JPH0711128A - シジアンジアミド及びメラミンを含有する防炎性ポリアミド - Google Patents
シジアンジアミド及びメラミンを含有する防炎性ポリアミドInfo
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- JPH0711128A JPH0711128A JP6042751A JP4275194A JPH0711128A JP H0711128 A JPH0711128 A JP H0711128A JP 6042751 A JP6042751 A JP 6042751A JP 4275194 A JP4275194 A JP 4275194A JP H0711128 A JPH0711128 A JP H0711128A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/315—Compounds containing carbon-to-nitrogen triple bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3477—Six-membered rings
- C08K5/3492—Triazines
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- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Fireproofing Substances (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防炎性ポリアミド
【構成】 ジシアンジアミド及びメラミンを含有する防
炎性ポリアミド
炎性ポリアミド
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ジシアンジアミド及び
メラミンを含有する防炎性ポリアミドに関する。
メラミンを含有する防炎性ポリアミドに関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリアミドを防炎化するためのいくつか
の炎抑制剤は、すでに知られており、それはたとえばメ
ラミン（米国特許第４５０４６１１号明細書）及びジシ
アンジアミド（ドイツ特許第３９０９１４５号明細書）
である。
の炎抑制剤は、すでに知られており、それはたとえばメ
ラミン（米国特許第４５０４６１１号明細書）及びジシ
アンジアミド（ドイツ特許第３９０９１４５号明細書）
である。
【０００３】しかしながら、メラミンを炎抑制剤として
使用した場合、いくつかの欠点を伴う。ポリアミドを処
理する場合、メラミンはブルームする傾向があり、それ
によってそれの一部が表面に移行し、そして例えば射出
成形物中にやっかいな被覆を生じる。更に、メラミン
は、例えば米国特許第４００１１７７号明細書に記載さ
れるように、ポリアミドに難溶性であり、それがポリア
ミド中に均一にメラミンを分散するのを極めて困難とす
る。この理由のために、ポリマー中のメラミンの存在は
溶解されない増量剤の存在に似ている。この増量剤は、
機械的品質を強く妨害し、そして樹脂はその半透明外観
を失い、白色に変わる。また、ポリアミド繊維材料の製
造での使用可能性──製造の間極めて微細に粉砕された
増量剤でさえノズルの閉塞及び繊維の引裂きを導く──
は、極めて限定される。しかしながら、メラミンの最大
の欠点は、ポリアミド用炎抑制剤として使用した場合、
ポリアミドが十分に防炎性でないことにある。
使用した場合、いくつかの欠点を伴う。ポリアミドを処
理する場合、メラミンはブルームする傾向があり、それ
によってそれの一部が表面に移行し、そして例えば射出
成形物中にやっかいな被覆を生じる。更に、メラミン
は、例えば米国特許第４００１１７７号明細書に記載さ
れるように、ポリアミドに難溶性であり、それがポリア
ミド中に均一にメラミンを分散するのを極めて困難とす
る。この理由のために、ポリマー中のメラミンの存在は
溶解されない増量剤の存在に似ている。この増量剤は、
機械的品質を強く妨害し、そして樹脂はその半透明外観
を失い、白色に変わる。また、ポリアミド繊維材料の製
造での使用可能性──製造の間極めて微細に粉砕された
増量剤でさえノズルの閉塞及び繊維の引裂きを導く──
は、極めて限定される。しかしながら、メラミンの最大
の欠点は、ポリアミド用炎抑制剤として使用した場合、
ポリアミドが十分に防炎性でないことにある。
【０００４】単独でジシアンアミドを使用することは、
欠点を伴う。例えば、この事実はドイツ特許第３９０９
１４５号明細書にジシアンジアミドもブルームする傾向
があり、それによって射出成形物中に又はメラミンを単
独で使用する場合のようにポリアミドそれ自体を加工処
理する際にやっかいな被覆を生じる。ジシアンアミド単
独で備えるポリアミドの機械低品質も満足のいくもので
はない。しかしながら、単独でジシアンアミドを炎抑制
剤として使用することの最大の欠点は、ポリアミドが引
続きの加工処理の間にジシアンアミドによって強く分解
されることにある。
欠点を伴う。例えば、この事実はドイツ特許第３９０９
１４５号明細書にジシアンジアミドもブルームする傾向
があり、それによって射出成形物中に又はメラミンを単
独で使用する場合のようにポリアミドそれ自体を加工処
理する際にやっかいな被覆を生じる。ジシアンアミド単
独で備えるポリアミドの機械低品質も満足のいくもので
はない。しかしながら、単独でジシアンアミドを炎抑制
剤として使用することの最大の欠点は、ポリアミドが引
続きの加工処理の間にジシアンアミドによって強く分解
されることにある。
【０００５】ポリアミド用炎抑制剤として使用されるメ
ラミンとシアヌル酸又はイソシアヌル酸の組合せも（米
国特許第４００１１７７号明細書）に記載されている。
しかしドイツ特許第２７４００９２号明細書から公知の
ように、これらの炎抑制剤組合せが使用された場合、ブ
ルームも大部分に現れる。更に、満足な防炎性を得るた
めに少なくとも１０重量％の濃度でこれらの炎抑制剤組
合せを加える必要がある。更に、この炎抑制剤組合せを
備えたポリアミドの機械的品質は、炎抑制剤不含の対応
するポリアミドの品質よりも悪い。
ラミンとシアヌル酸又はイソシアヌル酸の組合せも（米
国特許第４００１１７７号明細書）に記載されている。
しかしドイツ特許第２７４００９２号明細書から公知の
ように、これらの炎抑制剤組合せが使用された場合、ブ
ルームも大部分に現れる。更に、満足な防炎性を得るた
めに少なくとも１０重量％の濃度でこれらの炎抑制剤組
合せを加える必要がある。更に、この炎抑制剤組合せを
備えたポリアミドの機械的品質は、炎抑制剤不含の対応
するポリアミドの品質よりも悪い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、した
がってポリアミド用炎抑制剤を見出すことであり、これ
はブルームもなく、溶解されない増量剤に類似した方法
でポリマー中に残存もしない。このことは、本発明の炎
抑制剤がポリアミドの機械的品質を小部分でしか又は全
く妨害しないこと及びポリアミドの不透明外観を変えな
いことを意味する。
がってポリアミド用炎抑制剤を見出すことであり、これ
はブルームもなく、溶解されない増量剤に類似した方法
でポリマー中に残存もしない。このことは、本発明の炎
抑制剤がポリアミドの機械的品質を小部分でしか又は全
く妨害しないこと及びポリアミドの不透明外観を変えな
いことを意味する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、したが
ってジシアンジアミド及びメラミンを含有することを特
徴とする防炎性ポリアミドである。
ってジシアンジアミド及びメラミンを含有することを特
徴とする防炎性ポリアミドである。
【０００８】炎抑制剤の混合物を含有するポリアミド
は、ホモー又はコポリアミドのどちらかであることがで
きる。これらは、例えば、ラクタム、アミノ酸の重合に
よって、又はジアミン及びジカルボン酸の重合によって
得られる。ポリアミドの例としては、ε- カプロラクタ
ム、アミノヘキサン酸、７- アミノヘプタン酸、１１-
アミノデカン酸、９- アミノノナン酸及びα- ピロリド
ン、α- ピペリドンの重合によって得られるポリアミ
ド、又はジアミン、例えばヘキサエチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミンとメタキシリレンジアミンとジカル
ボン酸、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバシン酸、二塩基性ドデカン酸及びグルタル酸と
の重縮合によって得られるポリマー、又は上記化合物の
共重合によって得られるポリマーである。
は、ホモー又はコポリアミドのどちらかであることがで
きる。これらは、例えば、ラクタム、アミノ酸の重合に
よって、又はジアミン及びジカルボン酸の重合によって
得られる。ポリアミドの例としては、ε- カプロラクタ
ム、アミノヘキサン酸、７- アミノヘプタン酸、１１-
アミノデカン酸、９- アミノノナン酸及びα- ピロリド
ン、α- ピペリドンの重合によって得られるポリアミ
ド、又はジアミン、例えばヘキサエチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミンとメタキシリレンジアミンとジカル
ボン酸、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバシン酸、二塩基性ドデカン酸及びグルタル酸と
の重縮合によって得られるポリマー、又は上記化合物の
共重合によって得られるポリマーである。
【０００９】これらは、たとえば、ポリカプロラクタム
（ナイロン６）、ポリヘキサメチレンアジピン酸アミド
（ナイロン６６）、ポリヘキサメチレンアゼライン酸ア
ミド（ナイロン６９）、ポリヘキサメチレンセバシン酸
アミド（ナイロン６１０）、ポリヘキサメチレンドデカ
ンジオン酸アミド（ナイロン６１２）、ポリピロリドン
（ナイロン６）、ポリカプリルラクタム（ナイロン
８）、ポリ（Ω- アミノウンデカン酸）（ナイロン１
１）、ポリ（Ω- ドデカンラクタム）（ナイロン１
２）、及びそのコポリマー及びターポリアミド、たとえ
ばナイロン６／６６、ナイロン６／１２、ナイロン６／
６Ｔであり、その際Ｔはテレフタル酸、ナイロン６６／
ＢＡＣ６を示し、その際ＢＡＣは１，３- 又は１，４-
ビス- アミノシクロヘキサン、ナイロン６／６６／１２
及びナイロン６／６１０／ＰＡＣＭ１０を示し、その際
ＰＡＣＭは４，４'-ジアミノジシクロヘキシルメタンを
示す。
（ナイロン６）、ポリヘキサメチレンアジピン酸アミド
（ナイロン６６）、ポリヘキサメチレンアゼライン酸ア
ミド（ナイロン６９）、ポリヘキサメチレンセバシン酸
アミド（ナイロン６１０）、ポリヘキサメチレンドデカ
ンジオン酸アミド（ナイロン６１２）、ポリピロリドン
（ナイロン６）、ポリカプリルラクタム（ナイロン
８）、ポリ（Ω- アミノウンデカン酸）（ナイロン１
１）、ポリ（Ω- ドデカンラクタム）（ナイロン１
２）、及びそのコポリマー及びターポリアミド、たとえ
ばナイロン６／６６、ナイロン６／１２、ナイロン６／
６Ｔであり、その際Ｔはテレフタル酸、ナイロン６６／
ＢＡＣ６を示し、その際ＢＡＣは１，３- 又は１，４-
ビス- アミノシクロヘキサン、ナイロン６／６６／１２
及びナイロン６／６１０／ＰＡＣＭ１０を示し、その際
ＰＡＣＭは４，４'-ジアミノジシクロヘキシルメタンを
示す。
【００１０】好ましいポリアミドは、ナイロン６、ナイ
ロン６６、ナイロン６１０、ナイロン６１２、ナイロン
１１及びナイロン１２である。ポリアミドを防炎するた
めに、ジシアンジアミド及びメラミンを、所望の重量関
係で通常の混合装置、たとえば粉末ミキサー、たとえば
流床- ミキサー、回転ミキサー容器、回転混合器具を有
するミキサーたとえばプロ- シエア（Plough-share)ミ
キサー又はパドル撹拌機中でポリアミドに添加する前に
混合して均一混合物となす。
ロン６６、ナイロン６１０、ナイロン６１２、ナイロン
１１及びナイロン１２である。ポリアミドを防炎するた
めに、ジシアンジアミド及びメラミンを、所望の重量関
係で通常の混合装置、たとえば粉末ミキサー、たとえば
流床- ミキサー、回転ミキサー容器、回転混合器具を有
するミキサーたとえばプロ- シエア（Plough-share)ミ
キサー又はパドル撹拌機中でポリアミドに添加する前に
混合して均一混合物となす。
【００１１】この均一混合物約９５重量％は、２５μｍ
より小さい粒子サイズを有し、混合物約５０重量％は１
０μｍより小さい粒子サイズを有しなければならない。
更に易流動性助剤、湿潤剤、分散剤及び定着剤のような
通常の添加物を、必要な場合この炎抑制剤に加えること
ができる。次いで生じる炎抑制剤の所望の百分率を、防
炎性にするポリアミドと再び通常の混合装置、たとえば
押出機、スクリュータイプ押出機、押出加工処理、射出
成形機又はブラベンダー又はバンバリーミル中で混合す
る。しかし予め混合なしに対応するポリアミドにジシア
ンジアミド及びメラミンを加えることも可能である。混
合が終った時に、２つの炎抑制成分の所望の百分率及び
重量割合を個々に対応するポリアミドに直接加え、得ら
れた三成分混合物を、上述の混合装置の１つ中で混合す
る。一般に、上記のその可能な方法の１つに従って得ら
れる三成分混合物を次いで溶融し、更に押出又は射出成
形処理によって加工処理して所望の最終生成物となす。
溶融されたポリアミド混合物を加工処理して粒状物とな
す。しかし、他の加工処理技術、たとえば焼結又は加圧
成形も可能である。
より小さい粒子サイズを有し、混合物約５０重量％は１
０μｍより小さい粒子サイズを有しなければならない。
更に易流動性助剤、湿潤剤、分散剤及び定着剤のような
通常の添加物を、必要な場合この炎抑制剤に加えること
ができる。次いで生じる炎抑制剤の所望の百分率を、防
炎性にするポリアミドと再び通常の混合装置、たとえば
押出機、スクリュータイプ押出機、押出加工処理、射出
成形機又はブラベンダー又はバンバリーミル中で混合す
る。しかし予め混合なしに対応するポリアミドにジシア
ンジアミド及びメラミンを加えることも可能である。混
合が終った時に、２つの炎抑制成分の所望の百分率及び
重量割合を個々に対応するポリアミドに直接加え、得ら
れた三成分混合物を、上述の混合装置の１つ中で混合す
る。一般に、上記のその可能な方法の１つに従って得ら
れる三成分混合物を次いで溶融し、更に押出又は射出成
形処理によって加工処理して所望の最終生成物となす。
溶融されたポリアミド混合物を加工処理して粒状物とな
す。しかし、他の加工処理技術、たとえば焼結又は加圧
成形も可能である。
【００１２】ポリアミドのタイプによって、ポリマーは
全部で約１〜３０重量％、好ましくは３〜２０重量％ジ
シアンジアミド及びメラミンを含有する。ジシアンアミ
ドとメラミンの重量割合は、ほぼ０．１と３ないし１の
間、好ましくは０．５と２ないし１の間、もっと好まし
くは１と１．５ないし１の間である。
全部で約１〜３０重量％、好ましくは３〜２０重量％ジ
シアンジアミド及びメラミンを含有する。ジシアンアミ
ドとメラミンの重量割合は、ほぼ０．１と３ないし１の
間、好ましくは０．５と２ないし１の間、もっと好まし
くは１と１．５ないし１の間である。
【００１３】炎抑制剤組合せに加えて、ポリアミドも、
必要な場合、通常の量の通常の添加物、たとえば安定化
剤、酸化防止剤、ＵＶ安定剤、着色剤、顔料、柔軟剤、
活性増量剤、たとえばマイカ、チヨーク、シリケート、
ケイ酸、石英粉末、グラフアイト等々を含有する。更に
防炎性ポリアミドは強化用繊維たとえばガラス繊維又は
炭素繊維も含有する。
必要な場合、通常の量の通常の添加物、たとえば安定化
剤、酸化防止剤、ＵＶ安定剤、着色剤、顔料、柔軟剤、
活性増量剤、たとえばマイカ、チヨーク、シリケート、
ケイ酸、石英粉末、グラフアイト等々を含有する。更に
防炎性ポリアミドは強化用繊維たとえばガラス繊維又は
炭素繊維も含有する。
【００１４】必要ならば、ほかの炎抑制剤を加えること
ができる。特にこれらはハロゲンを含有しない。これら
の個々の成分に反して、ジシアンジアミドとメラミンの
組合せは、加工処理されたポリアミドからブレームする
傾向がない。更に及び再度これら個々の成分に反して、
ポリマーの機械的品質は、炎抑制剤混合物を添加した後
にほとんど妨害されない。反対にこれらはある程度まで
改良される。更に炎抑制剤を備えたポリアミドは、炎抑
制剤不含のポリアミドと同一の不透明な外観を有する。
ができる。特にこれらはハロゲンを含有しない。これら
の個々の成分に反して、ジシアンジアミドとメラミンの
組合せは、加工処理されたポリアミドからブレームする
傾向がない。更に及び再度これら個々の成分に反して、
ポリマーの機械的品質は、炎抑制剤混合物を添加した後
にほとんど妨害されない。反対にこれらはある程度まで
改良される。更に炎抑制剤を備えたポリアミドは、炎抑
制剤不含のポリアミドと同一の不透明な外観を有する。
【００１５】本発明に請求された、ジシアンジアミド及
びメラミンを含有するポリアミドは、たとえば成形物、
たとえば家庭電化製品及びそのパーツのためのものを製
造するのに適し、良好な表面は、たとえばカバー又は露
出住宅に望まれる。これらは、薄肉パーツ、シート材料
及び繊維の製造に特に適する。
びメラミンを含有するポリアミドは、たとえば成形物、
たとえば家庭電化製品及びそのパーツのためのものを製
造するのに適し、良好な表面は、たとえばカバー又は露
出住宅に望まれる。これらは、薄肉パーツ、シート材料
及び繊維の製造に特に適する。
【００１６】
【実施例】次の例中、次のポリアミドは炎抑制剤仕上げ
を備えている： ＰＡ６ ナイロン６ （ウルトラアミド Ｂ４、ＢＡ
ＳＦ社） ＰＡ６６ ナイロン６６（ドレタン Ａ３１、バイエル
社） ＰＡ１２ ナイロン１２（ベストアミド Ｌ１６２１、
ヒユルス社） ポリアミドの防炎性を、アンダーライターラボラトリー
Ｎｏ．９４（ＵＬ９４）燃焼テストに従って調べる。更
にポリアミドを、機械的品質に関して、たとえば引張強
さ、三点曲げ弾性率、衝撃強さ及びノッチ付衝撃値に関
してテストする。 〔例１〕ジシアンジアミド及びメラミンの１：１混合物
５重量％を、サイストリッツ社によって製造されたダブ
ル- スクリュー押出機でＰＡ６に加え、そしてこの混合
物を加工処理して粒状物となす。押出温度は２７０℃で
ある。その後、粒状物を加工処理してスラブとなす。ス
ラブは増量剤不含ポリアミドを用いる場合の様に半透明
外観を有する。 〔例２〕０．５：１の割合で、ジシアンジアミドとメラ
ミンの混合物を製造し、ダブル- スクリュー押出機によ
って、例１に記載した様に５重量％の濃度でＰＡ６にま
げ合せる。 〔例３〕例１と同様に、１：１の割合でジシアンジアミ
ドとメラミンの混合物をＰＡ６に加える。 〔例４〕ダブル- スクリュー押出機で、ＰＡ６６をジシ
アンジアミドとメラミンの１：１混合物５重量％と共に
２９０℃で押出し、粒状化し、次いで加工処理してスラ
ブとなす。 〔例５〕ＰＡ１２をジシアンジアミドとメラミンの１：
１混合物５重量％と共に２００℃で押出し、粒状化し、
加工処理してスラブとなす。 〔例６〕ＰＡ６６をジシアンジアミドとメラミンの２：
１混合物２０重量％及びベトロテックス社（ヴィトロフ
ィル ＣＳ３００）からの短いガラスフアイバー２５重
量％と共に３００℃で加工処理して均一混合物となす。Ｖ１−Ｖ４ 例１と同様に、ＰＡ６を添加される炎抑制剤なしで（Ｖ
１）、メラミン５重量％と（Ｖ２）、ジシアンジアミド
５重量％と（Ｖ３）、そしてメラミンシアヌラート５重
量％と（Ｖ４）共に粒状化し、次いで加工処理してスラ
ブとなす。
を備えている： ＰＡ６ ナイロン６ （ウルトラアミド Ｂ４、ＢＡ
ＳＦ社） ＰＡ６６ ナイロン６６（ドレタン Ａ３１、バイエル
社） ＰＡ１２ ナイロン１２（ベストアミド Ｌ１６２１、
ヒユルス社） ポリアミドの防炎性を、アンダーライターラボラトリー
Ｎｏ．９４（ＵＬ９４）燃焼テストに従って調べる。更
にポリアミドを、機械的品質に関して、たとえば引張強
さ、三点曲げ弾性率、衝撃強さ及びノッチ付衝撃値に関
してテストする。 〔例１〕ジシアンジアミド及びメラミンの１：１混合物
５重量％を、サイストリッツ社によって製造されたダブ
ル- スクリュー押出機でＰＡ６に加え、そしてこの混合
物を加工処理して粒状物となす。押出温度は２７０℃で
ある。その後、粒状物を加工処理してスラブとなす。ス
ラブは増量剤不含ポリアミドを用いる場合の様に半透明
外観を有する。 〔例２〕０．５：１の割合で、ジシアンジアミドとメラ
ミンの混合物を製造し、ダブル- スクリュー押出機によ
って、例１に記載した様に５重量％の濃度でＰＡ６にま
げ合せる。 〔例３〕例１と同様に、１：１の割合でジシアンジアミ
ドとメラミンの混合物をＰＡ６に加える。 〔例４〕ダブル- スクリュー押出機で、ＰＡ６６をジシ
アンジアミドとメラミンの１：１混合物５重量％と共に
２９０℃で押出し、粒状化し、次いで加工処理してスラ
ブとなす。 〔例５〕ＰＡ１２をジシアンジアミドとメラミンの１：
１混合物５重量％と共に２００℃で押出し、粒状化し、
加工処理してスラブとなす。 〔例６〕ＰＡ６６をジシアンジアミドとメラミンの２：
１混合物２０重量％及びベトロテックス社（ヴィトロフ
ィル ＣＳ３００）からの短いガラスフアイバー２５重
量％と共に３００℃で加工処理して均一混合物となす。Ｖ１−Ｖ４ 例１と同様に、ＰＡ６を添加される炎抑制剤なしで（Ｖ
１）、メラミン５重量％と（Ｖ２）、ジシアンジアミド
５重量％と（Ｖ３）、そしてメラミンシアヌラート５重
量％と（Ｖ４）共に粒状化し、次いで加工処理してスラ
ブとなす。
【００１７】表１中に、燃焼テストの結果、引張強さ
（ＴＳ）、三点曲げ弾性率（Ｅ）、衝撃強さ（ＩＳ）及
びノッチ付衝撃値（ＮＢ）を要約する。
（ＴＳ）、三点曲げ弾性率（Ｅ）、衝撃強さ（ＩＳ）及
びノッチ付衝撃値（ＮＢ）を要約する。
【００１８】
【表１】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ０１Ｆ 6/90 ３０１ 7199−3Ｂ (72)発明者 ルードルフ・ライヒエンベルガー オーストリア国、4030リンツ、アンガーラ ーホーフウエーク、14
Claims (9)
- 【請求項１】 シジアンジアミド及びメラミンを含有す
ることを特徴とする防炎性ポリアミド。 - 【請求項２】 ジシアンジアミド及びメラミン１〜３０
重量％の全量を含有する、請求項１記載の防炎性ポリア
ミド。 - 【請求項３】 ジシアンジアミドとメラミンを０．１と
３ないし１の間の割合で含有する、請求項１記載の防炎
性ポリアミド。 - 【請求項４】 防炎性ポリアミドの製造用ジシアンジア
ミド及びメラミンの均一混合物。 - 【請求項５】 混合物約９５重量％は、２５μｍより小
さい粒子サイズを有し、混合物の約５０重量％は１０μ
ｍより小さい粒子サイズを有する、請求項４記載の均一
混合物。 - 【請求項６】 必要な場合、通常の添加物を含有する、
請求項４記載の均一混合物。 - 【請求項７】 ポリアミドをジシアンジアミド及びメラ
ミンと混合する、防炎性ポリアミドの製造方法。 - 【請求項８】 ジシアンジアミド及びメラミンを先ず所
望の重量割合で混合し、次いでこの混合物をポリアミド
に加える、請求項７記載の方法。 - 【請求項９】 薄肉パーツ、シート材料及び繊維の製造
に、請求項１記載の防炎性ポリアミドを使用する方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| AT495/93 | 1993-03-15 | ||
| AT49593A AT401523B (de) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | Flammfeste polyamide mit einem gehalt an dicyandiamid und melamin |
| DE4312441A DE4312441A1 (de) | 1993-03-15 | 1993-04-16 | Flammfeste Polyamide mit einem Gehalt an Dicyandiamid und Melamin |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711128A true JPH0711128A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=25592928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6042751A Withdrawn JPH0711128A (ja) | 1993-03-15 | 1994-03-14 | シジアンジアミド及びメラミンを含有する防炎性ポリアミド |
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|---|---|---|---|---|
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| DE4141861A1 (de) * | 1991-12-18 | 1993-06-24 | Du Pont Int | Flammwidrige polyamide |
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-
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- 1994-03-14 JP JP6042751A patent/JPH0711128A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2008505243A (ja) * | 2004-07-20 | 2008-02-21 | アルケマ フランス | 不燃性ポリアミド粉末と、その溶融凝結法での使用 |
| KR100898895B1 (ko) * | 2004-07-20 | 2009-05-21 | 아르끄마 프랑스 | 내연 폴리아미드 분말 및 융합 소결 공정에서의 이의 용도 |
| EP4096896A4 (en) * | 2020-01-29 | 2023-10-25 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | 3D PRINTING WITH FIRE RETARDANTS |
Also Published As
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