JP2016223722A - 貯蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯蔵室から貯蔵物を移し替えることなく加熱することが可能な貯蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵物が配される貯蔵室と、貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、貯蔵室内を加熱することが可能な加熱装置と、貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、現在時刻を計時するタイマと、制御部と、を備え、制御部は、冷却装置の運転を開始した後、タイマによって計時された現在時刻及び予め設定された設定時刻に基づいて冷却装置の運転を停止し、その後、加熱装置又は/及び蒸気発生装置による加熱運転を行うことで貯蔵室内の温度を予め設定された設定加熱温度まで上昇させる処理を行う。
【選択図】図8
【解決手段】貯蔵物が配される貯蔵室と、貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、貯蔵室内を加熱することが可能な加熱装置と、貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、現在時刻を計時するタイマと、制御部と、を備え、制御部は、冷却装置の運転を開始した後、タイマによって計時された現在時刻及び予め設定された設定時刻に基づいて冷却装置の運転を停止し、その後、加熱装置又は/及び蒸気発生装置による加熱運転を行うことで貯蔵室内の温度を予め設定された設定加熱温度まで上昇させる処理を行う。
【選択図】図8
Description
本発明は、貯蔵庫に関する。
従来、貯蔵庫として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、圧縮機、凝縮器、及び冷却器を備え、貯蔵室内を冷却することが可能となっている。これにより、貯蔵庫内の貯蔵物を冷却保存することができる。
ところで、予め調理等の準備をした食品を貯蔵室で冷却保存し、その食品を加熱した後、配膳に供する場合がある。このような場合、作業者が貯蔵室から食品を取り出し、加熱調理機に移し替える必要があり、その移し替え作業を削減することが求められている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、貯蔵室から貯蔵物を移し替えることなく加熱することが可能な貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、貯蔵物が配される貯蔵室と、前記貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、前記貯蔵室内を加熱することが可能な加熱装置と、前記貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、現在時刻を計時するタイマと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記冷却装置の運転を開始した後、前記タイマによって計時された現在時刻及び予め設定された設定時刻に基づいて前記冷却装置の運転を停止し、その後、前記加熱装置又は/及び前記蒸気発生装置による加熱運転を行うことで前記貯蔵室内の温度を予め設定された設定加熱温度まで上昇させる処理を行うことに特徴を有する。
本発明によれば、冷却装置の運転することによって貯蔵物を冷蔵し、冷却装置の運転を停止した後、貯蔵物を加熱装置又は/及び蒸気発生装置によって加熱調理することができる。これにより、貯蔵室から貯蔵物を移し替えることなく加熱することが可能となる。また、タイマを備えることで、冷却装置の運転を停止した後、自動的に加熱調理を行うことができる。このため、貯蔵物を加熱する時刻に作業者が貯蔵庫の操作を行う必要がなく、調理に係る作業性をより高くすることができる。
本発明によれば、貯蔵室から貯蔵物を移し替えることなく加熱することが可能な貯蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。本実施形態の貯蔵庫10は、例えば、業務用の縦型貯蔵庫とされる。貯蔵庫10は、図1に示すように、縦長の直方体形状をなす貯蔵庫本体11と、貯蔵庫本体11を下方から支持すると共に複数のキャスタ31を備える台車30(カート)と、を備えている。貯蔵庫本体11は、図1及び図4に示すように、前側に開口された貯蔵室12(調理室)と、主に加熱装置13が収容される第1機械室14と、主に冷凍ユニット15が収容される第2機械室16と、を有している。
なお、図面にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、図におけるX軸方向が左右方向、Y軸方向が前後方向に対応し、Z軸方向が上下方向に対応している。なお、ここで言う貯蔵庫本体11の前後方向とは、前側が貯蔵室12の手前側(正面側)に相当し、後側が貯蔵室12の奥側に相当するものとする。また、本実施形態において、左右方向とは、貯蔵庫10を正面から視た際の左右方向のことを指すものとする。
貯蔵室12は、食品(貯蔵物)が貯蔵されるもので、図1及び図4に示すように、断熱性を有する箱部12Gによって構成されている。箱部12Gは、正面側(前側)に開口されており、この開口を通じて貯蔵室12内に貯蔵物を出し入れすることができる。また、箱部12Gの開口は断熱扉17によって開閉可能に覆われている。図2に示すように、第1機械室14は、貯蔵室12の左側(側方)に配され、第2機械室16は、貯蔵室12の上方に配されている。
図2に示すように、本実施形態では、貯蔵室12内において、4つのラック51が収容されている。ラック51には、複数段のトレイ50が収容されており、各トレイ50には、図示しない食品が載置される。4つのラック51は、シェルフ52の上段及び下段にそれぞれ2つずつ収納されている。
箱部12Gの内部空間の奥側には、図4に示すように、貯蔵室12の後壁部12Aを構成するパネル部材が設けられている。この後壁部12Aには、網目状の通気口12D,12Dがそれぞれ形成されている。後壁部12Aの裏側(後側)には、図5に示すように、通気口12D,12Dとそれぞれ対向する形で冷却器18A,18Aが配されている。つまり、冷却器18A、18Aは、貯蔵室12の後方に配されている。
冷却器18A,18Aは、上下方向に配列されている。この冷却器18A,18Aの各々は、冷凍ユニット15と複数の冷媒管14Bによって循環接続されており、周知の冷凍サイクルを構成することで冷気を生成するものとされる。なお、冷凍ユニット15は、圧縮機15A、凝縮器15B、凝縮器ファン15D、アキュムレータ15G、ドライヤ(図示せず)、膨張弁(図示せず)を主体として構成されている。
図4に示すように、第1機械室14の内部空間は、断熱壁14Aによって左右に仕切られており、断熱壁14Aの右側には送風ファン19及びヒータ20が収容され、左側には蒸気発生装置21が収容されている。送風ファン19は、貯蔵室12の側壁と対向する形で配されている。送風ファン19は、例えば、シロッコファンなどの遠心ファンとされ、貯蔵室12内の空気を対流させるものとされる。また、送風ファン19を囲む形で環状のヒータ20が設けられている。ヒータ20を駆動させた状態で送風ファン19を回転させると、送風ファン19からヒータ20に吹き付けられた風が熱風として、貯蔵室12に送られる構成となっている。つまり、ヒータ20及び送風ファン19は、貯蔵室12内を加熱する加熱装置13を構成するものとされる。
また、冷凍ユニット15を駆動させた状態で、送風ファン19を回転させると、送風ファン19によって送られた空気は、冷却器18A,18Aを通過する過程で冷気となり、貯蔵室12に送られる構成となっている。つまり、冷凍ユニット15、冷却器18A,18A、及び送風ファン19は、貯蔵室12内を冷却する冷却装置を構成するものとされる。
蒸気発生装置21は、貯蔵室12内に蒸気を供給するためのもので、例えば、誘導加熱式の蒸気発生装置とされる。蒸気発生装置21は、図4に示すように、筒形状の蒸発容器22と、この蒸発容器22に収容された導電性の加熱体(図示せず)と、蒸発容器22の外周に巻回された誘導加熱コイル23と、を備えている。
蒸気発生装置21は、加熱体を発熱させ、蒸発容器22内の水を蒸発させることで蒸気を発生させる構成となっている。蒸気発生装置21から発生する蒸気は、蒸気供給管21Aを介して貯蔵室12に送られる。以上のように、本実施形態の貯蔵庫10は、食品を冷却保存する冷蔵庫としての機能と、食品を加熱調理するスチームコンベクションオーブンとしての機能を備えている。これにより、貯蔵室12内で冷却保存しておいた食品を加熱調理することができる。
また、貯蔵室12の底面には、排水口24Aが設けられている。排水口24Aには、排管25が接続されている。この排管25は、貯蔵室12を構成する底壁の下方を通り、蒸発容器22の下部に接続された排水タンク26を経由した後、上方及び下方に分岐されている。以下の説明では、排管25における排水口24Aから排水タンク26までの部分を第1排管部25Aと呼び、排水タンク26から上方に延びる部分を第2排管部25B(排気筒)と呼ぶものとする。
また、排管25における排水タンク26から下方に延びる部分を第3排管部27と呼ぶものとする。貯蔵室12内の蒸気は、主に第1排管部25A及び第2排管部25Bを通って貯蔵庫10の上方に排出可能となっている。一方、貯蔵室12内の水は、第1排管部25A及び第3排管部27を通って貯蔵庫10の下方に排出可能となっている。また、図3に示すように、第3排管部27は、その下端部27Aが、貯蔵室本体11の底面から突出するものとされる。第2排管部25Bは、図4に示すように、第2機械室16を構成する天板を貫通し、第2排管部25Bの開口部25Dが上方に開口されている。
第2機械室16は、図5に示すように、正面側に開口された箱部16Gと、箱部16Gの開口を塞ぐフロントパネル16Hによって構成されている。フロントパネル16Hは、箱部16Gに対して着脱可能に取り付けられている。フロントパネル16Hは、正面視において矩形状をなしている。フロントパネル16Hには、前後方向に貫通された複数の通気孔16Tが凝縮器15Bと対向する箇所に形成されている。また、フロントパネル16Hには、貯蔵庫10の状態の表示などを行うための表示パネル16U(液晶パネル、表示部)が設けられている。
本実施形態では、図4に示すように、貯蔵室12の側方(左側)に送風ファン19が配されている。また、貯蔵室12と送風ファン19の間には、複数の長孔状の通気孔29A及び網目状の通気孔29Bを有する仕切り板29(図5参照)が配されている。この送風ファン19は、その中心部から吸い込んだ貯蔵室12の空気を、周方向に吹き出す構成となっている。これにより送風ファン19は、冷却器18Aに向けて送風可能となっている。送風ファン19から送風された空気は、主に冷却器18Aの後面側から前面側に向かう形で冷却器18A内を通過し、通過する過程で熱交換によって冷却されることで冷気となる。
(貯蔵庫の電気的構成)
次に、貯蔵庫10の電気的構成について説明する。貯蔵庫10は、複数の電子部品が回路基板に実装された制御回路を備えており、この制御回路は、図6に示すように、所定のプログラムを実行するマイクロコンピュータ等からなる制御部60を有している。なお、制御部60を構成する回路基板は、主に第2機械室16における左側の端部に配された電装箱15E(図3参照)の内部に収容されているが、これに限定されるものではない。
次に、貯蔵庫10の電気的構成について説明する。貯蔵庫10は、複数の電子部品が回路基板に実装された制御回路を備えており、この制御回路は、図6に示すように、所定のプログラムを実行するマイクロコンピュータ等からなる制御部60を有している。なお、制御部60を構成する回路基板は、主に第2機械室16における左側の端部に配された電装箱15E(図3参照)の内部に収容されているが、これに限定されるものではない。
制御部60は、図6に示すように、記憶部61及びタイマ62を備える。タイマ62は、現在時刻を計時するものとされる。制御部60の入力側には、作業者が時刻や温度の設定などを行うための操作部63と、貯蔵室12内の温度を検知可能な温度センサ64(サーミスタ)と、が電気的に接続されている。操作部63は、例えば、表示パネル16Uの表側に配されたタッチパネルによって構成される。また、制御部60の出力側には、圧縮機15A、凝縮器ファン15D、蒸気発生装置21、ヒータ20、送風ファン19、表示パネル16Uがそれぞれ電気的に接続されている。なお、温度センサ64は、貯蔵室12の温度を検知可能な箇所に配されており、例えば、後壁部12Aの裏面(冷却器18A側の面)に取り付けられている(図5の破線参照)。これにより、温度センサ64は、送風ファン19によって循環する空気の温度を検知可能となっている。また、温度センサ64の設置箇所は、これに限定されず、例えば、仕切り板29の裏側(送風ファン19が設置される空間)や貯蔵室12内に設けられていてもよい。
表示パネル16Uには、貯蔵室12の温度や現在時刻、時刻や温度の設定画面などが表示可能となっている。記憶部61には、貯蔵庫10の運転に係る各種設定時刻(加熱時間や加熱完了時刻など)、加熱運転時の設定温度(設定加熱温度)、冷却運転時の設定温度(設定冷却温度)、加熱運転時の加熱モード(後述)の設定などが記憶されている。これらの設定は、操作部63(本実施形態ではタッチパネル)を操作することで行うことができる。
本実施形態では、加熱モードとして、以下の(1)から(3)のモードのいずれかを選択することができ、予め設定された加熱モードにて加熱運転を行うことが可能となっている。
(1)送風ファン19及びヒータ20を駆動させるホットエアーモード
(2)送風ファン19及び蒸気発生装置21を駆動させるスチームモード
(3)送風ファン19、ヒータ20及び蒸気発生装置21を駆動させるコンビモード
なお、ホットエアーモード及びスチームモードにおいては、例えば、50〜130℃の範囲内で設定加熱温度を設定可能とされる。また、コンビモードでは、例えば、100〜130℃の範囲内で設定加熱温度を設定可能とされる。なお、設定加熱温度の範囲は上述したものに限定されず適宜変更可能である。
(1)送風ファン19及びヒータ20を駆動させるホットエアーモード
(2)送風ファン19及び蒸気発生装置21を駆動させるスチームモード
(3)送風ファン19、ヒータ20及び蒸気発生装置21を駆動させるコンビモード
なお、ホットエアーモード及びスチームモードにおいては、例えば、50〜130℃の範囲内で設定加熱温度を設定可能とされる。また、コンビモードでは、例えば、100〜130℃の範囲内で設定加熱温度を設定可能とされる。なお、設定加熱温度の範囲は上述したものに限定されず適宜変更可能である。
(貯蔵庫の制御)
次に、貯蔵庫10の制御について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、貯蔵庫10の動作の一例を示すタイミングチャートであり、横軸に時刻を示し、縦軸に貯蔵室12内の温度を示す。図7に示す貯蔵庫10の使用例として、食品を夜間冷蔵し、次の日の朝に加熱して配膳する場合を例示する。具体的には、作業者は、食品を配膳する前日の夜に、予め調理をしておいた食品をトレイ50に載せ、貯蔵室12に貯蔵する。前日の夜から当日の朝までの時間帯においては、冷却運転を行い、貯蔵室12内の食品を冷蔵保存しておく。配膳を行う当日の朝には、加熱運転を行い、食品を加熱する。その後、加熱が完了した食品のトレイ50を取り出し、配膳する。
次に、貯蔵庫10の制御について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、貯蔵庫10の動作の一例を示すタイミングチャートであり、横軸に時刻を示し、縦軸に貯蔵室12内の温度を示す。図7に示す貯蔵庫10の使用例として、食品を夜間冷蔵し、次の日の朝に加熱して配膳する場合を例示する。具体的には、作業者は、食品を配膳する前日の夜に、予め調理をしておいた食品をトレイ50に載せ、貯蔵室12に貯蔵する。前日の夜から当日の朝までの時間帯においては、冷却運転を行い、貯蔵室12内の食品を冷蔵保存しておく。配膳を行う当日の朝には、加熱運転を行い、食品を加熱する。その後、加熱が完了した食品のトレイ50を取り出し、配膳する。
本実施形態では、制御部60によって、加熱運転及び冷却運転に係る各機器(冷却装置、加熱装置、蒸気発生装置)が制御され、上述した冷却運転から加熱運転までの一連の動作が自動的に行われる。これについて、図8のフローチャートを用いて具体的に説明する。作業者が操作部63を操作する(具体的にはタッチパネル上に表示される運転開始ボタンを押圧する)と、図8に示すように、制御部60は、冷却装置(具体的には冷凍ユニット15及び送風ファン19)を作動させ冷却運転を開始する(S11)。制御部60は、貯蔵室12に設けられた温度センサ64の検知温度に基づいて、冷却装置(冷凍ユニット15)の出力を調整することで、目標とする冷却温度(設定冷却温度)となるように貯蔵室12内を冷却する(降温冷却運転、図7のt1及び図8のS14)。
貯蔵室12の温度が目標の温度(設定冷却温度)になる(S12でYES)と、制御部60は、温度センサ64の検知温度に基づいて、冷却装置の出力やオン/オフを調整することで、設定冷却温度を維持するように貯蔵室12内を冷却する(保冷運転、図7のt2及び図8のS13)。また、貯蔵室12の温度が設定冷却温度となった時点で、作業者は、貯蔵室12内に食品が収容されたラック51を収容する。これにより、食品が設定された温度にて冷蔵される。
翌朝、タイマ62によって計時される現在時刻が加熱開始時刻t5になる(S15でYES)と、制御部60は、冷却装置の運転を停止し(S16)、その後、設定された加熱モードにて加熱運転(加熱装置又は/及び蒸気発生装置による加熱運転)を開始する(S17)。なお、加熱開始時刻t5は、例えば、加熱完了時刻t6(予め設定された設定時刻)から加熱時間(t3+t4)を引いたものとされる。また、加熱完了時刻及び加熱時間は、操作部63によって予め設定され、記憶部61に記憶されている。制御部60は、貯蔵室12に設けられた温度センサ64の検知温度に基づいて、ヒータ20や蒸気発生装置21の出力を調整し、貯蔵室12内の温度を目標とする加熱温度(設定加熱温度)まで上昇させる(昇温加熱運転、図7のt3及び図8のS20)。
貯蔵室12の温度が目標の設定加熱温度になる(S18でYES)と、制御部60は、温度センサ64の検知温度に基づいて、ヒータ20や蒸気発生装置21の出力やオン/オフを調整することで、設定加熱温度を維持するように貯蔵室12内を加熱する(保温運転、図7のt4及び図8のS19)。そして、制御部60は、タイマ62が加熱完了時刻になる(S21でYES)と加熱運転を停止する(S22)。続いて、作業者は加熱された食品をラック51ごと取り出して配膳を行う。
また、本実施形態の貯蔵庫10においては、冷却運転を行わず加熱運転のみを行うことも可能である。この場合、制御部60は、記憶部61に記憶された加熱完了時刻(例えばt7)から加熱時間を引いた時刻(例えばt8)に昇温加熱運転を開始し、食品を入れる前に貯蔵室12を設定加熱温度まで加熱する(予熱する)処理を行う。その後、作業者が食品を貯蔵室12に入れた後、制御部60は、タイマ62が加熱完了時刻になるまで、保温運転を行う。これにより、予熱がされた状態の貯蔵室12において、食品を加熱することができる。なお、本実施形態の貯蔵庫10においては、複数の加熱完了時刻を設定(及び記憶)することが可能であり、図7のt10に示すように、昇温加熱運転(予熱運転)から保温運転までの動作を複数回連続して行うことが可能である。
本実施形態によれば、冷却装置によって貯蔵物を冷蔵しておき、冷却装置の運転を停止した後、貯蔵物を加熱装置13又は/及び蒸気発生装置21によって加熱調理することができる。これにより、貯蔵室12から貯蔵物を移し替えることなく加熱することが可能となる。また、タイマ62を備えることで、冷却装置の運転を停止した後、自動的に加熱調理を行うことができる。このため、貯蔵物を加熱する際に作業者が貯蔵庫10(操作部63)の操作を行う必要がない。図7に示す使用例によれば、作業者は、夜の間に冷却運転の開始操作を行うだけでよく、加熱運転を開始する時間に操作部63の操作を行う必要がない。この結果、調理に係る作業性をより高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、加熱開始時刻は、加熱完了時間から加熱時間を減算したものを例示したが、これに限定されない。例えば、作業者が操作部63から加熱開始時刻を直接的に入力してもよい。
(2)操作部63は、タッチパネルに限定されず、適宜変更可能である。操作部は、例えば、操作ボタンなどを用いてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、加熱開始時刻は、加熱完了時間から加熱時間を減算したものを例示したが、これに限定されない。例えば、作業者が操作部63から加熱開始時刻を直接的に入力してもよい。
(2)操作部63は、タッチパネルに限定されず、適宜変更可能である。操作部は、例えば、操作ボタンなどを用いてもよい。
10…貯蔵庫、12…貯蔵室、13…加熱装置、15…冷凍ユニット(冷却装置を構成)、18A,18A…冷却器(冷却装置を構成)、19…送風ファン(冷却装置を構成)、21…蒸気発生装置、60…制御部、62…タイマ
Claims (1)
- 貯蔵物が配される貯蔵室と、
前記貯蔵室内を冷却することが可能な冷却装置と、
前記貯蔵室内を加熱することが可能な加熱装置と、
前記貯蔵室内に蒸気を供給することが可能な蒸気発生装置と、
現在時刻を計時するタイマと、
前記冷却装置、前記加熱装置、及び前記蒸気発生装置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記冷却装置の運転を開始した後、前記タイマによって計時された現在時刻及び予め設定された設定時刻に基づいて前記冷却装置の運転を停止し、その後、前記加熱装置又は/及び前記蒸気発生装置による加熱運転を行うことで前記貯蔵室内の温度を予め設定された設定加熱温度まで上昇させる処理を行う貯蔵庫。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4674402A (en) * | 1985-04-17 | 1987-06-23 | Standex International Corporation | Apparatus for thawing, retarding, and proofing bakery goods |
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JPH07236462A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 解凍装置 |
JPH08121934A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 貯蔵庫 |
-
2015
- 2015-06-02 JP JP2015112021A patent/JP2016223722A/ja active Pending
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