JPH07109429A - インクジェット記録用水性インク - Google Patents

インクジェット記録用水性インク

Info

Publication number
JPH07109429A
JPH07109429A JP28017293A JP28017293A JPH07109429A JP H07109429 A JPH07109429 A JP H07109429A JP 28017293 A JP28017293 A JP 28017293A JP 28017293 A JP28017293 A JP 28017293A JP H07109429 A JPH07109429 A JP H07109429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ink
general formula
quaternary ammonium
sodium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28017293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687795B2 (ja
Inventor
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
Akiko Konishi
昭子 小西
Yasuo Miyoshi
康雄 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP28017293A priority Critical patent/JP3687795B2/ja
Publication of JPH07109429A publication Critical patent/JPH07109429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687795B2 publication Critical patent/JP3687795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥性に優れ、かつ、にじみが少なく、しか
も保存安定性および耐水性をも向上し、特にインクジェ
ット記録による普通紙へのカラー印字に好適な水性イン
クの提供。 【構成】 少なくとも着色剤および界面活性剤を含有
し、表面張力が50mN/m以下を有する水性インクに
おいて、着色剤がpH4以下で水難溶性となるカルボン
酸塩基を少なくとも一つ有する水溶性染料であって、対
イオンがナトリウム、リチウム、下記一般式(I)で示
される第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムおよび
アルカノールアミンから選択された少なくとも一つであ
るインクジェット記録用水性インク。 【化1】 (式中、Xは窒素またはリン、R1〜R4は炭素数1〜4
のアルキル基、ヒドロキシアルキル基またはハロゲン化
アルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録用、
殊に、普通紙に対するカラー印字に適した水性インクに
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンターは、低騒音、
低ランニングコストといった利点を有することから、近
年、急速に普及し、いわゆる普通紙にも印字が可能なカ
ラープリンターが市場に投入されるようになった。しか
しながら、画像の色再現性、耐水性、耐光性、乾燥性、
にじみ、吐出の信頼性等の諸特性を全て満足させること
は困難である。殊にカラープリンターの場合は、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの単色印字部で画像劣化が無くて
もレッド、グリーン、ブルーの2色重ね部分で画質の劣
化が発生しやすい。
【0003】特に定着装置を用いないで乾燥を行う場
合、特開昭55−29546号公報のように紙の浸透性
を高めることにより乾燥性を向上させると紙によって著
しくにじみが発生する。また、特公昭60−23793
号公報には界面活性剤としてジアルキルスルホコハク酸
が乾燥性を向上させ、画質劣化が少ないと記載されてい
るが、紙による画素径が著しく異なり画像濃度の低下も
著しく、また、アルカリ側で活性剤が分解し保存時に活
性効果が無くなるといった欠点がある。さらに、特開昭
58−6752号公報によればアセチレン結合を有する
エチレンオキサイド付加体を含有させることにより浸透
性を向上させ、これによりにじみの少ない速乾性のイン
クが得られるとされるが、染料により、例えばDBK1
68等の直接染料とは疎水性相互作用により乾燥速度が
向上しない。さらにまた、特開昭56−57862号公
報には強塩基性物質を添加したインクが開示されている
が、ロジンサイズされた酸性紙では効果があるもののア
ルキルケテンダイマーやアルケニルスルホコハク酸をサ
イズ剤とした紙には効果がない。その他特開平1−20
3483号公報には多価アルコール誘導体およびペクチ
ンを含有させた記録液が開示されている。これは増粘剤
としてペクチンを添加しにじみを防止するものである
が、ペクチンは水酸基を親水基とする非イオン性である
ため印字休止後の吐出安定性に欠けるという欠点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来技術の有する欠点がなく、乾燥性に優れ、かつ、
にじみが少なく、しかも保存安定性および耐水性をも向
上し、特にインクジェット記録による普通紙へのカラー
印字に好適な水性インクを提供するを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、少なくとも着色剤および界面活性剤を含有し、表面
張力が50mN/m以下を有する水性インクにおいて、
着色剤がpH4以下で水難溶性となるカルボン酸塩基を
少なくとも一つ有する水溶性染料であって、対イオンが
ナトリウム、リチウム、下記一般式(I)で示される第
4級アンモニウム、第4級ホスホニウムおよびアルカノ
ールアミンから選択された少なくとも一つであるインク
ジェット記録用水性インクが提供される。
【化1】 (式中、Xは窒素またはリン、R1〜R4は炭素数1〜4
のアルキル基、ヒドロキシアルキル基またはハロゲン化
アルキル基を表す。)第二に、上記界面活性剤が下記一
般式(II)で示されるポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル酢酸塩または下記一般式(III)で示されるジ
アルキルスルホコハク酸塩であるインクジェット記録用
水性インクが提供される。 R5−O−(CH2CH2O)mCH2COOM ・・・(II) (式中、R5は炭素数6〜14はの分岐してもよいアル
キル基、mは3〜12の整数、Mはアルカリ金属イオ
ン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムまたはア
ルカノールアミンを表す。) (式中、R6は炭素数5〜7はの分岐したアルキル基、
Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表す。)第三
に、一般式(II)および一般式(III)で示される
化合物の対イオンがナトリウム、リチウム、上記一般式
(I)で示される第4級アンモニウム、第4級ホスホニ
ウムおよびアルカノールアミンから選択された少なくと
も一つであるインクジェット記録用水性インクが提供さ
れる。第四に、上記第一ないし第三の水性インクにおい
て、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、上記一般式
(I)で示される第4級アンモニウム、第4級ホスホニ
ウムおよびアルカノールアミンの各水酸化物の中から選
択された少なくとも一つを添加し、pH6以上に調整し
たインクジェット記録用水性インクが提供される。第四
に、上記第一ないし第三の水性インクを用い、該インク
を微細な吐出口より吐出させて液滴化させ、ステキヒト
サイズ度が3秒以上の被記録体にカラー画像を形成する
インクジェット記録方法が提供される。本発明の水性イ
ンクは、着色剤として、pH4以下で水難溶性となる少
なくとも一つのカルボン酸塩基を有する水溶性染料を用
いることにより画像劣化が極めて少なく、また、耐水性
の高い水性インクが得られる。これは紙面より供給され
るプロトンにより染料が析出もしくはインクが増粘する
ため、にじみが少なくなるものと推定される。また、前
記一般式(II)で示されるポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル酢酸塩あるいは前記一般式(III)で示さ
れる炭素数5〜7の分岐したアルキル鎖を有するジアル
キルスルホコハク酸を添加することにより表面張力を5
0mN/m以下に低下させ、インクと紙表面との濡れ性
を向上し、紙への滲透速度を高めることができる。さら
に、上記染料および前記一般式(II)または前記一般
式(III)の界面活性剤の対イオンとしてリチウムイ
オンおよび前記一般式(I)で示される第4級アンモニ
ウム、第4級ホスホニウムを用いることにより、インク
に対し優れた溶解安定性を与える。
【0006】本発明の水性インクはpHを6以上とする
ことにより保存安定性が高められる。また、オフィスで
使用されるコピー用紙や用箋等はpHが5〜6のものが
多く、これらの記録紙(被記録体)にインクを30〜6
0μmの微細な吐出口より吐出し、重量が30〜160
ngの液滴として6〜20m/sで飛翔させ、ステキヒ
トサイズ度が3秒以上、いわゆる普通紙に記録すること
により高画質、高解像度の記録画像を形成する記録方法
が得られる。ただし、pHが9以上では保存時に前記一
般式(III)の界面活性剤では分解による物性変化が
起こりやすいため、一般式(III)の界面活性剤を用
いる場合はpHを6〜9とすることが好ましい。
【0007】また、前記一般式(II)や(III)の
界面活性剤の添加量は、0.05〜10重量%の間でプ
リンターシステムにより要求されるインク特性に対し所
望の浸透性を与えることが可能である。添加量が0.0
5重量%より少ない場合は2色重ね部の境界でのにじみ
が発生する。また、添加量が10重量%より多い場合は
化合物自体が低温で析出したり、染料の析出等も発生す
るなどの信頼性が悪化する。以下にpH4以下で水難溶
性となるカルボン酸塩基を少なくとも一つ有する水溶性
染料の例を遊離酸型で具体例に示す。
【0008】
【表1−(1)】
【0009】
【表1−(2)】
【0010】次に本発明で使用される一般式(II)ま
たは一般式(III)で示される界面活性剤の具体例を
遊離酸型で示す。 (II−1) CH3(CH212O(CH2CH
2O)3CH2COOH (II−2) CH3(CH212O(CH2CH
2O)4CH2COOH (II−3) CH3(CH212O(CH2CH
2O)5CH2COOH (II−4) CH3(CH212O(CH2CH
2O)6CH2COOH 次に本発明で使用される一般式(I)で示される第4級
アンモニウム、第4級ホスホニウムおよびアルカノール
アミンの陽イオンについては以下に示す水酸化,物を添
加することにより行われる。
【0011】
【表2】
【0012】本発明において上記染料および界面活性剤
の対イオンは、上記した対イオン単独で使用するのみで
なく、他のアルカリイオンと混合して使用することもも
ちろん可能である。上記した対イオンの添加量としては
上記染料または界面活性剤のモル数に対して30%以
上、好ましくは50%以上となるようにする。本発明の
水性インクは水を媒体として使用するものであるが、イ
ンクを所望の物性にするため、あるいはインクの乾燥を
防止するため、あるいはまた、化合物の安定性を向上さ
せるため等から下記する水溶性有機溶媒を使用すること
ができる。エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロール、1,
2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリ
オール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール
等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル
等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリ
コールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ
ベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル
類、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチ
ル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノ
ン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒
素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スル
ホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類、プロピ
レンカーボネート、炭酸エチレン等である。これらの溶
媒は、水とともに単独もしくは複数混合して用いられ
る。
【0013】これらの中でも好ましいものは、ジエチレ
ングリコール、チオジエタノール、ポリエチレングリコ
ール200〜600、トリエチレングリコール、グリセ
ロール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4
−ブタントリオール、ペトリオール、1,5−ペンタジ
オール、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシ
エチルピロリドン等である。これらを用いることにより
本化合物の高い溶解性と水分蒸発による噴射特性の不良
防止に対して優れた効果を有する。
【0014】また、本発明において、一般式(II)ま
たは一般式(III)で示される界面活性剤以外にも表
面張力を調整するために添加される浸透剤として、ジエ
チレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリ
コールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ
アリルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールクロロフェニルエーテル等の多価アルコー
ルのアルキルおよびアリールエーテル類、フッ素系界面
活性剤、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコ
ール類が挙げられる。中でもジエチレングリコールモノ
ブチルエーテルは好ましい。
【0015】本発明の水性インクにおける表面張力は、
紙への浸透性を示す指標であり、特に表面が形成されて
1秒以下の短い時間での動的表面張力を示し、飽和時間
で測定される静的表面張力とは異なる。測定法としては
特開昭63−31237号公報記載の方法など1秒以下
の動的表面張力を測定できるものであればどんな方法で
も使用できるが、本発明においてWillhelmy式
の吊り板式表面張力計を用いて測定した。表面張力の値
は50mN/m以下、より好ましくは40mN/m以下
とすると優れた乾燥性が得られる。
【0016】本発明で使用される着色剤は上記pH4以
下で水難溶性となるカルボン酸塩基を有する染料単独だ
けでなく、その他の染料もこれと混合して使用すること
ができる。それら混合使用される染料としては、カラー
インデックスにおいて酸性染料、直接染料、塩基性染
料、反応性染料、食用染料に分類される染料で耐水、耐
光性のものが用いられる。これらの染料を以下に例示す
る。 <酸性染料および食用染料> C.I.アシッドイエロー 17、23、42、44、
79、142 C.I.アシッドレッド 1、8、13、14、18、
26、27、35、37、42、52、82、87、8
9、92、97、106、111、114、115、1
34、186、249、254、289 C.I.アシッドブルー 9、29、45、92、24
9 C.I.アシッドブラック 1、2、7、24、26、
94 C.I.アシッドイエロー 3、4 C.I.フードレッド 7、9、14 C.I.フードブラック 1、2 <直接染料として> C.I.ダイレクトイエロー 1、12、24、26、
33、44、50、120、132、142、144、
86 C.I.ダイレクトレッド 1、4、9、13、17、
20、28、31、39、80、81、83、89、2
25、227 C.I.ダイレクトオレンジ 26、29、62、10
2 C.I.ダイレクトブルー 1、2、6、15、22、
25、71、76、79、86、87、90、98、1
63、165、199、202 C.I.ダイレクトブラック 19、22、32、3
8、51、56、71、74、75、77、154、1
68、171 <塩基性染料として> C.I.ベーシックイエロー 1、2、11、13、1
4、15、19、21、23、24、25、28、2
9、32、36、40、41、45、49、51、5
3、63、64、65、67、70、73、77、8
7、91 C.I.ベーシックレッド 2、12、13、14、1
5、18、22、23、24、27、29、35、3
6、38、39、46、49、51、52、54、5
9、68、69、70、73、78、82、102、1
04、109、112 C.I.ベーシックブルー 1、3、5、7、9、2
1、22、26、35、41、45、47、54、6
2、65、66、67、69、75、77、78、8
9、92、93、105、117、120、122、1
24、129、137、141、147、155 C.I.ベーシックブラック 2、8 <反応性染料として> C.I.リアクティブブラック 3、4、7、11、1
2、17 C.I.リアクティブイエロー 1、5、11、13、
14、20、21、22、25、40、47、51、5
5、65、67 C.I.リアクティブレッド 1、14、17、25、
26、32、37、44、46、55、60、66、7
4、79、96、97 C.I.リアクティブブルー 1、2、7、14、1
5、23、32、35、38、41、63、80、95 上記染料のうち、特に酸性染料および直接染料が好まし
く用いられる。
【0017】顔料は、有機顔料としてアゾ系、フタロシ
アニン系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキ
サジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、
イソインドレノン系、アニリンブラック、アゾメチン
系、ローダミンBレーキ顔料、カーボンブラック等が挙
げられ、無機顔料としては酸化鉄、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウ
ムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロ
ー、金属粉が挙げられる。
【0018】顔料分散剤としては、親水性高分子とし
て、天然系ではアラビアガム、トラガンガム、グーアガ
ム、カラヤガム、ローカストビーンガム、アラビノガラ
クトン、ペクチン、クインスシードデンプン等の植物性
高分子、アルギン酸、カラギーナン、寒天等の海藻系高
分子、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等
の動物系高分子、キサンテンガム、デキストラン等の微
生物系高分子、半合成系では、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等
の繊維系高分子、デンプングリコール酸ナトリウム、デ
ンプンリン酸エステルナトリウム等のデンプン系高分
子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コールエステル等の海藻系高分子、純合成系では、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
メチルエーテル等のビニル系高分子、非架橋ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリル酸およびそのアルカリ金属塩、
水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶
性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニルナフタレンア
クリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属
塩、4級アンモニウムやアミノ基等のカチオン性官能基
の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラック等の天然高
分子化合物等が挙げられる。
【0019】本発明の水性インクは、上記必須染料以外
の着色剤、溶媒の他に従来より知られている添加剤を加
えることができる。例えば、防腐防黴剤としてデヒドロ
酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジン
チオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリ
ウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が使用でき
る。
【0020】pH調整剤としては、調合されるインクに
悪影響を及ぼさずにpHを7以上に調整できるものであ
れば任意の物質を使用することができる。例えば、ジエ
タノールアミン、トリエチノールアミン等のアミン、水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第
4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化
物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。
【0021】キレート試薬としては、例えば、エチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウ
ム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウ
ム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル
二酢酸ナトリウム等がある。防錆剤としては、例えば、
酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール
酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、
四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモ
ニウムニトライト等がある。その他、水溶性紫外線吸収
剤、水溶性赤外線吸収剤、界面活性剤を添加することが
できる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明する。なお、以下で示す「%」は重量基準である。
【0023】実施例1 下記処方の組成物を60℃で攪拌溶解し、室温にて放冷
後、pHが8.5になるように水酸化リチウム10%水
溶液にて調整し、これを0.22μmのテフロンフィル
ターにて濾過しブラックインク1を作製した。 上記(A−1)の染料 1.2% DKB168 1.3% グリセロール 5% N−ヒドロキシエチルピロリドン 5% 上記(II−1)の界面活性剤 0.8% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2% イオン交換水 残量
【0024】実施例2 下記組成物を用い、水酸化ナトリウムでpHを8.8に
調整した以外は実施例1と同様にしてマゼンタインク1
を作製した。 上記(A−3)の染料 3% 1,2,6−ヘキサントリオール 8% 1,5−ペンタンジオール 8% 上記(III−1)の界面活性剤 1.2% 上記(I−1)の25%水溶液 0.8% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム 0.2% イオン交換水 残量
【0025】実施例3 下記組成物を用い、pHを水酸化ナトリウムで8.5に
調整した以外は実施例1と同様にしてシアンインク1を
作製した。 上記(A−4)の染料 1% C.I.アシッドブルー249 1.2% N−メチル−2−ピロリドン 5% グリセロール 2% プロピレングリコールモノブチルエーテル 2% 上記(II−4)の界面活性剤 0.5% 上記(I−3)の25%水溶液 0.2% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2% イオン交換水 残量
【0026】実施例4 下記組成物を用い、水酸化リチウムでpHを7.5に調
整した以外は実施例1と同様にしてイエローインク1を
作製した。 上記(A−7)の染料 2% エチレングリコール 5% グリセロール 5% 1,5−ペンタンジオール 10% 上記(III−2)の界面活性剤 0.8% 上記(I−4)の25%水溶液 2% 安息香酸ナトリウム 0.2% イオン交換水 残量
【0027】実施例5 下記組成物を用い、水酸化ナトリウムでpHを7.8に
調整した以外は実施例1と同様にしてイエローインク2
を調整した。 上記(A−8)の染料 1.2% ダイレクトイエロー120 0.5% トリエチレングリコール 5% ペトリオール 10% 上記(II−5)の界面活性剤 2% 上記(I−2)の25%水溶液 1.5% イオン交換水 残量
【0028】実施例6 下記組成物を用い、水酸化リチウムでpHを8に調整し
た以外は実施例1と同様にしてマゼンタインク2を調整
した。 上記(A−3)の染料 1.5% ダイレクトレッド227 1.5% プロピレングリコール 8% グリセロール 7% 上記(II−6)の界面活性剤 1% 上記(I−7)の25%水溶液 2% イオン交換水 残量
【0029】実施例7 下記組成物を用い、水酸化リチウムでpHを8に調整し
た以外は実施例1と同様にしてシアンインクを調整し
た。 上記(A−5)の染料 1.8% N−メチル−2−ピロリドン 8% 1,5−ペンタジオール 8% 上記(III−4)の界面活性剤 0.8% 安息香酸ナトリウム 0.1% イオン交換水 残量
【0030】実施例8 下記組成物を用い、水酸化ナトリウムでpHを7.5に
調整した以外は実施例1と同様にしてブラックインク2
を調整した。 上記(A−2)の染料 2.8% 上記(A−6)の染料 0.2% チオジエタノール 5% グリセロール 10% 上記(II−4)の界面活性剤 1.5% 安息香酸ナトリウム 0.1% イオン交換水 残量
【0031】比較例1 実施例1において、(II−1)の界面活性剤を除いた
以外は実施例1と同様にしてブラックインク3を作製し
た。
【0032】比較例2 実施例2において、(A−3)の染料に代え、カルボン
酸基を有しないAR289を使用し、(III−1)の
界面活性剤をドデシルベンゼンスルホン酸に代えた以外
は実施例2と同様にしてマゼンタインク3を作製した。
【0033】比較例3 実施例3において、(I−3)の水溶液を使用せず、イ
ンクpHを4.5とした以外は実施例1と同様にしシア
ンインク3を作製した。
【0034】比較例4 実施例4において、(A−7)の染料に代え、カルボン
酸基を有しないAY38を使用し、(III−2)の界
面活性剤を(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナト
リウムに代えた以外は実施例3と同様にしてイエローイ
ンクを作製した。
【0035】比較例5 実施例5において、(A−8)の染料に代え、カルボン
酸基を有しないAY38を使用した以外は実施例5と同
様にしてイエローインク4を作製した。
【0036】比較例6 実施例6で(I−7)の水溶液を使用せず、水酸化カリ
ウムでpHを8にした以外は実施例6と同様にしマゼン
タインク4を作製した。
【0037】比較例7 実施例7において、(A−5)の染料に代え、カルボン
酸基を有しないAR249を使用した以外は実施例7と
同様にしてシアンインク4を作製した。
【0038】比較例8 実施例8で(II−4)の界面活性剤をアセチレン結合
を有する非イオン性界面活性剤サーフィノール465
(エアープロダクト社製)に代え、また、染料をDBK
168に代えた以外は実施例8と同様にしてブラックイ
ンクを作製した。
【0039】比較例9 実施例1において、染料をフードブラック2に代えた以
外は実施例1と同様にしてブラックインク5を作製し
た。
【0040】以上のように作製した実施例および比較例
のインクについて下記試験を行い、表3の結果を得た。 (1)画像の鮮明性 第1図に示すサーマルインクジェット方式の300dp
iのノズルを有するインクジェットプリンターおよび第
2図に示す積層PZTを液室流路の加圧に使用した30
0dpiのノズルを有するインクジェットプリンターに
て印字を行い、2色重ね部境界のにジみ、画像にじみ、
色調、濃度を目視により総合的に判断した。印字用紙は
市販の再生紙(〜15S)、上質紙(〜30S)、およ
びボンド紙(〜6S)に印字した。括弧内数文字はステ
キヒトサイズ度を表す。 (2)画像の耐水性 画像サンプルを30℃の水に1分間浸漬し、処理前後の
画像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、次式にて耐
水性(退色率(%))を求めた。 退色率(%)=(1−処理後の画像濃度/処理前の画像
濃度)×100 ○:いずれの紙でも10%以下となったもの △:30%未満のもの ×:30%以上のもの (3)画像の乾燥性 印字後の画像に一定条件で濾紙を押しつけインクが濾紙
に転写しなくなるまでの時間を測定した。 ○:いずれの紙でも10秒以内で乾燥した場合 △:10秒を越える場合(画像の色境界での乾燥不良に
よる劣化が著しい) (4)保存安定性 各インクをポリエチレン容器に入れ、−20℃、5℃、
20℃、70℃でそれぞれの条件下で3か月保存し、保
存後の表面張力、粘度および沈殿物析出の有無を調ベ
た。 ○:どの条件で保存しても物性等の変化のないもの (5)印字休止時の信頼性 第2図のヘッドを有するプリンター動作中にキャップ、
クリーニング等が行われないでどれだけ印字休止しても
復帰できるかを調べ、どれだけの時間(秒)で噴射方向
がずれるか、あるいは吐出液滴の重量が変化するかでそ
の信頼性を評価した。
【0041】
【表3】
【0042】上記表1から明らかなように、着色剤およ
び界面活性剤を含有し、表面張力が50mN/m以下で
ある水性インクにおいて、pH4以下で水難溶性となる
カルボン酸塩基を有する水溶性染料と該染料の対イオン
に特定のものを用いることにより画像の乾燥性に優れる
とともに保存性および吐出安定性など信頼性に優れた水
性インクが得られる。さらにその構成で特定構造の界面
活性剤を用いることにより画像の乾燥性が向上するのみ
でなく、にじみの少ない(表中、「画像の鮮明性」参
照)水性インクとすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インクジ
ェット用コート紙のみでなく、いわゆる普通紙に対して
も良好な濡れ性を示し、乾燥性に優れるとともに保存安
定性にも、また、耐水性にも優れたインクジェット用水
性インクが得られる。さらにまた、このインクを用いた
浸透速度が速くにじみが少ないインクジェット記録方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】評価試験で用いたインクジェットプリンターの
断面図である。
【図2】評価試験で用いたインクジェットプリンターの
ノズル部断面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色剤および界面活性剤を含
    有し、表面張力が50mN/m以下を有する水性インク
    において、着色剤がpH4以下で水難溶性となるカルボ
    ン酸塩基を少なくとも一つ有する水溶性染料であって、
    対イオンがナトリウム、リチウム、下記一般式(I)で
    示される第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムおよ
    びアルカノールアミンから選択された少なくとも一つで
    あるインクジェット記録用水性インク。 【化1】 (式中、Xは窒素またはリン、R1〜R4は炭素数1〜4
    のアルキル基、ヒドロキシアルキル基またはハロゲン化
    アルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 界面活性剤が下記一般式(II)で示さ
    れるポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩または
    下記一般式(III)で示されるジアルキルスルホコハ
    ク酸塩である請求項1のインクジェット記録用水性イン
    ク。 R5−O−(CH2CH2O)mCH2COOM ・・・(II) (式中、R5は炭素数6〜14はの分岐してもよいアル
    キル基、mは3〜12の整数を、Mはアルカリ金属イオ
    ン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムまたはア
    ルカノールアミンを表す。) (式中、R6は炭素数5〜7はの分岐したアルキル基、
    Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
    ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表す。)
  3. 【請求項3】 一般式(II)または一般式(III)
    で示される化合物の対イオンがナトリウム、リチウム、
    上記一般式(I)で示される第4級アンモニウム、第4
    級ホスホニウムおよびアルカノールアミンから選択され
    た少なくとも一つである請求項1のインクジェット記録
    用水性インク。
  4. 【請求項4】 水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、上
    記一般式(I)で示される第4級アンモニウム、第4級
    ホスホニウムおよびアルカノールアミンの各水酸化物の
    中から選択された少なくとも一つを添加し、pH6以上
    に調整した請求項1乃至3のインクジェット記録用水性
    インク。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜4の水性インクを用い、
    該インクを微細な吐出口より吐出させて液滴化させ、ス
    テキヒトサイズ度が3秒以上の被記録体にカラー画像を
    形成するインクジェット記録方法。
JP28017293A 1993-10-12 1993-10-12 インクジェット記録用水性インク Expired - Fee Related JP3687795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28017293A JP3687795B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 インクジェット記録用水性インク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28017293A JP3687795B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 インクジェット記録用水性インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07109429A true JPH07109429A (ja) 1995-04-25
JP3687795B2 JP3687795B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=17621312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28017293A Expired - Fee Related JP3687795B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 インクジェット記録用水性インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687795B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2318358A (en) * 1996-10-11 1998-04-22 Zeneca Ltd Disazo dyes based on 7-(optionally substituted amino)-3-sulphonaphth-1-ol coupling component and their use in inkjet inks
JPH10330667A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Ricoh Co Ltd インクセットおよびインクジェット記録方法
US6688737B2 (en) * 2000-12-05 2004-02-10 Ricoh Company, Ltd. Recording liquid, inkjet recording method and recording equipment using the same

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2318358A (en) * 1996-10-11 1998-04-22 Zeneca Ltd Disazo dyes based on 7-(optionally substituted amino)-3-sulphonaphth-1-ol coupling component and their use in inkjet inks
US5882391A (en) * 1996-10-11 1999-03-16 Zeneca Limited Bisazo inkjet dyes
GB2318358B (en) * 1996-10-11 2001-04-25 Zeneca Ltd Bisazo ink-jet dyes
JPH10330667A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Ricoh Co Ltd インクセットおよびインクジェット記録方法
US6688737B2 (en) * 2000-12-05 2004-02-10 Ricoh Company, Ltd. Recording liquid, inkjet recording method and recording equipment using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687795B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3176444B2 (ja) 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3620097B2 (ja) 水性インク
JP3247784B2 (ja) 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3475249B2 (ja) 記録液及びそれを用いた記録方法
US6261349B1 (en) Image recording method image recording apparatus and image recording acceleration liquid
JP4132487B2 (ja) インクジェット記録用インクセット
JP3350117B2 (ja) インク及びそれを用いた記録方法
JP4864239B2 (ja) 水性インクおよびこれを用いた記録方法
JP3580957B2 (ja) 水性インク及びこれを用いたインクジェット記録方法
JP3516039B2 (ja) 記録用インク及びこれを用いた記録方法
JPH05239390A (ja) 水性インクおよびそれを用いた記録方法
JPH0616982A (ja) 水性インク
JP3141959B2 (ja) 水性インク組成物及びそれを用いた記録方法
JP3227259B2 (ja) 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3326705B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP3507934B2 (ja) 記録用インク及びこれを用いた記録方法
JPH07109429A (ja) インクジェット記録用水性インク
JPH10226763A (ja) 記録用インクおよび記録方法
JPH09296139A (ja) 水性インク及びこれを用いたインクジェット記録方法
JP3877795B2 (ja) 水性インクおよび水性インクを用いたインクジェット記録方法
JP3238792B2 (ja) 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3687796B2 (ja) 水性インク組成物及びそれを用いた記録方法
JP3196946B2 (ja) 水性インク及びこれを用いた記録方法
JPH11131003A (ja) 記録用インクおよび記録方法
JP3618010B2 (ja) 水性インク及びそれを用いた記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040121

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050602

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees