JPH07109095B2 - 柱列式地中連続壁の施工法 - Google Patents

柱列式地中連続壁の施工法

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JPH07109095B2
JPH07109095B2 JP5292934A JP29293493A JPH07109095B2 JP H07109095 B2 JPH07109095 B2 JP H07109095B2 JP 5292934 A JP5292934 A JP 5292934A JP 29293493 A JP29293493 A JP 29293493A JP H07109095 B2 JPH07109095 B2 JP H07109095B2
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JP
Japan
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ruler
soil cement
guide plates
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auger machine
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信雄 中村
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KENGI KAIHATSU KK
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Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築の現場に於
ける土留め壁として、多軸オーガー機のオーガー先端よ
りセメント溶液を地中に注入し、土砂と攪拌混合したソ
イルセメント溶液により地下連続壁を造成する工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術での、多軸オーガー機は、一
般に3軸オーガー機であって、これによる施工順序は、
各エレメントの継手部を完全に連接させる目的をもっ
て、図5に示すように、第1エレメントと第3エレメン
トとの間隔を、第2エレメントの両端オーガー孔が、そ
れぞれ第1エレメントと第3エレメントの相対する端部
オーガー孔にラップするように距離をとり、第1エレメ
ントと第3エレメントのソイルセメントが未硬化状態に
おいて第2エレメントを施工するものであった。
【0003】即ち、従来工法における3軸オーガー機に
おいては、各オーガーシャフトの回転力の不均衡によ
り、どうしても若干の壁面捻れを生じたり、或は既設エ
レメントの未硬化ソイルセメント孔の方向に引きずられ
る傾向があり、これを防止する手段として、第2エレメ
ントを施工する際、接続せんとする第1,第3エレメン
トの相対する端部オーガー孔を掘削案内定規として使用
するため、二度掘りを行わねばならず、頗る不経済であ
ると共に、施工能率も低下せざるを得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来工法の
欠点であった二度掘り方式によるエレメント間の接合方
式を廃止すると共に、既設エレメント間の接合を完全に
施工し得るようにして、経済的、且つ高能率な工法を開
発せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の施工順序は図4
に示す。施工機としては、図1のような、両外側にオー
ガー機軸方向に沿って、横断面円弧形をなすガイドプレ
ートを配設してなるガイドプレート付き多軸オーガー
機、又は、両外側に配設した断面円弧形のガイドプレー
トを縦列する多軸オーガー機の前後面において板、板材
等で連結したケーシング付き多軸オーガー機等のガイド
プレート付き多軸オーガー機6を使用し、第1,第3,
第5等の先行エレメントに使用する数本のH鋼5を平行
に一体連結して組立てたH鋼による芯材フレームにおい
ては、図3に示すように、第2,第4等の後行エレメン
ト側に位置するH鋼5の両フランジの先端より、両フラ
ンジ面から外方に向かって、突出する定規板1,1′及
び2,2′を、該H鋼の長さ方向に固定した芯材フレー
ム3を作製し、これらを先行エレメントのソイルセメン
ト中に垂直に挿入しておき、第2,第4等の後行エレメ
ントの施工の際、図2に示すように、多軸オーガー機の
両側に装着したガイドプレート7,7′の外面が、第1
エレメントの定規板1,1′と第3エレメントの定規板
2,2′の4枚に挟まれて、これらの定規板を摺動しな
がら掘削進行するようにすると、従来工法のような二度
掘りを廃止できるばかりでなく、第2エレメントを挟む
両側H鋼に沿って施工できるから、既設エレメントとの
接合は完全であり、能率的に施工できる。
【0006】
【作用】本発明の施工順序は、図4に示すように、第
1,第3,第5等の先行エレメントの間隔を単位エレメ
ントに採って施工し、前述の定規板を有するH鋼による
芯材フレームを、それらのソイルセメント中に垂直に挿
入しておく。
【0007】第2,第4等の後行エレメントを施工する
時期は、先行エレメントのソイルセメントが半硬化また
は硬化後に施工するから、その時には、挿入された芯材
フレーム3は、硬化ソイルセメントによって固定されて
いるから、芯材としてのH鋼に固定した定規板は、後行
エレメントの施工時におけるガイドプレート7,7′の
案内定規としての役割を十分果たし得るものである。
【0008】また、定規板1,1′,2,2′等は、そ
の背後に硬化または半硬化したソイルセメントがあるか
ら、薄板でも定規板としての役割を果たし得るものであ
り、しかも、H鋼のほぼ全長に及んで定規板が固定され
ているから、多軸オーガー機のガイドプレートは、所定
の深度まで誘導されることになる。
【0009】
【実施例】実施例を図によって説明すると、先ず、図1
(A)に示すような攪拌翼9を適当間隔に有する3軸オ
ーガー機の両端攪拌軸8に沿った両外側に、オーガー削
孔の外周に沿った、断面が円弧状で3〜5m の長さを持
つガイドプレート7,7′を装着した3軸オーガー機、
又は、図1(B)に示すようにその両側のガイドプレー
ト7,7′の両側縁にわたり板材で連結してオーガー機
を囲った形状のケーシング付き多軸オーガー機等、本考
案者が先に開発し出願中の実願平5−31752号、及
び実願平5−43031号に示されるガイドプレート付
き多軸オーガー機6を使用する。
【0010】前記ガイドプレート付き多軸オーガー機6
を用い、所定間隔をあけてソイルセメントにより地中連
続壁を造成する際、その第1,第3,第5等の先行エレ
メントにおける未硬化状態のソイルセメント中に挿入す
る応力芯材としての3本のH鋼は、挿入前に、図3に示
すように、その所要間隔を正確に保持するよう組立板4
によって、緊結固定して芯材フレーム3を作製する。こ
の製作には本発明者が先に開発した特願平5−2758
15号における芯材フレームの作製装置を用いることが
できる。
【0011】この芯材フレームの製作においては、フレ
ームの両外側に位置するH鋼の両フランジの先端より、
斜め外側に向かって突出する定規板1,1′,2,2′
等をH鋼の略全長にわたってフランジに溶接しておく
が、該定規板の先端は掘削オーガーの外縁までとする。
【0012】使用するH鋼は、一般に高さ300〜40
0mm、フランジ幅150〜200mmで、定規板は鋼板で
厚さ3〜4mmのものを使用する。
【0013】施工順序は、図4に示すように、先ず、第
1エレメントを施工し、これに接続する第2エレメント
をとばして、第3エレメントを施工し、更に第4エレメ
ントをとばして、第5エレメントを施工して進行する
が、各エレメントには、ソイルセメントの施工完了時に
は、その都度、上記の芯材フレーム3を垂直に、且つ、
規定の位置に正確に、クレーンにより挿入しておく。
【0014】1〜2日程度が経過すると、上記の先行エ
レメントのソイルセメント液が、半硬化、または硬化状
態となり、これらに挿入した芯材フレームのH鋼は確実
に固定されるから、第2,第4等のエレメント施工の際
には、3軸オーガー機のガイドプレート7,7′の案内
定規の役目を十分果たし得る状態にある。
【0015】そこで、ガイドプレート付き3軸オーガー
機を、第2エレメントの位置に移動し、図2に示すよう
に、そのガイドプレート7,7′が、第1エレメントの
芯材フレームの定規板1,1′及び第3エレメントの定
規板2,2′とに挟まれるように、上方より降下してき
て挿入し、掘削の位置を決定する。
【0016】以上の準備が完了したら、撹拌軸8を回転
しながら、撹拌軸先端よりセメント溶液を吐出して掘削
し、ソイルセメント状に混練しながら進行すると、3軸
オーガー機のガイドプレート7,7′は、定規板1,
1′、2,2′に沿って下降することになり、従って、
第1、及び第3の既設エレメントとの接合に食違いを生
ずることなく、完全に接続を完成さすことができる。
【0017】このようにして、第2、第4等のソイルセ
メントの施工が終了したら、これらのエレメントに必要
な芯材フレームを挿入するが、この芯材フレームには定
規板を溶接する必要はないし、又は単独H鋼を挿入する
場合もある。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、先行エレメントに挿入
された芯材フレームが、そのソイルセメントの半硬化、
又は硬化により十分に固定された後に、後行エレメント
の削孔を施工するものであり、従って先行エレメントの
芯材フレームに取付けた定規板は、多軸オーガー機のガ
イドプレートの案内を確実に果たし得るから、従来工法
のように、継手部の遮水や壁面の捻れ等の防止のため
に、既設エレメントのオーガー孔を二度掘りする必要は
なく、経済的工法であり、その施工能率も従来工法に比
べて、約3割の上昇となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、本発明工法に使用する一例
のガイドプレート付き多軸オーガー機の正面図。
【図2】同機による作業状態を示す説明用平面図。
【図3】定規板を付けた芯材フレームの斜視図。
【図4】本発明工法の施工順序を示す説明図。
【図5】従来工法の施工順序を示す説明図。
【符号の説明】
1,1′、2,2′ 定規板 3 芯材フレーム 4 芯材フレームの組立板 5 芯材H鋼 6 ガイドプレート付き多軸オーガー機 7,7 ガイドプレート 8 撹拌軸 9 攪拌翼 10 オーガーヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両外側にガイドプレートを配設したガイ
    ドプレート付き多軸オーガー機により、ソイルセメント
    による柱列式地下連続壁を造成する場合、第1,第3,
    第5等の先行エレメントに使用する複数のH鋼を平行に
    組立てた芯材フレームにおいて、第2,第4,第6等の
    後行エレメント側に位置するH鋼の両フランジの先端よ
    り、両フランジ面から斜め外方に向かって、突出する定
    規板を、該H鋼の長さ方向に固定した芯材フレームを作
    製し、これらを先行エレメントのソイルセメント中に垂
    直に挿入しておき、後行エレメントの施工の際、ガイド
    プレート付き多軸オーガー機の両側ガイドプレートの外
    面が、該エレメントの左右に隣接するH鋼に固定された
    定規板に挟まれて、これらの定規板を摺動しながら降下
    進行して、ソイルセメント壁を連続させる柱列式地中連
    続壁の施工法。
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JP7320410B2 (ja) * 2019-09-02 2023-08-03 株式会社竹中工務店 ガイド器具

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