JPH07113017B2 - カルボニル含有アクリジン誘導体の還元方法 - Google Patents
カルボニル含有アクリジン誘導体の還元方法Info
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- JPH07113017B2 JPH07113017B2 JP3087252A JP8725291A JPH07113017B2 JP H07113017 B2 JPH07113017 B2 JP H07113017B2 JP 3087252 A JP3087252 A JP 3087252A JP 8725291 A JP8725291 A JP 8725291A JP H07113017 B2 JPH07113017 B2 JP H07113017B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D219/00—Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D219/00—Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
- C07D219/04—Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
- C07D219/08—Nitrogen atoms
- C07D219/10—Nitrogen atoms attached in position 9
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Description
【0001】本発明は式I
【化3】 (式中、nは1、2又は3であり;Xは水素、低級アル
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、又はNR3R4であり、ここでR3とR4は
独立して水素又は低級アルキルであり;Rは水素又は低
級アルキルであり;R1は水素、低級アルキル、ジ低級
アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級アルキル、
ジアリール低級アルキル、フリル低級アルキル、チエニ
ル低級アルキル、酸素架橋されたアリール低級アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール低級アルキル、酸素架橋
されたフリル低級アルキル又は酸素架橋されたチエニル
低級アルキルである)のカルボニル含有アクリジン誘導
体の還元方法に関する。
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、又はNR3R4であり、ここでR3とR4は
独立して水素又は低級アルキルであり;Rは水素又は低
級アルキルであり;R1は水素、低級アルキル、ジ低級
アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級アルキル、
ジアリール低級アルキル、フリル低級アルキル、チエニ
ル低級アルキル、酸素架橋されたアリール低級アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール低級アルキル、酸素架橋
されたフリル低級アルキル又は酸素架橋されたチエニル
低級アルキルである)のカルボニル含有アクリジン誘導
体の還元方法に関する。
【0002】これらの化合物の還元は記憶の増強に有用
であることが示された化合物の製造に必須のものであ
る。これらは式
であることが示された化合物の製造に必須のものであ
る。これらは式
【化4】 (式中、pは0又は1であり;mは1、2又は3であ
り;Xは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、又はNR3R4で
あり、この場合R3とR4は独立して水素又は低級アルキ
ルであり;Rは水素又は低級アルキルであり;R1は水
素、低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル、アリール低級アルキル、ジアリール低級アルキル、
フリル低級アルキル、チエニル低級アルキル、酸素架橋
されたアリール低級アルキル、酸素架橋されたジアリー
ル低級アルキル、酸素架橋されたフリル低級アルキル又
は酸素架橋されたチエニル低級アルキルである)の化合
物;その光学的対掌体、又はその医薬的に許容される酸
付加塩を含む。
り;Xは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、又はNR3R4で
あり、この場合R3とR4は独立して水素又は低級アルキ
ルであり;Rは水素又は低級アルキルであり;R1は水
素、低級アルキル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
ル、アリール低級アルキル、ジアリール低級アルキル、
フリル低級アルキル、チエニル低級アルキル、酸素架橋
されたアリール低級アルキル、酸素架橋されたジアリー
ル低級アルキル、酸素架橋されたフリル低級アルキル又
は酸素架橋されたチエニル低級アルキルである)の化合
物;その光学的対掌体、又はその医薬的に許容される酸
付加塩を含む。
【0003】特に関心が持たれるのは式
【化5】 の化合物Iaの、式
【化6】 の(±)−9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアク
リジン−1−オール(IIa)への還元である。
リジン−1−オール(IIa)への還元である。
【0004】カルボニル含有アクリジン及びそれらの還
元により製造されるアルコールは米国特許第4,631,286
号、第4,695,573号、第4,754,050号、第4,835,275号及
び第4,839,364号の開示のように公知である。アクリジ
ン誘導体製造のための本発明の利点は費用が安く、望ま
しくない副生物がなく高収率且つ高純度をもたらすこと
である。従って本発明は大規模生産により適応可能なよ
り経済的で環境的に安全な試薬を使用する方法に対する
必要の充足を助ける。目的のアクリジンは高収率且つ増
加した純度で得られる。
元により製造されるアルコールは米国特許第4,631,286
号、第4,695,573号、第4,754,050号、第4,835,275号及
び第4,839,364号の開示のように公知である。アクリジ
ン誘導体製造のための本発明の利点は費用が安く、望ま
しくない副生物がなく高収率且つ高純度をもたらすこと
である。従って本発明は大規模生産により適応可能なよ
り経済的で環境的に安全な試薬を使用する方法に対する
必要の充足を助ける。目的のアクリジンは高収率且つ増
加した純度で得られる。
【0005】置換基R、R1、R3、R4、X、m、n及
びpは別記しない限り上で定義した通りである。
びpは別記しない限り上で定義した通りである。
【0006】本化合物は次の反応の順序により製造され
る。すなわち式
る。すなわち式
【化7】 の化合物IIIを式
【化8】 (式中、pは0又は1であり、但しp=1の場合第二の
カルボニル基は環の2又は3位にある)の環状ケトンで
ある化合物IVと反応させて式
カルボニル基は環の2又は3位にある)の環状ケトンで
ある化合物IVと反応させて式
【化9】 の公知の中間物質である化合物Vを得る。この反応は典
型的には適当な溶媒中で触媒を使用し、80〜180℃
(又は還流温度まで)で1〜24時間実行する。好まし
い温度範囲は110〜160℃で1〜6時間である。
型的には適当な溶媒中で触媒を使用し、80〜180℃
(又は還流温度まで)で1〜24時間実行する。好まし
い温度範囲は110〜160℃で1〜6時間である。
【0007】触媒は典型的にはp−トルエンスルホン酸
一水和物、メタンスルホン酸、硫酸などから選ばれ、好
ましい触媒はp−トルエンスルホン酸一水和物である。
必要な触媒の量は典型的には0.005〜0.05当量の
範囲にあり、0.008〜0.035当量が好ましい。縮
合に有用な溶媒はトルエン、キシレン、ベンゼン、又は
ハロゲン化された芳香族溶媒例えばクロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンを含む。好ましい溶媒はトルエンであ
る。
一水和物、メタンスルホン酸、硫酸などから選ばれ、好
ましい触媒はp−トルエンスルホン酸一水和物である。
必要な触媒の量は典型的には0.005〜0.05当量の
範囲にあり、0.008〜0.035当量が好ましい。縮
合に有用な溶媒はトルエン、キシレン、ベンゼン、又は
ハロゲン化された芳香族溶媒例えばクロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンを含む。好ましい溶媒はトルエンであ
る。
【0008】溶媒のニトリル出発物質に対する容量/重
量(v/w)比は典型的には1:3から1:10の範囲
にあり、好ましい比は1:4から1:6である。
量(v/w)比は典型的には1:3から1:10の範囲
にあり、好ましい比は1:4から1:6である。
【0009】n=2、及びp=0の化合物IVと化合物II
Iとの反応により式
Iとの反応により式
【化10】 の縮合生成物(Va)が得られ、この生成物はタクリン
(Tacrine)(9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
アクリジン塩酸水和物)の製造に有用な直接原料であ
る。
(Tacrine)(9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
アクリジン塩酸水和物)の製造に有用な直接原料であ
る。
【0010】引き続き、pが1の中間物質(V)をアミ
ド溶媒中塩基性無機塩の存在下で触媒と反応させて化合
物Iを得る。
ド溶媒中塩基性無機塩の存在下で触媒と反応させて化合
物Iを得る。
【0011】この環化反応は典型的には触媒例えばFe
Cl2・4H2O、FeCl2、FeCl3等を使用し、好
ましい触媒はFeCl2・4H2Oである。この環化工程
において既知の銅又は亜鉛触媒より鉄触媒を使用するこ
とに著しい利点がある。銅及び亜鉛のような重金属は毒
性が高く微生物排水処理装置と適合しない。銅又は亜鉛
を放出するとそれらは重大な環境問題を引き起こすこと
がある。これに対して、鉄は本質的に無毒であり排水処
理にさえ使用される。使用する触媒の量は5.0〜13
ミリ当量である。
Cl2・4H2O、FeCl2、FeCl3等を使用し、好
ましい触媒はFeCl2・4H2Oである。この環化工程
において既知の銅又は亜鉛触媒より鉄触媒を使用するこ
とに著しい利点がある。銅及び亜鉛のような重金属は毒
性が高く微生物排水処理装置と適合しない。銅又は亜鉛
を放出するとそれらは重大な環境問題を引き起こすこと
がある。これに対して、鉄は本質的に無毒であり排水処
理にさえ使用される。使用する触媒の量は5.0〜13
ミリ当量である。
【0012】典型的に使用される塩基性無機塩は炭酸カ
リウム及びナトリウム並びに重炭酸カリウム及びナトリ
ウムを含む。好ましい塩は炭酸カリウム及び重炭酸カリ
ウムである。使用する塩の量は典型的には5.0〜30
ミリ当量の範囲にある。
リウム及びナトリウム並びに重炭酸カリウム及びナトリ
ウムを含む。好ましい塩は炭酸カリウム及び重炭酸カリ
ウムである。使用する塩の量は典型的には5.0〜30
ミリ当量の範囲にある。
【0013】環化に使用することができる溶媒はアミド
溶媒例えばジメチルホルムアミド(DMF)又は1−メ
チル−2−ピロリジノンを含み、DMFが好ましい。溶
媒の化合物Vに対するv/w比は典型的には3:1から
5:1の範囲にある。
溶媒例えばジメチルホルムアミド(DMF)又は1−メ
チル−2−ピロリジノンを含み、DMFが好ましい。溶
媒の化合物Vに対するv/w比は典型的には3:1から
5:1の範囲にある。
【0014】この環化は典型的には130〜180℃の
温度範囲で1〜24時間実行し、好ましい条件は140
〜160℃の範囲で1〜8時間を含む。
温度範囲で1〜24時間実行し、好ましい条件は140
〜160℃の範囲で1〜8時間を含む。
【0015】上述の典型的条件下で化合物Vaを使用す
る場合、式
る場合、式
【化11】 の化合物IIb(タクリン)が製造される。
【0016】目的のアクリジンは化合物Iの遊離塩基の
還元により製造される。大規模生産のためには遊離塩基
の接触水素添加が最も実際的な方法であることが見出さ
れている。
還元により製造される。大規模生産のためには遊離塩基
の接触水素添加が最も実際的な方法であることが見出さ
れている。
【0017】遊離塩基形態の化合物I
【化12】 は水素圧力下で触媒、アルカリ金属塩基及び溶媒を添加
した水素添加容器内で還元されて化合物II
した水素添加容器内で還元されて化合物II
【化13】 (式中、mは1、2又は3であり;Xは水素、低級アル
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、又はNR3R4であり、ここでR3とR4は
独立して水素又は低級アルキルであり;Rは水素又は低
級アルキルであり;R1は水素、低級アルキル、ジ低級
アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級アルキル、
ジアリール低級アルキル、フリル低級アルキル、チエニ
ル低級アルキル、酸素架橋されたアリール低級アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール低級アルキル、酸素架橋
されたフリル低級アルキル又は酸素架橋されたチエニル
低級アルキルである)を生成する。
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、又はNR3R4であり、ここでR3とR4は
独立して水素又は低級アルキルであり;Rは水素又は低
級アルキルであり;R1は水素、低級アルキル、ジ低級
アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級アルキル、
ジアリール低級アルキル、フリル低級アルキル、チエニ
ル低級アルキル、酸素架橋されたアリール低級アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール低級アルキル、酸素架橋
されたフリル低級アルキル又は酸素架橋されたチエニル
低級アルキルである)を生成する。
【0018】典型的には白金のような貴金属触媒が使用
される。白金は不活性表面例えば炭素上に支持された金
属又は酸化物又は塩の形態とすることができる。触媒の
白金含量は約1〜10%であり、好ましくは2〜5%の
範囲で変動する。触媒に含まれる貴金属の出発ケトンに
対する重量比は一般に0.05〜0.25%であり、好ま
しい重量比は0.1〜0.15%である。
される。白金は不活性表面例えば炭素上に支持された金
属又は酸化物又は塩の形態とすることができる。触媒の
白金含量は約1〜10%であり、好ましくは2〜5%の
範囲で変動する。触媒に含まれる貴金属の出発ケトンに
対する重量比は一般に0.05〜0.25%であり、好ま
しい重量比は0.1〜0.15%である。
【0019】還元に使用することができるアルカリ金属
塩基は水酸化ナトリウム又は水酸化リチウム・H2O又
はナトリウムもしくはリチウムの低級アルコキシドを含
む。本発明の好ましい具体例は出発ケトンに対して0.
1〜0.5当量、好ましくは0.2当量のモル比で水酸化
リチウム・H2Oを使用する。
塩基は水酸化ナトリウム又は水酸化リチウム・H2O又
はナトリウムもしくはリチウムの低級アルコキシドを含
む。本発明の好ましい具体例は出発ケトンに対して0.
1〜0.5当量、好ましくは0.2当量のモル比で水酸化
リチウム・H2Oを使用する。
【0020】炭素数2〜8の低級アルカノール溶媒を典
型的には使用する。好ましい溶媒はエタノール、1−プ
ロパノール、2−プロパノール及び1−ブタノールであ
る。これらの溶媒の内最も好ましいのは1−ブタノール
である。低級アルカノール溶媒の水性混合物も使用する
ことができる。例えばアルカリ金属塩基の溶解性を増加
させるため少量の水を溶媒に添加することができる。添
加する水の量は一般に2〜10%、好ましくは5〜7%
(w/w)の範囲にある。溶媒のケトンに対する典型的
な容量/重量比は3:1から10:1、好ましくは4:
1から8:1の範囲にある。
型的には使用する。好ましい溶媒はエタノール、1−プ
ロパノール、2−プロパノール及び1−ブタノールであ
る。これらの溶媒の内最も好ましいのは1−ブタノール
である。低級アルカノール溶媒の水性混合物も使用する
ことができる。例えばアルカリ金属塩基の溶解性を増加
させるため少量の水を溶媒に添加することができる。添
加する水の量は一般に2〜10%、好ましくは5〜7%
(w/w)の範囲にある。溶媒のケトンに対する典型的
な容量/重量比は3:1から10:1、好ましくは4:
1から8:1の範囲にある。
【0021】使用する水素圧力は50〜1000psi、
典型的には70〜225psiの範囲にある。
典型的には70〜225psiの範囲にある。
【0022】還元は典型的には40〜100℃の操作温
度で4〜20時間、好ましくは60〜80℃の範囲で6
〜10時間実行する。
度で4〜20時間、好ましくは60〜80℃の範囲で6
〜10時間実行する。
【0023】触媒の塩基に対する比率は典型的には1:
0.5から1:3、好ましくは1:1から1:2であ
る。
0.5から1:3、好ましくは1:1から1:2であ
る。
【0024】この方法においてはアルカリ金属塩基を存
在させることが重要である。我々は塩基を存在させない
と塩基を存在させた場合の比率よりはるかに少ない比率
で還元が起こることを示した。例えばこの比率は水酸化
リチウム一水和物を塩基として使用した場合9倍も多く
なることを見出した(比較例参照)。
在させることが重要である。我々は塩基を存在させない
と塩基を存在させた場合の比率よりはるかに少ない比率
で還元が起こることを示した。例えばこの比率は水酸化
リチウム一水和物を塩基として使用した場合9倍も多く
なることを見出した(比較例参照)。
【0025】化合物Iは温度を120〜150℃の範囲
に1〜4時間上昇させることにより式
に1〜4時間上昇させることにより式
【0026】
【化14】 のその飽和された形態(化合物VI)に更に還元すること
ができる。
ができる。
【0027】本発明は次の参考例、比較例および実施例
によりより詳細に記述するが、ここでは別記しない限り
すべての部、割合、比率及びパーセントは重量による。
によりより詳細に記述するが、ここでは別記しない限り
すべての部、割合、比率及びパーセントは重量による。
【0028】参考例 1 N−(3−オキソシクロヘキセン−1−イル)−2−ア
ミノベンゾニトリルの合成 トルエン(250ml)中アミノベンゾニトリル(50.
0g)、1,3−シクロヘキサンジオン(52.14
g)、及びp−トルエンスルホン酸一水和物(2.57
g)の混合物を共沸蒸留により水を同時除去しながら数
時間還流させる。反応混合物を室温に冷却し、次いで水
(100ml)を添加する。1〜2時間撹拌後粗生成物を
濾過し、トルエンと水で洗浄する。粗生成物を室温で1
〜2時間水(350ml)にスラリーにして洗浄する。濾
過し、水で洗浄し乾燥後、洗浄された生成物、N−(3
−オキソシクロヘキセン−1−イル)−2−アミノベン
ゾニトリルが高収率で得られる。
ミノベンゾニトリルの合成 トルエン(250ml)中アミノベンゾニトリル(50.
0g)、1,3−シクロヘキサンジオン(52.14
g)、及びp−トルエンスルホン酸一水和物(2.57
g)の混合物を共沸蒸留により水を同時除去しながら数
時間還流させる。反応混合物を室温に冷却し、次いで水
(100ml)を添加する。1〜2時間撹拌後粗生成物を
濾過し、トルエンと水で洗浄する。粗生成物を室温で1
〜2時間水(350ml)にスラリーにして洗浄する。濾
過し、水で洗浄し乾燥後、洗浄された生成物、N−(3
−オキソシクロヘキセン−1−イル)−2−アミノベン
ゾニトリルが高収率で得られる。
【0029】参考例 2 a. 9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アク
リジノン・塩酸塩の合成 ジメチルホルムアミド(DMF)(80ml)中N−(3
−オキソシクロヘキセン−1−イル)−2−アミノベン
ゾニトリル(20g)、重炭酸カリウム(0.122
g)及び塩化第一鉄四水和物(0.121g)の混合物
を還流下で2〜6時間撹拌する。
リジノン・塩酸塩の合成 ジメチルホルムアミド(DMF)(80ml)中N−(3
−オキソシクロヘキセン−1−イル)−2−アミノベン
ゾニトリル(20g)、重炭酸カリウム(0.122
g)及び塩化第一鉄四水和物(0.121g)の混合物
を還流下で2〜6時間撹拌する。
【0030】反応混合物を80〜85℃に冷却後、30
%塩酸水(12.1ml)を添加して混合物をpH2.2〜
2.4に酸性化し、この間80〜90℃の温度に維持す
る。粗生成物懸濁液を冷却し、0〜5℃で1〜2時間経
過させる。粗生成物を濾過し、DMF(40ml)で洗浄
し、真空下で乾燥して22.7gの9−アミノ−3,4−
ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン・塩酸塩が得られ
る。
%塩酸水(12.1ml)を添加して混合物をpH2.2〜
2.4に酸性化し、この間80〜90℃の温度に維持す
る。粗生成物懸濁液を冷却し、0〜5℃で1〜2時間経
過させる。粗生成物を濾過し、DMF(40ml)で洗浄
し、真空下で乾燥して22.7gの9−アミノ−3,4−
ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン・塩酸塩が得られ
る。
【0031】b. 9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩の精製 水(175ml)中9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩(24.8g)の溶液
を活性炭(2〜2.1g)で処理し、90〜100℃で
0.5時間経過させ、濾過し、フィルターケーキを熱水
(24.8ml)で洗浄する。合併した濾液を24%(w
/w)塩化ナトリウム水溶液(17g)で85℃で処理
し、0〜5℃で1時間経過させる。濾過、0〜5℃での
水洗(24.8ml)及び真空乾燥により精製された9−
アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン
・塩酸塩(21.4g)が得られる。
(2H)−アクリジノン・塩酸塩の精製 水(175ml)中9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩(24.8g)の溶液
を活性炭(2〜2.1g)で処理し、90〜100℃で
0.5時間経過させ、濾過し、フィルターケーキを熱水
(24.8ml)で洗浄する。合併した濾液を24%(w
/w)塩化ナトリウム水溶液(17g)で85℃で処理
し、0〜5℃で1時間経過させる。濾過、0〜5℃での
水洗(24.8ml)及び真空乾燥により精製された9−
アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン
・塩酸塩(21.4g)が得られる。
【0032】c. 9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩のその遊離塩基への変
換 水(800ml)中9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩(100g)の溶液を
80〜85℃で50%水酸化ナトリウム(33.8g)
を添加して溶液のpHが11より大きくなるまで塩基性に
する。得られる生成物遊離塩基のスラリーを60℃で
0.5時間経過させ、濾過し真空下で乾燥して85.4g
の9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリ
ジノンが得られる。
(2H)−アクリジノン・塩酸塩のその遊離塩基への変
換 水(800ml)中9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1
(2H)−アクリジノン・塩酸塩(100g)の溶液を
80〜85℃で50%水酸化ナトリウム(33.8g)
を添加して溶液のpHが11より大きくなるまで塩基性に
する。得られる生成物遊離塩基のスラリーを60℃で
0.5時間経過させ、濾過し真空下で乾燥して85.4g
の9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリ
ジノンが得られる。
【0033】実施例 1 (±)−9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン−1−オールの接触水素添加による合成 窒素でパージしている300mlのオートクレーブに9−
アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン
(15.9g)、水酸化リチウム一水和物(0.63
g)、3%Pt/C(58%の水を含む1.26g)及
びn−ブタノール(111ml)を添加する。水素ガス
(125psi)下で撹拌する混合物を70℃に加熱す
る。10時間後、混合物はHPLCによると98.5%
の生成物を含む。混合物を25℃に冷却し、ベント(v
ent)し、窒素パージする。生成物に水(27.8m
l)、酢酸(6.5g)を添加し、25℃で30分間ダイ
ジェストさせることにより酢酸塩として溶解させる。
ジン−1−オールの接触水素添加による合成 窒素でパージしている300mlのオートクレーブに9−
アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリジノン
(15.9g)、水酸化リチウム一水和物(0.63
g)、3%Pt/C(58%の水を含む1.26g)及
びn−ブタノール(111ml)を添加する。水素ガス
(125psi)下で撹拌する混合物を70℃に加熱す
る。10時間後、混合物はHPLCによると98.5%
の生成物を含む。混合物を25℃に冷却し、ベント(v
ent)し、窒素パージする。生成物に水(27.8m
l)、酢酸(6.5g)を添加し、25℃で30分間ダイ
ジェストさせることにより酢酸塩として溶解させる。
【0034】溶解させた生成物を濾過してPt/C触媒
から分離し、ついで80%n−ブタノール(15.9m
l)で洗浄する。合体した濾液に25〜30℃で50%
水酸化ナトリウム(10.8g)を添加して10.5より
大きいpHに塩基性化し、得られる不均質なスラリーを2
5℃で1時間経過させる。濾過し、80%水性n−ブタ
ノール(15.9ml)で洗浄し、水(50ml)で洗浄
し、真空オーブンで乾燥させた後生成物の(±)−9−
アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン−1−
オールが90.6%の収率で単離される。
から分離し、ついで80%n−ブタノール(15.9m
l)で洗浄する。合体した濾液に25〜30℃で50%
水酸化ナトリウム(10.8g)を添加して10.5より
大きいpHに塩基性化し、得られる不均質なスラリーを2
5℃で1時間経過させる。濾過し、80%水性n−ブタ
ノール(15.9ml)で洗浄し、水(50ml)で洗浄
し、真空オーブンで乾燥させた後生成物の(±)−9−
アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン−1−
オールが90.6%の収率で単離される。
【0035】次の表1は実施例1のいくつかのパラメー
タを変動させた場合の9−アミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロアクリジン−1−オールの収率に対する効果を
示す。
タを変動させた場合の9−アミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロアクリジン−1−オールの収率に対する効果を
示す。
【0036】
【表1】
【0037】比較例 9−アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アクリジ
ノンの9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン−1−オール及び9−アミノ−1,2,3,4,5,6,
7,8−オクタヒドロアクリジン−1−オールへの水酸
化リチウムを使用しない接触水素添加150mlのパー
(Parr)水素添加容器に9−アミノ−3,4−ジヒ
ドロ−1(2H)−アクリジノン(6.0g)、3%P
t/C(65%H2Oと共に)(0.86g)及び1−ブ
タノール(42ml)を添加する。混合物を23〜25℃
で窒素(70psi)で3回及び水素(70psi)で3回加
圧しベントする。最後の水素パージ後フラスコを水素で
70psiに再度加圧し、撹拌しながら70℃に加熱す
る。HPLC分析用試料を2、4及び12時間に除い
た。その結果を下の表2に示す。
ノンの9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン−1−オール及び9−アミノ−1,2,3,4,5,6,
7,8−オクタヒドロアクリジン−1−オールへの水酸
化リチウムを使用しない接触水素添加150mlのパー
(Parr)水素添加容器に9−アミノ−3,4−ジヒ
ドロ−1(2H)−アクリジノン(6.0g)、3%P
t/C(65%H2Oと共に)(0.86g)及び1−ブ
タノール(42ml)を添加する。混合物を23〜25℃
で窒素(70psi)で3回及び水素(70psi)で3回加
圧しベントする。最後の水素パージ後フラスコを水素で
70psiに再度加圧し、撹拌しながら70℃に加熱す
る。HPLC分析用試料を2、4及び12時間に除い
た。その結果を下の表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】参考例 3 N−(シクロヘキセン−1−イル)−2−アミノベンゾ
ニトリルの合成 オーバーヘッド撹拌機、ディーンスターク(Dean-Star
k)トラップ及び温度計を備えた300mlの三つ首丸底
フラスコに13.3gの2−アミノベンゾニトリル、1
33.5mlのキシレン、16.64gのシクロヘキサン及
び0.905gのp−トルエンスルホン酸一水和物を添
加した。撹拌する溶液を9時間還流温度に加熱して共沸
蒸留により水を同時除去した。次いで混合物を室温に冷
却し、150mlの水に注入した。15分間撹拌後、相を
分離した。水相を25mlのキシレンで抽出し、合併した
有機相を10%水酸化ナトリウム水溶液でpHを約8から
9に調節した後100mlの水と共に10分間撹拌した。
相を分離し、有機相を100mlの水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥させ、濾過し、ロータリーエバポレー
ターで濃縮して20.87gの油状物を得た。粗混合物
を精製することなく次工程に使用した。
ニトリルの合成 オーバーヘッド撹拌機、ディーンスターク(Dean-Star
k)トラップ及び温度計を備えた300mlの三つ首丸底
フラスコに13.3gの2−アミノベンゾニトリル、1
33.5mlのキシレン、16.64gのシクロヘキサン及
び0.905gのp−トルエンスルホン酸一水和物を添
加した。撹拌する溶液を9時間還流温度に加熱して共沸
蒸留により水を同時除去した。次いで混合物を室温に冷
却し、150mlの水に注入した。15分間撹拌後、相を
分離した。水相を25mlのキシレンで抽出し、合併した
有機相を10%水酸化ナトリウム水溶液でpHを約8から
9に調節した後100mlの水と共に10分間撹拌した。
相を分離し、有機相を100mlの水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥させ、濾過し、ロータリーエバポレー
ターで濃縮して20.87gの油状物を得た。粗混合物
を精製することなく次工程に使用した。
【0040】参考例 4 9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジンの
合成 オーバーヘッド撹拌機、凝縮器及び温度計を備えた25
0mlの三つ首丸底フラスコに20.8gのN−(シクロ
ヘキセン−1−イル)−2−アミノベンゾニトリル、9
0mlのジメチルホルムアミド、2.26gの塩化第一鉄
四水和物及び1.13gの重炭酸カリウムを添加した。
撹拌する混合物を2〜4時間還流させ、次いで冷却し
た。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して
21.7gの油状物を得た。
合成 オーバーヘッド撹拌機、凝縮器及び温度計を備えた25
0mlの三つ首丸底フラスコに20.8gのN−(シクロ
ヘキセン−1−イル)−2−アミノベンゾニトリル、9
0mlのジメチルホルムアミド、2.26gの塩化第一鉄
四水和物及び1.13gの重炭酸カリウムを添加した。
撹拌する混合物を2〜4時間還流させ、次いで冷却し
た。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮して
21.7gの油状物を得た。
【0041】油状物をトルエンと3N HClの間で分
配し、水相を塩基性にして生成物をジクロロメタンに抽
出した。有機相を炭酸カリウム上で乾燥させ、濾過し、
ロータリーエバポレーターで濃縮して10.1gの固体
を得た。3.28gの第二の生成物も単離した。2つの
固体を合併し、シリカゲルを使用するクロマトグラフィ
ーにより精製して8.3gの9−アミノ−1,2,3,4−
テトラヒドロアクリジンが得られた。
配し、水相を塩基性にして生成物をジクロロメタンに抽
出した。有機相を炭酸カリウム上で乾燥させ、濾過し、
ロータリーエバポレーターで濃縮して10.1gの固体
を得た。3.28gの第二の生成物も単離した。2つの
固体を合併し、シリカゲルを使用するクロマトグラフィ
ーにより精製して8.3gの9−アミノ−1,2,3,4−
テトラヒドロアクリジンが得られた。
【0042】実施例 2 9−ベンジルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアク
リジン−1−オールの接触水素添加による合成 窒素でパージしている300mlのオートクレーブに9−
ベンジルアミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アク
リジノン(22.7g)、水酸化リチウム一水和物(0.
63g)、3%Pt/C(65%の水を含む5.42
g)及びn−プロパノール(159ml)を添加する。水
素ガス(400〜1000psi)下で撹拌(500rpm)
している混合物を70℃に加熱する。23時間後、混合
物はHPLCによると>99.5%の生成物を含む。混
合物を25℃に冷却し、ベントし、窒素でパージする。
溶解した生成物をPt/C触媒から濾過して分離し、次
いでn−プロパノール(22.7ml)で洗浄する。合併
した濾液を30℃より下で濃縮し、得られる不均質なス
ラリーを5℃で1時間経過させる。濾過、n−プロパノ
ール洗浄及び真空オーブン中での乾燥により生成物、9
−ベンジルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン−1−オールが70%収率(HPLC純度99.0
%)で単離される。
リジン−1−オールの接触水素添加による合成 窒素でパージしている300mlのオートクレーブに9−
ベンジルアミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−アク
リジノン(22.7g)、水酸化リチウム一水和物(0.
63g)、3%Pt/C(65%の水を含む5.42
g)及びn−プロパノール(159ml)を添加する。水
素ガス(400〜1000psi)下で撹拌(500rpm)
している混合物を70℃に加熱する。23時間後、混合
物はHPLCによると>99.5%の生成物を含む。混
合物を25℃に冷却し、ベントし、窒素でパージする。
溶解した生成物をPt/C触媒から濾過して分離し、次
いでn−プロパノール(22.7ml)で洗浄する。合併
した濾液を30℃より下で濃縮し、得られる不均質なス
ラリーを5℃で1時間経過させる。濾過、n−プロパノ
ール洗浄及び真空オーブン中での乾燥により生成物、9
−ベンジルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン−1−オールが70%収率(HPLC純度99.0
%)で単離される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨージ・エベリツト・リー アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (08876)サマービル.セビルドライブ2 (72)発明者 ジヨージ・エス・ケイ・ワング アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07901)サミツト.ホーソーンプレイス 61 (72)発明者 ドナ・エム・ボーレク アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07974)ニユープロビデンス.セントラ ルアベニユー449 (72)発明者 キース・イー・ゲーリング アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (08854)ピスカタウエイ.オリーブスト リート1857 (56)参考文献 米国特許4868177(US,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 式I 【化1】 (式中、nは1、2又は3であり、Xは水素、低級アル
キル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、又はNR3R4であり、ここでR3とR4は
独立して水素又は低級アルキルであり;Rは水素又は低
級アルキルであり;R1は水素、低級アルキル、ジ低級
アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級アルキル、
ジアリール低級アルキル、フリル低級アルキル、チエニ
ル低級アルキル、酸素架橋されたアリール低級アルキ
ル、酸素架橋されたジアリール低級アルキル、酸素架橋
されたフリル低級アルキル又は酸素架橋されたチエニル
低級アルキルである)のカルボニル含有アクリジン誘導
体を、適当な溶媒中アルカリ金属塩基の存在下及び上昇
した温度で、水素圧力下に貴金属触媒と反応させて式II 【化2】 (式中、mは1、2又は3であり、そしてX、Rおよび
R1は上に定義した通りである)の化合物を得ることか
らなる、式Iのカルボニル含有アクリジン誘導体の還元
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US500967 | 1990-03-29 | ||
US07/500,967 US5053513A (en) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | Method of reducing a carbonyl containing acridine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04221367A JPH04221367A (ja) | 1992-08-11 |
JPH07113017B2 true JPH07113017B2 (ja) | 1995-12-06 |
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JP3087252A Expired - Lifetime JPH07113017B2 (ja) | 1990-03-29 | 1991-03-28 | カルボニル含有アクリジン誘導体の還元方法 |
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CN (1) | CN1032649C (ja) |
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---|---|---|---|---|
US5210087A (en) * | 1991-02-13 | 1993-05-11 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Inc. | 9-aminotetrahydroacridines and related compounds |
RU2024509C1 (ru) * | 1991-05-07 | 1994-12-15 | Всероссийский научный центр по безопасности биологически активных веществ | Производные 9-аминоакридина или их соли с органическими или неорганическими кислотами, проявляющие психотропную, антиамнестическую и липидрегулирующую активность |
US5247091A (en) * | 1992-07-30 | 1993-09-21 | Hoechst Celanese Corporation | Preparation of enamines in aqueous media |
ES2059263B1 (es) * | 1992-10-27 | 1995-10-01 | Vita Invest Sa | Procedimiento para la obtencion del (+)-9-amino-1,2,3,4-tetrahidroacridin-1-ol. |
GB201312228D0 (en) | 2013-07-08 | 2013-08-21 | Ludlow Michael | A lip skin and a method and apparatus for forming a lip skin |
RU2567388C1 (ru) * | 2014-12-10 | 2015-11-10 | Открытое акционерное общество "Нижегородский химико-фармацевтический завод" | Способ получения 9-бутиламино-3,3-диметил-3,4-дигидроакридин-1(2н)-она гидрохлорида |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868177A (en) | 1988-11-09 | 1989-09-19 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals, Inc. | 1,2,3,4-tetrahydro-1,9-acridinediamines, pharmaceutical compositions and use |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4835275A (en) * | 1984-10-25 | 1989-05-30 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals, Inc. | Method of preparing 9-amino-1,2,3,4,-tetrahydroacridin-1-ones and related compounds |
US4695573A (en) * | 1984-10-25 | 1987-09-22 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Inc. | 9-amino-1,2,3,4-tetrahydroacridin-1-ol and related compounds |
US4631286A (en) * | 1984-10-25 | 1986-12-23 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Inc. | 9-amino-1,2,3,4-tetrahydroacridin-1-ol and related compounds |
DE3582995D1 (de) * | 1984-10-25 | 1991-07-04 | Hoechst Roussel Pharma | 9-amino-1,2,3,4-tetrahydroacridin-1-ol und verwandte verbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung als arzneimittel. |
US4754050A (en) * | 1984-10-25 | 1988-06-28 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals, Inc. | 9-amino-1,2,3,4-tetrahydroacridin-1-ol and related compounds |
US4851536A (en) * | 1987-05-07 | 1989-07-25 | American Home Products Corporation | Cyclohexylquinolines as inhibitors of interleukin 1 |
GB8827704D0 (en) * | 1988-11-28 | 1988-12-29 | Fujisawa Pharmaceutical Co | New acridine derivatives & processes for their production |
US5155226A (en) * | 1991-02-19 | 1992-10-13 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Incorporated | Method for the preparation of 9-amino-1,2,3,4-tetrahydroacridine |
-
1990
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-
1991
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US4868177A (en) | 1988-11-09 | 1989-09-19 | Hoechst-Roussel Pharmaceuticals, Inc. | 1,2,3,4-tetrahydro-1,9-acridinediamines, pharmaceutical compositions and use |
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