JPH10151734A - 背表紙情報印刷装置 - Google Patents

背表紙情報印刷装置

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JPH10151734A
JPH10151734A JP8312120A JP31212096A JPH10151734A JP H10151734 A JPH10151734 A JP H10151734A JP 8312120 A JP8312120 A JP 8312120A JP 31212096 A JP31212096 A JP 31212096A JP H10151734 A JPH10151734 A JP H10151734A
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JP
Japan
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thickness
printing
spine
book
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Pending
Application number
JP8312120A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Nakatani
文彦 中谷
Junzo Miyamoto
順三 宮本
Yoshihiko Tamura
喜彦 田村
Michinori Matsui
道則 松井
Nobuyuki Yamanaka
信幸 山中
Atsushi Minoda
淳 箕田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真複写機等の印刷機やこれらの印刷機
に付設される製本装置等の後処理装置に組み込んで、更
には上記印刷機に付設される専用の後処理装置として用
いることができ、製本物の表紙の所定位置にこの製本物
の厚さ(製本物の背幅に相当)に応じて適正な背表紙印
刷を行うことができる背表紙情報印刷装置を提供する。 【解決手段】 複数頁からなる製本物に所定の背表紙情
報を印刷する印刷装置であり、製本物の厚さに応じて印
刷される背表紙情報を処理する情報処理手段を備えてい
る背表紙情報印刷装置である。情報処理手段は、背表紙
情報が文字情報である場合には、そのフォントの種類、
サイズ及び印字色から選ばれた何れか1つ又は2つ以上
の属性を決定する機能を備えており、また、背表紙情報
が画情報である場合には、その画情報における縮小拡大
の倍率、解像度及び画色から選ばれた何れか1つ又は2
つ以上の属性を決定する機能を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数頁からなる
製本物にその背表紙情報を印刷するための背表紙情報印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷技術の発展により、例えば後
処理装置のついた電子写真複写機等のように、高速で印
刷を行うことができるほか、文字情報や画情報、更には
カラー画像や白黒画像等の印刷の種類に応じて多様な紙
質の用紙を選択して用いたり、1頁に印刷される情報量
を増減して頁数を増減したり、更には種々の製本方法の
中から製本物の頁数に応じて仕上がり状態のよい製本方
法を選択して製本する等、近年、製本後の仕上がり品質
を重視する傾向がますます強くなってきた。
【0003】このため、このような高速印刷技術で製本
物を作る場合、製本物の表紙をどの様な仕上がりにする
かについても極めて重要な事項になり、特にどの様な紙
質の表紙紙を用い、文字情報についてはこれをどの様な
種類のフォントを用いてどの様なサイズや印字色で印刷
するか、また、画情報についてはこれをどの様な大き
さ、解像度、画色等で印刷するか等の点について、製本
物の表紙を品質良く作成することが強く要求されてい
る。
【0004】しかるに、製本物の表紙に文字情報や画情
報を仕上がり良く印刷するには、出来上がってくる製本
物の体裁をイメージしてフォントの種類や大きさ、画情
報の大きさや解像度等を決定し、また、どの位置に印刷
するかを決定しなければならず、職人的な経験を必要と
するほか、製本してみないと印刷された文字情報屋画情
報の大きさや位置についてそのバランスを確認できない
ので、試し製本をして仕上がり具合を調べる必要があ
り、特にこの表紙の作成が製本物作成の律速段階になっ
ており、また、この表紙作成にミスも多発している。
【0005】そこで、この様な表紙印刷の問題を解決す
るものとして、電子複写印刷システムの中で表紙作成を
行うことができ、特に表表紙パラメータと裏表紙パラメ
ータをプログラムする手段を備えており、オペレーター
がこれらの表表紙パラメータと裏表紙パラメータを調整
して予め選択した体裁に応じて表表紙や裏表紙を作成し
て出力文書セットを作成する電子写真複写機の表紙形成
法が提案されている(特開平4−299655号公
報)。
【0006】しかしながら、この表紙作成法において
は、製本物の表表紙や裏表紙に印刷される表表紙情報や
裏表紙情報についてはこれらを体裁良く高品質に印刷す
ることができるが、製本物の背表紙に印刷される背表紙
情報については、使用する用紙の厚さや頁数等によりこ
の製本物の厚さが大幅に変化するため、試し製本をして
その仕上がり具合を調べてみない限り製本後の仕上がり
品質を正確に把握することができず、背表紙情報の印刷
に依然として課題を有している。
【0007】また、特開平3−61094号公報には、
従来の小口装飾方法に代えて、仕上げ裁ち後の書籍の小
口部分にスクリーン印刷、フレキソ印刷、インクジェッ
ト、スタンピング等の方法で所定の図柄や文字等を印刷
する方法が開示されており、更に、特開昭62−189
197号公報には、製本工程中にインクジェット等の印
刷手段を配置し、この製本工程中オンラインで表紙、巻
封、中頁等に宛て名印刷等を行うことができる製本シス
テムが開示されている。
【0008】しかしながら、これら何れの技術において
も、使用する用紙の厚さや頁数等によって厚さが大幅に
変化する製本物の背表紙に自動的にかつ仕上がり品質良
く背表紙情報を印刷することは困難であり、製本物にお
ける背表紙情報の印刷については依然としてその問題が
解決されていない。更に、背表紙の印字パラメータ(大
きさ、フォント)に合わせて表表紙と裏表紙の印字パラ
メータを変更しないと、バランスの悪い製本物になって
しまうという問題については何ら解決されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる観点
に鑑みて創案されたものであり、電子写真複写機、プリ
ンター、ウェブオフセット等の印刷機やこれらの印刷機
に付設される製本装置等の後処理装置に組み込んで、更
には上記印刷機に付設される専用の後処理装置として用
いることができ、製本物の表紙の所定位置にこの製本物
の厚さ(製本物の背幅に相当)に応じて適正な背表紙印
刷を行うことができる背表紙情報印刷装置を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数頁からな
る製本物に所定の背表紙情報を印刷する印刷装置であ
り、製本物の厚さに応じて印刷される背表紙情報を処理
する情報処理手段を備えている背表紙情報印刷装置であ
る。
【0011】本発明において、上記情報処理手段は、背
表紙情報が文字情報である場合には、そのフォントの属
性、すなわち種類、サイズ、印字色等から選ばれた少な
くとも1つ以上の属性を決定する機能を備えており、ま
た、背表紙情報が画情報である場合には、その画情報の
属性、すなわち縮小拡大の倍率、解像度、画色等から選
ばれた少なくとも1つ以上の属性を決定する機能を備え
ている。
【0012】この情報処理手段に組み込まれる上記フォ
ント属性や画情報の属性を決定する機能については、本
発明の背表紙情報印刷装置が適用される印刷機の画像形
成の手段や性能、更にはこの背表紙情報印刷装置に求め
られる画像形成の手段や性能等を勘案して任意に設定で
きるが、背表紙情報を製本物の厚さに応じて適正な大き
さで仕上がり良く印刷するために、好ましくはフォント
についてはその種類、サイズ及び印字色からなる属性を
決定できるようにし、また、画情報についてはその縮小
拡大の倍率、解像度及び画色からなる属性を決定できる
ようにするのがよい。
【0013】ここで、製本物の厚さに応じて処理される
背表紙情報におけるフォントや画情報の属性、特に製本
物厚さ方向の大きさについては、それに基づいて印刷さ
れる背表紙画像を見やすくし、また、その外観体裁を良
くする上で必然的に限度があるので、その大きさの下限
を設けておくがよく、好ましくは背表紙情報が文字情報
である場合にはフォントのサイズを8ポイント以上とす
るのがよく、また、背表紙情報が画情報である場合に
は、この画情報の種類によっても異なるが、通常は8m
m以上とするのがよい。
【0014】また、上記情報処理手段には、製本物がく
るみ製本物である場合、このくるみ製本物の厚さに応じ
て背表紙情報を表紙の背表紙側、表表紙側又は裏表紙側
の何れの側に印刷するかを決定する機能を設けるのがよ
く、また、製本物がバインダテープで製本されるバイン
ダ製本物である場合には、このバインダ製本物の厚さに
応じて背表紙情報をバインダテープの背表紙側、表表紙
側又は裏表紙側の何れの側に印刷するかを決定する機能
を設けるのがよい。
【0015】この様に背表紙情報を表紙やバインダテー
プの背表紙側、表表紙側又は裏表紙側の何れの位置に印
刷するかは、基本的には製本物の厚さに基づいて決定さ
れるが、印刷される背表紙画像の大きさについて下限が
設定されている場合には、これら下限の大きさの背表紙
画像が製本物の厚さ以下、好ましくは製本物の厚さの8
5%以下に収まる場合には背表紙側に印刷し、この下限
の大きさの背表紙画像が製本物の厚さ、好ましくはその
85%を超える場合には自動的に、あるいは、必要によ
りオペレーターの選択に基づいて、表表紙側又は裏表紙
側に印刷するように設定するのがよい。下限の大きさの
背表紙画像が製本物の厚さの85%以下の場合にのみ背
表紙側に印刷するようにすれば、作成される各製本物の
厚さの誤差を吸収して背表紙情報を確実に背表紙側に印
刷することができると共に、製本物の厚さに対して背表
紙画像をバランス良く配置することができる。
【0016】また、本発明において、製本物の厚さを測
定する厚さ測定手段は、背表紙情報が表紙の所定位置に
印刷される前に求めることができ、また、求められた製
本物の厚さを基に情報処理手段で背表紙情報の処理を行
うことができれば、製本物を作成する印刷機の種類や性
能あるいはこの印刷機に付設された後処理装置の種類や
性能等に応じて、適当な手段を適当な位置に組み込むこ
とができる。
【0017】この様な厚さ測定手段としては、例えば、
製本物の印刷機側に設けられてこの印刷機に供給される
用紙の厚さを計測する用紙厚計測手段と、この用紙厚計
測手段により計測された計測結果と頁数情報とから製本
物の厚さを算出する厚さ算出手段とで構成されたもの
や、製本物の厚さを直接に計測する厚さ計測手段からな
るものや、製本物が印刷される用紙の設定厚と製本物の
頁数情報とから製本物の厚さを決定する厚さ決定手段等
が挙げられる。
【0018】具体的には、用紙厚計測手段と厚さ算出手
段とで構成された厚さ測定手段としては、例えば、電子
写真複写機、プリンター、ウェブオフセット等の製本用
印刷機に組み込まれ、これらの印刷機に供給される用紙
の厚さを計測して用紙の重送を防止する磁気角度センサ
ーを用紙厚計測手段として利用し、この磁気角度センサ
ーからの情報に基づいて印刷機に供給される所定枚数の
用紙厚を積算し、その結果と製本物の頁数情報とから厚
さ算出手段により製本物の厚さを算出する手段が挙げら
れる。
【0019】また、製本物の厚さを直接に計測する厚さ
計測手段としては、例えば、レーザ変位計等を用いた
り、あるいは、印刷機の後処理装置としての製本装置お
いてくるみ製本やバインダテープによるバインダ製本等
を行う場合に、印刷された一揃いの文書セットをまとめ
てその背部を揃え、この背部にホットメルト接着剤を塗
布して表紙を貼着したり、あるいは、バインダテープが
貼着されるが、この一揃いの文書セットをまとめてその
背部を揃える工程でこの背部の厚さを測定するために用
いられるカリパス等からこの文書セットの厚さを情報と
して取り出し、この文書セットの厚さを製本物の厚さと
する手段等が挙げられる。
【0020】更に、用紙の設定厚と頁数とから求める厚
さ決定手段としては、例えば、印刷機で使用される用紙
の厚さを予めコンピュータのメモリ、例えばRAMに書
き込んでおき、このRAMから取り出された所定の用紙
厚情報と印刷された製本物の頁数情報とから中央処理装
置(CPU)で製本物の厚さを算出する手段等が挙げら
れる。
【0021】本発明において、製本物の表紙に背表紙情
報を印刷するための印刷手段についても、それが製本物
の表紙の背表紙側、表表紙側あるいは裏表紙側に背表紙
情報を印刷することができれば特に制限されるものでは
なく、例えば、印刷機に付設される製本装置等の後処理
装置に組み込んで、更には印刷機に付設される専用の後
処理装置としてインクジェット、ドットインパクト、又
は熱転写等からなる印刷手段を設けてもよく、また、印
刷機が電子写真複写機である場合にはこの電子写真複写
機のゼログラフィーを兼用させてもよい。
【0022】更に、本発明の背表紙情報印刷装置がくる
み製本、バインダテープ製本及びステープル製本から選
ばれた少なくとも2つ以上の製本モードを有する印刷機
又はその後処理装置に設けられている場合には、好まし
くは製本物の厚さに応じて何れかの製本モードを自動的
に選択する製本モード選択手段を設け、製本物の厚さに
応じて最適な製本モードを選択できるようにするのがよ
い。
【0023】また、ステープル製本を含む複数の製本モ
ードを有する場合において、製本モード選択手段がこの
ステープル製本の製本モードを選択した場合には、上記
情報処理手段は背表紙情報を表表紙側又は裏表紙側の何
れに印刷するように予め設定しておくのがよく、これに
よってステープル製本の際に適切な背表紙情報の印刷を
迅速に行うことができる。
【0024】ここで、本発明の背表紙情報印刷装置の基
本原理を、バインダ製本の製本モードで作成される製本
物について適用する場合を例に説明すると、添付図面の
図1に示すように、印刷された一揃いの文書セットの厚
さを測定する製本物の厚さ測定装置1と、この厚さ測定
装置1で測定された製本物の厚さ情報が入力し、この製
本物の厚さ情報に基づいて背表紙情報を処理する情報処
理装置2と、この情報処理装置2により制御されてバイ
ンダテープ4の所定の位置、すなわち背表紙側、表表紙
側、あるいは裏表紙側に背表紙情報を印刷する印刷装置
3とで構成されており、上記情報処理装置2ではそのR
AMに予め記憶されている文字情報についてのフォント
の種類、サイズ、印字色等の属性情報や画情報について
の縮小拡大の倍率、解像度、画色等の属性情報の中か
ら、測定された製本物の厚さ情報に適切とされる属性情
報や印刷位置を選択し、また、計算し、この様にして求
められた結果に従って背表紙情報を印刷装置3に出力し
てこの印刷装置3を制御するようになっている。
【0025】この場合、情報処理装置2には、フォント
の大きさや印刷位置等について、製本物の厚さや背表紙
情報中の文字情報の数等から、どのフォントを選択し、
どの位置に印刷するかを予め設定しておく。また、印刷
内容については予め背表紙情報として入力しておくか、
あるいは、該当するファイル名やプリントジョブ名等か
ら自動的にこれらのファイル名やプリントジョブ名等が
入力するようにしておく。更に、何も設定がない場合に
は、情報処理装置2が持つ初期値、例えば「題名」の2
文字のみを使用して印刷してその下に手書きで題名を書
き込めるようにし、また、バインダテープ4に印刷する
か否かはこの情報処理装置2により制御する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施例に基
づいて、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0027】実施例1 図2は、本発明の実施例1に係る背表紙情報印刷装置が
適用された電子写真複写機を示すものであり、この電子
写真複写機は、スキャナー部A、制御部B、ゼログラフ
ィー部C、ユーザーインターフェイス(UI)部D、及
び給紙部Eからなる印刷機本体Pと、用紙反転路5aを
有する用紙整理部5と、ビンデクサー部6と、ステイプ
ル部7と、バインダテープ4によるバインダ製本部8
と、背表紙情報印刷部9と、スタッカー部10とを有す
る後処理部Fとで構成されている。
【0028】上記スキャナ部Aで読み取られた内容情報
は、その文字情報及び画情報が制御部Bでファイリング
され、製本物の中身と表表紙及び裏表紙を印刷する所定
のジョブに作成され、次いでゼログラフィー部Cが立ち
上げられ、給紙部Eから供給される用紙にスキャナ部A
で読み取られた文字情報や画情報が印刷される。
【0029】上記ゼログラフィー部Cは、図3に示すよ
うに、感光体ベルト11と、この感光体ベルト11の外
周に配設された帯電器12と、上記スキャナ部Aで読み
取られた内容情報を感光体ベルト11上に書き込む露光
器13と、この露光器13で書き込まれて感光体ベルト
11上に形成された潜像をトナーで可視化する現像器1
4と、現像器14で可視化された未定着トナー像を用紙
上に転写する転写器15と、感光体ベルト11上に残留
したトナーを除去するクリーニング器16とで構成され
ており、給紙部Eから供給された用紙は上記感光体ベル
ト11と転写器15との間を矢印の方向に通過し、この
ゼログラフィー部Cの上方に位置する定着器17(図2
参照)で未定着トナー像がこの用紙の上に定着される。
【0030】また、このゼログラフィー部Cに用紙を供
給する給紙部Eは、製本物の中身となる文字情報や画情
報が印刷される普通用紙を収容する大容量トレイ18
と、表表紙や裏表紙となる表紙用紙を収容する表紙紙ト
レイ19と、カラー画像等が印刷される特殊用紙を収容
する特殊紙トレイ20と、これらのトレイ18、19及
び20から送出された用紙の搬送路21とで構成されて
いる。そして、この搬送路21は、各トレイ18、19
及び20から送出された用紙をゼログラフィー部Cの転
写器15まで搬送する第1搬送路21aと、未定着トナ
ー像が乗った用紙を転写器15から定着器17まで搬送
する主搬送路21bと、定着されて文字情報や画情報が
印刷された用紙を後処理装置Fに設けられた用紙整理部
5まで搬送する第2搬送路21cと、両面印刷の際に片
面印刷された用紙を反転させて再び第1搬送路21aに
送り込む反転搬送路21dとで構成されている。
【0031】この実施例1において、製本物の厚さを測
定する厚さ測定装置1は、図2に示すように、上記給紙
部Eの搬送路21におけるゼログラフィー部Cの前に配
置されて各トレイ18、19及び20から送り出される
用紙の全てが通過し、用紙が重送された際にゼログラフ
ィープロセスを停止させる磁気角度センサー22を用紙
厚計測手段として利用し、この磁気角度センサー22で
計測される用紙厚情報とこの磁気角度センサー22を通
過する用紙の枚数情報とを上記制御部B内に設けられた
厚さ算出手段に入力させて製本物の厚さを算出させる構
成になっている。
【0032】ここで、磁気角度センサー22で採取する
用紙厚情報は、大容量トレイ18、表紙紙トレイ19及
び特殊紙トレイ20から送出される全ての用紙について
採取してもよいが、例えば大容量トレイ18から送出さ
れる多数の用紙についてはその一部、例えば50%、7
0%あるいは80%の用紙についてのみその用紙厚情報
を採取してこの大容量トレイ18から送出される用紙全
体の厚さを予測し、これによって、全ての用紙に対して
ゼログラフィー部Cでの印刷が終了する前に、厚さ算出
手段で算出された製本物の厚さに基づいて背表紙情報を
処理する情報処理手段での情報処理を開始させるのがよ
い。
【0033】上記磁気角度センサー22は、図4及び図
5に示すように、アクチュエータ23とこのアクチュエ
ータ23にシャフト24を介して接続された回転子25
とで構成され、また、アクチュエータ23はシャフト2
4を回転自在に支持するベアリング23aと、このシャ
フト24に取り付けられた磁石23bと、この磁石23
bに相対向して設けられている磁気ヨーク23c及びこ
の磁気ヨーク23cに設けられた半導体磁気抵抗素子2
3dとで構成されており、これらアクチュエータ23及
び回転子25を支持するブラケット26と上記回転子2
5との間を用紙が通過した際にその厚さに応じて回転子
25が持ち上げられると、その変化がシャフト24を介
して磁石23bに伝わり、この磁石23bによる磁界の
変化を半導体磁気抵抗素子23dにより抵抗(電圧)変
化として検知し、これを用紙厚情報として出力するもの
である。
【0034】この様にして計測された用紙厚情報は上記
制御部B内の厚さ算出手段に入力され、この厚さ算出手
段では厚さ算出手段に入力される製本物の頁数情報とか
ら製本物の厚さが算出される。この製本物の頁数情報
は、予めオペレーターが制御部Bのメモリ内に入力させ
ておいてもよいほか、スキャナーで読み取ったときに自
動的に制御部Bに入力されるようにしてもよい。
【0035】製本物の印刷については、先ず始めに、表
紙紙トレイ19から裏表紙となる表紙用紙が送出され、
この表紙用紙は第1搬送路21aを搬送されて上記磁気
角度センサー22を通過し、そこで用紙厚が計測された
のちゼログラフィー部Cの転写器15により未定着トナ
ー像が転写され、更に主搬送路21bを走行して定着器
17に送られ、この定着器17で未定着トナー像が表紙
用紙上に定着された後、第2搬送路21cを搬送されて
後処理装置Fの用紙整理部5に入り、この用紙整理部5
の用紙反転路5aで反転され、印刷された裏表紙画像を
下にしてビンデクサー部6内にスタックされる。
【0036】次に、製本物の中身が印刷される普通用紙
が大容量トレイ18から順次必要な枚数だけ送出され、
これらの普通用紙はそれぞれ第1搬送路21a→磁気角
度センサー22→ゼログラフィー部Cの転写器15→主
搬送路21b→定着器17→第2搬送路21c→反転搬
送路21d→第1搬送路21a→ゼログラフィー部Cの
転写器15→主搬送路21b→定着器17→第2搬送路
21c→用紙整理部5→ビンデクサー部6の順に搬送さ
れ、ビンデクサー部6内で上記裏表紙画像が印刷された
表紙用紙の上にスタックされる。
【0037】この間、必要により製本物中に挿入される
カラー画像等が印刷される特殊用紙が特殊紙トレイ20
から送出され、この特殊用紙は第1搬送路21a→磁気
角度センサー22→ゼログラフィー部Cの転写器15→
主搬送路21b→定着器17→第2搬送路21c→(必
要により、反転搬送路21d→第1搬送路21a→ゼロ
グラフィー部Cの転写器15→主搬送路21b→定着器
17→第2搬送路21cを経由して両面印刷された後)
→用紙整理部5→ビンデクサー部6の順に搬送され、製
本物の中身が印刷された普通用紙の間に適宜挿入され、
これら普通用紙と共にスタックされる。
【0038】更に、表紙紙トレイ19から表表紙となる
表紙用紙が送出され、この表紙用紙は、裏表紙となる表
紙用紙と同様に、第1搬送路21a→磁気角度センサー
22→ゼログラフィー部Cの転写器15→主搬送路21
b→定着器17→第2搬送路21c→用紙整理部5→ビ
ンデクサー部6の順に搬送され、ビンデクサー部6内で
上記中身が印刷された普通用紙の上にスタックされ、製
本物の一揃いを構成する文書セットが整う。
【0039】この実施例1において、上記ビンデクサー
部6は3つのビンソーターを備えており、3文書セット
までストックできるようになっており、このビンデクサ
ー部6に空きがあるか否かを判断して次の文書セットが
印刷されるようになっている。 なお、表表紙や裏表紙
についても必要により両面印刷が行われ、また、製本物
の中身についても必要により片面印刷だけの場合もあ
る。
【0040】この様にしてビンデクサー部6内に文書セ
ツトが整うと、この文書セットは次にステイプル部7に
送り込まれ、このステイプル部7でホチキス止めされて
次の背表紙印刷部9に送られるか、あるいは、このステ
イプル部7でホチキス止めされることなくバインダ製本
部8に送られ、このバインダ製本部8でバインダテープ
4によりバインダ製本されて次の背表紙印刷部9に送ら
れる。なお、図2において符号27はホチキス止めする
ときに用いられるワイヤーを収納するスティッチャー・
ワイヤーリールである。
【0041】上記バインダ製本部8では、図6から図9
に示すように、そのチルトベッドクランプ28でビンデ
クサー部6から送り込まれてきた文書セットSd を受け
取り(図6参照)、次いでこのチルトベッドクランプ2
8で文書セットSd を垂直の姿勢にしたのち、このチル
トベッドクランプ28と文書セットSd の厚さを測定す
るカリパス29とを用いて、バインダテープ4のホット
メルト接着剤4aを加熱するヒーター30の上で上下左
右からこの文書セットSd の各用紙を整理し(図7参
照)、次いでテープガイド31を用いて垂直の姿勢にさ
れた文書セットS d の背部とヒーター30の間にバイン
ダテープ4を導入してこのヒーター30の上に載置し、
フラッパー32を用いてバインダテープ4を文書セット
d の背部に押圧して貼着し(図8参照)、次いでチル
トベッドクランプ28でバインダテープ4が貼着された
文書セットSd を再び水平の姿勢にし、次の背表紙印刷
部9に送出するようになっている。
【0042】また、後処理部Fの背表紙情報印刷装置9
は、図10に示すように、基本的にはインクジェットヘ
ッド33と、ステイプル部7又はバインダ製本部8でホ
チキス止めあるいはバインダ製本されて送り込まれてく
る文書セットSd を上記インクジェットヘッド33の所
定の位置に案内するガイド板34と、このガイド板34
内に文書セットSd を送り込む搬送ローラ35とで構成
されている。なお、この図10において、矢印は文書セ
ットSd の移動方向を示す。
【0043】そして、このインクジェットからなる背表
紙情報印刷装置9では、上記文書セットSd の背部に制
御部Bの情報処理手段で処理されて製本物の厚さに適し
た情報に加工された背表紙情報が印刷され、次いで図2
に示すスタッカー部10から出来上がった製本物が排出
される。
【0044】この実施例1の電子写真複写機において、
上記制御部Bでは、図11及び図12に示すように、次
のような制御が行われている。すなわち、この電子写真
複写機のスタートボタンが押されて印刷機が駆動すると
(ステップ36)、先ずスキャナー部Aで原稿の読み取
りが始まり(ステップ37)、ここで読み取られた文字
/画情報は制御部Bに入り、次いでオペレーターが図1
3に示すUI部Dの画面47の右側画面47aで所定の
指示を行って文字/画像情報を必要な形にファイリング
し、製本物を構成する一揃いの文書セットSd を印刷す
るための印刷ジョブを作成する(ステップ38)。
【0045】この様にして作成された印刷ジョブは次に
UI部Dの画面47の左側画面47bに転記され(ステ
ップ39)、これによってゼログラフィー部Cの立ち上
げが開始される(ステップ40)。そして、制御部Bは
後処理部Fのビンデクサー部6にアクセスし、このビン
デクサー部6の3つのビンソーターの何れかに空きがあ
る場合には裏表紙から表表紙まで順に給紙部Eのトレイ
18、19及び20から用紙を送出させ、空きがない場
合にはビンデクサー部6の3つのビンソーターの何れか
に空きが生じるまでトレイ18、19及び20からの用
紙の送出を待機させる(ステップ41、ステップ4
2)。
【0046】給紙部Eの搬送路21ではゼログラフィー
部Cの直前に設けられた磁気角度センサー22で用紙の
重送が検知されると共にこの磁気角度センサー22では
通過する用紙の厚さが測定され(ステップ42)、この
用紙厚情報は制御部Bに蓄積され、この制御部Bで製本
物の厚さが算出される。
【0047】ゼログラフィー部Cは給紙部Eから送出さ
れた用紙がゼログラフィー部Cの転写器15の位置に来
るのに合わせて未定着トナー像をこの用紙の上に転写し
(ステップ43)、未定着トナー像が転写された用紙は
次いで定着器17を通過してそこで定着され、次いで後
処理部Fのビンデクサー部6にスタックされる(ステッ
プ44)。
【0048】このビンデクサー部6に一揃いの文書セッ
トSd がスタックされると、制御部Bからの製本物の厚
さ情報に基づいて、この文書セットSd はステイブル部
7でホチキス止めされるか、あるいは、バインダ製本部
8に送り込まれてバインダテープ4によりバインダ製本
される(ステップ44)。ここで、文書セットSd をホ
チキス止めするか、若しくは、バインダ製本するかの決
定は、製本物の厚さ情報に基づいて、あるいは、UI部
Dにおけるオペレーターの選択により制御部Bの情報処
理手段が決定し、例えば、厚さ10mmを境にそれ未満
の場合はホチキス止めとし、これ以上の場合にはバイン
ダ製本をする。
【0049】ここで、製本物の厚さに基づいて背表紙情
報を製本物のどの位置にどのような属性で印刷するか
は、制御部Bに設けた情報処理手段で決定する。この情
報処理手段は、給紙部Eに設けた用紙計測手段の磁気角
度センサー22からの用紙厚情報を基に、制御部B内に
設けた厚さ算出手段で作成される製本物の厚さを算出
し、この製本物の厚さ情報を基に、製本方法としてどの
様な方法が選択されたかを参照して、フォントの種類、
サイズ、印字色等のフォントの属性や縮小拡大の倍率、
解像度、画色等の画情報の属性を決定し、また、表紙や
バインダテープの背表紙側、表表紙側又は裏表紙側の何
れの位置に印刷するかを決定する。
【0050】この実施例1においては、図14及び図1
5に示すように、製本物の厚さ情報と製本方法とから背
表紙情報が印刷された後の仕上がり具合を予測してUI
部Dの画面47に表示させ、オペレーターがその様子を
みてどの様な背表紙情報の印刷を行うかを最終的に判断
できるようになっている。
【0051】すなわち、図15においては、文書セット
d をバインダ製本してその表紙に背表紙情報を印刷し
た状態がUI部Dの画面47に表示されており、図15
(イ)はフォントのサイズを見やすい大きさ、例えば2
4ポイントで製本物の背表紙側に印刷した場合この背表
紙側には納まりきらなくなって表表紙側にはみ出してい
る状態を示し、また、図15(ロ)は製本物の背表紙側
に納めた場合におけるフォントのサイズを示しており、
更に、図15(ハ)は見やすい大きさのサイズのフォン
トで表表紙側に印刷した場合を示しており、オペレータ
ーはこれらの背表紙情報印刷の仕上がり具合を見て選択
する。
【0052】実施例2 図16は、本発明の実施例2に係るくるみ製本機能を備
えた後処理部Fを有する電子写真複写機を示すものであ
り、印刷機本体P側から送られてきた文書セットを揃え
てクランパーに入れる連結コネクター48と、用紙の縦
方向のサイズに合わせてガイドの位置を調製する用紙サ
イズ調整つまみ49と、用紙の横方向のサイズに合わせ
てストッパーの位置を調整するストッパーつまみ50
と、製本機能に以上が発生した場合に送られてきた文書
セットを受け取る紙受けトレイ51と、後処理部Fのシ
ステム全体の操作や必要な設定を行うタッチパネルディ
スプレイ52と、電源スイッチ53と、非常停止ボタン
54と、表紙ガイド55aを備えて表紙をニッピング部
に送り込むカバーフィーダ55と、製本物をストックす
るトレイ56と、製本物をコンベアで持ち上げてトレイ
56でストックするデリバリー57とを備えている。
【0053】この実施例2においては、印刷機本体P側
の機構は上記実施例1の場合とほとんど同様であるが、
製本物の背表紙情報は、表表紙や裏表紙に印刷される表
紙情報と同時に、ゼログラフィー部で印刷されるように
なっている。
【0054】上記後処理部Fで行われるくるみ製本は、
図17に示すように、ミーリング工程で製本物の中身5
8の背部を2mm程度削り落とすと共にガリ溝を設け
(図17(イ)参照)、次にのり塗布工程でホットメル
ト接着剤59を塗布し(図17(ロ)参照)、次いでニ
ッピング工程で中身58に表紙60を貼着してプレス6
1で成形して行われる(図17(ハ)参照)。
【0055】
【発明の効果】本発明の背表紙情報印刷装置は、電子写
真複写機、プリンター、ウェブオフセット等の印刷機や
これらの印刷機に付設される製本装置等の後処理装置に
組み込まれ、又は、印刷機に付設される専用の後処理装
置として用いられ、製本物の表紙の所定位置にこの製本
物の厚さ(製本物の背幅に相当)に応じて適正な背表紙
印刷を行うことができる。このため、使用する用紙の厚
さや頁数が変化しても、背表紙の印刷位置を設定し直し
たり、チェックする必要がなく、製本経験の有無に関係
なく統一された美しい状態で背表紙情報の印刷を行うこ
とができ、製本物の作成が迅速になるほか、その仕上が
り品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の背表紙情報印刷装置の基本
構成の一例を示す説明図である。
【図2】 図2は、本発明の実施例1に係る背表紙情報
印刷装置が適用された電子写真複写機を示す裏面開放状
態の説明図である。
【図3】 図3は、図2の電子写真複写機に組み込まれ
ているゼログラフィー部を示す説明図である。
【図4】 図4は、図2の電子写真複写機に組み込まれ
ている磁気角度センサー(用紙厚計測手段)の説明図で
ある。
【図5】 図5は、図4の側面図である。
【図6】 図6は、図2の電子写真複写機の後処理部に
組み込まれているバインダ製本部8の作動状態を示す説
明図である。
【図7】 図7は、図6と同様のバインダ製本部8の作
動状態を示す説明図である。
【図8】 図8は、図6と同様のバインダ製本部8の作
動状態を示す説明図である。
【図9】 図9は、図6と同様のバインダ製本部8の作
動状態を示す説明図である。
【図10】 図10は、図2の電子写真複写機の後処理
部に組み込まれているインクジェットからなる印刷手段
を示す説明図である。
【図11】 図11は、図2の電子写真複写機の制御部
を示すブロック図である。
【図12】 図12は、図11による電子写真複写機の
制御を示すフローチャートである。
【図13】 図13は、図2の電子写真複写機に設けら
れているUI部の画面の一部を示す説明図である。
【図14】 図14は、図2の電子写真複写機に設けら
れているUI部を示す説明図である。
【図15】 図15は、図14のUI部の画面に表示さ
れた製本物の仕上がり具合を示す画面説明図である。
【図16】 図16は、実施例2のくるみ製本機能を備
えた後処理部を示す説明図である。
【図17】 図17は、実施例2のくるみ製本の手順を
示す説明図である。
【符号の説明】
P…印刷機本体、A…スキャナー部、B…制御部、C…
ゼログラフィー部、D…ユーザーインターフェイス(U
I)部、E…給紙部、1…厚さ測定装置、2…情報処理
装置、3…印刷装置、4…バインダテープ、5…用紙整
理部、5a…用紙反転路、6…ビンデクサー部、7…ス
テイプル部、8…バインダ製本部8、9…背表紙情報印
刷部、10…スタッカー部、11…感光体ベルト、12
…帯電器、13…露光器、14…現像器、15…転写
器、16…クリーニング器、17…定着器、18…大容
量トレイ、19…表紙紙トレイ、20…特殊紙トレイ、
21…搬送路、21a…第1搬送路、21b…主搬送
路、21c…第2搬送路、21d…反転搬送路、22…
磁気角度センサー(用紙厚計測手段)、23…アクチュ
エータ、24…シャフト、25…回転子、26…ブラケ
ット、27…スティッチャー・ワイヤーリール、28…
チルトベッドクランプ、Sd …文書セット、29…カリ
パス、30…ヒーター、31…テープガイド、32…フ
ラッパー、33…インクジェットヘッド、34…ガイド
板、35…搬送ローラ、47…UI部の画面、48…連
結コネクター、49…用紙サイズ調整つまみ、50…ス
トッパーつまみ、51…紙受けトレイ、52…タッチパ
ネルディスプレイ、53…電源スイッチ、54…非常停
止ボタン、55…カバーフィーダ、56…トレイ、57
…デリバリー、58…製本物の中身、59…ホットメル
ト接着剤、60…表紙、61…プレス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 道則 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 山中 信幸 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 箕田 淳 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数頁からなる製本物に所定の背表紙情
    報を印刷する印刷装置であり、製本物の厚さに応じて印
    刷される背表紙情報を処理する情報処理手段を備えてい
    ることを特徴とする背表紙情報印刷装置。
  2. 【請求項2】 情報処理手段は、背表紙情報が文字情報
    である場合には、そのフォントの種類、サイズ及び印字
    色から選ばれた少なくとも1つ以上の属性を決定する機
    能を備えている請求項1に記載の背表紙情報印刷装置。
  3. 【請求項3】 情報処理手段は、背表紙情報が画情報で
    ある場合には、その画情報における縮小拡大の倍率、解
    像度及び画色から選ばれた少なくとも1つ以上の属性を
    決定する機能を備えている請求項1又は2に記載の背表
    紙情報印刷装置。
  4. 【請求項4】 情報処理手段は、製本物がくるみ製本物
    である場合には、このくるみ製本物の厚さに応じて背表
    紙情報を表紙の背表紙側、表表紙側又は裏表紙側の何れ
    に印刷するかを決定する機能を備えている請求項1〜3
    の何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  5. 【請求項5】 情報処理手段は、製本物がバインダテー
    プで製本されたバインダ製本物である場合には、このバ
    インダ製本物の厚さに応じて背表紙情報をバインダテー
    プの背表紙側、表表紙側又は裏表紙側の何れに印刷する
    かを決定する機能を備えている請求項1〜3の何れかに
    記載の背表紙情報印刷装置。
  6. 【請求項6】 製本物の厚さを測定する厚さ測定手段
    が、製本物の印刷機側に設けられてこの印刷機に供給さ
    れる用紙の厚さを計測する用紙厚計測手段と、この用紙
    厚計測手段により計測された計測結果と頁数情報とから
    製本物の厚さを算出する厚さ算出手段とからなる請求項
    1〜5の何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  7. 【請求項7】 製本物の厚さを求める厚さ測定手段が、
    製本物の厚さを直接に計測する厚さ計測手段である請求
    項1〜5の何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  8. 【請求項8】 製本物の厚さを求める厚さ測定手段が、
    給紙される用紙の設定厚と製本物の頁数情報とから製本
    物の厚さを決定する厚さ決定手段である請求項1〜5の
    何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  9. 【請求項9】 背表紙情報を印刷する印刷手段が、製本
    物の中身を印刷する印刷機の後処理装置に設けられてい
    る請求項1〜8の何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  10. 【請求項10】 印刷手段がインクジェット、ドットイ
    ンパクト、又は熱転写である請求項9に記載の背表紙情
    報印刷装置。
  11. 【請求項11】 背表紙情報を印刷する印刷手段が、製
    本物の中身を印刷する電子複写印刷機側に設けられたゼ
    ログラフィーである請求項1〜8の何れかに記載の背表
    紙情報印刷装置。
  12. 【請求項12】 くるみ製本、バインダテープ製本及び
    ステープル製本から選ばれた少なくとも2つ以上の製本
    モードを有する印刷機又はその後処理装置に設けられて
    おり、製本物の厚さに応じて何れかの製本モードを自動
    的に選択する製本モード選択手段を備えている請求項1
    〜11の何れかに記載の背表紙情報印刷装置。
  13. 【請求項13】 くるみ製本及び/又はバインダテープ
    製本とステープル製本の製本モードを有する印刷機又は
    その後処理装置に設けられており、製本モード選択手段
    がステープル製本の製本モードを選択した場合には情報
    処理手段は背表紙情報を表表紙側又は裏表紙側の何れか
    に印刷する請求項12に記載の背表紙情報印刷装置。
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