JP2003056978A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JP2003056978A JP2001240829A JP2001240829A JP2003056978A JP 2003056978 A JP2003056978 A JP 2003056978A JP 2001240829 A JP2001240829 A JP 2001240829A JP 2001240829 A JP2001240829 A JP 2001240829A JP 2003056978 A JP2003056978 A JP 2003056978A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D31/00Other cooling or freezing apparatus
    • F25D31/005Combined cooling and heating devices

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品を繰り返し凍結状態と解凍状態にして調
理を行なう凍結融解調理機能付き冷凍冷蔵庫に関して、
食品内の温度変化を最小限に留め、食味および風味豊か
な食品の調理を可能とする。 【解決手段】 収納容器18が載置され冷却手段19と
加熱手段33と庫内温度を検知する庫内温度センサー3
8とを備えた調理室15と、外部信号発信手段39によ
り冷却手段19の冷凍運転時間と加熱手段33の解凍運
転時間とを自動設定する温度制御手段36を有する冷凍
冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品が凍結状態と
解凍状態とを少なくとも1回以上経過させる温度制御手
段が備えられた調理室を有する冷凍冷蔵庫に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵庫は、冷凍サイクル等の冷却手
段により発生させた冷気を食品の収納庫内に供給し、食
品を冷蔵もしくは冷凍状態で保存することにより食品の
品質劣化を抑制する装置であり、家庭用の食品保存手段
として広く用いられている。食品の各収納庫の温度は、
+3℃〜+5℃の冷蔵室と野菜室、1℃〜−3℃の新温
度帯室、−15℃〜−20℃の冷凍室が一般的に使用さ
れる温度領域となっている。
【0003】しかしながら近年、保存中の意図的な温度
の変化によって、食品の保存中の品質向上や、調理機能
を付加することも行われている。特開昭62−4157
0号公報では、収納庫内に導入する気流を適宜制御する
ことにより、温度領域を逐次変化させる方法が示されて
おり、また特開平4−73583号公報には、図10に
示すように収納庫内に加熱手段を備えて温度上昇作用を
行わしめる方法が示されている。
【0004】図10に基づいて、後者の例について具体
的に説明する。同図において、冷凍冷蔵庫1内の1区画
に、周囲を断熱材2で囲まれた低温調理室3が備えら
れ、その前面開口部に開閉自在の扉4が設置されてい
る。5は冷却手段(図示せず)から供給された冷気の送
風路で、ここから供給された冷気によって低温調理室3
内が低温に維持される。一方低温調理室3の上部には管
状の放射加熱型の上ヒータ6が、また下部には板状の伝
導加熱型の下ヒータ7が備えられており、低温調理室3
内を加熱できるよう構成されている。8は低温調理に供
する食品で、9は食品8を載置する食品容器である。
【0005】上記構成において、食品容器9に載置した
食品8を、送風路5から供給した冷気によって冷却して
凍結させた時、食品8の細胞内部の水分(細胞液)が凍
結して、体積膨張することにより、細胞破壊(細胞膜の
破損、及び植物性細胞では細胞壁の破損など)が生ず
る。その後、冷気の供給を停止し、上ヒータ6および/
または下ヒータ7に通電して食品8の温度を上昇させ解
凍する時には、破壊された食品8の細胞の割れ目から水
分が流出して吸水性の状態になったり、食品8が軟化し
たりする。この時、容器9内に同時供給している調味材
料があれば、流出した水に代って食品8内に調味材料を
浸透させることができる。かくして、食品8が凍結し解
凍した時に起こる細胞破壊によって軟化促進、または浸
透性を高め、これを昇温して調味材料を短時間で容易に
浸透させることができるといった調理作用が行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平4−73
583号公報のような冷却手段と加熱手段の時間を制御
する従来の構成では、冷凍と解凍の動作を行うにあた
り、外気温や冷蔵庫の扉の開閉により冷凍能力が変動す
るため食品凍結状態が変わり、凍結が不充分であったり
過度の凍結を進めたりして食感が悪くなったり余分な凍
結時間を費やしてしまうことがあった。
【0007】本発明は、かかる従来の欠点を解消し、簡
易なセンシング機能を備えることによって、効率良く適
切で均一な食品の冷凍と解凍の状態を実現し、食味およ
び風味豊かな食品の調理を可能とする凍結融解処理機能
付き冷凍冷蔵庫を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、収納容器が載置され冷却手段と加熱手段と庫
内温度を検知する庫内温度センサーとを備えた調理室
と、外部信号発信手段により前記冷却手段の冷凍運転時
間と前記加熱手段の解凍運転時間とを自動設定し前記収
納容器に収納した食品を冷凍状態と解凍状態に少なくと
も1回以上変化させ凍結融解処理を行う温度制御手段
と、前記凍結融解処理の完了を知らせる表示手段とを備
えたものであり、冷凍冷蔵庫の使用条件に合わせて冷却
手段による冷凍時間と加熱手段による解凍時間を適切に
調整するものであり、食品の凍結と融解での食品の出来
あがりを安定して美味しく仕上げるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、外部信号発信手
段として外気温度を検知する外気温センサーを有するも
ので、外気温センサーの信号で前記冷却手段の冷凍運転
時間と前記加熱手段の解凍運転時間とを適切に自動設定
するもので、外気温が高いと冷凍能力が低下する分、冷
却手段による冷凍時間を長く設定し、外気温が低いと、
冷凍時間を短く設定すると共に、加熱手段による解凍時
間を長くすることで、食品の凍結と融解での食品の出来
あがりを外気温により変動しないようにした。
【0010】請求項3に記載の発明は、外部信号発信手
段として開閉扉の開閉を検知するドアスイッチを有する
もので、ドアの開閉が頻繁に行われた時には冷却手段に
よる冷凍時間を長くし、開閉が少ない夜間等には冷凍時
間を短くすることにより食品の凍結融解調理の出来あが
りをドア開閉の影響で変動しないようにしたものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、外部信号発信手
段として調理室内の冷却手段による冷凍運転時間中の庫
内温度の低下傾向を検知する庫内温度センサーを有する
もので、調理室内の冷却手段による庫内温度センサーの
傾向から、収納した食品の量をある程度知ることでき
る。すなわち、低下傾向が速いと食品量少ないと判断で
き、また、遅いと食品の量が多いと判断することができ
るので、それに応じて凍結時間と解凍時間とを設定する
ことで凍結融解処理の状態を安定化することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、外部信号発信手
段として調理室内の収納容器の重量を検知する重量セン
サーを有するもので、収納容器内に入れた食品の量を重
量センサーにて測ることにより、食品の量が多いとそれ
に応じて凍結時間および融解時間を長くし、少ないと凍
結時間と融解時間を短く設定することで、食品の量の変
動による凍結融解処理の食品の出来あがりを変動しない
ようにし、また、無駄な凍結と融解のエネルギーを使用
しない。
【0013】請求項6に記載の発明は、凍結融解処理の
完了予定時の所定時間前よりカウントダウン方式による
お知らせ機能をつけた表示手段としたもので、終了時間
の予告を行うことにより、次工程での段取りが取りやす
くなり使い勝手を非常に良くすることができる。
【0014】請求項7記載の発明は、食品と接触する高
熱伝導性材料でなる伝熱板を載置した収納容器を有し、
前記伝熱板の温度を検知する凍結センサーを外部信号発
信手段としたもので、食品の温度を伝熱板の表面温度か
ら凍結センサーで推定することにより、食品の種類や量
に関係無く適切な凍結と融解時間を設定可能となる物で
ある。
【0015】請求項8記載の発明は、凍結融解処理の完
了後に調理室内温度を−1℃から10℃での定値冷却運
転を維持する温度制御手段により、凍結融解調理後の食
品を再凍結させること無く、低温で保存することで安心
して食することができる。
【0016】請求項9記載の発明は、収納容器に収納す
る食品の種類と量に関わらず冷却手段の冷凍時間と加熱
手段の解凍時間とは自動で所定の設定時間となり、一つ
のスタートボタンで温度制御手段の運転開始から終了ま
でを行うことで、シンプルな操作により使い勝手を良く
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態
について、図1から図9を参照しながら説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1を示す冷凍冷蔵庫の縦断面図で、図2は同じ冷凍冷
蔵庫の要部拡大縦断面図である。
【0019】図1において、11は凍結融解調理機能付
き冷凍冷蔵庫で、約3℃の冷蔵室12と、約5℃の野菜
室13と、約マイナス20℃の冷凍室14と、10℃か
らマイナス20℃に庫内温度を自由に切り替えることが
できる調理室15とからなり、各室は開閉自在な扉16
a、16b、16c、16dを備えている。調理室15
は周囲を断熱壁17で囲まれ、独立して形成され、扉1
6cと一体構成となった摺動自在な引き出し式の収納容
器18が挿入されている。
【0020】19は圧縮機20と凝縮器21と膨張弁2
2と冷凍蒸発器23とを冷媒パイプ24で連結し、内封
された冷媒の凝縮蒸発サイクルで冷凍蒸発器23を冷却
する冷凍サイクルの冷却手段であり、冷却された冷凍蒸
発器23周辺の冷気を冷凍ファン25で調理室15内に
通風路26とダンパ27を通じ導入する構成となってい
る。調理室15の上部には調理室15内空気を循環攪拌
する送風機28が配設されている。
【0021】なお、冷蔵室12の背面には冷凍サイクル
の冷却手段19の一部として構成される冷蔵用蒸発器2
9が位置し、冷蔵ファン30により冷蔵用蒸発器29の
周囲の冷気を冷蔵室12に循環攪拌する様に構成され
る。また、野菜室13は冷蔵室12の冷気で冷やされる
野菜室13の上部に位置する冷却パネル31により冷却
される構成となっている。
【0022】調理室15内の収納容器18の底部には、
熱伝導性の良いアルミニウムからなる伝熱板32が備え
られてあり、調理室15の下面の断熱壁17に貼りつけ
られた加熱手段33となるヒータプレート34と対抗す
るように構成されている。加熱手段33であるヒータプ
レート34は、調理室15内底壁面35の断熱面側に位
置し、アルミ箔に被服ニクロム線を貼りつけた構成のも
のである。
【0023】36は外部信号発信手段37からの信号を
受け冷却手段19と加熱手段33とを操作し調理室15
内の庫内温度センサー38で検知する庫内温度を所定の
温度及び所定の時間制御する温度制御手段である。
【0024】外部信号発信手段37としては、冷凍冷蔵
庫11の運転環境である外気温を検知する外気温センサ
ー39と、調理室15内の庫内温度センサー38と、各
開閉扉16a、16b、16c、16dの開閉を検知す
るドアスイッチ41a、41b、41c、41dとがあ
る。温度制御手段36は外部信号発信手段37から送ら
れてくるそれぞれの信号を把握し、それぞれの信号に応
じて推算することにより調理室15内の庫内温度と冷凍
運転時間及び解凍運転時間とその合計となる調理時間と
を制御することが出来るものである。
【0025】42は凍結融解調理をスタートさせる為の
スタートボタンであり、スタートボタン42を押すと表
示手段43としての表示パネル44が調理中の点滅を開
始し、調理中であることを知らせる構成となっている。
また、表示手段43は外部信号発信手段37による信号
を捉える温度制御手段36により各冷凍と解凍の処理時
間を推算したあとは調理完了までの残り時間をカウント
ダウンにより予告する様に設定され、完了時には完了を
知らせる機能を有するものである。
【0026】調理室15の温度は庫内温度センサー38
の信号で温度制御手段36により制御されており、調理
スタート前、及び調理完了後はは0〜マイナス3℃の新
温度帯に設定されているもので、スタートボタン42を
押すことにより、凍結融解処理がスタートする。凍結融
解調理の温度変動プロセスは、はじめに冷凍工程があ
り、冷凍運転が開始され、所定の時間後に解凍工程とな
り解凍運転となる。本実施の形態1での凍結融解調理の
運転時間は基本モードとして冷凍運転時間を8時間で解
凍運転時間も8時間と設定した。又、必要に応じてその
繰り返し運転を行うこともあるが、今回の場合は一回と
している。
【0027】次に、外部信号発信手段37のひとつであ
る外気温センサー39からの信号を受け、温度制御手段
36による凍結融解調理時間の補正について説明する。
すなわち、外気温が高ければ、冷凍能力が低下するため
に、冷凍運転時間は長く、解凍運転時間は短くし、外気
温が低ければ冷凍運転時間を短くし、解凍運転時間を長
くする補正が必要がある。
【0028】本実施の形態1では外気温が25℃以上で
凍結時間を10時間、融解時間を6時間とし、15〜2
5℃では凍結時間も融解時間も基本モードである8時間
とし、15℃以下では凍結時間が6時間、融解時間が1
0時間となるよう設定した。
【0029】また、外部信号発信手段37のひとつであ
るドアスイッチ41からの信号を受け、温度制御手段3
6による凍結融解調理時間の補正について述べる。すな
わち、各室の開閉扉16の開閉頻度により冷却能力が変
動し、当然、頻度が高ければ庫内の冷却能力が低下する
ため、開閉頻度に応じて冷凍時間を長くする様に補正し
た。
【0030】本実施の形態1では調理室15の開閉扉1
6cの開閉一回あたり10分の凍結運転時間の延長、冷凍
室14の開閉扉16dの開閉一回あたり2分の冷凍運転
時間の延長、冷蔵室12、野菜室13の開閉扉16a、
16bの開閉一回当たり1分の凍結運転時間の延長を行
う補正をした。
【0031】なお、解凍時間については影響度は少な
く、開閉扉の開閉頻度による解凍運転時間の補正は特に
要しなかった。よって、表示手段43でのカウントダウ
ン表示は冷凍運転時間が経過した後に残りの時間が確定
するものであるから解凍工程に入ってから表示パネル4
4に調理完了時間までを表示する。
【0032】また、外部信号発信手段37のひとつであ
る庫内温度センサー38からの信号を受け、温度制御手
段36による凍結融解調理時間の補正について図3の調
理室の負荷の違いによる温度変化グラフを参考に説明す
る。
【0033】すなわち、基本モードとしての処理量は約
1kgの食材と設定しているが、収納容器18内に収納
する食品の量が多ければ、食品を中心まで凍結させるの
に時間がかかり、また、その分、融解するのにも時間が
かかることとなる。そこで処理される食材の量を推測す
る必要があるが、庫内温度センサー38からの信号を受
け冷却スピードを計測する事で食材の量を推察すること
にした。
【0034】すなわち庫内温度センサー38の1℃から
マイナス5℃になるまでの経過時間を食品の量(負荷)
を変え計測したのが図3のグラフであり、基準となる1
kgの食品を収納した場合の調理室内の温度変化は、図
3のBの曲線で示される様に、1℃からマイナス5℃に
なるのに約40分かかり、同様に0.5kgでは図3の
Aの曲線のように30分となり、1.5kgでは図3の
Cの曲線の様に約50分かかる事を実験結果から得た。
【0035】次に、中心温度の凍結時間をさらに確認実
験で求め処理量に対する必要な凍結融解時間を導いた。
その結果、本実施の形態1では1℃からマイナス5℃ま
での時間が40分の時は基本モードの8時間が適切な凍
結運転時間であり、1分の増減に対して凍結時間と融解
時間とは共に0.2時間の増減を行うと、処理量による
食品の出来あがり状態が一定になる事を確認した。
【0036】以上のことより、1℃からマイナス5℃に
なるまでの経過時間より冷凍運転時間と解凍運転時間と
を1分の増減に対して0.2時間の補正することにし
た。
【0037】次に本実施の形態1での動作と作用につい
て図4のフローチャート図を参考に説明する。
【0038】まず、食品を収納容器18の伝熱板32に
載置し、調理室15に収納する。次に、スタートボタン
42を押し、凍結融解調理をスタートさせる。調理室1
5内の温度は当初0℃に設定されているが、スタートボ
タン42を押し冷凍工程である冷凍運転が開始されると
冷凍運転時間を設定するタイマーA45が駆動を開始
し、表示手段43の表示パネル44が調理中を点灯し、
同時に、調理室15内の奥部にある冷却手段19により
冷やされた冷気がダンパー24の開放と共に通封路26
を通じ調理室15内に流れ込み、食品が冷却され温度が
低下する。
【0039】特に、送風機28の動作により収納容器1
8内と収納容器18の外周循環流路を介して調理室15
内を循環して流れる冷気は、食品の表面にムラなく接触
して接触面全体から放熱を促すとともに、伝熱板32と
も熱交換して、伝熱板32で食品の底面からも急速に冷
却することになる。このため食品は周囲全体からの放熱
(冷却)が加速されることになり、温度ムラの少ない状
態で、急速な凍結処理が行える。
【0040】ここで、調理庫15内の冷凍温度は庫内温
度センサー38の設定温度T1により制御される。本発
明の実施の形態1では設定温度T1をマイナス18℃に
設定したので冷却手段19であるダンパー27の開放に
より庫内温度はマイナス18℃でダンパー27の開閉に
より制御されることになる。
【0041】この冷凍運転時間M1は外部信号発信手段
37により設定され補正される。すなわち、外気温セン
サー39で検知される外気温度が15℃から25℃の範
囲であれば、基本モードとして8時間を選定し、15℃
以下であれば6時間、25℃以上であれば10時間を選
定する。
【0042】次に、庫内温度センサー38の信号として
冷却スピードを検知して補正が行われる。すなわち、1
℃からマイナス5℃になるまでの時間を測定し、40分
であれば外気温度より設定した冷凍運転時間通りとし、
所要時間の1分の増減に対して0.2時間の増減を補正
される。例えば、外気温度が20℃で1℃からマイナス
5℃までの経過時間が45分であれば8時間の基本モー
ドに0.2時間に5分間を乗じた1時間を冷凍運転時間
と解凍運転時間に加え9時間となる。
【0043】さらに、ドアスイッチ41の信号により、
凍結時間が補正される。すなわち、開閉の頻度により冷
凍運転時間を長くするものであり、予備実験より求めた
扉16の開閉回数ごとに補正係数で補正値をもとめ冷凍
運転時間M1を補正した。今回の実施例では調理室の開
閉扉16cの開閉については1回の開閉で凍結時間は1
0分の凍結時間の延長、冷凍室14の開閉扉16dの開
閉一回あたり2分の冷凍時間の延長、冷蔵室12、野菜
室13の開閉扉16a、16bの開閉一回当たり1分の
凍結時間の延長を行う補正値を入力した。
【0044】すなわち、昼間などで扉の開閉が頻繁に行
われると、凍結時間は長くなることで、凍結処理によっ
て食品の細胞組織内の水分が氷結して体積膨張により細
胞破壊が起こる現象を一定化し、食品の凍結状態の出来
状態を安定化するものである。
【0045】なお、ドアスイッチ41の外部信号発生手
段37による補正は冷凍運転時間M1に限るものであ
り、解凍運転時間M2については影響度は少なく、開閉
扉の開閉頻度による補正は必要が無かった。
【0046】タイマーAで設定し補正された冷凍運転時
間M1を経過すると、解凍工程に入る。解凍工程では、
タイマーBが駆動し、先の外気温センサー39と庫内温
度センサー38で庫内温度の低下傾向を検知して補正し
た解凍運転時間M2が表示手段43の表示パネルに表示
される。その表示はカウントダウン式に調理完了まで残
り時間をお知らせする表示となっている。
【0047】ダンパー27は閉鎖することにより通風路
26からの冷気供給を停止し、加熱手段33であるヒー
タプレート34に通電しヒータプレート34の発熱によ
って調理室15内が加熱されはじめる。特に、近傍にあ
る収納容器18内のアルミ板の高伝熱性の伝熱板32に
伝達され、食品に伝えられ、一方送風機28によって循
環される収納容器18外周の気流は、温度上昇したヒー
タプレート34面と伝熱板32とも接触して昇温され、
これが食品の上部および側部表面を加熱することになる
から、食品は周囲全体からムラなく加熱され、部分的に
過熱状態や凍結状態が混在する状況が回避され、かつ解
凍に要する時間も短縮される。
【0048】かくして解凍された食品は、冷凍工程での
冷凍運転時間中に細胞破壊された部分から細胞組織内水
分が流出しつつ軟化して、所定の調理様状態が確保され
る。
【0049】所定の調理様状態とは、例えば食品が大根
や白菜、キャベツ、人参、玉ねぎ、きゅうりなどをカッ
トした生野菜である場合、塩を使わずに、塩もみ、水さ
らしをした時のように野菜を脱水と柔軟化をおこさせた
状態である。
【0050】また、生野菜の周囲に調味材料があった場
合、野菜内部へ調味材料が浸透した状態になり、加熱調
理時間を短縮することができるような前処理状態であ
る。
【0051】また、食品が肉類で、カットした生肉の周
囲に調味材料があった場合、肉類は軟化し、さらに肉類
内部への調味料が浸透する状態である。
【0052】また、食品がヨーグルトや生クリームなど
の乳製品であった場合、それらは水分と固形分が分離し
た状態となり、それによりヨーグルトはフレッシュチー
ズ様の新食感のデザートに、生クリームは少しの攪拌で
容易に手作りバターに加工することが可能となる処理状
態のことである。
【0053】こうした操作時に、収納容器18に収納さ
れる食品が、大根や白菜、キャベツなどをカットした生
野菜である場合、従来は外気温が変化したり収納量が多
い場合には、凍結状態にムラが生じ、解凍後の仕上がり
時に透明な部分と白い部分がまだらに存在する不完全な
調理状態となり、また解凍時の温度ムラは部分的な熱変
成を生ずる部分と凍結されたままの部分が混在する状態
となるが、上記の様に外部信号発信手段37で冷凍運転
時間M1と解凍運転時間M2とを適度に調整すること
で、食品の均一な凍結状態が確保でき、食品全体をムラ
なく良好な状態に調理することができる。
【0054】尚、本実施の形態1においては外部信号発
信手段37として、外気温センサー39、庫内温度セン
サー38による庫内温度低下傾向、開閉扉16の開閉頻
度を検知するドアスイッチ41をすべて搭載した冷凍冷
蔵庫11を紹介したが、各外部信号発信手段39を単独
で使用しても支障が無く、複数の使用を限定するもので
はない。
【0055】また、ドアスイッチ41を冷蔵室12、野
菜室13、冷凍室14、調理室15のすべてに搭載した
が、どれかひとつの部屋だけのドアスイッチ41での外
部信号発信手段37としても全く差し支えるものではな
く、複数使用を限定するものではない。
【0056】なお、収納容器18に収納する食品の種類
と量とを設定ボタンで設定し、それに応じた冷凍運転時
間と解凍運転時間とを入力する方法も考えられるが、本
実施の形態1では設定のわずらわしさを解消するため
に、冷凍温度、解凍温度を適切に設定する事でひとつの
スタートボタンだけで調理開始から終了までを一貫して
行えるように設定しており、単純明快で非常に使い勝手
の良い凍結融解調理機能付き冷凍冷蔵庫となっている。
【0057】また、解凍工程完了後の定値冷却運転は0
℃とした。解凍工程後の定値冷却運転は保存性の面から
凍結しないで出来るだけ低い温度が望まれる。マイナス
1℃から10℃が適切であり、外部信号発信手段39の
情報による温度の安定化ができより低い温度での保存が
可能となる。
【0058】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて説明する。本実施の形態は基本的な構成および作
用は実施の形態1と同様であるが、食品の負荷量を重量
センサーで確実に測定したセンシング方法が異なる。し
たがって、この相違点を中心に本実施の形態を説明す
る。
【0059】図5は本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態2
における要部拡大縦断面図である。図5において、外部
信号発信手段39として、調理室15の底部断熱壁17
面に圧電素子からなる重量センサー47が設置されてい
る。この重量センサーの上部は、収納容器18を調理室
15に挿入した時に、収納容器18の奥底外面部が重量
センサー47の突起部に乗り上げる様に構成されてお
り、収納容器18は調理室15の引き出し式の開閉扉1
6cに一体で固定されている摺動ガイド48に着脱自在
の状態で設置されており、乗り上げる事により収納容器
18の重量が重量センサー47の上に位置し計測出来る
構成となっている。
【0060】なお、重量センサー47は収納容器18の
重量分はあらかじめ差し引かれ、ゼロ調整されており、
収納容器18に入る食品の分だけを計測する事になる。
【0061】本発明の実施の形態2では、食品の重量が
1kgを基本として、冷凍運転時間M1が決められてい
るが、重量センサーの検知が1kgと差をMgとするな
らば0.004の係数をMgに乗じる事によって計算さ
れる値の時間だけ冷凍運転時間及び解凍運転時間を加減
する様に温度制御手段で計算される。
【0062】次に本実施の形態2での動作と作用につい
て図6のフローチャート図を参考に説明する。
【0063】まず、食品を収納容器18に載置する。食
品の重量が正しく測定する為には、ガラスや金属の容器
に入れずに市販されているフリージングパックかポリエ
チの袋等に食品をいれて収納するのが良い。収納容器1
8を調理室15に挿入すると、収納容器18は調理室1
5の引き出し式の開閉扉16cに一体で固定されている
摺動ガイド48に着脱自在の状態で設置されているた
め、重量センサー47の上に乗り上げる形で位置し、重
量が計測される。
【0064】以下、実施の形態1と同様に操作される
が、冷凍運転時間M1の補正方法は、食品の重量が1k
gを基本として、冷凍運転時間M1が決められおり、重
量センサーの検知が1kgと差に比例して、冷凍運転時
間及び解凍運転時間を補正する。例えば、1.2kgの
食品を処理したい場合は、0.004の係数と200g
を乗じた0.8時間冷凍運転時間と解凍運転時間を延長
させる様に補正が働く。
【0065】本発明の実施の形態2の凍結融解調理時間
の補正方法であれば、直接食品の重量を測定するので、
食品の負荷量を正しく自動的に確認できるので、冷凍運
転時間と解凍運転時間とを容易に素早く補正でき、凍結
による食品の状態をより安定に維持することができる。
【0066】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて説明する。本実施の形態は、基本的な構成および
作用は実施の形態1と同様であるが、食品の凍結時間、
及び融解時間を凍結センサーで確認するセンシング方法
が異なる。したがって、この相違点を中心に本実施の形
態を説明する。
【0067】図7は本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態3
における要部拡大縦断面図である。図7において、外部
信号発信手段39として、調理室15の底部断熱壁17
面に焦電センサーからなる凍結センサー49が設置され
ている。この凍結センサー49の上部は、収納容器18
を調理室15に挿入した時、収納容器18の底面に設置
してあるアルミニウム材等の良伝導性材料からなる伝熱
板32の一部が凍結センサー49からの赤外線をさえぎ
る構成となり、伝熱板32の表面温度を測定することが
できるようになっている。
【0068】本実施の形態3では収納容器の底に小さな
貫通穴50を設け、伝熱板32の一部が凍結センサー4
9の赤外線に直接照射されるようにした。
【0069】伝熱板32の一部の測定が、食品の温度を
推察し凍結点、又は融解点が検証できるかの実験を行っ
た。図8に冷凍工程と解凍工程での凍結センサー49に
よる伝熱板32の温度変動グラフを記載する。
【0070】図8の冷凍工程で、Aは0.75kgの食
材を冷凍運転で伝熱板の温度変動を測定したグラフであ
り、Bは1kg、Cは1.25kgの伝熱板の温度変動
グラフである。すなわち、食材の負荷に比例して凍結完
了点が長くなっていることから、凍結センサー49で伝
熱板32の一部を測定する事で食品の凍結完了時点を知
る事ができると判断した。同様に解凍工程での温度変動
グラフも処理量によって融解完了時の屈曲点が明確であ
る事から、融解の完了もこの方法で知ることができると
判断した。
【0071】その理由としては、食品は水を多く含み、
0℃において非常に大きな潜熱を有しているので、0℃
近傍での保持時間が長く、食品が凍結及び融解を完了す
ると急激に温度が変動する為に明確な屈曲点を有する曲
線を画く。よって、伝熱板32の端部を間接的にでも測
定することで、食品の凍結完了時点と融解完了時点を推
察できると結論付けた。
【0072】よって冷凍工程においては凍結センサー4
9の温度がマイナス10℃の点を凍結完了温度T3と
し、T3以下になった時を冷凍運転時間の完了とする様
に温度制御手段を構成した。また、融解完了温度T4は
5℃として、T4以上に温度が上昇した時を解凍運転時
間の完了とする様に温度制御手段を構成した。
【0073】次に本実施の形態3での動作と作用につい
て図9のフローチャート図を参考に説明する。
【0074】まず、食品を収納容器18に載置する。食
品の温度が正しく測定する為には、ガラスの容器に入れ
ずに市販されているフリージングパックかポリエチの袋
等に食品をいれて収納するのが良い。収納容器18を調
理室15に挿入し、スタートボタン42を押し、凍結融
解調理をスタートさせる。
【0075】以下の作用は実施の形態1と同じであり省
略するが、冷凍工程の完了を検知する方法は外部信号発
信手段39の凍結センサー49による直接的なもので、
凍結センサー49により測定される伝熱板32の温度が
T3以下になったことを検知すれば冷凍工程を完了とみ
なし、解凍工程に進むことになる。本実施の形態3では
凍結完了と判断する温度T3をマイナス10℃に設定し
た。
【0076】次に解凍工程に入るが、外部信号発信手段
36による凍結センサー49で伝熱板の温度がT4以上
になった時を解凍工程完了とし、解凍工程完了後の定値
冷却運転は0℃とした。解凍工程後の定値冷却運転は保
存性の面から凍結しないで出来るだけ低い温度が望まれ
るが、マイナス1℃から10℃が適切であり、凍結セン
サー49をうまく利用すれば、凍結点付近での保存は容
易に出来る。
【0077】凍結センサー49を使用した外部信号発信
手段39は食品の凍結点と融解点とを知ることが出来る
ので、外気温の補正や、扉開閉頻度による補正や食品の
量による補正は一切要らず、非常にシンプルなセンシン
グで確実に凍結融解調理を遂行できる。
【0078】また、カウントダウンのタイミングは冷凍
運転時間と解凍運転時間との関連を経験的に求め、凍結
運転時間完了時点で逆算して融解処理時間の完了を推測
し、残り時間を表示することで容易に解決できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の冷凍冷
蔵庫は、収納容器が載置され冷却手段と加熱手段と庫内
温度を検知する庫内温度センサーとを備えた調理室と、
外部信号発信手段により前記冷却手段の冷凍運転時間と
前記加熱手段の解凍運転時間とを自動設定し前記収納容
器に収納した食品を冷凍状態と解凍状態に少なくとも1
回以上変化させ凍結融解処理を行う温度制御手段と、前
記凍結融解処理の完了を知らせる表示手段とを備えたも
のであり、冷凍冷蔵庫の使用条件に合わせて冷却手段に
よる冷凍時間と加熱手段による解凍時間を適切に調整す
るものであり、食品の凍結と融解での食品の出来あがり
を安定して美味しく仕上げるものである。
【0080】また、外部信号発信手段として外気温度を
検知する外気温センサーを有するもので、外気温センサ
ーの信号で前記冷却手段の冷凍運転時間と前記加熱手段
の解凍運転時間とを適切に自動設定するもので、外気温
が高いと冷凍能力が低下する分、冷却手段による冷凍時
間を長く設定し、外気温が低いと、冷凍時間を短く設定
すると共に、加熱手段による解凍時間を長くすること
で、食品の凍結と融解での食品の出来あがりを外気温に
より変動しないようにしたものである。
【0081】また、外部信号発信手段として開閉扉の開
閉を検知するドアスイッチを有するもので、ドアの開閉
が頻繁に行われた時には冷却手段による冷凍時間を長く
し、開閉が少ない夜間等には冷凍時間を短くすることに
より食品の凍結融解調理の出来あがりをドア開閉の影響
で変動しないようにしたものである。
【0082】また、外部信号発信手段として調理室内の
冷却手段による冷凍運転時間中の庫内温度の低下傾向を
検知する庫内温度センサーを有するもので、調理室内の
冷却手段による庫内温度センサーの傾向から、収納した
食品の量をある程度知ることできる。すなわち、低下傾
向が速いと食品量少ないと判断でき、また、遅いと食品
の量が多いと判断することができるので、それに応じて
凍結時間と解凍時間とを設定することで凍結融解処理の
状態を安定化することができる。
【0083】また、外部信号発信手段として調理室内の
収納容器の重量を検知する重量センサーを有するもの
で、収納容器内に入れた食品の量を重量センサーにて測
ることにより、食品の量が多いとそれに応じて凍結時間
および融解時間を長くし、少ないと凍結時間と融解時間
を短く設定することで、食品の量の変動による凍結融解
処理の食品の出来あがりを変動しないようにし、また、
無駄な凍結と融解のエネルギーを使用しない。
【0084】また、凍結融解処理の完了予定時の所定時
間前よりカウントダウン方式によるお知らせ機能をつけ
た表示手段としたもので、終了時間の予告を行うことに
より、次工程での段取りが取りやすくなり使い勝手を非
常に良くすることができる。
【0085】また、食品と接触する高熱伝導性材料でな
る伝熱板を載置した収納容器を有し、前記伝熱板の温度
を検知する凍結センサーを外部信号発信手段としたもの
で、食品の温度を伝熱板の表面温度から凍結センサーで
推定することにより、食品の種類や量に関係無く適切な
凍結と融解時間を設定可能となる物である。
【0086】また、凍結融解処理の完了後に調理室内温
度を−1℃から10℃での定値冷却運転を維持する温度
制御手段により、凍結融解調理後の食品を再凍結させる
こと無く、低温で保存することで安心して食することが
できる。
【0087】また、収納容器に収納する食品の種類と量
に関わらず冷却手段の冷凍時間と加熱手段の解凍時間と
は自動で所定の設定時間となり、一つのスタートボタン
で温度制御手段の運転開始から終了までを行うことで、
シンプルな操作により使い勝手を良くしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態1における縦
断面図
【図2】同実施の形態の冷凍冷蔵庫の要部拡大縦断面図
【図3】同実施の形態の冷凍冷蔵庫における調理室の負
荷の違いによる温度変化グラフ
【図4】同実施の形態の冷凍冷蔵庫における温度制御手
段のフローチャート
【図5】本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態2における要
部拡大縦断面図
【図6】本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態2における温
度制御手段のフローチャート
【図7】本発明の冷凍冷蔵庫の実施の形態3における要
部拡大縦断面図
【図8】同実施の形態の冷凍冷蔵庫における温度制御手
段のフローチャート
【図9】同実施の形態の冷凍冷蔵庫における凍結センサ
ーによる伝熱板の温度変動グラフ
【図10】従来の冷蔵庫の要部縦断面図
【符号の説明】
11 冷凍冷蔵庫 15 調理室 16 扉 18 収納容器 19 冷却手段 32 伝熱板 33 加熱手段 36 温度制御手段 37 外気温センサー 38 庫内温度センサー 39 外部信号発信手段 41 ドアスイッチ 42 スタートボタン 43 表示手段 47 重量センサー 49 凍結センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 通子 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 橋野 真衣 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 KA09 LA11 LA16 MA01 MA02 MA05 MA19 NA15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉と、収納容器が載置され冷却手段
    と加熱手段と庫内温度を検知する庫内温度センサーとを
    備えた調理室と、外部信号発信手段により前記冷却手段
    の冷凍運転時間と前記加熱手段の解凍運転時間とを自動
    設定し前記収納容器に収納した食品を冷凍状態と解凍状
    態に少なくとも1回以上変化させ凍結融解処理を行う温
    度制御手段と、前記凍結融解処理の完了を知らせる表示
    手段とを備えたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 外部信号発信手段として外気温度を検知
    する外気温センサーを有することを特徴とする請求項1
    に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 外部信号発信手段として開閉扉の開閉を
    検知するドアスイッチを有することを特徴とする請求項
    1と請求項2に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 外部信号発信手段として調理室内の冷却
    手段による冷凍運転時間中の庫内温度の低下傾向を検知
    する庫内温度センサーを有することを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれか一項に記載の冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 外部信号発信手段として調理室内の収納
    容器の重量を検知する重量センサーを有することを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷
    凍冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 凍結融解処理の完了予定時の所定時間前
    よりカウントダウン方式によるお知らせ機能をつけた表
    示手段としたことを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれか一項記載の冷凍冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 食品と接触する高熱伝導性材料でなる伝
    熱板を載置した収納容器を有し、前記伝熱板の温度を検
    知する凍結センサーを外部信号発信手段としたことを特
    徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 凍結融解処理の完了後に調理室内温度を
    −1℃から10℃での定値冷却運転を維持する温度制御
    手段を特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項
    に記載の冷凍冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 収納容器に収納する食品の種類と量に関
    わらず冷却手段の冷凍時間と加熱手段の解凍時間とは自
    動で所定の設定時間となり、一つのスタートボタンで温
    度制御手段の運転開始から終了までを行うことを特徴と
    した請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷凍
    冷蔵庫。
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