JP4086381B2 - 冷却庫の食材冷却方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱調理された食材を冷却するのに好適な冷却庫の食材冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に加熱調理した食材を、冷蔵庫,氷温冷蔵庫,冷凍庫等の冷却庫により細菌が繁殖しない低温まで急速冷却して保存し、食材の提供時に再度加熱するシステムが普及してきている。このように食材を保存温度まで冷却するにあたっては、細菌が繁殖しやすい温度帯(55〜10℃)を短時間で通過させることが重要となっている。
【0003】
そこで、従来の食材冷却方法では、温度センサにより食材の表面温度を検出し、前記表面温度が氷結温度(0℃)の直前に至るまでは、それより低い温度(−20℃)の冷風にて急速冷却を行い、表面温度が0℃の直前に達した後は、その温度を維持するように制御している(特開平5−10643号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、食材を設定温度で維持する場合に精度良く行うので、圧縮機のオンオフが頻繁に行われるとともに、食材を取り出した後も同様なサイクル運転を行うため、軽負荷での運転が行われ圧縮機のオンオフがより頻繁に行われ、制御部品の寿命が著しく低下したり、あるいは食材を取り出した後に圧縮機を停止させることを行っていたが、庫内の冷却を止めるため庫内に雑菌が繁殖する等の問題があった。
【0005】
この発明は上記の問題を解決するもので、食材を急速冷却して安定的に保冷して取り出した後のサイクル運転を圧縮機のオンオフが頻繁に行われないようにする冷却庫の食材冷却方法を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1は、温度センサにより食材の表面温度及び/又は内部温度を検出し、表面温度が食材の保冷温度に達するまでは、前記保冷温度よりも低い温度の冷風により急速冷却を行うとともに、前記表面温度が保冷温度に達した後は、表面温度及び/又は内部温度を保冷設定温度に維持するようにサイクル運転を行い、かつ、食材を取り出した後は、食材を保冷するサイクル運転の温度幅より広い温度幅でサイクル運転し、食材を取り出した後の圧縮機のオンオフ頻度が頻繁に起こらないようにすると共に、庫内での雑菌の繁殖を抑えられるようにしている。
【0007】
この発明の請求項2は、加熱調理した食材を急速冷却開始時に、押される急速冷却スタートスイッチと、前記食材を取り出したときに、押される停止スイッチと、前記急速冷却スタートスイッチ投入時に表示され、前記停止スイッチで非表示にされる表示部とを備え、前記急速冷却スタートスイッチを押した後の食材を保冷温度に維持するときのサイクル運転より食材を取り出して前記停止スイッチを押した後のサイクル運転の温度幅を大きくし、庫内に食材が収納されているときと、収納されていないときを識別できるようにすると共に、食材が収納されていないときに圧縮機のオンオフ頻度が頻繁に起こらないようにしつつ、庫内での雑菌の繁殖を抑えられるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施例を示す冷却庫の側面断面図、図2はこの発明の冷却庫の正面断面図、図3はこの発明の冷却庫内での食材及び冷風の温度を示す特性図である。
【0009】
1は冷却庫で、この冷却庫は、前方を開口した外箱2と内箱3とこの内箱及び外箱との間の空間に充填された断熱材4とで形成される断熱本体5と、内箱3の内部に冷却室6を形成する断熱本体5の開口を閉塞する扉7とで構成されている。
【0010】
冷却室6には複数段のトレー8を備え、冷却する食材Fはトレー8に載置される。一方、断熱本体5の側部には冷却器9と上下一対の送風ファン10a、10bとが備えられている。他方、断熱本体5の上部にはコンピュータ機能を有する制御部11が備えられ、この制御部11により冷却器9及び送風ファン10a、10bの動作を制御する。また、冷却室6には温度センサ12が備えられ、この温度センサ12は制御部11に接続されている。
【0011】
温度センサ12は食材Fの内部温度を検出する内部温度センサ12aと食材Fの表面温度を検出する表面温度センサ12bとで形成されている。
【0012】
13は表示器で、この表示器には加熱調理された食材Fを冷却室6内に入れて急速冷却開始時に押す急速冷却スタートスイッチ14と、全ての食材Fを取り出した後に押すタイマー停止スイッチ15と、急速冷却スタートスイッチ14が押されたときに経過時間を表示すると共に、タイマー停止スイッチ15が押されたときに経過時間をクリアーにして表示を待機中にする表示部16とが設けられている。
【0013】
制御装置11は冷却室6内に食材Fを入れ、急速冷却スタートスイッチ14を押すことにより急速冷却運転を開始し、そのとき表示器13の表示部16に経過時間を表示するように制御し、そして、食材Fの表面温度が氷結温度になると、保冷設定温度+3℃に維持するように+2.5〜+3.5℃の温度幅の精度の高いサイクル運転を行って食材Fを保冷設定温度に維持するように制御し、冷却室6内の食材Fを全て取り出すと、タイマー停止スイッチ15を押して表示部16の経過時間をクリアーにして保冷運転よりも温度幅の大きい+1〜+5℃の温度幅のサイクル運転を行うように制御する。
【0014】
次に、この発明に係る食材冷却方法を含む冷却庫1の使用方法について、図1を参照して説明する。
【0015】
なお、冷却庫1では予め保冷設定温度Tが設定される。この保冷設定温度Tは食材Fの氷結温度直前の温度であり、例えば+3℃に設定され、かつこの際のディファレンシャルは+2.5〜+3.5℃の温度幅の小さい精度の高いサイクル運転に設定される。保冷設定温度Tは例示であり、食材Fの種類や大きさ、氷結点等を考慮して任意に選定される。
【0016】
一方、加熱調理された食材Fは冷却庫1に収容され、前述した温度センサ12がセットされるとともに、本発明方法に従って冷却処理が行われる。尚、加熱調理されて冷却庫1に収容される食材Fの温度は60〜80℃程度の高温状態にある。
【0017】
そして、冷却庫1では冷却器9及び送風ファン10a、10bを作動させ、温度が−20℃前後で風速5〜7m/s程度の冷風を冷却室6に送り、強冷風の急速冷却により食材Fを一気に冷却し、表面温度が0℃の氷結温度になったら−10℃前後で風速2〜3m/s程度の冷風を冷却室6に送り、弱冷風の保冷運転により食材Fを+3℃に維持する。
【0018】
次に、具体的制御方法について説明する。加熱調理された食材Fを冷却室6内に入れて扉7を閉じてから急速冷却スタートスイッチ14を押すと、制御部11において急速冷却が開始される。そして、急速冷却の開始と同時に表面温度Tsが監視され、図3に示す温度特性のように、表面温度Tsが氷結温度0℃に達したなら、表面温度Ts及び内部温度Tiを+3℃の保冷温度に維持するように制御される。即ち、図3において、表面温度Ts及び内部温度Tiが+2.5℃になったら冷却器9への冷媒の供給を停止させ、かつ表面温度Ts及び内部温度Tiが+3.5℃になったら冷却器9への冷媒の供給を再開させるように制御される。
【0019】
そして、食材Fを取り出した後に冷却室6内を温度幅を+1〜+5℃にしたサイクル運転を行うことで、精度の高いサイクル運転に比べてオンオフ頻度の少ないサイクル運転を行えるようにして制御装置11等の耐久性を向上させると共に、冷却室6内での雑菌の繁殖を抑えられるようにしている。
【0020】
以上、実施例について詳細に説明したが、この発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成、手法、数値等において、この発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、温度センサにより食材の表面温度及び/又は内部温度を検出し、表面温度が食材の保冷温度に達するまでは、前記保冷温度よりも低い温度の冷風により急速冷却を行うとともに、前記表面温度が保冷温度に達した後は、表面温度及び/又は内部温度を保冷設定温度に維持するようにサイクル運転を行い、かつ、食材を取り出した後は、食材を保冷するサイクル運転の温度幅より広い温度幅でサイクル運転するので、食材を取り出した後の圧縮機のオンオフ頻度が頻繁に起こらないようにできると共に、庫内での雑菌の繁殖を抑えられることができる。
【0022】
この発明の請求項2は、加熱調理した食材を急速冷却開始時に、押される急速冷却スタートスイッチと、前記食材を取り出したときに、押される停止スイッチと、前記急速冷却スタートスイッチ投入時に表示され、前記停止スイッチで非表示にされる表示部とを備え、前記急速冷却スタートスイッチを押された後の食材を保冷温度に維持するときのサイクル運転より食材を取り出して前記停止スイッチを押された後のサイクル運転の温度幅を大きくしたので、庫内に食材が収納されているときと、収納されていないときを識別できるようにすると共に、食材が収納されていないときに圧縮機のオンオフ頻度が頻繁に起こらないようにしつつ、庫内での雑菌の繁殖を抑えられるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す冷却庫の側面断面図である。
【図2】この発明の冷却庫の正面断面図である。
【図3】この発明の冷却庫内での食材及び冷風の温度を示す特性図である。
【符号の説明】
12 温度センサ
12a 表面温度センサ
12b 内部温度センサ
13 表示器
14 急速冷却スタートスイッチ
15 停止スイッチ
F 食材
Claims (2)
- 温度センサにより食材の表面温度及び/又は内部温度を検出し、表面温度が食材の保冷温度に達するまでは、前記保冷温度よりも低い温度の冷風により急速冷却を行うとともに、前記表面温度が保冷温度に達した後は、表面温度及び/又は内部温度を保冷設定温度に維持するようにサイクル運転を行い、かつ、食材を取り出した後は、食材を保冷するサイクル運転の温度幅より広い温度幅でサイクル運転することを特徴とする冷却庫の食材冷却方法。
- 加熱調理した食材を急速冷却開始時に、押される急速冷却スタートスイッチと、前記食材を取り出したときに、押される停止スイッチと、前記急速冷却スタートスイッチ投入時に表示され、前記停止スイッチで非表示にされる表示部とを備え、前記急速冷却スタートスイッチを押した後の食材を保冷温度に維持するときのサイクル運転より食材を取り出して前記停止スイッチを押した後のサイクル運転の温度幅を大きくしたことを特徴とする冷却庫の食材冷却方法。
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