JP2001317849A - 食材の冷却加工装置 - Google Patents

食材の冷却加工装置

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JP2001317849A JP2000132006A JP2000132006A JP2001317849A JP 2001317849 A JP2001317849 A JP 2001317849A JP 2000132006 A JP2000132006 A JP 2000132006A JP 2000132006 A JP2000132006 A JP 2000132006A JP 2001317849 A JP2001317849 A JP 2001317849A
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    • F25D2700/16Sensors measuring the temperature of products

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな食材を冷却加工する場合や、食材毎に
冷却加工の完了時期が異なる場合でも、適正に食材の芯
温測定が行えて、食材の冷却加工の制御を適正に行える
食材の冷却加工装置を得る。 【解決手段】 冷却加工装置は、冷却室3内に収納され
た食材に取り付けて、当該食材の芯温を測定する、例え
ば4本の芯温センサ8と、これらの芯温センサ8のう
ち、いずれか一つまたは複数個を選択するための選択手
段20と、この選択手段20で選択された芯温センサ8
の食材の芯温の測定結果に基づいて、冷却加工装置を制
御する制御手段15とを備える。そして、冷却加工装置
は、冷却室3内に収納された食材を冷却加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理などを済
ませた食材を冷却加工する食材の冷却加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大量の食事を来客者に一度に提供する宴
会場や結婚式場などにおいては、事前に加熱調理などを
済ませた食材を冷却庫(ブラストチラー)で、例えば0
℃に急速冷却加工したのち、冷蔵庫や冷凍庫などで保存
しておき、来客者に提供する時に前記冷蔵庫などから取
り出してオーブンなどで再加熱するようにしている。こ
の冷却庫は、安全性・衛生性の確保のために、例えば食
材の芯温が90分以内に3℃以下になるように急速冷却
加工することが求められており、例えば特開平6−34
1747号公報に示すごとく、食材温度センサ(芯温セ
ンサ)によって食材の温度(芯温)を測定し、この食材
の温度が、短時間で設定温度(例えば0℃)になるよう
に庫内温度を制御して、食材を急速冷却加工するものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のものでは、
一つの食材温度センサによって食材の温度を測定して冷
却加工の制御を行っているが、食材温度センサが一つだ
けでは、大きな食材の温度を測定して食材の冷却加工の
制御を行う場合や、複数の食材の温度を測定して各食材
の冷却加工の制御を行う場合などには不都合である。
【0004】つまり、前記大きな食材では、食材の箇所
によって冷却の進み度合いが異なるため、食材温度セン
サを取り付けた箇所が冷却されにくい箇所であると、食
材温度センサで測定された芯温が設定温度になったとき
には、食材全体としては冷却され過ぎているおそれがあ
る。また、例えば天麩羅料理のように揚げ終えた順番に
食材を急速冷却加工する場合には、食材毎に急速冷却加
工の完了時期が異なるために食材毎に温度を測定したい
が、一つの食材温度センサだけではこれができない。ま
た、食材温度センサを食材に取り付けた状態で食材が凍
結すると、食材温度センサの取り外しが困難であるとい
った問題がある。
【0005】本発明の目的は、大きな食材を冷却加工す
る場合や、食材毎に冷却加工の完了時期が異なる場合で
も、適正に食材の芯温測定が行えて、食材の冷却加工の
制御を適正に行える食材の冷却加工装置を得ることにあ
る。また、本発明の目的は、凍結した食材から芯温セン
サの取り外しが容易な食材の冷却加工装置を得ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする食材
の冷却加工装置は、冷却室3内に収納された食材を冷却
加工するようになっている。そして、本発明の冷却加工
装置は、前記食材に取り付けて、この食材の芯温を測定
する複数の芯温センサ8と、これらの芯温センサ8のう
ち、いずれか一つまたは複数個を選択するための選択手
段20と、この選択手段20で選択された芯温センサ8
の食材の芯温の測定結果に基づいて、冷却加工装置を制
御する制御手段15とを備えている。ここでの食材に
は、加熱調理などを済ませたもの、未加熱のものなどが
含まれる。選択手段20は、冷却加工装置に設けたもの
や、冷却加工装置とは別に設けて、冷却加工装置と通信
することで芯温センサ8を選択するものが含まれる。
【0007】具体的に説明すると、制御手段15は、食
材の芯温が予め設定された設定温度になるように冷却室
3内の冷却を制御しており、選択手段20によって複数
の芯温センサ8が選択された場合には、これらの芯温セ
ンサ8の何れかの測定値が設定温度になったときに庫内
温度の制御を完了させている。ここでは、選択手段20
によって、冷却加工装置に設けた全ての芯温センサ8を
選択する場合と、一部の芯温センサ8を選択する場合と
が含まれる。
【0008】報知を行うための報知手段17を備えてい
る場合には、制御手段15は、各芯温センサ8によって
測定された食材の芯温が予め設定された設定温度になる
度に、その旨を報知手段17によって報知させることが
できる。また、各芯温センサ8が、これを加熱する加熱
手段26を有しており、食材が凍結するまで冷却を行う
冷却加工を実行する場合には、制御手段15が、食材の
芯温が設定温度になったときに加熱手段26を作動させ
ることができる。
【0009】
【作用および発明の効果】冷却室3内の食材の芯温を測
定する芯温センサ8を、一つまたは複数個選択して、こ
の選択された芯温センサ8で測定された食材の芯温に基
づいて、冷却加工装置を制御するので、食材の芯温測定
を適正に行えるように一つまたは複数個の芯温センサ8
を選択することで、食材の冷却加工の制御を適正に行え
る。
【0010】つまり、複数の芯温センサ8の何れかの測
定値が設定温度になったときに冷却室3内の冷却の制御
を完了させるようにした場合には、例えば大きな食材
に、前述の複数の芯温センサ8をそれぞれ取り付けてお
けば、当該食材全体として冷却され過ぎることが防止さ
れる。即ち、芯温センサ8を取り付けた食材の箇所に、
冷却の進み具合が遅い箇所が含まれていても、冷却の進
み具合が早い食材の箇所での測定結果に基づいて食材の
冷却加工が制御されることになり、食材全体として冷却
され過ぎて、例えば食材が過度に凍結することが防止さ
れる。従って、適正な食材の冷却加工の制御が行える。
【0011】また、各芯温センサ8によって測定された
食材の芯温が予め設定された設定温度になる度に、その
旨を報知手段17によって報知させると、例えば天麩羅
料理のように揚げ終えた順番に食材を冷却加工する場合
には、冷却室3内に収納した複数の食材の冷却加工の完
了時期がそれぞれ異なるが、この場合でも、調理者が、
報知手段17の報知によって各食材の冷却加工の完了を
適正に判別できて、各食材の冷却加工を適正に行える。
【0012】食材が凍結するまで冷却する冷却加工を実
行する場合に、食材の芯温が設定温度になったときに加
熱手段26を作動させると、芯温センサ8の周囲の食材
が解凍されて、食材から芯温センサ8を取り外しやすく
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は、本発明に係る
食材の冷却加工装置である冷却庫(ブラストチラー)1
を例示しており、この冷却庫1は、図3に示すごとく冷
却室3と機械室4とを備えている。冷却庫1は、冷却室
3内に収納された食材を冷却加工するようになってお
り、この冷却加工で実行する冷却制御の手順は操作部
(選択手段)20あるいは管理装置2で予め設定され
る。この管理装置2は、この冷却制御の手順のプログラ
ムを作成・編集して記憶し、必要に応じて冷却庫1へ送
信する。
【0014】つまり、管理装置2は、パーソナルコンピ
ュータなどの汎用のコンピュータを用いており、図2に
示すごとくマイクロコンピュータなどからなる制御部2
1と、冷却庫1の冷却制御の手順のプログラムや管理装
置2自体の制御プログラムなどを記憶する記憶部22
と、ディスプレイやプリンタなどからなる表示部23
と、キーボード24と、冷却庫1の通信部18と通信す
る通信部25などを備える。管理装置2の通信部25と
冷却庫1の通信部18とは、EIA規格RS−232C
の通信線や無線などで通信する。そして、管理装置2
は、キーボード24などを使って作成・編集された冷却
庫1の冷却制御の手順のプログラムを、通信部25を介
して冷却庫1へ送信する。管理装置2は、冷却庫1から
送られて来た各種データ、例えば庫内温度に関するデー
タを蓄積し、必要に応じて温度履歴や警報履歴などの統
計を表あるいはグラフなどに編集して表示部23で表示
する。
【0015】冷却庫1の冷却室3内には、図1および図
4に示すごとく、加熱調理などを済ませた食材を載置す
るためのトレー10を上下6段で収容している。また、
冷却室3内には、モータ5によって駆動される庫内ファ
ン6と、オゾン発生部7と、食材に差し込んで食材の芯
温を測定するための4本の芯温センサ8と、冷却室3の
庫内温度を測定する庫内温度センサ9と、冷凍機11の
冷却器11aなどを配置している。冷却室3の前面に
は、ドア13が開閉自在に設けている。
【0016】冷却庫1の機械室4内には、図1に示すご
とく冷凍機11を配置するとともに、マイクロコンピュ
ータなどからなる制御部(制御手段)15と、モータ5
の回転制御を行うモータ制御部16と、ブザー(報知手
段)17と、管理装置2と通信するための前記通信部1
8と、タイマ19とを配置している。また、機械室4内
には、管理装置2から送られて来た前記プログラムや、
操作部20でのマニュアル操作で設定された冷却制御の
手順のプログラムなどを記憶する記憶部14を備えてい
る。
【0017】機械室4の前面パネル4aの上部に前記操
作部20を配置してあり、前面パネル4aの下部には冷
凍機11などの放熱用の空気吸い込み口4bを配置して
いる。操作部20は、図5に示すごとく電源ボタン、運
転開始のためのスタートボタンおよび庫内温度の設定温
度などをマニュアル操作で設定するための各種のスイッ
チなどを有するとともに、食材の芯温や庫内温度などの
表示を行うための複数個の表示部を有する。つまり、操
作部20では、現在時刻を設定して表示したり、庫内フ
ァン6の風速を変更したり、庫内ファン6を停止した
り、霜取りを行わせたりするなど各種のマニュアル操作
が可能である。
【0018】操作部20では、オゾン発生部7が冷却運
転中および運転停止中であっても常時作動するようにマ
ニュアル操作できる。この場合でも、庫内温度が0℃以
下のときや、冷却室3のドア13を開けたときには、オ
ゾン発生部7が自動的に停止する。操作部20でのマニ
ュアル操作によって、オゾン発生部7が常時停止した状
態にすることもできる。なお、霜取り中もオゾン発生部
7は作動する。
【0019】制御部15は、記憶部14に記憶されてい
るプログラムなどに基づいてモータ制御部16、ブザー
17、オゾン発生部7および冷凍機11などの作動を制
御する。また、制御部15は、食材の芯温、庫内温度お
よび警報などのデータを通信部18を介して管理装置2
へ送信する。
【0020】前記管理装置2や操作部20で設定される
冷却庫1の冷却制御の手順は、急速冷却などの運転モー
ドの制御、庫内温度に基づく温度制御などの温度制御の
条件および冷却風の風速などをそれぞれ選択して組み合
わせた状態で設定される。また、食材の種類などに応じ
て、冷却庫1の冷却制御の手順が、冷却加工の途中で、
前記運転モード、温度制御の条件および庫内ファン6の
風速などを切り換えるように設定される。例えば、最初
は緩やかな冷却運転であるソフトチラー運転で食材を冷
却し、食材の芯温が15℃になったときに、速やかな冷
却運転であるのハードチラー運転に切り換えるように設
定される。
【0021】つまり、この冷却の運転モードとしては、
冷却室3の庫内設定温度を、例えば−5℃にして緩やか
に冷却するソフトチラー運転と、庫内設定温度を、例え
ば−20℃にして速やかに冷却するハードチラー運転
と、庫内設定温度を、例えば−45℃の極低温にして急
速冷却するショックフリーザ運転との3モードの中から
選択される。温度制御の条件としては、食材の芯温と芯
温設定温度とを比較して、食材の芯温が芯温設定温度に
なるように冷却を制御する芯温制御と、冷却室3の庫内
温度と庫内設定温度とを比較して、庫内温度が庫内設定
温度になるように冷却を制御する庫内温度制御と、設定
時間だけ冷却するタイマ制御との3種類の中から選択さ
れる。庫内ファン6の風速は、微風、弱風および強風な
どの複数段階の中から選択される。冷却庫1は、冷却加
工が完了したときには、その完了時の設定温度で食材を
保冷する。
【0022】管理装置2や操作部20では、冷却庫1の
冷却加工の途中でブザー(報知手段)17を鳴らすよう
に設定できる。例えば、食材の芯温が15℃になるまで
冷却し、食材の芯温が15℃になったときに冷却を一時
停止して、このときの庫内温度を保持するとともに、ブ
ザー17を鳴らすように設定できる。この場合、このブ
ザー17の音を聞いた料理人が、ドア13を開けて冷却
室3内の食材をかき混ぜるなどの作業を行ったのち、ド
ア13を閉めて、例えば操作部20のスタートボタンを
押して冷却加工を再開させることになる。操作部20で
の操作によって、ブザー17の音色が、複数種類の音色
から選択できるようになっているが、鳴らないように設
定することも可能である。このブザー17が鳴らないよ
うに設定した場合には、前記冷却加工の一時停止は行わ
れない。ブザー17は、冷却加工が完了したときに鳴っ
てもよい。
【0023】管理装置2や操作部20では、芯温制御を
行うための芯温センサ8を、4本の芯温センサ8から1
本を選択設定することができ、また、4本の芯温センサ
8で食材の芯温をそれぞれ測定し、これらの芯温センサ
8の何れかの測定値が設定温度になったときに芯温制御
を完了させるように設定できる。この場合でも、冷却庫
1は、冷却加工の完了時の設定温度で食材を保冷する。
【0024】次に、前記冷却制御の手順のプログラムの
作成例を、食材が「野菜のテリーヌ」の場合を例に説明
する。これでは、図6に示すごとく食材の冷却制御の手
順(メニュー)が、2段階(ステップ1およびステップ
2)になっている。そして、ステップ毎に、冷却の運転
モード、温度制御の条件、芯温設定温度、タイマ設定
値、庫内設定温度、オゾン発生部7の作動設定、庫内フ
ァン6の風速およびブザー17の作動設定をそれぞれプ
ログラムすることになる。即ち、ステップ1では、運転
モードが「ソフトチラー」に、温度制御の条件が「芯
温」に、芯温設定温度が「15℃」に、庫内設定温度が
「0℃」に、オゾン発生の設定が「無し」に、風速の設
定が「微風」に、ブザーの設定が「無し」にプログラム
される。ステップ2では、運転モードが「ハードチラ
ー」に、温度制御の条件が「芯温」に、芯温設定温度が
「3℃」に、庫内設定温度が「−10℃」に、オゾン発
生の設定が「無し」に、風速の設定が「弱風」に、およ
びブザーの設定が「無し」にプログラムされる。
【0025】冷却庫1は、この「野菜のテリーヌ」のメ
ニューのプログラムを実行したときには、まず、庫内フ
ァン6が微風に設定され、庫内設定温度が0℃に設定さ
れたソフトチラー運転によって冷却加工が開始され、温
度制御の条件として芯温制御が行われる。そして、食材
の芯温が15℃になると、庫内ファン6が弱風に変更さ
れ、庫内設定温度が−10℃に変更されてハードチラー
運転に切り換わる。この後、食材の芯温が3℃になる
と、冷却加工が完了して、このときの庫内温度で食材が
保冷される。
【0026】管理装置2は、作成した食材の冷却制御の
手順を全て冷却庫1に送信することもできるが、作成し
た複数の冷却制御の手順のうち、冷却加工が実行される
頻度の高い食材の冷却制御の手順を選択して冷却庫1に
送信することもできる。つまり、管理装置2は、例えば
図7に示すごとく季節毎に冷却加工が実行される頻度の
高い食材の冷却制御の手順(メニュー)を集めたグルー
プにそれぞれ分けて記憶部22に記憶しており、各季節
毎にグループ単位でメニューを冷却庫1に送信する。こ
れにより、調理者は、冷却加工が実行される頻度の高い
メニューの中から、冷却加工する食材のメニューを探せ
ばよいことになって、当該メニューを容易に見つけるこ
とができる。しかも、季節が替わっても、当該季節のグ
ループを管理装置2から冷却庫1へ送信するだけでよい
ので、季節毎にプログラムを編集しなくても済み、プロ
グラム作成の手間が軽減される。なお、複数のグループ
には同一のメニューが含まれていてもよい。
【0027】冷却庫1は、次の冷却制御の設定などが可
能である。例えば、天麩羅料理のように揚げ終えた順番
に食材をショックフリーザ運転で急速冷却加工したい場
合に、各芯温センサ8が芯温設定温度になる毎にブザー
17を鳴らすとともに、この芯温を検出した芯温センサ
8に付された番号などを操作部20に表示するように設
定できる。この設定を行った場合には、料理人は、前記
揚げ終えた食材から順に芯温センサ8を差し込んで冷却
室3に収納し、ブザー17が鳴ったときには、操作部2
0に表示された番号の芯温センサ8が差し込まれた食材
を冷却室3から取り出したのち、この芯温センサ8を次
に揚げ終えた食材に差し込んでこの食材を冷却室3に収
納することになる。この場合、冷却庫1は、前記ショッ
クフリーザ運転を食材の芯温に関係なく継続する。
【0028】各芯温センサ8は、ヒータなどからなる加
熱手段26を設けてあり、冷却庫1は、ショックフリー
ザ運転で芯温制御の場合に、食材の芯温が芯温設定温度
になったときに加熱手段26を自動的に作動させるよう
に設定できる。この場合、芯温センサ8の周辺の食材が
解凍されて、芯温センサ8が食材から容易に抜き取れ
る。
【0029】冷却庫1は、オゾン発生部7を冷却庫1の
運転状態や温度状態に応じて自動的に作動させて、オゾ
ン発生部7によって発生させたオゾンで冷却室3内を殺
菌消毒するように設定できる。例えば、冷却庫1は、前
記オゾン発生部7の自動作動が設定されると、運転停止
中であって庫内温度が0℃以上のときにオゾン発生部7
が自動的に作動する一方で、冷却運転中のとき、および
運転停止中であっても庫内温度が0℃以下のときにはオ
ゾン発生部7が自動的に停止する。これらのオゾン発生
部7の作動の設定は、管理装置2でも行える。
【0030】冷却庫1は、庫内ファン6の風速を自動制
御に設定できる。つまり、庫内ファン6が強風の場合、
庫内温度が−40℃程度までは迅速に冷却できるが、庫
内ファン6からの冷風が冷却室3の壁などにも強く当た
る分だけ、この壁などに庫内ファン6の風の冷熱が吸熱
されて、庫内温度は−40℃以下には迅速に低下しな
い。この場合、庫内ファン6を弱風にして前記吸熱を抑
えると、庫内温度が−40℃以下に迅速に低下する。そ
して、冷却庫1は、庫内ファン6の風速が自動制御に設
定された状態で、庫内設定温度が、例えば−50℃に設
定された場合には、庫内温度が−40℃になるまでは庫
内ファン6を強風にし、庫内温度が−40℃になると庫
内ファン6を自動的に弱風に切り換える。
【0031】また、冷却庫1の周囲温度が高い状態で、
加熱調理を終えた食材を冷却室3内に収納したときに
は、急速冷却しようとしても冷凍機の熱で冷凍機の保護
回路が働いて冷凍機が強制的に停止する。このため、冷
却庫1は、冷却庫1の周囲温度が高いうえ庫内温度も高
い場合には、庫内ファン6を弱風にして冷凍機の保護回
路が働かないようにして冷却を行うことも可能である。
なお、庫内ファン6の風速を自動制御に設定してあって
も、操作部20での庫内ファン6の風速のマニュアル操
作が優先される。また、食材の冷却加工の途中であって
もドア13を開くと、庫内ファン6は停止する。
【0032】管理装置2や操作部20では、例えば「−
10℃」や「10℃」のように摂氏目盛りの設定温度デ
ータで温度設定を行うが、冷却庫1の制御部15は、こ
の摂氏目盛りの設定温度データを、負数の符号を伴わな
い数値データに変換して温度制御を行う。つまり、制御
部15は、設定温度データが「0℃」の場合には、その
設定温度データを、例えば「128」の数値データに変
換し、設定温度データが「0℃」よりも低い場合には、
前記「128」の数値データよりも小くなる数値データ
に変換する。例えば、設定温度データが「−10℃」の
場合には「118」の数値データに変換する。また、設
定温度データが「0℃」よりも高い場合には、前記「1
28」の数値データよりも大きくなる数値データに変換
する。例えば、設定温度データが「10℃」の場合には
「138」の数値データに変換する。数値データは、芯
温センサ8や庫内温度センサ9による測定温度が高くな
るに従って、大きな値になる連続値になっている。
【0033】この場合、芯温センサ8や庫内温度センサ
9からの測定温度データは、測定温度が「0℃」の場合
に「128」になるように補正して、前記数値データと
の整合をとっている。このように、設定温度データおよ
びセンサ8・9の測定温度データを、負数の符号を伴わ
ないデータにするので、温度制御においてセンサ8・9
の測定温度データと設定温度データとの比較の際に、測
定温度データと設定温度データとを符号の部分と、絶対
値の部分とに分けてから比較しなくても済み、この分だ
け制御部15での演算処理が迅速になる。
【0034】冷却庫1の制御部15は、冷凍機などを制
御して食材の冷却加工を実行するCPUと、操作部20
の操作などで食材の冷却制御の手順を作成して記憶部1
4に記憶させ、また管理装置2から送られて来た食材の
冷却制御の手順を記憶部14に記憶させるCPUとは独
立して動作可能にしてある。これにより、冷却庫1が食
材を冷却制御しているときでも、管理装置2から送られ
て来た食材の冷却制御の手順を記憶部14に記憶させた
り、操作部20の操作で、新たな食材の冷却制御の手順
の作成や記憶部14に記憶している食材の冷却制御の手
順の修正などを行ったりすることができる。つまり、冷
却庫1は、現在行っている冷却加工の完了後に、前記操
作部20によって作成・修正などした食材の冷却制御の
手順で食材の冷却加工を直ちに実行できる。
【0035】管理装置2は、前記冷却庫1のみならず、
業務用冷蔵庫や業務用冷凍庫などにも接続して、これら
の温度設定や温度管理などを行わせることができる。こ
の場合、管理装置2は、複数台の冷蔵庫の庫内温度を同
時に表示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食材の冷却加工装置のブロック構
成図である。
【図2】本発明に係る管理装置のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明に係る冷却庫の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】操作部の正面図である。
【図6】冷却制御の手順のプログラムの作成例を示す説
明図である。
【図7】メニューのグループ分けの例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3 冷却室 8 芯温センサ 9 庫内温度センサ 15 制御部 17 ブザー 20 操作部 26 加熱手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却室3内に収納された食材を冷却加工
    する食材の冷却加工装置において、 前記食材に取り付けて、この食材の芯温を測定する複数
    の芯温センサ8と、これらの芯温センサ8のうち、いず
    れか一つまたは複数個を選択するための選択手段20
    と、この選択手段20で選択された芯温センサ8の食材
    の芯温の測定結果に基づいて、前記冷却加工装置を制御
    する制御手段15とを備えたことを特徴とする食材の冷
    却加工装置。
  2. 【請求項2】 制御手段15は、食材の芯温が予め設定
    された設定温度になるように冷却室3内の冷却を制御し
    ており、 選択手段20によって複数の芯温センサ8が選択された
    場合には、これらの芯温センサ8の何れかの測定値が設
    定温度になったときに前記制御を完了する請求項1記載
    の食材の冷却加工装置。
  3. 【請求項3】 報知を行うための報知手段17を備えて
    おり、 制御手段15は、各芯温センサ8によって測定された食
    材の芯温が予め設定された設定温度になる度に、その旨
    を報知手段17によって報知させる請求項1記載の食材
    の冷却加工装置。
  4. 【請求項4】 各芯温センサ8は、これを加熱する加熱
    手段26を有しており、 制御手段15は、食材が凍結するまで冷却する冷却加工
    を実行する場合には、食材の芯温が予め設定された設定
    温度になったときに加熱手段26を作動させる請求項1
    又は2又は3記載の食材の冷却加工装置。
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