JP2674082B2 - テープ状素材切断装置 - Google Patents

テープ状素材切断装置

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JP2674082B2
JP2674082B2 JP63112121A JP11212188A JP2674082B2 JP 2674082 B2 JP2674082 B2 JP 2674082B2 JP 63112121 A JP63112121 A JP 63112121A JP 11212188 A JP11212188 A JP 11212188A JP 2674082 B2 JP2674082 B2 JP 2674082B2
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秀夫 河口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は素材供給源から繰出されるテープ状の素材
を切断するテープ状素材切断装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、この種の装置としては、例えば、特公昭58−29
119号公報(昭和58年6月20日公告)に記載されたもの
がある。そのテープ状素材切断装置では、スラックスの
ベルト通しループ用の縫着片を形成するために、布製テ
ープ状素材の通路を横切って往復動させる可動刃を設け
ると共に、前記通路の下方に固定刃を配設し、可動刃を
往復動させることにより、両刃の協働によってテープ状
素材をその長手方向と直交する方向に切断するようにな
っている。ところが、この従来装置では、縫着片の切断
面が素材長手方向に直交して形成されるため、縫着片の
端部が裏側へ折曲げられる時に、ほつれが生じたり、折
曲げ部分においてスラックスの生地に縫着される時に、
外側へ飛び出したりして、商品価値の低を招くおそれが
あった。
上記の問題を解決するため、特公昭58−39921号公報
(昭和58年9月2日公告)に記載された装置では、テー
プ状素材の通路の上方に形刃を上下動可能に設けると共
に、前記通路の下方に形刃の受板を配設し、更に、前記
形刃には素材の長手方向と直交する直刃と、その直刃の
両端に連なるV状刃とを一体に形成し、前記形刃を下降
させることにより、その形刃と受板との協働によってテ
ープ状素材を切断し、同時にその切断端部の両角部を面
取りするようになっている。
ところが、上記の装置では、直刃とV状刃とが形刃に
一体に形成されているため、製造及び保守点検が面倒に
なるという問題がある。更に、上記両装置においては、
縫着片の切断端部の形状が一種類に固定化されて、変更
が不可能であるという問題もある。
この発明の上記の問題を一挙に解決するためになされ
たものであって、その目的はテープ状素材の切断端部の
形状を任意に設定することができると共に、製造及び保
守点検を容易に行うことが可能なテープ素材切断装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明では、素材供
給源から繰出されるテープ状の素材の通過を許容する待
機位置と該待機位置から素材に向かって移動することに
より該素材を切断し、その切断面が素材繰出し方向と所
定の角度をなす切断位置との間を移動可能な切断刃と、
前記切断刃を前記待機位置と切断位置との間で往復移動
させる駆動手段とを備えたテープ状切断装置において、
前記素材の切断面と素材繰出し方向とのなす角度が変化
するように該切断刃を調節する調節手段を設けている。
〔作用〕
従って、この発明によれば、切断刃が待機位置に配置
された状態で、調節手段により素材の切断面と素材繰出
し方向とのなす角度が変化するように切断刃を調節す
る。その後、駆動手段により切断刃を素材に向かって移
動させてその素材を切断する。面取り切断時には、駆動
手段による待機位置と切断位置との間の往復動作が二度
繰り返される。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化したテープ状素材縫着装置の
一実施例を主要なユニット毎に図面に従って詳細に説明
する。
第1図〜第3図に示すように、テーブル1の左側上面
にはスラックス等のベルト通しを形成する縫着片Bをス
ラックス生地等の加工布に縫付けるためのサイクルミシ
ンMが配置され、テーブル1の右側上面に設けた支持板
2上にはテープ状素材Tを所定長さに切断した後にその
両端を折り曲げて縫着片Bを形成すると共にその縫着片
BをミシンMに供給するためのテープ状素材切断供給装
置(以下、供給装置と称す)が配置されている。
(素材供給ユニット) 先ず、第7図(a)に示すテープ状素材Tを素材供給
源から所定量ずつ繰り出すための繰出しユニットU1につ
いて説明する。第1図〜第3図に示すように、前記支持
板2の左側部には支持ブラケット3が立設され、その中
間に設けた平板部3aには前後に延びる案内レールによっ
て素材通路4が形成されている。支持ブラケット3の起
立壁3bにはローラ支持体5がその基端にて支軸6により
揺動可能に支持され、その先端に回転可能に支持された
送りローラ7が素材通路4の先端部内面に係合する方向
へバネ8によって揺動付勢されている。又、ローラ支持
体5の先端には送りローラ7と一体に回転可能なスプロ
ケットホイール9が装着されている。
前記支持ブラケット3の右方に立設された支持壁10に
は送りモータ11が装着され、その出力軸12上のスプロケ
ットホイール13と前記ローラ支持体5のスプロケットホ
イール9との間にはチェーン14が掛装されている。そし
て、モータ11の回転に伴い、出力軸12,スプロケットホ
イール13,9及びチェーン14を介して送りローラ7が素材
送り方向へ回転されることにより、素材Tが素材供給源
(図示略)から素材通路4を通って前方へ繰出される。
尚、前記素材通路4,送りローラ7及びモータ11等によっ
て繰出しユニットU1が構成されている。
(素材位置決めユニット) 次に、素材Tの切断に先立って、素材Tの位置決めを
行う位置決めユニットU2について説明する。第1図〜第
3図に示すように、前記支持板2上には支持部材21がそ
の基端部にて支柱22により揺動可能に支持され、その先
端部背面には緩衝棒23が上下動可能に支持されている。
そして、この緩衝棒23を下方へ移動付勢するバネ24によ
って緩衝棒23の下端が支持板2上面に当接された状態
で、支持部材21が左下方向から右上方へ向って傾斜配置
されている。支持部材21の中間部背面には突片25が設け
られると共に、その下方にはエアシリンダ26が配設さ
れ、そのピストン26aの出没動作に基づき、突片25との
係合を介して支持部材21が往復揺動され、その先端が第
2図に示す上方位置と、その上方位置から下方へ偏倚す
る下方位置との間で上下動される。
前記支持部材21には傾斜方向に沿って平行に延びる上
下一対の案内軸27が装着され、両案内軸27には移動台28
がその基端部28aにて摺動可能に装着されている。支持
部材21の右端部には支持片29が位置調節可能に装着さ
れ、その支持片29にはエアシリンダ30が基端にて回動可
能に連結されている。エアシリンダ30のピストン30aは
移動台28の中間部上面に突設した連結片31に連結され、
そのピストン30aの出没を伴い、第2図に実線で示すよ
うに移動台28がミシンMから離間する待機位置と、同図
に2点鎖線で示すようにミシンMに近接する供給位置と
の間で往復動される。
第1図,第2図及び第4図(a)に示すように、移動
台28の左側部には略水平に延びる載置部32が形成され、
その上面にはエアシリンダ33が載置されている。このエ
アシリンダ33のピストン33aには素材通路4に沿って延
びる棒状の規制体34が装着されている。第4図(a)〜
(c)に示すように、規制体34の下面にはその全長に亙
る案内溝35が形成されると共に、前半部には案内溝35に
連通する長孔36が形成されている。
前記規制体34には金属板よりなる前後一対の支持板3
7,38が装着され、後方支持板37はその右側上面に設けた
突条37aを案内溝35に嵌合させた状態で、前記突条37aは
螺合されるネジ39によって規制体34に固定されている。
又、前方支持板38はその右側上面に設けた突条38aを案
内溝35に摺動可能に嵌合させた状態で、前記長孔36を貫
通して突条38aに螺合されるネジ40によって位置調節可
能に取着され、その縫着片支持部38bが後方支持板37の
縫着片支持部37bの下方に近接配置されている。更に、
後方支持板37の後縁及び前方支持板38の前縁には左方へ
向かう突片37c,38cがそれぞれ形成されている。そし
て、ネジ40を緩めた状態で、前方支持板38を案内溝35に
沿って摺動させることにより、縫着片Bの長さに応じて
両突片37c,38c間には間隔が調節される。
前記規制体34の左側面には後部上方から前部下方へ向
って傾斜する案内部41aと、前記支持板37,38と平行に延
びる浮上防止部41bとを備えた案内片41が装着されてい
る。そして、前記ピストン33aの出没に伴い、規制体34
を介して両支持板37,38が素材Tを受け取るための支持
板と、その支持位置から右方へ退避する退避位置とに切
替えられ、両支持板37,38が支持位置に配置された状態
で、素材Tが繰り出し動作される時、素材Tの先端が上
方へカールしていても、案内部41aに沿って下方へ移動
されながら、浮上防止部41bと両支持板37,38との間に挿
入されて、支持板37,38上に支持される。
一方、前記支持ブラケット3の平板部3c前端には前後
に延びる回動軸42が一対の軸支片43,44により往復回動
可能に支持され、その回動軸42には一対の連結片45,46
がの軸線に沿って位置調節可能に装着され、各連結片4
5,46には線材によって折曲げ形成された位置決め体47,4
8がその基端にて挿通固定されている。
各位置決め体47,48の先端には円弧状の押圧部47a,48a
が一体形成されると共に、両押圧部47a,48aに連続する
位置決め部47b,48bが一体形成されている。又、回動軸4
2にはロータリーエアシリンダ49が連結されている。そ
して、ロータリーエアシリンダ49の作動に基づき、回動
軸42及び連結片45,46と一体に両位置決め体47,48が第4
図(a)に示す待機位置から同図の反時計方向へ回動さ
れることにより、両位置決め体47,48が前記両支持板37,
38の突片37c,38cの内側へ接近移動される。この移動に
伴い、両位置決め部47b,48と素材Tの側縁との係合を介
して素材Tが規制体34側と移動され、且つ押圧部47a,48
aにより両支持板37,38に押圧される。
尚、前記規制体34,支持板37,38及び位置決め体47,48
等によって位置決めユニットU2が構成されている。
(素材切断ユニット) 次に、素材Tを所定長さに切断するための切断ユニッ
トU3について説明する。第1図〜第3図,第5図及び第
6図に示すように、素材通路4の前部上方において、支
持ブラケット3の平板部3cには、支持筒51が軸受け52等
により回動可能に支持され、その垂下片53には切断刃支
持体54がその上端にて取着されている。切断刃支持体54
の中間部には前記素材通路4に対向する切欠55が形成さ
れると共に、その切欠55の下側内縁に連続する素材受け
56が装着されている。
前記切断刃支持体54に形成した案内溝57には切断刃と
しての可動刃体58が上下動可能に収容され、その下側縁
には切欠55に対向する刃部59が形成されると共に、切欠
55よりも下方へ垂下する案内片60が形成されている。案
内片60を覆うように、切断刃支持体54の下部には固定刃
体61が配置されると共に、その固定刃体61及び切断刃支
持体54を貫通する4本の連結軸62が設けられ、各連結軸
62の先端に螺合された調節ネジ63の位置に応じて調節さ
れるバネ64の付勢力により、固定刃体61が切断刃支持体
54に圧接されると共に、両者間に前記案内片60が挟持さ
れている。この固定刃体61の上縁には刃部65が形成され
ている。又、固定刃体61と切断刃支持体54との間には素
材Tの切り屑を吹き出すためのノズル66が下方から挿入
配置されている。
前記支持筒51の上面には可動刃体58を上下動させるた
めの駆動手段としてのエアシリンダ67が装着され、その
ピストン67aが支持筒51内に挿入されている。ピストン6
7aの下端には連結片69及びネジ70によって前記可動刃体
58が連結固定され、ピストン67aの出没動作に伴って可
動刃体58の刃部59が固定刃体61の刃部65から上方へ離間
して素材Tの通過を許容する待機位置と、固定刃体61の
刃部65との協働により素材Tを切断する切断位置との間
で上下動される。又、切断刃支持体54には可動刃体58の
上下ストロークに相当する長さの逃げ溝71が形成され、
その逃げ溝71内に前記連結片69及びネジ70が配置されて
いる。
第1図及び第3図に示すように、支持ブラケット3の
平板部3cには互いに反対方向へ出没するピストン72a,73
aを備えると共に、互いに結合された一対のエアシリン
ダ72,73が配置され、後方のエアシリンダ72のピストン7
2aが平板部3c上の支軸74に回動可能に連結されると共
に、前方のエアシリンダ73のピストン73aが前記支持筒5
1上の支軸75に回動可能に連結されている。そして、常
には、後方のエアシリンダ72のピストン72aが突出さ
れ、かつ前方のエアシリンダ73のピストン73aが没入さ
れることにより、前記切断刃支持体54が素材通路4と直
交する中立位置に配置される。
前記支持筒51の周縁には切断刃支持体54の中立位置配
置時において素材通路4上に位置する係合片76が突設さ
れている。前記平板部3c上において前記係合片76の両側
には一対の位置規制片77,78が支持筒51の回動軸線を中
心とする円弧に沿ってネジ79,80により、位置調節可能
に固定されている。そして、前記切断刃支持体54が中立
位置に配置された状態で、後方のエアシリンダ72のピス
トン72aが没入されることにより、支持筒51,切断片支持
体54及び両刃体58,61が一体に第1図の反時計方向へ回
動され、係合片76が右方の位置規制片77に係合されて、
両刃体58,61が素材繰出し方向と所定の角度θa(第7
図参照)をなして交わる一方の素材切断面Sa上に配置さ
れ、又、前方のエアシリンダ73のピストン73aが突出さ
れることにより、前記各部材が一体に第1図の時計方向
へ回動され、係合片76が左方の位置規制片78に係合され
て、両刃体58,61が素材繰出し方向と所定の角度θb
(第7図参照)をなして交わる他方の素材切断面Sb上に
配置される。
尚、前記支持筒51,切断刃支持体54,可動刃体58,固定
刃体61,エアシリンダ67及びエアシリンダ72,73等によっ
て切断ユニットU3が構成されている。又、前記エアシリ
ンダ72,73、係合片76、位置規制片77,78及びネジ79,80
により調節手段が構成されている。
(折曲げユニット) 次に、素材Tの切断によって形成される縫着片Bの両
端を折り曲げるための折曲げユニットU4について説明す
る。第1図,第2図及び第4図(a)に示すように、移
動台28の載置部32に立設した支柱91には支持台92がその
右側起立壁92aに装着された枠体93を介して上下動可能
に支持されている。枠体93にはエアシリンダ94が装着さ
れ、そのピストン94aが移動台28の載置部32に連結され
ている。
支持台92の後部上面にはエアシリンダ95が固定される
共に、前部上面にはエアシリンダ96が素材繰出し方向に
沿って位置調節可能に装着されている。両エアシリンダ
95,96のピストン96a(一方のみ図示)には金属板よりな
る折曲げ作動板97,98がその厚肉部97a,98aにて連結さ
れ、各折曲げ作動板97,98の先端には互いに対向する折
曲げ部97b,98bが形成されている。そして、支持台上下
用エアシリンダ94の作動に基づき、支持台92,エアシリ
ンダ95,96及び折曲げ作動板97,98が前記両支持板37,38
を境界として一体に上下動される。又、その上下両位置
において、後方エアシリンダ95のピストンが没入される
と共に、前方エアシリンダ96のピストン96aが突出され
ることにより、両折曲げ作動板97,98が閉成動作されて
両者間の間隔が狭められ、折曲げ部97b,98bが両支持板3
7,38の両側縁部内方に配置される。一方、後方エアシリ
ンダ95のピストンが突出されると共に、前方エアシリン
ダ96のピストン96aが没入されることにより、両折曲げ
作動板97,98が開放動作されて、両者間の間隔が拡げら
れ、折曲げ部97b,98bが両支持板37,38の両側縁部外方に
配置される。
次に、上記のように構成されたテープ状素材縫着装置
の作用を説明する。さて、送りモータ11が駆動されて送
りローラ7が回転されると、所定量の素材Tが素材供給
源から繰り出されて、素材Tの先端部分が可動刃体58と
固定刃体61との間及び案内片41と支持板37,38との間を
通過した後、第7図(a)に示すように、支持板37,38
上に配置される。
この状態で、第4図(a)に示すロータリーエアシリ
ンダ49が作動されて、各位置決め体47,48が第4図
(a)に示す上方の待機位置から反時計方向へ回動され
ると、第7図(b)及び第4図(c)に示すように、各
位置決め体47,48の位置決め部47b,48bによって素材Tの
側縁が規制体34に係合されて、その幅方向の位置決めが
行われると共に、押圧部47a,48aによって素材Tの下面
が支持板37,38に押圧されて、厚み方向の位置決めが行
われる。
引き続き、第1図に示す各エアシリンダ72,73のピス
トン72a,73aが共に突出されて、支持筒51及び切断刃支
持体54等が第1図に示す中立位置から時計方向へ回動さ
れる。すると、係合片76が左方の位置規制片78が係合さ
れ、両刃体58,61が素材切断面Sb〔第8図(a)参照〕
上に配置される。この状態で、第5図に示すエアシリン
ダ67により可動刃体58が上下動されて、素材Tが前記素
材切断面Sbに沿って切断される。次に、前記各エアシリ
ンダ72,73のピストン72a,73aが共に没入されて、支持筒
51及び切断刃支持体54等が第1図に示す中立位置を通過
して更に反時計方向へ回動され、係合片76が右方の位置
規制片77が係合される。それにより、両刃体58,61が素
材切断面Sa上に位置され、その状態で可動刃体58が再び
上下動されて、素材Tが素材切断面Saに沿って切断さ
れ、第8図(b)に示す縫着片Bが形成される。
2度目の切断動作の直後には、第5図に示すノズル66
からエアが吹き出され、素材Tの切り屑が両刃体58,61
の間から排除される。次いで、第1図に示すように、切
断刃支持体54が中立位置に復帰される。その後、第7図
(c)に示すように一対の折曲げ作動板97,98が支持板3
7,38の上方において、一対のエアシリンダ95,96によっ
て開放動作される。次いで、第2図に示すエアシリンダ
94の作動により、折曲げ作動板97,98が支持板37,38より
も下方へ移動されると、第7図(d)及び第8図(c)
に示すように、折曲げ作動板97,98との係合によって縫
着片Bの両端が下方へ折曲げられる。引き続き、エアシ
リンダ95,96の作動により、折曲げ作動板97,98が支持板
37,38の下方で閉成され、第7図(e)及び第8図
(d)に示すように、縫着片Bの両端が支持板37,38の
下面側へ折曲げられて、折曲げ動作が終了する。そし
て、ロータリーエアシリンダ49の作動によって両位置決
め体47,48が第4図(a)に示す位置まで復帰回動され
た後、第2図に示すエアシリンダ30が作動されて、移動
台28が同図に実線で示す待機位置から同図に2点鎖線で
示す供給位置へ移動される。一方、ミシンMのベッド部
101上において、送り板102上に配置された加工布(図示
略)と一対の押え足103,104との間には縫着片挿入用の
間隙が予め形成され、前記移動台28の移動に伴って、支
持板37,38及び折曲げ作動板97,98と共に縫着片Bが前記
間隙に挿入される。
引き続き、ミシンMの押え足103,104が送り板102へ向
って下降され、縫着片が加工布に押圧された状態で、規
制体34と共に支持板37,38が押え板103,104と折曲げ作動
板97,98との間から右方(第7図において紙面と直交す
る方向)へ引き抜かれた後、両折曲げ作動板97,98が開
放動作されて両作動板97,98が縫着片B及び押え足103,1
04から前後両側へ離間する。その後、折曲げ作動板97,9
8が支持板37,38に対して相対的に上昇され、続いて移動
台28がエアシリンダ26の作動により上昇された状態で、
第1図に実線で示す待機位置へ復帰されて、縫着片Bの
ミシンMへの受け渡しが終了する。その後、ミシンMが
作動されて縫着片Bが加工布に縫着される。
上記のように、この実施例では、各位置規制片77,78
を位置調整可能に取付けたので、その配置位置を変更す
れば、素材切断面Sa,Sbと素材繰出し方向とのなす角度
θa,θbを任意に変更することができる。又、両刃体5
8,61を中立位置に配置保持した状態で、可動刃体58を上
下動させれば、縫着片Bをその繰出し方向と直交する切
断面に沿って切断することもできる。
更に、この実施例では、素材Tの端部をV字状に切断
するために、可動刃体58を回動させた後に上下往復動さ
せるようにしたので、可動刃体58及び固定刃体61の刃部
59,65を直線状にしてその形状を簡単にして、その製
造,組付け及び保守点検を容易に行うことができる。
又、両刃体58,61の保守点検時には、ネジ70及び調節ネ
ジ63を緩めることによって切断刃支持体54から両刃体5
8,61を簡単に取り外すことができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるのではなく、
第1,第2の駆動手段として電磁ソレノイドを使用するこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明はテープ状素材の切断
端部の形状を任意に設定することができるため、異なっ
た形状にする度に刃を交換する必要がなくなると共に、
製造及び保守点検を容易に行うことができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例におけるミシン
及びテープ状素材切断供給装置を示す平面図、第2図は
正面図、第3図は右側面図、第4図(a)は素材位置決
め及び折曲げユニットの部分分解斜視図、第4図
(b),(c)は位置決めユニットの部分拡大断面図、
第5図は切断ユニットの分解斜視図、第6図は同じく部
分断面図、第7図(a)〜(e)はテープ状素材切断供
給装置の作動説明図、第8図(a)〜(d)は素材の加
工順序を示す説明図である。 4……素材通路、58……切断刃としての可動刃体、67…
…駆動手段としてのエアシリンダ、72,73……調節手段
を構成するエアシリンダ、76……調節手段を構成する係
合片、77,78……調節手段を構成する位置規制片、79,80
……調節手段を構成するネジ、θa,θb……角度、Sa,S
b……素材切断面、T……素材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素材供給源から繰出されるテープ状の素材
    (T)の通過を許容する待機位置と該待機位置から素材
    (T)に向かって移動することにより該素材(T)を切
    断し、その切断面(Sa,Sb)が素材繰出し方向と所定の
    角度(θa,θb)をなす切断位置との間を移動可能な切
    断刃(58)と、 前記切断刃(58)を前記待機位置と切断位置との間で往
    復移動させる駆動手段(67)と を備えたテープ状切断装置において、 前記素材の切断面(Sa,Sb)と素材繰出し方向とのなす
    角度(θa,θb)が変化するように該切断刃(58)を調
    節する調節手段(72,73,76〜80)を設けたことを特徴と
    するテープ状素材切断装置。
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