JPH0710965U - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

フレキシブルプリント基板

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Publication number
JPH0710965U
JPH0710965U JP4057793U JP4057793U JPH0710965U JP H0710965 U JPH0710965 U JP H0710965U JP 4057793 U JP4057793 U JP 4057793U JP 4057793 U JP4057793 U JP 4057793U JP H0710965 U JPH0710965 U JP H0710965U
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JP
Japan
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flexible printed
printed circuit
circuit board
terminals
gas
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Pending
Application number
JP4057793U
Other languages
English (en)
Inventor
田 哲 朗 石
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田接合部からガスを速やかに拡散させるこ
とのできるフレキシブルプリント基板を提供する。 【構成】 フレキシブルプリント基板1では、図に示し
たように、絶縁フィルム2,4の端子5間の部位に貫通
孔9が穿孔されている。これら貫通孔9はすべて円形で
あり、本実施例では各端子5間の端部近傍にそれぞれ3
個ずつ形成されている。 【作用】 フレキシブルプリント基板1の端子5をコン
ポジット基板や電子部品の端子6に半田接合した場合、
発生したガス8が貫通孔9を通して速やかに上部に抜け
る。そのため、端子5,6がガス8に曝される時間は極
めて短くなり、端子への導電性物質やフラックスの付着
が少なくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフレキシブルプリント基板に係り、特に半田接合の際に発生するガス の速やかな拡散を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型電子機器等では、電子回路の複雑化と信頼性の向上とを両立させる ため、旧来の収束電線(ハーネス)に代えて、フレキシブルプリント基板が広く 使用されている。
【0003】 図3に示したように、フレキシブルプリント基板1は、ポリイミド等の可撓性 材料からなる絶縁フィルム2に圧延銅箔等の導体3を貼付け、更にその上に絶縁 フィルム4を積層したものである。回路の接続に当たっては、図4に示したよう に、フレキシブルプリント基板1の絶縁フィルム2,4から露出した端子5をコ ンポジット基板や電子部品の端子6上に載置し、赤外線やレーザ光線を用いたリ フロー法等により半田接合を行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のフレキシブルプリント基板の半田接合には、次のような問題点 があった。 周知のように、半田付の際には、図5(図4中の拡大A矢視図)に示したよう に、半田7の溶解に伴ってガス8が発生する。このガス8中には微細な半田等の 導電性物質の他、腐食性のフラックス等が浮遊しており、絶縁不良や端子5,6 の腐食を引き起こす虞がある。したがって、良好な接合を行うためには、接合部 がガス8に曝される時間を可能な限り短くする必要がある。ところが、図示した ように、端子5,6の上部には絶縁フィルム4が存在しているため、往々にして 半田接合部にガス8が滞留し、その拡散が阻害されることが多かった。
【0005】 そこで、本考案は、上記従来技術が有する問題点を解消し、半田接合部からガ スを速やかに拡散させることのできるフレキシブルプリント基板を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のフレキシブルプリント基板は、可撓性を 有する一対の絶縁フィルムの間に複数本の導体を形成してなるフレキシブルプリ ント基板であって、前記各導体の端子間において前記絶縁フィルムに貫通孔を穿 孔したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案のフレキシブルプリント基板によれば、半田接合部に発生したガスが端 子間に穿孔された貫通孔を通して外部に抜けるため、端子への導電性物質やフラ ックスの付着が少なくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案によるフレキシブルプリント基板の一実施例について、添付の図 面を参照して説明する。尚、実施例の説明にあたっては前述した従来装置と同一 の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。 本実施例のフレキシブルプリント基板1では、図1に示したように、絶縁フィ ルム2,4の端子5間の部位に貫通孔9が穿孔されている。尚、これら貫通孔9 はすべて円形であり、本実施例では各端子5間の端部近傍にそれぞれ3個ずつ形 成されている。
【0009】 本実施例では、フレキシブルプリント基板1の端子5をコンポジット基板や電 子部品の端子6に半田接合した場合、図2に示したように、発生したガス8が貫 通孔9を通して速やかに上部に抜ける。そのため、端子5,6がガス8に曝され る時間は極めて短くなり、端子への導電性物質やフラックスの付着が少なくなっ た。したがって、前述した従来装置に比べ、絶縁不良や端子5,6の腐食が起こ りにくくなり、品質の安定した製品を製造することが可能となった。
【0010】 以上で具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様はこの実施例に限るもの ではない。例えば、導体のピッチや形状や幅等に応じ、貫通孔の形状を矩形やス リット状等としてもよいし、穿孔する貫通孔の個数を適宜設定してもよい。また 、本考案をTAB(Tape Automated Bonding)等、フレキシブルプリント基板以 外の装置に適用してもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のフレキシブルプリント基板によれば 、各導体の端子間において絶縁フィルムに貫通孔を穿孔したため、半田接合部に 発生したガスが貫通孔を通して速やかに拡散する。そのため、端子への導電性物 質やフラックスの付着が少なくなり、絶縁不良や端子の腐食のない安定した品質 の製品を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフレキシブルプリント基板の一実
施例を示した斜視図。
【図2】半田接合時における実施例の作用を示した説明
図。
【図3】従来のフレキシブルプリント基板の一例を示し
た斜視図。
【図4】従来のフレキシブルプリント基板を半田接合す
る状態を示した側面図。
【図5】図4中の拡大A矢視図。
【符号の説明】
1 フレキシブルプリント基板 2 絶縁フィルム 3 導体 4 絶縁フィルム 5 端子 6 端子 7 半田 8 ガス 9 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する一対の絶縁フィルムの間に
    複数本の導体を形成してなるフレキシブルプリント基板
    であって、前記各導体の端子間において前記絶縁フィル
    ムに貫通孔を穿孔したことを特徴とするフレキシブルプ
    リント基板。
JP4057793U 1993-07-26 1993-07-26 フレキシブルプリント基板 Pending JPH0710965U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008016725A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sharp Corp プリント配線板、プリント配線板の部品実装方法、及び電子部品実装プリント配線板
US11246216B2 (en) 2020-03-03 2022-02-08 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board and display module comprising the same

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JP2008016725A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sharp Corp プリント配線板、プリント配線板の部品実装方法、及び電子部品実装プリント配線板
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