JPH01224168A - 角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法 - Google Patents
角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法Info
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- JPH01224168A JPH01224168A JP4862588A JP4862588A JPH01224168A JP H01224168 A JPH01224168 A JP H01224168A JP 4862588 A JP4862588 A JP 4862588A JP 4862588 A JP4862588 A JP 4862588A JP H01224168 A JPH01224168 A JP H01224168A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、角鋼管柱に内蔵するりブプレートあるいはダ
イヤフラムなとの補剛材の溶接方法に関する。
イヤフラムなとの補剛材の溶接方法に関する。
〈従来の技術およびその課題〉
角鋼管柱は、捩じり剛性が高く、曲げ剛性に方向性がな
いなどの優れた力学的特性のため、例えば鉄骨柱や橋脚
などの主要部材として多用されているが、梁の取付は位
置などのような構造上重要な個所には、その内部に四周
が完全に溶接された連結構造のりブプレートやダイヤフ
ラムなとの補剛材を取付けて補強されている。
いなどの優れた力学的特性のため、例えば鉄骨柱や橋脚
などの主要部材として多用されているが、梁の取付は位
置などのような構造上重要な個所には、その内部に四周
が完全に溶接された連結構造のりブプレートやダイヤフ
ラムなとの補剛材を取付けて補強されている。
通常、角鋼管柱に内蔵される補剛材の取付は溶接は、3
枚のスキンプレートで構成するコの字型の角鋼管柱3面
の組立時に、内蔵される補剛材の対向する2辺をシール
ドメタルアーク溶接あるいはガスメタルアーク溶接で溶
接接合し、その後残り1枚のスキンプレートで口の字型
の角鋼管柱に組み立てて、補剛材の未溶接の対向する2
辺をスキンプレートに設けた貫通孔を介してエレクトロ
スラグ溶接(以下、ESWと略称する)などで接合する
方法が用いられている。
枚のスキンプレートで構成するコの字型の角鋼管柱3面
の組立時に、内蔵される補剛材の対向する2辺をシール
ドメタルアーク溶接あるいはガスメタルアーク溶接で溶
接接合し、その後残り1枚のスキンプレートで口の字型
の角鋼管柱に組み立てて、補剛材の未溶接の対向する2
辺をスキンプレートに設けた貫通孔を介してエレクトロ
スラグ溶接(以下、ESWと略称する)などで接合する
方法が用いられている。
しかし、この方法では、補剛材の最初の対向する2辺を
シールドメタルアーク溶接あるいはガスメタルアーク溶
接で溶接する場合、狭い作業空間内で行われるため作業
能率が悪く、また溶接の欠陥が発生しやすい、また、横
向きの溶接姿勢を確保するため、コの字型の角鋼管柱を
数度にわたり回転させねばならないことから−1さらに
作業能率を悪化させるばかりではなく、安全上も好まし
くない。
シールドメタルアーク溶接あるいはガスメタルアーク溶
接で溶接する場合、狭い作業空間内で行われるため作業
能率が悪く、また溶接の欠陥が発生しやすい、また、横
向きの溶接姿勢を確保するため、コの字型の角鋼管柱を
数度にわたり回転させねばならないことから−1さらに
作業能率を悪化させるばかりではなく、安全上も好まし
くない。
このような欠点を解消する手段として、例えば特公昭5
0−35487号公報などに記載されているように、補
剛材の4辺をすべてESWなどのキーホール溶接で接合
する方法が開示されている。
0−35487号公報などに記載されているように、補
剛材の4辺をすべてESWなどのキーホール溶接で接合
する方法が開示されている。
この方法は、第6図に示すように、予めESWの開先溝
6を構成する2枚の裏当て金1.1を4辺に取付けたり
ププレート(補剛材)2を内蔵させながら、上下に対向
する一対のフランジ用スキンプレート3.3と左右に対
向する一対のウェブ用スキンプレート4,4を用いて角
鋼管柱5を組み立てて、リププレート2の左右の2辺の
開先溝6.6をESWで、またリププレート2の上下の
2辺の開先溝6’、6’もESWで溶接した後、角鋼管
柱5の4ケ所のコーナシーム部7をサブマージドアーク
溶接(以下、SAWと略称する)などで溶接する方法で
ある。
6を構成する2枚の裏当て金1.1を4辺に取付けたり
ププレート(補剛材)2を内蔵させながら、上下に対向
する一対のフランジ用スキンプレート3.3と左右に対
向する一対のウェブ用スキンプレート4,4を用いて角
鋼管柱5を組み立てて、リププレート2の左右の2辺の
開先溝6.6をESWで、またリププレート2の上下の
2辺の開先溝6’、6’もESWで溶接した後、角鋼管
柱5の4ケ所のコーナシーム部7をサブマージドアーク
溶接(以下、SAWと略称する)などで溶接する方法で
ある。
しかしながら、この方法では、第7図に示すように、E
SWの開先溝6,6を貫通させるために、フランジ用ス
キンプレート3.3に孔8を、またウェブ用スキンプレ
ート4,4には開先溝6.6と直交するようにして、次
工程のESWの開先溝6’、6’を貫通させるための切
欠き溝9を予め設けてお(必要があり、また最初のES
Wの溶接時に切欠き溝9に粘土などの詰め物を施して溶
融スラグや溶融金属の漏出を防止する必要があるなど、
実用に供する上で製造上や経済性などの問題を包含して
いる。
SWの開先溝6,6を貫通させるために、フランジ用ス
キンプレート3.3に孔8を、またウェブ用スキンプレ
ート4,4には開先溝6.6と直交するようにして、次
工程のESWの開先溝6’、6’を貫通させるための切
欠き溝9を予め設けてお(必要があり、また最初のES
Wの溶接時に切欠き溝9に粘土などの詰め物を施して溶
融スラグや溶融金属の漏出を防止する必要があるなど、
実用に供する上で製造上や経済性などの問題を包含して
いる。
そこで、このような特公昭50−35487の欠点を改
善しようとするものとして、例えば特開昭61−180
679号公報が提案されている。
善しようとするものとして、例えば特開昭61−180
679号公報が提案されている。
その内容は、第8図に示すように、フランジ用スキンプ
レート3とウェブ用スキンプレート4を一対ずつ用いて
、ダイヤフラム(補剛材)2の4辺に消耗ノズル式エレ
クトロスラグ(以下、CBSと略称する)溶接用の開先
溝6,6′を構成する2枚の裏当て金1.1を取付けた
ダイヤフラム2を内蔵させながら角鋼管柱5に組み立て
て、コーナシーム部7をSAWなどで溶接(第8図(a
))した後、ダイヤフラム2の対向する2辺の開先溝6
’、6’を外部と導通させるために一対のウェブ用スキ
ンプレート4,4に孔10.10をあけて(第8図(b
))からCBS溶接を行い、引き続き角鋼管柱5を90
°回転させて、ダイヤフラム2の上下2辺の開先溝6.
6を外部に導通させるために一対のフランジ用スキンプ
レート3,3に孔10′。
レート3とウェブ用スキンプレート4を一対ずつ用いて
、ダイヤフラム(補剛材)2の4辺に消耗ノズル式エレ
クトロスラグ(以下、CBSと略称する)溶接用の開先
溝6,6′を構成する2枚の裏当て金1.1を取付けた
ダイヤフラム2を内蔵させながら角鋼管柱5に組み立て
て、コーナシーム部7をSAWなどで溶接(第8図(a
))した後、ダイヤフラム2の対向する2辺の開先溝6
’、6’を外部と導通させるために一対のウェブ用スキ
ンプレート4,4に孔10.10をあけて(第8図(b
))からCBS溶接を行い、引き続き角鋼管柱5を90
°回転させて、ダイヤフラム2の上下2辺の開先溝6.
6を外部に導通させるために一対のフランジ用スキンプ
レート3,3に孔10′。
10’をあけて(第8図(C))CBS溶接を行う方法
である。
である。
しかしながら、この方法は、ダイヤフラム2の最初の左
右に対向する2辺をCBS溶接する場合においても、次
工程の直交する残りの上下2辺をCBS溶接する場合と
同様に、溶接の開始位置をスキンプレートの面外とする
ため、溶接開始側のスキンプレートにも開先溝を導通さ
せる孔が必要で煩わしいこと、溶接開始に際してはエン
ドタブを別途取付ける必要があり、またそのため溶接欠
陥が発生し易いこと、さらにスキンプレートの面外に突
出する溶接開始部のCES溶接ビードの余長部を削除、
整形する必要があることなどの欠点がある。
右に対向する2辺をCBS溶接する場合においても、次
工程の直交する残りの上下2辺をCBS溶接する場合と
同様に、溶接の開始位置をスキンプレートの面外とする
ため、溶接開始側のスキンプレートにも開先溝を導通さ
せる孔が必要で煩わしいこと、溶接開始に際してはエン
ドタブを別途取付ける必要があり、またそのため溶接欠
陥が発生し易いこと、さらにスキンプレートの面外に突
出する溶接開始部のCES溶接ビードの余長部を削除、
整形する必要があることなどの欠点がある。
本発明は、上記のような課題を改善するためになされた
ものであって、より能率的な角鋼管柱に内蔵する補剛材
の溶接方法を提供することを目的とする。
ものであって、より能率的な角鋼管柱に内蔵する補剛材
の溶接方法を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、角鋼管柱に内蔵する補剛材の4辺を溶接接合
する方法であって、4枚のスキンプレートを用いて、裏
当て金で構成される開先溝を4辺に有する補剛材を所定
の位置に内蔵して、角鋼管柱を組み立ててコーナシーム
部を溶接する工程と、前記補剛材の対向する2辺の開先
溝の一方の端部を外部に連通させるように一方のスキン
プレートにのみ孔あけする工程と、前記スキンプレート
に対向するもう一方のスキンプレートの内面に当接する
前記対向する2辺の開先溝の端部を溶接開始位置として
それぞれ溶接する工程と、ついで、前記対向する2辺の
開先溝に直交する補剛材の未溶接状態の対向する2辺の
開先溝を外部に連通させるように対向する2枚のスキン
プレートに孔あけする工程と、これら連通された対向す
る2辺の開先溝をそれぞれ溶接する工程とからなるよう
にして、上記目的を達成するものである。
する方法であって、4枚のスキンプレートを用いて、裏
当て金で構成される開先溝を4辺に有する補剛材を所定
の位置に内蔵して、角鋼管柱を組み立ててコーナシーム
部を溶接する工程と、前記補剛材の対向する2辺の開先
溝の一方の端部を外部に連通させるように一方のスキン
プレートにのみ孔あけする工程と、前記スキンプレート
に対向するもう一方のスキンプレートの内面に当接する
前記対向する2辺の開先溝の端部を溶接開始位置として
それぞれ溶接する工程と、ついで、前記対向する2辺の
開先溝に直交する補剛材の未溶接状態の対向する2辺の
開先溝を外部に連通させるように対向する2枚のスキン
プレートに孔あけする工程と、これら連通された対向す
る2辺の開先溝をそれぞれ溶接する工程とからなるよう
にして、上記目的を達成するものである。
く作 用〉
本発明によれば、一方のスキンプレートに補剛材の対向
する2辺の開先溝のうちの一方の端部側にのみ外部と連
通ずる孔をあけるようにしたので、孔あけ作業を半減さ
せることが可能である。
する2辺の開先溝のうちの一方の端部側にのみ外部と連
通ずる孔をあけるようにしたので、孔あけ作業を半減さ
せることが可能である。
また、もう一方のスキンプレートの内面に当接する開先
溝の底部を溶接開始位置としてエレクトロスラグ溶接を
行うようにしたので、溶接後の溶接ビードの削除や整形
に要する作業を軽減させることが可能である。
溝の底部を溶接開始位置としてエレクトロスラグ溶接を
行うようにしたので、溶接後の溶接ビードの削除や整形
に要する作業を軽減させることが可能である。
〈実施例〉
以下に、本発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、本発明方法を適用する角鋼管柱の仮組立の状
態を示す断面図、第2図はウェブ用スキンプレートを示
す斜視図、第3図は補剛材の組立状態を示す(a)平面
図、伽)側面図、第4図は補剛材の平面図、第5図は本
発明方法の工程を示す断面図である。なお、図中、従来
例と同一部材は、同一符号を付して説明を省略する。
態を示す断面図、第2図はウェブ用スキンプレートを示
す斜視図、第3図は補剛材の組立状態を示す(a)平面
図、伽)側面図、第4図は補剛材の平面図、第5図は本
発明方法の工程を示す断面図である。なお、図中、従来
例と同一部材は、同一符号を付して説明を省略する。
第1図に示すように、対向する一対のフランジ用スキン
プレート3a、3bと対向する一対のウェブ用スキンプ
レー)4a、4bを用いて、所定の位置に補剛材2を取
付けながら、補剛材2を内蔵した角鋼管柱5を組み立て
る。
プレート3a、3bと対向する一対のウェブ用スキンプ
レー)4a、4bを用いて、所定の位置に補剛材2を取
付けながら、補剛材2を内蔵した角鋼管柱5を組み立て
る。
なお、ウェブ用スキンブレー)4a、4bには、第2図
に示すように、長手方向の両端面に予めテーパ加工を施
して、コーナシーム用の開先11が設けられ、またシー
ム用の裏当て金12が取付けられる。
に示すように、長手方向の両端面に予めテーパ加工を施
して、コーナシーム用の開先11が設けられ、またシー
ム用の裏当て金12が取付けられる。
また、補剛材204辺には、第3図に示すように、補剛
材2の両側面から裏当で金1.1′を取付けて、ESW
で溶接する4個の開先溝6a、6b、6a’ 、6b’
を構成してお(、さらに、裏当て金1′の両端部4ケ所
に切欠き部13を設けて、ウェブ用スキンプレート4に
取付けたシーム用裏当て金12との干渉を避けるように
する。
材2の両側面から裏当で金1.1′を取付けて、ESW
で溶接する4個の開先溝6a、6b、6a’ 、6b’
を構成してお(、さらに、裏当て金1′の両端部4ケ所
に切欠き部13を設けて、ウェブ用スキンプレート4に
取付けたシーム用裏当て金12との干渉を避けるように
する。
なお、ここで用いられる補剛材2には、その対向する2
辺2a、2bの両端部に、それぞれ第4図(a)に示す
ように突起14が設けられる。この突起14は、最初に
行う補剛材2の対向する2辺に設けられた開先溝6a、
6bのESW溶接溶接台いて発生する溶融スラグや溶融
金属が、補剛材2の残りの対向する2辺の開先溝6 a
l 、 6 blに流入するのを防止する機能を有す
る。また、この突起14の形成は、補剛材2を作製する
ときに同時に加工してもよいし、あるいは既に作製され
た補剛材2に後で金物を取付けるとか肉盛溶接を施すな
どの方法で設けても構わない。
辺2a、2bの両端部に、それぞれ第4図(a)に示す
ように突起14が設けられる。この突起14は、最初に
行う補剛材2の対向する2辺に設けられた開先溝6a、
6bのESW溶接溶接台いて発生する溶融スラグや溶融
金属が、補剛材2の残りの対向する2辺の開先溝6 a
l 、 6 blに流入するのを防止する機能を有す
る。また、この突起14の形成は、補剛材2を作製する
ときに同時に加工してもよいし、あるいは既に作製され
た補剛材2に後で金物を取付けるとか肉盛溶接を施すな
どの方法で設けても構わない。
このようにしてESW裏当て金1,1′を用いて開先溝
6a、6b、6a’ 、6b’を構成した補剛材2を内
蔵した角鋼管柱5を組み立てて、開先11に沿って四隅
の各コーナシーム部をSAWなとで溶接した後、以下の
手順で開先溝6.6′の溶接を行う。
6a、6b、6a’ 、6b’を構成した補剛材2を内
蔵した角鋼管柱5を組み立てて、開先11に沿って四隅
の各コーナシーム部をSAWなとで溶接した後、以下の
手順で開先溝6.6′の溶接を行う。
まず、第5図(a)に示すように、最初に行う補剛材2
の対向する2辺の開先溝6a、6bの上端を外部と連通
ずるように、上側のフランジ用スキンプレート3aにド
リルなどで1次ESW用孔15a。
の対向する2辺の開先溝6a、6bの上端を外部と連通
ずるように、上側のフランジ用スキンプレート3aにド
リルなどで1次ESW用孔15a。
15bをあける。
その後、第5図(ロ)に示すように、1次ESW用孔1
5a、15bからESW用溶接8116を挿入し、開先
溝6a、6bの底部即ち下側のフランジ用スキンプレー
ト3bの内面位置からESW溶接を始め、上側のフラン
ジ用スキンプレート3aの外面まで溶接金属を充填して
ESW溶接を終える。
5a、15bからESW用溶接8116を挿入し、開先
溝6a、6bの底部即ち下側のフランジ用スキンプレー
ト3bの内面位置からESW溶接を始め、上側のフラン
ジ用スキンプレート3aの外面まで溶接金属を充填して
ESW溶接を終える。
ついで、角鋼管柱5を90°回転して、第5図(C)に
示すように、補剛材2の未溶接の対向する2辺の開先溝
6a’、6b’が外部と連通ずるようにウェブ用スキン
プレー)4a、4bにドリルなどで2次ESW用の孔1
7 a 、 17 b 、 IT c 、 17 dを
あけた後、第5図(d)に示すように下側のウェブ用ス
キンプレート4bの下面に孔17c、17dに対応する
ようにエンドタブ18a、18bを取付け、開先溝6a
’、6b’の中にESW用溶接電極16を挿入してエン
ドタブ18a、18bの中からESW溶接を開始し、第
5図(e)に示すように、上側のウェブ用スキンプレー
ト4aの外面よりやや高めに溶融金属を充填してESW
溶接を終了する。
示すように、補剛材2の未溶接の対向する2辺の開先溝
6a’、6b’が外部と連通ずるようにウェブ用スキン
プレー)4a、4bにドリルなどで2次ESW用の孔1
7 a 、 17 b 、 IT c 、 17 dを
あけた後、第5図(d)に示すように下側のウェブ用ス
キンプレート4bの下面に孔17c、17dに対応する
ようにエンドタブ18a、18bを取付け、開先溝6a
’、6b’の中にESW用溶接電極16を挿入してエン
ドタブ18a、18bの中からESW溶接を開始し、第
5図(e)に示すように、上側のウェブ用スキンプレー
ト4aの外面よりやや高めに溶融金属を充填してESW
溶接を終了する。
なお、本実施例では、補剛材2の取付は溶接の最初の工
程をウェブ用スキンプレート4との接合としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、補剛材2のコーナ
部に設ける突起14の位置を第4図Φ)に示す位置に変
更すれば、フランジ用スキンプレート3との接合を先に
行ってもよい。
程をウェブ用スキンプレート4との接合としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、補剛材2のコーナ
部に設ける突起14の位置を第4図Φ)に示す位置に変
更すれば、フランジ用スキンプレート3との接合を先に
行ってもよい。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、角鋼管柱に内蔵
される補剛材の4辺の取付は溶接の際、最初の補剛材の
対向する2辺のESW溶接を開先溝の底部すなわちスキ
ンプレートの内面から行うようにしたので、以下の効果
を奏する。
される補剛材の4辺の取付は溶接の際、最初の補剛材の
対向する2辺のESW溶接を開先溝の底部すなわちスキ
ンプレートの内面から行うようにしたので、以下の効果
を奏する。
■ ESW溶接の前作業として必要な孔あけ作業が半減
できる。
できる。
■ 溶接長さが短くなり、確実な溶接作業が用意でかつ
溶接材料も少なくてすむ。
溶接材料も少なくてすむ。
■ ESW熔接の始端および終端の補修作業が半減でき
る。
る。
■ 補剛材の四隅部はESW溶接が直交するため、未溶
接部のない完全な接合ができる。
接部のない完全な接合ができる。
第1図は、本発明方法を適用する角鋼管柱の仮組立の状
態を示す断面図、第2図は、ウェブ用スキンプレートを
示す斜視図、第3図は、補剛材の組立状態を示す(a)
平面図、(ロ)側面図、第4図は、補剛材の平面図、第
5図は、本発明方法の工程を示す断面図、第6図は、従
来例を示す斜視図、第7図は、第6図の要部を拡大して
示す断面図、第8図は、他の従来例を示す断面図である
。 l・・・裏当て金、 2・・・補剛材。 3・・・フランジ用スキンプレート。 4・・・ウェブ用スキンプレート。 5・・・角鋼管柱、 6・・・開先溝。 11・・・開先、12・・・シーム用裏当て金。 13−・・切欠き部、14・・・突起。 15.17・・・孔、 1B・・・エンドタ
ブ。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第3図 Ca’) 第4図 第5図 第6図 第8図
態を示す断面図、第2図は、ウェブ用スキンプレートを
示す斜視図、第3図は、補剛材の組立状態を示す(a)
平面図、(ロ)側面図、第4図は、補剛材の平面図、第
5図は、本発明方法の工程を示す断面図、第6図は、従
来例を示す斜視図、第7図は、第6図の要部を拡大して
示す断面図、第8図は、他の従来例を示す断面図である
。 l・・・裏当て金、 2・・・補剛材。 3・・・フランジ用スキンプレート。 4・・・ウェブ用スキンプレート。 5・・・角鋼管柱、 6・・・開先溝。 11・・・開先、12・・・シーム用裏当て金。 13−・・切欠き部、14・・・突起。 15.17・・・孔、 1B・・・エンドタ
ブ。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第3図 Ca’) 第4図 第5図 第6図 第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 角鋼管柱に内蔵する補剛材の4辺を溶接接合する方法で
あって、 4枚のスキンプレートを用いて、裏当て金で構成される
開先溝を4辺に有する補剛材を所定の位置に内蔵して、
角鋼管柱を組み立ててコーナシーム部を溶接する工程と
、 前記補剛材の対向する2辺の開先溝の一方の端部を外部
に連通させるように一方のスキンプレートにのみ孔あけ
する工程と、 前記スキンプレートに対向するもう一方のスキンプレー
トの内面に当接する前記対向する2辺の開先溝の端部を
溶接開始位置としてそれぞれ溶接する工程と、 ついで、前記対向する2辺の開先溝に直交する補剛材の
未溶接状態の対向する2辺の開先溝を外部に連通させる
ように対向する2枚のスキンプレートに孔あけする工程
と、 これら連通された対向する2辺の開先溝をそれぞれ溶接
する工程と、 からなることを特徴とする角鋼管柱に内蔵する補剛材の
溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862588A JPH01224168A (ja) | 1988-03-03 | 1988-03-03 | 角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862588A JPH01224168A (ja) | 1988-03-03 | 1988-03-03 | 角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01224168A true JPH01224168A (ja) | 1989-09-07 |
Family
ID=12808581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4862588A Pending JPH01224168A (ja) | 1988-03-03 | 1988-03-03 | 角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01224168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0550270A (ja) * | 1991-08-21 | 1993-03-02 | Tomoe Corp | ボツクス型構造材の製造方法 |
JPH0584467U (ja) * | 1991-05-08 | 1993-11-16 | 川崎重工業株式会社 | ボックス柱用ダイヤフラム |
JP2020199530A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社竹中工務店 | 開先構造 |
-
1988
- 1988-03-03 JP JP4862588A patent/JPH01224168A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0584467U (ja) * | 1991-05-08 | 1993-11-16 | 川崎重工業株式会社 | ボックス柱用ダイヤフラム |
JPH0550270A (ja) * | 1991-08-21 | 1993-03-02 | Tomoe Corp | ボツクス型構造材の製造方法 |
JP2020199530A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社竹中工務店 | 開先構造 |
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