JPH0711112Y2 - 荷役車両のクランプ装置 - Google Patents

荷役車両のクランプ装置

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JPH0711112Y2
JPH0711112Y2 JP11367889U JP11367889U JPH0711112Y2 JP H0711112 Y2 JPH0711112 Y2 JP H0711112Y2 JP 11367889 U JP11367889 U JP 11367889U JP 11367889 U JP11367889 U JP 11367889U JP H0711112 Y2 JPH0711112 Y2 JP H0711112Y2
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holding
arm
arms
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swing
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JP11367889U
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Inventor
健二 尾崎
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、荷幅にばらつきがあったり、又は荷幅が異な
る2個の荷物を一括挟持するのに好適な荷役車両のクラ
ンプ装置に関する。
[従来の技術] 従来、荷役車両のクランプ装置として、互いに対峙する
各一対の挟持腕と、これら挟持腕を対峙方向へ駆動する
駆動機構とを有するものが知られている。
このクランプ装置において、例えば第4図に示すよう
に、移送能率向上のため、荷幅にばらつきがあったり、
荷幅が多少異なる2個の荷物a、bを各一対の挟持腕10
4、105でそれぞれ独立に挟持して一括輸送することが行
なわれる。この場合、荷物a、bの一方側の各挟持腕10
4は、共通の保持体(図示せず)に固定されているの
で、一方の挟持腕104がより小さい荷幅をもつ荷物bを
挟持することができず、移動時に荷物bが位置ずれした
り、更には、落下させてしまったりする場合がある。
この問題の改良のために、実開昭58-134398号公報のク
ランプ装置は、各荷物の上側に配設される左右一対の上
側挟持腕の根元部を保持体に別々に枢着して上下方向に
独立揺動可能とし、更に、両挟持腕をリンクすることに
より、一方の挟持腕の上方への揺動と連動して他方の挟
持腕が下方へ揺動する構成を採用している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記公報のクランプ装置は本来、ロール
をクランプするものであって、左右一対の上側挟持腕が
上下方向に揺動するため、例えば荷物の平坦上面を押圧
する場合、上側挟持腕の実質の押圧面が線状化してしま
い、荷物が車両前後方向へ変位するのを阻止しにくいと
いう不具合があった。
本考案は、上記した問題に着目してなされたものであ
り、荷幅にばらつきがあったり、荷幅が多少異なる2個
の荷物を、一対の挟持腕要素により独立かつ安定に挟持
可能な荷役車両のクランプ装置を提供することをその解
決すべき技術課題としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の荷役車両のクランプ装置は、昇降装置の前部に
配設されて互いに対峙する一対の挟持腕要素と、該挟持
腕要素を対峙方向へ相対移動させる駆動機構とを有し、
一方の挟持腕要素が、隔設された一対の挟持腕と、該挟
持腕の各々と係合して該各挟持腕を上記対峙方向に独立
して案内する保持体と、該保持体に枢支されて両揺動端
が上記各挟持腕と遊動可能に連節した揺動腕とを包含す
るという構成を採用している。
[作用] 一対の挟持腕要素が相対的に近づく向きに駆動されて荷
幅が異なる2個の荷物を挟持する際、保持体に枢支され
た揺動腕は、その揺動を通じて連節する両挟持腕にそれ
ぞれ独立した動きを許容し、しかも両挟持腕の姿勢は保
持体の案内によって常に確保されているので、一方の挟
持腕が大きな荷幅の荷物を挟持した後、保持体が更に進
動すると、揺動腕の揺動に伴って他方の挟持腕のみが単
独に進動を継続し、小さな荷幅の荷物も同時に挟持す
る。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を第1図〜第3図に
従い説明する。
第1図において、フォークリフト(図示せず)のマスト
(図示せず)に沿って昇降されるリフトブラケット(図
示せず)の前面に回転機構(図示せず)を介して板状の
クランプベース1が設けられており、クランプベース1
の回転軸心は車両の前後方向に設定されている。クラン
プベース1の前面には互いに平行な各一対のレールホル
ダ2a、2bが上記回転軸心に対して直角に固定されてお
り、断面コ字状の各レールホルダ2a、2bの直線溝にそれ
ぞれレール3a、3bが抜差し自在に保持されている。レー
ル3a、3bにはガイドローラ(図示せず)が設けられてそ
の移動抵抗の低減が図られており、レール3a、3bの移動
にはそぞれ独立の油圧シリンダ(図示せず)が用いられ
ている。
レール3aとレール3bとは各レールホルダ2a、3aから互い
に逆向きに突出しており、レール3a、3bの先端にはそれ
ぞれ、挟持腕要素が設けられている。レール3bに設けら
れた一方の挟持腕要素は保持体5と挟持腕7とからな
る。長方形板状の保持体5はレール3bに架設されてお
り、保持体5の前面両端には一対の挟持腕7が固定され
ている。挟持腕7はL字形状を有しており、保持体5に
固定される根元部と、この根元部から直角方向に伸びて
車両前方に突出する挟持部とからなっている。
他方の挟持腕要素は保持体6と揺動腕8と挟持腕9とか
らなり、保持体6はレール3aに架設されている。保持体
4の前面両端にはレール3a、3bと平行な直線案内溝60を
有する案内部6が設けられており、保持体4の中央部に
は枢支孔40が車両前後方向に貫設されている。枢支孔40
には保持体4の背面から枢支ピン41が貫入されており、
枢支ピン41は保持体4の前面に隣接して配設された長方
形板状の揺動腕8の枢支孔81に貫入されて揺動腕8を枢
支している。枢支ピン41には更にワッシャ42が嵌着され
ていて、枢支ピン41の先端部に設けられた貫通小孔43に
抜け止め用のコッターピン(図示せず)が貫入されてい
る。揺動腕8の前面両端部には案内ピン82がそれぞれ圧
入されており、各案内ピン82は、挟持腕9の根元部に貫
設された案内長孔91を左右方向遊動自在に貫通してお
り、その先端の貫通小孔84に貫入されたコッターピン
(図示せず)はワッシャ83を介して挟持腕9の離脱を規
制している。挟持腕9もまたL字形状を有し、その各片
はそれぞれ挟持部及び根元部と呼ばれる。更にまた、挟
持腕9の根元部の外側面に摺動部92が設けられており、
摺動部92は、案内部6の直線案内溝60に摺動自在に嵌合
している。保持体4の左右方向の横幅は、揺動腕8の左
右方向の横幅よりも多少長大に形成されていて、揺動腕
8が両案内部6の間で揺動可能となっている。また、揺
動腕8は保持体4よりも対峙方向(レール3aの延長方
向)外側に延在しており、この対峙方向外側に延在した
揺動腕8の背面両端部に係止片85(第2図、第3図参
照)が突設されている。この係止片85は保持体4との衝
接により、揺動腕8の過大な揺動を規制するためのもの
である。
以下、このクランプ装置の動作を第2図、第3図を参照
して説明する。
まず、第4図に示す従来のクランプ装置と同様に、挟持
腕7をパレットに挿入してレール3a、3b(第1図参照)
を図示上下方向に駆動すると挟持腕7、9が互いに接近
し、まず、左側の挟持腕9が大きな荷幅の荷物aを挟持
して静止する。更に、レール3aを下向きに駆動すると保
持体4が下方に移動し、それにつれて揺動腕8が枢支ピ
ン81を揺動中心として揺動する。この揺動により、各案
内ピン82は案内長孔91中を遊動して、揺動腕8の他端に
遊動可能に連節する右側の挟持腕9が下向きに移動し、
小さな荷幅の荷物bを安定に挟持する。このとき、挟持
腕9の姿勢は案内部6に案内されて常に下向きに安定に
維持されている。
荷物a、bを挟持した状態において、上記したレール3
a、3bを駆動する油圧シリンダの挟持力は、保持体4及
び揺動腕8を介して左右の挟持腕9、9に均等に配分さ
れる。
上記した本発明のクランプ装置は第1図の回転クランプ
型式に限定されず、例えば、非回転型式、荷物の片側の
挟持腕だけが伸縮する型式、挟持腕が左右方向にのみ伸
縮する型式などのクランプ装置にも当然、応用すること
ができる。
[考案の効果] 上記説明したように、本発明のクランプ装置は、被挟持
品の片側において隔設された一対の挟持腕を挟持方向に
独立して案内する保持体と、保持体に枢支されて各挟持
腕と遊動可能に連節する揺動腕とを包含しているので、
荷幅にばらつきがあったり、または荷幅が元々異なる2
個の荷物を左右方向に並置して挟持する場合でも、各荷
物を常時均等な挟持力で挟持することができる。また、
当然、挟持腕との各当接部位において荷幅にばらつきの
ある単一荷物の挟持にも好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクランプ装置の一実施例を示す分解斜
視図、第2図はこの装置の要部正面図、第3図は揺動腕
8の揺動を示す要部正面図、第4図は従来のクランプ装
置のパレット載置状態を示す模式正面図である。 4……保持体 8……揺動腕 9……挟持腕

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降装置の前部に配設されて互いに対峙す
    る一対の挟持腕要素と、該挟持腕要素を対峙方向へ相対
    移動させる駆動機構とを有し、一方の挟持腕要素が、隔
    設された一対の挟持腕と、該挟持腕の各々と係合して該
    各挟持腕を上記対峙方向に独立して案内する保持体と、
    該保持体に枢支されて両揺動端が上記各挟持腕と遊動可
    能に連節した揺動腕とを包含してなる荷役車両のクラン
    プ装置。
JP11367889U 1989-09-28 1989-09-28 荷役車両のクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0711112Y2 (ja)

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JPH0351800U JPH0351800U (ja) 1991-05-20
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