JPH07111327A - ヘテロ接合型電界効果トランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合型電界効果トランジスタ

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JPH07111327A
JPH07111327A JP25558293A JP25558293A JPH07111327A JP H07111327 A JPH07111327 A JP H07111327A JP 25558293 A JP25558293 A JP 25558293A JP 25558293 A JP25558293 A JP 25558293A JP H07111327 A JPH07111327 A JP H07111327A
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JP
Japan
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gate contact
doped
contact layer
cap
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Application number
JP25558293A
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English (en)
Inventor
Kazuoki Matsugaya
和沖 松ケ谷
Takashi Taguchi
隆志 田口
Yoshiki Ueno
祥樹 上野
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相互コンダクタンスを高め、高周波・高速作
動に適する素子を作成するために、ソース抵抗を効率よ
く低減できる構造のヘテロ接合型電界効果トランジスタ
を得る。 【構成】 半絶縁性InP基板101上にノンドープI
0.52Al0.48Asバッファ層102、ノンドープIn
0.80Ga0.20Asチャネル層103、ノンドープIn
0.52Al0.48Asスペーサ層104、n型In0.52Al
0.48Asドープ層105、ノンドープIn0.52Al0.48
Asゲートコンタクト層106、ノンドープIn0.80
0.20As抵抗低減層107、n型In0.53Ga0.47
sキャップ層108を順次形成して形成したヘテロ接合
型電界効果トランジスタにおいて、ゲートコンタクト層
106とキャップ層108の間にノンドープIn0.80
0.20As抵抗低減層107を挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘテロ接合型電界効果ト
ランジスタの性能を向上させるものであり、特に高周波
帯の低雑音増幅器や、高速のスイッチング素子への応用
が期待できるヘテロ接合型電界効果トランジスタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】トランジスタの性能を向上させるために
は、より多くの多数キャリアをより高速に伝達できる材
質および構造を用いることが重要である。言い換えれば
キャリア濃度と移動度とを同時に高めることが大切であ
る。一般に、半導体のキャリア濃度を高めるためにはド
ーパントと呼ばれる不純物を半導体に添加(ドープ)す
る必要がある。ところが、半導体中にドープしたドーパ
ントは半導体中にキャリアを放出した後、帯電してイオ
ン化不純物となり、多数キャリアの走行を妨げるため、
キャリア濃度を高めようと多くのドーパントを添加する
と多数キャリアの移動度はかえって低下してしまうとい
う問題点がある。
【0003】ここで、従来例として半絶縁性基板を用い
たヘテロ接合型電界効果トランジスタのIn0.52Al
0.48As/In0.80Ga0.20As pseudomor
phic 高電子移動度電界効果トランジスタ(HEM
T)の構造を図5に示し、その原理を図5における6−
6断面のバンド構造を示す図6および7−7断面のバン
ド構造を表す図7とを用いて説明する。なお図5におい
て、301はInP基板、302は結晶の質を高めかつ
電子を基板と分離するノンドープIn0.52Al0. 48As
バッファ層、303は電子が蓄積されるノンドープIn
0.80Ga0.20Asチャネル層、304は電子の散乱を防
止するノンドープIn0.52Al0.48Asスペーサ層、3
05は電子を供給するn型In0.52Al0.48Asドープ
層、306はショットキー接合を形成するノンドープI
0.52Al0.48Asゲートコンタクト層、307は酸化
を防止しかつオーミック接合を形成するn型In0.53
0. 47Asキャップ層であり、308はゲート電極、3
09はソース電極、310はドレイン電極である。
【0004】HEMTでは電子を供給するドープ層30
5と、電子が蓄積されるチャネル層303とを異なる材
質で形成し、ドナーと電子とを分離する点が特徴であ
る。図7に示すバンド構造から分かるように、HEMT
では電子親和力の小さい不純物をドープしたドープ層3
05から供給された電子を、電子親和力の大きい不純物
のないチャネル層303に量子効果によっていわゆる2
次元電子ガス(2DEG)として蓄積し、その2DEG
の量を表面に設けたショットキー接合をもつゲート電極
308に加える電圧で制御する。チャネル層303の材
料には一般に電子の走行を妨げない材料を用いており、
しかも不純物が添加されていないため、イオン化不純物
はなく、電子の移動度は極めて高く高速動作に適する。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記の構成のHEM
Tにおいて、電子を注入するソース電極から、前記ゲー
ト電極までの間に存在する電気抵抗(ソース抵抗)が大
きいと、素子全体の性能が劣化するという問題点があ
る。HEMTの性能指標の一つに相互コンダクタンスG
mがあるが、Gmはゲート直下部分の真性相互コンダク
タンスGm0 とソース抵抗Rsより以下の関係式により
表される。
【0006】
【数1】Gm=Gm0 /(1+Rs・Gm0 ) この式より、素子の相互コンダクタンスGmを高くする
にはソース抵抗Rsを低くすることが有効である。ここ
でGmが高い方が高速作動を行うことができる。
【0007】しかしながら、従来のHEMTでは、n型
にドープしたキャップ層307をソース抵抗を低減する
目的にも用いていたため、キャップ層307のキャリア
濃度は通常ほぼ最大限まで高くされていた。ソース抵抗
を低減するにはキャップ層の膜厚を増すことが有効であ
るが、ゲート電極308を形成する箇所では図5に示し
たように、このキャップ層をエッチングにより除去する
必要があるので、再現性よく確実に除去できる程度の膜
厚にとどめる必要がある。また、上記のように従来のH
EMTでは、n型層を抵抗低減の手段に用いているた
め、たとえ不純物添加量を増し、キャリア濃度を増やす
ことができたとしても、図6に示すように電子はイオン
化不純物のある層に存在し、不純物散乱によって移動度
が低下してしまうため、抵抗をあまり効果的に低減でき
ないという問題がある。
【0008】図5に示したHEMTと膜構造が類似のも
のとして、例えば特開平4−159730があるが、こ
の従来構造ではゲート耐圧向上を目的としてノンドープ
のIn0.53Ga0.47Asをキャップ層とゲートコンタク
ト層との間に挿入し、挿入したIn0.53Ga0.47As層
上にゲート電極を形成している。一般にInGaAsは
Inの含有量(In組成)が高いほど電子移動度が高い
という性質がある。そこで我々が注目しているソース抵
抗低減という目的から考えれば、挿入する層のInの組
成はよりInの組成が高い層の方が有利である。前記特
開平4−159730の構造において、ソース抵抗の低
減を図るためにInGaAs層の組成を例えば80%ま
で高め、In0.80Ga0.20Asに変更したと仮定する
と、バンドギャップが小さくなるため、この層上に形成
するゲート電極のショットキー障壁が低くなり、ゲート
耐圧がかえって低下してしまうという問題点がある。ま
た、この従来構造では挿入したInGaAs層をわずか
に残した状態でエッチングを止めなければならず、極め
て高いエッチング精度を必要とする問題点もある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みたものであり、相
互コンダクタンスを高め、高周波・高速作動に適する素
子を作成するために、HEMTにおいてチャネル層に用
いられている2DEGの働きを、ソース抵抗の低減にも
応用するものである。すなわち、従来から用いられてい
る高不純物濃度のキャップ層とノンドープのゲートコン
タクト層との間にゲートコンタクト層に比べて電子親和
力の大きいノンドープの抵抗低減層を挿入し、この抵抗
低減層内部にも2DEGに相当するキャリアを発生さ
せ、多数キャリア移動度を高めることにより、効果的に
ソース抵抗を低減するヘテロ接合型電界効果トランジス
タを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に構成された第1発明のヘテロ接合型電界効果トランジ
スタは、半導体基板上に形成され、前記半導体基板より
も大きな電子親和力を有し、多数キャリアを走行させる
チャネル層と、前記チャネル層上に形成され、前記チャ
ネル層よりも小さな電子親和力を有して電子を供給する
第1電導型で高不純物濃度のドープ層と、前記ドープ層
上に形成され、前記ドープ層とほぼ等しい電子親和力を
有するゲートコンタクト層と、前記ゲートコンタクト層
上に形成され、前記ゲートコンタクト層よりも大きな電
子親和力を有する、不純物を添加しない抵抗低減層と、
前記抵抗低減層上に形成され、前記抵抗低減層よりも小
さな電子親和力を有して多数キャリアを供給する第1電
導型で高不純物濃度のキャップ層と、前記ゲートコンタ
クト層上に形成され、前記ゲートコンタクト層の酸化を
防止する第1電導型で高不純物濃度のキャップ層と、前
記キャップ層上に形成され、前記キャップ層とオーミッ
ク接合する電極と、前記キャップ層とオーミック接合す
る二つの電極の間に、前記キャップ層側から前記ゲート
コンタクト層に達する溝を設け、露出した前記ゲートコ
ンタクト層表面に形成された、前記ゲートコンタクト層
とショットキー接合をする電極とを備えることを特徴と
している。
【0011】また上記目的を達成するために構成された
第2発明のヘテロ接合型電界効果トランジスタは、半導
体基板上に形成された不純物を添加しないゲートコンタ
クト層と、前記ゲートコンタクト層上に形成され、前記
ゲートコンタクト層の酸化を防止する高不純物濃度のキ
ャップ層と、前記キャップ層側から前記ゲートコンタク
ト層に達する溝を有するヘテロ接合型電界効果トランジ
スタにおいて、前記ゲートコンタクト層と前記キャップ
層の間に、前記ゲートコンタクト層と前記キャップ層よ
りも大きな電子親和力を有する、不純物を添加しない抵
抗低減層を形成し、この抵抗低減層の一部が前記溝によ
って除去されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1乃至2記載の発明によれば、ゲートコ
ンタクト層と第1電導型で高不純物濃度のキャップ層と
の間に、不純物が添加されていない抵抗低減層が形成さ
れている。多数キャリアは電子親和力の窪みに蓄積され
る性質があり、隣接したキャップ層が第1電導型の高不
純物濃度層であることから、抵抗低減層内に多数キャリ
アが蓄積される。抵抗低減層は不純物が添加されていな
いため、この中で不純物散乱の影響が非常に小さくな
る。また、抵抗低減層の材質をIn組成の高いInGa
Asにすることにより、格子散乱も低減でき、多数キャ
リアの移動度は極めて高くなる。
【0013】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、抵抗
低減層内では不純物散乱や格子散乱の影響が非常に小さ
くなり、多数キャリアの移動度は極めて高くなる。従っ
て、効果的にソース抵抗を低減することができ、これに
より相互コンダクタンスを向上させることができる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明における第1実施例を図に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す
構造図であり、本発明をInP基板上に作成したIn
0.52Al0.48As/In0.80Ga0.20As pseud
omorphic HEMTに適用した例である。
【0015】製造方法は、半絶縁性InP基板101上
にノンドープIn0.52Al0.48Asバッファ層102を
100nm、ノンドープIn0.80Ga0.20Asチャネル
層103を15nm、ノンドープIn0.52Al0.48As
スペーサ層104を5nm、n型In0.52Al0.48As
ドープ層105を15nm、ノンドープIn0.52Al
0.48Asゲートコンタクト層106を10nm、ノンド
ープIn0.80Ga0.20As抵抗低減層107を10n
m、n型In0.53Ga0.47Asキャップ層108を20
nmを順次MBE法を用いて形成した。ここでInP基
板及びノンドープIn0.52Al0.48Asバッファ層で構
成された部分が、特許請求の範囲の半導体基板に相当す
る。またn型にドープしたドープ層とキャップ層のキャ
リア濃度はいずれもnd =5×1018cm-3とした。
【0016】成膜したウエハに、Au−Ge/Ni/A
uからなるソース電極110およびドレイン電極111
を形成し、アニールを行ってオーミック接合を得る。そ
の後、ゲート電極を形成する部分を、例えば50%クエ
ン酸水溶液:30%過酸化水素水=1:1を用いて7℃
で40秒程度エッチングし、InGaAsのキャップ層
と抵抗低減層とを選択的に除去する、いわゆるリセスエ
ッチングを行う。このエッチング液はInAlAsを溶
かす速度がInGaAsを溶かす速度に比べて10倍程
度遅いために、丁度InAlAsゲートコンタクト層6
を露出させたところでエッチングを停止させることがで
きる。リセスエッチングの後、Ti/Alからなるゲー
ト電極109を蒸着し、図1の構造を得る。
【0017】図2は図1のソース・ゲート間の断面2−
2のバンド構造を示したものである。電子はバンドの窪
みに蓄積される性質があり、実施例に示したような膜厚
およびキャリア濃度に設定することにより、電子はチャ
ネル層103に加えて抵抗低減層107にも2DEGと
して蓄積される。またチャネル層103と抵抗低減層1
07はノンドープ層であるため、これら2層内では不純
物散乱の影響は非常に少ない。
【0018】以上のような構成により、ソース・ゲート
間は2つの2DEGによって電子が輸送できるため、従
来に比べてソース抵抗を大幅に低減することができる。
またこの結果、数式1よりゲート直下部分の真性相互コ
ンダクタンスが高くなり、素子の高速作動が可能とな
る。図3は図1のゲート直下の断面3−3のバンド構造
を示したものである。キャップ層108と抵抗低減層1
07とをエッチングにより除去した後のゲート直下の部
分は、図7に示したバンド構造とまったく同一であり、
ゲートコンタクト層106、ドープ層105、スペーサ
層104がすべて空乏化し、ゲート電極に加えたバイア
ス電圧によってチャネル層103に蓄積された2DEG
の量を制御できるように膜厚が設計されている。
【0019】(第2実施例)本発明はInAlAs/I
nGaAsに限定されるわけではなく、他の材質を用い
たHEMTにも応用できる。図4は本発明の第2の実施
例の構造図であり、GaAs基板上に作成したAlGa
As/InGaAs pseudomorphic H
EMTに適用した例である。半絶縁性GaAs基板20
1上に、ノンドープGaAsバッファ層202を500
nm、ノンドープIn0.20Ga0.80Asチャネル層20
3を15nm、ノンドープAl0.20Ga0.80Asスペー
サ層204を5nm、n型Al0.20Ga0.80Asドープ
層205を30nm、ノンドープAl0.20Ga0.80As
ゲートコンタクト層206を10nm、ノンドープIn
0.20Ga0.80As抵抗低減層207を10nm、n型G
aAsキャップ層208を20nmを順次MBE法を用
いて形成した。ここで、n型にドープした層のキャリア
濃度はいずれもnd =2×1018cm-3とした。
【0020】その後、第1実施例と同様にキャップ層2
08上にAu−Ge/Ni/Auでソース電極210お
よびドレイン電極211を形成し、キャップ層208お
よび抵抗低減層207とを選択的に除去した後ゲート電
極209を形成することで、図4のようなHEMTを得
る。以上のような構成においても、第1実施例同様、電
子はチャネル層103に加えて抵抗低減層107にも2
DEGとして蓄積される。従って、ソース・ゲート間は
2つの2DEGによって電子が輸送でき、従来に比べて
ソース抵抗を大幅に低減することができる。この結果、
真性相互コンダクタンスが高くなり、素子の高速作動が
可能となる。
【0021】本発明第1,第2実施例によれば、ショッ
トキー電極(ゲート電極)は抵抗低減層を完全にエッチ
ング除去した後に形成されているため、たとえば抵抗低
減層をInGaAsで形成した場合にIn組成を高めて
もゲート耐圧にはなんら影響は及ぼさない。加えて、ゲ
ート形成時に除去すべき抵抗低減層と残すべきゲートコ
ンタクト層とは異なる材質で構成されているため、抵抗
低減層が溶解しやすく、ゲートコンタクト層が溶解しに
くいエッチング液を用いることにより、容易にエッチン
グ深さを制御でき、精度良くかつ再現性良く素子を製造
することができる。
【0022】なお、キャップ層と抵抗低減層とを除去す
る手法としては、例えばCCl2 2 :He=1:1の
ガスによるプラズマを用いたドライエッチングを用いれ
ば、AlGaAsのゲートコンタクト層206表面でエ
ッチングを停止させることができる。あるいは、NaO
HとH2 2 とH2 Oとを混合したいわゆるP/Aエッ
チング液を用いても良い。
【0023】また、第1および第2の実施例で示したI
nGaAs層の組成は特に実施例に限定するものではな
く、Inの組成に応じた臨界膜厚を越えないように膜厚
を設定することで、Inの組成を変えた抵抗低減層でも
ソース抵抗低減の効果を得ることができる。また以上説
明した材料系の他にも、本発明を適用できるHEMTと
してたとえばAlGaAs/GaAsが考えられる。こ
の場合には抵抗低減層としてノンドープのGaAsある
いはInGaAsを用いることで、ソース・ドレイン間
に複数の2DEGを発生させ、ソース抵抗を低減するこ
とができる。
【0024】なお、Inの組成を高めると材料の格子定
数も大きくなり、他の材料との格子定数ミスマッチが問
題になるが、InGaAs層の膜厚を臨界膜厚と呼ばれ
る膜厚以下に保つことにより良好な結晶成長を行うこと
ができる。また、本実施例では第1電導型としてn型を
用いた。これは多数キャリアである電子の移動度が正孔
の移動度に比べて非常に大きいためであるが、本発明は
これに限られたものではなく正孔を多数キャリアとする
p型を用いても何ら差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における高電子移動度電界
効果トランジスタを示す図である。
【図2】図1におけるソース・ドレイン間の2−2断面
のバンド構造を示す図である。
【図3】図1におけるゲート直下の3−3断面のバンド
構造を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例における高電子移動度電界
効果トランジスタを示す図である。
【図5】従来構造のIn0.52Al0.48As/In0.80
0.20As pseudomorphic HEMT構
造の高電子移動度電界効果トランジスタを示す模式図で
ある。
【図6】図5におけるソース・ドレイン間の6−6断面
のバンド構造を示す図である。
【図7】図5におけるゲート直下の7−7断面のバンド
構造を示す図である。
【符号の説明】
101 半絶縁性InP基板 102 ノンドープIn0.52Al0.48Asバッファ層 103 ノンドープIn0.80Ga0.20Asチャネル層 104 ノンドープIn0.52Al0.48Asスペーサ層 105 n型In0.52Al0.48Asドープ層 106 ノンドープIn0.52Al0.48Asゲートコンタ
クト層 107 ノンドープIn0.80Ga0.20As抵抗低減層 108 n型In0.53Ga0.47Asキャップ層 109 Au−Ge/Ni/Auソース電極 110 Ti/Alゲート電極 111 Au−Ge/Ni/Auドレイン電極 201 半絶縁性GaAs基板 202 ノンドープGaAsバッファ層 203 ノンドープIn0.20Ga0.80Asチャネル層 204 ノンドープAl0.20Ga0.80Asスペーサ層 205 n型Al0.20Ga0.80Asドープ層 206 ノンドープAl0.20Ga0.80Asゲートコンタ
クト層 207 ノンドープIn0.20Ga0.80As抵抗低減層 208 n型GaAsキャップ層 209 Au−Ge/Ni/Auソース電極 210 Ti/Alゲート電極 211 Au−Ge/Ni/Auドレイン電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、前記半導体基
    板よりも大きな電子親和力を有し、多数キャリアを走行
    させるチャネル層と、 前記チャネル層上に形成され、前記チャネル層よりも小
    さな電子親和力を有して電子を供給する第1電導型で高
    不純物濃度のドープ層と、 前記ドープ層上に形成され、前記ドープ層とほぼ等しい
    電子親和力を有するゲートコンタクト層と、 前記ゲートコンタクト層上に形成され、前記ゲートコン
    タクト層よりも大きな電子親和力を有する、不純物を添
    加しない抵抗低減層と、 前記抵抗低減層上に形成され、前記抵抗低減層よりも小
    さな電子親和力を有して多数キャリアを供給する第1電
    導型で高不純物濃度のキャップ層と、 前記ゲートコンタクト層上に形成され、前記ゲートコン
    タクト層の酸化を防止する第1電導型で高不純物濃度の
    キャップ層と、 前記キャップ層上に形成され、前記キャップ層とオーミ
    ック接合する電極と、 前記キャップ層とオーミック接合する二つの電極の間
    に、前記キャップ層側から前記ゲートコンタクト層に達
    する溝を設け、露出した前記ゲートコンタクト層表面に
    形成された、前記ゲートコンタクト層とショットキー接
    合をする電極とを備えることを特徴とするヘテロ接合型
    電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された不純物を添加
    しないゲートコンタクト層と、 前記ゲートコンタクト層上に形成され、前記ゲートコン
    タクト層の酸化を防止する高不純物濃度のキャップ層
    と、 前記キャップ層側から前記ゲートコンタクト層に達する
    溝を有するヘテロ接合型電界効果トランジスタにおい
    て、 前記ゲートコンタクト層と前記キャップ層の間に、前記
    ゲートコンタクト層と前記キャップ層よりも大きな電子
    親和力を有する、不純物を添加しない抵抗低減層を形成
    し、この抵抗低減層の一部が前記溝によって除去されて
    いることを特徴とするヘテロ接合型電界効果トランジス
    タ。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板は、多数キャリアを走行
    させるチャネル層と、前記チャネル層上に形成され、前
    記チャネル層よりも小さな電子親和力を有して電子を供
    給する第1電導型で高不純物濃度のドープ層とを含み、 前記キャップ層上に、前記キャップ層とオーミック接合
    する電極と、 露出した前記ゲートコンタクト層表面に、前記ゲートコ
    ンタクト層とショットキー接合をする電極とを形成した
    ことを特徴とする請求項2記載のヘテロ接合型電界効果
    トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記チャネルと前記ドープ層の間に、多
    数キャリアの散乱を抑えるスペーサ層を形成することを
    特徴とする請求項1乃至3記載のヘテロ接合型電界効果
    トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記第1電導型はn型であり、多数キャ
    リアは電子であることを特徴とする請求項1乃至4記載
    のヘテロ接合型電界効果トランジスタ。
JP25558293A 1993-10-13 1993-10-13 ヘテロ接合型電界効果トランジスタ Pending JPH07111327A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6144049A (en) * 1997-02-05 2000-11-07 Nec Corporation Field effect transistor
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