JPH07108764A - 感熱記録体の製造方法 - Google Patents
感熱記録体の製造方法Info
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- JPH07108764A JPH07108764A JP5256610A JP25661093A JPH07108764A JP H07108764 A JPH07108764 A JP H07108764A JP 5256610 A JP5256610 A JP 5256610A JP 25661093 A JP25661093 A JP 25661093A JP H07108764 A JPH07108764 A JP H07108764A
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- JP
- Japan
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- leuco dye
- parts
- coating
- color forming
- methyl
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
- B41M5/323—Organic colour formers, e.g. leuco dyes
- B41M5/327—Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41M5/323—Organic colour formers, e.g. leuco dyes
- B41M5/327—Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
- B41M5/3275—Fluoran compounds
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 白色度の高い感熱記録体。
【構成】 支持体の少なくとも片面に、無色または淡色
の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料を発
色させる有機酸性物質及び接着剤を主成分として含有す
る感熱発色体の製造方法において、該感熱発色層は黒発
色のロイコ染料と青発色のロイコ染料を含有し、温度が
10℃〜20℃に調節された感熱発色層塗工液を支持体
に塗工する。
の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料を発
色させる有機酸性物質及び接着剤を主成分として含有す
る感熱発色体の製造方法において、該感熱発色層は黒発
色のロイコ染料と青発色のロイコ染料を含有し、温度が
10℃〜20℃に調節された感熱発色層塗工液を支持体
に塗工する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関するもの
であり、更に詳しく述べるならば医療計測のCRT画像
をハードコピーとして出力する画像用感熱プリンターで
使用するのに適した感熱記録体に関するものである。
であり、更に詳しく述べるならば医療計測のCRT画像
をハードコピーとして出力する画像用感熱プリンターで
使用するのに適した感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は一般に紙、合成紙、又はプ
ラスチックフィルム等からなる支持体の少なくとも片面
上に、電子供与性ロイコ染料のような無色又は淡色の発
色性物質(ロイコ染料)と、電子受容性のフェノール性
化合物などのような有機酸性物質(顕色剤)と、接着剤
とを主成分として含む感熱発色層を設けたものであっ
て、これらロイコ染料と顕色剤とを熱エネルギーによっ
て反応させて発色させ記録画像を得ることができる。こ
のような感熱記録体は、記録装置がコンパクトでしかも
安価であり、かつ保存が容易であることなどの利点を有
し、ファクシミリや自動券売機、化学計測機の記録用媒
体としてだけでなく、POSラベル、CAD、CRT医
療画像用等の各種プリンター、プロッターの出力媒体と
して広く使用されている。
ラスチックフィルム等からなる支持体の少なくとも片面
上に、電子供与性ロイコ染料のような無色又は淡色の発
色性物質(ロイコ染料)と、電子受容性のフェノール性
化合物などのような有機酸性物質(顕色剤)と、接着剤
とを主成分として含む感熱発色層を設けたものであっ
て、これらロイコ染料と顕色剤とを熱エネルギーによっ
て反応させて発色させ記録画像を得ることができる。こ
のような感熱記録体は、記録装置がコンパクトでしかも
安価であり、かつ保存が容易であることなどの利点を有
し、ファクシミリや自動券売機、化学計測機の記録用媒
体としてだけでなく、POSラベル、CAD、CRT医
療画像用等の各種プリンター、プロッターの出力媒体と
して広く使用されている。
【0003】その中で記録画像の均一性、高解像度が必
要なCRT医療用計測機の画像プリンターおよび、寸法
安定性、細線記録の必要なCADプロッター用の感熱記
録紙には支持体として複層構造を有する合成紙や、必要
に応じて無機顔料を含有する2軸延伸した熱可塑性樹脂
フィルムが使用されている。
要なCRT医療用計測機の画像プリンターおよび、寸法
安定性、細線記録の必要なCADプロッター用の感熱記
録紙には支持体として複層構造を有する合成紙や、必要
に応じて無機顔料を含有する2軸延伸した熱可塑性樹脂
フィルムが使用されている。
【0004】又、特にCRT医療計測用の画像プリンタ
ー用記録紙には、記録画像の保存性が良く、白色度の高
いことが望まれており、更に、CRT画像の記録に従
来、銀塩記録方式の印画紙が使用されていたことから、
感熱記録体の発色色調として銀塩記録方式の印画紙と同
じ発色色調である青系の黒発色が望まれている。
ー用記録紙には、記録画像の保存性が良く、白色度の高
いことが望まれており、更に、CRT画像の記録に従
来、銀塩記録方式の印画紙が使用されていたことから、
感熱記録体の発色色調として銀塩記録方式の印画紙と同
じ発色色調である青系の黒発色が望まれている。
【0005】発色色調が黒である黒発色ロイコ染料は知
られている。この黒発色のロイコ染料の場合、単独では
発色色調が赤系の黒又は緑系の黒発色となる。そこで、
黒発色ロイコ染料に青色発色系のロイコ染料を配合して
発色色調が青系の黒発色となるよう改善が図られて来て
いる。
られている。この黒発色のロイコ染料の場合、単独では
発色色調が赤系の黒又は緑系の黒発色となる。そこで、
黒発色ロイコ染料に青色発色系のロイコ染料を配合して
発色色調が青系の黒発色となるよう改善が図られて来て
いる。
【0006】しかし、上記のように発色色調を改善した
感熱発色層の塗料は製造工程で温度が20℃以上、特に
25℃以上に上昇すると、塗料中で液発色が起こり、塗
工された感熱紙の白色度が低下する。そこで塗工された
感熱紙の白色度を向上させるため、環境温度の高い夏期
には製造できない問題があった。
感熱発色層の塗料は製造工程で温度が20℃以上、特に
25℃以上に上昇すると、塗料中で液発色が起こり、塗
工された感熱紙の白色度が低下する。そこで塗工された
感熱紙の白色度を向上させるため、環境温度の高い夏期
には製造できない問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感熱記録体
がCRT画像記録に使用された場合、発色色調が青系の
黒発色であり、白色度の高い感熱記録体の製造方法を提
供しようとするものである。
がCRT画像記録に使用された場合、発色色調が青系の
黒発色であり、白色度の高い感熱記録体の製造方法を提
供しようとするものである。
【0008】本発明者らは感熱記録体の白色度を改善す
るための方法について鋭意検討を進めた結果、本発明を
完成するに至った。
るための方法について鋭意検討を進めた結果、本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は支持体の少なくとも片
面上に無色、または淡色の電子供与性ロイコ染料、加熱
により該ロイコ染料を発色させる有機酸性物質及び接着
剤を主成分として含有する感熱発色層を塗工する感熱発
色体の製造方法において、該感熱発色層は、黒発色のロ
イコ染料と青発色ロイコ染料とを含有し、温度が10℃
〜20℃に調節された塗工液を支持体に塗工することに
よって形成されていることを特徴とする白色度の高い感
熱記録体に関するものである。
面上に無色、または淡色の電子供与性ロイコ染料、加熱
により該ロイコ染料を発色させる有機酸性物質及び接着
剤を主成分として含有する感熱発色層を塗工する感熱発
色体の製造方法において、該感熱発色層は、黒発色のロ
イコ染料と青発色ロイコ染料とを含有し、温度が10℃
〜20℃に調節された塗工液を支持体に塗工することに
よって形成されていることを特徴とする白色度の高い感
熱記録体に関するものである。
【0010】感熱層塗料は、塗料温度の上昇とともに塗
料中で発色し、その程度は塗料温度が20℃を越えると
著しくなり、感熱紙の白色度が低下する。従って、感熱
層塗料は塗工されるまでの間低い温度で保持されること
が好ましい。一方、10℃未満で保持すると塗料の粘度
が増大し、塗工性が悪化したり、また乾燥時により多く
の熱量が必要となり経済的にも不利である。
料中で発色し、その程度は塗料温度が20℃を越えると
著しくなり、感熱紙の白色度が低下する。従って、感熱
層塗料は塗工されるまでの間低い温度で保持されること
が好ましい。一方、10℃未満で保持すると塗料の粘度
が増大し、塗工性が悪化したり、また乾燥時により多く
の熱量が必要となり経済的にも不利である。
【0011】感熱層塗料の塗料調整において、塗料温度
を10〜20℃に調整するためには塗料と直接接触する
容器の表面温度を10〜20℃とし、かつ塗料全体の温
度を均一とするため塗料全体を攪拌することで得られ
る。
を10〜20℃に調整するためには塗料と直接接触する
容器の表面温度を10〜20℃とし、かつ塗料全体の温
度を均一とするため塗料全体を攪拌することで得られ
る。
【0012】本発明で使用する支持体は、ポリオレフィ
ン系樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押しだ
し、縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹
脂と白色無機顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2
層積層し、更に横方向に延伸して製造された合成紙、及
びポリオレフィン系樹脂、ポリエステル製樹脂等の熱可
塑性樹脂単独あるいは混合物をダイから押しだし2軸延
伸したもの、さらに熱可塑性樹脂に白色の無機顔料を加
熱混練したものをダイから押し出し2軸延伸したものの
ほか、上質紙、中質紙、ロール紙、再生紙、塗工紙等の
パルプ繊維から製造されたものが使用出来る。パルプ繊
維からなる支持体は画像の均一性を良くするため、あら
かじめ塗工層を設けた後感熱発色層を塗工するのが望ま
しい。
ン系樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押しだ
し、縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹
脂と白色無機顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2
層積層し、更に横方向に延伸して製造された合成紙、及
びポリオレフィン系樹脂、ポリエステル製樹脂等の熱可
塑性樹脂単独あるいは混合物をダイから押しだし2軸延
伸したもの、さらに熱可塑性樹脂に白色の無機顔料を加
熱混練したものをダイから押し出し2軸延伸したものの
ほか、上質紙、中質紙、ロール紙、再生紙、塗工紙等の
パルプ繊維から製造されたものが使用出来る。パルプ繊
維からなる支持体は画像の均一性を良くするため、あら
かじめ塗工層を設けた後感熱発色層を塗工するのが望ま
しい。
【0013】本発明の感熱発色層は、黒発色のほか青発
色性を有する無色、または淡色の電子供与性ロイコ染
料、加熱により該ロイコ染料を発色させる顕色剤および
接着剤、白色顔料を主成分として含有するほか、必要に
応じて熱可融性物質、補助添加成分、例えば、分散剤、
消泡剤、蛍光染料等を含んでいてもよい。
色性を有する無色、または淡色の電子供与性ロイコ染
料、加熱により該ロイコ染料を発色させる顕色剤および
接着剤、白色顔料を主成分として含有するほか、必要に
応じて熱可融性物質、補助添加成分、例えば、分散剤、
消泡剤、蛍光染料等を含んでいてもよい。
【0014】本発明の感熱発色層は支持体の少なくとも
片面に、乾燥後の塗工量が2〜12g/m2、望ましく
は3〜10g/m2となるように塗工して得ることが出
来る。塗工方法は、エアナイフ方式、メイヤーバー方
式、ブレード方式、リバースロール方式、スリットダイ
方式等の従来から当業者で使用されている方法を使用す
ることができる。
片面に、乾燥後の塗工量が2〜12g/m2、望ましく
は3〜10g/m2となるように塗工して得ることが出
来る。塗工方法は、エアナイフ方式、メイヤーバー方
式、ブレード方式、リバースロール方式、スリットダイ
方式等の従来から当業者で使用されている方法を使用す
ることができる。
【0015】また感熱発色層の表面を、スーパーカレン
ダー、グロスカレンダー、マシンカレンダー等により平
滑化処理を行うことにより、発色感度の向上と画像の均
一性を高めることができる。
ダー、グロスカレンダー、マシンカレンダー等により平
滑化処理を行うことにより、発色感度の向上と画像の均
一性を高めることができる。
【0016】本発明に用いられる発色性染料は、顕色剤
と加熱下に反応して発色することのできる無色または淡
色の電子供与性ロイコ染料である。
と加熱下に反応して発色することのできる無色または淡
色の電子供与性ロイコ染料である。
【0017】黒発色のロイコ染料としては、例えば3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−{N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)}アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。青発色系の染料としては、クリスタルバイオ
レットラクトンがある。
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−{N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)}アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。青発色系の染料としては、クリスタルバイオ
レットラクトンがある。
【0018】本発明に用いられる顕色剤は、発色性染料
と加熱下に反応してこれを発色させることのできる電子
受容性有機酸性物質からなるものである。
と加熱下に反応してこれを発色させることのできる電子
受容性有機酸性物質からなるものである。
【0019】このような顕色剤は、常温以上、好ましく
は70℃以上で液化または気化して、上記発色性染料と
反応してこれを発色させるものであり、例えば、4,
4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノール
A)、4,4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフ
ェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2−メ
チルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス
(2,6−t−ブチルフェノール)、4,4’−sec
−ブチリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリ
デンジフェノール、4−t−ブチルフェノール、4−フ
ェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノ−4,
4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホン、3,3’−
ジアリル−4,4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシ
ジフェニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−ジフェニ
ルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−4’−メチルジフ
ェニルスルホン、および3,4−ジヒドロキシフェニル
−p−トリスルホン等がある。
は70℃以上で液化または気化して、上記発色性染料と
反応してこれを発色させるものであり、例えば、4,
4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノール
A)、4,4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフ
ェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2−メ
チルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス
(2,6−t−ブチルフェノール)、4,4’−sec
−ブチリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリ
デンジフェノール、4−t−ブチルフェノール、4−フ
ェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノ−4,
4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホン、3,3’−
ジアリル−4,4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシ
ジフェニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−ジフェニ
ルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−4’−メチルジフ
ェニルスルホン、および3,4−ジヒドロキシフェニル
−p−トリスルホン等がある。
【0020】顕色剤は通常発色濃度を最高とするため、
発色性染料1重量部に対し1〜5重量部、好ましくは
1.5〜3重量部の割合で混合、使用される。
発色性染料1重量部に対し1〜5重量部、好ましくは
1.5〜3重量部の割合で混合、使用される。
【0021】本発明において、感熱発色層に含まれる接
着剤は水溶性樹脂及び水分散性樹脂のいずれでも使用可
能であり、例えばポリビニルアルコール、澱粉、変性澱
粉、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、キトサン、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸塩、ポリアクリルアマイド、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体、イソプロピレン−無水マレイン酸共重合
体等の水溶性樹脂、及び酢酸ビニルエマルジョン、酢酸
ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合エマルジョ
ンの如きアクリル酸エステル共重合エマルジョン、メタ
クリル酸エステル共重合エマルジョン、ポリウレタンエ
マルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポリ塩化ビ
ニリデンエマルジョン、SBRラテックス、MBRラテ
ックス等の乳化物で最低造膜温度が20℃以下の造膜性
の良好な水分散性樹脂を単独あるいは混合して使用する
ことができる。
着剤は水溶性樹脂及び水分散性樹脂のいずれでも使用可
能であり、例えばポリビニルアルコール、澱粉、変性澱
粉、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、キトサン、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸塩、ポリアクリルアマイド、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体、イソプロピレン−無水マレイン酸共重合
体等の水溶性樹脂、及び酢酸ビニルエマルジョン、酢酸
ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合エマルジョ
ンの如きアクリル酸エステル共重合エマルジョン、メタ
クリル酸エステル共重合エマルジョン、ポリウレタンエ
マルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポリ塩化ビ
ニリデンエマルジョン、SBRラテックス、MBRラテ
ックス等の乳化物で最低造膜温度が20℃以下の造膜性
の良好な水分散性樹脂を単独あるいは混合して使用する
ことができる。
【0022】しかし、前記発色性染料および顕色剤の各
分散液と混合した時に混合液が発色したり、凝集した
り、或いは高粘度となったりしないことが必要であり、
また形成された感熱記録層皮膜が強靭であること、減感
作用のないことなどが必要である。
分散液と混合した時に混合液が発色したり、凝集した
り、或いは高粘度となったりしないことが必要であり、
また形成された感熱記録層皮膜が強靭であること、減感
作用のないことなどが必要である。
【0023】また、感熱発色層の耐水性を向上するため
には、樹脂を硬化させるための架橋剤を使用することが
できる。例えば、グリオキザール、ジアルデヒド澱粉、
グルタルアルデヒド等のジアルデヒド系化合物、ポリエ
チレンイミン等のポリアミン系化合物、エポキシ系化合
物、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、グリセリンジグリ
シジルエーテル等のジグリシジル系化合物、ジメチロー
ルウレア化合物、アジリジン化合物、ブロックイソシア
ネート化合物、並びに過硫酸アンモニウムや塩化第二
鉄、および塩化マグネシウム等のような無機化合物を樹
脂に対して1%〜10%の範囲で用いることができる。
には、樹脂を硬化させるための架橋剤を使用することが
できる。例えば、グリオキザール、ジアルデヒド澱粉、
グルタルアルデヒド等のジアルデヒド系化合物、ポリエ
チレンイミン等のポリアミン系化合物、エポキシ系化合
物、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、グリセリンジグリ
シジルエーテル等のジグリシジル系化合物、ジメチロー
ルウレア化合物、アジリジン化合物、ブロックイソシア
ネート化合物、並びに過硫酸アンモニウムや塩化第二
鉄、および塩化マグネシウム等のような無機化合物を樹
脂に対して1%〜10%の範囲で用いることができる。
【0024】本発明の感熱層に使用される白色顔料は、
感熱発色層の白色度を高め、スティック、カスの発生を
防止するため、吸油量が50ml/100g以上である
ことが望ましく、感熱発色層固形分中10〜60%の範
囲で配合される。
感熱発色層の白色度を高め、スティック、カスの発生を
防止するため、吸油量が50ml/100g以上である
ことが望ましく、感熱発色層固形分中10〜60%の範
囲で配合される。
【0025】例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、カオリン、クレー、タルク、焼成クレー、シリカ、
ケイソウ土、合成ケイ酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化
チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、表面処理
された炭酸カルシウムやシリカなどの無機顔料、並び
に、尿素−ホルマリン樹脂粉末、スチレン/メタクリル
酸共重合樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリス
チレン樹脂粉末等の有機顔料が使用できるが、平均粒径
が5μm以下の微粒子が望ましい。
ム、カオリン、クレー、タルク、焼成クレー、シリカ、
ケイソウ土、合成ケイ酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化
チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、表面処理
された炭酸カルシウムやシリカなどの無機顔料、並び
に、尿素−ホルマリン樹脂粉末、スチレン/メタクリル
酸共重合樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリス
チレン樹脂粉末等の有機顔料が使用できるが、平均粒径
が5μm以下の微粒子が望ましい。
【0026】本発明の感熱発色層に使用される熱可融性
物質としては、例えば、ステアリン酸アミド、ステアリ
ン酸エチレンビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、ベヘニン酸アミド等の
脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフ
ィンワックス、エステルワックス等のワックス類、シュ
ウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p
−クロロベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエス
テル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジ
ベンジルエステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1
−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ
(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキ
シエタン、1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキ
シ)エタン、炭酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニ
ル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−t
−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェ
ニル)ブタン、2,4−ジ−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(4−t−ブ
チル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−
1,3,5トリアジン−2,4,6−(1H、3H、5
H)−トリオン等のヒンダードフェノール類、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−ベンゾ
トリアゾール、および2−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシベンゾフェノン等の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等がある。
物質としては、例えば、ステアリン酸アミド、ステアリ
ン酸エチレンビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、ベヘニン酸アミド等の
脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフ
ィンワックス、エステルワックス等のワックス類、シュ
ウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p
−クロロベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエス
テル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジ
ベンジルエステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1
−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ
(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキ
シエタン、1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキ
シ)エタン、炭酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニ
ル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−t
−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェ
ニル)ブタン、2,4−ジ−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(4−t−ブ
チル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−
1,3,5トリアジン−2,4,6−(1H、3H、5
H)−トリオン等のヒンダードフェノール類、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−ベンゾ
トリアゾール、および2−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシベンゾフェノン等の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等がある。
【0027】熱可融性物質は、一般に顕色剤1重量部に
対して4重量部以下の割合で感熱発色層に含まれている
ことが好ましい。
対して4重量部以下の割合で感熱発色層に含まれている
ことが好ましい。
【0028】さらに、感熱層塗料のヌレを良くしハジキ
をなくすため、アセチレングリコール、ジアルキルスル
ホコハク酸塩等のヌレ性向上剤を添加することもでき
る。
をなくすため、アセチレングリコール、ジアルキルスル
ホコハク酸塩等のヌレ性向上剤を添加することもでき
る。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。各実施例中、「部」は、「重量部」を
示す。
説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。各実施例中、「部」は、「重量部」を
示す。
【0030】実施例1 合成紙ユポFPG−80の片面上に次に示す感熱発色層
塗工用塗料を乾燥後の塗工量が7.5g/m2となるよ
うに塗工した。
塗工用塗料を乾燥後の塗工量が7.5g/m2となるよ
うに塗工した。
【0031】・感熱発色層の塗料調成 A液(黒発色性ロイコ染料分散液) 3−(N−エチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル 20部 −7−アニリノフルオラン(mp205℃) 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 10部
【0032】 B液(青発色性ロイコ染料分散液) クリスタルバイオレットラクトン(mp182℃) 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 5部
【0033】 C液(保存性向上剤分散液) 1,3,5,−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチ ル ベンジル)−1,3,5トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)− ト リオン(mp160℃)(DH-48、旭電化工業(株)製) 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 5部
【0034】 D液(顕色剤分散液) 4,4’−イソプロピリデンジフェノール 50部 10%ポリビニルアルコール水溶液 50部 水 25部 A液、B液、C液、D液をそれぞれ別々にウルトラビス
コミルで分散、粉砕し、平均粒径が1μm以下となるよ
うに調整した。
コミルで分散、粉砕し、平均粒径が1μm以下となるよ
うに調整した。
【0035】A液40部、B液0.5部、C液10部、
D液75部、60%炭酸カルシウムスラリー(ブリリア
ント−15、白石工業(株)品)41部、10%ポリビ
ニルアルコール水溶液(NL−05、重合度500、日
本合成化学(株)品)60部、SBRラテックス(OX
−1060、日本ゼオン(株)品、固形分50%)26
部、30%ステアリン酸亜鉛分散液(ハイドリンZ−7
−30、中京油脂(株)品)20部、水61部を混合
し、塗料温度を11℃に調整して感熱発色層塗工用塗料
とした。
D液75部、60%炭酸カルシウムスラリー(ブリリア
ント−15、白石工業(株)品)41部、10%ポリビ
ニルアルコール水溶液(NL−05、重合度500、日
本合成化学(株)品)60部、SBRラテックス(OX
−1060、日本ゼオン(株)品、固形分50%)26
部、30%ステアリン酸亜鉛分散液(ハイドリンZ−7
−30、中京油脂(株)品)20部、水61部を混合
し、塗料温度を11℃に調整して感熱発色層塗工用塗料
とした。
【0036】実施例2 実施例1で使用した感熱発色層の代わりに、以下に示す
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液4
0部、B液0.5部、C液15部、D液75部、60%
炭酸カルシウムスラリー38部、10%ポリビニルアル
コール水溶液60部、SBRラテックス(固形分50
%)26部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水
59部を混合し、塗料温度を15℃に調整して感熱発色
層塗工用塗料とした。
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液4
0部、B液0.5部、C液15部、D液75部、60%
炭酸カルシウムスラリー38部、10%ポリビニルアル
コール水溶液60部、SBRラテックス(固形分50
%)26部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水
59部を混合し、塗料温度を15℃に調整して感熱発色
層塗工用塗料とした。
【0037】実施例3 実施例1で使用した感熱発色層の代わりに、以下に示す
感熱発色層塗料を使用する以外は実施例1と同様にし
て、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液40
部、B液0.5部、C液5部、D液75部、60%炭酸
カルシウムスラリー45部、10%ポリビニルアルコー
ル水溶液60部、SBRラテックス(固形分50%)2
6部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水62部
を混合し、塗料温度を18℃に調整して感熱発色層塗工
用塗料とした。
感熱発色層塗料を使用する以外は実施例1と同様にし
て、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液40
部、B液0.5部、C液5部、D液75部、60%炭酸
カルシウムスラリー45部、10%ポリビニルアルコー
ル水溶液60部、SBRラテックス(固形分50%)2
6部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水62部
を混合し、塗料温度を18℃に調整して感熱発色層塗工
用塗料とした。
【0038】実施例4 実施例1で使用した感熱発色層の代わりに、以下に示す
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。 E液(黒発色性ロイコ染料分散液) 3−(N,N−ジブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ 20部 フルオラン(mp182℃) 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 10部 E液をウルトラビスコミルで分散、粉砕し、平均粒径が
1μm以下となるように調整した。
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。 E液(黒発色性ロイコ染料分散液) 3−(N,N−ジブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ 20部 フルオラン(mp182℃) 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 10部 E液をウルトラビスコミルで分散、粉砕し、平均粒径が
1μm以下となるように調整した。
【0039】E液40部、実施例1で使用したB液0.
8部、C液10部、D液75部、60%炭酸カルシウム
スラリー41部、10%ポリビニルアルコール水溶液6
0部、SBRラテックス(固形分50%)26部、30
%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水60部を混合し、
塗料温度を15℃に調整して感熱発色層塗工用塗料とし
た。
8部、C液10部、D液75部、60%炭酸カルシウム
スラリー41部、10%ポリビニルアルコール水溶液6
0部、SBRラテックス(固形分50%)26部、30
%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水60部を混合し、
塗料温度を15℃に調整して感熱発色層塗工用塗料とし
た。
【0040】実施例5 実施例1で使用した感熱発色層の代わりに、以下に示す
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。 F液(黒発色性ロイコ染料分散液) 3−(N−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル 10部 −7−アニリノフルオラン(mp164℃) 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 5部 F液をウルトラビスコミルで分散、粉砕し、平均粒径が
1μm以下となるように調整した。
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。 F液(黒発色性ロイコ染料分散液) 3−(N−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル 10部 −7−アニリノフルオラン(mp164℃) 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 5部 F液をウルトラビスコミルで分散、粉砕し、平均粒径が
1μm以下となるように調整した。
【0041】F液40部、実施例1で使用したB液0.
8部、C液10部、D液75部、60%炭酸カルシウム
スラリー41部、10%ポリビニルアルコール水溶液6
0部、SBRラテックス(固形分50%)26部、30
%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水60部を混合し、
塗料温度を15℃に調整して感熱発色層塗工用塗料とし
た。
8部、C液10部、D液75部、60%炭酸カルシウム
スラリー41部、10%ポリビニルアルコール水溶液6
0部、SBRラテックス(固形分50%)26部、30
%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水60部を混合し、
塗料温度を15℃に調整して感熱発色層塗工用塗料とし
た。
【0042】比較例1 実施例1で感熱発色層の塗工用塗料温度を22℃に調整
してから塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色
体を得た。
してから塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色
体を得た。
【0043】比較例2 実施例1で感熱発色層の塗料温度を8℃に調整してから
塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色体を得
た。実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例2で得
られた感熱発色体の白色度を測定するとともに、感熱層
塗料の塗工性を評価した。
塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色体を得
た。実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例2で得
られた感熱発色体の白色度を測定するとともに、感熱層
塗料の塗工性を評価した。
【0044】結果は表1に示すとおりであり、実施例1
〜5では白色度が80以上でかつ、感熱発色層塗工用塗
料の塗工性も良好であったが、比較例1では白色度が低
く、また比較例2では感熱層塗料の塗工性が悪く、画像
記録用感熱記録体として不適当なものであった。
〜5では白色度が80以上でかつ、感熱発色層塗工用塗
料の塗工性も良好であったが、比較例1では白色度が低
く、また比較例2では感熱層塗料の塗工性が悪く、画像
記録用感熱記録体として不適当なものであった。
【0045】
【表1】
【0046】白色度:白色度% JIS P8123に
準じて測定した。 目視評価 ○良好、△不可 感熱層塗料塗工性:感熱層塗工面の評価 ○は塗工面良好、×は塗工面にスジあり
準じて測定した。 目視評価 ○良好、△不可 感熱層塗料塗工性:感熱層塗工面の評価 ○は塗工面良好、×は塗工面にスジあり
【0047】
【発明の効果】本発明により製造した感熱発色体は、感
熱紙の白色度が高く、感熱記録体として良好なものであ
った。
熱紙の白色度が高く、感熱記録体として良好なものであ
った。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関するもの
であり、更に詳しく述べるならば医療計測用のCRT画
像をハードコピーとして出力する画像用感熱プリンター
で使用するのに適した感熱記録体に関するものである。
であり、更に詳しく述べるならば医療計測用のCRT画
像をハードコピーとして出力する画像用感熱プリンター
で使用するのに適した感熱記録体に関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は一般に紙、合成紙、又はプ
ラスチックフィルム等からなる支持体の少なくとも片面
上に、電子供与性ロイコ染料のような無色又は淡色の発
色性物質(ロイコ染料)と、電子受容性のフェノール性
化合物などのような有機酸性物質(顕色剤)と、接着剤
とを主成分として含む感熱発色層を設けたものであっ
て、これらロイコ染料と顕色剤とを熱エネルギーによっ
て反応させて発色させ記録画像を得ることができる。こ
のような感熱記録体は、記録装置がコンパクトでしかも
安価であり、かつ保存が容易であることなどの利点を有
し、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の記録用媒
体としてだけでなく、POSラベル、CAD、CRT医
療画像用等の各種プリンター、プロッターの出力媒体と
して広く使用されている。
ラスチックフィルム等からなる支持体の少なくとも片面
上に、電子供与性ロイコ染料のような無色又は淡色の発
色性物質(ロイコ染料)と、電子受容性のフェノール性
化合物などのような有機酸性物質(顕色剤)と、接着剤
とを主成分として含む感熱発色層を設けたものであっ
て、これらロイコ染料と顕色剤とを熱エネルギーによっ
て反応させて発色させ記録画像を得ることができる。こ
のような感熱記録体は、記録装置がコンパクトでしかも
安価であり、かつ保存が容易であることなどの利点を有
し、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の記録用媒
体としてだけでなく、POSラベル、CAD、CRT医
療画像用等の各種プリンター、プロッターの出力媒体と
して広く使用されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】その中で記録画像の均一性、高解像度が必
要なCRT医療計測用の画像プリンターおよび、寸法安
定性、細線記録の必要なCADプロッター用の感熱記録
紙には支持体として複層構造を有する合成紙や、必要に
応じて無機顔料を含有する2軸延伸した熱可塑性樹脂フ
ィルムが使用されている。
要なCRT医療計測用の画像プリンターおよび、寸法安
定性、細線記録の必要なCADプロッター用の感熱記録
紙には支持体として複層構造を有する合成紙や、必要に
応じて無機顔料を含有する2軸延伸した熱可塑性樹脂フ
ィルムが使用されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】感熱層塗料は、塗料温度の上昇とともに塗
料中で発色し、その程度は塗料温度が20℃を越えると
著しくなり、感熱紙の白色度が低下する。従って、感熱
層塗料は塗工されるまでの間低い温度で保持されること
が好ましい。一方、感熱層塗料を10℃未満で保持する
と塗料の粘度が増大し、塗工性が悪化したり、また乾燥
時により多くの熱量が必要となり経済的にも不利であ
る。
料中で発色し、その程度は塗料温度が20℃を越えると
著しくなり、感熱紙の白色度が低下する。従って、感熱
層塗料は塗工されるまでの間低い温度で保持されること
が好ましい。一方、感熱層塗料を10℃未満で保持する
と塗料の粘度が増大し、塗工性が悪化したり、また乾燥
時により多くの熱量が必要となり経済的にも不利であ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明で使用する支持体は、ポリオレフィ
ン系樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押しだ
し、縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹
脂と白色無機顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2
層積層し、更に横方向に延伸して製造された合成紙、及
びポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可
塑性樹脂単独あるいは混合物をダイから押しだし2軸延
伸したもの、さらに熱可塑性樹脂に白色の無機顔料を加
熱混練したものをダイから押し出し2軸延伸したものの
ほか、上質紙、中質紙、ロール紙、再生紙、塗工紙等の
パルプ繊維から製造されたものが使用できる。パルプ繊
維からなる支持体は画像の均一性を良くするため、あら
かじめ塗工層を設けた後感熱発色層を塗工するのが望ま
しい。
ン系樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押しだ
し、縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹
脂と白色無機顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2
層積層し、更に横方向に延伸して製造された合成紙、及
びポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可
塑性樹脂単独あるいは混合物をダイから押しだし2軸延
伸したもの、さらに熱可塑性樹脂に白色の無機顔料を加
熱混練したものをダイから押し出し2軸延伸したものの
ほか、上質紙、中質紙、ロール紙、再生紙、塗工紙等の
パルプ繊維から製造されたものが使用できる。パルプ繊
維からなる支持体は画像の均一性を良くするため、あら
かじめ塗工層を設けた後感熱発色層を塗工するのが望ま
しい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】黒発色のロイコ染料としては、例えば3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−{N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)}アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。青発色系のロイコ染料としては、クリスタル
バイオレットラクトンがある。
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−{N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)}アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。青発色系のロイコ染料としては、クリスタル
バイオレットラクトンがある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施例3 実施例1で使用した感熱発色層の代わりに、以下に示す
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液4
0部、B液0.5部、C液5部、D液75部、60%炭
酸カルシウムスラリー45部、10%ポリビニルアルコ
ール水溶液60部、SBRラテックス(固形分50%)
26部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水62
部を混合し、塗料温度を18℃に調整して感熱発色層塗
工用塗料とした。
感熱発色層塗工用塗料を使用する以外は実施例1と同様
にして、感熱記録体を得た。実施例1で使用したA液4
0部、B液0.5部、C液5部、D液75部、60%炭
酸カルシウムスラリー45部、10%ポリビニルアルコ
ール水溶液60部、SBRラテックス(固形分50%)
26部、30%ステアリン酸亜鉛分散液20部、水62
部を混合し、塗料温度を18℃に調整して感熱発色層塗
工用塗料とした。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】比較例2 実施例1で感熱発色層の塗工用塗料温度を8℃に調整し
てから塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色体
を得た。実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例2
で得られた感熱発色体の白色度を測定するとともに、感
熱層塗料の塗工性を評価した。
てから塗工する以外は実施例1と同様にして感熱発色体
を得た。実施例1〜実施例5および比較例1〜比較例2
で得られた感熱発色体の白色度を測定するとともに、感
熱層塗料の塗工性を評価した。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体の少なくとも片面に、無色または
淡色の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料
を発色させる有機酸性物質及び接着剤を主成分として含
有する感熱発色層を塗工する感熱発色体の製造方法にお
いて、該感熱発色層は黒発色のロイコ染料と青発色のロ
イコ染料とを含有し温度が10〜20℃に調節された塗
工液を支持体に塗工することによって形成されているこ
とを特徴とする感熱記録体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256610A JPH07108764A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 感熱記録体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256610A JPH07108764A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 感熱記録体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108764A true JPH07108764A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17295025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5256610A Pending JPH07108764A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 感熱記録体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0968837A1 (en) * | 1998-07-03 | 2000-01-05 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermally sensitive recording medium |
US6258747B1 (en) | 1998-06-22 | 2001-07-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | Thermally sensitive recording medium |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5256610A patent/JPH07108764A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6258747B1 (en) | 1998-06-22 | 2001-07-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | Thermally sensitive recording medium |
EP0968837A1 (en) * | 1998-07-03 | 2000-01-05 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermally sensitive recording medium |
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