JPH0682121A - 農水産物の乾燥貯蔵装置 - Google Patents

農水産物の乾燥貯蔵装置

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JPH0682121A
JPH0682121A JP23435592A JP23435592A JPH0682121A JP H0682121 A JPH0682121 A JP H0682121A JP 23435592 A JP23435592 A JP 23435592A JP 23435592 A JP23435592 A JP 23435592A JP H0682121 A JPH0682121 A JP H0682121A
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JP
Japan
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air
storage chamber
drying
outside air
drying process
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JP23435592A
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Koichi Yamade
光一 山出
Yasuo Uchikawa
靖夫 内川
Toshikazu Okumura
敏和 奥村
Ryuzo Nakamura
隆三 中村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency
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    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 農水産物の乾燥貯蔵装置において、貯留室1
に対し循環供給する空気を蒸発器15で冷却除湿すると
ともに凝縮器16で再熱する乾燥処理用の除湿運転と、
貯留室1に対し循環供給する空気を蒸発器15で冷却す
る貯蔵用の冷房運転とに切り換え自在なヒートポンプ式
の空調装置4を設け、貯留室1内における処理対象物G
の乾燥度dを検出する検出手段21を設け、この検出手
段21の検出情報に基づき、除湿運転による乾燥処理に
おいて処理対象物Gが所定乾燥度dbに至ると空調装置
4を除湿運転から貯蔵用の冷房運転へ自動的に切り換え
る制御手段20を設けてある。 【効果】 乾燥から低温保存に至る一連の処理を容易、
かつ、能率良く実施でき、又、処理対象物の品質を高く
保ち得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農水産物の乾燥貯蔵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農水産物を乾燥処理し、その後、
低温貯蔵するには、処理対象物を天日乾燥したり、ある
いは、ヒートポンプ式や燃焼加熱式の乾燥装置を備える
乾燥庫において乾燥処理し、そして、それら乾燥におい
て処理対象物の乾燥度を作業者が判断し、所望の乾燥度
に至ると処理対象物を冷蔵庫へ移し冷蔵庫内で低温保存
するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、乾燥度のチェ
ック作業が煩雑であるとともに、乾燥処理後に処理対象
物を冷蔵庫へ移す作業に時間と労力を要し、このため、
全体としての処理能率が低く、又、冷蔵庫への移送や乾
燥度の判断ミスにより品質低下を招く問題があった。
【0004】本発明の目的は、ヒートポンプを利用した
合理的な装置構成により、高い処理能率で、又、品質を
高く維持しながら農水産物の乾燥貯蔵を行えるようにす
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による農水産物の
乾燥貯蔵装置の第1特徴構成は、貯留室に対し循環供給
する空気を蒸発器で冷却除湿するとともに凝縮器で再熱
する乾燥処理用の除湿運転と、前記貯留室に対し循環供
給する空気を蒸発器で冷却する貯蔵用の冷房運転とに切
り換え自在なヒートポンプ式の空調装置を設け、前記貯
留室内における処理対象物の乾燥度を検出する検出手段
を設け、この検出手段の検出情報に基づき、前記の除湿
運転による乾燥処理において処理対象物が所定乾燥度に
至ると前記空調装置を前記の除湿運転から貯蔵用の冷房
運転へ自動的に切り換える制御手段を設けたことにあ
り、その作用・効果は次の通りである。
【0006】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成においては、ヒー
トポンプが蒸発器での冷却機能と凝縮器での加熱機能を
備えることを利用して、先ず、それら冷却機能と加熱機
能との両方を用い、蒸発器で冷却除湿するとともに凝縮
器で再熱した空気を貯留室に循環供給する除湿運転、す
なわち、冷却除湿により室内の絶対湿度を低下させなが
ら再熱により室内温度をある程度高く保つ除湿運転を実
施することにより、貯留室内における処理対象物からの
水分蒸散を効果的に促進し、これにより処理対象物を乾
燥処理する。
【0007】そして、この乾燥処理の実施において処理
対象物の乾燥度が所定乾燥度に至ると、検出手段の乾燥
度検出に基づいて制御手段により、空調装置が上記の除
湿運転から、次には蒸発器の冷却機能を用いて貯留室へ
の循環供給空気を冷却する冷房運転へ自動的に切り換え
られ、これにより、その貯留室内の処理対象物が乾燥処
理に続き室内の冷房雰囲気中で低温保存される状態に移
行する。
【0008】
【発明の効果】すなわち、本発明の第1特徴構成によれ
ば、従来の如き乾燥度のチェック作業や乾燥処理後にお
ける処理対象物の移送作業を必要とせず、又、除湿運転
による乾燥処理から冷房運転による低温保存への切り換
えが自動的に行われることで、乾燥から低温保存に至る
一連の処理を容易、かつ、能率良く実施し得るに至り、
その上、移送が不要となること、及び、乾燥度の判断ミ
スを回避できて所定の乾燥度で的確に乾燥処理から低温
保存へ移行できることにより、移送や判断ミスによる品
質低下を防止でき、処理対象物の品質を高く保ち得るに
至った。
【0009】〔本発明の第2特徴構成〕本発明による農
水産物の乾燥貯蔵装置の第2特徴構成は、前記空調装置
を、前記貯留室に対し外気を通風する通風運転の選択実
施が可能な構成とし、外気状態を検出する外気検出手
段、及び、その外気検出手段の検出情報に基づき前記の
通風運転による処理対象物の予乾燥処理が可能か否かを
判定する判定手段を設け、前記制御手段を、前記判定手
段の判定結果に基づき、通風運転による予乾燥処理が不
能なときには前記の除湿運転を実施し、かつ、通風運転
による予乾燥処理が可能なときには通風運転を実施する
とともに、その通風運転による予乾燥処理において前記
検出手段による検出乾燥度が所定乾燥度に至ると、又
は、前記判定手段の判定結果が予乾燥処理不能となる
と、前記空調装置を通風運転から除湿運転へ自動的に切
り換える構成としてあることにある。
【0010】つまり、この第2特徴構成においては、外
気の通風による予乾燥処理が可能な外気状態であると、
貯留室に対し外気通風する通風運転が前述の除湿運転に
よる乾燥処理に先立ち制御手段により自動的に選択実施
され、この外気の通風運転により、貯留室内に収納した
処理対象物から通風外気中へ水分蒸散させて、その蒸散
水分を通風外気とともに室内から排出し、又、その排出
により水分蒸散をさに促進し、これにより処理対象物の
予乾燥が行われる。
【0011】そして、この外気の通風による予乾燥処理
において処理対象物の乾燥度が所定の乾燥度に至ると、
又は、予乾燥処理が不能な外気状態になると、検出手段
による乾燥度検出や判定手段の判定結果に基づいて制御
手段により、空調装置が上記の通風運転から前記の除湿
運転へ自動的に切り換えられ、これにより、予乾燥処理
に続き除湿運転による乾燥処理、及び、それに続く冷房
運転による低温保存へと自動的に移行する。
【0012】すなわち、この第2特徴構成によれば、外
気を利用した予乾燥により、乾燥処理に要する消費動力
を節減できて処理コストを低減でき、又、外気通風によ
る予乾燥処理の選択実施、及び、その外気通風による予
乾燥処理から除湿運転による乾燥処理への移行が、夫
々、自動的かつ的確に、又、処理対象物の移送を伴うこ
となく行われることで、処理能率を高く維持できるとと
もに、処理対象物の品質を高く維持できる。
【0013】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0014】図1及び図2は農作物や水産物の乾燥貯蔵
庫を示し、庫内の貯留室1における一側壁のほぼ全面を
吹出口2とし、又、それに対向する側壁のほぼ全面を吸
込口3とし、これにより室内空気を室内全域において横
向き層流状に流動させて、庫内に収納した処理対象物G
に対し均一な処理を施す。
【0015】Tは処理対象物Gを収容する移動棚であ
る。
【0016】貯留室1の一側部に配置したヒートポンプ
式の空調ユニット4から吹出口2へは給気側ダンパ室
5、二重壁構造に形成した天井風路6及び給気チャンバ
7を介して処理用空気Asを供給し、又、吸込口3から
の吸込空気Arは還気チャンバ8及び還気側ダンパ室9
を介して空調ユニット4に戻す。
【0017】D1〜D6は開閉操作指令に応じて動力機
構により開閉させるダンパ、10は循環ファンであり、
循環ファン10には軸流ファンを採用して、そのファン
回転方向の正逆転切り換えにより貯留室1における気流
方向を逆向きにできるように、すなわち、吹出口2を吸
込口として用い、かつ、吸込口3を吹出口として用いる
形態を実施できるようにしてある。
【0018】ダンパD1〜D6の切り換え操作として
は、第1〜第4のダンパD1〜D4を閉じて、第5及び
第6ダンパD5,D6を開いた状態とすることにより、
循環ファン10の正転運転、及び、逆転運転の夫々にお
いて、貯留室1からの還気Arの全量を空調ユニット4
を介し処理用空気Asとして貯留室1に対し循環供給す
る全循環形態とする。
【0019】又、循環ファン10の正転運転において、
第1、第2、第6のダンパD1,D2,D6を閉じ、か
つ、第3、第4、第5のダンパD3,D4,D5を開い
た状態とすることにより、下部導入口11bからの導入
外気Aoを空調ユニット4を介し処理用空気Asとして
吹出口2から貯留室1へ供給するとともに、貯留室1か
らの還気Arの全量を下部導出口12bから外部へ排気
する全外気形態とし、逆に、循環ファン10の逆転運転
においては、第3、第4、第5のダンパD3,D4,D
5を閉じ、かつ、第1、第2、第6のダンパD1,D
2,D6を開いた状態とすることにより、上部導入口1
1aからの導入外気Aoを空調ユニット4を介し処理用
空気Asとして吸込口3から貯留室1へ供給するととも
に、貯留室1からの還気Arの全量を上部導出口12a
から外部へ排気する全外気形態とする。
【0020】更に、循環ファン10の正転運転におい
て、第1及び第2のダンパD1,D2を閉じ、かつ、第
3、第4、第5、第6のダンパD3,D4,D5、D6
を開いた状態とすることにより、貯留室1からの還気A
rの一部を下部導出口12bから外部へ排気するととも
に、還気Arの残部と下部導入口11bからの導入外気
Aoとの混合気を空調ユニット4を介し処理用空気As
として吹出口2から貯留室1へ供給する一部外気導入循
環形態とし、逆に、循環ファン10の逆転運転において
は、第3及び第4のダンパD3,D4を閉じ、かつ、第
1、第2、第5、第6のダンパD1,D2,D5、D6
を開いた状態とすることにより、貯留室1からの還気A
rの一部を上部導出口12aから外部へ排気するととも
に、還気Arの残部と上部導入口11aからの導入外気
Aoとの混合気を空調ユニット4を介し処理用空気As
として吸込口3から貯留室1へ供給する一部外気導入循
環形態とする。
【0021】尚、上記の一部外気導入循環形態において
は開状態とするダンパの開度を調整することで、循環空
気量と導入外気量との比を調整する。
【0022】給気チャンバ7及び還気チャンバ8の夫々
において13,14は、吹出口2及び吸込口3における
空気吹出分布や空気吸込分布を均一化するための整風体
である。
【0023】一方、空調ユニット4については、給気側
ダンパ室5と還気側ダンパ室9との間の風路部分に装入
配置する室内器部分4Aと外部配置する室外器部分4B
とを一体化した装置構成とし、貯留室1に対し供給する
処理用空気Asの調整を行わせる室内器部分4Aにおい
ては、室内側蒸発器15、室内側凝縮器16、及び、そ
れら両器15,16に対して調整対象空気Ar,Aoを
通風するファン17を直列に並べて風胴18に内装し、
又、室外器部分4Bには室外側熱交換器19、及び、そ
れに対して外気Aoを通風するファン20を備えさせて
ある。
【0024】そして、このヒートポンプ式の空調ユニッ
ト4の運転については、室外側熱交換器19を室外側蒸
発器として機能させる状態と室外側凝縮器として機能さ
せる状態との冷媒回路の切り換えや、室内側蒸発器1
5、室内側凝縮器16、室外側熱交換器19の夫々に対
する冷媒供給を選択的に遮断する冷媒回路の切り換え等
を可能にして、それら冷媒回路の切り換えにより処理用
空気Asの調整(換言すれば、貯留室1の室内状態調
整)について複数種の運転モードを選択実施できるよう
にしてある。
【0025】20は運転制御を司る制御器であり、この
制御器20は、貯留室1内における処理対象物Gの重量
を検出するロードセル利用の重量センサ21、貯留室1
からの還気Arの湿度を検出する湿度センサ22、外気
Aoの温湿度状態を検出する外気センサ23の夫々によ
る検出情報、並びに、処理対象物Gの種別や処理目的等
に応じ設定器24により設定される乾燥貯蔵の各条件値
に基づき、下記(イ)〜(ホ)の運転制御を実行する
(図3参照)。
【0026】(イ)運転開始指令が与えられると、外気
センサ23により検出される外気Aoの温度to及び湿
度roと、設定器24により入力される処理対象物Gの
種別及び処理目的に応じて、外気Aoと貯留室1に通風
することによる予乾燥処理が可能か否か、又、その外気
Aoの通風による予乾燥処理において外気Aoの加熱が
必要か否かを、制御器20における予乾燥判定部20a
が予め与えられている判定基準データDに基づき判定す
る。
【0027】(ロ)処理対象物Gの種別及び処理目的に
対し外気Aoの温度toが比較的高く、又、外気Aoの
湿度roが比較的低く、このことから予乾燥判定部20
aでの判定において、外気Aoの通風による予乾燥処理
が可能で、かつ、その予乾燥処理にあたり外気Aoの加
熱が不要と判定されると、その判定結果に基づき制御器
20は次の常温通風運転を実施する。
【0028】常温通風運転では、空調ユニット4におけ
る冷媒運転を停止した状態で前述の全外気形態での循環
ファン運転を実施し、これにより、外気Aoを温湿度調
整せず貯留室1に通風する。
【0029】つまり、この外気Aoの通風運転により、
貯留室1内に収納した処理対象物Gから通風外気中へ水
分蒸散させて、その蒸散水分を通風外気とともに室内か
ら排出し、又、その排出により水分蒸散を促進し、これ
により、処理対象物Gをある程度の乾燥度まで予乾燥処
理する。
【0030】(ハ)一方、処理対象物Gの種別及び処理
目的に対し外気Aoの湿度roが比較的低いものの、外
気Aoの温度toが低く、このことから予乾燥判定部2
0aでの判定において、外気Aoの通風による予乾燥処
理が可能であるが、その予乾燥処理にあたり外気Aoの
加熱が必要と判定されると、その判定結果に基づき制御
器20は次の暖房通風運転を実施する。
【0031】前述の常温通風運転に対し、暖房通風運転
では、空調ユニット4において室内側蒸発器15を機能
停止した状態で室外側熱交換器19を蒸発器として外気
Aoに対し吸熱機能させ、かつ、室内側凝縮器16を空
気加熱機能させながら、全外気形態での循環ファン運転
を実施し、これにより、貯留室1に暖房を合わせ施すよ
うに外気温度toよりも高温に調整した加熱外気Aoを
貯留室1に通風する。
【0032】つまり、通風外気中への水分蒸散を暖房に
より積極的に促進して、処理対象物Gに予乾燥処理を施
す。
【0033】(ニ)上記の常温予乾燥処理及び暖房予乾
燥処理において、重量センサ21の検出情報に基づき判
定される処理対象物Gの乾燥度dが、処理対象物Gの種
別及び処理目的に応じた所定の予乾燥度da(例えば、
乾燥ダイコンの製造を目的とする場合ではダイコンの重
量が水分蒸散により50%程度まで減少した状態)に至
るか、あるいは、それら予乾燥処理の過程で予乾燥判定
部20aにおいて外気通風による予乾燥処理が不能と判
定されると、又は、予乾燥処理実施以前の運転開始段階
で予乾燥判定部20aにおいて外気通風による予乾燥処
理が不能と判定された場合には、制御器20は次の除湿
運転を実施する。
【0034】前述の通風運転による予乾燥処理に代え、
除湿運転では、空調ユニット4において室外側熱交換器
19を凝縮器として外気Aoに対し放熱機能させるとと
もに、室内側蒸発器15を冷却除湿機能させ、かつ、室
内側凝縮器16を再熱機能させながら、前述の全循環形
態での循環ファン運転を実施し、これにより、貯留室1
に対し乾燥空気を循環供給する。
【0035】つまり、この除湿運転、すなわち、冷却除
湿により室内の絶対湿度を低下させながら再熱により室
内温度をある程度高く保つ除湿運転により、貯留室1内
における処理対象物Gからの水分蒸散を効果的に促進
し、これにより処理対象物Gを能率良く乾燥処理する。
【0036】(ホ)除湿運転による乾燥処理において、
重量センサ21の検出情報に基づき判定される処理対象
物Gの乾燥度dが、処理対象物Gの種別及び処理目的に
応じた所定の乾燥度db(例えば、乾燥ダイコンの製造
を目的とする場合ではダイコンの重量が水分蒸散により
初期重量の35%程度にまで減少した状態)に至り、か
つ、冷却除湿による室内水分の除去により湿度センサ2
2による検出還気湿度rrも設定値以下となると、制御
器20は除湿運転を終了して次の冷房運転を実施する。
【0037】除湿運転による乾燥処理に代え、冷房運転
では、空調ユニット4において室内側凝縮器16を機能
停止した状態で室外側熱交換器19を凝縮器として外気
Aoに対し放熱機能させ、かつ、室内側蒸発器15を空
気冷却機能させながら、全循環形態での循環ファン運
転、ないし、前述の一部外気導入循環形態での循環ファ
ン運転を実施し、これにより、貯留室1に対し冷却空気
を供給する。
【0038】つまり、上記の乾燥処理の後、貯留室1へ
の供給空気を冷却する冷房運転に切り換えることで、貯
留室1内の処理対象物Gを乾燥処理に続き冷房雰囲気中
で低温保存(例えば、乾燥ダイコンの製造を目的とする
場合では5℃程度の低温状態に保存)する。
【0039】尚、この冷房運転において制御器20は、
一部外気導入循環形態でのダンパ開度調整による循環空
気量と導入外気量との比調整により、室内温度を処理対
象物Gの種別及び処理目的に応じた適当保存温度に調整
・維持する。
【0040】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0041】ヒートポンプ式空調装置4の具体的構造、
及び、貯留室1に対する風路構成は種々の構成変更が可
能である。
【0042】処理対象物Gの乾燥度dを検出するに、前
述実施例の如く処理対象物Gの重量検出に基づき乾燥度
dを検知する形態に代えて、例えば、冷却除湿による凝
縮水の水量や重量に基づき処理対象物Gの乾燥度dを検
知する等、乾燥度検出には種々の形態を採用できる。
【0043】本発明による乾燥貯蔵装置は各種農水産物
の乾燥貯蔵に適用でき、処理対象物Gの品種、又、処理
目的は不問である。
【0044】外気状態によらず、常に前述の除湿運転に
よる乾燥処理から処理を開始して、その乾燥処理に続き
前述の冷房運転による低温保存を行う装置構成を採用し
てもよい。
【0045】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥貯蔵庫の縦断面図
【図2】乾燥貯蔵庫の平面視断面図
【図3】制御フローチャート
【符号の説明】
1 貯留室 4 ヒートポンプ式空調装置 15 蒸発器 16 凝縮器 20 制御手段 20a 判定手段 21 検出手段 23 外気検出手段 Ao 外気 d 乾燥度 da,db 所定乾燥度 G 処理対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23B 4/06 9282−4B 7/02 9281−4B 7/04 9281−4B F26B 21/00 F 9140−3L 9281−4B A23B 7/02 9281−4B 7/04 (72)発明者 中村 隆三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留室(1)に対し循環供給する空気を
    蒸発器(15)で冷却除湿するとともに凝縮器(16)
    で再熱する乾燥処理用の除湿運転と、前記貯留室(1)
    に対し循環供給する空気を蒸発器(15)で冷却する貯
    蔵用の冷房運転とに切り換え自在なヒートポンプ式の空
    調装置(4)を設け、前記貯留室(1)内における処理
    対象物(G)の乾燥度(d)を検出する検出手段(2
    1)を設け、この検出手段(21)の検出情報に基づ
    き、前記の除湿運転による乾燥処理において処理対象物
    (G)が所定乾燥度(db)に至ると前記空調装置
    (4)を前記の除湿運転から貯蔵用の冷房運転へ自動的
    に切り換える制御手段(20)を設けた農水産物の乾燥
    貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 前記空調装置(4)を、前記貯留室
    (1)に対し外気(Ao)を通風する通風運転の選択実
    施が可能な構成とし、外気状態を検出する外気検出手段
    (23)、及び、その外気検出手段(23)の検出情報
    に基づき前記の通風運転による処理対象物(G)の予乾
    燥処理が可能か否かを判定する判定手段(20a)を設
    け、前記制御手段(20)を、前記判定手段(20a)
    の判定結果に基づき、通風運転による予乾燥処理が不能
    なときには前記の除湿運転を実施し、かつ、通風運転に
    よる予乾燥処理が可能なときには通風運転を実施すると
    ともに、その通風運転による予乾燥処理において前記検
    出手段(21)による検出乾燥度(d)が所定乾燥度
    (da)に至ると、又は、前記判定手段(20a)の判
    定結果が予乾燥処理不能となると、前記空調装置(4)
    を通風運転から除湿運転へ自動的に切り換える構成とし
    てある請求項1記載の農水産物の乾燥貯蔵装置。
JP23435592A 1992-09-02 1992-09-02 農水産物の乾燥貯蔵装置 Pending JPH0682121A (ja)

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