転を開始させたとして
も、ヒートポンプ回路による除湿機能は作動せず、単に
空気の循環通風のみが行われることになる。
除湿装置は、循環路の空気(の一部)を蒸発器を通過さ
せて冷却することにより除湿し、凝縮器を通過させて再
加熱し、乾燥用空気とするものであるが、その冷媒の性
能上、約5℃以下からの運転ができない。従って、例え
ば零度近くの乾燥対象物を貯留室に搬入した場合は、し
ばらく放置して、乾燥対象物の温度が自然上昇してから
運転を開始させる。又、すぐに運転を開始させたとして
も、ヒートポンプ回路による除湿機能は作動せず、単に
空気の循環通風のみが行われることになる。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記のように低
温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の運転開始等に
おいて、循環ファンのモータの排熱を利用して暖気運転
を自動的に行う除湿乾燥機を提供することにある。
温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の運転開始等に
おいて、循環ファンのモータの排熱を利用して暖気運転
を自動的に行う除湿乾燥機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による除湿乾燥機
は、乾燥対象物の貯留室に通風される空気の循環路中
に、送風方向を反転自在な循環ファンとヒートポンプ式
の除湿装置とが配設され、前記除湿装置を作動させると
共に所定時間毎に前記循環ファンの送風方向を反転させ
る定常制御を実行する制御手段が設けられているもので
あって、その特徴構成は、前記貯留室又は循環路の温度
を検出する温度センサが設けられ、前記制御手段は、運
転開始時に前記温度センサの検出温度が設定温度(例え
ば5℃)以上であれば前記定常制御を開始し、一方、運
転開始時に前記検出温度が設定温度未満であれば、前記
循環ファンの送風方向を、前記循環ファン、前記除湿装
置、前記貯留室の順に風が流れる方向に固定し、且つ、
前記検出温度が設定温度に達するまで前記除湿装置の作
動開始を遅延させるように構成されている点にある。
は、乾燥対象物の貯留室に通風される空気の循環路中
に、送風方向を反転自在な循環ファンとヒートポンプ式
の除湿装置とが配設され、前記除湿装置を作動させると
共に所定時間毎に前記循環ファンの送風方向を反転させ
る定常制御を実行する制御手段が設けられているもので
あって、その特徴構成は、前記貯留室又は循環路の温度
を検出する温度センサが設けられ、前記制御手段は、運
転開始時に前記温度センサの検出温度が設定温度(例え
ば5℃)以上であれば前記定常制御を開始し、一方、運
転開始時に前記検出温度が設定温度未満であれば、前記
循環ファンの送風方向を、前記循環ファン、前記除湿装
置、前記貯留室の順に風が流れる方向に固定し、且つ、
前記検出温度が設定温度に達するまで前記除湿装置の作
動開始を遅延させるように構成されている点にある。
【0006】又、前記除湿装置が、室外凝縮器との協働
により冷房除湿モードと暖房除湿モードとに切換自在に
構成され、前記制御手段が、定常制御において、前記冷
房除湿モードと前記暖房除湿モードとを切り換えること
により前記温度センサの検出温度が目標温度範囲内に維
持されるように制御する構成であることが望ましい。つ
まり、この場合の温度センサは、定常制御のためと上記
運転開始時の制御のために兼用されることになる。
により冷房除湿モードと暖房除湿モードとに切換自在に
構成され、前記制御手段が、定常制御において、前記冷
房除湿モードと前記暖房除湿モードとを切り換えること
により前記温度センサの検出温度が目標温度範囲内に維
持されるように制御する構成であることが望ましい。つ
まり、この場合の温度センサは、定常制御のためと上記
運転開始時の制御のために兼用されることになる。
【0007】
【作用】上記の特徴構成によれば、貯留室又は循環路の
温度を検出する温度センサの検出温度に基づいて、制御
手段が、運転開始時に定常制御を開始すべきか否かを判
断する。定常制御を開始できる温度に達していないとき
は、循環ファンのモータの排熱を利用して、より早くヒ
ートポンプによる除湿運転を開始できるように制御す
る。つまり、定常制御のように所定時間毎に前記循環フ
ァンの送風方向を反転させるのではなく、循環ファン、
除湿装置、貯留室の順に風が流れる方向に固定して、循
環ファンモータの排熱により加熱された空気を除湿装置
に供給する。そして、前記温度センサの検出温度が設定
温度に達すれば除湿装置の作動を開始させる。
温度を検出する温度センサの検出温度に基づいて、制御
手段が、運転開始時に定常制御を開始すべきか否かを判
断する。定常制御を開始できる温度に達していないとき
は、循環ファンのモータの排熱を利用して、より早くヒ
ートポンプによる除湿運転を開始できるように制御す
る。つまり、定常制御のように所定時間毎に前記循環フ
ァンの送風方向を反転させるのではなく、循環ファン、
除湿装置、貯留室の順に風が流れる方向に固定して、循
環ファンモータの排熱により加熱された空気を除湿装置
に供給する。そして、前記温度センサの検出温度が設定
温度に達すれば除湿装置の作動を開始させる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明の除湿乾燥機によれば、
低温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の運転開始等
において、循環ファンのモータの排熱を利用して暖気運
転を行い、ヒートポンプによる除湿運転へのより早い移
行を自動的にできるようになった。
低温の乾燥対象物を貯留室に搬入した直後の運転開始等
において、循環ファンのモータの排熱を利用して暖気運
転を行い、ヒートポンプによる除湿運転へのより早い移
行を自動的にできるようになった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、野菜や穀物等の乾燥
対象物を載置した棚台車DAが収納される貯留室(以
下、内室という)1と外室構成体2との間に循環路Rが
形成されている。循環路Rのうち、上側循環路には送風
方向を反転自在な循環ファン3が設けられ、左側循環路
にはヒートポンプ式の除湿装置4の室内側ユニットが設
けられている。かかる構成により、除湿装置4で除湿さ
れた乾燥用空気が、循環路Rを通って内室1の右側面1
aから左側面1bへ、又は逆方向に通風される。通風方
向を所定時間毎に交互に切り換えることにより乾燥状態
の均一化を図っている。
する。図1及び図2に示すように、野菜や穀物等の乾燥
対象物を載置した棚台車DAが収納される貯留室(以
下、内室という)1と外室構成体2との間に循環路Rが
形成されている。循環路Rのうち、上側循環路には送風
方向を反転自在な循環ファン3が設けられ、左側循環路
にはヒートポンプ式の除湿装置4の室内側ユニットが設
けられている。かかる構成により、除湿装置4で除湿さ
れた乾燥用空気が、循環路Rを通って内室1の右側面1
aから左側面1bへ、又は逆方向に通風される。通風方
向を所定時間毎に交互に切り換えることにより乾燥状態
の均一化を図っている。
【0010】又、除湿装置4の上下に、循環路Rと機外
との連通口5,6と、それぞれの開閉ダンパ7,8とが
設けられている。連通口5,6が閉じられた状態では、
除湿装置4で除湿された乾燥用空気を循環させる(循
環)除湿運転が行われ、一方、連通口5,6が開けられ
た状態では外気を導入してそのまま内室1に通風したの
ち排出する通風運転が行われる。この場合、連通口5,
6は、通風方向によって除湿装置4の下流側に位置する
一方が吸気口となり、上流側に位置する他方が排気口と
なる。例えば、図1で循環ファン3の送風方向が右向き
の場合は、上側の連通口5が吸気口、下側の連通口6が
排気口となる。
との連通口5,6と、それぞれの開閉ダンパ7,8とが
設けられている。連通口5,6が閉じられた状態では、
除湿装置4で除湿された乾燥用空気を循環させる(循
環)除湿運転が行われ、一方、連通口5,6が開けられ
た状態では外気を導入してそのまま内室1に通風したの
ち排出する通風運転が行われる。この場合、連通口5,
6は、通風方向によって除湿装置4の下流側に位置する
一方が吸気口となり、上流側に位置する他方が排気口と
なる。例えば、図1で循環ファン3の送風方向が右向き
の場合は、上側の連通口5が吸気口、下側の連通口6が
排気口となる。
【0011】上側の連通口5から外側に、上方への開口
を有するダクト9が付設されている。これは、循環ファ
ン3から発生し連通口5から機外に漏れる騒音を上方へ
発散させるためのものであり、その内面には吸音材が貼
り付けられている。尚、機外に漏れる騒音をできるだけ
抑えるための他の施策として、循環ファン3をできるだ
け奥(図1の右側)の方に配設し、連通口5から循環フ
ァン3までの循環路Rの天壁及び底壁に音反射板10を
立設している。
を有するダクト9が付設されている。これは、循環ファ
ン3から発生し連通口5から機外に漏れる騒音を上方へ
発散させるためのものであり、その内面には吸音材が貼
り付けられている。尚、機外に漏れる騒音をできるだけ
抑えるための他の施策として、循環ファン3をできるだ
け奥(図1の右側)の方に配設し、連通口5から循環フ
ァン3までの循環路Rの天壁及び底壁に音反射板10を
立設している。
【0012】連通口5,6が開けられた状態での通風運
転においては除湿装置4は停止され、循環路Rのうちの
除湿装置4(室内側ユニット)が位置する部分は、その
上流側及び下流側から遮断される。この通風運転は、乾
燥対象物の含水率が多い乾燥初期において、外気の温度
が比較的高く、湿度が低い場合に行われる。外気の湿度
が高い場合や乾燥対象物の乾燥状態がある程度進行すれ
ば、連通口5,6を閉じて除湿装置4を作動させる除湿
運転が行われる。
転においては除湿装置4は停止され、循環路Rのうちの
除湿装置4(室内側ユニット)が位置する部分は、その
上流側及び下流側から遮断される。この通風運転は、乾
燥対象物の含水率が多い乾燥初期において、外気の温度
が比較的高く、湿度が低い場合に行われる。外気の湿度
が高い場合や乾燥対象物の乾燥状態がある程度進行すれ
ば、連通口5,6を閉じて除湿装置4を作動させる除湿
運転が行われる。
【0013】除湿装置4は、蒸発器4a、凝縮器4b、
室内ファン4c等を備える室内側ユニットと、室外凝縮
器4d、室外ファン4e等を備える室外側ユニットが一
体の枠体に配設されて構成されている。但し、圧縮機は
別途設けられている(図示せず)。これらは、図3に示
すヒートポンプ回路を構成している。図中、4fは膨張
弁又はキャピラリーチューブ、4gは電磁開閉弁であ
る。圧縮機、ファン4c,4e、電磁開閉弁4g、及
び、前述の循環ファン3等は、図4に示すように、制御
手段11にて制御される。
室内ファン4c等を備える室内側ユニットと、室外凝縮
器4d、室外ファン4e等を備える室外側ユニットが一
体の枠体に配設されて構成されている。但し、圧縮機は
別途設けられている(図示せず)。これらは、図3に示
すヒートポンプ回路を構成している。図中、4fは膨張
弁又はキャピラリーチューブ、4gは電磁開閉弁であ
る。圧縮機、ファン4c,4e、電磁開閉弁4g、及
び、前述の循環ファン3等は、図4に示すように、制御
手段11にて制御される。
【0014】除湿装置4は、電磁開閉弁4gの開閉制御
により、以下のように冷房除湿モードと暖房除湿モード
とに切り換えられる。制御手段11が電磁開閉弁4gを
閉じると、圧縮機からの冷媒は室外凝縮機4dには流れ
ず、全部の冷媒が室内の凝縮器4bを通ったのち蒸発器
4aに流れる。凝縮器4bによる暖房熱量は蒸発器4a
による冷房熱量より、圧縮機の入力に相当する熱量分だ
け大きいため、蒸発器4aと凝縮器4bを順番に通過す
る空気に対して暖房気味の除湿(暖房除湿)が行われ
る。一方、電磁開閉弁4gを開くと、圧縮機からの冷媒
は室内凝縮器4bと室外凝縮機4dとに分流した後、合
流して室内蒸発器4aに流れる。従って、暖房(放熱)
が室内凝縮器4bと室外凝縮機4dとで分担される。そ
の結果、室内凝縮器4bによる暖房熱量は蒸発器4aに
よる冷房熱量より小さくなり、冷房気味の除湿(冷房除
湿)が行われる。
により、以下のように冷房除湿モードと暖房除湿モード
とに切り換えられる。制御手段11が電磁開閉弁4gを
閉じると、圧縮機からの冷媒は室外凝縮機4dには流れ
ず、全部の冷媒が室内の凝縮器4bを通ったのち蒸発器
4aに流れる。凝縮器4bによる暖房熱量は蒸発器4a
による冷房熱量より、圧縮機の入力に相当する熱量分だ
け大きいため、蒸発器4aと凝縮器4bを順番に通過す
る空気に対して暖房気味の除湿(暖房除湿)が行われ
る。一方、電磁開閉弁4gを開くと、圧縮機からの冷媒
は室内凝縮器4bと室外凝縮機4dとに分流した後、合
流して室内蒸発器4aに流れる。従って、暖房(放熱)
が室内凝縮器4bと室外凝縮機4dとで分担される。そ
の結果、室内凝縮器4bによる暖房熱量は蒸発器4aに
よる冷房熱量より小さくなり、冷房気味の除湿(冷房除
湿)が行われる。
【0015】制御手段は、上記のような冷房除湿モード
と暖房除湿モードとの切り換えにより、除湿運転におけ
る温調制御を実行する。このために、図1に示すよう
に、二つの温度センサ12,13が内室1の入口及び出
口、即ち循環路Rとの連通部に設けられ、これらの検出
信号が制御手段11に入力されている。制御手段11
は、これらの検出温度T1,T2の平均値(Ta=(T
1+T2)/2)がキーパネル等の設定手段14にて設
定された目標温度範囲内に維持されるように、上記温調
制御を実行する。検出温度T1,T2の平均値Taに基
づいて制御するのは、循環ファン3の送風方向(内室1
への通風方向)が所定時間ごとに反転するからである。
と暖房除湿モードとの切り換えにより、除湿運転におけ
る温調制御を実行する。このために、図1に示すよう
に、二つの温度センサ12,13が内室1の入口及び出
口、即ち循環路Rとの連通部に設けられ、これらの検出
信号が制御手段11に入力されている。制御手段11
は、これらの検出温度T1,T2の平均値(Ta=(T
1+T2)/2)がキーパネル等の設定手段14にて設
定された目標温度範囲内に維持されるように、上記温調
制御を実行する。検出温度T1,T2の平均値Taに基
づいて制御するのは、循環ファン3の送風方向(内室1
への通風方向)が所定時間ごとに反転するからである。
【0016】制御手段が実行する除湿運転制御の概略フ
ローを、図5に示す。除湿運転が開始すると、先ず、検
出温度T1,T2が読み取られ、これらの平均値(以
下、平均温度という)Taが算出される。次に、処理
(イ)に示すように循環ファン3から遠い方の温度セン
サ13の検出温度T2が設定温度5℃を越えているかど
うかがチェックされる。5℃を越えていれば、処理
(ロ)以降の定常制御を実行する。即ち、除湿装置4
(圧縮機、ファン等)を作動させ、上述した平均温度T
aに基づく温調制御と共に、循環ファン3の送風方向を
所定時間(例えば10分)毎に反転させる送風方向反転
制御を実行する。乾燥が完了するまでこれらの処理が繰
り返される。乾燥が完了したか否かは、棚台車DAの底
部に備えられた重量センサ15の検出情報に基づいて、
乾燥対象物の含水量の低下に伴う重量変化から判断され
る。
ローを、図5に示す。除湿運転が開始すると、先ず、検
出温度T1,T2が読み取られ、これらの平均値(以
下、平均温度という)Taが算出される。次に、処理
(イ)に示すように循環ファン3から遠い方の温度セン
サ13の検出温度T2が設定温度5℃を越えているかど
うかがチェックされる。5℃を越えていれば、処理
(ロ)以降の定常制御を実行する。即ち、除湿装置4
(圧縮機、ファン等)を作動させ、上述した平均温度T
aに基づく温調制御と共に、循環ファン3の送風方向を
所定時間(例えば10分)毎に反転させる送風方向反転
制御を実行する。乾燥が完了するまでこれらの処理が繰
り返される。乾燥が完了したか否かは、棚台車DAの底
部に備えられた重量センサ15の検出情報に基づいて、
乾燥対象物の含水量の低下に伴う重量変化から判断され
る。
【0017】一方、処理(イ)の判断において検出温度
T2が設定温度5℃以下である場合は、処理(ハ)以降
の暖気運転制御が行われる。即ち、除湿装置4を停止
し、循環ファン3の送風方向が、図1で左向きに固定さ
れる。つまり、循環ファン3、除湿装置4、内室1の順
に風が流れる。これにより、循環ファン3のモータの排
熱で加熱された空気が除湿装置4に流れることになる。
このような暖気運転を行うのは、ヒートポンプ式の除湿
装置4が、その冷媒の性能上5℃以下からの運転ができ
ないからである。
T2が設定温度5℃以下である場合は、処理(ハ)以降
の暖気運転制御が行われる。即ち、除湿装置4を停止
し、循環ファン3の送風方向が、図1で左向きに固定さ
れる。つまり、循環ファン3、除湿装置4、内室1の順
に風が流れる。これにより、循環ファン3のモータの排
熱で加熱された空気が除湿装置4に流れることになる。
このような暖気運転を行うのは、ヒートポンプ式の除湿
装置4が、その冷媒の性能上5℃以下からの運転ができ
ないからである。
【0018】検出温度T2が5℃を越えれば前述の定常
制御に移行して除湿装置4の作動が開始される。そし
て、目標温度(例えば25℃)付近に達するまでは前述
の温調制御によって暖房除湿運転が行われることにな
る。尚、定常制御への移行時に送風方向反転制御のため
のタイマがリセットされ、所定時間経過するまでは送風
方向は反転しない。
制御に移行して除湿装置4の作動が開始される。そし
て、目標温度(例えば25℃)付近に達するまでは前述
の温調制御によって暖房除湿運転が行われることにな
る。尚、定常制御への移行時に送風方向反転制御のため
のタイマがリセットされ、所定時間経過するまでは送風
方向は反転しない。
【0019】以下に上記実施例の変更態様を列記する。 上記実施例では、運転開始時に暖気運転制御を行う
条件、及び、暖気運転制御から定常制御に移行する条件
を判断するための検出温度として、循環ファン3から遠
い方の温度センサ13の検出温度T2の検出温度のみを
用いたが、二つの温度センサ12,13の検出温度T
1,T2の平均値Taを用いて判断してもよい。又、内
室1或いは循環路Rに温度センサを設けて、その検出温
度に基づいて判断してもよい。
条件、及び、暖気運転制御から定常制御に移行する条件
を判断するための検出温度として、循環ファン3から遠
い方の温度センサ13の検出温度T2の検出温度のみを
用いたが、二つの温度センサ12,13の検出温度T
1,T2の平均値Taを用いて判断してもよい。又、内
室1或いは循環路Rに温度センサを設けて、その検出温
度に基づいて判断してもよい。
【0020】 室外凝縮機4dの冷媒管路に介装され
た電磁開閉弁4gを流量可変の比例弁に変えて、除湿装
置4の室内凝縮機4bによる再加熱量を調節できるよう
にしてもよい。又、除湿装置4が冷房除湿モードと暖房
除湿モードとに切り換えられる必要は必ずしもなく、例
えば、室外凝縮機4dを有しない暖房除湿のみ可能な除
湿装置であってもよい。この場合に乾燥用空気の温度が
上昇し過ぎないようにするには、例えば、定期的に除湿
装置4を停止して外気を導入すればよい。
た電磁開閉弁4gを流量可変の比例弁に変えて、除湿装
置4の室内凝縮機4bによる再加熱量を調節できるよう
にしてもよい。又、除湿装置4が冷房除湿モードと暖房
除湿モードとに切り換えられる必要は必ずしもなく、例
えば、室外凝縮機4dを有しない暖房除湿のみ可能な除
湿装置であってもよい。この場合に乾燥用空気の温度が
上昇し過ぎないようにするには、例えば、定期的に除湿
装置4を停止して外気を導入すればよい。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施例に係る除湿乾燥機の概略を示す
側面断面図
側面断面図
【図2】除湿乾燥機の概略を示す平面断面図
【図3】除湿装置のヒートポンプ回路を示す模式図
【図4】除湿乾燥機の制御ブロック図
【図5】除湿運転制御の流れ図
1 貯留室 3 循環ファン 4 除湿装置 4d 室外凝縮機 11 制御手段 12,13 温度センサ R 循環路
Claims (2)
- 【請求項1】 乾燥対象物の貯留室(1)に通風される
空気の循環路(R)中に、送風方向を反転自在な循環フ
ァン(3)とヒートポンプ式の除湿装置(4)とが配設
され、前記除湿装置(4)を作動させると共に所定時間
毎に前記循環ファン(3)の送風方向を反転させる定常
制御を実行する制御手段(11)が設けられている除湿
乾燥機であって、 前記貯留室(1)又は循環路(R)の温度を検出する温
度センサ(13)が設けられ、前記制御手段(11)
は、運転開始時に前記温度センサ(13)の検出温度が
設定温度以上であれば前記定常制御を開始し、一方、運
転開始時に前記検出温度が設定温度未満であれば、前記
循環ファン(3)の送風方向を、前記循環ファン
(3)、前記除湿装置(4)、前記貯留室(1)の順に
風が流れる方向に固定し、且つ、前記検出温度が設定温
度に達するまで前記除湿装置(4)の作動開始を遅延さ
せるように構成されている除湿乾燥機。 - 【請求項2】 前記除湿装置(4)が、室外凝縮器(4
d)との協働により冷房除湿モードと暖房除湿モードと
に切換自在に構成され、前記制御手段(11)が、定常
制御において、前記冷房除湿モードと前記暖房除湿モー
ドとを切り換えることにより前記温度センサ(12,1
3)の検出温度が目標温度範囲内に維持されるように制
御する請求項1記載の除湿乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071353A JPH06281330A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 除湿乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071353A JPH06281330A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 除湿乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281330A true JPH06281330A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13458053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5071353A Pending JPH06281330A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 除湿乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06281330A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100451385B1 (ko) * | 2000-10-10 | 2004-10-08 | 오귀녀 | 소방용품 건조기 |
JP2015522150A (ja) * | 2012-07-18 | 2015-08-03 | 李尚祐 | 室温乾燥システム |
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CN116067131A (zh) * | 2022-12-12 | 2023-05-05 | 国网浙江省电力有限公司营销服务中心 | 一种云控空气源热泵农产品烘干系统 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5071353A patent/JPH06281330A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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