JPH0711064Y2 - 用紙先端の分離装置 - Google Patents

用紙先端の分離装置

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JPH0711064Y2
JPH0711064Y2 JP1990067368U JP6736890U JPH0711064Y2 JP H0711064 Y2 JPH0711064 Y2 JP H0711064Y2 JP 1990067368 U JP1990067368 U JP 1990067368U JP 6736890 U JP6736890 U JP 6736890U JP H0711064 Y2 JPH0711064 Y2 JP H0711064Y2
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JP
Japan
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paper
roll paper
claw
support
leading edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990067368U
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JPH0426957U (ja
Inventor
正浩 小酒井
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロール状に巻かれた用紙(以下、ロールペーパ
ーという)の先端を分離するのに用いられる用紙先端の
分離装置に関する。
〔従来の技術〕
ロールペーパーの先端を分離する手段として、例えば第
4図に示すものがある。
即ち、ベルト1上方に近接して固定爪2を設けておき、
該ベルト1上にロールペーパーRPをその先端が固定爪に
向かうようにして乗せ、ベルトを駆動するのである。す
ると、ロールペーパー1は矢印の向きに回転し、用紙の
先端が固定爪2によって分離され、ベルト1とベルト3
とに挟まれて送り出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来技術では、用紙が正しい円筒(或いは円柱)な
ら問題ないが変形した場合に固定爪2に用紙先端が掛か
らない場合がある。芯なし用紙の場合には特に変形によ
る問題がある。
又、ロールペーパーの径との関係で爪の配置が定められ
ているため、径の小さなもの、例えば既に途中まで使用
してしまったロールペーパーについては、固定爪に対す
る用紙先端の当接条件が未使用のものと異なるため、爪
の先端が用紙の先端に当接せず、分離が行なわれないと
の問題がある。
更に、用紙分離時以外は爪を用紙に当てておく必要はな
く、常時爪が用紙の外周に当接していると、爪先端の
摩耗により分離機能が劣化してしまう、爪先端が用紙
にキズをつけてしまうことが防げない、との問題があ
る。
本考案は、上記の問題を解消し、ロールペーパーの直径
や形状が異なっても確実に用紙先端の分離を行なうこと
のできる、用紙先端の分離装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案に係る用紙先端の分離
装置においては、尖った先端がロールペーパー収容部に
突入する爪を、支持体に回動自在に支持し、爪の支持位
置を爪の自重で先端が前記ロールペーパー収容部側に突
入する位置とし、前記支持体を枠体に回動自在に支持
し、前記用紙通路に用紙が無い時には前記支持体を前記
用紙通路と交叉させるようになすとともに、前記用紙通
路に用紙が引き出された時には該用紙によって前記支持
体が回動させられて前記爪が前記ロールペーパー収容部
から退避するように前記支持体の一部を前記用紙通路と
交差する方向に回動付勢する。
また、支持体の回動付勢力を自重とすると効果的であ
る。
〔作用〕
爪の先端は自重による回転力でロールペーパーの周面に
当接維持される。
〔実施例〕
第2図において、水平方向に対向して一対の弯曲板4R,4
Lが設けられ、さらに、これらによる対向空間の下方に
ロールペーパー回転用のベルト5及び用紙挟持搬送用の
ベルト6の各部分が位置している。
ベルト5は右から順にローラー5R-1,5R-2,5R-3,5R-4の
順に掛け回されている。
ローラー5R-1,5R-2,5R-3は左下りの略直線上に間隔をお
いて配置され、ローラー5R-4はローラー5R-3の上方に位
置している。ここでローラー5R-2は弯曲板4R,4L間の中
心を通る垂線の右側の位置にある。
次に、ベルト6はローラー5R-2とローラー5R-4との間の
ベルト5に上方から圧接する態様でローラー6R-1,6R-2
に巻き回されている。ローラー6R-1は弯曲板4R,4Lの間
の中心より左にずれた位置にあり、このローラー6R-1に
対し、ローラー6R-2は左側上方に位置している。
駆動源は、ローラー5R-1〜5R-4ないしローラー6R-1,6R-
2の中の何れと連結してもよい。
ローラー6R-1と6R-2との間で、ベルト5とベルト6は共
通に圧接した状態にあり、これらのベルト間に分離後の
用紙が挟まれて搬送されるのであって、これを引き出し
用紙通路11と称する。
また、この圧接部たる引き出し用紙通路11ではベルト間
の摩擦力により、一方のベルトを移動させると他方のベ
ルトがつれ動く関係にある。従って、ベルト5或いはベ
ルト6の何れかを駆動側にして駆動力を与えれば他方は
従動される。
用紙に分離に際しては前記ベルトの共通圧接部が矢印で
示されるように左方向に向けて移動されるように駆動さ
せる。
次に、ローラー6R-1と同心に該ローラーよりも径の大き
いローラー7Rが回転自在に設けられている。
これら弯曲板4L,4R、ローラー5R-2,ローラー7Rで囲まれ
た空間をロールペーパー収容部8と称する。
このロールペーパー収容部には先端分離に供されるべき
ロールペーパーが、その先端が左に引き出される態様で
収容される。図の例では径の大きいロールペーパーRP1
が収容されており、また、2点鎖線で示すように径の小
さいロールペーパーRP2の収容も可能である。
これらのロールペーパーは径の大小に拘らずローラー6R
-1及びローラー5R-2上に自動的に乗る。
ローラー6R-1の軸6R-1Jの近傍(若しくは同心)には軸
9が設けられる。さらにこの軸9には長板状の支持体10
が回動自在に設けられている。軸9は枠体20に設けられ
ている。
軸9による支持体10の支持位置は支持体10の重心位置よ
りも右側に片寄っている。つまり、支持体10は自重によ
るモーメントの作用で常時、軸9を中心とする反時計回
りの向きに回動付勢されるよう重量配分された位置で支
持されており、この付勢力による回動は枠体20に植設さ
れたストッパーピン12により阻止されている。
ストッパーピン12により回動を阻止された状態を支持体
10のホームポジションとすれば、このホームポジション
では第3図に示すように支持体10の左端は引き出し用紙
通路11と交叉する関係にあり、右端はロールペーパーRP
1の外周の外側に在る。また、第3図に示されるように
ロールペーパーの幅Wはベルトから爪14まで及んでい
る。
支持体10の右端部には爪14が軸15により回動自在に支持
されている。
この軸15による爪14の支持位置も、爪14の重心位置から
外してあり、その位置は爪14の尖った先端14Aが、自重
によるモーメントの作用でロールペーパー収容部8側へ
突入する態位(第1図に2点鎖線で示される態位)で安
定する位置に重量配分された部位に定めてある。
又、第1図に明らかなように爪14の尖った先端14Aを含
むロールペーパー対向面は内側に弯曲した弯曲面14Bを
以て形成されていて、この弯曲面14Bの曲率は、用いら
れるロールペーパーの最小外径より小さく設定されてお
り、ロールペーパーの径が小さくても常に尖った先端14
Aがロールペーパー外周面に当接するようになってい
る。
従って、ロールペーパー収容部8にロールペーパーRP1
を収容したときにも勿論爪14の尖った先端14Aは該ロー
ルペーパーRP1の外周に当接する。ロールペーパーRP2を
収容したときも同様である。
例えば、ロールペーパーRP1を収容したとき、爪14は第
1図ないし第2図のように爪の尖った先端14Aがロール
ペーパーの外周に当接している。
この状態でベルト5,6が回動されると、それに伴っなっ
てベルト5によりロールペーパーRP1も矢印方向つまり
時計回りの向きに回転される。やがて用紙先端が爪14部
に至り、その尖った先端14Aにより分離されて引き出し
用紙通路11に挟み込まれて引き出されていく。
やがて、ロールペーパーから引き出された用紙先端は、
引き出し用紙通路11と交叉している支持体10の左端部に
当接して、これを押し上げて進む。これにより、支持体
10は時計回りの向きに回動させられ、爪14はロールペー
パーの外周から離間する。従って、以後は、用紙との摺
接による爪の無用の摩耗が防止されると同時にロールペ
ーパー自身が傷付けられることも回避される。
さらに、用紙は、プリントヘッド16とプラテンローラ17
の間を通過する。その間に印字がなされる。そして、送
りローラ18R,19Rを経て巻き取り軸21のスリットにその
先端が挟み込まれ、該巻き取り軸21の回転により巻き取
られる。
径の小さいロールペーパーRP2をロールペーパー収容部
8に収容した場合にも前記に準じて用紙先端部分離がな
される。
なお、用紙に引掛かる等して爪が逆向きになることを防
止するため第1図に符号17,18に示す如く、支持体10の
爪の揺動範囲を規制するストッパーピン17,18を植設す
るのが有効である。
以上の実施例において、爪14が重力によって略一定力で
ロールペーパーの外周面に沿っているために、ロール外
径や曲率の変化に影響されず用紙の先端の分離引き出し
が行なわれる。又、爪の動作には人工的な動力源を一切
必要としない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、爪先端による用紙のキズや、爪先端摩
耗を可及的に少なくしつつ、ロールペーパーの直径や形
状が異なっても確実に用紙先端の分離を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る用紙先端の分離装置の要部を説明
した正面図、第2図は本考案を適用したプリンタの説明
図、第3図は第2図中のX-X矢視断面による概略説明
図、第4図は従来技術の説明図である。 8……ロールペーパー収容部、10……支持体、20……枠
体、14……爪、14A……尖った先端、RP1,RP2……ロール
ペーパー。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】尖った先端がロールペーパー収容部に突入
    する爪を、支持体に回動自在に支持し、爪の支持位置を
    爪の自重で先端が前記ロールペーパー収容部側に突入す
    る位置とし、前記支持体を枠体に回動自在に支持し、前
    記用紙通路に用紙が無い時には前記支持体を前記用紙通
    路と交叉させるようになすとともに、前記用紙通路に用
    紙が引き出された時には該用紙によって前記支持体が回
    動させられて前記爪が前記ロールペーパー収容部から退
    避するように前記支持体の一部を前記用紙通路と交叉す
    る方向に回動付勢した、用紙先端の分離装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の用紙先端の分離装置にお
    いて、前記支持体の回動付勢力を自重とした、用紙先端
    の分離装置。
JP1990067368U 1990-06-26 1990-06-26 用紙先端の分離装置 Expired - Lifetime JPH0711064Y2 (ja)

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JPH0426957U JPH0426957U (ja) 1992-03-03
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JPS546751Y2 (ja) * 1974-10-17 1979-03-30

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