JPH07110414B2 - 溶接方法 - Google Patents

溶接方法

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JPH07110414B2
JPH07110414B2 JP3078520A JP7852091A JPH07110414B2 JP H07110414 B2 JPH07110414 B2 JP H07110414B2 JP 3078520 A JP3078520 A JP 3078520A JP 7852091 A JP7852091 A JP 7852091A JP H07110414 B2 JPH07110414 B2 JP H07110414B2
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welding
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浩一 ▲吉▼岡
治博 芥
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄板の角継手の溶接方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄板の角継手のアーク溶接等を行
う場合、図4のように、板材1,2の端部を重ね合わせ
るように配置し、その重ね合わせ部を溶接していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接方法では、開先の重ね代が小さいと、板材端面で溶
融池が分離し、溶接不良が発生するという課題があっ
た。すなわち、図5に示すように、板材1,2を溶接し
た場合、板材の端部で溶接不良箇所3が発生する。この
現象は、溶接時に角継手における重ね代が小さいため、
板材の裏面まで溶融することに起因する。そして、この
溶接不良の発生を抑えるには、例えば、特別に溶接継手
の開先精度や板材端部用の溶接条件を改善等することで
も可能であるが、それは容易なことではなかった。
【0004】この発明は斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、薄板の角継手
の端部における溶接不良の発生を防止しうる溶接方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、薄板の角継手の溶接方法において、少な
くとも一方の板材の溶接端部に折り返し部を形成し、板
材の端部同士を突き合わせるときに前記折り返し部に他
の板材の面を突き合わせて重ね代を大きく取り、板材の
裏面までの溶融を防いで溶接不良の発生を抑えることを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は前記構成に係り、板材の溶接端部に折
り返し部を形成することで、板材の端部同士を突き合わ
せたときの重ね代を大きく取り、これによって、溶接時
に板材裏面までの溶融を抑え、溶接不良の発生を防止し
ようとするものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例
を説明する。なお、本実施例では、全図を通し同一部材
には同一の符号を付して説明する。図1(a)(b)に
おいて、先ず板材に曲げ加工を施すことにより、夫々ワ
ークの側面13(14)と上面11(12)を形成し、
これらを突き合わせてアーク溶接等が行われる。
【0008】そして、実施例では、少なくとも一方の板
材の端部を上下に折り返して折り返し部15を形成し、
双方の板材の端部同士を重ね合わせるとき、折り返し部
15に他の板材の面を突き合わせてその重ね代を大きく
取れるようにしている。こうすることにより、溶接時、
板材の裏面までの溶融を防ぎ、溶接不良の発生を抑える
ことができる。
【0009】また、図2(a)(b)は、他の実施例を
示すもので、この実施例では、一方の板材の端部に折り
返し部16を形成する際、重ね代の一部を切り欠いて折
り返すことにより、突き合せ部16aを形成する。これ
により、重ね代が大きく取れると共に位置決めも容易に
なり、溶接時に板材の裏面までの溶融を防ぎ、溶接不良
の発生を抑えるようにしている。
【0010】更に、図3(a)(b)は、他の実施例を
示すもので、この実施例では、双方の板材の端部を折り
返して夫々の折り返し部15,16を形成すると共に、
一方の折り返し部16を形成する際、重ね代の一部を切
り欠いて折り返すことにより、突き合せ部16aを形成
する。これにより、更に重ね代が大きく取れると共に位
置決めも容易になり、溶接時に板材の裏面までの溶融を
防ぎ、溶接不良の発生を抑えることができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上説明した通り、薄板の角
継手の溶接方法において、少なくとも一方の板材の溶接
端部に折り返し部を形成し、板材の端部同士を突き合わ
るときに折り返し部に他の板材の面を突き合わせて
ね代を大きく取り、板材の裏面までの溶融を防いで溶接
不良の発生を抑えることにより、溶接継手の開先精度や
板材端部の溶接条件を考慮することなしに、角継手溶接
における溶接不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の溶接開先を示すものであっ
て、(a)はワークの外側から見た図、(b)はワーク
の内側から見た図である。
【図2】本発明の他の実施例の溶接開先を示すものであ
って、(a)はワークの外側から見た図、(b)はワー
クの内側から見た図である。
【図3】更に本発明の他の実施例の溶接開先を示すもの
であって、(a)はワークの外側から見た図、(b)は
ワークの内側から見た図である。
【図4】従来の角継手の開先例を示すものである。
【図5】従来の角継手の端部における溶接不良例を示す
ものである。
【符号の説明】
11,12 ワーク上面 13,14 ワーク側面 15,16 折り返し部 16a 突き合せ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板の角継手の溶接方法において、 少なくとも一方の板材の溶接端部に折り返し部を形成
    し、 板材の端部同士を突き合わせるときに前記折り返し部に
    他の板材の面を突き合わせて重ね代を大きく取り、 板材の裏面までの溶融を防いで溶接不良の発生を抑える
    ことを特徴とする溶接方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4947496B2 (ja) * 2008-01-23 2012-06-06 本間冬治工業株式会社 金属製容器及びその製造方法
CH705940A1 (de) * 2011-12-23 2013-06-28 Schmidlin Wilhelm Ag Verfahren zur Herstellung eines verstärkten Randes eines emaillierten Metallkörpers und verstärkter emaillierter Metallkörper.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133974A (ja) * 1983-12-22 1985-07-17 Sanueebu Kogyo Kk 薄板材料の溶接方法

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