JP3169442B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3169442B2
JP3169442B2 JP20601592A JP20601592A JP3169442B2 JP 3169442 B2 JP3169442 B2 JP 3169442B2 JP 20601592 A JP20601592 A JP 20601592A JP 20601592 A JP20601592 A JP 20601592A JP 3169442 B2 JP3169442 B2 JP 3169442B2
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    • F25D2400/28Quick cooling

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、断熱箱体内に所定空
間を存して収納箱を内装し、前記介在空間内に冷気を循
環させることにより収納箱の内部を冷却する二重構造の
冷蔵庫において、前記空間内を循環する冷気の一部を収
納箱内に流入させるようにした冷蔵庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】野菜や果実その他肉や魚等の生鮮食品(以
下「食材」という)を、冷蔵庫中で長期に亘り冷凍貯蔵し
たり、冷凍した食材を徐々に解凍したりする場合は、一
般に冷蔵庫内の温度変化を少なく抑え、併せて食材から
の水分蒸発を抑制管理する必要がある。この要請に応え
るものとして、冷蔵室を形成する断熱箱体内に食材貯蔵
用の収納箱を形成し、この断熱箱体と収納箱との間に画
成した冷気通路に、冷却器により冷却した冷気を循環さ
せて収納箱内を冷却するよう構成した冷蔵庫が提案さ
れ、好適に実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、パンのように
小麦粉と水にイースト菌等を混ぜ合わせて練り上げた生
地の焼き上げ時間を調整するため、該生地を急冷してイ
ースト菌の発酵を一時的に停止させることが行なわれて
いる。またウドンやソバ等の麺類においても、製麺直後
の麺を急冷することにより小麦粉のグルテン化を抑制し
て、ゆで上がり時に腰や艶のある良質の麺を得るように
している。
【0004】前記パン生地や麺類の如く急冷を要する食
材を、前述した二重構造の冷蔵庫(恒温高湿冷蔵庫)に収
納すると、該食材を徐々にしか冷却できず、発酵やグル
テン化が進行してしまう難点がある。そのため前記食材
を一旦冷凍庫に入れて急冷した後、二重構造の冷蔵庫に
移し変えることが行なわれている。しかるにこの場合
は、作業者は食材が所定温度まで冷却されるまで待機す
る必要があると共に、移し変えに手間が掛かる欠点が指
摘される。また冷凍庫から食材を取出すことを忘れてし
まうと、該食材が冷凍されてしまうために、焼いたりゆ
でる前に解凍する手間を要すると共に、解凍により呈味
劣化を生ずる欠点も指摘される。
【0005】そこで、前記二重構造の冷蔵庫よりも迅速
に貯蔵食材を冷却し得る直冷式冷蔵庫(冷気を直接収納
箱に循環させる型式)に、前記パン生地や麺等の食材を
収納することが一部で行なわれている。この場合は、イ
ースト菌の発酵や小麦粉のグルテン化の進行を抑えるこ
とはできるが、食材を長期に亘って貯蔵しておくと、食
材からの水分蒸発が促進され、異常乾燥を来して表面が
乾いてひび割れして品質を著しく低下させる問題があっ
た。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した断熱箱体内に収納
箱を内装した二重構造に係る冷蔵庫に内在している前記
欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの
であって、収納箱内に収容した貯蔵食材の急冷をなし得
ると共に、異常乾燥を防止し得る冷蔵庫を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、開口部およ
び開口部に設けた断熱扉を備える断熱箱体と、前記断熱
箱体の内部に所要の空間を介して配設され、前記開口部
に対応して開放する開口部を有する収納箱と、前記空間
に配設した冷却器と、前記空間に配設され、前記冷却器
で冷却された冷気を空間に強制循環させるファンとを備
える冷蔵庫において、前記収納箱に配設され、前記ファ
ンの吸引側または吹き出し側の空間と箱内とを連通する
通孔の開放および閉成を行なうダンパーと、前記収納箱
に穿設され、前記ファンの吹き出し側または吸引側の空
間と箱内とを連通する通孔と、前記収納箱の外側に配設
されて前記通孔を覆うダクトと、 前記ダクトの通孔より
上方に臨む位置に穿設されて内部と前記空間とを連通す
る通孔と、前記ダンパーの開閉時間を制御するタイマと
から構成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る冷蔵庫につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、本発明の好適な実施例に係る縦型冷蔵庫の縦断
側面図、図2は縦型冷蔵庫の縦断正面図である。なお実
施例では、断熱箱体内に上下の関係で2つの収納箱を内
装したものについて説明するが、収納箱が左右の関係で
複数配設されたものや単数あるいは3つ以上であっても
よい。
【0009】(冷蔵庫の概略構成について)図面に示す如
く、縦型冷蔵庫(以下「冷蔵庫」という)10は、上下に所
定間隔離間して前面側に大きく開放する矩形状開口部1
2a,12aを有する外箱12と、この外箱12内に所
要の間隙を保持して組込まれ、同じく前面側に大きく開
放する内箱14と、両箱12,14間に充填した発泡ウ
レタン等の断熱材16とからなる断熱箱体18を有して
いる。この断熱箱体18における前記内箱14の内部に
は、その内壁と所要の空間20を保持して、上下の関係
で積層した上部収納箱22と下部収納箱24とが配設さ
れている。なお、収納箱22,24は、ステンレス等の
熱良導性金属板を材質として形成される。
【0010】前記両収納箱22,24は、断熱箱体18
に形成される矩形状開口部12a,12aに対応して、
前方に開放する矩形状開口部22a,24aを有してい
る。また断熱箱体18の前面には、図1に示す如く、当
該断熱箱体18に開設した各開口部12aと対応して、
該開口部12aを開閉自在に閉塞する断熱扉26が配設
されている。
【0011】前記内箱14の内部底面には、図2に示す
如く、その幅方向の中央部に底面から所定高さだけ突出
する支持部材19が配設され、この支持部材19に下部
収納箱24が載置されて、該下部収納箱24と内箱14
の底面との間に底部空間44を画成している。また、内
箱14の内部背面には、図4に示す如く、平面コ字状に
形成した背面部取付体34,34が所定間隔離間して対
向的に配設され、前記両収納箱22,24は、その背面
左右端部を取付体34,34に当接した状態で取付けら
れる。これにより、収納箱22,24の背面と内箱14
の内部背面との間に、後述する如く、冷気を下降させつ
つ収納箱22,24を冷却するよう案内する背面通路3
6が画成される。
【0012】前記内箱14の内部両側面には、図3およ
び図4に示す如く、両収納箱22(24)と対応する位置
に、側部取付体42,42が夫々対向的に配設され、こ
の側部取付体42,42で各収納箱22(24)の側面を
支持するようになっている。これにより、両収納箱2
2,24の両側面と内箱14の内部両側面との間に、冷
気を上昇させつつ収納箱22,24を冷却するよう案内
する側面通路46,46が画成される。すなわち、前記
内箱14の内壁と両収納箱22,24の外壁との間に画
成した空間20は、背面通路36,底部空間44,側面
通路46,46とから構成される。なお、背面通路36
と側面通路46,46とは、底部空間44を介して連通
している。
【0013】前記背面部取付体34,34には、図4に
示す如く、下部収納箱24の上方に延出する遮蔽部材3
8,38が平行に形成され、該遮蔽部材38,38の前端
部は、内箱14の内部両側面間に架設された遮蔽板48
に連結されている。そして前記上部収納箱22は、両遮
蔽部材38,38および遮蔽板48に載置されて、下部
収納箱24との上下対向面に水平通路40を画成するよ
うになっている。この水平通路40は、両遮蔽部材3
8,38および遮蔽板48により両側面および前面にお
いて略閉塞されると共に、その背面側においては前記背
面通路36に連通している。
【0014】前記両遮蔽部材38,38の適宜位置に、
図3に示す如く、横材52が架設され、該横材52と両
遮蔽部材38,38および遮蔽板48により収納空間5
4が画成され、該空間54に臨む下部収納箱24の天井
面に、下部収納箱24の内部と収納空間54との連通お
よび遮断を行なう電動ダンパー56(後述)が配設され
る。また収納空間54内に臨む各遮蔽部材38には、図
4に示す如く、該空間54と側面通路46とを連通する
複数の通孔50が穿設されており、該通孔50は、電動
ダンパー56を開放した際に、下部収納箱24内の冷気
を側面通路46に流出させるべく機能する。
【0015】前記内箱14の内部天井面と上部収納箱2
2の天井面との間に画成された空間は、図1に示す如
く、画壁30を介して2つの室37,39に画成され、
前記背面通路36と連通する第1室37に、図示しない
冷凍装置に接続されて、該冷凍装置からの冷媒を内蔵の
蒸発器に循環させる冷却器28が配設されている。また
第2室39は、前記側面通路46,46と連通し、この
第2室39内における画壁30に開設した複数(実施例
では2つ)の開口30aに対応する位置に、送風ファン
32が夫々配設されている(図2参照)。この送風ファン
32は、第2室39内の空気を第1室37に向けて吹き
出すよう配置されているので、該送風ファン32を駆動
することにより、側面通路46,46側から吸引した庫
内空気は、第1室37の冷却器28に接触して冷気とさ
れた後、前記背面通路36に吹き出される。
【0016】前記第2室39内に臨む上部収納箱22の
天井面には、後述する電動ダンパー56が配設され、上
部収納箱22の内部と第2室39との連通および遮断を
行ない得るよう構成されている。また前記第1室37に
配設した冷却器28の下部に、図1に示す如く、ヒータ
72が配設され、該ヒータ72は、後述する除霜運転に
際して冷却器28に付着した霜を融解するべく機能す
る。更に冷却器28の下方には、除霜運転に際して冷却
器28から滴下した水滴を機外に排出するべく機能する
排水皿33が配設されている。なお、上部収納箱22の
天井面は冷却器28が近くに位置しているので、効率的
に冷却される。
【0017】(収納箱内への冷気導入手段について)前記
断熱箱体18に内装した上下の収納箱22,24には、
前記背面通路36を流通する冷気を内部に導入する冷気
導入手段が夫々配設されている。なお各収納箱22,2
4に配設される冷気導入手段は同一であるので、下部収
納箱24に配設される手段について説明し、上部収納箱
22に配設される手段については同一の符号を付して示
すものとする。
【0018】前記下部収納箱24の前記収納空間54に
臨む天井面には、図5に示す如く、所要寸法の開口58
が開設され、この開口58を介して電動ダンパー56が
収納空間54に臨むよう嵌挿されている。なお電動ダン
パー56は、その底面に配設された取付板60を天井面
にねじ62により固定することにより取付けられる。す
なわち電動ダンパー56は、下部収納箱24の内部から
取付けたり取外したりすることができ、点検や故障に際
しての交換を簡単に行ない得るよう構成されている。
【0019】前記電動ダンパー56には、下部収納箱2
4の内部と収納空間54とを連通する複数(実施例では
2つ)の通孔56aが形成されると共に、各通孔56a
を開閉自在に閉成する蓋体64が対応的に配設されてい
る。この蓋体64は、モータ66により開閉作動され、
その開放時に下部収納箱24の内部と収納空間54とを
連通して、収納箱内の冷気を流出可能とし得るようにな
っている。なお取付板60には、電動ダンパー56の通
孔56aに対応する通孔60aが穿設されている。
【0020】図6および図7に示す如く、下部収納箱2
4の背面下方には、前記背面通路36に連通する複数の
通孔68が穿設されている。また該収納箱24の外部背
面に、複数の通孔68を覆うトレー状のダクト70が、
その上下端縁部に形成したフランジ70a,70aを介
してねじ止めされている。このダクト70には、下部収
納箱24における通孔68の穿設位置から上方に離間す
る背面に複数の通孔70bが穿設されており、背面通路
36を流通する冷気を、該ダクト70を介して下部収納
箱24内に流入させ得るよう構成されている。なお、図
7に示す如く、ダクト70の通孔70bは背面通路36
を下降する冷気の流れ方向と平向な背面に穿設されてい
るので、前記電動ダンパー56を閉成した際には、下部
収納箱24の内部は略密閉状態となるため、背面通路3
6を流通する冷気は通孔70bからダクト70内に流入
し難くなる。これにより、冷気が常に収納箱内に流入す
ることにより貯蔵食材が乾燥するのを防止し得る。
【0021】前記ダクト70における下部収納箱24の
背面に接触する内部下端縁部70cは、図7に示す如
く、前記通孔68の下端と同一か若干上方に位置するよ
う設定されている。またダクト70の通孔70bは、下
部収納箱24における通孔68の穿設位置より上方に設
けてあるので、下部収納箱24の内壁に生じた水滴や箱
内を水洗いするに際し、水滴や洗浄水が背面通路36に
流入するのを防止し得るようになっている。
【0022】前記電動ダンパー56のモータ66は、冷
蔵庫前面に配設した切換えボタン(図示せず)により作動
制御されて、冷気を収納箱22,24の内部に導入する
冷凍運転と、収納箱22,24の内部への冷気の流入を
阻止する恒温高湿運転とを切換えるようになっている。
例えば切換えボタンを1回押すことにより、モータ66
が作動(ON)して電動ダンパー56を開放し、通常の恒
温高湿運転から冷凍運転に切換える。また切換えボタン
を2回押すと、冷凍タイマ(図示せず)がスタートし、冷
凍運転を所定時間(パン生地の発酵や麺のグルテン化を
抑制する時間)だけ継続した後、恒温高湿運転に自動的
に切換えるよう設定されている。更に切換えボタンを3
回押すことにより、冷凍タイマのタイムアップとは関係
なく電動ダンパー56を強制的に閉成すると共に、冷凍
タイマをリセットして、冷凍運転から恒温高湿運転に切
換えるようになっている。なお冷凍タイマとしては、停
電時にリセットされることのない電気復帰式のタイマが
好適に使用される。
【0023】また実施例の冷蔵庫10では、前記冷却器
28の運転を継続すると、次第に当該冷却器28の表面
に霜が層状に成長し、該霜が冷却器28における庫内空
気との熱交換を阻害するため、前記冷凍装置の圧縮機
(図示せず)を停止すると共に、冷却器28を前記ヒータ
72で加熱して霜を融解させる除霜運転を行なうように
なっている。そして、前述した冷凍運転中における除霜
運転に際しては、図9に示す如く、その除霜運転完了時
に圧縮機,送風ファン32および電動ダンパー56を、
所定時間T1,T2,T3だけ遅延させつつ順次始動させる
制御がなされるよう設定してある。
【0024】
【実施例の作用】次に、前述した構成に係る冷蔵庫の作
用につき、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0025】(恒温高湿運転について)電源が投入(スタ
ート)されると、先ずステップ100(以下「ステップ」を
「S」と称する)で電動ダンパー56の開閉状態を確認
し、閉成状態であればS101に進んで恒温高湿運転が
行なわれる。すなわち、前記側面通路46,46の庫内
空気は、送風ファン32により吸引されて画壁30の開
口30aを介して冷却器28に向けて吹き付けられ、こ
こで熱交換により冷却された後、前記背面通路36に吹
き出される。なお、上部収納箱22の天井面は冷却器2
8が近接位置しているので、良好に冷却される。
【0026】前記背面通路36に吹き出された冷気は、
上部収納箱22の背面に接触して熱交換を行ないつつ下
降する。前記背面通路36を下降する冷気の一部は、図
1に示す如く、水平通路40に流入し、上部収納箱22
の底面および下部収納箱24の天井面に接触して熱交換
を行なった後、背面通路36に戻る。前記水平通路40
に流入することなく背面通路36を下降する冷気および
水平通路40から戻った冷気は、下部収納箱24の背面
に接触して熱交換を行ないつつ流下した後、前記底部空
間44に吹き出され、ここで該収納箱24の底部に接触
する。更に、冷気は前記側面通路46,46を上昇する
際に、両収納箱22,24の両側面に接触して収納箱2
2,24を冷却した後、再び冷却器28に戻るサイクル
を反復する。なお、底部空間44に吹き出された冷気
は、下部収納箱24との間で熱交換されて暖められてい
るので、断熱箱体18の底部に冷気が滞留することがな
く、冷気は効率的に循環する。
【0027】また前記上部収納箱22および下部収納箱
24に配設した電動ダンパー56,56は閉成状態であ
るので、各収納箱22,24は略密閉状態となってい
る。従って、前記背面通路36を下降する冷気は、前記
ダクト70の通孔70bを介してダクト内に流入するこ
とは殆どなく、収納箱22,24内を恒温高湿に保持す
ることができる。
【0028】前記S100において、電動ダンパー56
が開放状態であることを確認した場合は、S102に移
行し、前記モータ66を作動(ON)することにより、S
103で電動ダンパー56の蓋体64により通孔56a
を閉成する。そしてS104でモータ66を停止(OF
F)した後、前記S101に移行して前述した恒温高湿
運転を行なう。
【0029】(冷凍運転について)前述したパン生地や麺
類等のように一時的に急冷する必要のある食材を貯蔵す
る場合は、前記切換えボタンを1回押す(S105)こと
により、S106でモータ66が作動(ON)する。そし
て続くS107で電動ダンパー56の蓋体64が通孔5
6aを開放し、これにより上部収納箱22は第2室39
と連通し、また下部収納箱24は収納空間54と連通す
る。なおS108でモータ66が停止(OFF)した後、
S109に移行して冷凍運転が行なわれる。
【0030】すなわち、前記電動ダンパー56の開放に
より、上下の収納箱22,24は、その天井面および背
面下部において前記空間20と連通する状態となり、前
記背面通路36を下降する冷気の一部はダクト70を介
して箱内に流入する。上部収納箱22の場合は、背面通
路36を下降する冷気の一部がダクト70の通孔70b
から内部に流入し、更に前記通孔68を介して箱内部に
流入する。箱内に流入した冷気は、箱内を冷却した後、
電動ダンパー56の通孔56aから第2室39に流出し
て冷却器28に戻るサイクルを反復する。また下部収納
箱24の場合は、同様にしてダクト70を介して箱内に
流入した冷気は、箱内を冷却した後、電動ダンパー56
の通孔56aから収納空間54に流出し、更にこの冷気
は、前記遮蔽部材38に穿設した通孔50を介して側面
通路46に流出する。このように収納箱22,24は、
箱内を循環する冷気と、空間20を循環する冷気とから
両面的に冷却されて、箱内を所定温度(パン生地の発酵
や麺のグルテン化を抑制し得る温度)まで急速に冷却し
得る。従って、冷凍運転を行なっている冷蔵庫10にパ
ン生地や麺類を貯蔵すれば、該食材を急冷してその発酵
やグルテン化を抑制することができる。
【0031】前記冷凍運転を長期に亘って継続すると、
食材が必要以上に冷却されたり乾燥を来たすので、前記
食材が発酵やグルテン化を抑制される温度まで冷却され
た後に、前記恒温高湿運転に切換える必要がある。そこ
で実施例では、S110で前記切換えボタンを押す(2
回目)ことにより、S111で前記冷凍タイマに通電し
てカウントを開始させる。次いで、S112で冷凍タイ
マがカウントアップしたか否かを確認し、肯定(YES)
であればS114に進み、前記モータ66を作動(ON)
して電動ダンパー56を閉成(S116)する。なお冷凍
タイマのカウントアップにより、S115で冷凍タイマ
はリセットされる。そしてS117でモータ66が停止
(OFF)されることにより、前記S101に移行して前
述した恒温高湿運転を行なう。これにより所定温度まで
冷却された食材は、初期品質を保持したままで、後は過
度の水分蒸発を有効に抑制された状態で貯蔵される。
【0032】前記S112で否定(NO)された場合は、
S113に移行し、ここで切換えボタンが3回押された
か否かを確認し、肯定(YES)であればS114に進ん
で冷凍運転から恒温高湿運転に切換える。またS113
で否定(NO)であれば、S111に移行して冷凍タイマ
のカウントを継続する。
【0033】このように前記空間20を流通する冷気を
収納箱22,24に流入させない恒温高湿運転と、冷気
を収納箱22,24に流入させる冷凍運転とを、前記電
動ダンパー56を開閉することにより切換えるようにし
たので、急冷を要する食材を好適に保存することがで
き、作りだめ等ができる。また電動ダンパー56の開閉
は冷凍タイマにより自動的に制御されるので、作業者が
食材を入れ換えたり、食材が所定温度まで冷却されるの
を待って冷凍運転から恒温高湿運転に切換える作業は必
要なくなる。更に冷凍庫と冷蔵庫とを併用しなくてもよ
くなるので、厨房内での省スペース化を図り得ると共
に、設備コストを低減し得る利点がある。また冷凍タイ
マの設定時間を、食材の貯蔵量に応じて可変することに
より、該食材を確実に所定温度まで急冷することが可能
となる。
【0034】(除霜運転について)ここで、前記冷却器2
8の運転を継続することにより、該冷却器28の表面に
は霜が層状に成長し、該霜が冷却能力を低下させてしま
うため、冷却器28での着霜量が所定値を越えた場合
は、この冷却器28での冷却を停止して除霜運転が行な
われる。なお着霜の程度を検知して除霜運転を開始させ
る方法としては、静電容量形検知器により着霜量を直接
検出する手段や、タイマにより所定時間毎に冷凍運転か
ら除霜運転に切換える手段等が適宜採用可能である。但
し実施例の冷蔵庫10では、前述した冷凍運転に際して
電動ダンパー56を開放して空間20内の冷気を各収納
箱22,24の内部に導入するよう設定してある。この
ため冷凍運転中に除霜運転を行なうと、前記ヒータ72
によって暖められた空気が収納箱22,24に流入して
箱内温度を上昇させるおそれがある。そこで実施例の冷
蔵庫10では、冷凍運転中における除霜運転に際して
は、以下に説明する如く各装置が制御されるようになっ
ている。
【0035】すなわち、前記検知手段から除霜開始信号
が出力されると、図9に示す如く、前記冷凍装置におけ
る圧縮機の運転が停止されると共に、送風ファン32が
停止する。また冷却器28の下部に配設したヒータ72
に通電されて、該冷却器28に付着した霜が融解され
る。このとき、前記電動ダンパー56のモータ66が作
動されて、蓋体64により通孔56aを閉成し、上部収
納箱22と第2室39および下部収納24と収納空間4
5との連通を遮断する。すなわち、ヒータ72により暖
められた空気が、収納箱22,24内に流入するのを阻
止して、箱内温度が上昇するのが防止される。
【0036】次に、前記検知手段から除霜完了信号が出
力されると、図9に示す如く、ヒータ72への通電を遮
断すると共に、所要の水切り定時間T1を経過した後、
前記圧縮機の運転を開始する。更に圧縮機の運転開始か
らから所定時間T2の遅延後、前記送風ファン32を駆
動することにより、前記側面通路46,46側から吸引
した庫内空気は、冷却器28に吹き付けられる。このと
き、除霜運転により温度上昇していた冷却器28は、所
定時間T2の間に温度低下しているので、該冷却器28
に接触する庫内空気は冷却されて背面通路36に吹き出
される。また、送風ファン32が駆動されてから更に所
定時間T3の遅延後、前記各電動ダンパー56のモータ
66が作動されて通孔56aを開放する。これにより、
前記上下の収納箱22,24は、その天井面および背面
下部において前記空間20と連通する状態となり、前記
背面通路36を下降する冷気の一部はダクト70を介し
て箱内に流入する。そして箱内に流入した冷気は、該箱
内を冷却した後、各電動ダンパー56の通孔56aを介
して空間20に流出して、前述したサイクルを反復す
る。
【0037】このように、冷凍運転中において除霜運転
を行なう場合は、前記電動ダンパー56を閉成すること
により、ヒータ72により暖められた空気が各収納箱2
2,24に流入するのは阻止され、箱内温度の上昇を防
止し得る。また除霜が完了して冷凍運転に移行する際
に、圧縮機,送風ファン32,電動ダンパー56の各始
動タイミングを所定時間T1,T2,T3づつ遅延させるこ
とにより、除霜運転により暖められ冷却器28が充分に
冷却されてから庫内空気の循環がなされ、庫内の温度上
昇を抑制することができる。更に、除霜運転完了から圧
縮機の始動までに水切り時間T1を設けることにより、
融解した水滴が冷却器28に再氷結するのを防止するこ
ともできる。
【0038】なお、前述した恒温高湿運転中における除
霜運転に際しても、その除霜完了後に恒温高湿運転に移
行する場合に、圧縮機と送風ファン32との始動タイミ
ングをずらすことにより、除霜運転により暖められ冷却
器28が充分に冷却されてから庫内空気の循環がなさ
れ、庫内の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0039】なお実施例では、冷却器で冷却した冷気を
背面通路→底部空間→側面通路と循環させる場合につき
説明したが、逆に側面通路→底部空間→背面通路の如く
冷気を循環させるようにしてもよい。この場合は、電動
ダンパーから箱内に流入した冷気が、背面側の通孔およ
びダクトの通孔を介して背面通路に流出する。また収納
箱の側面通路に連通するよう通孔を穿設すると共に、背
面通路側に電動ダンパーを配設することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る冷蔵庫
によれば、断熱箱体と収納箱との間に画成した空間を流
通する冷気を、収納箱内に簡単な構成で導入し得るの
で、当該収納箱内に収容した食材を急冷することができ
る。またダンパの開閉時間をタイマにより制御するの
で、食材が所定温度まで冷却された以後に、冷気を収納
箱に流入させない恒温高湿運転に切換えることができ
る。すなわち、急冷を要する食材の初期品質を低下させ
ることなく、しかも急冷された以後は水分蒸発を抑制し
た状態で保存し得る。また、作業者が食材を入れ換える
手間を省くことができる。
【0041】更に、収納箱に穿設した通孔をダクトによ
り覆うと共に、ダクトの通孔より上方に臨む部位に冷気
を導入する通孔を穿設したので、箱内に生じた水滴等が
前記空間に流入するのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る縦型冷蔵庫の縦
断側面図である。
【図2】 縦型冷蔵庫の縦断正面図である。
【図3】 縦型冷蔵庫の横断平面図である。
【図4】 縦型冷蔵庫を一部縦断して示す概略斜視図で
ある。
【図5】 電動ダンパーの配設個所を示す説明図であ
る。
【図6】 収納箱とダクトとを示す概略斜視図である。
【図7】 ダクトの配設個所を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る縦型冷蔵庫の運転フローチャー
ト図である。
【図9】 冷凍運転中における除霜制御のタイミングチ
ャート図である。
【符号の説明】
12a 開口部, 18 断熱箱体, 20 空間,
22 上部収納箱,22a 開口部, 24 下部収納
箱, 24a 開口部, 26 断熱扉,28 冷却
器, 32 送風ファン, 56 電動ダンパー, 5
6a 通孔,68 通孔, 70 ダクト, 70b
通孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254277(JP,A) 特開 平3−279769(JP,A) 特開 平2−192569(JP,A) 特開 昭63−96467(JP,A) 特開 昭63−3158(JP,A) 特開 昭62−245067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 311 F25D 17/08 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部(12a)および開口部(12a)に設けた
    断熱扉(26)を備える断熱箱体(18)と、前記断熱箱体(18)
    の内部に所要の空間(20)を介して配設され、前記開口部
    (12a)に対応して開放する開口部(22a,24a)を有する収納
    箱(22,24)と、前記空間(20)に配設した冷却器(28)と、
    前記空間(20)に配設され、前記冷却器(28)で冷却された
    冷気を空間(20)に強制循環させるファン(32)とを備える
    冷蔵庫において、 前記収納箱(22,24)に配設され、前記ファン(32)の吸引
    側または吹き出し側の空間(20)と箱内とを連通する通孔
    (56a)の開放および閉成を行なうダンパー(56)と、 前記収納箱(22,24)に穿設され、前記ファン(32)の吹き
    出し側または吸引側の空間(20)と箱内とを連通する通孔
    (68)と、前記収納箱(22,24)の外側に配設されて前記通孔(68)を
    覆うダクト(70)と、 前記ダクト(70)の通孔(68)より上方に臨む位置に穿設さ
    れて内部と前記空間(20)とを連通する通孔(70b)と、 前記ダンパー(56)の開閉時間を制御するタイマとから構
    成したことを特徴とする冷蔵庫。
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