JPH0717129Y2 - 樹脂モ−ルド巻線 - Google Patents
樹脂モ−ルド巻線Info
- Publication number
- JPH0717129Y2 JPH0717129Y2 JP1987074541U JP7454187U JPH0717129Y2 JP H0717129 Y2 JPH0717129 Y2 JP H0717129Y2 JP 1987074541 U JP1987074541 U JP 1987074541U JP 7454187 U JP7454187 U JP 7454187U JP H0717129 Y2 JPH0717129 Y2 JP H0717129Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- windings
- resin
- distance
- molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は樹脂によりコイルをモールドしてなる例えば
変圧器等の樹脂モールド巻線に関し、特にその端部を支
持する押さえスペーサの構造に係わる。
変圧器等の樹脂モールド巻線に関し、特にその端部を支
持する押さえスペーサの構造に係わる。
第６図及び第７図は従来の変圧器の樹脂モールド巻線の
構造図で、コイル61を樹脂62によりモールドしてなる外
側樹脂モールド巻線63と、これと同様に構成された内側
モールド巻線64とが鉄心65の周りに空間66を介して同心
的に配置されている。そして樹脂モールド巻線63,64の
軸方向端部には、高さＨなる対地沿面絶縁距離をもった
押さえスペーサ67を周方向に部分的に配し、それぞれ図
示しないフレームによって支持されている。押さえスペ
ーサ67の樹脂モールド巻線63,64側は先端が平面からな
り、空間66内に突出し両巻線63,64間の間隔を保つ突出
部67aをもった断面凸状に形成されている。
構造図で、コイル61を樹脂62によりモールドしてなる外
側樹脂モールド巻線63と、これと同様に構成された内側
モールド巻線64とが鉄心65の周りに空間66を介して同心
的に配置されている。そして樹脂モールド巻線63,64の
軸方向端部には、高さＨなる対地沿面絶縁距離をもった
押さえスペーサ67を周方向に部分的に配し、それぞれ図
示しないフレームによって支持されている。押さえスペ
ーサ67の樹脂モールド巻線63,64側は先端が平面からな
り、空間66内に突出し両巻線63,64間の間隔を保つ突出
部67aをもった断面凸状に形成されている。
この場合両巻線63,64間の沿面絶縁距離ｌは両巻線63,64
間の径方距離Ｌと等しくなる。ところがこのような構造
においては沿面絶縁耐力は空間66の絶縁耐力より小さ
い。従って両巻線間の距離Ｌは前記沿面絶縁耐力により
定まるため空間は必要以上に大きくなり、外側の巻線が
大きくなる欠点があった。
間の径方距離Ｌと等しくなる。ところがこのような構造
においては沿面絶縁耐力は空間66の絶縁耐力より小さ
い。従って両巻線間の距離Ｌは前記沿面絶縁耐力により
定まるため空間は必要以上に大きくなり、外側の巻線が
大きくなる欠点があった。
この考案は上記従来の欠点に鑑みてなされたもので外側
巻線を小形にすることを目的とする。そのためには両巻
線間の間隔を絶縁上必要な最小とし、沿面絶縁耐力をこ
れと同等又はそれ以上に増強すればよい。
巻線を小形にすることを目的とする。そのためには両巻
線間の間隔を絶縁上必要な最小とし、沿面絶縁耐力をこ
れと同等又はそれ以上に増強すればよい。
上記目的はこの考案によれば樹脂モールド巻線を次のよ
うに構成することにより達成される。すなわち空間を介
して内外に配置され、その軸方向両端部が周方向に部分
的に配された押さえスペーサを介して支持される樹脂に
よりモールドされたモールド巻線を、前記押さえスペー
サの両巻線間の沿面絶縁距離が両巻線間の距離よりも大
きくなるように、スペーサに両巻線間において巻線の軸
方向及び周方向に延びるひだを設けて沿面絶縁耐力を両
巻線の空間絶縁耐力以上に大きくする。
うに構成することにより達成される。すなわち空間を介
して内外に配置され、その軸方向両端部が周方向に部分
的に配された押さえスペーサを介して支持される樹脂に
よりモールドされたモールド巻線を、前記押さえスペー
サの両巻線間の沿面絶縁距離が両巻線間の距離よりも大
きくなるように、スペーサに両巻線間において巻線の軸
方向及び周方向に延びるひだを設けて沿面絶縁耐力を両
巻線の空間絶縁耐力以上に大きくする。
樹脂モールド巻線を以上のように構成することにより、
両巻線間の距離は必要絶縁耐力をもった最小値とするこ
とができ、従来のように押さえスペーサのために大きく
する必要はなくなる。
両巻線間の距離は必要絶縁耐力をもった最小値とするこ
とができ、従来のように押さえスペーサのために大きく
する必要はなくなる。
第１図ないし第３図は、この考案と同様の両巻線間の沿
面絶縁距離を確保するための構成例であり、同一符号は
前出と同一か同一作用をするものを示す。
面絶縁距離を確保するための構成例であり、同一符号は
前出と同一か同一作用をするものを示す。
第１図及び第２図において、内側巻線64および外側巻線
63の軸方向端面にはそれぞれ前記巻線樹脂62からなる押
さえスペーサ座63a及び64aがそれぞれ巻線と一体に設け
られている。そして押さえスペーサ座63a,64a上には押
さえスペーサ１が配される。前記座63a,64aの高さH1と
押さえスペーサ１の高さH2との和Ｈはモールド巻線63,6
4の必要対地沿面絶縁距離Ｈとなる。
63の軸方向端面にはそれぞれ前記巻線樹脂62からなる押
さえスペーサ座63a及び64aがそれぞれ巻線と一体に設け
られている。そして押さえスペーサ座63a,64a上には押
さえスペーサ１が配される。前記座63a,64aの高さH1と
押さえスペーサ１の高さH2との和Ｈはモールド巻線63,6
4の必要対地沿面絶縁距離Ｈとなる。
この場合、両巻線63,64間の沿面絶縁距離l1の絶縁耐力
が両巻線63,64間の空間距離L1の絶縁耐力以上になるよ
うにH1の大きさが選ばれる。
が両巻線63,64間の空間距離L1の絶縁耐力以上になるよ
うにH1の大きさが選ばれる。
第３図は他の構成例であり内外巻線64,63の軸方向端面
に配される押さえスペーサ31には両巻線63,64間におい
て該巻線63,64側から軸方向に延びるスリット31aが設け
られている。この場合、両巻線63,64間の沿面絶縁距離l
2の絶縁耐力が両巻線63,64間の空間距離L1の絶縁耐力以
上になるようにスリット31aの大きさが選ばれる。
に配される押さえスペーサ31には両巻線63,64間におい
て該巻線63,64側から軸方向に延びるスリット31aが設け
られている。この場合、両巻線63,64間の沿面絶縁距離l
2の絶縁耐力が両巻線63,64間の空間距離L1の絶縁耐力以
上になるようにスリット31aの大きさが選ばれる。
第４図及び第５図は、この考案の実施例であり、で内外
モールド巻線64,63の軸方向端面を支持する押さえスペ
ーサ41には両巻線63,64間において該巻線の軸方向及び
周方向に延び前記スペーサ41と一体となったひだ41aが
突出して設けられ、沿面距離が増大されている。もちろ
ん、ひだ41aの厚さ及び突出長さは両巻線63,64間の空間
距離L1の絶縁耐力以上になるように選ばれている。
モールド巻線64,63の軸方向端面を支持する押さえスペ
ーサ41には両巻線63,64間において該巻線の軸方向及び
周方向に延び前記スペーサ41と一体となったひだ41aが
突出して設けられ、沿面距離が増大されている。もちろ
ん、ひだ41aの厚さ及び突出長さは両巻線63,64間の空間
距離L1の絶縁耐力以上になるように選ばれている。
以上の説明で明らかなように、この考案によれば押さえ
スペーサの内外両巻線間の沿面絶縁耐力を両巻線間の空
間の絶縁耐力以上となるように、押さえスペーサに両巻
線間において巻線の軸方向及び周方向に延びるひだを設
けて沿面距離を確保することにより、両巻線間の距離を
縮少させて樹脂モールド巻線を小形化させ、電器全体の
寸法，重量も軽減して安価な電器を提供することができ
る。
スペーサの内外両巻線間の沿面絶縁耐力を両巻線間の空
間の絶縁耐力以上となるように、押さえスペーサに両巻
線間において巻線の軸方向及び周方向に延びるひだを設
けて沿面距離を確保することにより、両巻線間の距離を
縮少させて樹脂モールド巻線を小形化させ、電器全体の
寸法，重量も軽減して安価な電器を提供することができ
る。
第１図ないし第３図はこの考案を説明するための樹脂モ
ールド巻線の構成例で、第１図は一部の縦断面図、第２
図は第１図の要部を示す平面図、第３図は他の構成例で
あり、第４図はこの考案の実施例図でありモールド巻線
の一部の縦断面図、第５図は第４図の側面図、第６図は
従来の樹脂モールド巻線の一部の縦断面図、第７図は第
６図の平面図である。 1,31,41:押さえスペーサ、31a:スリット、41a:ひだ、6
2:巻線用樹脂、63,64:モールド巻線、63a,64a:押さえス
ペーサ座、66:空間、l1,l2,l3：両巻線間の沿面絶縁距
離、L1：両巻線間距離。
ールド巻線の構成例で、第１図は一部の縦断面図、第２
図は第１図の要部を示す平面図、第３図は他の構成例で
あり、第４図はこの考案の実施例図でありモールド巻線
の一部の縦断面図、第５図は第４図の側面図、第６図は
従来の樹脂モールド巻線の一部の縦断面図、第７図は第
６図の平面図である。 1,31,41:押さえスペーサ、31a:スリット、41a:ひだ、6
2:巻線用樹脂、63,64:モールド巻線、63a,64a:押さえス
ペーサ座、66:空間、l1,l2,l3：両巻線間の沿面絶縁距
離、L1：両巻線間距離。
Claims (1)
- 【請求項１】空間を介して内外に配置され、その軸方向
両端部が周方向に部分的に配された押さえスペーサを介
して支持される、樹脂によりモールドされたモールド巻
線であって、前記押さえスペーサに両巻線間において該
巻線の軸方向及び周方向に延びるひだが設けられている
ことを特徴とする樹脂モールド巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987074541U JPH0717129Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 樹脂モ−ルド巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987074541U JPH0717129Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 樹脂モ−ルド巻線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63182517U JPS63182517U (ja) | 1988-11-24 |
| JPH0717129Y2 true JPH0717129Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=30919845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987074541U Expired - Lifetime JPH0717129Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 樹脂モ−ルド巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717129Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016017381A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 株式会社日立産機システム | モールド変圧器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54156724U (ja) * | 1978-04-25 | 1979-10-31 | ||
| JPS56123528U (ja) * | 1980-02-21 | 1981-09-19 | ||
| JPS56141424U (ja) * | 1980-03-26 | 1981-10-26 |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP1987074541U patent/JPH0717129Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016017381A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 株式会社日立産機システム | モールド変圧器 |
| JPWO2016017381A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2017-04-27 | 株式会社日立産機システム | モールド変圧器 |
| CN106663526A (zh) * | 2014-07-31 | 2017-05-10 | 株式会社日立产机系统 | 模制变压器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63182517U (ja) | 1988-11-24 |