JPH0448892B2 - - Google Patents
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- JPH0448892B2 JPH0448892B2 JP1079591A JP7959189A JPH0448892B2 JP H0448892 B2 JPH0448892 B2 JP H0448892B2 JP 1079591 A JP1079591 A JP 1079591A JP 7959189 A JP7959189 A JP 7959189A JP H0448892 B2 JPH0448892 B2 JP H0448892B2
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- wall construction
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/20—Bulkheads or similar walls made of prefabricated parts and concrete, including reinforced concrete, in situ
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D17/00—Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
- E02D17/13—Foundation slots or slits; Implements for making these slots or slits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、連続壁体の造成工法に関する。
さらに詳しくは、土留、止水工事において、削
孔と壁体造成材料の打設とを同時に行うことによ
り、設定された施工ラインに沿つて地盤中に壁体
を連続して造成する工法の改良に関する。 [従来の技術] 従来、連続壁体の造成工法としては、例えば、
先端よりセメントミルク等の硬化液を吐出しなが
ら回転する単基のオーガを備えた削孔機を用い、
削孔機による硬化液の吐出と回転とで1本からな
る立抗を地盤に削抗すると同時に削孔機と硬化液
とを撹拌混合してこれら混合物からなる壁体造成
材料を立坑内に打設し、この壁体造成材料が硬化
した後または硬化する間際にこの立坑に隣接して
次の立坑を削孔すると同時に壁体造成材料を打設
していくものが知られている。 [発明が解決しようとする課題] 前述の従来の連続壁体の造成工法では、立坑を
1本づつ隣接して削孔して壁体造成材料を打設し
ていくことから、施工ライン上の連行が遅くまた
削孔機の頻繁な上下操作等が要求されるため造成
の施工時間が懸かると共に、立坑の隣接施工によ
り各立坑間の一体性が乏しくなるため造成された
連続壁体のシール性が低いという問題点を有して
いる。 本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、造成の施工時間
が短く造成去れる連続壁体のシール性が良好な連
続壁体の造成工法を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本発明に係る連続
壁体の造成工法は、先端付近より硬化液を吐出し
ながら回転するオーガを回転域が一部重複するよ
うに複数基並列しかつその並列を回動可能にした
削孔機を用い、削孔機による硬化液の吐出と回転
とで連通した複数本からなる立抗を地盤に削孔す
ると同時に削孔土砂と硬化液とを撹拌混合してこ
れら混合物からなる壁体造成材料を立抗内に打設
し、この壁体造成材料の打設後に削孔機による硬
化液の吐出と回転とを維持して壁体造成材料を撹
拌混合しながら削孔機を立抗から引き上げ、壁体
造成材料が硬化する前にこの立抗に一部重複しか
つ削孔機の回転により0度を含む所定の角度を介
在させてさらに次の立抗を削孔すると同時に壁体
造成材料を打設し、壁体造成材料が打設された立
抗を連続させてその壁体造成材料を硬化させるこ
とを特徴とする手段を採用する。 [作用] 前述の手段によると、連通した立坑が複数本づ
つ重複して削孔されて壁体造成材料が打設されて
いくことから、1本づつの削孔に比し施工ライン
上の進行が速くまた削孔機の頻繁な上下操作等が
要求されなくなると共に、立坑の連通施工により
各立坑間の一体性が向上するため、造成の施工時
間が短く、造成される連続壁体のシール性が良好
な連続壁体の造成工法を提供するという目的が達
成される。 [実施例] 以下、本発明に係る連続壁体の造成工法の実施
例を図面に基でいて説明する。 この実施例の施工に際しては、通常、施工前処
理等を行う先行工程が施工される。先行工程で
は、まず、施工地盤Eの土質、障害物探査等のた
めの削孔位置に探索が行なわれる。この探索は、
小型オーガ等による探索掘り、超音波反射装置、
電磁波反射装置等を単独または組合せて行なわ
れ、特に街区では各種ケーブル、水道管、ガス管
等の確認が精密になされる。次に、施工地盤E上
に施工を正確にする施工ラインLを設定する定規
引きが行なわれる。この定規引きは、H型鋼等か
らなる定規受1の上にH型鋼等からなるガイド定
規2を固定し、ガイド定規2の上面に削孔位置の
中心位置等の目印3を記すことにより行なわれ
る。 この先行工程の終了後、削孔機4を前記ガイド
定規2の目印3に合わせて削孔を開始する。この
削孔機4は夫々軸中心として回転する3基のオー
ガ41,42,43を備えており、この各オーガ
41,42,43の先端または先端から若干上方
寄等の単数または複数箇所からはセメントミル
ク、アスフアルト乳剤、ベントナイト液等からな
る硬化液5が吐出され、この各オーガ41,4
2,43のブレード41′,42′,43′の各回
転域Rは夫々隣合うブレード41′,42′,4
3′の回転域Rと一部重複するように複数基並列
し、このオーガ41,42,43の並列は回動す
るようになつている。なお、削孔に際しては、通
常では各オーガ41,42,43を夫々回転させ
硬化液5を吐出させるが、施工地盤Eの土質によ
つては両側のオーガ41,43のみから硬化液5
を吐出したり硬化液5に研削用粒子を混入して吐
出に圧力を加えたりすることも可能である。 このような削孔機4を操作して、硬化液5を吐
出しながらオーガ41,42,43を回転させて
施工地盤Eを削孔すると、回転するオーガ41,
42,43のブレード41′,42′,43′によ
つて施工地盤Eが研削され立坑が削孔され、同時
に回転するオーガ41,42,43のブレード4
1′,42′,43′によつて吐出された硬化液5
と研削された削孔土砂とが撹拌混合されて、立坑
6内に壁体造成材料7が打設されることになる。
この施工地盤Eの研削ではオーガ41,42,4
3の回転域Rが一部重複していることから、施工
地盤Eの土質が粘性土、草木根混入土等でも確実
に切断切削して円滑に削孔することができる。ま
た、吐出された硬化液5と研削された削孔土砂と
の撹拌混合は、3基のオーガ41,42,43の
ブレード41′,42′,43′によつて行なわれ
るから、撹拌混合が十分に行なわれ良質の壁体造
成材料7が得られることになる。さらに、削孔さ
れた立坑6では、施工地盤Eを研削するオーガ4
1,42,43のブレード41′,42′,43′
の回転域Rが一部重複していることから、連通し
た複数本からなる構造となる。 なお、オーガ41,42,43による施工地盤
Eの研削において、オーガ41,42,43の先
端が削孔最深部6′に到達した際にオーガ41,
42,43を一時的に若干引き上げると、立坑6
内の各深度でのオーガ41,42,43のブレー
ド41′,42′,43′の回転時間が均等化され、
吐出された硬化液5と研削された削孔土砂との撹
拌混合が均質となる。このオーガ41,42,4
3の先端の削孔最深部6′への到達については、
オーガ41,42,43に深度マークを記すこと
よつて簡単に知ることができる。 この削孔機4による立坑6の削孔と壁体造成材
料7の打設が終了した後には、硬化液5の吐出と
オーガ41,42,43の回転とを維持して、吐
出された硬化液5と研削された削孔土砂との撹拌
混合を継続しながら削孔機4(オーガ41,4
2,43)を立坑6から徐々に引き上げる。 そして、打設した壁体造成材料7が硬化する前
に、片側または両側のオーガ43,41を、先に
削孔した立坑6の片側または両側のオーガ43,
41が研削した部分に重複させるようにして、前
述と同様の作業を行い、次の立坑6を削孔して壁
体造成材料7を打設する。この立坑6の削孔の重
複の手段は、第2図に示すように順次立坑6を延
長していく場合のほかに、第3図に示すように間
欠的に削孔した立坑6の間を接続するように削孔
する場合等が考えられる。この重複削孔は、各立
坑6を一体化させて連続して行うことになる。 この重複削孔の際には、オーガ41,42,4
3の並列が回動可能であることを利用して、先の
立坑6に対して次の立坑6を所定角度介在させる
ようにする。この角度は、第4図に示すように、
施行ラインLが直線の場合には0度となり直角の
場合には90度となる。なお、施行ラインLに沿つ
た立坑6の施行移動に対しては、削孔機4の基部
(本体ベースマシン等)44からのオーガ支持部
(クレーン等)45の伸縮で対応することができ
る。 このような実施例によると、前述の作業を繰り
返して施行ラインLに沿つて壁体造成材料7が打
設された立坑6を削孔し、その壁体造成材料7を
硬化させることで、施行ラインLに沿つた連続壁
を造成することができる。この結果、連通した立
坑6が複数本づつ重複して削孔され、同時進行で
壁体造成材料7が打設されていくことから、従来
のように一本づつの削孔に比し施行ラインL上の
進行が速くまた削孔機4の頻繁な上下操作等が要
求されなくなると共に、立坑6の連通施行により
各立坑6間の一体性が向上するため、造成の施行
時間が短く造成される連続壁体のシール性が良好
となる。 なお、第5図は壁体造成材料7が打設された立
坑6内にH型鋼からなる補強応力材9を挿入する
場合を示したもので、ガイド定規2に案内溝81
と位置決め82とを備えたプレート定規8を取り
付けて施行している。このプレート定規8の位置
決め82をガイド定規2の目印3に合わせ、案内
溝81に補強応力材9を挿通して施行すると、補
強応力材9の位置を正確に施行することができ
る。 また、第6図は一般的な施工地盤Eの具体的削
孔例を示すもので、アンメータ等に注意してオー
ガ41,42,43に過度の負荷を掛けないよう
に1.0m/min程度の削孔速度で削孔最深部6′が
10.5mまで削孔された場合を示している。なお、
オーガ41,42,43の一時的な引き上げは、
3.0mとなつている。以上、図示した実施例のほ
かに、オーガ41,42,43の基数について
は、2基または4基以上とすることも可能であ
る。
孔と壁体造成材料の打設とを同時に行うことによ
り、設定された施工ラインに沿つて地盤中に壁体
を連続して造成する工法の改良に関する。 [従来の技術] 従来、連続壁体の造成工法としては、例えば、
先端よりセメントミルク等の硬化液を吐出しなが
ら回転する単基のオーガを備えた削孔機を用い、
削孔機による硬化液の吐出と回転とで1本からな
る立抗を地盤に削抗すると同時に削孔機と硬化液
とを撹拌混合してこれら混合物からなる壁体造成
材料を立坑内に打設し、この壁体造成材料が硬化
した後または硬化する間際にこの立坑に隣接して
次の立坑を削孔すると同時に壁体造成材料を打設
していくものが知られている。 [発明が解決しようとする課題] 前述の従来の連続壁体の造成工法では、立坑を
1本づつ隣接して削孔して壁体造成材料を打設し
ていくことから、施工ライン上の連行が遅くまた
削孔機の頻繁な上下操作等が要求されるため造成
の施工時間が懸かると共に、立坑の隣接施工によ
り各立坑間の一体性が乏しくなるため造成された
連続壁体のシール性が低いという問題点を有して
いる。 本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、造成の施工時間
が短く造成去れる連続壁体のシール性が良好な連
続壁体の造成工法を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本発明に係る連続
壁体の造成工法は、先端付近より硬化液を吐出し
ながら回転するオーガを回転域が一部重複するよ
うに複数基並列しかつその並列を回動可能にした
削孔機を用い、削孔機による硬化液の吐出と回転
とで連通した複数本からなる立抗を地盤に削孔す
ると同時に削孔土砂と硬化液とを撹拌混合してこ
れら混合物からなる壁体造成材料を立抗内に打設
し、この壁体造成材料の打設後に削孔機による硬
化液の吐出と回転とを維持して壁体造成材料を撹
拌混合しながら削孔機を立抗から引き上げ、壁体
造成材料が硬化する前にこの立抗に一部重複しか
つ削孔機の回転により0度を含む所定の角度を介
在させてさらに次の立抗を削孔すると同時に壁体
造成材料を打設し、壁体造成材料が打設された立
抗を連続させてその壁体造成材料を硬化させるこ
とを特徴とする手段を採用する。 [作用] 前述の手段によると、連通した立坑が複数本づ
つ重複して削孔されて壁体造成材料が打設されて
いくことから、1本づつの削孔に比し施工ライン
上の進行が速くまた削孔機の頻繁な上下操作等が
要求されなくなると共に、立坑の連通施工により
各立坑間の一体性が向上するため、造成の施工時
間が短く、造成される連続壁体のシール性が良好
な連続壁体の造成工法を提供するという目的が達
成される。 [実施例] 以下、本発明に係る連続壁体の造成工法の実施
例を図面に基でいて説明する。 この実施例の施工に際しては、通常、施工前処
理等を行う先行工程が施工される。先行工程で
は、まず、施工地盤Eの土質、障害物探査等のた
めの削孔位置に探索が行なわれる。この探索は、
小型オーガ等による探索掘り、超音波反射装置、
電磁波反射装置等を単独または組合せて行なわ
れ、特に街区では各種ケーブル、水道管、ガス管
等の確認が精密になされる。次に、施工地盤E上
に施工を正確にする施工ラインLを設定する定規
引きが行なわれる。この定規引きは、H型鋼等か
らなる定規受1の上にH型鋼等からなるガイド定
規2を固定し、ガイド定規2の上面に削孔位置の
中心位置等の目印3を記すことにより行なわれ
る。 この先行工程の終了後、削孔機4を前記ガイド
定規2の目印3に合わせて削孔を開始する。この
削孔機4は夫々軸中心として回転する3基のオー
ガ41,42,43を備えており、この各オーガ
41,42,43の先端または先端から若干上方
寄等の単数または複数箇所からはセメントミル
ク、アスフアルト乳剤、ベントナイト液等からな
る硬化液5が吐出され、この各オーガ41,4
2,43のブレード41′,42′,43′の各回
転域Rは夫々隣合うブレード41′,42′,4
3′の回転域Rと一部重複するように複数基並列
し、このオーガ41,42,43の並列は回動す
るようになつている。なお、削孔に際しては、通
常では各オーガ41,42,43を夫々回転させ
硬化液5を吐出させるが、施工地盤Eの土質によ
つては両側のオーガ41,43のみから硬化液5
を吐出したり硬化液5に研削用粒子を混入して吐
出に圧力を加えたりすることも可能である。 このような削孔機4を操作して、硬化液5を吐
出しながらオーガ41,42,43を回転させて
施工地盤Eを削孔すると、回転するオーガ41,
42,43のブレード41′,42′,43′によ
つて施工地盤Eが研削され立坑が削孔され、同時
に回転するオーガ41,42,43のブレード4
1′,42′,43′によつて吐出された硬化液5
と研削された削孔土砂とが撹拌混合されて、立坑
6内に壁体造成材料7が打設されることになる。
この施工地盤Eの研削ではオーガ41,42,4
3の回転域Rが一部重複していることから、施工
地盤Eの土質が粘性土、草木根混入土等でも確実
に切断切削して円滑に削孔することができる。ま
た、吐出された硬化液5と研削された削孔土砂と
の撹拌混合は、3基のオーガ41,42,43の
ブレード41′,42′,43′によつて行なわれ
るから、撹拌混合が十分に行なわれ良質の壁体造
成材料7が得られることになる。さらに、削孔さ
れた立坑6では、施工地盤Eを研削するオーガ4
1,42,43のブレード41′,42′,43′
の回転域Rが一部重複していることから、連通し
た複数本からなる構造となる。 なお、オーガ41,42,43による施工地盤
Eの研削において、オーガ41,42,43の先
端が削孔最深部6′に到達した際にオーガ41,
42,43を一時的に若干引き上げると、立坑6
内の各深度でのオーガ41,42,43のブレー
ド41′,42′,43′の回転時間が均等化され、
吐出された硬化液5と研削された削孔土砂との撹
拌混合が均質となる。このオーガ41,42,4
3の先端の削孔最深部6′への到達については、
オーガ41,42,43に深度マークを記すこと
よつて簡単に知ることができる。 この削孔機4による立坑6の削孔と壁体造成材
料7の打設が終了した後には、硬化液5の吐出と
オーガ41,42,43の回転とを維持して、吐
出された硬化液5と研削された削孔土砂との撹拌
混合を継続しながら削孔機4(オーガ41,4
2,43)を立坑6から徐々に引き上げる。 そして、打設した壁体造成材料7が硬化する前
に、片側または両側のオーガ43,41を、先に
削孔した立坑6の片側または両側のオーガ43,
41が研削した部分に重複させるようにして、前
述と同様の作業を行い、次の立坑6を削孔して壁
体造成材料7を打設する。この立坑6の削孔の重
複の手段は、第2図に示すように順次立坑6を延
長していく場合のほかに、第3図に示すように間
欠的に削孔した立坑6の間を接続するように削孔
する場合等が考えられる。この重複削孔は、各立
坑6を一体化させて連続して行うことになる。 この重複削孔の際には、オーガ41,42,4
3の並列が回動可能であることを利用して、先の
立坑6に対して次の立坑6を所定角度介在させる
ようにする。この角度は、第4図に示すように、
施行ラインLが直線の場合には0度となり直角の
場合には90度となる。なお、施行ラインLに沿つ
た立坑6の施行移動に対しては、削孔機4の基部
(本体ベースマシン等)44からのオーガ支持部
(クレーン等)45の伸縮で対応することができ
る。 このような実施例によると、前述の作業を繰り
返して施行ラインLに沿つて壁体造成材料7が打
設された立坑6を削孔し、その壁体造成材料7を
硬化させることで、施行ラインLに沿つた連続壁
を造成することができる。この結果、連通した立
坑6が複数本づつ重複して削孔され、同時進行で
壁体造成材料7が打設されていくことから、従来
のように一本づつの削孔に比し施行ラインL上の
進行が速くまた削孔機4の頻繁な上下操作等が要
求されなくなると共に、立坑6の連通施行により
各立坑6間の一体性が向上するため、造成の施行
時間が短く造成される連続壁体のシール性が良好
となる。 なお、第5図は壁体造成材料7が打設された立
坑6内にH型鋼からなる補強応力材9を挿入する
場合を示したもので、ガイド定規2に案内溝81
と位置決め82とを備えたプレート定規8を取り
付けて施行している。このプレート定規8の位置
決め82をガイド定規2の目印3に合わせ、案内
溝81に補強応力材9を挿通して施行すると、補
強応力材9の位置を正確に施行することができ
る。 また、第6図は一般的な施工地盤Eの具体的削
孔例を示すもので、アンメータ等に注意してオー
ガ41,42,43に過度の負荷を掛けないよう
に1.0m/min程度の削孔速度で削孔最深部6′が
10.5mまで削孔された場合を示している。なお、
オーガ41,42,43の一時的な引き上げは、
3.0mとなつている。以上、図示した実施例のほ
かに、オーガ41,42,43の基数について
は、2基または4基以上とすることも可能であ
る。
以上のように本発明に係る連続壁体の造成工法
は、連通した削孔が複数本づつ重複して削孔され
て壁体造成材料が打設されていくことから、一本
づつの削孔に比し施工ライン上の進行が速くまた
削孔機の頻繁な上下操作等が要求されなくなると
共に、削孔の連通施工により各立坑間の一体性が
向上するため造成の施工時間が短く造成され、連
続壁体のシール性が良好である。また、この効果
により、造成コストが安価になると共に止水関連
等へと、造成対象が拡大される効果が生ずる。 さらに、立坑の削孔が複数基のオーガを備えた
削孔機で行われるため、地盤が粘性土、草木根混
入土等の場合でも削孔が円滑に行われる効果があ
る。 さらに、立坑内における削孔土砂と硬化液との
撹拌混合が複数基のオーガを備えた削孔機で行わ
れるため、撹拌混合が十分に行われ良質の壁体造
成材料7が得られる効果がある。
は、連通した削孔が複数本づつ重複して削孔され
て壁体造成材料が打設されていくことから、一本
づつの削孔に比し施工ライン上の進行が速くまた
削孔機の頻繁な上下操作等が要求されなくなると
共に、削孔の連通施工により各立坑間の一体性が
向上するため造成の施工時間が短く造成され、連
続壁体のシール性が良好である。また、この効果
により、造成コストが安価になると共に止水関連
等へと、造成対象が拡大される効果が生ずる。 さらに、立坑の削孔が複数基のオーガを備えた
削孔機で行われるため、地盤が粘性土、草木根混
入土等の場合でも削孔が円滑に行われる効果があ
る。 さらに、立坑内における削孔土砂と硬化液との
撹拌混合が複数基のオーガを備えた削孔機で行わ
れるため、撹拌混合が十分に行われ良質の壁体造
成材料7が得られる効果がある。
第1図は、本発明に係る連続壁体の造成工法の
実施例を示す施行断面図、第2図、第3図はそれ
ぞれ異なる施行順序による施行平面図、第4図
は、施行ラインへの対応を示す平面図、第5図
は、他用途の利用例を示す平面図、第6図は、本
発明に係る連続壁体の造成工法の具体的削孔例を
示すグラフである。 4……削孔機、5……硬化液、6……立坑、7
……壁体造成材料、41,42,43……オー
ガ。
実施例を示す施行断面図、第2図、第3図はそれ
ぞれ異なる施行順序による施行平面図、第4図
は、施行ラインへの対応を示す平面図、第5図
は、他用途の利用例を示す平面図、第6図は、本
発明に係る連続壁体の造成工法の具体的削孔例を
示すグラフである。 4……削孔機、5……硬化液、6……立坑、7
……壁体造成材料、41,42,43……オー
ガ。
Claims (1)
- 1 先端付近より硬化液を吐出しながら回転する
オーガを回転域が一部重複するように複数基並列
し、かつその並列を回動可能にした削孔機を用
い、削孔機による硬化液の吐出と回転とで連通し
た複数本からなる立抗を地盤に削孔すると同時に
削孔土砂と硬化液とを撹拌混合してこれら混合物
からなる壁体造成材料を立抗内に打設し、この壁
体造成材料の打設後に削孔機による硬化液の吐出
と回転とを維持して壁体造成材料を撹拌混合しな
がら削孔機を立抗から引き上げ、壁体造成材料が
硬化する前にこの立抗に一部重複しかつ削孔機の
回転により0度を含む所定の角度を介在させてさ
らに次の立抗を削孔すると同時に壁体造成材料を
打設し、壁体造成材料が打設された立抗を連続さ
せてその壁体造成材料を硬化させることを特徴と
する連続壁体の造成工法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079591A JPH02256711A (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 連続壁体の造成工法 |
KR1019890014504A KR0149849B1 (ko) | 1989-03-30 | 1989-10-10 | 연속벽 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079591A JPH02256711A (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 連続壁体の造成工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02256711A JPH02256711A (ja) | 1990-10-17 |
JPH0448892B2 true JPH0448892B2 (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=13694240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1079591A Granted JPH02256711A (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 連続壁体の造成工法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02256711A (ja) |
KR (1) | KR0149849B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2676345B1 (fr) * | 1991-05-15 | 1995-04-14 | Moulinex Sa | Robot menager destine a raper des aliments. |
WO2010132925A1 (en) * | 2009-05-19 | 2010-11-25 | National Ict Australia Limited | Synchronising a communications device |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1079591A patent/JPH02256711A/ja active Granted
- 1989-10-10 KR KR1019890014504A patent/KR0149849B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR900014693A (ko) | 1990-10-24 |
JPH02256711A (ja) | 1990-10-17 |
KR0149849B1 (ko) | 1999-03-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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