JPH10205977A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JPH10205977A
JPH10205977A JP627897A JP627897A JPH10205977A JP H10205977 A JPH10205977 A JP H10205977A JP 627897 A JP627897 A JP 627897A JP 627897 A JP627897 A JP 627897A JP H10205977 A JPH10205977 A JP H10205977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooling
damper device
room
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP627897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kawamura
真一 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP627897A priority Critical patent/JPH10205977A/ja
Publication of JPH10205977A publication Critical patent/JPH10205977A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、冷却温度が切替設定される冷却室
に対して、除霜運転の温度影響を少なくできるようにす
る。 【解決手段】 コンプレッサの運転積算時間が設定時間
に達すると(ステップS1)、コンプレッサ13強制的
に一定時間オンすると共に、ファンを同時間強制的にオ
ンしてプリクール運転を実行する(ステップS2)。こ
のプリクール運転時においては、仕様切替室用ダンパ装
置の動作状態にかかわらずこれを開放制御する(ステッ
プS3)。ステップS4ではコンプレッサをオフすると
共に除霜ヒータに通電する。この除霜運転時において
は、ステップS5に示すように仕様切替室用ダンパ装置
を閉鎖させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却温度が切替設
定される冷却室を備えると共に、冷却器に付着した霜を
除去する除霜運転を自動的に実行する機能を備えた冷蔵
庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の冷蔵庫におい
ては、コンプレッサの運転時間を積算し、この積算時間
が予め定められた設定時間(具体的には5〜10時間の
適当な時間例えば8時間)に達したときに、コンプレッ
サを強制的に一定時間運転するプリクール運転を実行し
た後、コンプレッサの運転を停止すると共に除霜ヒータ
に通電開始して除霜運転を開始するように構成されてい
る。上記プリクール運転の趣旨は、コンプレッサ停止お
よび除霜開始による温度上昇を見込んで予め各室を冷却
しておくところにある。特にコンプレッサが、低温度で
冷却されている冷凍室の温度変動を極力抑えるものであ
る。なお、冷蔵室等は除霜運転時にはダンパ装置が閉鎖
されて冷気の出入りが少ないことおよび冷凍室温度に比
して温度が高いことにより、温度変動が少ないものであ
る。
【0003】ところで、最近の冷蔵庫には、冷却温度が
比較的広範囲で切替設定される冷却室を備えたものがあ
り、このものでは、冷蔵室と同様、通常運転時およびプ
リクール運転時には、冷却室をダンパ装置の開閉動作に
より設定された温度に制御するようにしている。但し、
上述した除霜運転時にはダンパ装置は閉鎖状態とされる
ようになっている。
【0004】しかしながら、設定温度の範囲が広い上記
冷却室の場合、冷凍室仕様の温度から冷蔵室仕様(ある
いは野菜室仕様)の温度まで設定されるから、冷凍室仕
様の温度に設定された場合、プリクール運転時において
ダンパ装置が閉鎖状態となっていると、その後の除霜運
転時においてもダンパ装置が閉鎖状態となることから、
ダンパ装置の閉鎖継続時間が長く、ダンパ装置閉鎖直前
の温度状態に比して温度がかなり上昇し、所定の貯蔵温
度にまで下がるのに時間がかかる。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、冷却温度が切替設定される冷却室
に対して、除霜運転の温度影響を少なくできる冷蔵庫を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷却
温度が切替設定される冷却室と、ダンパ装置を開閉制御
することにより前記冷却室への冷気の供給量を制御して
前記冷却室の温度を設定温度に制御する温度制御手段
と、予め定められた除霜タイミングで、コンプレッサを
強制的に一定時間運転するプリクール運転を実行した
後、コンプレッサを停止すると共に除霜ヒータに通電し
て冷却器に対する除霜運転を行なう除霜制御手段と、前
記プリクール運転時に前記ダンパ装置をその動作状態に
かかわらず開放制御すると共に、前記除霜運転時に該ダ
ンパ装置を閉鎖させる冷却保証制御手段とを備えて構成
される。
【0007】この構成においては、コンプレッサが除霜
運転前に強制的に運転されるプリクール運転時に、ダン
パ装置をその動作状態にかかわらず開放制御するから、
冷却室が強制的に冷却されるようになる。この結果、冷
却室の温度が、通常時の設定温度より低下し、もって除
霜運転が終了したときの温度がさほど上昇しておらず、
貯蔵食品に影響を与えることが少なくなる。
【0008】請求項2の発明は、冷却温度が、低温側の
使用温度範囲と高温側の使用温度範囲とのうち、いずれ
かの使用温度範囲の中のある設定温度に択一的に制御さ
れる冷却室と、ダンパ装置を開閉制御することにより前
記冷却室への冷気の供給量を制御して前記冷却室の温度
を設定温度に制御する温度制御手段と、予め定められた
除霜タイミングで、コンプレッサを強制的に一定時間運
転するプリクール運転を実行した後、コンプレッサを停
止すると共に除霜ヒータに通電して冷却器に対する除霜
運転を行なう除霜制御手段と、プリクール運転時に、低
温側の使用温度範囲の温度が設定されているときには、
前記ダンパ装置をその動作状態にかかわらず開放制御す
ると共に、高温側の使用温度範囲の温度が設定されてい
るときには前記温度制御手段により前記ダンパ装置を開
閉制御し、前記除霜運転時に該ダンパ装置を閉鎖させる
冷却保証制御手段とを備えて構成される。
【0009】冷却室において設定温度が低い場合と高い
場合とでは、冷却室内の設定温度が低い場合の方が、除
霜温度(最終的にはかなり高温となる)との相対的温度
差が大きいから除霜運転による温度影響を受けやすい。
また、設定温度が高い場合には除霜運転による温度影響
は受けにくいものであるが、プリクール運転時に強制的
に冷却されると、比較的高温度(例えば冷蔵温度)で貯
蔵されている食品が過冷却されてしまう虞がある。
【0010】しかるに、上記構成においては、冷却保証
制御手段が、低温側の使用温度範囲の温度が設定されて
いるときには、つまり除霜運転によって冷却室内の温度
がかなり上昇する虞があるときには、プリクール運転時
にダンパ装置をその動作状態にかかわらず開放制御する
から、除霜運転による温度の上昇を抑えることができる
ようになり、よって、プリクール運転での貯蔵食品に影
響を与えることが少なく、また、プリクール運転時に高
温側の使用温度範囲の温度が設定されているときには温
度制御手段によりダンパ装置を開閉制御するようになっ
ているから、貯蔵食品の過冷却をなくすことができるよ
うになる。
【0011】請求項3の発明は、低温側の使用温度範囲
は冷凍室仕様の温度範囲とされ、高温側の使用温度範囲
はパーシャルフリージング室仕様から野菜室仕様までの
温度範囲とされているところに特徴を有するものであ
る。この構成においては、冷却室が、冷凍室、パーシャ
ルフリージング室、チルド室、冷蔵室、野菜室の各仕様
に対応可能となり、実用上、便利となる。そして、冷凍
室仕様のときに冷却室の除霜運転に伴う温度上昇を有効
に抑え得て、冷凍食品への影響を抑えることができるよ
うになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照しながら説明する。まず、冷蔵庫の全体を示す
図2および図3において、冷蔵庫本体1には、下段から
順に野菜室2、冷凍室3、左右に並ぶ製氷室4および仕
様切替室5、冷蔵室6が設けられている。ここで、仕様
切替室5は、温度の設定が切替可能な冷却室たるもので
あり、隣接する冷凍室3、製氷室4および冷蔵室6のい
ずれとも断熱壁により区画された独立の室として構成さ
れている。そして、野菜室2、冷凍室3、製氷室4、仕
様切替室5はそれぞれ引出式の扉7〜10、冷蔵室6は
回動式の扉11によって開閉されるようになっている。
また、冷蔵庫本体1の下部後面側には機械室12が形成
され、この機械室12内にコンプレッサ13等が配設さ
れている。
【0013】前記冷蔵庫本体1のうち冷凍室3の背部に
は、冷却器室14が形成され、この冷却器室14の内部
には冷却器15が配設されている。そして、この冷却器
15の上方部にはファン室16(一部分のみ図示)が形
成され、このファン室16にはファン17(図5参照)
が配設されている。上記冷却器15およびこのファン1
7によって生成された冷気は、冷凍室3へ供給されると
共に、仕様切替室用ダンパ装置18を通して仕様切替室
5へ供給され、さらに冷蔵室用ダンパ装置19(図5参
照)を通して冷蔵室6へ供給されるようになっている。
また、前記冷却器15の下方部にはガラス管ヒータから
なる除霜ヒータ20が配設されている。なお、製氷室4
は冷凍室3と温度帯が同一であるので、両室3,4は相
互に連通している。さらに、前記仕様切替室5内には仕
様切替室用温度センサ21(図5参照)が配設されてい
る。
【0014】また、冷蔵室6の内部には冷蔵室用温度セ
ンサ22(図5参照)が配設され、冷凍室3にも冷凍室
用温度センサ23(図5参照)が配設されている。さら
には、前記冷却器15には除霜温度センサ24(図5参
照)が配設されている。なお、仕様切替室5の下部断熱
壁5aには、この仕様切替室5の冷気を冷却器室14下
部に戻すためのリターンダクト5bが形成されている。
【0015】図3には、温度設定のための操作パネル2
5を示しており、この操作パネル25は例えば冷蔵室6
の内部に設けられている。この場合、冷蔵室6における
給水タンク6a(図2参照)の下方部前面に設けられて
いる。なお、給水タンク6aは製氷室4内の図示しない
製氷装置に水を供給するためのものであり、着脱可能に
設けられている。上記操作パネル25には、冷凍室3用
の温度設定摘み26が表示部26aと共に設けられ、ま
た冷蔵室6用の温度設定摘み27が表示部27aと共に
設けられており、これらは、図示しないが可変抵抗器の
抵抗値を変化させて設定温度を入力するものである。
【0016】一方、操作パネル25において、冷蔵室6
用の温度設定摘み27の横には、仕様切替室5用の温度
設定摘み28が表示部28aと共に設けられている。こ
の温度設定摘み28は、次に述べる可変抵抗器29の操
作子である。図5には電気的構成を示している。温度設
定値入力手段たる可変抵抗器29は、前記温度設定摘み
28の操作量(回動角度)に応じた電圧Svを発生して
制御回路30に与えるようになっている。制御回路30
は可変抵抗器29の出力電圧Svが与えられると、これ
に基づいて制御すべき温度を設定する。この場合、低温
側の使用温度範囲と高温側の使用温度範囲の中の温度に
択一的に設定するようになっており、低温側の使用温度
範囲は冷凍室仕様の温度範囲(約−21℃〜−12℃)
とされ、高温側の使用温度範囲はパーシャルフリージン
グ室仕様から野菜室仕様までの温度範囲(約−4.5℃
〜+5℃)とされている。なお、他の温度設定摘み26
および27に対応する可変抵抗器も備えられているが、
これについては図示していない。
【0017】また、制御回路30は、温度制御手段とし
て機能するものであり、すなわち、前記仕様切替室用温
度センサ21からの温度検出信号が与えられるようにな
っており、そして制御回路30は、可変抵抗器29およ
び仕様切替室用温度センサ21からの入力に基づいてダ
ンパ装置18の図示しないダンパモータを制御して、仕
様切替室5内の温度を設定温度に制御するようになって
いる。
【0018】また、制御回路30は、通常の運転を制御
する他に、除霜制御手段および冷却保証制御手段として
も機能するようになっている。すなわち、通常運転時、
プリクール運転時、除霜運転時において、表1に示すよ
うにコンプレッサ13、仕様切替室用ダンパ装置18、
冷蔵室用ダンパ装置19および除霜ヒータ20を制御す
るようになっている。
【0019】
【表1】
【0020】まず、通常運転時においては、制御回路3
0は、通常運転時においては、冷凍室用温度センサ23
による検出温度が設定温度以上となるとコンプレッサ1
3をオン(運転)し、設定温度を下回るとオフ(運転停
止)する。また、コンプレッサ13がオンしている条件
下では、冷蔵室用温度センサ22による検出温度が設定
温度以上となると冷蔵室用ダンパ装置19を開放し、設
定温度を下回ると閉鎖し、また、仕様切替室用温度セン
サ21による検出温度が設定温度以上となると仕様切替
室用ダンパ装置18を開放し、設定温度を下回ると閉鎖
する。コンプレッサ13がオフしている条件下では、両
ダンパ装置19および18は閉鎖されるようになってい
る。この通常運転時において制御回路30は、コンプレ
ッサ13の運転時間を積算している。この運転積算時間
が所定時間に達すると、つまり除霜タイミングを迎える
と、プリクール運転および除霜運転を実行する。このプ
リクール運転および除霜運転に関連した制御を図1のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0021】まずステップS1においては、コンプレッ
サ13の運転の積算時間が予め定められた設定時間(例
えば8時間)に達したか否かを判定する。この後、コン
プレッサ13の運転積算時間が上記設定時間に達する
と、ステップS2に移行し、プリクール運転を実行す
る。このプリクール運転では、コンプレッサ13を強制
的に一定時間(例えば30分)オンすると共に、ファン
17を同時間強制的にオンする。さらに、このプリクー
ル運転時においては、ステップS3に示すように仕様切
替室用ダンパ装置18の動作状態にかかわらずこれを開
放制御する。
【0022】この後、ステップS4およびステップS5
に移行して除霜運転を実行する。すなわち、ステップS
4ではコンプレッサ13をオフすると共に除霜ヒータ2
0に通電する。そして、この除霜運転時においては、ス
テップS5に示すように前記仕様切替室用ダンパ装置1
8を閉鎖させる。
【0023】そして、制御回路30は、ステップS6に
移行して、除霜温度センサ24による検出温度が予め定
められた除霜終了判定温度(例えば13℃)に達したか
否かを判断し、達すれば、ステップS7に移行して、除
霜ヒータ20を断電し、除霜運転を終了する。なお、こ
の除霜運転終了後には、通常の運転制御が実行されるよ
うになっている。
【0024】このような本実施例によれば、コンプレッ
サ13が除霜運転前に強制的に運転されるプリクール運
転時に、仕様切替室用ダンパ装置18をその動作状態に
かかわらず開放制御するから、仕様切替室5が強制的に
冷却されるようになる。この結果、仕様切替室5の温度
が、通常時の設定温度より低下し、もって除霜運転が終
了したときの温度状態がさほど上昇しておらず、貯蔵食
品に影響を与えることが少なくなる。特に、この仕様切
替室5を冷凍室仕様としている場合には、除霜運転によ
り仕様切替室5内の温度が設定温度をかなり上回ってし
まうことが予想されるが、上述したように除霜運転が終
了したときの温度を低く抑えることができ、もって、冷
凍室仕様とした場合に特に有効である。
【0025】なお、図6には、温度変化の一例を示して
いる。特性線Aは冷却器15の温度変化を示しており、
特性線Bは仕様切替室5が冷凍室仕様とされた場合の該
仕様切替室5内の温度変化を示し、また、特性線Cは冷
蔵室6内の温度変化を示している。なお、同図には仕様
切替室用ダンパ装置18の開閉状況も示しており、プリ
クール運転時に該ダンパ装置18が開放されることか
ら、除霜運転による仕様切替室5内の温度上昇が抑えら
れていることが分かる。
【0026】次に本発明の他の実施例について述べる。
下記表2は、他の実施例に関連する制御内容を示してい
る。すなわち、この表から分かるように、プリクール運
転時に、仕様切替室5の冷却温度が低温側の使用温度範
囲の温度に設定されているときには、ダンパ装置18を
開放制御し、高温側の使用温度範囲の温度に設定されて
いるときには仕様切替室用温度センサ21に基づいて該
ダンパ装置18を開閉制御するようになっている。
【0027】
【表2】
【0028】この実施例においては、仕様切替室5の冷
却温度として低温側の使用温度範囲の温度が設定されて
いるときには、つまり除霜運転によって、仕様切替室5
内の温度が除霜運転によってかなり上昇する虞があると
きには、プリクール運転時にダンパ装置18を開放制御
するから、除霜運転による温度上昇を抑えるこができ、
よって、貯蔵食品に影響を与えることが少なく、また、
プリクール運転時に高温側の使用温度範囲の温度が設定
されているときには温度センサ21に基づいてダンパ装
置18を開閉制御するようになっているから、プリクー
ル運転での貯蔵食品の過度な冷却を抑えることができ
る。
【0029】特に、低温側の使用温度範囲を冷凍室仕様
の温度範囲(約−21℃〜−12℃)とし、高温側の使
用温度範囲をパーシャルフリージング室仕様から野菜室
仕様までの温度範囲(約−4.5℃〜+5℃)としてい
るから、仕様切替室5が、冷凍室、パーシャルフリージ
ング室、チルド室、冷蔵室、野菜室の各仕様に対応可能
となり、実用上、便利となる。そして、冷凍室仕様のと
きに上述したように仕様切替室5の除霜運転に伴う温度
上昇を有効に抑え得て、貯蔵食品たる冷凍食品への影響
を抑えることができ、また、パーシャルフリージング
室、チルド室、冷蔵室あるいは野菜室仕様のときにプリ
クール運転での過冷却をなくし得る。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、コンプレッサが除霜運転前に強制的に運転される
プリクール運転時に、ダンパ装置をその動作状態にかか
わらず開放制御するから、冷却室が強制的に冷却される
ようになり、この結果、冷却室の温度が、通常時の設定
温度より低下し、もって除霜運転による温度上昇を抑え
ることができ、貯蔵食品への影響を少なくできる。
【0031】請求項2の発明によれば、冷却保証制御手
段が、低温側の使用温度範囲の温度が設定されていると
きには、つまり除霜運転によって冷却室内の温度がかな
り上昇する虞があるときには、プリクール運転時にダン
パ装置をその動作状態にかかわらず開放制御するから、
除霜運転による温度の上昇を有効に抑えることができ、
これによって、貯蔵食品への影響を少なくでき、また、
高温側の使用温度範囲の温度が設定されているときには
温度制御手段によりダンパ装置を開閉制御するようにな
っているから、プリクール運転での貯蔵食品の過度な冷
却を抑えることができる。
【0032】請求項3の発明によれば、低温側の使用温
度範囲を冷凍室仕様の温度範囲とし、高温側の使用温度
範囲をパーシャルフリージング室仕様から野菜室仕様ま
での温度範囲としているから、冷却室が、冷凍室、パー
シャルフリージング室、チルド室、冷蔵室、野菜室の各
仕様に対応可能となり、実用上、便利となる。そして、
冷凍室仕様のときに上述したように冷却室の除霜運転に
よる温度上昇を有効に抑え得て、貯蔵食品たる冷凍食品
への影響を抑えることができ、また、パーシャルフリー
ジング室、チルド室、冷蔵室あるいは野菜室仕様のとき
にプリクール運転での過冷却をなくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す除霜制御のフローチャ
ート
【図2】冷蔵庫の縦断側面図
【図3】正面図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】電気的構成を示す図
【図6】各部の温度変化の一例を示す図
【符号の説明】
5は仕様切替室(冷却室)、13はコンプレッサ、15
は冷却器、18は仕様切替室用ダンパ装置、20は除霜
ヒータ、21は仕様切替室用温度センサ、28は温度設
定摘み、30は制御回路(温度制御手段、除霜制御手
段、冷却保証手段)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却温度が切替設定される冷却室と、 ダンパ装置を開閉制御することにより前記冷却室への冷
    気の供給量を制御して前記冷却室の温度を設定温度に制
    御する温度制御手段と、 予め定められた除霜タイミングで、コンプレッサを強制
    的に一定時間運転するプリクール運転を実行した後、コ
    ンプレッサを停止すると共に除霜ヒータに通電して冷却
    器に対する除霜運転を行なう除霜制御手段と、 前記プリクール運転時に前記ダンパ装置をその動作状態
    にかかわらず開放制御すると共に、前記除霜運転時に該
    ダンパ装置を閉鎖させる冷却保証制御手段とを備えてな
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷却温度が、低温側の使用温度範囲と高
    温側の使用温度範囲とのうち、いずれかの使用温度範囲
    の中のある設定温度に択一的に制御される冷却室と、 ダンパ装置を開閉制御することにより前記冷却室への冷
    気の供給量を制御して前記冷却室の温度を設定温度に制
    御する温度制御手段と、 予め定められた除霜タイミングで、コンプレッサを強制
    的に一定時間運転するプリクール運転を実行した後、コ
    ンプレッサを停止すると共に除霜ヒータに通電して冷却
    器に対する除霜運転を行なう除霜制御手段と、 プリクール運転時に、低温側の使用温度範囲の温度が設
    定されているときには、前記ダンパ装置をその動作状態
    にかかわらず開放制御すると共に、高温側の使用温度範
    囲の温度が設定されているときには前記温度制御手段に
    より前記ダンパ装置を開閉制御し、前記除霜運転時に該
    ダンパ装置を閉鎖させる冷却保証制御手段とを備えてな
    る冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 低温側の使用温度範囲は冷凍室仕様の温
    度範囲とされ、高温側の使用温度範囲はパーシャルフリ
    ージング室仕様から野菜室仕様までの温度範囲とされて
    いることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
JP627897A 1997-01-17 1997-01-17 冷蔵庫 Pending JPH10205977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP627897A JPH10205977A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP627897A JPH10205977A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10205977A true JPH10205977A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11633946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP627897A Pending JPH10205977A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10205977A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397701B1 (ko) * 2001-07-30 2003-09-13 주식회사 대우일렉트로닉스 인버터 냉장고의 제상 제어방법
CN103206836A (zh) * 2013-04-19 2013-07-17 合肥晶弘电器有限公司 一种带变温室的电控冰箱化霜控制方法及控制装置
CN105466115A (zh) * 2014-08-28 2016-04-06 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱及其控制方法
CN113865218A (zh) * 2021-11-02 2021-12-31 珠海格力电器股份有限公司 化霜前预冷时间的调节方法、制冷设备、存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397701B1 (ko) * 2001-07-30 2003-09-13 주식회사 대우일렉트로닉스 인버터 냉장고의 제상 제어방법
CN103206836A (zh) * 2013-04-19 2013-07-17 合肥晶弘电器有限公司 一种带变温室的电控冰箱化霜控制方法及控制装置
CN103206836B (zh) * 2013-04-19 2016-12-28 合肥晶弘电器有限公司 一种带变温室的电控冰箱化霜控制方法及控制装置
CN105466115A (zh) * 2014-08-28 2016-04-06 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱及其控制方法
CN105466115B (zh) * 2014-08-28 2020-01-17 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱及其控制方法
CN113865218A (zh) * 2021-11-02 2021-12-31 珠海格力电器股份有限公司 化霜前预冷时间的调节方法、制冷设备、存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6725678B2 (en) Refrigerator with multipurpose storage chamber and control method thereof
KR100350419B1 (ko) 김치냉장고 및 그 제어방법
JP2002022335A (ja) 冷蔵庫
JPH10288440A (ja) 冷蔵庫
JPH10205977A (ja) 冷蔵庫
JP7116588B2 (ja) 冷蔵庫、冷蔵庫制御方法、冷蔵庫制御プログラム
JP2002107047A (ja) 冷蔵庫
US20220170678A1 (en) Method of controlling refrigerator
JP2650986B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002115954A (ja) 冷蔵庫
JP2827673B2 (ja) 冷蔵庫の制御装置
JP2008032322A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2667226B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005003262A (ja) 冷蔵庫
WO2023030186A1 (zh) 冰箱
JPS61205730A (ja) 解凍制御装置
EP3732413B1 (en) A cooler comprising a heat controlled special compartment
JPH10332242A (ja) 冷蔵庫
JP2695205B2 (ja) 冷蔵庫
JP2003106727A (ja) 冷却貯蔵庫
KR0158010B1 (ko) 냉장고의 제상방법
JPH07146053A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP3913513B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2004125214A (ja) 冷蔵庫
JPH06201247A (ja) 冷蔵庫