JPH05307416A - 温湿度調整庫 - Google Patents

温湿度調整庫

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JPH05307416A
JPH05307416A JP13597792A JP13597792A JPH05307416A JP H05307416 A JPH05307416 A JP H05307416A JP 13597792 A JP13597792 A JP 13597792A JP 13597792 A JP13597792 A JP 13597792A JP H05307416 A JPH05307416 A JP H05307416A
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JP
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temperature
humidity
circulation
control
case
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JP13597792A
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Inventor
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Atsuya Ito
淳哉 伊藤
Shigeo Sato
重夫 佐藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 庫内の冷却・加熱・加湿などを調整して被調
理体などを加工処理する温湿度調整庫において、庫内の
温度・湿度の不均一による調理加工むらを無くし、均質
な調理加工が得られるようにする。 【構成】 庫内2Cの温度・湿度の調整動作に開始時
に、庫内2Cの空気を循環する循環用ファン8・12の
風速または風量を、制御部20の計時回路が掲示する1
0秒程度のごく短い時間だけ、最高段階の風速または風
量で動作し、開始初期における庫内2Cの場所で異なる
温度・湿度を一気に平均化した後、指定された所定の制
御動作に戻すように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度・湿度(この発
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温湿度調整庫としては、食品類を貯蔵す
るショーケースが実公昭54−1171などにより開示
されており、また、同様の温湿度調整をもつ貯蔵庫が周
知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・発酵を1つ
の庫室内で行うようにした温湿度温調整庫が、本願出願
人の出願にかかる特開平3−279769などにより、
図4のような温湿度調整庫100が開示されている。
【0003】図4において、庫箱1と庫室2とは、断熱
材を主体にして形成してあり、庫箱1は、箱体1Aの前
方に設けた開口部1Bに扉1Cを施し、扉1Cから被調
理体(図示せず)を出し入れする。
【0004】庫室2は、箱体1Aの開口部1Bを除く上
方・下方・後方の壁部内面1Dに対して空隙3を設けて
箱体1Aに固定してあり、庫室2の上方と下方には通気
口2A・2Bを設けてある。また、空隙3のうち、庫室
2の上方側にある空隙3の部分には、冷却器6と循環用
ファン8とが設けてある。
【0005】通気口2A・2Bは、温度調整用の空気循
環路を形成するためのもので、庫室2の庫内2Cの空気
を、庫内2C→通気口2B→空隙3→通気口2A→庫内
2C……の順路で循環する経路を冷却用の循環路として
形成する。また、循環用ファン8は、この循環路内の空
気を強制的に循環する。
【0006】冷却器6は、圧縮した冷却媒体の膨張によ
り吸熱を行う冷却部7の膨張吸熱部分であり、庫箱1の
外部に設けた外部構成部分7Aにとともに、コンプレッ
サ→凝縮器→キャピラリチューブ→冷却器6→アキュム
レータ→コンプレッサ……の循環による冷却系を構成し
ている。
【0007】閉塞蓋4A・4Bは、通気口2A・2Bを
閉じるためのもので、アクチェータ4A1・4B1によ
って開閉動作することにより、庫内2Cを冷却する冷却
動作時には開いて通気口2A・2Bを開口状態にし、ま
た、庫内2Cを加熱・加湿する加熱・加湿動作時には閉
じて通気口2A・2Bを閉口状態にする。
【0008】仕切壁9は、庫内2Cの下方の壁部に対し
て空隙9Aを設けて配置した導熱材の仕切壁であり、空
隙9Aには、加熱ヒータ10・加湿器11・循環用ファ
ン12が設けてある。
【0009】加熱ヒータ10と加湿器11は、庫内2C
の空気を加熱したり加湿したりするためのもので、空隙
9Aで加熱・加湿した空気を循環用ファン12により空
隙9Aから庫内2Cを通り空隙9Aに戻る経路で気流を
強制的に循環する。
【0010】加湿器11は、庫箱1の外部に設けた給水
部11Aから供給される所定量の水を受皿11Bに貯え
ながら、受皿11Bの底面を加湿用ヒータ11Cで加熱
することにより、受皿11B内の水を蒸発させて庫内2
Cの空気を加湿する。
【0011】温度センサ13と湿度センサ14とは、そ
れぞれ庫内2Cの温度と湿度とを検出するためのもの
で、庫内温度を温度/電気変換した庫内温度信号13A
と、庫内湿度を湿度/電気変換した庫内湿度信号14A
とを出力する。
【0012】温度センサ7Bは、冷却器6の動作温度を
検出するためのもので、例えば、外部構成部分7A内に
ある凝縮器付近の温度を温度/電気変換した冷却温度信
号7B1を出力する。
【0013】水位センサ15は、給水部11Aにある給
水用貯水槽の貯水量を検出するためのもので、水位の上
限位置と下限位置とを浮子(フロート)スイッチで検出
した水位信号15Aを出力する。給水部11Aは、元給
水弁15Bにより外部水道、例えば、都市水道から給水
する。
【0014】注水弁16は、給水部11Aから受皿11
Bに所要量の水を注水するためのものであり、受皿11
Bには、所定水位以上の水が注水されたときには、所定
水位以上の水を放出する放水管路11Dを設けてあり、
受皿11B内の水位を検出せずに、給水部11Aから注
水する水の所要量を多目にして注水することで、受皿1
1Bには所定水位の水が貯水し得るように仕組んであ
る。
【0015】除湿動作の場合には、冷却器6を一時的に
冷却状態にした後、閉塞蓋4A・4Bを開き、循環用フ
ァン12のみを動作させて、庫内2Cの空気を、庫内2
C→通気口2A→空隙3→通気口2B→庫内2C……の
順路による循環路で循環することにより、この順路と冷
却器6とに湿分を凝着させ、次いで、冷却器6に付設し
た霜取ヒータ(図示せず)を一時的に動作することによ
り、氷解した水滴を庫室2の外壁面を添わせて流れ落と
したものを庫箱1の底部に設けた放水管路17により排
出する。
【0016】制御部20は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)21を主体にして所要の演算処理と
制御処理とを行う制御部分で、図5のように、ROMに
よる処理メモリ21A、RAMによるデータメモリ21
B、時計ICによる計時回路21C、シフトレジスタの
バッファメモリとA/D変換回路とD/A変換回路とに
よる入出力ポート21Dなどが設けてある。
【0017】各制御対象、つまり、冷却部7のコンプレ
ッサ、循環用ファン8、アクチェータ4A1・4B1、
循環用ファン12、加熱ヒータ10、加湿用ヒータ11
Cなどは所要の電力により電動または電熱によって動作
する。
【0018】処理メモリ21Aは演算処理と制御処理と
の処理手順、つまり、処理プログラムなどを記憶し、デ
ータメモリ21Bは入力されたデータと処理結果のデー
タなどを記憶し、計時回路21Cは暦年日時を計時する
とともに設定された所定時点および所定時点から設定さ
れた時間後の時点などを計時し、入出力ポート21Dは
入力対象からの入力信号がアナログ信号のものはA/D
変換してCPU21に入力し、制御対象に対する制御出
力をアナログ信号にするものはCPU21からのディジ
タル信号をD/A変換して出力する。また、これらの制
御において、制御対象が電力により動作させるものは、
各制御対象ごとに制御リレー(図示せず)を介して制御
する。
【0019】制御/表示パネル23は、制御部20にお
ける制御処理を、所要の制御対象に所要の制御動作を行
わせるように選択指定するための操作スイッチ類と、そ
の選択指定の状態と制御部20における制御処理の状態
などを表示するための表示器類を設けたものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温湿度調
整庫100を、被調理体の調理用とする構成、例えば、
パン生地・ドーナツ生地などのイースト菌入りの素材を
被調理体とし、所要時に、生地の発酵を抑制させ、また
は、発酵を促進させるなどの調理加工を行わせる製パン
用温湿度調整庫として提供することが試みられている
が、庫内2Cの温湿度状態を調理の各工程に見合う動作
条件に適切に制御し得るようにし、また、こうした装置
を簡便な操作で運転制御し得るようにするには、装置を
どのようにように構成すればよいかという課題がある。
【0021】さらに、各工程において、必要とする温度
値と湿度値とを得るために設定した各データ値どおりに
制御したのでは、各工程の開始時点における庫内2Cの
各所の温湿度の不均一が影響して、目的とする設定値に
到達するのに時間が掛かり過ぎてしまうほか、こうした
温湿度の不均一によって調理加工自体にむらが生じてし
まうなどの不都合があり、こうした不都合のない装置の
提供が望まれているという課題がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加湿手段と、庫
内の空気の循環を変化させる手段とを有する温湿度調整
庫において、上記の循環の風速または風量を複数段階に
可変する複数段階変化手段と、上記の複数段階のうちの
任意のものを選択して選択指定を行う選択指定手段と、
上記の循環の動作開始時に、所定時間だけ、上記の選択
指定には無関係に、複数段階のうちの最高段階を選択し
て上記の循環を行う開始時循環手段とを設けることによ
り、また、上記の温湿度調整庫において、上記の冷却・
加熱・加湿と空気の循環との処理を行い、時計回路を有
する制御部と、上記の空気の循環を行うための循環用フ
ァンの回転速度を変化させる速度選択回路と、上記の速
度選択回路の最高段階を選択する開始時循環手段とを設
けるなどにより上記の課題を解決し得るようにしたもの
である。
【0023】
【作用】庫内の温湿度の制御動作に伴って、庫内の空気
を循環するための循環用ファンの風速または風量を変え
る制御処理を行うようにした制御部の計時回路が、各制
御動作の開始から10秒程度のごく短い所定時間を計時
し、この短時間の間は、風速または風量を最高段階のも
のにして動作し、開始初期に庫内の場所で異なる不均一
な温湿度を一気に平均化した後、指定された所定の制御
動作に戻すように動作する。
【0024】
【実施例】以下、図1〜図5により製パン用温湿度調整
庫として構成した温湿度調整庫の実施例を説明する。こ
れらの図において、図4・図5における符号と同一符号
のものは、図4・図5において説明した機能と同一の機
能をもつ部分である。
【0025】図1において、制御/表示パネル23は、
調理手順を入力するための設定などの操作と、設定状態
・処理状態などの表示とを行うためのもので、各操作ス
イッチ群と各表示器群を配置してものであり、図中、太
線の□形部分は操作スイッチで、各操作スイッチは各ス
イッチ面に記された文字または各スイッチの接して記さ
れた文字の動作または設定操作を行わせるものであり、
○形部分と●形部分とは表示マークで、各表示は各表示
に接して記された文字または各表示の脇に配置された操
作スイッチの動作状態を表示するもので、●形部分が動
作中を示す表示である。また、左上にある数値表示部2
3Aの極太線の大きい数字は、上欄の数字が現在時刻ま
たは設定した時間を表示し、下欄の数字が温度と湿度を
表示する。各操作スイッチはタッチキースイッチまたは
押ボタンスイッチで、各表示はLEDまたはLCDで形
成し、文字・枠線など部分は印刷で形成してある。
【0026】制御部20の制御には、水位センサ15か
らの水位信号15Aによって給水部11Aに所定量範囲
の水を常に貯えるように、元給水弁15Bを開閉制御す
る定常制御のほか、次のような設定条件による特定制御
をとがある。
【0027】〔単独運転〕 図1の制御/表示パネル2
3における左下にある枠線内の「単独運転」操作/表示
部23Bの各操作スイッチを選択的に操作することによ
り、選択操作されたスイッチに対応する動作を行わせる
制御であり、各操作スイッチによる冷凍・冷蔵・解凍・
ホイロ(発酵)の各調理工程を、右下にある枠線内の
「設定」操作/表示部23Cの各操作スイッチにより温
度条件・湿度条件・気流循環条件・日時/時間条件を選
択して設定するとともに、各工程について、中段にある
枠線内の「運転」操作/表示部23Dの各操作スイッチ
A・Bにより、A工程とB工程との2種類の動作条件を
設定しておき、その都度の条件設定を省略して、操作ス
イッチA・Bのいずれかによる動作条件により動作し得
るように制御する。
【0028】そして、これら設定状態と運転制御状態と
を、各操作/表示部に各表示するとともに、右上にある
枠線内の「ファン」状態表示部23Eと、その下にある
枠線による「工程状態」表示部23Fと、左上の数字表
示部23Aの温度と湿度の数字表示とに表示するように
仕組んである。
【0029】また、各運転制御は、例えば、図2の温湿
度変化線図による温湿度変化のように、温度と湿度とが
制御される温湿度調整を行うものであり、各単独制御の
場合における工程は、主として、工程種別欄における冷
凍・冷蔵・解凍・ホイロの工程状態を単独に行い、また
は、これらの工程のうち連続する工程(ホイロ→冷凍ま
たはホイロ→冷蔵も連続し得る)の複数のものを連続さ
せるように運転制御を行うものである。
【0030】また、「運転」操作/表示部23Dの各操
作スイッチA・BによるA工程を図2の温湿度線図によ
る温湿度変化を動作条件にした場合、B工程による動作
条件は、例えば、各工程における温湿度変化を図2の温
湿度変化よりも低い値に変形して温湿度変化を行うよう
に設定するものである。
【0031】〔連続運転〕 上記の〔単独運転〕のうち
から連続する複数の工程を選択して連続的に運転制御す
るもので、例えば、図2の工程種別において連続する複
数の工程を、図1の制御/表示パネル23の「単独運
転」操作/表示部23Bの各操作スイッチにおける複数
のものを選択操作することにより、複数の工程を編成し
て運転制御を行うものである。
【0032】単独運転または連続運転による運転制御に
おいて、選択指定した工程が終了する時点になったと
き、ブザーa(図示せず)が警音動作し、「ブザー停
止」操作スイッチを操作すると警音動作が停止するよう
に制御動作する。例えば、「工程状態」表示部23Fに
おける「生地入庫」表示の箇所が●表示状態で、扉1C
を開けて、所要の被調理体を庫内2Cに入れた後、「生
地入庫」操作スイッチを操作すると、選択指定した運転
制御が行われ、所定の制御処理工程、つまり、所定の調
理加工が終了すると、その終了時点にブザーa(図示せ
ず)が動作して警音するように運転制御する。
【0033】また、ホイロ工程(発酵工程)の場合に
は、「ホイロ出し」表示の箇所が●表示状態になり、上
記の「生地入庫」表示の場合と同様に、ブザーa(図示
せず)が動作し、発酵を完了したパン素材、つまり、調
理済みの被調理体を取り出すことができる。この場合、
再び「ホイロ出し」操作スイッチを操作すると、自動的
に除湿動作を行った後、冷却工程に移行して「生地入
庫」までの工程が自動的に行うように運転制御が行われ
る。
【0034】以上の図1・図2・図4・図5による実施
例の構成部分は、本願出願人による特願平3−3133
99・特願平3−324035により開示している温湿
度調整庫の要部構成に相当するものである。
【0035】この発明では、上記の実施例の構成におい
て、図2の工程種別における各温湿度状態、または、こ
れをA工程として、上記のように温湿度変化を変形した
B工程に従って、庫内2Cの温湿度を制御するために、
図4における冷却器6の冷却温度と冷却時間長、加熱ヒ
ータ10の加熱温度と加熱時間長、加湿ヒータ11Cの
加熱温度と時間長および温度ならびに循環用ファン8・
12による空気の循環量、つまり、風速または風量を可
変し得るように構成してある。
【0036】具体的には、循環用ファン8・12は、そ
れぞれ、回転速度を3段階に変化して選択動作する回路
を設けることにり、風速・風量を「強」「中」「弱」の
3段階に選択し得る端子を設けて構成してある。
【0037】制御部20のCPU21の計時回路21C
に、図2の工程種別における各工程の開始時点からごく
短い所定の時間量、例えば、10秒間を計時するととも
に、当該時間量の経過後に、時間経過信号21C1(図
示せず)を出力する構成を設けるとともに、処理メモリ
21Aに、図3のような循環用ファン12に対する処理
フローチャートにもとづくプログラムを設けて構成して
ある。
【0038】図3のにおいて、 ◆ステップ〔A1〕では、循環用ファン12に対する動
作条件の設定データ(以下、ファン条件データという)
を読み取り、運転か停止かを判断して、運転の場合に
は、ステップ〔A2〕に移行し、停止の場合にはステッ
プ〔D1〕に移行して停止制御信号を出力し、循環用フ
ァン12を停止する。
【0039】◆ステップ〔A2〕では、読み取ったファ
ン条件データが、「強」運転か、他の「中」「弱」運転
かを判断し、「強」の場合にはステップ〔A4〕に移行
して循環用ファン12の「強」に相当する回転速度を選
択するための「強」運転信号を出力し、「中」「弱」の
場合には、計時回路21Cに開始時点の信号を与えて1
0秒間の計時を開始させるとともに、次のステップ〔B
1〕に移行する。
【0040】◆ステップ〔B1〕では、計時回路21C
から10秒間後の時間経過信号21C1(図示せず)が
得られたかどうかを判断し、当該信号が得られない間
は、循環用ファン12の「強」に相当する回転速度を選
択するための「強」運転信号を出力し、当該信号が得ら
れたときに、次のステップ〔B2〕に移行する。
【0041】◆ステップ〔B2〕では、ファン条件デー
タが、「中」であるか、「弱」であるかを判断し、それ
ぞれに対応して、ステップ〔B3〕の循環用ファン12
の「中」、または、ステップ〔C1〕の「弱」に移行
し、それぞれに対応する回転速度の端子を選択するため
の「中」運転信号または「弱」運転信号を出力する。
【0042】したがって、循環用ファン12に対する動
作条件の設定が、「中」または「弱」運転にして動作さ
せるデータに設定してあっても、開始時点の直後におけ
るごく短い所定の時間量、例えば、10秒間だけは、強
制的「強」運転の状態で動作制御するようにしてある。
【0043】以上の説明では、被調理体を調理加工する
場合の構成について述べたが、上記のように、庫内の温
湿度を調整する制御動作により、他の被処理体を処理加
工するための温湿度調整庫の場合においても、同様に構
成し得ることは言うまでもない。
【0044】〔変形実施〕この発明は、次のように変形
して実施することができる (1)循環用ファン8の動作制御についても、上記の循
環用ファン12における図3のフローチャートと同様
に、開始時点直後の強制的「強」運転の状態で動作制御
を行うように構成する。
【0045】(2)図2における工程種別のような工程
の途中における循環用ファン8・12の所定動作を開始
する時点をも含めて、各動作の開始時点として強制的
「強」運転の状態で動作制御を行うように構成する。
【0046】(3)被調理体以外の適宜の温湿度調整に
より所要の加工処理を行うための温湿度調整庫におい
て、同様に、各動作の開始時点に循環用ファンを強制的
「強」運転の状態で動作制御を行うように構成する。
【0047】(4)「設定」操作/表示部23Cに終了
時刻を設定する操作スイッチを設けて、計時回路21C
に終了時刻からの各工程種別ごとの単独運転または連続
運転に要する所要時間を差し引いた時間を工程開始時間
とする開始時間信号を発生させるとともに、当該時間に
所要工程を自動的に開始させる構成を設け、設定した終
了時刻には処理加工済みの被調理体が得られるように構
成する。
【0048】(5)「運転」操作/表示部23Dにホイ
ロ・ホイロの組み合わせによるA・B工程の設定と表示
とを行う構成を設け、途中まで処理加工した被調理体を
冷凍保存した後、再度、解凍→予熱→ホイロに至る工程
処理を行わせ得るように構成する。
【0049】(6)循環用ファン8・12の両方または
一方を、複数個、例えば、3個にするとともに、動作さ
せる個数を切り換えることによって風量を変化させるこ
とにより、空気の循環量を複数段階に変えるように構成
する。
【0050】
【発明の効果】各動作の開始時点では、庫内2Cの中央
部分と隅部分、冷却動作時や除湿動作時の循環路になる
空隙3の上方部分と下方部分、通気口2Aと通気口2B
の部分、加熱ヒータ10・加湿器11のある空隙9Aの
空気の流入側と吹出側の部分などには大きな温度差や湿
度差があり、被調理体に対する温度分布や湿度分布が非
常に不均一であるため、「中」または「弱」運転による
空気の循環では、この不均一が解消するまでに長い時間
を要するので、被調理体に対する調理加工の温湿度が不
均一になり不良調理品が生ずる。
【0051】この発明によれば、循環用ファン8・12
による庫内2Cの空気の循環が「中」または「弱」運転
を行うように動作制御が設定されている場合でも、各動
作の開始時点からごく短時間だけ強制的に「強」運転で
動作制御されるため、上記のような不良調理品がなくな
り、常に、均質の調理品が得られるものを、計時回路と
処理メモリとの一部に処理機能を追加するだけの簡便安
価な装置構成で提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の制御/表示パネルの構成図
【図2】この発明の実施例の各調理工程の温湿度変化線
【図3】この発明の実施例の要部制御動作のフローチャ
ート
【図4】従来技術の装置全体構成の要部断面略図
【図5】従来技術の制御部のブロック構成図
【符号の説明】
1 庫箱 1A 箱体 1B 開口部 1C 扉 1D 壁部内面 2 庫室 2A・2B 通気口 2C 庫内 3 空隙 3A 冷却用循環路 4A・4B 閉塞蓋 4A1・4A2 アクチェータ 6 冷却器 7 冷却部 7A 外部構成部分 7B 温度センサ 7B1 冷却温度信号 8 循環用ファン 9 仕切壁 9A 空隙 10 加熱ヒータ 11 加湿器 11A 給水部 11B 受皿 11C 加湿用ヒータ 11D 放水管路 12 循環用ファン 13 温度センサ 13A 庫内温度信号 14 湿度センサ 14A 庫内湿度信号 15 水位センサ 15A 水位信号 15B 元給水弁 16 注水弁 17 放水管路 20 制御部 21 CPU 21A 処理メモリ 21B データメモリ 21C 計時回路 21D 入出力ポート 23 制御/表示パネル 23A 数値表示部 23B 「単独運転」操作/表示部 23C 「設定」操作/表示部 23D 「運転」操作/表示部 23E 「ファン」状態表示部 23F 「工程状態」表示部 100 温湿度調整庫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
    湿手段と、前記庫内の空気の循環を変化させる手段とを
    有する温湿度調整庫であって、 前記循環の風速または風量を複数段階に可変する複数段
    階変化手段と、 前記複数段階のうちの任意のものを選択して選択指定を
    行う選択指定手段と、 前記循環の動作開始時に、所定時間だけ、前記選択指定
    には無関係に、前記複数段階のうちの最高段階を選択し
    て前記循環を行う開始時循環手段とを具備することを特
    徴とする温湿度調整庫。
  2. 【請求項2】 庫内の温湿度を調整する冷却・加熱・加
    湿手段と、前記庫内の空気の循環を変化させる手段とを
    有する温湿度調整庫であって、 前記冷却・加熱・加湿と前記空気の循環との処理を行
    い、時計回路を有する制御部と、 前記循環を行うための循環用ファンの回転速度を変化さ
    せる速度選択回路と、 前記循環の開始時に所定時間だけ前記速度選択回路の最
    高段階を選択する開始時循環手段とを具備することを特
    徴とする温湿度調整庫。
JP13597792A 1992-04-28 1992-04-28 温湿度調整庫 Pending JPH05307416A (ja)

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JP13597792A JPH05307416A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 温湿度調整庫

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JP13597792A Pending JPH05307416A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 温湿度調整庫

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021097646A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 フクシマガリレイ株式会社 温湿度調節庫

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