JP2011148118A - フォトブック作製システム - Google Patents

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耕二 松中
Toshihito Nozu
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Abstract

【課題】フォトブックのページ数が多い場合であっても円滑にフォトブックを作製することができる画像出力装置と製本機を備えたフォトブック作製システムを提供する。
【解決手段】画像出力装置101は、例えば、挿入された入力メディア122から画像データを入力すると(S801)出力モード選択画面を表示し、利用者に出力モードを選択させる(S803)。選択された出力モードがフォトブック作製の場合(S805のYes)、画像出力装置101は、ユーザに印刷する画像を4個選択させ(S807)、その4個の画像を印刷する(S809)。製本機601は、枚葉紙417を二つ折りにし(S817)、二つ折りにした枚葉紙417を閉じた状態で外側の面と隣接する二つ折りされた枚葉紙417の外側の面を合わせてのりづけもしくはホチキス等で綴じる(S819)。
【選択図】図16

Description

本発明は、両面印刷を行う画像出力装置と製本機を備えたフォトブック作製システムに関する。
近年、利用者が持ち込んだ記録媒体に記録されている画像データをプリントすることができる画像出力装置が実用化されている。利用者は画像データを画像出力装置に入力し出力モードを選び、プリント物を入手する。
一方、印刷方法の一つとして、サーマルヘッドにより熱転写シートを記録紙に圧接し、サーマルヘッドの発熱部である発熱素子を印刷する画像データに応じて発熱させ、熱転写シートの色材を記録紙に移行させて画像を記録する熱転写方式が知られている。また、熱転写方式によってロール紙の両面に画像データを印刷する両面印刷方法も考案されている。(特許文献1)
特願2008−292566
特許文献1に記載の印刷方法においては、複数個の画像をロール紙の両面に両面印刷することができることから、例えば、フォトブック等の作成を目的としたプリント物を出力することも可能である。
しかしながら、特許文献1に記載の印刷方法では、ロール紙に印刷するため、フォトブックのページ数が増す毎に、プリント連続長(=ロール紙を切断せずに連続してプリントする長さ)は長くなり、画像出力装置内のスペース確保が困難となり、またジャミング発生の確率が高くなる。
また、両面での印画位置ずれや画像欠陥が発生した場合、全てのプリントを破棄することになる。さらに、全ページ分を連続して印画した場合、ページ毎に蛇腹折りし、一方の頂点(すなわち、ページをめくる側)を断裁するための、厚みに対応したカッタが必要となり、カットによるずれ発生の可能性が生ずる。
また、全ての画像を選択してから1枚目のプリントを開始する必要があり、画像選択とプリント印画を並行して行うことが困難である。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、フォトブックのページ数が多い場合であっても円滑にフォトブックを作製することができる画像出力装置と製本機を備えたフォトブック作製システムを提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、画像データを出力する画像出力装置と製本機からなる、両面印刷で印刷されたフォトブックを作製するフォトブック作製システムであって、前記画像出力装置は、前記画像データを読み込む画像データ読込手段と、前記画像データ読込手段によって読み込まれた前記画像データの順序を制御する制御手段と、前記制御手段によって制御された前記画像データの順序に従って、前記画像データ読込手段によって読み込まれた前記画像データを前記フォトブックの4ページ分ごとに印画紙に両面印刷する印刷手段と、を具備し、前記製本機は、前記印刷手段によって画像データが印刷された前記印画紙を二つ折りにする二つ折り手段と、前記二つ折り手段で二つ折りされた前記印画紙を複数枚合わせて綴じる製本手段と、を具備することを特徴とするフォトブック作製システムである。
印画紙とは、枚葉紙またはロール紙である。フォトブックの4ページ分とは、枚葉紙であれば1枚分である。ロール紙の場合、フォトブックの4ページ分の画像データの印刷を行った後にカッタで切断する。
製本機は、フォトブックの4ページ分の画像データが印刷された印画紙を二つ折り(4ページ折りともいう。)にして、二つ折りされた印画紙を複数枚合わせて綴じることで、フォトブックを製本する。
画像データは、1ページに1個印刷しても良いし、1ページに複数個印刷しても良い。また、画像データは、製本後に向かい合う2ページ(=見開きページ)に跨って印刷しても良い。見開きページに跨って画像データを印刷する場合であっても、フォトブックのページ数としては2ページである。
第1の発明に係るフォトブック作製システムを使用することによって、フォトブックのページ数が増えても、プリント連続長は一定であり、プリンタ内のスペース確保、ジャミング対策を考慮したプリンタ設計が容易となる。また、プリント連続長が短く一定なので、両面印刷した画像のずれの発生確率が低減でき、もし画像のずれが発生した場合でも、そのページのみの再印刷で済む。
また、前記製本手段は、二つ折りされた前記印画紙の外側の面と隣接する二つ折りされた前記印画紙の外側の面とが対向するように閉じた状態で重ね合わせて綴じる。
この場合、前記印刷手段は、4ページ分の画像が選択される毎に、前記印画紙の第1の面に2ページ分の画像、第2の面に2ページ分の画像を印刷するものが望ましい。これにより、各ページの画像選択完了とともに画像印刷を開始することができ、画像選択と画像印刷の工程を並行して行うことが可能となる。その結果、フォトブック作製時間が大幅に短縮できる。
尚、前述したように、見開きページに跨って画像データを印刷する場合であっても、フォトブックのページ数としては2ページである。
また、前記製本手段は、二つ折りされた前記印画紙の内側の面と隣接する二つ折りされた前記印画紙の外側の面とが対向するように開いた状態で重ね合わせて、中央部分に沿って中綴じする。これにより、簡易な製本機でフォトブックを作製することができる。
この場合、前記制御手段は、総印画紙数をN、印画紙の印刷順序をnとした場合(1≦n≦N)、n枚目の第1の面の第1の印刷領域には(4N−(2n−1))番目に指定された画像、n枚目の第1の面の第2の印刷領域には2n番目に指定された画像、n枚目の第2の面の第1の印刷領域には(2n−1)番目に指定された画像、n枚目の第2の面の第2の印刷領域には(4N−(2n−2))番目に指定された画像を印刷するように、印刷の順番を制御するものが望ましい。これにより、ユーザが所望するページ順序通りのフォトブックを作製することができる。
本発明により、フォトブックのページ数が多い場合であっても円滑にフォトブックを作製することができる画像出力装置と製本機を備えたフォトブック作製システムを提供することができる。
画像出力装置101の構成を示すブロック図 画像出力装置101の概略斜視図 画像出力装置101のハードウエア構成図 プリンタ310aの一例を示す図 熱転写シート403a(403b)の平面構成の一例を示す図 枚葉紙417の断面構成の一例を示す図 プリンタ310b一例を示す図 プリンタ310cの一例を示す図 プリンタ310dの一例を示す図 プリンタ310eの一例を示す図 プリンタ310fの一例を示す図 搬送路425の一例を示す図 製本機601の構成の一例を示す図 製本パターンa607の一例を示す概略斜視図 製本パターンb701の一例を示す概略斜視図 製本パターンa607でフォトブックを作製する場合のフローチャート 製本パターンb701でフォトブックを作製する場合のフローチャート プリンタバッファ711へ画像を格納する場合のフローチャート 製本パターンa607の製本方法の一例を示す図 製本パターンb701の製本方法の一例を示す図 製本パターンb701の画像印画の一例を示す図 画像印画順の一例を示す図 製本パターンb701での複数ページの画像印画順の一例を示す図 プリンタバッファ格納順の一例を示す図 未印画時の搬送を行うプリンタ310gの一例を示す図 印画時の搬送を行うプリンタ310gの一例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像出力装置101の構成について説明する。図1は、画像出力装置101の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像出力装置101は、画像データ読込書込手段111、画像編集合成手段112、素材データベース113、プリント手段114、注文内容入力手段115、課金手段116等を備える。
画像データ読込書込手段111は、原稿121をスキャナ装置等の原稿読取装置により読み込んだり、予め画像データが記憶された入力メディア122から読み込んだりすることにより画像データを取得する。また、画像読込書込手段111は、画像出力装置101が作成した画像データを出力メディア123に記録することもできる。
入力メディア122および出力メディア123は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ミニSD(Secure Digital)カード、SDメモリカード、メモリスティック、xDピクチャカード、コンパクトディスク、USBメモリ等である。
なお、本実施の形態では、画像データ読込書込手段111として、スキャナ装置で原稿121を読み取る手段や、入力メディア122から画像データを読み取る手段のみを示しているが、被写体をデジタルカメラなどの撮像装置により撮影し、画像データを読み取る手段を備えてもよいし、いずれか1つの読取手段のみを備えるようにしてもよい。
画像編集合成手段112は、1個以上の入力、または選択した画像に対して、落書きやスタンプのような加工、画像データの切り抜き、変倍、切り抜いた画像の他の画像への貼り付け、などの画像編集を対話的に行う対話型インタフェース手段と、画像処理プログラムで構成される。合成編集で扱う画像データとしては、素材データベース113が保持する素材画像データやフレーム画像などを使用する。
プリント手段114は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタで、両面印刷を行う熱転写型である。設置するプリンタは、1台でも複数台でも良く、片面印刷を行うプリンタと両面印刷を行うプリンタの双方を設置しても良い。プリント物124は、デジタルカメラ画像等の写真、シールプリント、はがき等であり、片面にプリントしたもの、両面にプリントしたものがある。印刷されたプリント物124は、複数のプリント取り出し口209に排出される。
注文内容入入力手段115は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示手段と一体化されたタッチパネルや、キーボード、マウス、トラックボール等である。
この注文内容入力手段115により、出力すべき注文内容を利用者に選択入力させる。例えば、読み取った画像のサムネイル画像を表示手段に表示したうえで、プリントする画像を選択させたり、プリント枚数やサイズを指定させたりする。
課金手段116は、利用者によるプリント物の注文内容に応じて課金処理を行い、利用者に入金を要求する。
次に、図2に沿って画像出力装置101の外観構成について説明する。
図2は、画像出力装置101の概略斜視図である。
図2に示すように、画像出力装置101には、タッチパネル付きのモニタ等であるモニタ画面201が配置されている。モニタ画面201は、操作の案内や操作の状況、読み込んだ画像データのサムネイル画像表示等を表示する表示手段としての機能を持つとともに、利用者に印刷する写真や印刷サイズ、画像処理、製本パターン等をタッチパネルに触れることで選択させる入力手段としての機能を持つ。
タッチパネル付きモニタ画面201の下部には、メディア挿入口202が設けられる。メディア挿入口202は、各種メディア(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM、USBメモリ等)の挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。
また、画像出力装置101の筐体内には、上記の各記録媒体の挿入口に対応して、それぞれの媒体の読取・書込み装置の本体(図示しない)が設置されている。各挿入口には、料金の徴収が完了するまで記録媒体を取り出せないようにシャッター(図示しない)を備えてもよい。
画像出力装置101の下段部には、料金投入口(硬貨投入口205、紙幣挿入口207)、返却ボタン206、返却口208、レシート取出口204、プリント物取出口209、プリント物取出口扉210等がそれぞれ配置されている。
料金投入口(205、207)、返却ボタン206、返却口208、レシート取出口204は、課金手段116として機能する。
利用者は、硬貨投入口205に硬貨を投入したり、紙幣挿入口207に紙幣を挿入したりすることにより料金を支払う。釣銭がある場合や、利用者が返却ボタン206を押した場合には返却口208から釣銭等が放出される。
また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口204から放出される。画像出力装置101の筐体内には、レシート取出口204に対応してレシート印刷用プリンタが設けられている。
プリント物取出口209からは印刷済みのプリント物(本発明の実施の形態では、フォトブック)が放出される。図2では、プリント物取出口209が3つ装備されている(209−1、209−2、209−3)。例えば、同じフォトブックを3冊作製する場合や3種類のフォトブックを作製する場合、3つのプリント物取出口209に1冊ずつフォトブックが放出されるようにしても良い。
プリント物取出口209の外側には、プリント物取出口209を覆うようにプリント物取出口扉210が設けられ、プリント物124の落下防止の役目を果たす。
利用者は、タッチパネル付きモニタ画面201に設けられたタッチパネルにより画像の選択、プリントの実行や製本パターンを指示し、指示に従ってプリンタ本体によって印刷され、プリント物取出口209から放出されるプリント物124を受け取る。
また、画像出力装置101の筐体内には、図示しないが、画像出力装置101の各構成部分を制御するための制御部を含むパソコンや、電圧の変換を行う電源ボックス、停電時に制御部のCPUやハードディスク等の破損を防ぐ無停電電源装置等が設けられる。
次に、図3を参照しながら、画像出力装置101のハードウエア構成について説明する。
画像出力装置101は、制御部301、記憶部302、入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)、各種メディア読込書込部304、シャッタ305、モニタ(タッチパネル付き)306、コインメック307、ビルバリ308、レシートジャーナル処理部309、プリンタ310等がバス311を介して接続される。
制御部301は、プログラムの実行を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成される。制御部301は、記憶部302等に格納されたプログラムに従って、バス311を介して接続された各装置を制御する。
記憶部302には、各構成部分を制御するプログラム、例えば、各記録メディアに対応する読込書込プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金処理プログラム、画像編集合成プログラム、注文内容入力処理プログラム、プリンタ制御用プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等のプログラムや、画像データ、各種制御データ等が格納されている。
これらのプログラム・コードは、制御部301により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)は、制御部301のROMや記憶部302に格納されているプログラムや情報の更新や、画像出力装置101の動作等の設定に用いられる。画像出力装置101を管理モードに切り替えて、入出力部303に更新用のCD−ROMを挿入し、データやプログラムの書き換えを行なったり、設定データの入力を行なったりする。
各種メディア読込書込部304は、画像データ読込書込手段111に相当する。シャッタ305は、メディア挿入口202に設けられ、記録メディア挿入口を開閉し、読取処理中あるいは課金処理が完了するまで記録メディアを取り出せないようにする。
モニタ306に表示された操作案内に従って、利用者はモニタ306に設置されたタッチパネルに触れることにより、画像入力時の画像選択や、プリント指示、プリント物出力までの一連の操作を行える。
コインメック307、ビルバリ308、レシートジャーナル処理部309は、課金手段116に相当し、硬貨投入、紙幣挿入、レシートの発行を行なう。
プリンタ310はプリント手段114に相当し、画像のプリント処理を行なう。
続いて、熱転写方式のプリンタ310の実施例について説明する。
図4は、プリンタ310aの一例を示す図である。
図4のプリンタ310aにおいて、417は枚葉紙、403a、403bは熱転写シート、405a、405bは熱転写シート供給ロール、407a、407bは熱転写シート巻取ロール、401a、401bはサーマルヘッド、411a、411bはプラテンローラ、409a、409bはニップローラ、413はセンサである。
その他、プリンタ310aは、図示を省略したローラや搬送路等で構成される枚葉紙の搬送機構、印刷制御を行う制御部を備える。
枚葉紙417は、両面印刷を行うべく給紙トレイ(図示しない)から搬送ローラ等により搬送される。枚葉紙417の詳細については後述する。熱転写シート403a(403b)には、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)等の色材層が設けられる。熱転写シート403a(403b)の詳細については、後述する。
熱転写シート供給ロール405a(405b)は、熱転写シート403a(403b)を巻き付けたもので、熱転写シート供給ロール405a(405b)に巻き付けられた熱転写シート403a(403b)は印刷時搬送され、後述のサーマルヘッド401a(401b)の発熱部を経由して、熱転写シート巻取ロール407a(407b)に巻き取られる。
サーマルヘッド401a(401b)は、発熱部、画像情報入力部、昇降部、制御部等(図示しない)を有する。
印刷を行う際、サーマルヘッド401a(401b)は、後述のプラテンローラ411a(411b)との間で熱転写シート403a(403b)と枚葉紙417を圧接するとともに、発熱部を構成する発熱素子を画像情報入力部より入力された画像データに応じて発熱させ、前記熱転写シート403a(403b)の色材層の色材を枚葉紙417に転写する。
プラテンローラ411a(411b)は円筒状であり、モータ等の駆動機構(図示しない)を備え、枚葉紙417を搬送する。プラテンローラ411a(411b)の円筒面では枚葉紙417が搬送されるとともに、サーマルヘッド401a(401b)による印刷が行われる。
ニップローラ409a(409b)は、枚葉紙417の搬送を補助するローラである。一組のニップローラ409a(409b)がサーマルヘッド401a(401b)を挟む位置にプラテンローラ411a(411b)と近接して設けられる。
印刷を行う際は、プラテンローラ411a(411b)とニップローラ409a(409b)で枚葉紙417を挟持しながら確実に搬送を行う。また、ニップローラ409a(409b)は平滑な表面を有し、枚葉紙417の表面に凹凸を生じさせることがない。
センサ413は、枚葉紙417に印刷される画像の位置を両面で合わせる際、例えば、枚葉紙417に形成された検知マークを検知する。検知マークは、枚葉紙417に印刷される、センサ413により検知可能な微小なマークである。例えば、センサ413を赤外線センサとして、検知マークをカーボンブラックを含む色材によって形成することなどができる。検知マークとセンサ413の組み合わせは種々考えられ、例えばセンサ413は赤外線センサなどとすることができる。
図4では、センサ413がサーマルヘッド401bに対して印刷方向(図4で右向)の下流側に設けられているが、センサ413の位置はこれに限らず、例えばサーマルヘッド401bに対して印刷方向の上流側に設けるようにしてもよい。
また、センサ413は、枚葉紙417の先端を検知するものであっても良い。この場合、枚葉紙417には検知マークを形成する必要はない。
次に、図5を参照しながら、本実施形態の熱転写シート403a(403b)の構成について説明する。
図5は、熱転写シート403a(403b)の平面構成の一例を示す図である。
熱転写シート403a(403b)は、基材シート上に色材層を設けたものである。熱転写シート403a(403b)としては、従来の知られた種々のものを使用可能である。
図5に示すように、熱転写シート403a(403b)の平面構成は、Y(イエロー)やM(マゼンダ)やC(シアン)の色材層を有する領域が面順次に設けられる。色材の転写順は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)となる。また図5に示した平面構成に限らず、例えば画像印刷後の画像を保護するための保護シート層を有する領域を熱転写シートの平面構成としてさらに加えてもよい。また、K(ブラック)の色材層を有する領域を平面構成としてさらに加えることもできる。加えて、印刷目的に応じて、金色・銀色の色材層・ホログラム層などを有する領域を加え、特色転写を行うこともできる。
次に、図6を参照しながら、本実施形態の枚葉紙417の詳細について説明する。
図6は、枚葉紙417の断面構成の一例を示す図である。
枚葉紙417は、紙材509の両面に、接着層507、多孔ポリプロピレンフィルム505、中間層503、受容層501が順次設けられる構成となっている。
枚葉紙の厚みは、最終的に形成される印刷物(フォトブック等)のページの質感にあわせて、厚さ50〜300μmのものを用いることが好ましい。
これらは、強度や耐熱性、色材の染着性など考慮して、様々な構成あるいは材料を用いることができる。
また、枚葉紙417の受容層501に熱転写シートの色材が転写されるが、この受容層501を両面に設けていることで、枚葉紙417の両面印刷が可能である。
続いて、プリンタ310aでの両面印刷方法の流れを説明する。本発明の実施の形態では、説明を簡単にする為に、1枚の枚葉紙417に対して、4個の画像を印刷する。すなわち、枚葉紙417の上面(第1の面)に2個の画像、下面(第2の面)に2個の画像をそれぞれ印刷する。すなわち、フォトブックの1ページに1個の画像を印刷する。しかしながら、1ページに複数個の画像を印刷するようにしても良い。また、製本後に向かい合う2ページ(=見開きページ)に跨って印刷しても良い。見開きページに跨って画像を印刷する場合であっても、フォトブックのページ数としては2ページである。以下、混乱を避けるため、画像は1個、2個、枚葉紙417(印画紙)は1枚、2枚、フォトブックのページは1ページ、2ページと数えることとする。
両面印刷の開始の際には、まず、熱転写シート403aのY(イエロー)の色材層が設けられた領域の一端がサーマルヘッド401aの位置に来るように頭出しが行われる。
加えて、枚葉紙417の最初の印刷画像の印刷開始位置がプラテンローラ411aの上部でサーマルヘッド401aの位置に来るように、枚葉紙417が搬送ローラ等により搬送される。
また、サーマルヘッド401aの両側近傍では、枚葉紙417がプラテンローラ411aとニップローラ409aで挟持されており、サーマルヘッド401aの位置では、枚葉紙417の下面(第2の面)がプラテンローラ411aに接し、枚葉紙417の上面(第1の面)がサーマルヘッド401aに対向する。
枚葉紙417をプラテンローラ411aとニップローラ409aで挟持するので、枚葉紙417の搬送を確実に行うことができる。
ついで、サーマルヘッド401aが、熱転写シート403aの下面(色材層が設けられた面)を枚葉紙417の上面(第1の面)に押し付ける。
すなわち、熱転写シート403aの下面と枚葉紙417の上面が接するように、サーマルヘッド401aとプラテンローラ411aの間で熱転写シート403aと枚葉紙417を重ね合わせて圧接する。
その後、枚葉紙417と熱転写シート403aを搬送しながら、印刷する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。
すなわち、サーマルヘッド401aの発熱部の発熱素子が画像データのY(イエロー)成分量に応じて発熱し、画像データのY(イエロー)成分量に応じた量だけ、熱転写シート403aのY(イエロー)の色材が枚葉紙417の上面(第1の面)に転写される。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド401aを上げて熱転写シート403aを枚葉紙417から離し、枚葉紙417を引き戻す。枚葉紙417を引き戻す量は、転写時枚葉紙417を搬送した量と同量であり、最初の印刷画像の印刷開始位置がサーマルヘッド401aと再び同じ位置になる。
また、サーマルヘッド401aの位置に熱転写シート403aのM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、熱転写シート403aを搬送し、頭出しが行われる。
その後、同様の手順でM(マゼンダ)、C(シアン)の色材を画像データの各色の成分量に応じて転写していく。また、印刷目的に応じてK(ブラック)や金色・銀色の色材・ホログラムの転写や保護層の転写など行うことができる。
このようにして、各色の色材等を画像データに合わせて転写し、1個目の画像の印刷を枚葉紙417の上面(第1の面)に行うと、2個目の画像印刷領域まで枚葉紙417を所定量送り出し、同様の手順で2個目の画像の印刷を行う。すなわち、各色の色材等を2回ずつ転写することになる。
尚、図14、図15を参照して後述する製本パターンでは、フォトブックのページ順序と印刷順序が一致しない。このことに留意し、ここでの「1個目の画像」、「2個目の画像」とは、印刷順序を示すものであり、フォトブックのページ順序を示すものではないことを注記しておく。
さて、このようにして上面(第1の面)に2個の画像の印刷を行ったあと、枚葉紙417の先端をプラテンローラ411b(第2のプラテンローラ)に向かって送り出す。
送り出された枚葉紙417は、プラテンローラ411bに達する。サーマルヘッド401bの位置では、先ほど印刷が行われた枚葉紙417の上面(第1の面)がプラテンローラ411bに接し、枚葉紙417の下面(第2の面)がサーマルヘッド401bに対向し、印刷がなされる面となる。
また、サーマルヘッド401bの両側近傍では、枚葉紙417がサーマルヘッド401bとニップローラ409bで挟持される。
センサ413が枚葉紙417の最初の画像印刷領域の先端に形成された検知マークを検知すると、枚葉紙417の最初の画像印刷領域がサーマルヘッド401bの位置にセットされる。
センサ413は、センサ413で検知マークを検知するとき枚葉紙417の画像印刷領域の印刷開始位置がサーマルヘッド401bの位置に来るように設けられている。
このようにして、印刷の際に両面の印刷画像の位置合わせがなされる。
ただし、センサ413の配置は、センサ413で検知マークを検知するとき枚葉紙417の画像印刷領域の印刷開始位置がサーマルヘッド401bの位置から所定量離れるように設けてもよい。この場合は、両面の印刷画像の位置合わせは、センサ413で検知マークを検知した後、所定量の枚葉紙417を引き戻し、あるいは送り出すことによってなされる。また、センサ413がサーマルヘッド401bに対して印刷方向の上流側に配置されている場合でも同様である。
さらに、熱転写シート403bのY(イエロー)の色材層の領域の一端がサーマルヘッド401bの位置に来るように頭出しが行われる。
続いて、サーマルヘッド401bが、熱転写シート403bの上面(色材層が設けられた面)を枚葉紙417の下面(第2の面)に押し付ける。
すなわち、熱転写シート403bの上面と枚葉紙417の下面が接するように、サーマルヘッド401bとプラテンローラ411bの間で熱転写シート403bと枚葉紙417を重ね合わせて圧接する。
その後、枚葉紙417と熱転写シート403bを搬送しながら、印刷する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド401bを下げて熱転写シート403bを枚葉紙417から離し、検知マークをセンサ413が再び検知するまで、枚葉紙417を引き戻す。
検知マークをセンサ413が再び検知するとき、最初の印刷画像の印刷開始位置はサーマルヘッド401bと再び同じ位置になる。
また、サーマルヘッド401bの位置に熱転写シート403bのM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、熱転写シート403bを搬送し、頭出しが行われる。
以下同様の手順で、転写する色材をM(マゼンダ)やC(シアン)に変えながら印刷を行う。
各色の色材の転写等を行うと、枚葉紙417の下面(第2の面)に1個の画像が印刷される。
このように、1個目の画像の印刷が終了すると、2個目の画像の検知マークを検知するまで枚葉紙417を送り出す。このとき2個目の印刷画像の印刷開始位置とサーマルヘッド401bの位置合わせがなされるので、つづいて同様の手順で2個目の画像を印刷する。このようにして2個の画像を枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷する。
尚、以上の説明では、センサ413が検知マークを検知することによって、印刷の際の両面の画像の位置合わせを行うとしたが、センサ413が枚葉紙417の先端を検知するようにしても良い。
熱転写方式によって両面印刷を行うプリンタの実施例については、図4のほかにもさまざまな実施例が考えられる。
各々の実施例において、熱転写シート403や枚葉紙417は図4において説明したものと同様のものを用いることができる。
また、各々の実施例においては、図示を省略したローラや搬送路等で構成される枚葉紙の搬送機構、印刷制御を行う制御部を備える。
図7は、プリンタ310bの一例を示す図である。
図4と同じ要素については同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
図7のプリンタ310bにおいて、419はガイドベーン、421は搬送ローラである。
ガイドベーン419は、方向を切り替えることにより枚葉紙417の搬送方向を搬送ローラ421の上方や搬送ローラ421の下方に変化させるため用いられる。
搬送ローラ421は、枚葉紙417の搬送機構の一部である。搬送ローラ421の上方に枚葉紙417を搬送させたり、搬送ローラ421の下方に枚葉紙417を搬送させたりすることができる。
図7では、センサ413がサーマルヘッド401に対して印刷方向の上流側に設けられている。しかし、センサ413の位置はこれに限らず例えばサーマルヘッド401に対して印刷方向の下流側に設けるようにしてもよい。
プリンタ310bは、一つのプラテンローラ411と一つのサーマルヘッド401で、両面印刷を行う。両面印刷開始に際して、枚葉紙417が搬送ローラ421等により送り出される際、プリンタ310bでは、ガイドベーン419が上向きに配置されており、ガイドベーン419に沿って枚葉紙417が搬送ローラ421の上方に送り出される。
また、プリンタ310bでは、枚葉紙417の上面(第1の面)に2個の画像の印刷を行ったあと、枚葉紙417を引き戻し、枚葉紙417の先端をプラテンローラ411から離した後、ガイドベーン419を回転させて下方向に傾斜するようにし、プラテンローラ411へ向かう枚葉紙417の搬送経路を下方に切り替える。
その後、枚葉紙417をプラテンローラ411に向かって送り出す。このときガイドベーン419は下向きに配置され、枚葉紙417はガイドベーン419に沿って搬送ローラ421の下方を搬送される。こうして、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷し、両面印刷が終了する。
図8は、プリンタ310cの一例を示す図である。
図4、図7と同じ要素については同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
プリンタ310cは、プリンタ310bと同様に、一つのプラテンローラ411と一つのサーマルヘッド401を持ち、ガイドベーン419に沿って搬送ローラ421の上方または下方に枚葉紙417を搬送する。ただし、プリンタ310bと違い、プリンタ310cは、クランプによって枚葉紙417を挟持して搬送する方式である。
図8に示すプリンタ310cにおいて、423はクランプである。
クランプ423は、制御部、昇降部等(図示しない)を備え、熱転写シート403を枚葉紙417に押し付けるものである。また、印刷時には、クランプ423とプラテンローラ411とで枚葉紙417を挟持し、枚葉紙417を正確に保持しながら搬送する。
その他は、図7において説明したものと同様である。
クランプ423を用いて枚葉紙417を挟持する場合、より正確に枚葉紙417の保持を行うことができるので、搬送量の制御のみで両面の印刷画像の位置合わせを正確に行うことができる。
よって、両面の印刷画像の位置合わせについてセンサ413を用いることが必要でなく、プリンタ310cの構成としてセンサ413が必要でない。さらに、枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行う際に検知マークを形成することも必要でなくなる。
図9は、プリンタ310dの一例を示す図である。
図4、図7、図8と同じ要素については同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
プリンタ310dは、一つのプラテンローラ411と二つのサーマルヘッド401a(401b)を持ち、ガイドベーン419に沿って搬送ローラ421の上方または下方に枚葉紙417を搬送する。枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行うときはニップローラ409aとプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持し、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷を行うときはニップローラ409bとプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持しながら、枚葉紙417の搬送を行う。
図9では、センサ413が搬送ローラ421とニップローラ409bの間に設けられている。しかし、後述するが、センサ413の位置はこれに限らず例えばサーマルヘッド401b近傍の印刷方向下流側で、プラテンローラ411の内側に設けることもできる。
図10は、プリンタ310eの一例を示す図である。
図4、図7、図8と同じ要素については同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
プリンタ310eは、一つのプラテンローラ411と二つのサーマルヘッド401a(401b)を持ち、ガイドベーン419に沿って搬送ローラ421の上方または下方に、枚葉紙417を搬送する。枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行う工程と、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷を行う工程の両方で、クランプ(クランプ423a、423b)とプラテンローラ411とで枚葉紙417の先端を挟持しながら枚葉紙417の搬送を行う。
この場合でも、印刷の手順はニップローラ409a(409b)とプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持して行う図9とほぼ同様である。枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行うときはクランプ423aとプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持し、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷を行うときはクランプ423bとプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持しながら、枚葉紙417の搬送を行う。クランプ(クランプ423a、423b)を用いて枚葉紙417を挟持する場合、より正確に枚葉紙417の保持を行うことができるので、搬送量の制御のみで両面の印刷画像の位置合わせを正確に行うことができる。
よって、両面の印刷画像の位置合わせについてセンサ413を用いることが必要でなく、プリンタ310eの構成としてセンサ413が必要でない。さらに、枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行う際に検知マークを形成することも必要でなくなる。
図11は、プリンタ310fの一例を示す図である。
図4、図7、図8と同じ要素については同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
プリンタ310fは、一つのプラテンローラ411と二つのサーマルヘッド401a(401b)を持ち、枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行うときはニップローラ409aとプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持し、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷を行うときはクランプ423bとプラテンローラ411で枚葉紙417の先端を挟持しながら枚葉紙417の搬送を行うものである。
この場合でも、印刷の手順はニップローラ409a(409b)とプラテンローラ411で枚葉紙417を挟持して行う図9のものとほぼ同様である。
ただし、枚葉紙417の上面(第1の面)に印刷を行う工程では、枚葉紙417の先端を検知するセンサ(図示しない)を用い、このセンサで枚葉紙417の先端を検知することにより枚葉紙417の搬送制御を行う。これは、例えば色彩等のプラテンローラ411の表面と枚葉紙417の表面で異なる要素を検知するようなセンサを設けて行うことができる。
また、枚葉紙417の下面(第2の面)に印刷を行う工程でクランプ423bを用いることにより、より正確に枚葉紙417の保持を行うことができるので、搬送量の制御のみで両面の印刷画像の位置合わせを正確に行うことができる。この場合、搬送量は、枚葉紙417の先端を検知するセンサとクランプ423bの位置関係に基づいて決定する。
なお、クランプ423とプラテンローラ411とで枚葉紙417を挟持して搬送する場合、枚葉紙417の搬送方向の長さに応じて、プラテンローラ411の大きさを決める必要があり、画像出力装置101の設計の自由度が低くなる。これを回避するために、プラテンローラ411からその外方へ、枚葉紙417の搬送方向に沿って伸びるレール等の搬送路をさらに設け、印刷時にはクランプ423とこの搬送路で枚葉紙417を挟持して搬送するなどしても良い。このような搬送路を設けることにより枚葉紙417の搬送方向の自由度が高まり、上記のような画像出力装置101の設計の自由度の低下を回避することができる。
例えば、この搬送路は、図12(a)に示すように印刷時の枚葉紙417の搬送方向に沿ってプラテンローラ411から外方へ伸びる搬送路425として形成することができる。あるいは図12(b)のように、プランテンローラ411を小さくするとともに搬送ローラ421を組み合わせるなどして、(枚葉紙417の第2の面に印刷する際に)サーマルヘッド401の近傍以外では枚葉紙417とプラテンローラ411の間に空間ができるようにし、枚葉紙417の搬送方向に沿ってプラテンローラ411から伸び、当該空間に至る搬送路425を設けることもできる。この搬送路425は印刷時に枚葉紙417を渦上の搬送経路で搬送する搬送路425となり、画像出力装置101の省スペース化を図ることができる。
なお、以上の例は、枚葉紙417の第2の面に印刷する際、クランプ423を用いて枚葉紙417の搬送を行う搬送路について説明したが、第1の面に印刷する際に搬送を行う搬送路や、ニップローラと上記の搬送路で枚葉紙417を挟持して搬送を行う際に適用することは可能である。
次に、本発明の実施形態で説明した画像出力装置101と製本機601を組み合わせ、両面印刷を行った枚葉紙417を用いてフォトブック等の製本物を作製する。すなわち、図13(a)に示すように、画像出力装置101と製本機601を組み合わせ、画像出力装置101により両面印刷を行った枚葉紙417を製本機601に搬送し、製本機601でフォトブック等の製本物を作製して出力する。フォトブックの出力場所は、画像出力装置101のプリント物取出口209である。
このような製本機601としては、例えば図13(b)に示すように、枚葉紙417を折りたたむ折り機構603、枚葉紙417をホチキスや製本テープ、背表紙等で綴じる綴じ機構605等を備えるものを用いることができる。これらの機構としては、既知のものを使用できる。
続いて、図14を参照しながら、本発明の実施形態での製本方法について説明する。
図14は、本発明の実施形態での製本パターンa607の一例を示す斜視図である。
製本パターンa607は、二つ折りされた枚葉紙417の外側の面と隣接する二つ折りされた枚葉紙417の外側の面とが対向するように閉じた状態で重ね合わせて、のりづけやホチキス等で綴じる製本パターンである。
画像をA面、B面、・・・、L面の順になるように印刷し、二つ折りにし、D面とE面、H面とI面が対向するように重ね合わせて閉じた状態にして、中央部分(折り目部分)の外側をのりづけするなどして綴じる。
図14に示す製本パターンa607では、例えば、枚葉紙417の上面(第1の面)に対して、最初にフォトブックの1ページ目の画像を印刷し、次にフォトブックの4ページ目の画像を印刷する。次に、枚葉紙417の下面(第2の面)に対して、最初にフォトブックの2ページ目の画像を印刷し、次にフォトブックの3ページ目の画像を印刷する。尚、下面に対してフォトブックの1ページ目と4ページ目の画像、上面に対してフォトブックの2ページ目と3ページ目の画像を印刷するようにしても良い。
図15は、本発明の実施形態での製本パターンb701の一例を示す斜視図である。
製本パターンb701は、二つ折りされた枚葉紙417の内側の面と隣接する二つ折りされた枚葉紙417の外側の面とが対向するように開いた状態で重ね合わせて、中央部分(折り目部分)に沿って中綴じをする製本パターンである。
画像をA面、B面、・・・、L面の順になるように印刷し、二つ折りにし、B面とC面、D面とE面が対向するように重ね合わせて開いた状態にして、中央部分(折り目部分)をリングやホチキス等で中綴じする。
続いて、図16を用いて、製本パターンa607でフォトブックを作製した場合の作製方法を説明する。
図16は、製本パターンa607でフォトブックを作製するフローチャートである。
画像出力装置101は、例えば、挿入された入力メディア122から画像データを入力する(S801)。画像出力装置101は、モニタ画面201に、プリントの形態、サイズや枚数などを選択する出力モード選択画面を表示し、利用者に出力モードを選択させる(S803)。選択された出力モードがフォトブックでない場合(S805のNo)、画像出力装置101は、他の印刷方法の処理を行う。
フォトブック作製の場合(S805のYes)、画像出力装置101は、ユーザに印刷する画像を4個選択させ(S807)、その4個の画像を印刷する(S809)。選択した画像は、図1を参照して説明した画像編集合成手段112によって所望の編集を行ってから印刷するようにしても良い。
印刷後、さらに他の画像を印刷する場合(S811のYes)、画像出力装置101は、S807、S809のステップの処理を繰り返し行う。
他の画像を印刷しない場合(S811のNo)、画像出力装置101は、ユーザに表紙を印刷するか選択させる(S813)。表紙を印刷する場合(S813のYes)、画像出力装置101は、表紙を印刷する(S815)。
すべての印刷が完了したら、製本機601は、枚葉紙417を二つ折りにし(S817)、二つ折りにした枚葉紙417を閉じた状態で外側の面と隣接する二つ折りされた枚葉紙417の外側の面を合わせてのりづけもしくはホチキス等で綴じる(S819)。
製本パターンaのフォトブックの綴じ方の一例を図19に示す。
綴じ方としては、図19(a)に示すように、各枚葉紙417の中央部分(折り目部分)の外側にのりづけ部1101(=製本テープ等)を接着させて枚葉紙417を綴じる方法や、図19(b)のように、枚葉紙417を閉じた状態で重ね合わせて、中央部分(折り目部分)をホチキス1102で綴じる方法等がある。
次に、製本パターンb701でフォトブックを作製する方法について説明する。
図17に、製本パターンb701でフォトブックを作製する場合のフローチャートを示す。
画像出力装置101は、例えば、挿入された入力メディア122から画像データを入力する(S901)。画像出力装置101は、モニタ画面201に、プリントの形態、サイズや枚数などを選択する出力モード選択画面を表示し、利用者に出力モードを選択させる(S903)。選択された出力モードがフォトブックでない場合(S905のNo)、画像出力装置101は、他の印刷方法の処理を行う。
フォトブックが選択された場合(S905のYes)、画像出力装置101は、利用者が選択した画像をプリンタバッファへ一旦格納する(S907)。選択した画像は、図1を参照して説明した画像編集合成手段112によって所望の編集を行ってからプリンタバッファへ格納するようにしても良い。
画像出力装置101は、プリンタバッファに格納した順に画像を印刷する(S909)。このとき、画像出力装置101は、プリンタバッファに格納した画像データのうち、先頭から順次4個ずつを呼び出して印刷を行う。
全ての画像を印刷した後、フォトブックの表紙を印刷する場合(S911のYes)、画像出力装置101は、表紙を印刷し(S913)、製本機601は、全ての枚葉紙417を二つ折りにする(S915)。製本機601は、二つ折りした枚葉紙417を開いた状態で第1の面と隣接する第2の面が重なるように重ね合わせて中央部分に沿ってリングやホチキス等で中綴じする(S917)。
製本パターンbのフォトブックの綴じ方の一例を図20に示す。
綴じ方としては、図20(a)に示すように、重ねた枚葉紙417の中央部分(折り目部分)にリング1103を通して枚葉紙417を綴じる方法や、図20(b)のように、枚葉紙417を開いた状態で重ね合わせて、中央部分(折り目部分)をホチキス1104で綴じる方法等がある。リングやホチキスでなく、糸綴じでも良い。
尚、昇華型転写用の印画紙は、プラスチック製の部材が多く含まれる為、静電気によって印画紙同士が互いに貼り付いてしまう場合がある。このような場合、複数の印画紙を揃えて綴じることが困難になる。
そこで、製本機601には印画紙の端面を揃える治具を設けることが望ましい。このような治具としては、L字型のものなどが考えられる。また、静電気によって印画紙同士が貼り付かないように、治具は導電性の良い金属製とすることや、除電モールなどを具備することが望ましい。
また、前述した例では、ユーザが画像を4個選択するごとに、4個の画像を印刷するとしたが、これは、フォトブックの1ページに1個の画像を印刷することが前提となる。本発明は、この例に限定されるわけではない。
例えば、画像データは、フォトブックの1ページに複数個印刷しても良い。また、画像は、製本後に向かい合う2ページ(=見開きページ)に跨って印刷しても良い。見開きページに跨って1個の画像を印刷する場合であっても、フォトブックのページ数としては2ページである。
いずれの場合であっても、画像出力装置101は、ユーザによってフォトブックの4ページ分の画像が選択されると、選択された画像を印画紙に両面印刷する。
次に、製本パターンbでフォトブックを作製した場合の、プリンタバッファへの画像の格納方法を説明する。
図18に、プリンタバッファへの画像の格納方法を示す。
まず、画像出力装置101の制御部301は、印刷する総プリントシート数(=印刷する枚葉紙417の総数)Nを算出する(S1001)。Nは、印刷する総画像数を4、すなわち1枚のシートに印刷する画像数で割った商(余りが生じた場合は商+1)となる。
次に、制御部301は、プリンタバッファの格納順序を示す変数であるmの初期値を0、プリントシートの印刷順序を示す変数であるnの初期値を1とする(S1003)。
n≦Nの間、制御部301は、プリンタバッファに画像を格納する処理を行う(S1005)。ここで、画像データをg(x)と表記する。xは、フォトブックとして製本されたときのページ順序を示している。ページ順序は、ユーザによって所望の順番が設定される。
まず、制御部301は、プリンタバッファ〔m〕にg(2n)を格納し(S1007)、mをインクリメントする(S1009)。次に、制御部301は、プリンタバッファ〔m〕にg(4N−(2n−2))を格納し(S1011)、mをインクリメントする(S1013)。次に、制御部301は、プリンタバッファ〔m〕にg(2n−1)を格納し(S1015)、mをインクリメントする(S1017)。次に、制御部301は、プリンタバッファ〔m〕にg(4N−(2n−1))を格納して(S1019)、mをインクリメントする(S1021)。次に、制御部301は、nをインクリメントする(S1023)。
制御部301は、以上の処理を、n≦Nの間、繰り返し行う。
このようにして、プリンタバッファに格納した画像を画像出力装置101が印刷すると、図21に示すようなフォトブックを作製できる。
図21において、g(x)は画像データを表し、1ページ目にg(1)、2ページ目にg(2)、・・・とそれぞれ印刷され、ユーザの所望するページ順序で製本されている。
画像出力装置101がプリンタバッファに格納した画像を印刷する手順を図22、図23を用いて説明する。
図22は、1枚のプリントシート703(=枚葉紙417)の第1の面、第2の面に画像を印刷する順序を示す。プリントシート703を搬送方向に搬送し、第1の面の(1)、(2)、第2の面の(3)、(4)の順に画像を印刷する。
例えば、12個の画像を印刷してフォトブックを作製する場合、図23に示すように、3枚のプリントシートにプリンタバッファに格納した画像データの印刷を順次行う。すなわち、1枚目のプリントシート705の第1の面にg(2)、g(11)、第2の面にg(1)、g(12)、2枚目のプリントシート707の第1の面にg(4)、g(9)、第2の面にg(3)、g(10)、3枚目のプリントシート709の第1の面にg(6)、g(7)、第2の面にg(5)、g(8)をそれぞれ印刷する。
次に、1枚目のプリントシート705の第1の面と2枚目のプリントシート707の第2の面が、2枚目のプリントシート709の第1の面と3枚目のプリントシート707の第2の面とが重なるように製本する。
12個の画像を印刷してフォトブックを作製する際の、プリンタバッファ711に画像データを格納する順序を図24に示す。
mはプリンタバッファ711の添え字を表す。プリンタバッファ〔1〕にg(2)、プリンタバッファ〔2〕にg(11)、プリンタバッファ〔3〕にg(1)、プリンタバッファ〔4〕にg(12)、・・・と格納し、印刷時にプリンタバッファの先頭から順次画像データを読み出して印刷を行う。
製本パターンbの場合も、画像出力装置101は、フォトブックの4ページ分ごとに画像データをプリントシート(枚葉紙417)に両面印刷する。
以上説明したように、枚葉紙417に逐次プリントで両面印刷を行う画像出力装置101と製本機601を備えたフォトブック作製システムを提供することができる。本発明によるフォトブック作製システムを使用することにより、フォトブックのページ数が増しても、プリント連続長は一定であり、プリンタ設計において、印刷物のためのスペース確保、ジャミング対策が容易となる。
また、プリント連続長が短く一定なので、両面画像のずれの発生確率が低減でき、もし画像のずれが発生した場合でも、そのプリントシート(枚葉紙417)のみの再印刷で済む。
また、ロール紙では必要であったフォトブックをめくる側の頂点を化粧断裁する必要がない。
さらに、製本パターンaの場合には、4ページ分の画像選択完了とともにプリント印画ができ、選択工程と印画工程を並行して行うことにより作製時間を大幅に短縮できる。
また、製本パターンbの場合には、中綴じという簡易な方法で複数の枚葉紙を綴じることができる。
以上の説明では、画像を印刷する印画紙は枚葉紙であったが、ロール紙を用いても本発明の課題を解決することが可能である。ロール紙を用いる場合、フォトブックの4ページ分ごとに画像データを印刷し、切断することで、プリント連続長を短く一定にすることができる。
以下では、ロール紙を用いて、プリント連続長を短く一定に保ちながら両面印刷を行う方法について説明する。
尚、前述した説明と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図25は、未印画時の搬送を行うプリンタ310gの一例を示す図である。図26は、印画時の搬送を行うプリンタ310gの一例を示す図である。
プリンタ310gは、図4に示すプリンタ310aを構成する要素に加えて、カッタ415、供給ローラ427を備える。また、プリンタ310aは、枚葉紙417に代えて、ロール紙418に印刷を行う。
カッタ415は、両面印刷を行った後、ロール紙418を切断するために用いられる。
供給ローラ427は、ロール紙418をロール状に保持する。
ロール紙418は、供給ローラ427から搬送ローラ等により搬送される。
ロール紙418の断面構成は、図6に示す枚葉紙417の断面構成と同様である。
熱転写シート供給ロール405a(405b)と熱転写シート巻取ロール407a(407b)の位置は、図4に示すプリンタ310aと逆である。
続いて、プリンタ310gでの両面印刷方法の流れを説明する。以下では、フォトブックの4ページ分(製本前の印画紙1枚分)に対して、4個の画像を印刷する。すなわち、ロール紙418の上面(第1の面)に2個の画像、下面(第2の面)に2個の画像をそれぞれ印刷する。
両面印刷の開始の際には、まず、熱転写シート403aのY(イエロー)の色材層が設けられた領域の一端がサーマルヘッド401aの位置に来るように頭出しが行われる。
加えて、ロール紙418の最初の印刷画像の印刷開始位置がプラテンローラ411aの上部でサーマルヘッド401aの位置に来るように、ロール紙418が搬送ローラ等により搬送される。このとき、ロール紙418は、図25に示す未印画時のロール紙の搬送方向に搬送する。
また、サーマルヘッド401aの両側近傍では、ロール紙418がプラテンローラ411aとニップローラ409aで挟持されており、サーマルヘッド401aの位置では、ロール紙418の下面(第2の面)がプラテンローラ411aに接し、ロール紙418の上面(第1の面)がサーマルヘッド401aに対向する。
ついで、サーマルヘッド401aが、熱転写シート403aの下面(色材層が設けられた面)をロール紙418の上面(第1の面)に押し付ける。
すなわち、熱転写シート403aの下面とロール紙418の上面が接するように、サーマルヘッド401aとプラテンローラ411aの間で熱転写シート403aとロール紙418を重ね合わせて圧接する。
その後、ロール紙418と熱転写シート403aを搬送しながら、印刷する画像のY(イエロー)成分量に対応する画像を熱転写方式により転写する。すなわち、サーマルヘッド401aの発熱部の発熱素子が画像データのY(イエロー)成分量に応じて発熱し、画像データのY(イエロー)成分量に応じた量だけ、熱転写シート403aのY(イエロー)の色材がロール紙418の上面(第1の面)に転写される。このとき、ロール紙418と熱転写シート403aは、図26に示す印画時のロール紙の搬送方向に搬送する。すなわち、ロール紙418は、供給ローラ427によって巻き戻される。
ここで、ロール紙418を供給ローラ427によって巻き戻しながら印画することについて説明する。一般に、印画紙の両面が受容層を有する両面印刷の場合、受容層が平滑であることに起因して各種のローラとの摩擦係数が低い場合が多く、搬送力不足によってレジストレーションずれ等が発生しやすくなる。そこで、このことを回避する手段(搬送力の補助手段)として、ロール紙418を供給ローラ427によって巻き戻す方向に搬送しながら印画する。これにより、ニップローラとプラテンローラによって挟持する力に打ち勝つ搬送力を得ることができ、レジストレーションずれ等の発生を抑えることができる。
Y(イエロー)の色材の転写を終えると、サーマルヘッド401aを上げて熱転写シート403aをロール紙418から離し、ロール紙418を図25に示す未印画時のロール紙の搬送方向に搬送する。ロール紙418を搬送する量は、転写時ロール紙418を巻き戻した量と同量であり、最初の印刷画像の印刷開始位置がサーマルヘッド401aと再び同じ位置になる。
また、サーマルヘッド401aの位置に熱転写シート403aのM(マゼンダ)の色材層の領域の一端が来るように、熱転写シート403aを搬送し、頭出しが行われる。
その後、同様の手順でM(マゼンダ)、C(シアン)の色材を画像データの各色の成分量に応じて転写していく。また、印刷目的に応じてK(ブラック)や金色・銀色の色材・ホログラムの転写や保護層のコーティングなど行うことができる。前述した通り、印画時には、ロール紙418と熱転写シート403aは、図26に示す印画時のロール紙の搬送方向に搬送する。
各色の色材等を画像データに合わせて転写し、1個目の画像の印刷をロール紙418の上面(第1の面)に行うと、2個目の画像印刷領域までロール紙418を所定量送り出し、同様の手順で2個目の画像の印刷を行う。すなわち、各色の色材等を2回ずつ転写することになる。
尚、図14、図15に示す製本パターンでは、フォトブックのページ順序と印刷順序が一致しない。このことに留意し、ここでの「1個目の画像」、「2個目の画像」とは、印刷順序を示すものであり、フォトブックのページ順序を示すものではないことを注記しておく。
このようにして上面(第1の面)に2個の画像の印刷を行ったあと、ロール紙418の先端をプラテンローラ411b(第2のプラテンローラ)に向かって送り出す。送り出されたロール紙418は、プラテンローラ411bに達する。サーマルヘッド401bの位置では、先ほど印刷が行われたロール紙418の上面(第1の面)がプラテンローラ411bに接し、枚葉紙417の下面(第2の面)がサーマルヘッド401bに対向し、印刷がなされる面となる。
更に、上面(第1の面)と同様にして、2個の画像の印刷を行う。フォトブックの4ページ分の領域(枚葉紙417の1枚分の領域に相当)に両面印刷が終了すると、カッタ415でロール紙418を切断する。プリンタ310gは、このようにフォトブックの4ページ分の領域ごとにロール紙418に両面印刷を行った後、カッタで切断する。従って、プリント連続長は短く一定である。
このように、図4に示すプリンタ310aを構成する要素に加えて、カッタ415、供給ローラ427を備えたプリンタ310gによってロール紙418に両面印刷を行うことができる。同様にして、図7〜図11に示すプリンタ310b〜310fを構成する要素に加えて、カッタ415、供給ローラ427を備えたプリンタによってロール紙418に両面印刷を行うことができる。そして、ロール紙418にフォトブックの4ページ分の画像データを両面印刷した後、カッタで切断することで、プリント連続長は短く一定にすることができる。また、ロール紙418を供給ローラ427によって巻き戻しながら印画することでレジストレーションずれの発生を抑えることができる。
以上の通り、本発明の実施の形態では、印画紙が枚葉紙417、ロール紙418のいずれの場合であっても、フォトブックの4ページ分の画像データごとに印画紙に両面印刷を行うので、プリント連続長は短く一定に保つことができ、フォトブックのページ数が多い場合であっても円滑にフォトブックを作製することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るフォトブック作製システムの好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
101………画像出力装置
124………プリント物
310………プリンタ
601………製本機

Claims (5)

  1. 画像データを出力する画像出力装置と製本機からなる、両面印刷で印刷されたフォトブックを作製するフォトブック作製システムであって、
    前記画像出力装置は、
    前記画像データを読み込む画像データ読込手段と、
    前記画像データ読込手段によって読み込まれた前記画像データの順序を制御する制御手段と、
    前記制御手段によって制御された前記画像データの順序に従って、前記画像データ読込手段によって読み込まれた前記画像データを前記フォトブックの4ページ分ごとに印画紙に両面印刷する印刷手段と、
    を具備し、
    前記製本機は、
    前記印刷手段によって画像データが印刷された前記印画紙を二つ折りにする二つ折り手段と、
    前記二つ折り手段で二つ折りされた前記印画紙を複数枚合わせて綴じる製本手段と、
    を具備することを特徴とするフォトブック作製システム。
  2. 前記製本手段は、二つ折りされた前記印画紙の外側の面と隣接する二つ折りされた前記印画紙の外側の面とが対向するように閉じた状態で重ね合わせて綴じることを特徴とする請求項1に記載のフォトブック作製システム。
  3. 前記製本手段は、二つ折りされた前記印画紙の内側の面と隣接する二つ折りされた前記印画紙の外側の面とが対向するように開いた状態で重ね合わせて、中央部分に沿って中綴じすることを特徴とする請求項1に記載のフォトブック作製システム。
  4. 前記印刷手段は、4ページ分の画像が選択される毎に、前記印画紙の第1の面に2ページ分の画像、第2の面に2ページ分の画像を印刷することを特徴とする請求項2に記載のフォトブック作製システム。
  5. 前記制御手段は、総印画紙数をN、印画紙の印刷順序をnとした場合(1≦n≦N)、n枚目の第1の面の第1の印刷領域には(4N−(2n−1))番目に指定された画像、n枚目の第1の面の第2の印刷領域には2n番目に指定された画像、n枚目の第2の面の第1の印刷領域には(2n−1)番目に指定された画像、n枚目の第2の面の第2の印刷領域には(4N−(2n−2))番目に指定された画像を印刷するように、印刷の順番を制御することを特徴とする請求項3に記載のフォトブック作製システム。
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