JPH07110543B2 - 熱転写式両面印字装置 - Google Patents

熱転写式両面印字装置

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JPH07110543B2
JPH07110543B2 JP7641593A JP7641593A JPH07110543B2 JP H07110543 B2 JPH07110543 B2 JP H07110543B2 JP 7641593 A JP7641593 A JP 7641593A JP 7641593 A JP7641593 A JP 7641593A JP H07110543 B2 JPH07110543 B2 JP H07110543B2
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康 雄 岡
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KOOPATSUKU KK
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AI II ESU KK
KOOPATSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写式両面印字装置
に関し、より詳しくは、情報処理装置の端末に使用さ
れ、2組のサーマルヘッドと転写リボンおよびシートカ
ッターを用いて印字用紙又は印字用フィルムの両面に印
字可能な、熱転写式両面印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙の両面に印字するには、一葉
毎にカットされた用紙の表面に印刷機で印刷し、それを
手動的または自動的に裏返してその裏面に印刷するよう
になっている。また、近時、情報処理システムのプリン
ターとして、供給される連続用紙の片面に熱転写により
印字する、熱転写プリンターが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、供給される連
続用紙に、コンピュータを用いて印字するものは、いず
れも片面印字だけの装置であり、両面印字の装置がなか
った。本発明はこのような課題を解決することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のような熱転写式両面印字装置を提供す
る。すなわち本発明は、複数個の発熱用抵抗体を有する
サーマルヘッドと、このサーマルヘッドの発熱用抵抗体
に電流を流し選択的発熱により加熱されて連続した印字
用紙又はフィルム上に印字をする熱転写リボンと、この
熱転写リボン及び印字用紙又はフィルムを搬送する第1
プラテンとを有し、前記連続した印字用紙又はフィルム
の供給側に臨んでいる第1印字機構と、複数個の発熱用
抵抗体を有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッド
の発熱用抵抗体に電流を流し選択的発熱により加熱され
て印字用紙又はフィルム上に印字をする熱転写リボン
と、この熱転写リボン及び印字用紙又はフィルムを搬送
する第2プラテンとを有し、前記印字用紙又はフィルム
の排出側に臨んでいる第2の印字機構と、前記第1印字
機構と第2印字機構との間に配設されて前記連続した印
字用紙又はフィルムを切断するシートカッターと、前記
シートカッターと前記第1印字機構との間にあって、前
記連続した印字用紙又はフィルムの先端を検知する用紙
先端検知用センサーとからなる熱転写式両面印字装置で
あって、前記第1印字機構は供給された前記連続した印
字用紙又はフィルムの両面のうち片面に印字し、この片
面に印字された前記印字用紙を前記シートカッターによ
って切断分離して別葉のシートとし、この切断されたシ
ートの未だ印字されていない他面を第2印字機構により
印字すると同時に、前記連続用紙側の新たな片面に第1
印字機構が次ぎの印字を独立的に行い、前記シート側と
前記連続用紙側とを重複処理することにより、印字用紙
の両面を印字することを特徴とする、熱転写式両面印字
装置である。
【0005】
【作用】上記構成において、用紙先端検知用センサー
は、送られてくる印字用紙またはフィルムの先端を検知
し、第1プラテンを逆回転させてその先端を第1印字機
構に合わせる。第1印字機構は、そのサーマルヘッドと
熱転写リボンとによって、印字用紙またはフィルムの両
面のうちの片面に印字する。シートカッターは、前記片
面に印字され、送られてくる印字用紙またはフィルムを
一定の長さに切断してシート状とし、連続用紙状の供給
側から解放して別葉とする。第2印字機構は、前記片面
に印字されかつ前記シートカッターで一定の長さに切断
されて供給側から解放され別葉となった印字用紙または
フィルムの、未だ印字されていない他の片面に、サーマ
ルヘッドと熱転写リボンによって印字する。前記切断と
同時に、連続用紙側は先端をもどして第1印字機構に位
置を合わせ、新たな片面に、次ぎの印字を独立的に行
い、前記第2印字機構と同第1印字機構とは同時に重複
処理を行う。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、以下、図面にした
がって本発明の構成が実際上どのように具体化されるか
を、その作用とともに説明する。図1は、本発明である
熱転写式両面印字装置の一実施例の装置説明図であり、
図中、Pは連続した印字用紙または連続した印字用フィ
ルム(以下、単に連続用紙Pという)である。この連続
用紙Pは、連続して巻かれた連続用紙となっており、そ
の一端が供給側(以下、上流側という)から排出側(以
下、下流という)に向かって矢印のように順次送られ
る。この連続用紙Pは、まず本装置における第1印字機
構1に連続用紙の状態で供給される。この第1印字機構
1は、連続用紙Pの下面(裏面)用の印字機構であり、
前記供給された連続用紙Pの下面(裏面)側に、サーマ
ルヘッド2が、自動式印字ヘッドアップレバー3によっ
て印字動作可能に取り付けられ、同連続用紙Pの上面
(表面)側に、プラテンローラ4が正逆回転可能にとり
つけられる。前記第1のプラテンローラ4は、図示しな
いセンター側のステップ情報に基づいて正逆いずれかの
方向に回転して、前記連続用紙Pを正確に搬送すること
ができる。また、同第1印字機構には、前記サーマルィ
ッド2に当接摺動可能な熱転写リボン2aがとりつけら
れている。前記サーマルヘッド2は、複数個の発熱用抵
抗体(図示せず)を有し、この発熱用抵抗体に電流を流
し、選択的発熱をさせることにより、前記熱転写リボン
2aを介して連続用紙P(である熱転写式用紙又は熱転
写式フィルム)に印字をする。
【0007】前記第1の印字機構(裏面用)1の下流に
は、第1の用紙先端検知用センサー5(以下、単にセン
サー5という)が配設されている。このセンサー5は、
前記供給された連続用紙Pの先端が通過するとその用紙
先端を検知するものである。前記センサー5の下流に
は、シートカッター6が配設されている。前記センサー
5で検知された用紙先端は、このシートカッター6まで
進み、その先端をきれいにカットされる。このシートカ
ッター6は、連続用紙Pの先端をカットするだけでな
く、後述のように、裏面印字済みの連続用紙Pを一葉ご
とにカットし、シートP1 ・シートP2 というように別
葉として次ぎの表面印字に備える。前記シートカッター
6の下流には、搬送用駆動ローラー対7があり、この搬
送用駆動ローラー対7は、前記シートカッター6によっ
て連続状態から切り離されて別葉となり独立したシート
(後述のP1 )を、その表裏(上下)面からくわえ込ん
で矢印のように回転し、下流に向かって搬送する。この
搬送用駆動ローラー対7は図示しないセンターからのス
テップ情報によって制御され、正確に回転してシートを
搬送する。この搬送用駆動ローラー対7の下流には、第
2の用紙先端検知用センサー8(以下、単にセンサー8
という)が配設されている。同センサー8は、前記シー
トカッター6で切断され分離されてなるシートP1の先
端を検知する。先端を検知された用紙Pは、同センサー
8の位置を通過して、さらに下流に設けられた第2の印
字機構9に送られる。この第2の印字機構9は、用紙P
の未だ印字されていない表面側に印字するための印字機
構であり、前記切断されて送られてきたシートP1 の上
面(表面)側に、サーマルィッド10が自動的印字ヘッ
ドアップレバー11によって印字動作可能に取り付けら
れている。また、同第2印字機構には、前記サーマルヘ
ッド10に当接摺動可能な熱転写リボン10aがとりつ
けられている。このサーマルヘッド10は、前記第1の
印字機構1のサーマルヘッド2と同じように、複数個の
発熱用抵抗体(図示せず)を有し、この発熱用抵抗体に
電流を流し、選択的に発熱させることにより、シートP
1 の未だ印字されていない表面(上面)に、熱転写リボ
ン10aを介して印字することができる。また、同シー
トP1 の下面側には、第2のプラテンローラ12が矢印
のように回転可能にとりつけられ、ステップ情報に基づ
いて、前記シートP1 をさらに下流の排出側に搬送する
構成になっている。
【0008】次ぎに同実施例の動作を、図1から図5ま
でを参照して順次説明する。まず前述の図1では、第1
プラテンローラ4が正転して連続用紙Pの先端がシート
カッター6の位置まで進んだ状態を示している。また、
印字しないときは、第1印字機構1はヘッドアップして
熱転写リボン2aの無用な消耗を防止することができ
る。ここで、連続用紙Pは、まず先端を一度カットさ
れ、その先端形状が整えられる。図2は、第1プラテン
ローラ4が逆回転して、連続用紙P先端を印字のスター
ト位置まで戻した図である。前記部1で、シートカッタ
ー6まで進んだ連続用紙Pは、先端カットの後、その先
端が直ちに図2のように戻されて、第1印字機構1のサ
ーマルヘッド2の上、すなわち印字スタートの位置に揃
えられる。これは、印字位置を正確にするための動作で
ある。
【0009】図3は、第1印字機構1で連続用紙Pの片
面である裏面に印字している図であり、第1プラテンロ
ーラ4が再び正転し、用紙P先端が下流に向かって進行
しつつ、第1印字機構1のサーマルヘッド2は、熱転写
リボン2aを介して連続用紙Pの裏面側に印字されるこ
とを示している。図4は、連続用紙Pを1シート分の長
さにカットする図であり、前図で裏面側のみに印字され
た連続用紙Pは、先端がさらに進行し、図示しないセン
ターからの電子的なデーター情報により、その連続用紙
の1シート分の長さの位置がシートカッター6までくる
と、そのシートカッター6が作動して、同連続用紙Pは
切断され、シートP1 は連続用紙Pから分離解放され
る。なお、1シート分の長さ情報は、装置にあらかじめ
ソフト的にインプットされており、第1プラテンローラ
4はデジタル制御で正確に正逆方向に回転できるもので
ある。
【0010】図5は、前図で連続用紙Pがカットされた
後の、分離解放されたシートP1 と次の連続用紙Pと
の、重複処理についての説明図である。前述のシートカ
ッター6でカットされてなるシートP1 の方は、搬送用
駆動ローラ体7の回転により下流に向かって搬送され
て、先端を第2センサー8で検知された上、第2プラテ
ンローラ12とサーマルヘッド10の間に挟まれ、かつ
第2プラテンローラ12の回転で搬送しながら、そのサ
ーマルヘッド10によって熱転写リボン10aを介して
シートP1 表面側に印字する。この、カットされたシー
トP1 の表面印字動作と同時に、前記シートP1 がカッ
トされた後、連続用紙Pの方は、ただちに第1プラテン
4の逆回転によって戻され、その連続用紙P先端を第1
印字機構1のサーマルヘッド2上に揃え、そのサーマル
ヘッド2で前記熱転写リボン2aを介して連続用紙P裏
面に印字する。この、サーマルヘッド2による裏面印字
は、前記カット解放されてなるシートP1 への、サーマ
ルヘッド10による表面印字とは独立して、しかも同時
にマルチ的に行われるので、多重処理となり、その結
果、表裏両面の印字が時間的に極めて効率よく行われる
こととなる。なお、前記カットが次ぎつぎに行われる
と、シートP1 、シートP2 、シートP3 という風に、
連続用紙Pから分離された別葉が形成される。このよう
に、第1印字機構で連続用紙の裏面に印字した後、その
印字した分についてシートカッターで切断し、連続用紙
の状態から分離解放して別葉とした上、前記裏面側に対
応する表面側に第2印字機構で印字するので、表裏の印
字は重複処理が可能となり、したがって処理時間が短縮
でき、効率がよい。また、最初に切断分離されたシート
も、最後に切断分離されたシートも、上下(表裏)両面
が完全に印字できるので、片面空白などの無駄が生ずる
ことなく、切断分離されたシートは全葉が有効に印字さ
れる。なお、熱転写リボンは、印字以外のときはヘッド
アップすることによって、そのリボンの消耗量を節約す
ることができる。
【0011】図6は、同実施例の動作を示すフローチャ
ート図であり、まず上位からシート単位(両面)のデー
ターを受信(F1)し、シート印字データーのフォーマ
ット展開(F2)はソフト的に行われる。次に、第1プ
ラテン4が正転駆動して連続用紙Pを下流に向けて進行
させながら、第1印字機構1のサーマルヘッド2で、熱
転写リボン2aを介してその連続用紙Pの裏面に片面印
字(F3)する。前記片面印字された連続用紙Pは、さ
らに下流に向かって進行し、その用紙先端が第1センサ
ー5に検知(F4)されるまで進行(F3,F4)す
る。前記用紙先端が前記第1のセンサー5に検知される
と、搬送用駆動ローラ体7は回転駆動(F5)して、そ
の連続用紙Pを進行させ、シートカット位置(F6)ま
でくると第1プラテン4と駆動ローラ体7を停止(F
7)させ、シートカッター6で連続用紙をカット(F
8)する。前記連続用紙をカットしてなるシートP
1 は、前記連続用紙Pから分離、解放(F8)される。
前記カット動作が完了しない場合(F9)は、前記F5
にもどり、カット完了するまで前記F5からF9までの
ステップを繰り返す。シートカットが完了する(F9)
と、連続用紙Pは第1プラテン4の逆回転により逆方向
に戻され(F10)、第1印字機構1のサーマルヘッド
2に連続用紙Pの印字すべき先端が印字(待機)位置か
どうかを判断(F11)させ、印字(待機)位置であれ
ば第1プラテン4は駆動停止(F12)し、待機する。
またはF1 にもどって次の印字動作を繰り返す。一方、
前記シートカット完了した場合(F9)、搬送用駆動ロ
ーラ体7の駆動回転と第2プラテン12の駆動回転によ
り、そのカットにより別葉となったシートP1 が進行す
るとともに、第2印字機構9のサーマルヘッド10によ
る表面印字が熱転写リボン10aを介して行われ(F1
3)、前記カットされてなるシートP1 の送りが完了し
たかどうかを判断(F14)し、完了しない場合は前記
F13に戻って回転を続け、送りが完了した場合は、搬
送用駆動ローラ体7を停止させ、第2プラテン12を停
止させ、第2印字機構9を停止(F15)させて待機す
る。またはF5にもどる。前記F10〜F12の連続用
紙P裏面印字処理と、F13〜F15のカットされたシ
ートP1 表面印字処理とは、それぞれ独立して同時に動
作し重複処理される。
【0012】図7は、同実施例のタイミングチャートで
あり、まず、データーを上位から装置が受信する(T
1)と、そのデータを印字展開(T2)し、第1プラテ
ン4を正転駆動(T3)して連続用紙Pを進行させなが
ら、その用紙Pの下部(裏面)側に第1印字機構1のサ
ーマルヘッド2で、熱転写リボン2aを介して片面(裏
面)側に印字(T4)をする。前記熱転写リボン2aを
介した片面印字(T4)が終わると、前記第1プラテン
4を引き続き正転して用紙を空送り(T3)し、その用
紙先端を第1センサー5で検出(T5)する。前記、用
紙先端検出(T5)により、搬送用駆動ローラー対7を
駆動(T7)して、さらに連続用紙先端を進行させる。
前記連続用紙が進行して、その用紙のカットすべき位置
(シート一葉の長さに相当し、装置側にソフト的にあら
かじめインプットされている)がシートカッター6まで
くると、前記ローラ対7と前記第1プラテン4とは共に
回転を停止(T7・T3)し、シートカッター6が動作
してその用紙を前記カット位置で切断(T6)する。そ
の結果、切断されてなるシートP1 と、母体である連続
用紙Pとは分離され、この分離後は、PとP1 両者は、
それぞれ別々に独立して動作する。前記カット(T6)
により、前記ローラ対7は再び駆動して前記分離された
方のシートP1 を下流の第2印字機構9に向けて搬送進
行(T7)させる。同時に、前記第1プラテン4は逆回
転して、前記連続用紙Pの先端を、前記第1印字機構1
のサーマルヘッド2上に戻し、最初の印字スタート位置
に揃えて停止(T8)し、次のデーターによる裏面側印
字に備える。さらに前記シートカット(T6)と同時
に、装置は再び上位データーを受信し(T1)、印字編
集展開してこの印字編集展開が完了(T2)すると、第
1プラテン4が正転駆動(T3)し、第1印字機構1が
連続用紙Pの裏面(下面)側に印字(T4)するなど、
最初の印字動作を繰り返す。前記T6でカットされ分離
されたシートP1 が、前記ローラ対7駆動で進行(T
7)してそのシートP1 先端が第2センサー8で検出
(T9)されると、第2のプラテン12が回転駆動(T
10)し、同シートP1 を進行させながら、そのシート
1 の未だ印字されていない方の片面、すなわち上面
(表面)側に第2の印字機構9のサーマルヘッド10で
熱転写リボン10aを介して熱転写による印字(T1
1)する。このシートP1 の上面(表面)側の印字が終
了した(T11)後も、前記第2のプラテン12はさら
に回転駆動を続け、同シートP1 を下流に送り出してか
らその回転を停止する(T10)。これと同時に、前記
回転中のローラ対7も回転を停止(T7)する。
【0013】以上、実施例について説明したように、本
発明は、連続印字用紙Pの先端を検知する用紙先端検知
用センサー5と、サーマルヘッド2を有し熱転写リボン
2aを介して連続用紙Pの下面(裏面)側に印字する第
1の印字機構1と、前記第1の印字機構で片面印字済み
の連続用紙を、1シート分の長さに切断分離するシート
カッター6と、サーマルヘッド10を有し熱転写リボン
10aを介して同用紙P1 の上面(表面)側に印字する
第2の印字機構9と、前記両印字機構1・9の間にあっ
て前記用紙Pを切断するシートカッター6とを揃えたの
で、同用紙Pの上下(表裏)面に重複処理で印字するこ
とができ、印字処理時間をスピードアップできる。ま
た、第1印字機構1で熱転写リボン2aを介して連続用
紙Pの裏面に印字した後、その印字した分についてシー
トカッター6で切断して、連続用紙Pの状態から別葉の
シートP1 とし、その別葉のシートの未だ印字されてい
ない表面側に、第2印字機構9で熱転写リボン10aを
介して印字する構成としたので、連続用紙から切り離さ
れた最初のシートの一葉も最後のシートの一葉も、すべ
て上下(表裏)面が有効に印字使用され、片側空白など
の無駄が生ずるおそれがなくなる。なお同実施例では、
第1印字機構と熱転写リボンで連続用紙の裏面を先に印
字し、カットしてシート化した後、表面を第2印字機構
と熱転写リボンで印字する構成としたが、本考案はこれ
に限るものではなく、先に表面を印字し、カットした後
に裏面を印字する構成としてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上本発明によれば、サーマルヘッドを
有し連続した印字用紙の片面側に熱転写リボンを介して
印字する第1印字機構と、サーマルヘッドを有し同用紙
の未だ印字されていない他の片面側に熱転写リボンを介
して印字する第2印字機構と、前記両印字機構の間にあ
って前記用紙を切断するシートカッターと、前記第1印
字機構とシートカッターとの間にあって前記連続した印
字用紙の先端を検知する用紙先端検知用センサーとを備
えたので、供給される連続印字用紙の先端を、その用紙
先端検知用センサーで検知し、その連続した印字用紙の
片面に、第1印字機構で熱転写リボンを介して印字した
後、その印字した分についてシートカッターで切断して
用紙の連続状態から別葉のシートとし、その別葉のシー
トの未だ印字されていない他の片面側に第2印字機構で
熱転写リボンを介して印字する構成とし、その第2印字
機構で熱転写リボンを介して印字中に、次の連続用紙の
新しい片面に前記第1印字機構で熱転写リボンを介して
同時に印字でき、この第1・第2の両印字機構の同時動
作による多重処理により、両面印字処理を高速化でき
る。また、第1印字機構で熱転写リボンを介して連続し
た印字用紙の片面に印字した後、その印字した分につい
てシートカッターで切断して、連続用紙の状態から別葉
のシートとし、そのシートの未だ印字されていない他の
片面側に第2印字機構で熱転写リボンを介して印字する
構成としたので、連続用紙から切り離された最初の一葉
のシートも最後の一葉のシートも、すべて両面が有効に
印字され、片面空白などのシートの発生を防ぎ、無駄を
防止することがでる。さらに、熱転写リボンを有するの
で、普通の印字用紙又は印字フィルムに印字することが
できる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成ならびに動作の説明図
である。
【図2】同実施例の動作説明図である。
【図3】同実施例の動作説明図である。
【図4】同実施例の動作説明図である。
【図5】同実施例の動作説明図である。
【図6】同実施例の動作説明のためのフローチャート図
である。
【図7】同実施例の動作説明のためのタイミングチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 第1印字機構 2 第1サーマルヘッド 2a 熱転写リボン 5 第1用紙先端検知用センサー 6 シートカッター 9 第2印字機構 10 第2サーマルヘッド 10a 熱転写リボン P 連続用紙(印字用紙または印字フィルム) P1 Pからカットされてなるシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/48 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の発熱用抵抗体を有するサーマルヘ
    ッドと、このサーマルヘッドの発熱用抵抗体に電流を流
    し選択的発熱により加熱されて連続した印字用紙又はフ
    ィルム上に印字をする熱転写リボンと、この熱転写リボ
    ン及び印字用紙又はフィルムを搬送する第1プラテンと
    を有し、前記連続した印字用紙又はフィルムの供給側に
    臨んでいる第1印字機構と、 複数個の発熱用抵抗体を有するサーマルヘッドと、この
    サーマルヘッドの発熱用抵抗体に電流を流し選択的発熱
    により加熱されて印字用紙又はフィルム上に印字をする
    熱転写リボンと、この熱転写リボン及び印字用紙又はフ
    ィルムを搬送する第2プラテンとを有し、前記印字用紙
    又はフィルムの排出側に臨んでいる第2の印字機構と、 前記第1印字機構と第2印字機構との間に配設されて前
    記連続した印字用紙又はフィルムを切断するシートカッ
    ターと、 前記シートカッターと前記第1印字機構との間にあっ
    て、前記連続した印字用紙又はフィルムの先端を検知す
    る用紙先端検知用センサーとからなる熱転写式両面印字
    装置であって、 前記第1印字機構は供給された前記連続した印字用紙又
    はフィルムの両面のうち片面に印字し、この片面に印字
    された前記印字用紙を前記シートカッターによって切断
    分離して別葉のシードとし、この切断されたシートの未
    だ印字されていない他面を第2印字機構により印字する
    と同時に、前記連続用紙側の新たな片面に第1印字機構
    が次ぎの印字を独立的に行い、前記シート側と前記連続
    用紙側とを重複処理することにより、印字用紙の両面を
    印字することを特徴とする、熱転写式両面印字装置。
JP7641593A 1993-03-11 1993-03-11 熱転写式両面印字装置 Expired - Lifetime JPH07110543B2 (ja)

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