JP2825437B2 - ガータ材の溶接接合構造 - Google Patents
ガータ材の溶接接合構造Info
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- JP2825437B2 JP2825437B2 JP14306294A JP14306294A JP2825437B2 JP 2825437 B2 JP2825437 B2 JP 2825437B2 JP 14306294 A JP14306294 A JP 14306294A JP 14306294 A JP14306294 A JP 14306294A JP 2825437 B2 JP2825437 B2 JP 2825437B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガータ材の溶接接合構造
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３および図４に従来より用いられてい
るクレーン用のガータ材１を示す。図４に示されるよう
にトロリー２の車輪３がガータ材１の下部フランジ４上
を転動せしめられ、従ってガータ材１の下部フランジ４
はトロリー２の車輪３に対するレールの役目を果してい
る。このガータ材１は必要に応じて継ぎたされ、図３は
一対のガータ材１ａ，１ｂをそれらの軸方向端部Ｋにお
いて互いに接合したところを示している。
るクレーン用のガータ材１を示す。図４に示されるよう
にトロリー２の車輪３がガータ材１の下部フランジ４上
を転動せしめられ、従ってガータ材１の下部フランジ４
はトロリー２の車輪３に対するレールの役目を果してい
る。このガータ材１は必要に応じて継ぎたされ、図３は
一対のガータ材１ａ，１ｂをそれらの軸方向端部Ｋにお
いて互いに接合したところを示している。
【０００３】従来において一対のガータ材１ａ，１ｂを
互いに接合する際にはまず初めに各ガータ材１ａ，１ｂ
の軸方向端部Ｋを互いに突き合わせ、次いで各ガータ材
１ａ，１ｂのウェブ５の両側面上に夫々接合用プレート
６，７を溶接して両ガータ材１ａ，１ｂのウェブ５同志
を強固に連結し、次いで溶接部８ａ，８ｂにおいて各ガ
ータ材１ａ，１ｂの上部フランジ９同志および下部フラ
ンジ４同志を互いに溶接接合するようにしている。
互いに接合する際にはまず初めに各ガータ材１ａ，１ｂ
の軸方向端部Ｋを互いに突き合わせ、次いで各ガータ材
１ａ，１ｂのウェブ５の両側面上に夫々接合用プレート
６，７を溶接して両ガータ材１ａ，１ｂのウェブ５同志
を強固に連結し、次いで溶接部８ａ，８ｂにおいて各ガ
ータ材１ａ，１ｂの上部フランジ９同志および下部フラ
ンジ４同志を互いに溶接接合するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら各ガータ
材１ａ，１ｂにおいてウェブ５に対する下部フランジ４
の取付け角度が必ずしも同じになっておらず、また下部
フランジ４のウェブ５に対する取付け位置が必ずしも一
致していない。従ってこのような場合にまず始めに各ガ
ータ材１ａ，１ｂのウェブ５同志を互いに整列させて接
合用プレート６，７により接合すると各ガータ材１ａ，
１ｂの下部フランジ４の接合部において段差が生じてし
まい斯くして車輪３が下部フランジ４上を滑らかに転動
することができないという問題を生ずる。
材１ａ，１ｂにおいてウェブ５に対する下部フランジ４
の取付け角度が必ずしも同じになっておらず、また下部
フランジ４のウェブ５に対する取付け位置が必ずしも一
致していない。従ってこのような場合にまず始めに各ガ
ータ材１ａ，１ｂのウェブ５同志を互いに整列させて接
合用プレート６，７により接合すると各ガータ材１ａ，
１ｂの下部フランジ４の接合部において段差が生じてし
まい斯くして車輪３が下部フランジ４上を滑らかに転動
することができないという問題を生ずる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、垂直方向に延びるウェブの上端部
および下端部に水平方向に延びるフランジを夫々形成し
た一対のガータ材をそれらの軸方向端部において互いに
溶接接合するようにしたガータ材の溶接接合構造におい
て、溶接接合時に互いに突き合わされる各ガータ材の軸
方向端面から内方に延びると共に突き合わされたときに
互いに連通する切欠き部を各ガータ材のウェブに形成
し、両切欠き部内に共通の接合用プレートを嵌着してこ
のプレートを各ガータ材のウェブに溶接するようにして
いる。
めに本発明によれば、垂直方向に延びるウェブの上端部
および下端部に水平方向に延びるフランジを夫々形成し
た一対のガータ材をそれらの軸方向端部において互いに
溶接接合するようにしたガータ材の溶接接合構造におい
て、溶接接合時に互いに突き合わされる各ガータ材の軸
方向端面から内方に延びると共に突き合わされたときに
互いに連通する切欠き部を各ガータ材のウェブに形成
し、両切欠き部内に共通の接合用プレートを嵌着してこ
のプレートを各ガータ材のウェブに溶接するようにして
いる。
【０００６】
【作用】各ガータ材のウェブの下端部に形成されたフラ
ンジ同志を互いに整列させた状態でもって接合用プレー
トが各ウェブに溶接される。従ってウェブの下端部に形
成されたフランジ同志は必ず整列する。
ンジ同志を互いに整列させた状態でもって接合用プレー
トが各ウェブに溶接される。従ってウェブの下端部に形
成されたフランジ同志は必ず整列する。
【０００７】
【実施例】図１は一対のガータ材１０ａ，１０ｂをそれ
らの軸方向端部Ｋにおいて互いに接合したところを示し
ている。これらのガータ材１０ａ，１０ｂは同一形状を
有しており、図１および図２に示されるように各ガータ
材１０ａ，１０ｂは垂直方向に延びるウェブ１１と、ウ
ェブ１１の上端部に一体形成された上部フランジ１２
と、ウェブ１１の下端部に一体形成された下部フランジ
１３とを具備する。各ガータ材１０ａ，１０ｂのウェブ
１１上には各ウェブ１１の接合端面Ｋから内方に延びる
断面コ字形の切欠き部１４ａ，１４ｂが形成される。こ
れらの切欠き部１４ａ，１４ｂは溶接接合すべく各ガー
タ材１０ａ，１０ｂの端部Ｋが互いに突き合わされたと
きに互いに連通しかつ矩形状をなす開口１５が形成され
るように形成されている。
らの軸方向端部Ｋにおいて互いに接合したところを示し
ている。これらのガータ材１０ａ，１０ｂは同一形状を
有しており、図１および図２に示されるように各ガータ
材１０ａ，１０ｂは垂直方向に延びるウェブ１１と、ウ
ェブ１１の上端部に一体形成された上部フランジ１２
と、ウェブ１１の下端部に一体形成された下部フランジ
１３とを具備する。各ガータ材１０ａ，１０ｂのウェブ
１１上には各ウェブ１１の接合端面Ｋから内方に延びる
断面コ字形の切欠き部１４ａ，１４ｂが形成される。こ
れらの切欠き部１４ａ，１４ｂは溶接接合すべく各ガー
タ材１０ａ，１０ｂの端部Ｋが互いに突き合わされたと
きに互いに連通しかつ矩形状をなす開口１５が形成され
るように形成されている。
【０００８】これらの切欠き部１４ａ，１４ｂ内には矩
形状開口１５とほぼ同じ輪郭形状を有する矩形状の接合
用プレート１６が嵌着される。図２からわかるようにこ
の接合用プレート１６はウェブ１１よりも大きな厚みを
有する。溶接接合する際にはまず初めに各ガータ材１０
ａ，１０ｂの軸方向端部が互いに突き合わされ、次いで
各切欠き部１４ａ，１４ｂにより形成される開口１５内
に接合用プレート１６が嵌着される。次いで各ガータ材
１０ａ，１０ｂの下部フランジ１３が正確に位置合せさ
れる。このとき各ガータ１０ａ，１０ｂにおいてウェブ
１１に対する下部フランジ１３の取付け角度或いは取付
け位置、又はそれらの双方が互いに異なっていると各ガ
ータ１０ａ，１０ｂのウェブ１１は正確に整列しなくな
る。次いで接合用プレート１６の全外周縁が１７，１８
で示すように両ガータ１０ａ，１０ｂのウェブ１１の両
側面上に溶接固定される。従ってこのとき各ガータ１０
ａ，１０ｂのウェブ１１同志は互いに正確に整列してい
ない場合もあるが各ガータ１０ａ，１０ｂの下部フラン
ジ１３同志は必ず正確に整列することになる。従って下
部フランジ１３上を図４に示すようなトロリー２の車輪
３を転動させたときには車輪３は下部フランジ１３上を
滑らかに転動することができることになる。
形状開口１５とほぼ同じ輪郭形状を有する矩形状の接合
用プレート１６が嵌着される。図２からわかるようにこ
の接合用プレート１６はウェブ１１よりも大きな厚みを
有する。溶接接合する際にはまず初めに各ガータ材１０
ａ，１０ｂの軸方向端部が互いに突き合わされ、次いで
各切欠き部１４ａ，１４ｂにより形成される開口１５内
に接合用プレート１６が嵌着される。次いで各ガータ材
１０ａ，１０ｂの下部フランジ１３が正確に位置合せさ
れる。このとき各ガータ１０ａ，１０ｂにおいてウェブ
１１に対する下部フランジ１３の取付け角度或いは取付
け位置、又はそれらの双方が互いに異なっていると各ガ
ータ１０ａ，１０ｂのウェブ１１は正確に整列しなくな
る。次いで接合用プレート１６の全外周縁が１７，１８
で示すように両ガータ１０ａ，１０ｂのウェブ１１の両
側面上に溶接固定される。従ってこのとき各ガータ１０
ａ，１０ｂのウェブ１１同志は互いに正確に整列してい
ない場合もあるが各ガータ１０ａ，１０ｂの下部フラン
ジ１３同志は必ず正確に整列することになる。従って下
部フランジ１３上を図４に示すようなトロリー２の車輪
３を転動させたときには車輪３は下部フランジ１３上を
滑らかに転動することができることになる。
【０００９】次いで１９，２０で示されるように各ガー
タ材１０ａ，１０ｂの上部フランジ１２同志および下部
フランジ１３同志が溶接接合せしめられる。なお、図１
および図２において各溶接部１９，２０近傍のウェブ１
１上に形成されている半円形状の開口２１，２２は溶接
部１９，２０の検査用の開口である。
タ材１０ａ，１０ｂの上部フランジ１２同志および下部
フランジ１３同志が溶接接合せしめられる。なお、図１
および図２において各溶接部１９，２０近傍のウェブ１
１上に形成されている半円形状の開口２１，２２は溶接
部１９，２０の検査用の開口である。
【００１０】
【発明の効果】一対のガータ材を溶接接合した際に各ガ
ータ材の下部フランジ同志を正確に整列させることがで
きる。
ータ材の下部フランジ同志を正確に整列させることがで
きる。
【図１】本発明によるガータ材の側面図である。
【図２】図１のII−II線に沿ってみた断面図である。
【図３】従来より用いられているガータ材の側面図であ
る。
る。
【図４】図３のIV−IV線に沿ってみた断面図である。
１０ａ，１０ｂ…ガータ材 １１…ウェブ １２，１３…フランジ １４ａ，１４ａ…切欠き部 １６…接合用プレート
Claims (1)
- 【請求項１】 垂直方向に延びるウェブの上端部および
下端部に水平方向に延びるフランジを夫々形成した一対
のガータ材をそれらの軸方向端部において互いに溶接接
合するようにしたガータ材の溶接接合構造において、溶
接接合時に互いに突き合わされる各ガータ材の軸方向端
面から内方に延びると共に突き合わされたときに互いに
連通する切欠き部を各ガータ材のウェブに形成し、両切
欠き部内に共通の接合用プレートを嵌着して該プレート
を各ガータ材のウェブに溶接するようにしたガータ材の
溶接接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14306294A JP2825437B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ガータ材の溶接接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14306294A JP2825437B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ガータ材の溶接接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0810945A JPH0810945A (ja) | 1996-01-16 |
| JP2825437B2 true JP2825437B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=15330031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14306294A Expired - Fee Related JP2825437B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | ガータ材の溶接接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2825437B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110593484A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-12-20 | 河南平高电气股份有限公司 | 一种h型钢及其加强板 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14306294A patent/JP2825437B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0810945A (ja) | 1996-01-16 |
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| JPH051505Y2 (ja) |
Legal Events
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