JP3913513B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵室と冷凍室とを備える冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
図1、図2を参照しつつ、冷凍冷蔵庫の一例な説明をする。
【0003】
図1は、冷凍サイクルの説明図である。図2は、冷凍冷蔵庫の概略断面図である。
【0004】
図1の冷凍冷蔵庫において、1は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機である。2は、冷媒ガスを液化する凝縮器である。3は凝縮器用ファンである。Aはキャピラリーである。4は、蒸発器である。5は、蒸発器用ファンである。6は制御回路である。この制御回路6は、上記部品1,3,5等を制御する。さらに後述するダンパー機構も制御する。
【0005】
7は冷蔵室用の温度センサ、8は冷凍室室用の温度センサ、9は外気温センサである。11は冷却運転設定部であり、冷却運転の「強・中・弱」を使用者が設定する。
【0006】
冷媒は、圧縮機1で圧縮された後に凝縮器2で液化され、蒸発器4に供給される。
【0007】
図2を参照しつつ、この冷凍冷蔵庫を説明する。
【0008】
この冷凍冷蔵庫は、、冷蔵室Rと冷凍室Fとを備える。背面側にはダクト10が形成され、このダクト10内に蒸発器4とファン5とが配設される。
【0009】
Bは、断熱仕切材であり、冷凍室Fと冷蔵室Rとを仕切る。12は、ダンパー機構であって、蒸発器4からの冷気を冷蔵室Rに供給するか否かを選択する。
【0010】
13は冷蔵室の冷気噴出し口である。
【0011】
14は上部ダクトであり、冷気を先端部のグリル15から下向きに吹き出す。
【0012】
16は冷気の戻り口である。この戻り冷気はダクト17を介して蒸発器4に戻される。
【0013】
18は冷凍室Fの冷気噴出し口である。19は冷気の戻り口である。この戻り冷気は蒸発器4に戻される。
【0014】
ダンパー機構12が、開状態の時には、蒸発器4からの冷気は冷蔵室Rと冷凍室Fの両方に供給される。
【0015】
また、ダンパー機構12が、閉状態の時には、蒸発器4からの冷気は冷凍室Fのみに供給される。
【0016】
図1で説明した制御回路6は、通常運転時は、ダンパー機構12の開閉を切り替えて適切な冷却を行う。
【0017】
この図1、図2を参照しつつ、制御回路6による制御について説明する。
【0018】
使用者が、冷却運転設定部11により、「中」運転を設定しているとする。
【0019】
これにより、制御回路6は、冷蔵室Rの冷却開始温度を「5℃」に設定し冷却終了温度を「1℃」に設定する。また、冷凍室Fの冷却開始温度を「-16℃」に設定し冷却終了温度を「-20℃」に設定する。
【0020】
冷凍室温度センサ8により、冷凍室温度を検出し、冷蔵室温度センサ7により、冷蔵室温度を検出する。
【0021】
例えば、冷蔵室Rの温度が「8℃」で、冷凍室Fの温度が「-14℃」であったとする。
【0022】
制御回路6は、冷却運転を開始する。つまり、圧縮機1、ファン3,5を駆動し、ダンパー機構12を開状態とする。
【0023】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fと冷蔵室Rを循環し、冷蔵庫の冷却が行われる。
【0024】
通常、冷蔵室Rの冷却がすばやく行われるように冷凍冷蔵庫は設計されているので、まず、冷蔵室Rの温度が「1℃」になる。
【0025】
制御回路6は、冷蔵室温度センサ7により、これを検知して、ダンパー機構12を閉状態にする。
【0026】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fのみを循環する。
【0027】
そして、冷凍室Fの温度が「-20℃」になる。
【0028】
制御回路6は、冷凍室温度センサ8により、これを検知して、冷却運転を停止させる。
【0029】
なお、前述した動作説明では、制御回路6は、冷却開始温度及び冷却終了温度を冷却運転設定部11により設定したが、実際には、外気温に応じて変更する。
冷却開始温度及び冷却終了温度は、外気温が下がると、上昇するように修正変更するようになっている。これは、外気温が低い場合は、これらの温度を少々高くしても、室の平均温度は変わらないことが経験則より知られているからである。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、冷凍冷蔵庫の問題の一つに冷蔵室の過冷却がある。これは、冷凍室と冷蔵室とは断熱仕切材Bで仕切られているが、それでも、冷凍室Fの影響を受け、冷蔵室の冷凍室側の断熱仕切材Bの周辺が冷えすぎてしまう。
【0031】
このため、この周辺にヒータを配置して、過冷却を防止していた。
【0032】
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、冷凍室の影響により、冷蔵室の一部が過冷却されるのを抑制した冷凍冷蔵庫を提供するものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷蔵温度帯室(冷蔵室R)と冷凍温度帯室(冷凍室F)とを断熱仕切材(B)で仕切ると共に、この冷蔵温度帯室(R)の温度が冷蔵室冷却開始温度より高い場合にこの冷蔵温度帯室(R)に冷気を供給し、前記冷凍温度帯室(F)の温度が冷凍室冷却開始温度より高い場合にこの冷凍温度帯室(F)に冷気を供給し、前記冷蔵室の冷却運転の弱・中・強を設定出来、且つ、外気温が低下した場合に前記冷蔵室冷却開始温度を上昇させる冷凍冷蔵庫において、
前記冷蔵室の冷却運転が弱に設定されている場合は、前記外気温が低下しても前記冷蔵室冷却開始温度を上昇させないことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明に係る冷凍冷蔵庫の実施形態について説明する。この実施形態においても、従来例と同じ部分があるので、図1、図2も参照しつつ説明する。
【0035】
図3、図4は、本実施形態の制御を説明するための図である。
【0036】
図3、図4は、外気温に対する冷却開始温度の修正変更の特性図である。
【0037】
この特性図より明らかなように、本実施形態では、冷却運転設定部11により、「弱」運転を設定した場合、冷却開始温度及び冷却終了温度は、外気温が下がっても、上昇するように修正変更しない。なお、図3、図4には冷却終了温度について記載していないが、冷却開始温度と同様である。
【0038】
この図1〜図4を参照しつつ、制御回路6による制御について説明する。
【0039】
使用者が、冷却運転設定部11により、「弱」運転を設定しているとする。
【0040】
また、外気温センサ9により、外気温が「20℃」であるとする。
【0041】
これにより、制御回路6は、冷蔵室Rの冷却開始温度を「8℃」に設定し冷却終了温度を「4℃」に設定する。また、冷凍室Fの冷却開始温度を「-12℃」に設定し冷却終了温度を「-16℃」に設定する。
【0042】
冷凍室温度センサ8により、冷凍室温度を検出し、冷蔵室温度センサ7により、冷蔵室温度を検出する。
【0043】
例えば、冷蔵室Rの温度が「10℃」で、冷凍室Fの温度が「-10℃」であったとする。
【0044】
制御回路6は、冷却運転を開始する。つまり、圧縮機1、ファン3,5を駆動し、ダンパー機構12を開状態とする。
【0045】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fと冷蔵室Rを循環し、冷蔵庫の冷却が行われる。
【0046】
通常、冷蔵室Rの冷却がすばやく行われるように冷凍冷蔵庫は設計されているので、まず、冷蔵室Rの温度が「4℃」になる。
【0047】
制御回路6は、冷蔵室温度センサ7により、これを検知して、ダンパー機構12を閉状態にする。
【0048】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fのみを循環する。
【0049】
そして、冷凍室Fの温度が「-16℃」になる。
制御回路6は、冷凍室温度センサ8により、これを検知して、冷却運転を停止させる。
【0050】
次に、外気温センサ9により、外気温が「3℃」であるとする。
【0051】
これにより、制御回路6は、冷蔵室Rの冷却開始温度を「8℃」に設定し冷却終了温度を「4℃」に設定する。また、冷凍室Fの冷却開始温度を「-12℃」に設定し冷却終了温度を「-16℃」に設定する。
【0052】
冷凍室温度センサ8により、冷凍室温度を検出し、冷蔵室温度センサ7により、冷蔵室温度を検出する。
【0053】
この時、外気温は「3℃」であるので、冷蔵室Rの温度はほとんど外気温により上昇することは無い筈である。
【0054】
冷蔵室Rの温度が「3℃」で、冷凍室Fの温度が「-10℃」であったとする。
【0055】
制御回路6は、冷却運転を開始する。つまり、圧縮機1、ファン3,5を駆動し、ダンパー機構12を開状態とする。
【0056】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fと冷蔵室Rを循環し、冷蔵庫の冷却が行われる。
【0057】
冷蔵室Rの温度が「3℃」であるため冷蔵室Rの冷却は必要ないが、ダンパー機構12を開状態として冷気の循環を行う。
【0058】
これにより、冷蔵室R内の温度が均一化され、冷凍室からの影響で過冷却された断熱仕切材Bの周辺の過冷却も緩和される。
【0059】
制御回路6は、冷蔵室温度センサ7により、すでに冷蔵室Rの温度は、冷却終了温度「4℃」より低いことはわかっているので、所定時間後に、ダンパー機構12を閉状態にする。
【0060】
これにより、蒸発器4からの冷気が、冷蔵室Fのみを循環する。
【0061】
そして、冷凍室Fの温度が「-16℃」になる。
【0062】
制御回路6は、冷凍室温度センサ8により、これを検知して、冷却運転を停止させる。
【0063】
このように、本実施形態では、外気温が下がっても、冷却運転設定部11により「弱」運転が設定されていると、冷蔵室Rの冷却開始温度を上げない。
つまり、外気温が下がって、冷却開始温度を上げると、ますます、冷凍冷蔵庫の冷却運転が行われず、冷気の循環が行われず、庫内の温度分布のばらつきが助長されるが、本実施形態ではこれを防止できる。
【0064】
また、本実施形態では、外気温が下がって、ほとんど冷蔵室の冷却が不必要な場合でも、所定期間ダンパー機構12を開状態として冷蔵室Rに冷気が循環するようにしているので、冷蔵室の温度の均一化が図れる。
【0065】
なお、本実施形態では、外気温が下がっても、冷蔵室Rの冷却開始温度を一定としたが、これは、外気温が下がると、冷蔵室Rの冷却開始温度を若干下げるようにしても良い。
また、本実施形態では、冷凍室Fと冷蔵室Rとについて述べたが、これは、冷蔵温度帯室(冷蔵室、野菜室)と冷凍温度帯室(冷凍室、製氷室)であれば適用できる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、冷凍冷蔵庫において、冷凍室の影響により、冷蔵室の一部が過冷却されるのを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルのプロック図である。
【図2】冷凍冷蔵庫の概略断面図である。
【図3】本発明の実施形態の冷凍室冷却開始温度を説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態の冷蔵室冷却開始温度を説明するための図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、
4…蒸発器、
5…ファン、
12…ダンパー機構、
A…キャピラリー、
B…断熱仕切材、
R…冷蔵室(冷蔵温度帯室)、
F…冷凍室(冷凍温度帯室)。
Claims (1)
- 冷蔵温度帯室(R)と冷凍温度帯室(F)とを断熱仕切材(B)で仕切ると共に、この冷蔵温度帯室(R)の温度が冷蔵室冷却開始温度より高い場合にこの冷蔵温度帯室(R)に冷気を供給し、前記冷凍温度帯室(F)の温度が冷凍室冷却開始温度より高い場合にこの冷凍温度帯室(F)に冷気を供給し、前記冷蔵室の冷却運転の弱・中・強を設定出来、且つ、外気温が低下した場合に前記冷蔵室冷却開始温度を上昇させる冷凍冷蔵庫において、
前記冷蔵室の冷却運転が弱に設定されている場合は、前記外気温が低下しても前記冷蔵室冷却開始温度を上昇させないことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
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