JP4278447B2 - 揮散装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内等の空間に、液体製剤に含まれた芳香成分や消臭成分等の有効成分を、用事に揮散及び拡散させることができる揮散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、揮散装置として、内部に芳香成分等の有効成分を含む液体製剤を収容し、用事に吸液部材に供給して含浸させ、その吸液部材から有効成分を揮散させるものが用いられている。このような揮散装置としては、流通の過程や用事前に、揮散装置の内部に収容された液体製剤から有効成分が揮散されないようにするため、吸液部材と液体製剤との間に遮蔽部材を設けることで、液体製剤が吸液部材に接触しないようにする構造を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平8−4028号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の揮散装置は、用事には使用者が遮蔽部材を別の部材で破断させ、液体製剤を吸液部材に吸液せしめて使用する構造である。このような構造の場合、液体製剤が残りわずかな状態になると、遮蔽部材の破断された箇所へ流入しづらくなる。このため、上記の揮散装置は最後まで液体製剤をスムーズに吸液できない点で改善の余地があった。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、液体製剤を用事に効率良く吸液及び揮散させることができる揮散装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の本発明の目的は、液体製剤を内部に収容し、上方に開口部が形成された貯留容器と、前記液体製剤が供給される吸液部材と、用事前に前記吸液部材が前記液体製剤に接触しないように配された遮蔽部材と、用事前に前記開口部を封止するように前記貯留容器に嵌合可能な蓋部材とを備えた揮散装置であって、前記蓋部材には前記貯留容器の内部に延びて前記吸液部材が収納された柱部が設けられ、該柱部の先端面には、前記柱部の前記内部に連通する孔部が形成された突部と、用事に前記蓋部材を下降させることで前記遮蔽部材の一部を破断させる歯状突部とが備えられ、前記突部は前記先端面の中央に備えられ、前記歯状突部は前記突部よりも前記貯留容器の底部側に突出して前記突部の周囲に備えられ、前記蓋部材を回動させることで前記歯状突部により前記遮蔽部材を破断可能であり、前記歯状突部を前記貯留容器の底部に当接又は近接させた状態で前記突部と前記底部には隙間があることを特徴とする揮散装置によって達成される。
【0007】
このような構成を有する揮散装置とすれば、使用者が用事に蓋部材を下降させることで、蓋部材の柱部先端面に形成された歯状突部によって前記遮蔽部材を破断させると、柱部の突部の孔部から貯留容器内に収容された液体製剤が柱部の内部に流入する。そして、流入した液体製剤は柱部の内部に配された吸液部材に吸液される。吸液部材に吸液された液体製剤中の有効成分が揮散装置の外部の雰囲気に揮散される。
また、前記蓋部材を下降させたときに前記突部と前記貯留容器とが接触しないため、液体製剤が突部の孔部にスムーズに流入するうえ、貯留容器内の液体製剤を最後までスムーズに吸液することができる。
上記の揮散装置は、遮蔽部材によって吸液部材と液体製剤とが用事前に接触することを防止することができる。また、揮散装置は、用事において、使用者が遮蔽部材を貯留容器から取り外して吸液部材が液体製剤と接触するように蓋部材を貯留容器に取り付けるといった煩雑な作業をする必要がないため、使い勝手が良い。このとき、使用者の手に液体製剤が付着することがない。
また、蓋部材を貯留容器から取り外す必要がないため、液体製剤がこぼれたり、揮散装置から液漏れすることを防止することができる。
さらに、用事には蓋部材を回動させることで遮蔽部材を破断させることができるので、単に、遮蔽部材に対して垂直に突き破る構成に比べて使用者は大きな力をかける必要がない。
しかも、用事前に揮散装置から取り出して破棄する、いわゆる捨てキャップを必要としないため、揮散装置における部品点数を少なくすることができる。
さらには、流通時に揮散装置の使用形態を容易に想像することができる。包装形態を小さくすることができる。
【0008】
上記の揮散装置は、前記先端面の中央に備えられた前記突部と、その周囲に備えられた前記歯状突部とが前記液体製剤を表面張力によって保持可能な隙間を介して配されていることが好ましい。
こうすれば、液体製剤の残りがわずかな場合には、貯留容器の液体製剤が突部と歯状突部とによる表面張力によって柱部の先端面で保持され、保持された液体製剤が突部の孔部を介して柱部の内部に流入する。このため、液体製剤が残りわずかになってもスムーズに吸液部材に吸液させることが可能である。
【0009】
上記の揮散装置は、前記蓋部材に、第1の係合突起が形成され、且つ、前記貯留容器には、該第1の係合突起と係合させることで前記蓋部材と前記貯留容器とが互いに嵌合する位置を保持可能な第2の係合突起が形成されていることが好ましい。
こうすれば、第1の係合突起と第2の係合突起とを互いに係合させることで、例えば、製造段階においてストッパが取り付けられていない状態であっても蓋部材を貯留容器に嵌合させた状態を保持することができ、不測に蓋部材が回動することを防止することができる。流通時に振動によって蓋部材が貯留容器からはずれることを防止することができる。
【0010】
上記の揮散装置は、前記先端面の前記突部の周囲に備えられた前記歯状突部が、前記先端面上において前記蓋部材を回動する方向に沿って湾曲するように設けられ、且つ、前記蓋部材の回動方向前方へ向かって次第に突出量が増加するように傾斜されていることが好ましい。
このような構成を有する揮散装置とすれば、前記蓋部材を回動させながら下降させることで、歯状突部が遮蔽部材を突き破りつつ、遮蔽部材の所定範囲を切り抜き、この切り抜かれた箇所が他の遮蔽部材と、液体製剤が流入可能に分裂する。このため、貯留容器内の液体製剤をスムーズに流入せしめることができる。
【0011】
上記の揮散装置は、用事前に前記蓋部材が下降することを規制しつつ、用事に取り外し可能なストッパを備え、該ストッパにはつまみ部が形成されていることを特徴とする揮散装置によって達成される。
このような構成を有する揮散装置とすれば、使用者は、用時につまみ部を把持して引き抜くことでストッパを取り外すことができる。
【0012】
上記の揮散装置は、前記柱部に、該柱部の鉛直方向に沿って延びるスリットが形成されていることを特徴とする揮散装置によって達成される。
このような構成を有する揮散装置とすれば、用事において遮蔽部材を破断させた際に、貯留容器の液体製剤が突部の孔部からだけでなくスリットからも柱部の内部に流入するため、液体製剤をより一層スムーズに吸液することができる。
【0013】
上記の揮散装置は、前記歯状突部による前記遮蔽部材の一部の破断による前記吸液部材への前記液体製剤の供給ための供給用開口の開放、および前記貯留容器の内部を大気に連通させるための前記遮蔽部材の一部の破断による空気挿通用開口の開放、を同時に行うための同時開放手段を更に備えていることが好ましい。
このような構成を有する揮散装置とすれば、使用者が用事に蓋部材を下降させることで、蓋部材の柱部先端面に形成された歯状突部によって遮蔽部材の一部が破断されて吸液部材への液体製剤の供給ための供給用開口が開放されると同時に、貯留容器の内部を大気に連通させるための遮蔽部材の一部の破断による空気挿通用開口の開放が行われるので、柱部の突部の孔部から貯留容器内に収容された液体製剤が柱部の内部に流入する。このとき、貯留容器の内部が大気に連通される。よって、流入した液体製剤が柱部の内部に配された吸液部材により一層効率よく吸液される。
【0014】
上記の揮散装置は、前記蓋部材における前記柱部の基端部に、前記遮蔽部材の内部に連通する空気穴と、歯状突部と、が形成され、且つ、前記遮蔽部材に、用事に前記蓋部材を下降させることで前記歯状突部により破断され、前記空気穴を通じて、前記貯留容器の内部を大気に連通させる突起部が、更に形成されていることが好ましい。
このような構成を有する揮散装置とすれば、使用者が用事に蓋部材を下降させることで、蓋部材の柱部先端面に形成された歯状突部によって遮蔽部材の一部が破断されると同時に、蓋部材の柱部基端部に形成された歯状部材によって遮蔽部材の突起部が破断され、柱部の突部の孔部から貯留容器内に収容された液体製剤が柱部の内部に流入する。このとき、蓋部材の空気穴および遮蔽部材の破断された突起部により貯留容器の内部が大気に連通される。そして、流入した液体製剤が柱部の内部に配された吸液部材に、より一層効率よく吸液される。
なお、蓋部材の空気穴は、予め開口しているもの、または用事に開口されるもの、のいずれでもよい。
【0015】
貯留容器の材質、形状は特に限定されず、液体製剤を安定に収容できるものであればよく、その材質として、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETともいう)、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック、ガラス、セラミック、陶器、磁器、漆器、竹、木、ゴム、金属等を例示できる。
貯留容器は、その内側底面の中央に液体製剤が集まるような形状であることが好ましい。
吸液部材の材質としては、有機材料、無機材料のいずれでも用いることができる。好ましくは樹脂であり、具体的にはPET、アクリル樹脂(以下、PAともいう)、ポリプロピレン、ポリエチレンの1種あるいは2種以上を挙げることができる。特にPET又はPAを用いた多孔性材料が好ましく、これにより、液体製剤中に含まれる有効成分の揮散性及び拡散性が一層改善される。なお、吸液部材に、風、熱風をあてたり、あるいは吸液部材を、ヒータにより加熱したりして液体製剤の有効成分の拡散力を向上させることもできる。あるいは、超音波振動器により液体製剤を吸液部材から霧化させて有効成分の拡散力を向上させてもよい。
【0016】
本発明に用いることができる液体製剤としては、有効成分として芳香成分及び/又は消臭成分、忌避剤、防虫剤、殺菌剤、防カビ剤、殺虫剤、昆虫成長調整剤等を含むものが挙げられる。
芳香成分としては、例えば、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油、イグサ、ヒノキ、シトロネラ、シトラール、シトロネラール、レモン、レモングラス、オレンジ、ユーカリ、ラベンダー等の精油成分及びそれらから得られる芳香成分が挙げられる。
消臭成分としては、例えば、メタクリル酸ラウリル、メチル化サイクロデキストリン、植物抽出エキス(例えば、ツバキ、バラ、キク、マツ、スギ、オオバコ等から得られるエキス)、植物精油(例えば、茶抽出物、カテキン、植物ポリフェノール、リナロール、メントール、ボルネオール)、界面活性剤等が挙げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる複数の好適な実施の形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる揮散装置の全体断面図を示している。
図1に示すように、本発明の第1実施形態である揮散装置10は、液体製剤Lを内部に収容した樹脂(例えば、PETなど)からなる貯留容器11と、液体製剤Lが供給される樹脂製の吸液部材12と、揮散装置10の使用前(用事前)に吸液部材12が液体製剤Lに接触しないように配された遮蔽部材13と、開口部を封止するように貯留容器11に嵌合可能に設けられた蓋部材14とによって概略構成されている。
【0018】
貯留容器11は、内部に液体製剤Lを収納する空間が形成される本体11aと、本体11aから上方(図1に向かって上側)に立ち上げられた円筒状の立設部11bとを有するように構成されている。本体11aの、立設部11bに囲まれた部位は開口するように形成されており、立設部11bの内周面によって開口部11eが区画されている。また、立設部11bは、その外周面に、おねじ部23が形成されている。
【0019】
遮蔽部材13は、筒形状を有し、開口部11eを介して貯留容器11の内部に挿入されている。このとき、遮蔽部材13は、一方の端部が貯留容器11の液体製剤Lに浸された状態で配されており、この端部は、端面13aによって密閉されている。言い換えれば、遮蔽部材13は底のある筒形状である。
この遮蔽部材13は、底面を構成する端面13aの内面側における外周側に、周方向にわたって切り込むことにより薄肉部13bが設けられている。
【0020】
遮蔽部材13の上端部には、顎部13cが環状に突設している。顎部13cは、遮蔽部材13を貯留容器11の内部に挿入させた状態で、貯留容器11の立設部11bの上方端部に係合して固着されている。このとき、遮蔽部材13は、密閉された下端部が、貯留容器11の底部11cから僅かに隙間をあけて貯留容器11の液体製剤Lに浸された状態になるように配される。
なお、遮蔽部材13の材質としては、例えば、樹脂、金属、耐水性ラミネート材、ゴム、木、竹などを用いることができる。
【0021】
吸液部材12は、蓋部材14の上方に露呈する揮散部12aと、液体製剤Lを吸液する吸液部12bとを有している。
蓋部材14は、貯留容器11の内部に延びる柱部15を有し、この柱部15の内部には、吸液部材12の吸液部12bが配されている。
柱部15には、その先端側に、鉛直方向に沿って延びる複数のスリット15aが形成されている。
【0022】
図2は、図1に示す柱部の先端面の要部斜視図である。
図2に示すように、柱部15の先端面16は、柱部15の内部に連通する孔部16cが形成された突部16aを有している。また、柱部15の先端面16には、その外周側に周方向に沿う一対の歯状突部16bが形成されている。なお、これら歯状突部16bは、柱部15の中心に形成された突部16aよりも僅かに突出している。さらに、柱部15の先端面16には、突部16aの外周側に、複数の開口部16dが形成されている。
【0023】
蓋部材14は、柱部15の上端部分に、外側へ折り返してなる頭部17を有している。
この頭部17には、その内周面にめねじ部21が形成されており、貯留容器11の立設部11bに形成されたおねじ部23に螺合する構造とされている。
【0024】
図3(a)に示すように、蓋部材14は、その頭部17を把持して図中矢印R方向へ回動させると、頭部17がねじ込まれ、これにより柱部15が下方(図中矢印P方向)へ下降し、先端面16に形成された歯状突部16bが遮蔽部材13の端面13aの薄肉部13bに摺接しながら食い込み、図3(b)に示すように、遮蔽部材13の端面13aが破断されて切り取られる。
【0025】
図2及び図3に示すように、歯状突部16bは、蓋部材14をねじ込むための回動方向Rに沿って湾曲するように形成され、しかも、この蓋部材14の回動方向R前方へ向かって次第に突出量が増加するように傾斜されている。
つまり、このような形状の歯状突部16bでは、蓋部材14を回動させて柱部15を下降させることで、歯状突部16bが遮蔽部材13の端面13aを容易に突き破りつつ所定範囲を切り抜き、流入可能に分離する。
【0026】
図2に示すように、本実施形態における揮散装置10は、突部16aと歯状突部16bとが液体製剤Lを表面張力によって保持可能な隙間を介して配されている。つまり、突部16aと歯状突部16bとの柱部径方向における間隔は、液体製剤Lを表面張力によって保持できるように形成されている。
また、歯状突部16bを貯留容器11の底部11cに当接させた状態で突部16aと底部11cとの間に隙間が形成される。言い返れば、蓋部材14を限界まで下降させた状態で、歯状突部16bが貯留容器11の底部11cに当接し、突部16aは底部11cに接しない構造である。
【0027】
図4に示すように、蓋部材14には、めねじ部21が形成された内周面に、係合突起(第1の係合突起)22が形成されている。また、図5に示すように、貯留容器11の立設部11bには、おねじ部23が形成された外周面に、一対の係合突起(第2の係合突起)24が形成されている。
蓋部材14を立設部11bに嵌合し、下方へ回動すると、蓋部材14側の係合突起22が立設部11b側の一方の係合突起24に当接する。そして、さらに押し回すと、当接した一方の係合突起24を乗り越えて、蓋部材14の係合突起22が他方の係合突起24の間に配設され、蓋部材14の回動が規制される。
【0028】
図1に示すように、貯留容器11の立設部11bの根元部分(図1における下方部分)には、この立設部11bに着脱可能なストッパ19が設けられている。このストッパ19は、図6に示すように、一部に切欠部19cを有する環状部19aと、切欠部19cの略反対側に設けられたつまみ部19bとを有している。
【0029】
このストッパ19は、切欠部19cを貯留容器11の立設部11bの根元部分に押し当てて押し込むことにより、環状部19aに立設部11bが嵌合した状態に装着されている。そして、このストッパ19を立設部11bへ装着した状態にて、蓋部材14の下降が防止される。
また、このストッパ19は、つまみ部19bを把持して引っ張ることにより、立設部11bから取り外される。そして、このストッパ19を立設部11bから取り外すことにより、蓋部材14の押し込みの防止が解除される。
【0030】
図1及び図7に示すように、蓋部材14には、その上端部における上方開口部17bの縁部に、複数の支持片17aが周方向に間隔をあけて形成されている。支持片17aは、吸液部材12を揮散装置10に装着した状態で、揮散部12aが蓋部材14の頭部17の上端面に接触しないように吸液部材12を上方に支持する。このため、揮散部12aと、頭部17との間から空気が吸液部12bに適当に流入するため、揮散部12aにおける液体製剤Lの揮散がスムーズになる。
【0031】
次に、上記構成の揮散装置10の用事における作用について説明する。
揮散装置10を使用する場合、貯留容器11の立設部11bの根元に取り付けられているストッパ19を、そのツマミ19bを把持して引っ張ることにより取り外す。
次いで、蓋部材14の頭部17を把持してねじ込み方向(図3中矢印R方向)へ回動させる。
【0032】
こうすると、立設部11b側の係合突起24同士の間に配設されていた蓋部材14側の係合突起22がねじ込み方向前方側の係合突起24を乗り越え、蓋部材14の回動の規制が解除される。
さらに蓋部材14を回動させると、蓋部材14の柱部15が回動しながら下降する。柱部15の先端面16の歯状突起16bが、遮蔽部材13の端面13aの薄肉部13bに摺接しながら食い込み、さらに回動させると、遮蔽部材13の端面13aの一部が破断されて切り取られる。遮蔽部材13の端部が開口され、歯状突起16bが貯留容器11の底部11cに当接し、突部16aが貯留容器11の底部11cから僅かに隙間をあけた状態に配設される。ここで、歯状突起16bは、液体製剤の流入を妨げない範囲で、貯留容器11の底部11cに近接する(わずかな隙間を介して位置する)ように構成されていてもよい。
【0033】
これにより、貯留容器11の本体11aに貯留されている液体製剤Lが、遮蔽部材13の端面13aから内部に流入し、柱部15の孔部16c、開口部16d及びスリット15aから柱部15の内部にも流入して吸液部材12の吸液部12bに吸収される。
そして、この吸液部材12の吸液部12bに吸収された液体製剤Lは、吸液部12bにて吸い上げられ、上端部の揮散部12aから空気中に揮散される。
【0034】
ここで、支持片17aによって揮散部12aが蓋部材14の上端部に密着することなく隙間をあけて配設されている。このため、支持片17a同士の間が開口されているので、この開口部分から貯留容器11内に外気が適度に流入し、吸液部材12の吸液部12bへ液体製剤Lのスムーズに吸液される。
【0035】
上記のように、本実施形態にかかる揮散装置は、用事に柱部15を下降させた状態で、突部16aが、貯留容器11の底部11cに対して僅かに隙間をあけた位置に配設されている。また、突部16aと歯状突部16bとが液体製剤Lを表面張力によって保持可能な隙間を介して配されている。このため、液体製剤Lの揮散が進み、貯留容器11内の液体製剤Lの残量が減少し、液体製剤Lが貯留容器11の底部11cに僅かに残った状態となっても、液体製剤Lが先端面16に保持され、孔部16cを介して吸液部材12の吸液部12bに確実に吸液される。これにより、揮散装置10は、貯留容器11内の液体製剤Lを最後までスムーズに吸液することができる。
【0036】
また、上記構造の揮散装置10では、用事において、使用者が遮蔽部材13を貯留容器11から取り外して吸液部材12が液体製剤Lと接触するように蓋部材14を貯留容器11に取り付けるといった煩雑な作業をする必要がないため、使い勝手を良好にすることができ、また、このとき、使用者の手に液体製剤Lが付着するような不具合もなくすことができる。
蓋部材14を貯留容器11から取り外す必要がないため、液体製剤Lが揮散装置10から液漏れするのを防止することができる。
さらに、用事には蓋部材14を回動させることで遮蔽部材13を破断させることができるので、単に、遮蔽部材13に対して垂直に突き破る構成に比べて使用者は大きな力をかける必要がない。
しかも、用事前に揮散装置10からいわゆる捨てキャップを取り出して破棄する必要がないので、揮散装置10における部品点数を少なくすることができる。
また、流通時に揮散装置10の使用形態を容易に想像することができ、さらに、包装形態を小さくすることができる。
【0037】
揮散装置10は、蓋部材14の係合突起22と立設部11bの係合突起24とを互いに係合させることで、例えば、製造段階においてストッパ19が取り付けられていない状態であっても蓋部材14を貯留容器11に嵌合させた状態を保持することができる。このため、用事前において不測に蓋部材14が回動することを防止することができる。
なお、上記の例では、蓋部材14側に一つの係合突起22を形成し、立設部11b側に二つの係合突起24を形成したが、互いに係合して蓋部材14の不測の回動を規制することができれば、係合突起22、24の数や形成位置は上記の例に限定されず、例えば、蓋部材14側に二つの係合突起22を形成し、立設部11b側に、一つの係合突起24を形成しても良い。
【0038】
また、蓋部材14を回動させつつ下降させることで、歯状突部16bが遮蔽部材13の底面13aを突き破りつつ、遮蔽部材13の端面13aの所定範囲を切り抜き、この切り抜いた箇所を流入可能に分裂することができ、貯留容器11内の液体製剤Lをスムーズに柱部15内へ流入させることができる。
さらに、使用者は、用時にストッパ19のつまみ部19bを把持して引き抜くことで、このストッパ19を取り外し、蓋部材14の回動の禁止を解除して使用可能な状態とすることができる。
また、用事において遮蔽部材13を破断させた際に、貯留容器11の液体製剤Lが、突部16aの孔部16cからだけでなくスリット15aからも柱部15内に流入するため、液体製剤Lより一層スムーズに吸液部材12の吸液部12bに吸液させることができる。
【0039】
次に、図8〜図12を参照して本発明にかかる第2実施形態を説明する。図8は、本発明の第2実施形態にかかる揮散装置の全体断面図を示している。尚、第2実施形態において、既に説明した部材等と同様な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号または相当符号を付することにより、説明を簡略化或いは省略する。
【0040】
図8に示すように、本発明の第2実施形態である揮散装置30は、遮蔽部材13に突起部13dが形成され、蓋部材14の頭部17に空気穴17e(図9参照)と歯状突部17fとが形成されている。
【0041】
図9は図8に示す遮蔽部材13および蓋部材14の要部破断斜視図である。
図9に示すように、突起部13dは、遮蔽部材13の上端寄りにおいて、顎部13cの内周部に、二対、突起状に形成されている。尚、突起部13dは二対ではなく一対のみ形成されていてもよい。突起部13dは、それらの天板部分が、薄肉に成形されており、用事に蓋部材14が下降された際に蓋部材14の歯状突部17fにより破断される。これにより、貯留容器11の内部と遮蔽部材13の内部とが連通する。尚、突起部13dは、それらの天板部分が薄肉に形成されるだけでなく、更にそれらの側板部が薄肉に形成されていてもよいことは言うまでもない。
【0042】
空気穴17eは、蓋部材14の柱部15の基端部である頭部17の内周壁の底部を貫通するように、一対、配されている。これら空気穴17eは、柱部15の外周囲、つまり、遮蔽部材13の内部を外気(大気)に常時連通させる。
【0043】
歯状突部17fは、空気穴17eの外側で頭部17の内周壁の底部上に円周方向に沿って、二対、配置されている。これら歯状突部17fは、上述したように用事に蓋部材14が下降された際に遮蔽部材13の突起部13dの天板部分を破断できるように配されている。尚、歯状突部17fは、図2に示されるような三角形の歯状突部16bとは異なり、図9に示されるように矩形を有しているが、実施可能な限り、その形状は任意である。
【0044】
図10は、図8に示す蓋部材14を下降した際の要部断面図である。図10に示すように、歯状突部17fは、円周方向にそれぞれ同一の突出量を持って形成されており、蓋部材14の頭部17が把持されて(図2中矢印R方向参照)回動されると、頭部17がねじ込まれ、これにより柱部15が下方(図3中矢印P方向参照)へ下降された際に、突起部13dの薄肉の天板部分に摺接しながら食い込んで突起部13dを破断する。これにより、貯留容器11の内部が、破断された突起部13d、および遮蔽部材13の空気穴17eを通じて外気に連通され、貯留容器11の内部が陰圧とならずに、柱部15の内部に配された吸液部材12に、液体製剤Lがより一層効率よく吸液される。
【0045】
図11に示すように、本実施形態においては、貯留容器11の立設部11bに形成されたおねじ部23が2条ねじになっており、これに対応して、図8に示す蓋部材14における頭部17の内周面に形成されためねじ部21も2条ねじになっている。そのため、蓋部材14の立設部11bへのねじ込みを、より小さな力で行うことができる。尚、貯留容器11の立設部11bの外周面には、一対の係合突起(第2の係合突起)24の下方に、一対のラチェット(突起)11fが形成されている。
【0046】
図12に示すように、本実施形態においては、ストッパ19の環状部19aの開口側の端部が先細状に形成されており、切欠19cに、互いに平行に配された平行面19c1が形成されている。また、環状部19aのつまみ部19b側には、凹状に切除されたカット部19a1が形成されている。このように構成されたストッパ19によれば、蓋部材14の下降を防止するために切欠部19cを貯留容器11の立設部11bの根元部分に押し当てて押し込んで、環状部19aを立設部11bに嵌合するに際し、カット部19a1により環状部19aが弾性変形しやすくなり、平行面19c1により立設部11bの根元部分との摩擦が和らげられるため、押し込みを、よりスムーズに行うことができる。また、蓋部材14の押し込みの防止を解除する際にも、同様にして、カット部19a1および平行面19c1により、取り外しを、よりスムーズに行うことができる。
【0047】
また、図8に示すように、吸液部材12は、蓋部材14の上方に露呈する揮散体12a1と、液体製剤Lを吸液する吸液部12b1とが別体に形成され、吸液部12b1が揮散体12a1に一体的に結合されている。この吸液部材12は、図1に示されるものと同様に、蓋部材14の上方に露呈する揮散部12aと、液体製剤Lを吸液する吸液部12bと、が一体に形成されていてもよい。
【0048】
上記のように、第2実施形態にかかる揮散装置は、使用者が用事に蓋部材14を下降させることで、蓋部材14の柱部15先端面に形成された歯状突部16bによって遮蔽部材13の端面13aの薄肉部13bが破断されると同時に、蓋部材14の柱部15の基端部に形成された歯状突部17fによって遮蔽部材13の突起部13dが破断され、柱部15の突部16aの孔部16cから貯留容器11内に収容された液体製剤Lが柱部15の内部に流入する。このとき、蓋部材14の空気穴17eおよび遮蔽部材13の破断された突起部13dにより貯留容器11の内部が大気に連通される。そして、流入した液体製剤Lが柱部15の内部に配された吸液部材12に、より一層効率よく吸液される。
【0049】
即ち、第2実施形態にかかる揮散装置は、歯状突部16bによる遮蔽部材13の一部の破断による吸液部材12への液体製剤Lの供給ための供給用開口(即ち、遮蔽部材13の端面13aに形成される開口)の開放、および貯留容器11の内部を大気に連通させるための遮蔽部材13の一部の破断による空気挿通用開口(即ち、突起部13dの破断により形成される開口)の開放、を同時に行うための同時開放手段を備えている。従って、この同時開放手段は、前述した空気挿通用開口および吸液部材12への液体製剤Lの供給ための供給用開口を同時に開放する上で、歯状突部17fの先端を通る線(即ち、図8において横方向に延びる想像線)と歯状突部16bの先端を通る線(即ち、歯状突部17fの先端を通る線と平行な、図8において横方向に延びる、想像線)との間に垂直な線(即ち、図8において縦方向に延びる想像線)を延ばした際の当該線の距離(長さ)と、突起部13dの天面を通る線(即ち、図8において横方向に延びる想像線)と薄肉部13bの天面を通る線(即ち、突起部13dの天面を通る線と平行な、図8において横方向に延びる、想像線)との間に垂直な線(即ち、図8において縦方向に延びる想像線)を延ばした際の当該線の距離(長さ)とが略等しくなるように、構成されている必要がある。
【0050】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、図13に示すように、吸液部材32の揮散部32aを花弁を模った形状としてもよい。また、蓋部材14の頭部17と下方鍔部17cとの間に、周方向に間隔を隔てて葉を模った装飾部34を取り付けたリング部33を嵌め込み、造花状の揮散装置としてもよい。このような構造において、使用者は、下方鍔部17cを把持することで揮散部32aに触れることなく蓋部材14を回動させることができる。また、図13に示すように、頭部17の外周側及び下方鍔部17cの内周側に一対の嵌合片17dを設け、頭部17と下方鍔部17cとの間にリング部33を確実に嵌め込むことができるように嵌合片17d同士の間でリング部33を挟み込む構成としてもよい。こうすれば、揮散装置の外部(例えば、図13中右側)から見た場合、リング部33が頭部17と下方鍔部17cとの間に収納されて見えないため、装飾性がより一層向上する。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、液体製剤を用事に効率良く吸液及び揮散させることができる揮散装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である揮散装置を示す全体断面図である。
【図2】図1の柱部を示す要部斜視図である。
【図3】柱部によって遮蔽部材が破断されるときの状態を説明する断面図である。
【図4】蓋部材の形状を説明する蓋部材の斜視図である。
【図5】貯留容器の立設部の形状を説明する立設部の一部を断面視した側面図である。
【図6】立設部に装着されるストッパの形状を説明するストッパの斜視図である。
【図7】蓋部材の外観形状を説明する蓋部材の斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態である揮散装置を示す全体断面図である。
【図9】図8の遮蔽部材および蓋部材の要部破断斜視図である。
【図10】蓋部材の歯状突部が遮蔽部材の突起部を破断した状態を示す、図8の蓋部材が下降された際の要部断面図である。
【図11】図8の貯留容器の立設部の形状を説明する立設部の一部を断面視した側面図である。
【図12】図8のストッパの斜視図である。
【図13】吸液部材の変形例を説明する一部を断面視した側面図である。
【符号の説明】
10,30 揮散装置
11 貯留容器
12 吸液部材
13 遮蔽部材
13d 突起部
14 蓋部材
15 柱部
16 先端面
16a 突部
16b 歯状突部
16c 孔部
17e 空気穴
17f 歯状突部
19 ストッパ
22 係合突起(第1の係合突起)
24 係合突起(第2の係合突起)
L 液体製剤

Claims (8)

  1. 液体製剤を内部に収容し、上方に開口部が形成された貯留容器と、前記液体製剤が供給される吸液部材と、用事前に前記吸液部材が前記液体製剤に接触しないように配された遮蔽部材と、用事前に前記開口部を封止するように前記貯留容器に嵌合可能な蓋部材とを備えた揮散装置であって、
    前記蓋部材には前記貯留容器の内部に延びて前記吸液部材が収納された柱部が設けられ、該柱部の先端面には、前記柱部の前記内部に連通する孔部が形成された突部と、用事に前記蓋部材を下降させることで前記遮蔽部材の一部を破断させる歯状突部とが備えられ、
    前記突部は前記先端面の中央に備えられ、前記歯状突部は前記突部よりも前記貯留容器の底部側に突出して前記突部の周囲に備えられ、前記蓋部材を回動させることで前記歯状突部により前記遮蔽部材を破断可能であり、
    前記歯状突部を前記貯留容器の底部に当接又は近接させた状態で前記突部と前記底部との間には隙間があることを特徴とする揮散装置。
  2. 前記先端面の中央に備えられた前記突部と、その周囲に備えられた前記歯状突部とが前記液体製剤を表面張力によって保持可能な隙間を介して配されていることを特徴とする請求項1に記載の揮散装置。
  3. 前記蓋部材には、第1の係合突起が形成され、且つ、前記貯留容器には、該第1の係合突起と係合させることで前記蓋部材と前記貯留容器とが互いに嵌合する位置を保持可能な第2の係合突起が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の揮散装置。
  4. 前記先端面の前記突部の周囲に備えられた前記歯状突部は、前記先端面上において前記蓋部材を回動する方向に沿って湾曲するように設けられ、且つ、前記蓋部材の回動方向前方へ向かって次第に突出量が増加するように傾斜されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の揮散装置。
  5. 用事前に前記蓋部材が下降することを規制しつつ、用事に取り外し可能なストッパを備え、該ストッパにはつまみ部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の揮散装置。
  6. 前記柱部には、該柱部の鉛直方向に沿って延びるスリットが形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の揮散装置。
  7. 前記歯状突部による前記遮蔽部材の一部の破断による前記吸液部材への前記液体製剤の供給のための供給用開口の開放、および前記貯留容器の内部を大気に連通させるための前記遮蔽部材の一部の破断による空気挿通用開口の開放、を同時に行うための同時開放手段を更に備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の揮散装置。
  8. 前記蓋部材における前記柱部の基端部には、前記遮蔽部材の内部に連通する空気穴と、歯状突部と、が形成され、且つ、前記遮蔽部材には、用事に前記蓋部材を下降させることで前記歯状突部により破断され、前記空気穴を通じて、前記貯留容器の内部を大気に連通させる突起部が、更に形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の揮散装置。
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