JPH0710922U - 捲線用ボビン - Google Patents

捲線用ボビン

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JPH0710922U
JPH0710922U JP4295093U JP4295093U JPH0710922U JP H0710922 U JPH0710922 U JP H0710922U JP 4295093 U JP4295093 U JP 4295093U JP 4295093 U JP4295093 U JP 4295093U JP H0710922 U JPH0710922 U JP H0710922U
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JP
Japan
Prior art keywords
winding
bobbin
space
winding wire
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4295093U
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English (en)
Inventor
明浩 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0710922U publication Critical patent/JPH0710922U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次捲線コイル間の絶縁が完全に行える形状
の捲線用ボビンを提供することを目的とする。 【構成】 捲線渡り部122が設けられている部分の捲線
の外周が捲線部12に当接していない構成とし、前記捲線
渡り部122の捲線部12を凹部型124とするか、若しくは捲
線渡り部122に凸部126を設け捲線部12と捲線との間に空
間部20を設け、さらに鍔部14Aには、前記捲線と捲線部1
2との間につくられる空間が開放状態となる位置に穴142
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は捲線用コイルのボビン、特に2次捲線間における絶縁性の向上を図る ことを目的に成形される2次捲線用のボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の内燃機関用点火コイルに使用されている捲線用のボビンの高電圧を発生 させる2次捲線が捲かれている2次ボビンの側面図を図5に、この図5の矢印方 向から見た上面図を図2に示す。
【0003】 ボビン本体10は、概ね正方形の平板状に成形された鍔部14A−14Bの間に捲線部 12が挟まれ、前記捲線部12にはこれをセクション毎に分け捲線を捲回するための 捲線部分割材16が設けられ、各捲線部分割材には捲線が現在のセクションから次 のセクションに移行(捲回部のセクション変更)できるように捲線部分割材16の 一部をカットし捲線渡り部122が設けられている。またボビン本体10の側面中心 部は鍔部14Aから捲線部12、鍔部14Bの軸方向を鉄心若しくは鉄心を組込む1次ボ ビン(図示なし)が貫通できるように空間となっている。
【0004】 次に前記ボビン本体10を組込む点火コイルの構成を述べると、図6に示す通り 中心軸上に鉄心を配置した1次ボビンが、ボビン本体10の鍔部14Aから捲線部12 、鍔部14Bを貫通するように配置され、これらが点火コイル本体の内部に組込み 固定され、1次端子は1次コイルの入力端に、2次コイルの出力端は2次端子部 にそれぞれ接続され、この後点火コイル本体内部にモールド樹脂(レジン)が注 入硬化されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の捲線用ボビンでは捲線渡り部122の捲線間の絶縁は捲線部12とレジ ンとの密着性においてのみ行われており、製造行程において起こりえるオイル等 の付着による捲線部12、捲線渡り部122の汚れ、レジン中の空気により前記両者 間に空気たまりが発生する。このような状態で1次コイルに電圧を入力し、2次 コイルにおいて高電圧を発生させると、2次ボビンに捲回されている捲線間の絶 縁を良好に保つことができず、隣接する捲線間においてスパークが生じ安定した 点火コイルの出力を得ることができなくなる。本考案は上述した課題を鑑みてな されたもので、捲線間の絶縁を完全に行える形状の捲線用ボビンを提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案においては、ボビン本体の鍔部間に捲線部を 設け、前記捲線部には捲線方向に捲線部分割材と捲線渡り部を備える捲線用ボビ ンにおいて、前記捲線渡り部が設けられている部分の捲線の外周が捲線部に当接 していない構成とし前記捲線渡り部の捲線部を凹部型とするか、若しくは捲線渡 り部に凸部を設け捲線部と捲線との間に空間を設けてもよく、さらに前記鍔部に は、前記捲線と捲線部との間につくられる空間が開放状態となる位置に穴を設け る。
【0007】
【作用】
上記構成の如く捲線部12の捲線渡り部122に捲線部凹部124を設けることにより 捲線部12と捲線間との間に空間20が生じるが、点火コイル内部にレジンが注入さ れることにより前記空間20にもレジンが入込み、捲線はこの空間20のレジンと密 着する。
【0008】 ここで前記「考案が解決しようとする課題」で述べた、また点火コイル内にレ ジンを注入する際のばらつき等により発生する空気たまりが前記空間20に排出さ れ、さらにこの空間20に排出される空気たまりは鍔部14に設けられる穴142によ り大気中に排出される。
【0009】
【実施例】 本考案の実施例を示す捲線用ボビンの側面図を図1に、この図1を矢印方向に 見る上面図を図2に、また図2のA−Aだん面を矢印方向に見た時の捲線渡り部 122周辺を拡大した図を図3に示す。
【0010】 図1と2、3において、ボビン本体10は概ね正方形の平板状に成形された鍔部 14A−14Bの間に捲線部12が挟まれ、前記捲線部12にはこれをセクション毎に分け 捲線を捲回するための捲線部分割材16が設けられ、各捲線部分割材には捲線が現 在のセクションから次のセクション変更できるように捲線部分割材16の一部をカ ットし捲線渡り部122が設けられ、ボビン本体10の側面中心部は鍔部14Aから捲線 部12、鍔部14Bの軸方向を鉄心若しくは鉄心を組込む1次ボビン(図示なし)が 貫通できるように空間となっている。
【0011】 また図3に示す如く前記捲線渡り部122が設けられている捲線部12を凹型にカ ットすることにより捲線部凹部124を形成し、捲線部12と捲線との間に空間20が 生じる構成とする。さらに前記鍔部14Aまたは14Aと14B両方に、前記捲線部12と 捲線との間につくられる空間20が大気に対して開放状態となる位置に穴142を設 ける。
【0012】 図1と2では図示していないが、1例として捲線部はこの一辺を30ミリメート ルとし、捲線部12の1つのセクションには直径0.05ミリメートルの捲線が約1000 ターン程度捲かれ、この後捲線渡り部122を通り次のセクションに移行し、同様 に約1000ターン捲かれた後次のセクションに移行し、全ての捲線部12には約1500 0ターン程度捲線され、捲線部凹部124は捲線部12の外周より1または1.5ミリメー トル内側に設けれる構成となっている。
【0013】 次に前記ボビン本体10を組込む点火コイルの構成を述べると、図6に示す通り 中心軸上に鉄心を配置した1次ボビンが、ボビン本体10の鍔部14Aから捲線部12 、鍔部14Bを貫通するように配置され、これらが点火コイル本体の内部に組込み 固定され、1次端子は1次コイルの入力端に、2次コイルの出力端は2次端子部 にそれぞれ接続され、この後点火コイル本体内部にレジンが注入硬化されている 。ここでレジンは図6に示す点火コイルの上部(1次端子部)側から注入される ので、空間20は下部(鍔部14B)側からレジンで埋まっていくが、この際下部か ら押上げられるレジンにより空間20内には空気たまりが発生するが、この空気た まりは鍔部14Aに設けた穴142を通って大気中に放出されるため空間20内は完全に レジンで満たされ空気たまりのない状態となる。
【0014】 また上記実施例においては、捲線部凹部124を設けることにより捲線渡り部122 の位置の捲線の外周を露出させているが、これ以外にも捲線渡り部122の捲線の 外周が捲線部12に密着しない手段、例えば図4に示すように捲線渡り部122の一 部に捲線部凸部126を設け捲線部と捲線との間に空間を設ける構成としても同様 の効果が得られる。
【0015】
【考案の効果】
上記構成により、捲線渡り部122の捲線部凹部124の位置にある捲線は、この外 周を全てレジンで覆われることになり、製造行程において起こりえるオイル等の 付着による捲線部12、捲線渡り部122の汚れによる捲線間の完全な絶縁を保持す ることができ、またレジン中の空気は前記空間20を通って鍔部14に設けられる穴 142により大気中に排出される。従って点火コイル内にレジンを注入、硬化させ た場合、空間20は空気たまりを作ることなくレジンで満たされ、捲線に高電圧が 印加された場合でも隣接する捲線間の絶縁は完全なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す捲線用ボビンの側面図
である。
【図2】 本考案、また従来の捲線用ボビンの上面図で
ある。
【図3】 図2のA−A断面を矢印方向に見た時の捲線
渡り部周辺を拡大した図である。
【図4】 本考案の第2の実施例中、捲線渡り部周辺を
拡大した図である。
【図5】 従来の捲線用ボビンの側面図である。
【図6】 本考案、また従来の点火コイルの半断面図で
ある。
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 ボビン本体 12 捲線部 122 捲線渡り部 124 捲線部凹部 126 捲線部凸部 14A、B 鍔部 142 穴 16 捲線部分割材 20 空間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン本体の鍔部間に捲線部を設け、前
    記捲線部には捲線方向に捲線部分割材と捲線渡り部を備
    える捲線用ボビンにおいて、前記捲線渡り部が設けられ
    ている部分の捲線の外周が捲線部に当接していない捲線
    用ボビン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の捲線渡り部の捲線部を凹
    部型とする捲線用ボビン。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の捲線渡り部に凸部を設け
    た捲線用ボビン。
  4. 【請求項4】 請求項1若しくは2、3記載の鍔部に
    は、捲線と捲線部との間につくられる空間が開放状態と
    なる位置に穴を設けた捲線用ボビン。
JP4295093U 1993-07-08 1993-07-08 捲線用ボビン Pending JPH0710922U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4295093U JPH0710922U (ja) 1993-07-08 1993-07-08 捲線用ボビン

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JP4295093U JPH0710922U (ja) 1993-07-08 1993-07-08 捲線用ボビン

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JPH0710922U true JPH0710922U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12650306

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JP4295093U Pending JPH0710922U (ja) 1993-07-08 1993-07-08 捲線用ボビン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100562353B1 (ko) * 1999-07-24 2006-03-17 현대 이미지퀘스트(주) 모니터의 파워 트랜스포머
JP2006245425A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル及び自動車

Cited By (3)

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