JPS61205730A - 解凍制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は解凍室内を異なる解凍モードに切替える解凍制
御装置に関する。

［発明の技術的背景］ 従来冷蔵庫では、解凍機能を有したものが供されている
。而して、この種冷蔵庫においては、冷凍食品を解凍す
る場合、解凍室内を加熱するヒータと該解凍室内に想起
するファンとに通電駆動して、冷凍食品を解凍する様に
している。

［背景技術の問題点］ ところで、上述のものでは、冷凍食品を解凍する場合、
解凍時間が比較的短くて済み通常の冷凍食品である肉類
や魚介類に対しては好都合であるが、しかしその反面、
解凍終了時点においてその内部が低温で比較的かためで
あるのに対しその表面部分は比較的高温で柔らかな状態
であることもみうけられ、又、その表面部分からいわゆ
る肉汁かにじみ出ることもある。斯様な解凍むらや肉汁
の浸出は上記通常の冷凍食品（肉類とか魚介類）に対し
てはこれらが解凍後加熱調理されることからさほど問題
はないものの、冷凍刺身等のように解凍後そのまま食に
供されるものでは、味の低下の直接的原因となり、また
、庖丁の切り具合も悪くさらには外観も悪くなり、総じ
て、品質が低下する不都合かあった。

〔発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、冷凍食品の種類に応じて解凍モードを選択でき、
解凍の迅速さを要求されるもの、品質の維持を要求され
るものに対して夫々それに適した解凍を行ない得る解凍
制御装置を提供するにある。

［発明の概要］ 本発明は、解凍室内を異なる能力で加熱する加熱手段と
、この加熱手段の加熱能力を切換える切換手段と、前記
加熱手段の駆動を開始する解凍開始手段と、解凍終了を
検知し前記加熱手段の駆動を停止する解凍終了検知手段
とを具備する構成とすることにより、解凍モードを所望
に選択できる様にしたものである。

［発明の実施例１ 以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。

まず、冷蔵庫を部分的に示す第２図において、１は冷凍
室、２は冷蔵室、３はこれら両案１．２を仕切る仕切り
部４に夫々配設された冷却器、５は同じく仕切り部４に
配設された庫内冷気循環用のメインファン、６は冷凍室
１及び冷蔵室２に冷気を供給するダクト、７はダクト６
において冷蔵室２に対する吐出口６ａに配設されたダン
パ、８は冷蔵室２の内部上部に配設された収容ケースで
、該収容ケース８の内部を解凍室及び急速冷却室を兼用
する兼用室９どし−Ｃいる。この兼用室９はダクト７か
ら冷蔵室２内に供給される低温の冷気と冷蔵室２内を循
環する冷気との混合冷気雰囲気中にあり、従って、該兼
用室９は通常いわゆる氷温状態を維持する。そしてこの
兼用室９内には、受は皿１０が設けられており、この受
は皿１０の外底部には、加熱手段たるヒータ１１が付設
されている。又、収容ケース８の前、後壁には開口部か
形成されていて、後部の開口部には羽根１２及びファン
モータ１３から成る加熱手段たるファン１４が配設され
ている。次に第１図おいて、電気的構成を述べるに、１
５は解凍開始手段たる解凍用の入力回路で、これは、図
示しないが常開形の解凍開始・中断スイッチ及びフリッ
プフロップ回路等を有して成り、その解凍開始・中断ス
イッチの最初の投入によって出力端子からの出力信号を
ハイレベルに立上げ次の解凍開始・中断スイッチの投入
によってさの出ツノ信号をロウレベルに落とす様になっ
ている。１６は入力回路１５からの出力信号を受ける解
凍終了検知手段たる解凍用のタイマ回路で、これは時間
設定用の可変抵抗１６ａを備えた発振回路及びカウンタ
を有して成る。

而してイマ回路１６は前記解凍用の入力回路１５からの
ハイレベルの出力信号が与えられると、その出力端子か
ら出力される信号をハイレベルに立上げると共にタイム
カウントを開始し可変抵抗１６ａによる設定時間経過後
その出力信号をロウレベルに落とす様になっている。１
７は切替え手段たる切替えスイッチ１８を有して成る切
替え入力回路で、これは、切替えスイッチ１８が閉成さ
れるとアンド回路１９の一方の入力端子に与える信号を
ハイレベルに立上げ開放されると該アンド回路１９の一
方の入力端子に与える信号をロウレベルに落とす様にな
っている。そしてアンド回路１９の他方の入力端子には
前記解凍用のタイマ回路１６からの出力信号が与えられ
る様になっている。

２０はアンド回路１９からの出力信号を受けるヒータ駆
動回路で、これは駆動リレー及びそのスイッチング素子
たるトランジスタを有して成り、上記アンド回路１９か
らハイレベルの信号が与えられると前記ヒータ１１を通
電駆動しアンド回路１９からの信号がロウレベルに落ち
るとヒータ１１を断電する様になっている。又、２１は
オア回路で、これの一方の入力端子には前記タイマ回路
１６からの出力信号が与えられ又他方の入力端子には後
述の急速冷却用のタイマ回路２Ｉ！Ｉからの出力信号か
与えられる様になっている。２２はオア回路２１からの
出力信号を受けるファン駆動回路で、これはリレー及び
そのスイッチング素子たるトランジスタを有して成り、
上記オア回路２１からハイレベルの信号が与えられると
前記ファン１４のファンモータ１３を通電駆動しオア回
路２１からの信号がロウレベルに落ちるとファンモータ
１３を断電する。一方、２３は急速冷却用の入力回路で
、これは常開形の急速冷却開始・停止スイッチ及びフリ
ップフロップ回路を有して成り、急速冷却開始・停止ス
イッチの最初の投入によって出力端子から出力される信
号をハイレベルに立上げ次の投入によってその信号をロ
ウレベルに落とす様になっている。２４はこの入力回路
２３からの出力信号を受ける急速冷却用のタイマ回路で
、これは、発振回路及びカウンタを有して成り、上記入
力回路２３からハイレベルの信号が与えられるとタイム
カウントを開始すると共に出力端子からハイレベルの信
号を出力して前記オア回路２１の他方の入力端子に与え
所定経過後その信号をロウレベルに落とす様になってい
る。

上記構成において、肉類や魚介類等のような通常の冷凍
食品を解凍する場合、タイマ回路１６の設定時間を適宜
調節すると共に、切替えスイッチ１８を開成した上で、
入力回路１５の解凍開始・中断スイッチを投入する。こ
れによって入力回路１５からハイレベルの信号が出力さ
れて、アンド回路１９の他方の入力端子及びオア回路２
１の一方の入ツノ端子に与えられる。ここでアンド回路
１つの一方の入力端子には前記切替えスイッチ１８の開
成によってハイレベルの信号が与えられているから、該
アンド回路１９の出力端子からハイレベルの信号が出力
されてヒータ駆動回路２０に与えられ、以てヒータ１１
か通電駆動される。又、オア回路２１にタイマ回路１６
からハイレベルの信号が与えられることから、このオア
回路２１の出力端子からハイレベルの信号が出力されて
ファン駆動回路２２に与えられ、以てファンモータ１３
従ってファン１４が駆動される。而して、兼用室９内が
ヒータ１１によって加温されると共に、ファン１４によ
って庫内の空気が該兼用室９内に供給され、この結果、
該兼用室９内の冷凍食品はヒータ１１による加温及びフ
ァン１４の送気による加温によって解凍されてゆき、そ
してタイマ回路１６の設定時間経過時に該タイマ回路１
６がタイムアツプすることをもって解凍終了が検知され
、その出力信号がロウレベルに落ち、以てヒータ駆動回
路２０及びファン駆動回路２２の駆動が停止され、解凍
を終了する。尚、このような解凍の途中で入力制御回路
１５の解凍開始・中断スイッチを投入すると、該入力回
路１５からの出力信号がロウレベルに落ちるから、タイ
マ回路１６が初期化されてその出力信号がロウレベルに
落ち、以て解凍が中断される。斯様なヒータ１１及びフ
ァン１４による解凍の場合、冷凍食品に対する解凍進行
度合いが早（、従って迅速な解凍を行ない得る。

次に刺身等のような冷凍食品を解凍する場合、タイマ回
路１６の設定時間を適宜調節すると共に、切替えスイッ
チ１８を開放した上で、タイマ回路１６の設定時間を調
節し、そして入力回路１５の解凍開始・中断スイッチを
投入する。この場合、切替えスイッチ１８の開放によっ
てアンド回路１９の一方の入力端子がロウレベルに落ち
るから、ヒータ駆動回路２０は断電されたままにあり、
即ち、ファン１４のみによって解凍が行われる。このよ
うな解凍時には、冷凍食品はファン１４による送気によ
って解凍されるから、前述のヒータ１１と）７ン１４と
の双方による解凍とは違って、冷凍食品の表面部分の温
度が兼用室９内に供給される冷気の温度に維持されつつ
解凍されてゆき、従って、解凍終了時点では、冷凍食品
の表面部分が高温となることもなく、この結果、冷凍食
品が一〇− その表面部分で柔らかくなることもなく、冷凍食品が解
凍むらもなく全体的に低温度で解凍され、よって、冷凍
食品の味の低下を防止できると共に、肉汁が浸出するこ
ともない。

尚、冷凍食品でない食品を短時間のうちに冷却したい場
合には、その食品即ち被冷却食品を兼用室９内に収容し
た上で、急速冷却用である入力回路２３の急速冷却開始
・停止スイッチを投入する。

これによって、タイマ回路２４が入力回路２３１Ｊｊら
のハイレベルの出力信号を受けてタイムカウントを開始
すると共にハイレベルの信号を出力する。

而して該タイマ回路２４からのハイレベルの信号がオア
回路２１を介してファン駆動回路２２に与えられてこれ
が駆動され、この結果、ファン１４が駆動されて兼用室
９内に冷気が供給され、この冷気によって被冷却食品が
短時間のうちに冷部される。

尚、本発明は上記実施例に限られず、例えば、急速冷却
用の入力回路２３及びタイマ回路２４は必要に応じて設
ければよく、又、切替え手段としては、切替えスイッチ
１８に何等限定されなず、また、解凍終了検知手段もタ
イマー１６に限定されず、湖面センサでもよい等、要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できるものであ
る。

［発明の効果］ 本発明は以上の記述にて明らかな様に、冷凍食品の種類
に応じて解凍モードを選択でき、解凍の迅速さを要求さ
れるもの１品質の維持を要求されるものに対して夫々そ
れに適した解凍を行ない得、実用価値を大いに高め得る
という優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はブロック図、
第２図は冷蔵庫の部分的縦断側面図である。 図中、９は兼用室（解凍室）、１１はヒータ（加熱手段
）、１４はファン（加熱手段）、１５は解凍用の入力回
路（解凍開始手段）、１６はタイマ回路（解凍検知手段
）、１８は切替えスイッチ（切替え手段）、２０はヒー
タ駆動回路、２２はファン駆動回路、２３は急速冷却用
の入ツノ回路である。 出願人　　株式会社　　東　　芝 第　１　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、解凍室内を異なる能力で加熱する加熱手段と、この
   加熱手段の加熱能力を切換える切換手段と、前記加熱手
   段の駆動を開始する解凍開始手段と、解凍終了を検知し
   前記加熱手段の駆動を停止する解凍終了検知手段とを具
   備することを特徴とする解凍制御装置。