JPH071104Y2 - ミシンのための縫着片位置決め装置 - Google Patents

ミシンのための縫着片位置決め装置

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JPH071104Y2
JPH071104Y2 JP6081288U JP6081288U JPH071104Y2 JP H071104 Y2 JPH071104 Y2 JP H071104Y2 JP 6081288 U JP6081288 U JP 6081288U JP 6081288 U JP6081288 U JP 6081288U JP H071104 Y2 JPH071104 Y2 JP H071104Y2
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sewing piece
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邦夫 羽田
秀夫 河口
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は両端に折曲げ部を形成した状態でミシンによ
り加工布に縫着される縫着片を、その折曲げ動作に先立
って位置決めするようにした縫着片位置決め装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置としては、例えば特公昭56−14318
号公報(昭和56年4月3日公告)に記載されたものがあ
る。その装置では、縫着片を支持する支持体の上方に座
板を配置し、その座板に上下動可能に装着した押え先金
を下降させることにより、その押え先金に設けたバネに
て縫着片を支持体に押圧し、且つ押え先金の下降に連動
して案内腕を待機位置から作用位置まで回動させること
により、その案内腕と縫着片の一側縁との係合を介して
縫着片の他側縁を支持体上の当り片に当接させて、縫着
片の側縁を位置決めするようになっている。又、押え先
金の直線運動を回動運動に変換して案内腕に伝達するた
めに、一端にて案内腕に連結され且つ、他端にて前記座
板に挿通された弓形の案内棒が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、上記の装置では、縫着片の位置決めのために作
動される部品の点数が増加して、構成が複雑になるばか
りでなく、各部品の取付け位置の調整が面倒になり、よ
って製造コストが高騰するという問題がある。
この考案は上記の問題点を解消するためになされたもの
であって、その目的は部品点数を少なくして安価に製造
することができ、取付け位置の調整も容易に行うことが
可能なミシンのための縫着片位置決め装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案では、縫着片の
供給通路に沿って配置され、縫着片の下面を支持する支
持体と、縫着片の供給通路に沿って配置され、縫着片の
側縁に係合してその位置を規制する規制体と、前記支持
体に対して接近離隔可能に配設され、その接近動作に基
づき、縫着片を支持体に押圧する押圧部及び縫着片を規
制体に向って移動させる位置決め部が一体に形成された
位置決め体とを設けている。
〔作用〕
従って、この考案によれば、縫着片がその下面にて支持
体に支持された状態で、位置決め体が支持体に接近され
ると、位置決め体の位置決め部により縫着片が規制体に
向って移動されてその縫着片の側縁が規制体に係合さ
れ、それと同時に、位置決め体の押圧部により縫着片が
支持体に押圧される。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化したテープ状素材縫着装置の一
実施例を主要なユニット毎に図面に従って詳細に説明す
る。
第1図〜第3図に示すように、テーブル1の左側上面に
はスラックス等のベルト通しを形成する縫着片Bをスラ
ックス生地等の加工布に縫付けるためのサイクルミシン
Mが配置され、テーブル1の右側上面に設けた支持板2
上にはテープ状素材Tを所定長さに切断した後にその両
端を折り曲げて縫着片Bを形成すると共にその縫着片B
をミシンMに供給するためのテープ状素材切断供給装置
(以下、供給装置と称す)が配置されている。
(素材供給ユニット) 先ず、第7図(a)に示すテープ状素材Tを素材供給源
から所定量ずつ繰り出すための繰出しユニットU1につい
て説明する。第1図〜第3図に示すように、前記支持板
2の左側後部には支持ブラケット3が立設され、その中
間に設けた平板部3aには前後に延びる案内レールによっ
て素材通路4が形成されている。支持ブラケット3の起
立壁3bにはローラ支持体5がその基端にて支軸6により
揺動可能に支持され、その先端に回転可能に支持された
送りローラ7が素材通路4の先端部内面に係合する方向
へバネ8によって揺動付勢されている。又、ローラ支持
体5の先端には送りローラ7と一体に回転可能なスプロ
ケットホイール9が装着されている。
前記支持ブラケット3の右方に立設された支持壁10には
送りモータ11が装着され、その出力軸12上のスプロケッ
トホイール3と前記ローラ支持体5のスプロケットホイ
ール9との間にはチェーン14が掛装されている。そし
て、モータ11の回転に伴い、出力軸12,スプロケットホ
イール13,9及びチェーン14を介して送りローラ7が素材
送り方向へ回転されることにより、素材Tが素材供給源
(図示略)から素材通路4を通って前方へ繰出される。
なお、前記素材通路4,送りローラ7及びモータ11等によ
って繰出しユニットU1が構成されている。
(素材位置決めユニット) 次に、素材Tの切断にに先立って、素材Tの位置決めを
行う位置決めユニットU2について説明する。第1図〜第
3図に示すように、前記支持板2上には支持部材21がそ
の基端部にて支柱22により揺動可能に支持され、その先
端部背面には緩衝棒23が上下動可能に支持されている。
そして、この緩衝棒23を下方へ移動付勢するバネ24によ
って緩衝棒23の下端が支持板2上面に当接された状態
で、支持部材21が左下方向から右上方向へ向って傾斜配
置されている。支持部材21の中間部背面には突片25が設
けられると共に、その下方にはエアシリンダ26が配設さ
れ、そのピストン26aの出没動作に基づき、突片25との
係合を介して支持部材21が往復揺動され、その先端が第
2図に示す上方位置と、その上方位置から下方へ偏倚す
る下方位置との間で上下動される。
前記支持部材21には傾斜方向に沿って平行に延びる上下
一対の案内軸27が装着され、両案内軸27には移動台28が
その基端部28aにて摺動可能に装着されている。支持部
材21の右端部には支持片29が位置調整可能に装着され、
その支持片29にはエアシリンダ30が基端にて回動可能に
連結されている。エアシリンダ30のピストン30aは移動
台28の中間部上面に突設した連結片31に連結され、その
ピストン30aの出没に伴い、第2図に実線で示すように
移動台28がミシンMから離間する待機位置と、同図に2
点鎖線で示すようにミシンMに近接する供給位置との間
で往復動される。
第1図,第2図及び第4図(a)に示すように、移動台
28の左側部には略水平に延びる載置部32が形成され、そ
の上面にはエアシリンダ33が載置されている。このエア
シリンダ33のピストン33aには素材通路4に沿って延び
る棒状の規制体34が装着されている。第4図(a)〜
(c)に示すように、規制体34の下面にはその全長に亙
る案内溝35が形成されると共に、前半部には案内溝35に
連通する長孔36が形成されている。
前記規制体34には金属板よりなる前後一対の支持板37,3
8が装着され、後方支持板37はその右側上面に設けた突
条37aを案内溝35に嵌合させた状態で、前記突条37aに螺
合されるネジ39によって規制体34に固定されている。
又、前方支持板38はその右側上面に設けた突条38aを案
内溝35に摺動可能に嵌合させた状態で、前記長孔36に貫
通して突条38aに螺合されるネジ40によって位置調節可
能に取着され、その縫着片支持部38bが後方支持板37の
縫着片支持部37bの下方に近接配置されている。更に、
後方支持板37の後縁及び前方支持板38の前縁には左方へ
向かう突片37c,38cがそれぞれ形成されている。そし
て、ネジ40を緩めた状態で、前方支持板38を案内溝35に
沿って摺動させることにより、縫着片Bの長さに応じて
両突片37c,38c間の間隔が調節される。
前記規制体34の左側面には後部上方から前部下方へ向っ
て傾斜する案内部41aと、前記支持板37,38と平行に延び
る浮上防止部41bとを備えた案内片41が装着されてい
る。そして、前記ピストン33aの出没に伴い、規制体34
を介して両支持板37,38が素材Tを受け取るための支持
位置と、その支持位置から右方へ退避する退避位置とに
切替えられ、両支持板37,38が支持位置に配置された状
態で、素材Tが繰り出し動作される時、素材Tの先端が
上方へカールしていても、案内部41aに沿って下方へ移
動されながら、浮上防止部41bと両支持板37,38との間に
挿入されて、支持板37,38上に支持される。
一方、前記支持ブラケット3の平板部3c前端には前後に
延びる回動軸42が一対の軸支片43,44により往復回動可
能に支持され、その回動軸42には一対の連結片45,46が
その軸線に沿って位置調節可能に装着され、各連結片4
5,46には線材によって折曲げ形成された位置決め体47,4
8がその基端にて挿通固定されている。
各位置決め体47,48の先端には円弧状の押圧部47a,48aが
一体形成されると共に、両押圧部47a,48aに連続する位
置決め部47b,48bが一体形成されている。又、回動軸42
にはロータリーエアシリンダ49が連結されている。そし
て、ロータリーエアシリンダ49の作動に基づき、回動軸
42及び連結片45,46と一体に両位置決め体47,48が第4図
(a)に示す待機位置から同図の反時計方向へ回動され
ることにより、両位置決め体47,48が前記両支持板37,38
の突片37c,38cの内側へ接近移動される。この移動に伴
い、両位置決め部47b,48bと素材Tの側縁との係合を介
して素材Tが規制体34側へ移動され、且つ押圧部47a,48
aにより両支持板37,38に押圧される。
尚、前記規制体34,支持板37,38及び位置決め体47,48等
によって位置決めユニットU2が構成されている。
(素材切断ユニット) 次に、素材Tを所定長さに切断するための切断ユニット
U3について説明する。第1図〜第3図,第5図及び第6
図に示すように、素材通路4の前部上方において、支持
ブラケット3の平板部3cには、支持筒51が軸受け52等に
より回動可能に支持され、その垂下片53には切断刃支持
体54がその上端にて取着されている。切断刃支持体54の
中間部には前記素材通路4に対向する切欠55が形成され
ると共に、その切欠55の下側内縁に連続する素材受け56
が装着されている。
前記切断刃支持体54に形成した案内溝57には切断刃とし
ての可動刃体58が上下動可能に収容され、その下側縁に
は切欠55に対向する刃部59が形成されると共に、切欠55
より下方へ垂下する案内片60が形成されている。案内片
60を覆うように、切断刃支持体54の下部には固定刃体61
が配置されると共に、その固定刃体61及び切断刃支持体
54を貫通する4本の連絡軸62が設けられ、各連結軸62の
先端に螺合された調節ネジ63の位置に応じて調節される
バネ64の付勢力により、固定刃体61が切断刃支持体54に
圧接されると共に、両者間に前記案内片60が挟持されて
いる。この固定刃体61の上縁には刃部65が形成されてい
る。又、固定刃体61と切断刃支持体54との間には素材T
の切り屑を吹き出すためのノズル66が下方から挿入配置
されている。
前記支持筒51の上面には可動刃体58を上下動させるため
の第2の駆動手段としてのエアシリンダ67が装着され、
そのピストン67aが支持筒51内に挿入されている。ピス
トン67aの下端には連結片69及びネジ70によって前記可
動刃体58が連結固定され、ピストン67aの出没動作に伴
って可動刃体58の刃部59が固定刃体61の刃部65から上方
へ離間して素材Tの通過を許容する待機位置と、固定刃
体61の刃部65との協働により素材Tを切断する切断位置
との間で上下動される。又切断刃支持体54には可動刃体
58の上下ストロークに相当する長さの逃げ溝71が形成さ
れ、その逃げ溝71内に前記連結片69及びネジ70が配置さ
れている。
第1図及び第3図に示すように、支持ブラケット3の平
板部3cには互いに反対方向へ出没するピストン72a,73a
を備えると共に、互いに結合された第1の駆動手段とし
ての一対のエアシリンダ72,73が配置され、後方のエア
シリンダ72のピストン72aが平板部3c上の支軸74に回転
可能に連結されると共に、前方のエアシリンダ73のピス
トン73aが前記支持筒51上の支軸75に回動可能に連結さ
れている。そして、常には、後方のエアシリンダ72のピ
ストン72aが突出され、かつ前方のエアシリンダ73のピ
ストン73aが没入されることにより、前記切断刃支持体5
4が素材通路4と直交する中立位置に配置される。
前記支持筒51の周縁には切断刃支持体54の中立位置配置
時において素材通路4上に位置する係合片76が突設され
ている。前記平板部3c上において前記係合片76の両側に
は一対の位置規制片77,78が支持筒51の回動軸線を中心
として円弧に沿ってネジ79,80により、位置調節可能に
固定されている。そして、前記切断刃支持体54が中立位
置に配置された状態で、後方のエアシリンダ72のピスト
ン72aが没入されることにより、支持筒51,切断刃支持体
54及び両刃体58,61が一体に第1図の反時計方向へ回動
され、係合片76が右方の位置規制片77に係合されて、両
刃体58,61が素材繰出し方向と所定の角度θa(第7図
参照)をなして交わる一方の素材切断面Sa上に配置さ
れ、又、前方のエアシリンダ73のピストン73aが突出さ
れることにより、前記各部材が一体に第1図の時計方向
へ回動され、係合片76が左方の位置規制片78に係合され
て、両刃体58,61が素材繰出し方向と所定の角度θb
(第7図参照)をなして交わる他方の素材切断面Sb上に
配置される。
尚、前記支持筒51,切断刃支持体54,可動刃体58,固定刃
体61,エアシリンダ67及びエアシリンダ72,73等によって
切断ユニットU3が構成されている。
(折曲げユニット) 次に、素材Tの切断によって形成される縫着片Bの両端
を折り曲げるための折曲げユニットU4について説明す
る。第1図,第2図及び第4図(a)に示すように、移
動台28の載置部32に立設した支柱91には支持台92がその
右側起立壁92aに装着された枠体93を介して上下動可能
に支持されている。枠体93にはエアシリンダ94が装着さ
れ、そのピストン94aが移動台8の載置部32に連結され
ている。
支持台92の後部上面にはエアシリンダ95が固定されると
共に、前部上面にはエアシリンダ96が素材繰出し方向に
沿って位置調節可能に装着されている。両エアシリンダ
95,96のピストン96a(一方のみ図示)には金属板よりな
る折曲げ作動板97,98がその厚肉部97a,98aにて連結さ
れ、各折曲げ作動板97,98の先端には互いに対向する折
曲げ部97b,98bが形成されている。そして、支持台上下
用エアシリンダ94の作動に基づき、支持台92,エアシリ
ンダ95,96及び折曲げ作動板97,98が前記両支持板37,38
を境界として一体に上下動される。又、その上下両位置
において、後方エアシリンダ95のピストンが没入される
と共に、前方エアシリンダ96のピストン96aが突出され
ることにより、両折曲げ作動板97,98が閉成動作されて
両者間の間隔が狭められ、折曲げ部97b,98bが両支持板3
7,38の両側縁部内方に配置される。一方、後方エアシリ
ンダ95のピストンが突出されると共に、前方エアシリン
ダ96のピストン96aが没入されることにより、両折曲げ
作動板97,98が開放動作されて、両者間の間隔が拡げら
れ、折曲げ部97b,98bが両支持板37,38の両側縁部外方に
配置される。
次に、上記のように構成されたテープ状素材縫着装置の
作用を説明する。さて、送りモータ11が駆動されて送り
ローラ7が回転されると、所定量の素材Tが素材供給源
から繰り出されて、素材Tの先端部分が可動刃体58と固
定刃体61との間及び案内片41と支持板37,38との間を通
過した後、第7図(a)に示すように、支持板37,38上
に配置される。
この状態で、第4図(a)に示すロータリーエアシリン
ダ49が作動されて、各位置決め体47,48が第4図(a)
に示す上方の待機位置から反時計方向へ回動されると、
第7図(b)及び第4図(c)に示すように、各位置決
め体47,48の位置決め部47b,48bによって素材Tの側縁が
規制体34に係合されて、その幅方向の位置決めが行われ
ると共に、押圧部47a,48aによって素材Tの下面が支持
板37,38に押圧されて、厚み方向の位置決めが行われ
る。
引き続き、第1図に示す各エアシリンダ72,73のピスト
ン72a,73aが共に突出されて、支持筒51及び切断刃支持
体54等が第1図に示す中立位置から時計方向へ回動され
る。すると、係合片76が左方の位置規制片78に係合さ
れ、両刃体58,61が素材切断面Sb〔第8図(a)参照〕
上に配置される。この状態で、第5図に示すエアシリン
ダ67により可動刃体58が上下動されて、素材Tが前記素
材切断面Sbに沿って切断される。次に、前記各エアシリ
ンダ72,73のピストン72a,73aが共に没入されて、支持筒
51及び切断刃支持体54等が第1図に示す中立位置を通過
して更に反時計方向へ回動され、係合片76が右方の位置
規制片77に係合される。それにより、両刃体58,61が素
材切断面Sa上に配置され、その状態で可動刃体58が再び
上下動されて、素材Tが素材切断面Saに沿って切断さ
れ、第8図(b)に示す縫着片Bが形成される。
2度目の切断動作の直後には、第5図に示すノズル66か
らエアが吹き出され、素材Tの切り屑が両刃体58,61の
間から排除される。次いで、第1図に示すように、切断
刃支持体54が中立位置に復帰される。その後、第7図
(c)に示すように一対の折曲げ作動板97,98が支持板3
7,38の上方において、一対のエアシリンダ95,96によっ
て開放動作される。次いで、第2図に示すエアシリンダ
94の作動により、折曲げ作動板97,98が支持板37,38より
も下方へ移動されると、第7図(d)及び第8図(c)
に示すように、折曲げ作動板97,98との係合によって縫
着片Bの両端が下方へ折曲げられる。引き続き、エアシ
リンダ95,96の作動により、折曲げ作動板97,98が支持板
37、38の下方で閉成され、第7図(e)及び第8図
(d)に示すように、縫着片Bの両端が支持板37,38の
下方側へ折曲げられて、折曲げ作動が終了する。そし
て、ロータリーエアシリンダ49の作動によって両位置決
め体47,48が第4図(a)に示す位置まで復帰回動され
た後、第2図に示すエアシリンダ30が作動されて、移動
台28が同図に実線で示す待機位置から同図に2点鎖線で
示す供給位置へ移動される。一方、ミシンMのベッド部
101上において、送り板102上に配置された加工布(図示
略)と一対の押え足103,104との間には縫着片挿入用の
間隙が予め形成され、前記移動台28の移動に伴って、支
持板37,38及び折曲げ作動板97,98と共に縫着片Bが前記
間隙に挿入される。
引き続き、ミシンMの押え足103,104が送り板102へ向っ
て下降され、縫着片Bが加工布に押圧された状態で、規
制体34と共に支持板37,38が押え足103,104と折曲げ作動
板97,98との間から右方(第7図において紙面と直交す
る方向)へ引き抜かれた後、両折曲げ作動板97,98が開
放動作されて両作動板97,98が縫着片B及び押え足103,1
04から前後両側へ離間する。その後、折曲げ作動板97,9
8が支持板37,38に対して相対的に上昇され、続いて移動
台28がエアシリンダ26の作動により上昇された状態で、
第1図に実線で示す待機位置へ復帰されて、縫着片Bの
ミシンMへの受け渡しが終了する。その後、ミシンMが
作動されて縫着片Bが加工布に縫着される。
上記のように、この実施例では、各位置決め体47,48を
線材によって形成し、その位置決め体47,48に押圧部47
a,48a及び位置決め部47b,48bを一体に形成したので、構
成を簡単にすることができ、各位置決め体47,48を連結
片45,46によって回動軸42に位置調節可能に装着したの
で、縫着片Bを位置決めするための部品点数を少なくし
て、その製造,組付けを容易に行うことができると共
に、縫着片Bの長さに応じて各位置決め体47,48の配置
位置を容易に調節することができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるのではなく、例
えば各位置決め体を幅の狭い帯状の鋼板によって折曲げ
形成することも可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案は、部品点数を少なくし
て安価に製造することができ、取付け位置の調整も容易
に行うことができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例におけるミシン
及びテープ状素材切断供給装置を示す平面図、第2図は
正面図、第3図は右側面図、第4図(a)は素材位置決
め及び折曲げユニットの部分分解斜視図、第4図
(b),(c)は位置決めユニットの部分拡大断面図、
第5図は切断ユニットの分解斜視図、第6図は同じく部
分断面図、第7図(a)〜(e)はテープ状素材切断供
給装置の作動説明図、第8図(a)〜(d)は素材の加
工順序を示す説明図である。 34…規制体、37,38…支持体としての支持板、47,48…位
置決め体、47a,48a…押圧部、47b,48b…位置決め部、B
…縫着片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に折曲げ部を形成した状態でミシン
    (M)により加工布に縫着される縫着片(B)を、その
    折曲げ動作に先立って位置決めするようにした縫着片位
    置決め装置において、 縫着片(B)の供給通路に沿って配置され、縫着片
    (B)の下面を支持する支持体(37,38)と、 縫着片(B)の供給通路に沿って配置され、縫着片
    (B)の側縁に係合してその位置を規制する規制体(3
    4)と、 前記支持体(37,38)に対して接近離隔可能に配設さ
    れ、その接近動作に基づき、縫着片(B)を支持体(3
    7,38)に押圧する押圧部(47a,48a)及び縫着片(B)
    を規制体(34)に向って移動させる位置決め部(47b,48
    b)が一体に形成された位置決め体(47,48)と を備えたことを特徴とする縫着片位置決め装置。
JP6081288U 1988-05-09 1988-05-09 ミシンのための縫着片位置決め装置 Expired - Lifetime JPH071104Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6081288U JPH071104Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ミシンのための縫着片位置決め装置

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