JP2002107048A - 冷却貯蔵庫の霜取り制御装置 - Google Patents

冷却貯蔵庫の霜取り制御装置

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JP2002107048A JP2000303598A JP2000303598A JP2002107048A JP 2002107048 A JP2002107048 A JP 2002107048A JP 2000303598 A JP2000303598 A JP 2000303598A JP 2000303598 A JP2000303598 A JP 2000303598A JP 2002107048 A JP2002107048 A JP 2002107048A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 霜取り温度の設定により、収納箱内に付着し
た霜を自動的に除霜できる冷却貯蔵庫の霜取り制御装置
を提供する。 【解決手段】 霜取り制御装置1は、第1の霜取り温度
5℃と第2の霜取り温度8℃の何れかを、霜取り温度設
定手段35により設定することにより、第1の霜取り制
御手段41による冷却器13のみの霜取り運転、若しく
は第2の霜取り制御手段42による冷却器13及び収納
箱5の両方の霜取り運転が定期的かつ自動的に行われ
る。第2の霜取り制御では特に収納箱5に付着する霜が
定期的に除去されるため、霜が成長して氷となることが
なく、各々の霜取り時間が短縮でき省エネを実現でき
る。定期的な霜取りにより収納箱5から略完全に霜が取
り除かれるから、収納箱5に庫内サーミスタ8を配設す
ることにより、正確に庫内温度を検出でき略設定された
通りの庫内温度に冷却できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱内に空間を
介して収納箱を設けるとともに、該空間に冷却器と送風
ファンとを設け、該送風ファンにより前記空間内の空気
を循環させて前記収納箱を冷却する冷却貯蔵庫の霜取り
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような二重箱構造を有する恒温高
湿庫の自動霜取り運転では、霜取り中の庫内温度の上昇
を可能な限り抑えるようにしている。このため、霜取り
の完了を検知する除霜サーミスタの検知温度は、冷却器
の霜を除去できる必要不可欠な温度に設定されていて、
冷却器はこの設定温度以上の温度上昇はしない。そし
て、冷気循環ファンが停止されるため、収納箱内の温度
上昇も抑えられてしまい、自動霜取り運転では、収納箱
の内面に付着した霜の除霜はできない。従って、従来は
特開平4−106387号公報に示されるように、冷却
器の霜取りは自動的に行い、収納箱の霜取りは操作スイ
ッチを操作して強制的に霜取りを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納箱
内に付着して成長した霜は、容易に融解しないため、操
作スイッチを操作して行う霜取りは、庫内温度を大幅に
上昇させて行っている。このため、この温度上昇に影響
を受ける食材や製品等は、一旦庫内から取り出して別の
冷蔵庫等に保管する必要があり、これを霜取りの都度繰
り返すことはユーザにとって大きな負担となっていた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
霜取り温度の設定により、収納箱内に付着した霜を自動
的に除霜できる冷却貯蔵庫の霜取り制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の冷却貯蔵庫の霜取り制御装置は、断
熱箱内に空間を介して収納箱を設けるとともに、該空間
に冷却器と送風ファンとを設け、該送風ファンにより前
記空間内の空気を循環させて前記収納箱を冷却し、前記
冷却器の霜取り運転中には圧縮機及び凝縮器ファンモー
タを停止させるようにした冷却貯蔵庫に適用され、時間
を計測して所定時間毎に前記冷却器の霜取りを指示する
定期霜取り指示手段と、前記冷却器を加熱する除霜ヒー
タと、前記冷却器の温度を検出する温度センサと、前記
冷却器のみの霜取りを行うための第1の霜取り温度と、
該第1の霜取り温度より高い第2の霜取り温度の何れか
を選択して設定する霜取り温度設定手段と、前記定期霜
取り指示手段により前記冷却器の霜取りが指示されたと
き、前記第1の霜取り温度が設定されていて、かつ前記
温度センサが検出する前記冷却器の温度が該第1の霜取
り温度より低いときは、前記除霜ヒータを作動させると
ともに前記送風ファンを停止させる第1の霜取り制御手
段と、前記定期霜取り指示手段により前記冷却器の霜取
りが指示されたとき、前記第2の霜取り温度が設定され
ていて、かつ前記温度センサが検出する前記冷却器の温
度が該第2の霜取り温度より低いときは、前記送風ファ
ンを作動させたまま前記除霜ヒータを作動させる第2の
霜取り制御手段と、前記第1の霜取り制御手段の霜取り
制御においては、前記温度センサが検出する冷却器の温
度が前記第1の霜取り温度以上に達したとき、前記除霜
ヒータ及び送風ファンに対する制御を解除する第1の解
除手段と、前記第2の霜取り制御手段の霜取り制御にお
いては、前記温度センサが検出する冷却器の温度が前記
第2の霜取り温度以上に達したとき、前記除霜ヒータに
対する制御を解除する第2の解除手段とを備えたことを
特徴とする。
【0005】
【発明の作用】上記構成の冷却貯蔵庫の霜取り制御装置
によれば、霜取り温度設定手段により第1の霜取り温度
が設定されている場合には、定期霜取り指示手段により
所定時間毎に霜取りが指示されたとき、温度センサが検
出する冷却器の温度が該第1の霜取り温度より低いとき
は、第1の霜取り制御手段が冷却器を加熱する除霜ヒー
タを作動させるとともに送風ファンを停止させる。従っ
て、冷却器のみの温度が上昇して付着した霜が取り除か
れる。このとき、送風ファンは作動しないので、収納箱
内は以前のままの温度に略等しく維持される。冷却器の
霜が取り除かれて、温度センサにより検出される冷却器
の温度が、第1の霜取り温度以上に達すると、第1の解
除手段が除霜ヒータ及び送風ファンに対する第1制御手
段の制御を解除する。
【0006】一方、霜取り温度設定手段により第2の霜
取り温度が設定されている場合には、定期霜取り指示手
段により所定時間毎に霜取りが指示されたとき、温度セ
ンサが検出する冷却器の温度が該第2の霜取り温度より
低いときは、第2の霜取り制御手段が送風ファンを作動
させたまま除霜ヒータを作動させる。従って、冷却器が
第1の霜取り温度より高い第2の霜取り温度まで加熱さ
れ、冷却器に付着した霜が取り除かれるとともに、送風
ファンにより循環する空気により収納箱の温度も上昇し
て収納箱に付着した霜が取り除かれる。冷却器及び収納
箱の霜が取り除かれて、温度センサにより検出される冷
却器の温度が、第2の霜取り温度以上に達すると、第2
の解除手段が除霜ヒータに対する第2制御手段の制御を
解除する。
【0007】
【発明の効果】上記作用の本発明によれば、収納箱に収
納する製品や食材等の種類等に応じて、第1の霜取り温
度と第2の霜取り温度の何れかを設定することにより、
第1の霜取り制御手段による冷却器のみの霜取り運転、
若しくは第2の霜取り制御手段による冷却器及び収納箱
の両方の霜取り運転が定期的かつ自動的に行われる。ま
た、第2の霜取り制御では定期的に収納箱に付着する霜
が除去されるため、霜が成長して氷となることがなく、
各々の霜取り時間が短縮でき省エネを実現できる。さら
に、定期的な霜取りにより収納箱に霜が付着しないか
ら、収納箱の壁面に温度センサを配設することにより、
正確に庫内温度を検出でき略設定された通りの庫内温度
に制御できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付図面を参
照して説明する。図1は本実施形態に係る霜取り制御装
置を適用した冷蔵庫1の断面図、図2は図1に於けるA
−A線断面図、図3は図2に於けるB−B線拡大断面図
である。この冷蔵庫1は、2枚の金属板間に発泡ウレタ
ン等の断熱材を挟んで略直方体に形成した断熱箱体2を
備えている。断熱箱体2の前面には開口3が形成されて
いる。該開口3は観音開き状の2枚の断熱扉4により開
閉されるようになっている。断熱箱体2の内部には、ス
テンレス鋼板等により略直方体に形成した収納箱5が組
み込まれている。
【0009】収納箱5の前面には、断熱箱体2の開口3
に対応して開口6が形成されている。該収納箱5は断熱
箱体2の底面2aに固定した支持部材7により支持され
て、該底面2aと収納箱5の底面5aの間に空間が設け
られている。また、天井面5b、左右両側面5c,5d
及び背面5eもそれぞれ断熱箱体2との間に空間が設け
られている。そして、天井面5bは奥方に向かって下が
る傾斜面となっている。左側面5cの内側には、収納箱
5の内部温度を検出するサーミスタ8が取り付けブラケ
ット9に取り付けられ、保護カバー10により保護され
ている。上記各空間は、後述する断熱室12から収納箱
5へ送出した空気を再び断熱室12へ循環させる循環通
路Rを構成している。
【0010】断熱箱体2の左側には、仕切り板11によ
り仕切られた断熱室12が形成され、冷却器13が配設
されている。冷却器13の右側部下方に該冷却器13に
付着した霜を取り除く除霜ヒータ14が配設されてい
る。冷却器13の底面以外を取り囲む筐体15の右側の
収納箱5側には、送風ファン16が配設されている。そ
して、仕切り板11の上端と収納箱5の天井面5bの端
部間に冷気案内板17が取り付けられている。
【0011】また、仕切り板11には連通口18が形成
され、これにより循環通路Rが断熱室12に連通する。
断熱室12の底面12aは受皿状に形成されていて冷却
器13から滴下する水を受け、図示しない排水パイプや
排水ダクトにより断熱箱体2の外部に排出するようにな
っている。さらに、冷却器13には温度センサである除
霜サーミスタ19が添着されている。上記断熱箱体2の
左側にはパネル20で取り囲まれた機械室21が形成さ
れ、冷凍サイクルを構成する圧縮機22及び凝縮器23
が配設されている。
【0012】図4は冷蔵庫1に適用する霜取り制御装置
(以下単に制御装置という)31の概略のブロック図で
ある。この制御装置31の電気制御回路32のCPU3
3には,入力インターフェイス34を介して収納箱5の
内部温度を検出する庫内サーミスタ8、冷却器13の温
度を検出する除霜サーミスタ19及び霜取り温度設定手
段35とが接続されている。また、CPU33には出力
インターフェイス36を介して、除霜ヒータ14、送風
ファン16、圧縮機22、庫内温度表示部37及び凝縮
器ファンモータ38が接続されている。そして、CPU
33は霜取り温度設定手段35により設定される霜取り
温度及び除霜サーミスタ19が検出する冷却器13の温
度に基づいて、ROM39に記憶された各種の制御プロ
グラムの何れかを実行して、除霜ヒータ14、送風ファ
ン16、圧縮機22、凝縮器ファンモータ38を制御す
る。
【0013】上記霜取り温度設定手段35は具体的に
は、図5に示すように冷蔵庫1の操作パネル(図示せ
ず)に配置された設定ボタン35a、「高」ボタン35
b及び「低」ボタン35cを操作することにより機能す
る。第1の霜取り温度5℃は、冷蔵庫1の標準仕様とし
て設定されている。そして、第2の霜取り温度8℃は、
「高」ボタン35bを5秒間連続で押した後、「高」ボ
タン35b又は「低」ボタン35cを押して、庫内温度
表示部37に「d1」を表示させ設定ボタン35aを押
すことにより設定される。第2の霜取り温度の設定解除
は、「高」ボタン35bを5秒間連続で押した後、
「高」ボタン35b又は「低」ボタン35cを押して、
庫内温度表示部37に「d0」を表示させ設定ボタン3
5aを押すことにより解除され、標準仕様の第1の霜取
り温度が設定される。
【0014】上記ROM39に記憶された各種の制御プ
ログラムの実行により機能する具体的手段としては、定
期霜取り指示手段40、第1の霜取り制御手段41、第
2の霜取り制御手段42、第1の解除手段43、第2の
解除手段44及び圧縮機22及び凝縮器ファンモータ3
8の制御手段45がある。
【0015】定期霜取り指示手段40は、電源投入後6
時間毎に霜取りを指示する。第1の霜取り制御手段41
は、該定期霜取り指示手段40の霜取り指示の際、第1
の霜取り温度5℃が設定されていて、除霜サーミスタ1
9が検出する冷却器13の温度が該第1の霜取り温度5
℃より低いときは、除霜ヒータ14を作動させるととも
に送風ファン16を停止させ、冷却器13のみの霜取り
を行う。第2の霜取り制御手段42は、定期霜取り指示
手段40の霜取り指示の際、第2の霜取り温度8℃が設
定されていて、かつ除霜サーミスタ19が検出する冷却
器13の温度が該第2の霜取り温度より低いときは、送
風ファン16を作動させたまま除霜ヒータ14を作動さ
せて、冷却器13及び収納箱5の両方の霜取りを行う。
【0016】第1の解除手段43は、第1の霜取り制御
手段40の霜取り制御が行われている場合に、除霜サー
ミスタ19により検出される冷却器13の温度が、第1
の霜取り温度5℃以上となると、除霜ヒータ14及び送
風ファン16に対する制御を解除する。第2の解除手段
44は、第2の霜取り制御手段42の霜取り制御が行わ
れている場合に、除霜サーミスタ19により検出される
冷却器13の温度が、第2の霜取り温度8℃以上となる
と、除霜ヒータ14に対する制御を解除する。
【0017】また、圧縮機22及び凝縮器ファンモータ
38の制御手段45は、収納箱5の内部温度を検出する
庫内サーミスタ8の検出温度に基づいて、圧縮機22及
び凝縮器ファンモータ38をオン・オフして収納箱5内
を設定温度に保持するとともに、上記第1霜取り制御手
段41及び第2霜取り制御手段42による霜取り運転中
は、圧縮機22や凝縮器ファンモータ38を停止させ
る。
【0018】上記第1の霜取り温度5℃が設定されてい
る場合の冷蔵庫1の作動を、図6のタイムチャートを参
照して説明する。電源が投入されると同時に送風ファン
16及び前面枠ヒータに通電され、ソフトタイマ時間が
経過する3分後に圧縮機22及び凝縮器ファンモータ3
8に通電され冷却運転が開始される。冷却運転では、送
風ファン16により冷却器13の冷気が送出され冷気循
環通路Rを通って収納箱5を外部から冷却する。そし
て、収納箱5の内部温度を検出する庫内サーミスタ8の
検出温度に基づいて、圧縮機22及び凝縮器ファンモー
タ38をオン・オフして収納箱5内を設定温度に保持す
る。
【0019】電源投入後6時間毎に定期霜取り指示手段
40の霜取り指示が行われる。この際、除霜サーミスタ
19が検出する冷却器13の温度が第1の霜取り温度5
℃より低いときは、第1の霜取り制御手段41により除
霜ヒータ14を作動させるとともに送風ファン16を停
止させ、冷却器13のみに対する霜取り運転を実施す
る。この時、制御手段45により圧縮機22及び凝縮器
ファンモータ38が停止する。そして、庫内温度表示部
37には、除霜中を示す「dF」が表示される。除霜ヒ
ータ14により冷却器13が加熱され、付着した霜が解
けて断熱室12の底面12aに滴下する水は、図示しな
い排水パイプや排水ダクトにより断熱箱体2の外部に排
出される。送風ファン16の停止により、断熱室12と
収納箱5間の空気の循環は断たれ、収納箱5の温度上昇
は最小限に抑えられる。
【0020】霜取りが完了して除霜サーミスタ19の検
出する冷却器13の温度が、第1の霜取り温度の5℃以
上になると、第1解除手段43により除霜ヒータ14を
オフする。そして、5分間のインターバルを設けて解け
て滴下する水の水切りを行った後、送風ファン16、圧
縮機22及び凝縮器23の冷却用ファンモータに通電さ
れる。この10分後に庫内温度表示部37の除霜中を示
す「dF」を、庫内温度表示に表示替えして第1の霜取
り制御手段41の制御を終了する。そして、収納箱5の
内部温度を検出する庫内サーミスタ8の検出温度に基づ
いて、制御手段45による圧縮機22及び凝縮器ファン
モータ38のオン・オフ制御に移行する。
【0021】続いて、第2の霜取り温度8℃が設定され
た場合の冷蔵庫1の作動を、図7のタイムチャートを参
照して説明する。電源の投入後から庫内サーミスタ8の
検出温度に基づく圧縮機22及び凝縮器ファンモータ3
8のオン・オフ制御が行われるまでの作動は、図6の場
合と同一である。
【0022】電源投入後6時間毎に定期霜取り指示手段
40の霜取り指示が行われる。この際、除霜サーミスタ
19が検出する冷却器13の温度が第2の霜取り温度8
℃より低いときは、第2の霜取り制御手段42により送
風ファン16は作動したまま除霜ヒータ14を作動させ
て、冷却器13及び収納箱5の両方に対する霜取り運転
を実施する。この時、制御手段45により圧縮機22及
び凝縮器ファンモータ38が停止する。また、庫内温度
表示部37には、除霜中を示す「dF」が表示される。
除霜ヒータ14により冷却器13が加熱され、付着した
霜が解けて断熱室12の底面12aに滴下する水は、図
示しない排水パイプや排水ダクトにより断熱箱体2の外
部に排出される。そして、この間送風ファン16が作動
していることにより、冷却器13を加熱する除霜ヒータ
14により熱せられた空気が、循環通路Rを流れて断熱
室12と収納箱5間を循環するので、収納箱5の温度も
上昇して該収納箱5に付着する霜も取り除かれる。
【0023】霜取りが完了して除霜サーミスタ19の検
出する冷却器13の温度が、第2の霜取り温度の8℃以
上になると、第2解除手段44により除霜ヒータ14を
オフする。そして、5分間のインターバルを設けて解け
て滴下する水の水切りを行った後、圧縮機22及び凝縮
器23の冷却用ファンモータに通電される。この10分
後に庫内温度表示部37の除霜中を示す「dF」を、庫
内温度表示に表示替えして第2の霜取り制御手段42の
制御を終了する。そして、収納箱5の内部温度を検出す
る庫内サーミスタ8の検出温度に基づいて、制御手段4
5による圧縮機22及び凝縮器ファンモータ38のオン
・オフ制御に移行する。
【0024】上記説明で明らかなように、制御装置31
は収納箱5に収納する製品や食材等の種類等に応じて、
第1の霜取り温度5℃と第2の霜取り温度8℃の何れか
を、霜取り温度設定手段35により設定することによ
り、第1の霜取り制御手段41による冷却器13のみの
霜取り運転、若しくは第2の霜取り制御手段42による
冷却器13及び収納箱5の両方の霜取り運転が定期的か
つ自動的に行う。また、第2の霜取り制御では特に収納
箱5に付着する霜が定期的に除去されるため、霜が成長
して氷となってしまうことがなく、6時間毎に実施され
る各々の霜取り時間が短縮でき省エネを実現できる。さ
らに、定期的な霜取りにより収納箱5から霜が略完全に
取り除かれるから、収納箱5の壁面に庫内サーミスタ8
を配設することにより、正確に庫内温度を検出でき略設
定された通りの庫内温度に制御できる。
【0025】尚、上記第1の霜取り温度5℃が設定され
ている場合に、該第1の霜取り温度及び上記第2霜取り
温度よりも高い温度(15℃)で、収納箱5の霜取りを
強制的に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る霜取り制御装置を適用した冷
蔵庫の断面図である。
【図2】図1に於けるA−A線断面図である。
【図3】図2に於けるB−B線拡大断面図である。
【図4】制御装置の概略のブロック図である。
【図5】霜取り温度設定手段を示した説明図である。
【図6】第1の霜取り温度が設定された場合の冷蔵庫の
作動を示したタイムチャートである。
【図7】第2の霜取り温度が設定された場合の冷蔵庫の
作動を示したタイムチャートである。
【符号の説明】
1...冷蔵庫 5...収納箱 13...冷却器 14...除霜ヒータ 16...送風ファン 19...除霜サーミスタ 22...圧縮機 23...凝縮器 31...制御装置 32...電気制御回路 33...CPU 35...霜取り温度設定手段 35a...「高」ボタン 35b...「低」ボタン 35c...設定ボタン 37...庫内温度表示部 38...凝縮器ファンモータ 40...定期的霜取り指示手段 41...第1の霜取り制御手段 42...第2の霜取り制御手段 43...第1の解除手段 44...第2の解除手段 45...制御手段 R...循環通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L046 AA02 BA01 CA07 CA12 GA01 GA05 GB01 HA03 JA09 JA16 JA17 KA02 LA02 MA01 MA02 MA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱内に空間を介して収納箱を設ける
    とともに、該空間に冷却器と送風ファンとを設け、該送
    風ファンにより前記空間内の空気を循環させて前記収納
    箱を冷却し、前記冷却器の霜取り運転中には圧縮機及び
    凝縮器ファンモータを停止させるようにした冷却貯蔵庫
    に適用され、 時間を計測して所定時間毎に前記冷却器の霜取りを指示
    する定期霜取り指示手段と、 前記冷却器を加熱する除霜ヒータと、 前記冷却器の温度を検出する温度センサと、前記冷却器
    のみの霜取りを行うための第1の霜取り温度と、該第1
    の霜取り温度より高い第2の霜取り温度の何れかを選択
    して設定する霜取り温度設定手段と、前記定期霜取り指
    示手段により前記冷却器の霜取りが指示されたとき、前
    記第1の霜取り温度が設定されていて、かつ前記温度セ
    ンサが検出する前記冷却器の温度が該第1の霜取り温度
    より低いときは、前記除霜ヒータを作動させるとともに
    前記送風ファンを停止させる第1の霜取り制御手段と、 前記定期霜取り指示手段により前記冷却器の霜取りが指
    示されたとき、前記第2の霜取り温度が設定されてい
    て、かつ前記温度センサが検出する前記冷却器の温度が
    該第2の霜取り温度より低いときは、前記送風ファンを
    作動させたまま前記除霜ヒータを作動させる第2の霜取
    り制御手段と、前記第1の霜取り制御手段の霜取り制御
    においては、前記温度センサが検出する冷却器の温度が
    前記第1の霜取り温度以上に達したとき、前記除霜ヒー
    タ及び送風ファンに対する制御を解除する第1の解除手
    段と、前記第2の霜取り制御手段の霜取り制御において
    は、前記温度センサが検出する冷却器の温度が前記第2
    の霜取り温度以上に達したとき、前記除霜ヒータに対す
    る制御を解除する第2の解除手段とを備えたことを特徴
    とする冷却貯蔵庫の霜取り制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100443822C (zh) * 2005-03-24 2008-12-17 日立空调·家用电器株式会社 热泵热水器
JP2017122569A (ja) * 2015-12-29 2017-07-13 マースクライン エーエスMaersk Line A/S 冷凍コンテナにおける除霜サイクルをいつ終了させるかを決定する方法

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