JPH07114794B2 - 芳香、消臭剤容器用蓋部材 - Google Patents

芳香、消臭剤容器用蓋部材

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JPH07114794B2
JPH07114794B2 JP1172625A JP17262589A JPH07114794B2 JP H07114794 B2 JPH07114794 B2 JP H07114794B2 JP 1172625 A JP1172625 A JP 1172625A JP 17262589 A JP17262589 A JP 17262589A JP H07114794 B2 JPH07114794 B2 JP H07114794B2
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猛 広瀬
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株式会社竹原
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は芳香剤や消臭剤を収容する容器の口部に被冠
される蓋部材において、発香口の構造、並びに同口部に
対する取付構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の蓋部材としては、例えば実公昭60−1737
号公報に示すものがある。ここに示す蓋構造において
は、容器の口部内に吸上芯保持筒が嵌め込まれ、この吸
上芯保持筒を覆う中蓋が容器の口部の外周に螺合され、
さらにこの中蓋に外蓋が被冠されている。そして、この
外蓋の回動操作に伴い芳香剤が発散されるようになって
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前述した蓋構造では外蓋が回動すると芳香剤
が揮発して発散するので、需要者が購入後包装を開封し
て一時引き出しなどに保管する時、外蓋が不用意に回動
してしまい、需要者が気付かないうちに芳香剤が発散し
てしまうということが起り得た。
また、前述した蓋構造では、中蓋を容器の口部に螺合さ
せる必要があることと、部品点数が多いことなどからし
て、構造が複雑になるとともに、組付け作業も面倒なも
のとなっていた。
本発明の目的は第一に需要者が購入後引き切り蓋部を切
開しない限り一時引き出しなどに保管したとしても芳香
剤が不用意に発散することがない蓋部材を提供すること
にある。
又、本発明の目的は第二に前記引き切り蓋部の切開が容
易でありかつ吸い上げ作用が安定した蓋部材を提供する
ことにある。
発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、本発明は、芳香剤又は消臭
剤を収容する容器1の口部2に被冠される蓋部材におい
て、前記口部2に嵌入される筒状の保持部9を有し、そ
の保持部9には容器1内に通じる開口部18を正六角形状
に形成し、同開口部18の内周縁各辺により容器1内に挿
入される吸上芯19の外周面と接触してこれを保持する六
つの保持面18aを形成するとともに、前記各保持面18aと
吸上芯19の外周面との間には六つの間隙Sが形成される
ようにし、さらに前記各保持面18aに沿って設けられた
切開部12aで正六角形状に切断可能とされた引き切り蓋
部12により前記開口部18を遮蔽したことを要旨とした。
〔作用〕
さて、本発明では、引き切り蓋部12が切開されない限
り、容器1内に収容された芳香剤等が発散することはな
い。又、引き切り蓋部12が切断除去されると、保持部9
には正六角形状の開口部18が形成され、同開口部18の内
周縁各片により六つの保持面18aが形成される。そし
て、その開口部18に吸上芯19を挿入すると、同吸上芯19
は前記六つの保持面18aにより保持される。又、前記六
つの保持面18aと吸上芯19の外周面との間には六つの間
隙Sが形成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
容器1内には液状の芳香剤が収容され、その上端部の口
部2の外周に嵌着凹部3が形成されている。
この容器1の口部2に被冠される蓋部材4はプラスチッ
クにより一体成形され、下蓋5と上蓋6とからなる。下
蓋5については、その嵌着筒部7の周壁7aの内周に嵌着
凸部8が形成されているとともに、この嵌着筒部7内で
その上壁7bの下側には保持部としての保持筒部9が下向
きに延設され、この保持筒部9の外周面と嵌着筒部7の
周壁7aの内周面との間に嵌着溝10が形成されている。こ
の保持筒部9は断面正六角形状をなしている。嵌着筒部
7の上壁7b上には嵌着溝10の真上において発香筒部11が
立設されている。保持筒部9の上端には引き切り蓋部12
が設けられ、その引き切り蓋部12の外周縁と保持筒部9
における後述する開口部18の内周縁との間には薄肉の切
開部12aが形成されている。この引き切り蓋部12には発
香筒部11内において把持筒部13が接続されている。そし
て、この引き切り蓋部12により、保持筒部9内が発香筒
部11内の発香口11aと遮断されている。
前記嵌着筒部7の周壁7aの外周には外壁部14が上向きに
延設され、この外壁部14の上端部の外周には係止凹部15
が形成されている。この外壁部14の一側には前記上蓋6
の一側がヒンジ部16により上下方向へ回動可能に接続さ
れ、この上蓋6の内周縁には係止凸部17が形成されてい
る。そして、この上蓋6は下蓋5の側方へ開いた状態
と、上蓋6の係止凸部17が下蓋5の外壁部14の係止凹部
15に係入されて下蓋5上に重合する状態とを取り得るよ
うになっている。上蓋6が下蓋5に被せられると、発香
筒部11が覆い隠されるようになっている。
このように構成された蓋部材4は、その下蓋5の嵌着筒
部7内の嵌着溝10に容器1の口部2が嵌入されて同口部
2の嵌着凹部3に嵌着筒部7の嵌着凸部8がその弾性に
より係入され、容器1の口部2に取着されるようになっ
ている。この蓋部材4が容器1の口部2に取着された状
態で、蓋部材4を引き上げると、下蓋5の嵌着筒部7の
嵌着凸部8がその弾性により容器1の口部2の嵌着凹部
3から外れて蓋部材4が容器1の口部2から離脱するよ
うになっている。
さて、需要者が購入する時には、第1図及び第2図に示
すように、上蓋6が下蓋5に被せられた状態で下蓋5が
容器1の口部2に取着されている。この場合、容器1内
と連通している保持筒部9内は引き切り蓋部12により発
香筒部11内の発香口11aと遮断されて上蓋6の開閉に関
係なく容器1の口部2が密閉されているので、容器1の
口部2から下蓋5を離脱させない限り、たとえ上蓋6を
下蓋5から開いて発香筒部11の発香口11aを開放して
も、容器1内の芳香剤が発散することは絶対にない。従
って、需要者が購入後すぐに使用せずに引き出しなどに
保管した時、たとえ上蓋6が開いても、芳香剤が発散す
ることは無くなり、芳香発散期間を長く保つことができ
る。
第3図及び第4図に示すように使用時に上蓋6を開いて
発香筒部11内の把持筒部13を持ち上げると、第5図及び
第6図に示すように引き切り蓋部12の切開部12aが破れ
て引き切り蓋部12を下蓋5から取り除くことができる。
引き切り蓋部12を取り除くと、保持筒部9の上端に正六
角形状の開口部18ができる。そして、第7図及び第8図
に示すように、発香筒部11の上方から円柱状の吸上芯19
をこの開口部18を通して保持筒部9内に挿入すると、吸
上芯19の下端が容器1の内底まで達するとともに、吸上
芯19の上端部が発香筒部11内の発香口11aに突出する。
吸上芯19は開口部18の各辺の中央部である保持面18aに
接触して保持されるとともに、各辺の両端角部と吸上芯
19の外周との間に間隙Sができる。この状態で容器1内
の芳香剤は吸上芯19により吸上げられて発香筒部11内の
発香口11aにおいて発散する。しかも、前記間隙S部分
を通して容器1の口部2内外を空気が出入りして、毛細
管現象に基づく吸上芯19の吸上げ作用を安定化する。
特に本実施例においては、使用したい時に引き切り蓋部
12を取り除いて始めて発香口11aから容器1内の芳香剤
が発散されるので、容器1の口部2から下蓋5を離脱さ
せない限り、絶対に芳香剤が発散しない。従って、需要
者が購入後使用せずに長期間保管した時、たとえ上蓋6
が開いても容器1内の芳香剤は発散されず、使用後の芳
香発散期間をより長く保つことができる。なお、引き切
り蓋部12を切開することは需要者にとって使用の意識が
十分に働くので、その後は需要者が保管することなく有
効に利用するという利点もある。
需要者が使用する場合に引き切り蓋部12を軽く持ち上げ
るだけで、保持筒部9に開口部18ができ、この開口部18
から発香筒部11内の発香口11aを通して容器1内が開放
されるので、需要者にとって大変便利である。液状芳香
剤の場合には、吸上芯19を保持筒部9の開口部18に挿入
するだけでよく、需要者にとって大変便利である。特
に、本実施例では開口部18が正六角形状をなし、同開口
部18を遮蔽する引き切り蓋部12も正六角形状に切断除去
されるものであるため、同蓋部12の切断される形状を正
三角形や正方形とした場合よりも引き切り蓋部12の切断
が容易となる。一方、引き切り蓋部12の切断容易性のみ
を追求する観点からは同蓋部12の切断される形状を円形
にすることも考えられるが、その場合には吸上芯19の外
周面との間に六つの間隙Sを形成する保持面18aが形成
されないことになる。又、前記蓋部12の切断される形状
を正六角形よりも多角形(例えば、正八角形)とする
と、前記隙間Sが出来にくいという問題がある。ところ
が、本実施例では前記開口部18の内周縁の形状及び引き
切り蓋部12の切断される形状を共に正六角形としたこと
により、これらの問題を解決して簡単な構成により吸上
作用の安定を良好に図ることができる。
又、吸上芯19の外周面と保持筒部9の開口部18内周面と
の間に形成された間隙Sを通して容器1の口部2内外を
出入りする空気によって吸上作用が安定するので、吸上
芯19により容器1内から過剰に芳香剤が吸上げられるこ
とはなくなる。従って、発香筒部11内に吸上げられた芳
香剤が溢れ出るというおそれも確実に防止することがで
きる。又、引き切り蓋部12を取り除いた後は、上蓋6の
開閉により芳香剤の蒸発を加減できるので、芳香剤の発
散調節を簡単に行うことができる。
さらに、蓋部材4はプラスチックにより一体成形され、
その下蓋5に形成された嵌着筒部7により容器1の口部
2に対し弾性的に着脱できるので、蓋部材4の製造が簡
単になるとともに、蓋部材4の組付けも容易になる。
なお、前述した実施例では、上蓋6が下蓋5に対しヒン
ジ部16により回動可能に接続されているが、上蓋6は下
蓋5に対し分離して設けてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、使用意思を持っ
て引き切り蓋部12を切除しない限り容器1内の芳香剤等
が発散されることはないので、購入後における保管時等
において芳香剤等が意に反して発散されることを確実に
防止することができる。又、吸上芯19が挿入される開口
部18の内周縁の形状及び同開口部18を遮蔽する引き切り
蓋部12の切断される形状が共に正六角形とされているの
で、簡単な構成にて引き切り蓋部12の切除を容易に行え
るとともに吸上作用の安定を良好に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は引き切り蓋部が取除かれていない状態で上蓋を
下蓋に被せた状態を示す正面図、第2図は同じく断面
図、第3図は第1図に示す状態から上蓋を開いた状態を
示す正面図、第4図は同じく断面図、第5図は第4図に
示す状態から引き切り蓋部を取り除いた状態を示す断面
図、第6図は第5図に示す蓋部材の一部破断斜視図、第
7図は第5図に示す状態から吸上芯を容器内に挿入した
状態を示す断面図、第8図は第7図に示す蓋部材の一部
破断斜視図である。 1……容器、2……口部、9……保持筒部(保持部)、
12……引き切り蓋部、12a……切開部、18……開口部、1
8a……保持面、19……吸上芯、S……間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香剤又は消臭剤を収容する容器(1)の
    口部(2)に被冠される蓋部材において、前記口部
    (2)に嵌入される筒状の保持部(9)を有し、その保
    持部(9)には容器(1)内に通じる開口部(18)を正
    六角形状に形成し、同開口部(18)の内周縁各辺により
    容器(1)内に挿入される吸上芯(19)の外周面と接触
    してこれを保持する六つの保持面(18a)を形成すると
    ともに、前記各保持面(18a)と吸上芯(19)の外周面
    との間には六つの間隙(S)が形成されるようにし、さ
    らに前記各保持面(18a)に沿って設けられた切開部(1
    2a)で正六角形状に切断可能とされた引き切り蓋部(1
    2)により前記開口部(18)を遮蔽したことを特徴とす
    る芳香、消臭剤容器用蓋部材。
JP1172625A 1989-07-03 1989-07-03 芳香、消臭剤容器用蓋部材 Expired - Lifetime JPH07114794B2 (ja)

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JPH0337069A JPH0337069A (ja) 1991-02-18
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JPH0120281Y2 (ja) * 1986-08-11 1989-06-15
JPS6337568U (ja) * 1986-08-28 1988-03-10
JPS63113143U (ja) * 1987-01-19 1988-07-21
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JPS6443935U (ja) * 1987-09-11 1989-03-16

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