JPS6019715Y2 - 芳香・防臭器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、芳香・防臭液等の揮発性薬液を収納するとと
もに収納薬液に浸漬する毛管芯材を口部から露出状態に
保持する容器と、前記口部に対する着脱自在なキャップ
と、前記容器に着脱自在な化粧カバーとを備え、さらに
、前記化粧カバーを、前記キャップに外嵌可能な筒部、
およびキャップ離脱状態で毛管芯材の露出部に接触可能
な薬液蓄溜用多孔質材の載置部を形威した本体と、その
本体の上部および側部を覆い、かつ、前記多孔質材から
の揮発気体の拡散孔を形威しである装飾カバ一部と、前
記多孔質材との組合わせによって構威しである。

芳香・防臭器に関し、その目的は、前記キャップが流通
段階等では容器口部に閉止装着され、使用段階等では、
開放離脱されることに鑑み、このキャップが内部に位置
する状態で容器に取付けられる前記化粧カバーを、容器
に対し、迅速、容易に着脱することができ、しかも装着
状態では強力に安定した状態に取付けることができ、殊
に、キャップ離脱の使用時にあっては、前記毛管芯材の
露出部と薬液蓄溜用多孔質材との接触を確実にできるよ
うに取付は得て所期の芳香・防臭効果を良好に発揮でき
るものでありながら、デザイン上の制約が少ない化粧カ
バーと容器とを常に一定の外観で着脱することができ、
しかも、この組合わせによって形威された芳香・防臭器
が外観上は一体的に製造されたもののように観念される
ようにして、外観の見栄えを良くし、商品価値の高い芳
香・防臭器を提供せんとする点に存する。

先ず、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、基
本的には、芳香・防臭液等の揮発性薬液を収納するとと
もに収納薬液に浸漬する毛管芯材１を口部２′から露出
状態に保持する容器２と、前記口部２′に対する着脱自
在なキャップ３と、前記容器２に着脱自在な化粧カバー
７とを備え、さらに、前記化粧カバー１を、前記キャッ
プ３に外嵌可能な筒部４、およびキャップ３離脱状態で
毛管芯材１の露出部に接触可能な薬液蓄溜用多孔質材５
の載置部８を形威した本体９と、その本体９の上部およ
び側部を覆い、かつ、前記多孔質材５からの揮発気体の
拡散孔６．．６’を形威しである装飾カバ一部１１と、
前記多孔質材５との組合わせによって構成しである芳香
・防臭器において、前記容器２を直方体形状又はそれに
類似の形状となすとともに、それの対向側壁２Ａ、２Ａ
の上縁近傍の係合用条溝２ａ、２ａを形威し、かつ前記
化粧カバー１の本体９の下端部には、前記キャップ３の
口部２′に対する装着、離脱何れの状態でも前記条溝２
ａ、２ａに弾性的に係合可能な突起７ａ、７ａと、前記
対向側壁２Ａ、２Ａとは別の対向側壁２Ｂ、２Ｂに弾性
的に接当可能な突片７ｂ、７ｂとを設けさらに、前記化
粧カバー７の装飾カバ一部１１の下端縁部は、前記容器
２の係合用条溝２ａ、２ａと本体９の突起７ａ、７ａと
の係合箇所、および、前記突片７ｂ、７ｂと対向側壁２
Ｂ、２Ｂとの接当箇所を外部から遮蔽するように下方に
延設したものである。

本実施例の場合の具体構造は次の通りである。

前記化粧カバー１は、洋風家屋の屋根に擬せられて構成
され、かつ、前記拡散孔６を煙突相当部、窓相当部など
に形威しである。

但し、カバー１はどのような形態でも良い。

前記筒部４の上端で多孔質材５を載置する載置部８には
筒部４の内部相当位置に毛管芯材１露出部を多孔質材５
に接触させるための孔８ａが形成されているとともに、
筒部４の外部相当位置に多孔質材５からの揮発蒸気を下
方の拡散孔６′へと導くための孔８ｂが形威されている
。

中央の孔８ａはキャップ３の上端小径突部３ａを内嵌す
るようになっている。

前記突片７ｂ、７ｂはキャップ３取外しにより筒部４が
口部２′に対してガタックことを阻止す；る。

化粧カバー１の具体構造は、筒部４と載置部８をもつ状
態で表彰台状に形威された本体９と、明り取り定形と煙
突形の拡散孔６・・・と定形拡散孔６′を有する装飾カ
バ一部１１及び前記多孔質材５との組合わせによって構
成してあり、前記装飾カバ一部１１は、本体９の上部お
よび側部を覆うように、その上部を屋根状に形成し、こ
の屋根状の上部を本体９の前後両側面に当付は保持され
る側板１０，１０の上縁間で載架保持するようにしであ
る。

側板１０はその内面二筒所の凹溝１゜ａ、１０ａに本体
９側の突起９ａ、９ａを嵌入させて位置決めしである。

前記突起７ａ、７ａｓ突片７ｂ、７ｂは本体９に一体連
設されており、側板１０の下端縁部を容器２の条溝２
ａ、 ２ ａと本体９の突起７ａ、７ａとの保合箇所
よりも下方に延設し、屋根状の上部の下端縁部を突片７
ｂ、７ｂと対向側壁２Ｂ、２Ｂとの接当箇所よりも下方
に延設腰これら係合箇所および接当箇所を外部から遮蔽
するようにしである。

本体９、装飾カバ一部１１は夫々台底樹脂製であり、又
、容器２やキャップ３も合成樹脂製である。

キャップ３は口部２′の外周雄ねじ部に螺合するように
その内面に雌ねじを形威しである。

１２は、毛管芯材１をその小径筒部１２ａに内嵌保持す
るとともに、その大径筒部１２ｂが口部２′に内嵌保持
されるホルダーである。

以上要するに本考案による芳香・防臭器は、頭記構成に
おいて、前記容器２を直方体形状又はそれに類似の形状
となすとともに、それの対向側壁２Ａ、２Ａの上縁近傍
に係合用条溝２ａｓ２ａを形威し、かつ前記化粧カバー
１の本体９の下端部には、前記キャップ３の口部２′に
対する装着、離脱何れの状態でも前記条Ｒ２ａ、２ａに
弾性的に係合可能な突起７ａ、７ａと、前記対向側壁２
Ａ、２Ａとは別の対向側壁２Ｂ、２Ｂに弾性的に接当可
能な突片７ｂ、７ｂとを設けさらに、前記化粧カバー７
の装飾カバ一部１１の下端縁部は、前記容器２の係合用
条溝２ａ、２ａと本体９の突起７ａ、７ａとの保合箇所
、および、前記突片７ｂ、７ｂと対向側壁２Ｂ、２Ｂと
の接当箇所を外部から遮蔽するように下方に延設しであ
ることを特徴とするものであって、前記突起７ａ、？ａ
が容器２の対向側壁２Ａ、２Ａの条溝２ａ、２ａに対し
弾性的に係合および離脱し、かつ突片７ｂｔ７ｂが別の
対向側壁２Ｂ、２Ｂに対し弾性的に接当および離脱する
故、化粧カバー７を容器２に対し迅速、容易に着脱する
ことができるとともに、装着状態ではその弾性力をもっ
て強力に安定した状態に取付けることができるため、キ
ャップ３を装着した流通段階等でもキャップ３を外した
使用段階等でも取扱いが簡便であり、殊にキャップ３を
外した使用時にあっては、前記容器２に対する化粧カバ
ー７の強力で安定した取付は作用により、毛管芯材１を
多孔質材５に確実に接触させ、この多孔質材２をして十
分な量の薬液を蓄溜させることができる故に所期の芳香
・防臭効果を良好に発揮できるものでありながら、直方
体形状の容器２の対向側壁２Ａ、２Ａに係合箇所を設け
、別の対向側壁２Ｂ、２Ｂに接当箇所を設けて化粧カバ
ー７を容器２に着脱するようにしであるので、ねじ込み
式の化粧カバーのように、ねじ込み具合によって化粧カ
バーと容器とによって構成される外観が変化するような
ことなく、常に一定の外観で着脱することができ、化粧
カバー７と容器２のデザインを種々に施すことができる
ばかりでなく、保合箇所と接当箇所を化粧カバーでうよ
覆うにしであるので、外観上、一体的に製造されたよう
に観念され、全体として外観の見栄えが良く、商品価値
の高い芳香・防臭器を得ることができるに至った。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る芳香・防臭器の実施例を示し、第１
図は正面図、第２図は側面図、第３図は平面図、第４図
は化粧カバーの一部切欠底面図、第５図は使用状態の縦
断側面図、第６図はその縦断正面図、第７図は流通状態
の縦断側面図である。 １・・・・・・毛管芯材、２・・・・・・容器、２′・
・・・・・口部、２ａ・・・・・・条溝、２Ａ、２Ｂ・
・・・・・側壁、３・・・・・・キャップ、４・・・・
・・筒部、５・・・・・・多孔質材、６・・・・・・拡
散孔、７・・・化粧カバー ７ａ・・・・・・突起、７
ｂ・・・・・・突片。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 芳香、防臭液等の揮発性薬液を収納するとともに収
   納薬液に浸漬する毛管芯材１を口部２′から露出状態に
   保持する容器２と、前記口部２′に対する着脱自在なキ
   ャップ３と、前記容器２に着脱自在な化粧カバー７とを
   備え、さらに、前記化粧カバー１を、前記キャップ３に
   外嵌可能な筒部４、およびキャップ３離脱状態で毛管芯
   材１の露出部に接触可能な薬液蓄溜用多孔質材５の載置
   部８を形成した本体９と、その本体９の上部および側部
   を覆い、かつ、前記多孔質材５からの揮発気体の拡散孔
   ６，６′を形威しである装飾カバ一部１１と、前記多孔
   質材５との組合わせによって構威しである芳香・防臭器
   において、前記容器２を直方体形状又はそれに類似の形
   状となすとともに、それの対向側壁２Ａ、２Ａの上縁近
   傍に係合用条溝２ａ、２ａを形威し、かつ前記化粧カバ
   ー１の本体９の下端部には、前記キャップ３の口部２′
   に対する装着、離脱何れの状態でも前記条溝２ａ、２ａ
   の弾性的に係合可能な突起７ａ、？ａと、前記対向側壁
   ２Ａ、２Ａとは対向側壁２Ｂ、２Ｂに弾性的に接当可能
   な突片７ｂ、７ｂとを設け、さらに、前記化粧カバー１
   の装飾カバ一部１１の下端縁部は、前記容器２の係合用
   条溝２ａ、２ａと本体９の突起？ａ、７ａとの保合箇所
   、および、前記突片７ｂ、７ｂと対向側壁２Ｂ、２Ｂと
   の接当箇所を外部から遮断するうに下方に延設しである
   ことを特徴とする芳香・防臭器。 ■ 前記比較カバー１の装飾カバ一部１１は、洋風家屋
   の屋根に擬せられて構威され、かつ前記拡散孔６を煙突
   相当部、窓相当部などに形威しである実用新案登録請求
   の範囲第１項に記載の芳香・防臭器。