JPH07115352A - マルチプレクサ - Google Patents

マルチプレクサ

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JPH07115352A
JPH07115352A JP26050293A JP26050293A JPH07115352A JP H07115352 A JPH07115352 A JP H07115352A JP 26050293 A JP26050293 A JP 26050293A JP 26050293 A JP26050293 A JP 26050293A JP H07115352 A JPH07115352 A JP H07115352A
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JP
Japan
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circuit
signal
output
output signal
input
Prior art date
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JP26050293A
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Inventor
Toshio Sano
俊夫 佐野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ信号とは無関係のグリッチが出力され
ないようにする。 【構成】 制御信号C1のレベルを反転する各NOT回
路1,2と、NOT回路1の出力信号を反転してNOT
回路2と略等しい遅延を発生するNOT回路3と、制御
信号C1とNOT回路3の出力信号を両入力とするOR
回路4と、各NOT回路1,2からの出力信号を両入力
してOR回路4と略等しい遅延を発生するOR回路5
と、データ信号Aを一方の入力としてOR回路4の出力
信号を他方の入力とするAND回路6と、データ信号B
を一方の入力としてOR回路5の出力信号を他方の入力
とするAND回路7と、各AND回路6,7の出力を両
入力するOR回路8とからなり、制御信号C1のレベル
に応じて各データ信号A,Bのいずれか一方をOR回路
8から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のデータ信号の
いずれか一方を選択して切り換え出力するマルチプレク
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプレクサでは、クロック信
号を用いてデータ信号の確定後、データ信号のホールド
又は切り換えを同期的に行なっており、通常、ディジタ
ルデータ信号の変化を検出する場合、クロック信号によ
ってデータ信号をホールドし、クロック信号によってそ
のデータ信号を取り込み、CPUなどで比較を行ない、
そのデータ信号が以前の信号と異なるか否かを検出して
いた。
【0003】図5は従来のマルチプレクサの回路構成を
示す図である。このマルチプレクサは、二値レベルをと
る制御信号C0を反転するNOT回路12と、そのNO
T回路12の出力信号を一方の入力としてデータ信号B
を他方の入力とするAND回路13と、制御信号C0を
一方の入力としてデータ信号Aを他方の入力とするAN
D回路14と、AND回路13,14の出力を両入力と
するOR回路15とからなり、制御信号C0のレベルに
応じてデータ信号A,Bのいずれか一方をOR回路15
から出力させる。
【0004】表1は、図5のマルチプレクサの各部にお
けるレベルの変化を示す一覧表である。表中の「*」は
データ信号A,Bのいずれかのロジックを示し、「−」
は信号の継続を示している。
【0005】まず、制御信号Cがハイレベル“H”のと
き、NOT回路12の出力端子lの出力信号はローレベ
ル“L”となり、AND回路13にはその“L”の信号
とデータ信号Bとが入力され、その結果、AND回路1
3の出力端子mには“L”の信号が出力される。
【0006】
【表1】
【0007】一方、AND回路14には“H”の制御信
号C0とデータ信号Aとが入力され、その結果、AND
回路14の出力端子nにはデータ信号Bが出力される。
そして、OR回路15には“L”の信号とデータ信号B
とが入力され、OR回路15の出力端子OUT0にはデ
ータ信号Bが出力される。
【0008】次に、制御信号C0が“L”に反転する
と、NOT回路12の出力端子lにはまだ“L”の信号
が出力され、AND回路13には“L”の制御信号C0
とデータ信号Bが入力され、その結果、AND回路13
の出力端子mには“L”の信号が出力される。
【0009】一方、AND回路14には“L”の制御信
号C0とデータ信号Aとが入力され、その結果、AND
回路14の出力端子nには“L”の信号が出力される。
そして、OR回路15には共に“L”の信号が入力され
るので、OR回路15の出力端子OUT0には“L”の
信号が出力されることになる。この“L”の信号はデー
タ信号A,Bとは無関係のグリッチである。
【0010】さらに、説明する。図6は表1に基づく図
5の従来のマルチプレクサの動作のタイミングチャート
であり、制御信号C0,NOT回路12の出力端子l,
AND回路13の出力信号m(B・l),AND回路1
4の出力信号n(A・C0),及び出力信号OUT0を
示している。
【0011】まず、タイミングt1,t2で制御信号C
0がハイレベル“H”のときは、NOT回路12の出力
端子lにはローレベル“L”信号が出力され、AND回
路13の出力信号m(B・l)はローレベル“L”とな
り、AND回路14の出力信号n(A・C0)としてデ
ータ信号“A”が出力され、出力信号OUT0としてデ
ータ信号“A”が出力される。
【0012】次に、タイミングt3で制御信号C0のレ
ベルが“H”から“L”に変化しても、出力端子lに出
力される信号のレベルは変化せず、各出力信号m(B・
l),n(A・C0)のレベルが共に“L”になり、出
力信号OUT0として“L”の信号が出力される。これ
がデータ信号A,Bのいずれにも無関係のグリッチ信号
である。
【0013】そして、タイミングt4で制御信号C0よ
りも1タイミング遅れて出力端子lの出力信号が“H”
に変化すると、AND回路14の出力信号n(A・C
0)のレベルが“L”のままであるが、AND回路13
の出力信号m(B・l)としてデータ信号Bが出力さ
れ、出力信号OUT0としてデータ信号Bが出力される
ようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のマルチプレクサでは、データ信号線の切り換え時にデ
ータ信号とは無関係のグリッチが発生して出力されてし
まう可能性があり、誤ったデータ信号の変化点の検出や
誤動作の原因になるという問題があった。この発明は上
記の点に鑑みてなされたものであり、マルチプレクサか
らデータ信号とは無関係のグリッチが出力されないよう
にすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、二値レベルをとる制御信号を反転する第
1のNOT回路と、上記制御信号を反転する第2のNO
T回路と、第1のNOT回路の出力信号を反転し、第2
のNOT回路と略等しい遅延を発生する第3のNOT回
路と、上記制御信号と第3のNOT回路の出力信号とを
両入力とする第1のOR回路と、第1のNOT回路の出
力信号と第2のNOT回路の出力信号とを両入力とし、
第1のOR回路と略等しい遅延を発生する第2のOR回
路と、第1のデータ信号を一方の入力とし、第1のOR
回路の出力信号を他方の入力とする第1のAND回路
と、第2のデータ信号を一方の入力とし、第2のOR回
路の出力信号を他方の入力とする第2のAND回路と、
第1,第2のAND回路の出力を両入力とする第3のO
R回路とからなり、上記制御信号のレベルに応じて第
1,第2のデータ信号のいずれか一方を第3のOR回路
から出力させるようにしたマルチプレクサを提供する。
【0016】また、上記第1のAND回路又は第2のA
ND回路のデータ信号入力回路に上記第3のOR回路の
出力信号を切り換え入力させる回路を設けるとよい。さ
らに、上記第3のOR回路の出力信号を短時間遅延させ
る遅延回路とその遅延回路の入力信号と出力信号とを両
入力とする排他的論理和回路とからなる変化点検出回路
を付加するようにしてもよい。
【0017】
【作用】この発明によるマルチプレクサは、制御信号の
レベルに応じて第1,第2のデータ信号のいずれか一方
を第3のOR回路から出力させるときに、その第3のO
R回路に同時にローレベルの信号を入力させないで、デ
ータ信号とは無関係のグリッチを出力させない。
【0018】また、第3のOR回路の出力信号を切り換
え入力させるようにすれば、第3のOR回路から出力さ
れるデータ信号をホールドすることができる。さらに、
第3のOR回路の出力信号を短時間遅延させる遅延回路
とその遅延回路の入力信号と出力信号とを両入力とする
排他的論理和回路とからなる変化点検出回路を付加する
ようにすれば、データ信号の変化点を検出することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例のマルチプ
レクサの回路構成を示す図である。このマルチプレクサ
は、二値レベルをとる制御信号C1を反転するNOT回
路1と、制御信号C1を反転するNOT回路2と、NO
T回路1の出力信号を反転し、NOT回路2と略等しい
遅延を発生するNOT回路3を備えている。
【0020】さらに、制御信号C1とNOT回路3の出
力信号とを両入力とするOR回路4と、NOT回路1の
出力信号とNOT回路2の出力信号とを両入力とし、O
R回路4と略等しい遅延を発生するOR回路5と、デー
タ信号Aを一方の入力とし、OR回路4の出力信号を他
方の入力とするAND回路6と、データ信号Bを一方の
入力とし、OR回路5の出力信号を他方の入力とするA
ND回路7と、各AND回路6,7の出力を両入力とす
るOR回路8を備えている。
【0021】そして、このマルチプレクサは、制御信号
C1がしばらくハイレベル“H”であった状態からロー
レベル“L”に落ちると、NOT回路1の出力は制御信
号C1から1タイミング遅れ、NOT回路3の出力はそ
れからさらに2タイミング遅れて反転する。さらに、N
OT回路2の出力は制御信号C1から2タイミング遅れ
て反転する。
【0022】ただし、各NOT回路2,3は略同じディ
レイであれば、NOT回路1のディレイがNOT回路2
とNOT回路3のディレイ差よりも大きければ何タイミ
ングであっても構わない。
【0023】次に、各OR回路4,5の出力は入力から
1タイミング遅れる。ただし、各OR回路4,5は略同
じディレイであれば、NOT回路3のディレイがOR回
路5とOR回路4のディレイ差よりも大きければ、特に
何タイミング遅らせても構わない。したがって、各OR
回路4,5の出力が共に“L”になることはない。
【0024】一方、制御信号C1がしばらく“L”であ
った状態から“H”に上がると、NOT回路1の出力は
制御信号C1から1タイミング遅れ、NOT回路3の出
力はそれからさらに2タイミング遅れ、NOT回路2の
出力は制御信号C1から2タイミング遅れて反転する。
ただし、NOT回路3のディレイはあってもなくても良
いが、各NOT回路1,2のいずれか一方にはディレイ
が存在するようにしなければならない。
【0025】次に、各OR回路4,5の出力は入力から
1タイミング遅れる。ただし、各OR回路4,5は略同
じディレイであれば、各NOT回路1,2のうちのディ
レイの大きい方がOR回路4とOR回路5のディレイ差
よりも大きければ、特に何タイミング遅れても構わな
い。したがって、このときも各OR回路4,5の出力が
共に“L”になることはない。
【0026】このようにして、このマルチプレクサは制
御信号C1のレベルに応じて2種類のロジックデータで
ある各データ信号A,Bのいずれか一方をOR回路8か
ら出力信号OUT1として出力するので、出力信号OU
T1には各データ信号A,Bとは無関係な出力信号
“L”が出力されることがない。なお、各ロジック(回
路)を結ぶ信号ラインにはディレイがないものとして扱
っている。
【0027】次に、さらにこのマルチプレクサの詳細な
動作について説明する。表2は図1のマルチプレクサの
各部におけるレベルの変化を示す一覧表、図2は表2に
基づく図1のマルチプレクサの動作のタイミングチャー
トであり、制御信号C1,NOT回路1の出力端子a,
NOT回路2の出力端子b,NOT回路3の出力端子
c,OR回路5の出力端子d,及びOR回路4の出力端
子eにおける各出力波形と、AND回路7の出力信号f
(B・d),AND回路6の出力信号g(A・e),及
び出力信号OUT1を示している。
【0028】
【表2】
【0029】まず、タイミングt1〜t2で制御信号C
1がハイレベル“H”のときは、NOT回路1,2の出
力端子aにはローレベル“L”、NOT回路3の出力端
子cにはハイレベル“H”、OR回路5の出力端子dに
はローレベル“L”、OR回路4の出力端子eにはハイ
レベル“H”の各信号がそれぞれ出力され、AND回路
7の出力信号f(B・d)はローレベル“L”となり、
AND回路6の出力信号g(A・e)としてデータ信号
“A”が出力され、出力信号OUT1としてデータ信号
“A”が出力される。
【0030】次に、タイミングt3で制御信号C1のレ
ベルが“H”から“L”に変化しても、各出力端子a〜
eに出力される信号のレベルは変化せず、各出力信号f
(B・d),g(A・e),出力信号OUT1も変化し
ない。また、タイミングt4で制御信号C1よりも1タ
イミング遅れて出力端子aの出力信号が“H”に変化し
ても、各出力端子a〜eから出力される信号のレベルは
変化せず、各AND回路7,6の各出力信号f(B・
d),g(A・e)も変化しないので、OR回路8の出
力信号OUT1も変化しない。
【0031】ところが、タイミングt5で制御信号C1
よりも2タイミング遅れて出力端子bの出力信号が
“H”に変化すると、出力端子cの出力信号のレベルは
変化しないが、出力端子dの出力信号が“H”に変化
し、各AND回路7,6の各出力信号f(B・d),g
(A・e)としてそれぞれデータ信号B,Aが出力さ
れ、OR回路8の出力信号OUT1としてデータ信号
B,Aのいずれか一方が出力されるようになる(図中に
は「*」で示す)。
【0032】また、タイミングt6で制御信号C1より
も3タイミング遅れてNOT回路3の出力端子cの出力
信号が“L”に変化すると、出力端子cと出力端子dの
出力信号のレベルは変化せず、各AND回路7,6の各
出力信号f(B・d),g(A・e)としてそれぞれデ
ータ信号B,Aが出力され、OR回路8の出力信号OU
T1としてデータ信号B,Aのいずれか一方が出力され
る。
【0033】さらに、タイミングt7で制御信号C1よ
りも4タイミング遅れてOR回路4の出力端子eの出力
信号が“L”に変化すると、AND回路6の出力信号g
(A・e)が“L”に変化し、出力信号OUT1として
データ信号Bが出力されるようになり、このまま制御信
号C1のレベルが変化しないタイミングt8,t9でも
この出力が維持される。
【0034】次に、タイミングt10で制御信号C1が
“L”から“H”に変化すると、出力端子a〜eの各出
力信号のレベルは変化せず、各出力信号f(B・d),
g(A・e)にはそれぞれデータ信号B,Aが出力さ
れ、出力信号OUT1としてデータ信号Bが出力され
る。
【0035】ところが、タイミングt11でタイミング
t10における制御信号C1のレベル変化よりも1タイ
ミング遅れて、出力端子aと出力端子eがそれぞれ
“L”,“H”に変化すると、各AND回路7,6の各
出力信号f(B・d),g(A・e)としてそれぞれデ
ータ信号B,Aが出力され、OR回路8の出力信号OU
T1としてデータ信号B,Aのいずれか一方が出力され
る。
【0036】また、タイミングt12でタイミングt1
0における制御信号C1のレベル変化よりも2タイミン
グ遅れてNOT回路2の出力端子bの出力信号が“L”
に変化すると、各出力端子d,eの出力信号のレベルは
変化せず、各AND回路7,6の各出力信号f(B・
d),g(A・e)としてそれぞれデータ信号B,Aが
出力され、OR回路8の出力信号OUT1としてデータ
信号B,Aのいずれか一方が出力される。
【0037】さらに、タイミングt13でタイミングt
10における制御信号C1のレベル変化よりも3タイミ
ング遅れてNOT回路3の出力端子cとOR回路5の出
力端子dの各出力信号のレベルがそれぞれ“H”,
“L”に変化すると、OR回路4の出力端子eの出力信
号のレベルは変化せず、AND回路7の出力信号f(B
・d)は“L”となり、AND回路6の出力信号g(A
・e)としてデータ信号Aが出力され、OR回路8の出
力信号OUT1としてデータ信号Aが出力される。そし
て、このまま制御信号C1のレベルが変化しないタイミ
ングt15,t16でもこの出力が維持される。
【0038】このようにして、このマルチプレクサは、
略等しい遅延を発生させるNOT回路2,3と、略等し
い遅延を発生させるOR回路4,5を組み入れた構成を
持ち、制御信号C1によって変化するゲート信号につい
て、各OR回路4,5のそれぞれのゲート信号がハイレ
ベルからローレベルに変化するときにより長いディレイ
がかかり、制御信号C1によってデータ信号A,Bを切
り換える際に誤ったグリッチ信号を出力することがな
い。
【0039】次に、他の実施例について説明する。図3
はそのマルチプレクサの回路構成を示す図であり、図1
と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。この実施例のマルチプレクサでは、AND回路7の
データ信号入力回路にOR回路8の出力信号をスイッチ
SWによって切り換え入力させる回路9を備えており、
スイッチSWを端子S1側に切り換え、出力信号OUT
1をAND回路7の一方の入力としてフィードバックさ
せる。
【0040】最初は、制御信号C1がハイレベル“H”
のとき、OR回路8の出力信号OUT1としてデータ信
号Aが出力される。このデータ信号Aをホールドする場
合は、スイッチSWを端子S1側に切り換え、制御信号
C1をローレベル“L”に落すと、OR回路8から出力
されたデータ信号Aが回路9によってAND回路7へフ
ィードバックして入力され、一方、AND回路6からの
出力は無効になり、その結果、OR回路8からの出力信
号としてデータ信号Aがホールドされる。また、スイッ
チSWを端子S2側に切り換えれば、そのホールドを解
除し、OR回路8からはデータ信号Bが出力されるよう
になる。
【0041】このようにして、回路9のスイッチSWを
端子S1側に切り換え、制御信号C1を“H”から
“L”に変えることによって、OR回路8から出力され
るデータ信号をAND回路7にフィードバックさせてデ
ィジタルデータのデータ信号Aをホールドすることがで
きる。また、スイッチSWを端子S2側に切り換えれ
ば、OR回路8からデータ信号Bを出力する。したがっ
て、データ信号と無関係なグリッチなしでホールド及び
その解除を行なえる。
【0042】次に、さらに他の実施例について説明す
る。この実施例のマルチプレクサでは図1又は図3に示
したマルチプレクサに変化点検出回路を付加している。
図4はその変化点検出回路の構成を示す図である。この
変化点検出回路は、そのOR回路8の出力信号を短時間
遅延させる遅延回路10と、その遅延回路10の入力信
号と出力信号OUT1を両入力する排他的論理和回路1
1とからなり、その入力端子h側を上記マルチプレクサ
のOR回路8の出力端子側に接続する。
【0043】次に、この変化点検出回路の動作について
説明する。遅延回路10によって短時間のディレイがか
けられ、入力端子hから入力される出力信号OUT1に
変化があったとき、排他的論理和回路11に異なった信
号が入力されることになり、排他的論理和回路11の出
力端子iからハイレベル“H”のパルスを出力する。
【0044】したがって、このマルチプレクサでは、変
化点検出回路に出力信号OUT1としてデータ信号A,
Bとは無関係な信号であるグリッチが入力されず、出力
信号OUT1に真の信号の変化があったときのみに、こ
の変化点検出回路から“H”のパルスを出力し、信号の
変化点を検出することができる。
【0045】このようにして、OR回路8の出力側に変
化点検出回路を付加することにより、データのホールド
またはそのホールドの解除時に誤作動のない変化点検出
を行なえるようになる。
【0046】上述したマルチプレクサでは、OR回路8
に同時にローレベルの信号が入力されることが一瞬たり
ともないので、出力信号としてデータ信号A,Bとは無
関係なグリッチを出力することがない。また、信号の変
化点を正確に検出することができる。さらに、OR回路
8からの出力信号の変化を見逃すことなく正確に検出す
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るマルチプレクサによれば、制御信号のレベルに応じて
第1,第2のデータ信号のいずれか一方を第3のOR回
路から出力させるときに、その第3のOR回路に同時に
ローレベルの信号を入力させないで、データ信号とは無
関係のグリッチを出力させない。
【0048】また、第3のOR回路の出力信号を切り換
え入力させるようにすれば、第3のOR回路から出力さ
れるデータ信号をホールドすることができる。さらに、
第3のOR回路の出力信号を短時間遅延させる遅延回路
とその遅延回路の入力信号と出力信号とを両入力とする
排他的論理和回路とからなる変化点検出回路を付加する
ようにすれば、データ信号の変化点を検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のマルチプレクサの回路構
成を示す図である。
【図2】図1のマルチプレクサの動作のタイミングチャ
ート図である。
【図3】この発明の他の実施例のマルチプレクサの回路
構成を示す図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例のマルチプレクサ
の回路構成を示す図である。
【図5】従来のマルチプレクサの回路構成を示す図であ
る。
【図6】従来のマルチプレクサの動作のタイミングチャ
ート図である。
【符号の説明】
1〜3:NOT回路 4,5,8:OR回路 6,7:AND回路 9:回路 10:遅延回路 11:排他的論理和回路 A,B:データ信号 C1:制御信号 SW:スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値レベルをとる制御信号を反転する第
    1のNOT回路と、 前記制御信号を反転する第2のNOT回路と、 前記第1のNOT回路の出力信号を反転し、前記第2の
    NOT回路と略等しい遅延を発生する第3のNOT回路
    と、 前記制御信号と前記第3のNOT回路の出力信号とを両
    入力とする第1のOR回路と、 前記第1のNOT回路の出力信号と第2のNOT回路の
    出力信号とを両入力とし、前記第1のOR回路と略等し
    い遅延を発生する第2のOR回路と、 第1のデータ信号を一方の入力とし、前記第1のOR回
    路の出力信号を他方の入力とする第1のAND回路と、 第2のデータ信号を一方の入力とし、前記第2のOR回
    路の出力信号を他方の入力とする第2のAND回路と、 前記第1,第2のAND回路の出力を両入力とする第3
    のOR回路とからなり、 前記制御信号のレベルに応じて前記第1,第2のデータ
    信号のいずれか一方を前記第3のOR回路から出力させ
    るようにしたことを特徴とするマルチプレクサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチプレクサにおい
    て、前記第1のAND回路又は第2のAND回路のデー
    タ信号入力回路に前記第3のOR回路の出力信号を切り
    換え入力させる回路を設けたことを特徴とするマルチプ
    レクサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチプレクサに
    おいて、前記第3のOR回路の出力信号を短時間遅延さ
    せる遅延回路と該遅延回路の入力信号と出力信号とを両
    入力とする排他的論理和回路とからなる変化点検出回路
    を付加したことを特徴とするマルチプレクサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259079A (ja) * 2004-11-24 2010-11-11 Qualcomm Inc 2倍データレートのシリアル符号器
JP2012084763A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品供給装置および部品供給方法

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