JPH07107035B2 - 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法 - Google Patents

4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法

Info

Publication number
JPH07107035B2
JPH07107035B2 JP63164524A JP16452488A JPH07107035B2 JP H07107035 B2 JPH07107035 B2 JP H07107035B2 JP 63164524 A JP63164524 A JP 63164524A JP 16452488 A JP16452488 A JP 16452488A JP H07107035 B2 JPH07107035 B2 JP H07107035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
lower alkyl
producing
hexadienoic acid
acid amide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63164524A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0211547A (ja
Inventor
義邦 伊藤
茂弘 高瀬
正信 向坂
Original Assignee
藤沢薬品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 藤沢薬品工業株式会社 filed Critical 藤沢薬品工業株式会社
Priority to JP63164524A priority Critical patent/JPH07107035B2/ja
Publication of JPH0211547A publication Critical patent/JPH0211547A/ja
Publication of JPH07107035B2 publication Critical patent/JPH07107035B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、狭心症治療剤等として有用な一般式 (式中Rは低級アルキル基を意味する) で示される2−ヒドロキシイミノ−4−低級アルキル−
5−ニトロ−3−ヘキセンアミドもしくはその塩を製造
する為の中間体として有用な、一般式 (式中Rは前と同じ意味) で示される4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸ア
ミドを収率良く製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 一般式(III)で示される化合物は、例えばヨーロッパ
特許公開公報第0113106号に記載される様に平滑筋弛緩
作用(例えば冠状血管拡張作用等)や血圧降下作用等を
有し、従って例えば狭心症治療剤等の医薬品としての利
用が期待されている。化合物(III)を製造する方法は
上記ヨーロッパ特許公開公報に記載されており、それに
よれば、化合物(II)に亜硝酸ナトリウムを反応させる
ことによって製造することができる。そして上記反応の
原料物質である化合物(II)については、一般式 (式中Rは前と同じ意味) で示される4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸も
しくはその塩にクロル炭酸エチルの存在下アンモニアを
反応させることによって製造される旨同公報に記載され
ている。
[発明が解決しようとする課題] 化合物(II)は化合物(III)を製造する為の重要な中
間体として位置付けられるものであるが、上述のヨーロ
ッパ特許公開公報に記載されている方法、即ち化合物
(I)にクロル炭酸エチルを反応させる方法の収率はそ
れほど高いものではなく、化合物(III)の製造コスト
を押し上げる要因となっている。
この発明者は上記の様な事情を憂慮し、化合物(I)か
ら化合物(II)をより高収率に製造することのできる方
法を開発する目的で種々研究を行なった。
[課題を解決する為の手段] 上記課題を解決することのできたこの発明は、化合物
(I)にハロ炭酸イソプロピルの存在下アンモニアを反
応させる点に要旨が存在するものである。
[作用] 化合物(I)および化合物(II)においてRで示される
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチルなどが非限定的に例
示される。化合物(I)および(II)は2重結合の存在
によって2以上の幾何異性体をとり得るが、これらは全
てこの発明の技術的範囲に含まれる。化合物(I)の塩
としては、トリエチルアミン塩、ピリジン塩等の第3級
アミン塩が使用される。
ハロ炭酸イソプロピルにおけるハロゲンとは弗素、塩
素、臭素、沃素である。この発明の反応で使用されるア
ンモニアはガス状であっても溶液状であっても良いが、
特に使い易いのはアンモニアガスであり、反応混合液中
に吹込むことによって反応が進行する。
反応は溶媒の存在下に行なうのが一般的であり、溶媒と
しては塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、水、あるいはこれらの混合液、その他この反応の進
行に悪影響を与えない溶媒が利用される。また反応温度
は特に限定されないが、冷却ないし室温程度の緩和な条
件下に行なわれる。
この発明の反応ではまず化合物(I)とハロ炭酸イソプ
ロピルの反応が進行して化合物(I)の活性状態(非対
称酸無水物)となり、この過程において前記トリエチル
アミンやピリジン等の第3級アミンが併存すると、これ
らが脱ハロゲン化水素剤として作用し、化合物(I)の
活性化が効率良く進行する。化合物(I)は塩の状態で
使用することが好まれるが、遊離のカルボン酸として反
応に供するときは、前記第3級アミン或は水酸化ナトリ
ウムや炭酸ナトリウム等の無機塩基の存在下に反応を行
なうことが推奨される。
こうして活性化された化合物(I)は、単離もしくは単
離せずにアンモニアとの反応に供せられ化合物(II)が
収率良く製造される。
[発明の効果] この発明によれば化合物(II)を収率良く製造すること
ができ、前述のヨーロッパ特許公開公報では31.7%の収
率が上げられたに止まるのに対し、後述の実施例では、
89.2%もの高収率で化合物(II)を製造することができ
た。
[実施例] 実施例1 (E,E)−4−エチル−2,4−ヘキサジエン酸(70g)と
トリエチルアミン(69.7ml)を塩化メチレン(500ml)
に加え、この混合物にクロル炭酸イソプロピル(56.8m
l)を−5〜−10℃に冷却しながら20分を要して加え
た。反応混合物を同温度で1時間撹拌した後、乾燥アン
モニアガスを1時間に亘って吹込んだ。反応終了後、反
応混合物を水(500ml)に注ぎ、塩化メチレン(500ml)
を加えて抽出した有機層を分取し、5%水酸化ナトリウ
ム水溶液及び水で順次洗浄した後乾燥した。溶媒を留去
すると、(E,E)−4−エチル−2,4−ヘキサジエン酸ア
ミド(62g)が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中Rは低級アルキル基を意味する) で示される4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸も
    しくはその塩にハロ炭酸イソプロピルの存在下アンモニ
    アを反応させて、一般式 (式中Rは前と同じ意味) で示される4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸ア
    ミドを得ることを特徴とする4−低級アルキル−2,4−
    ヘキサジエン酸アミドの製造法。
JP63164524A 1988-06-30 1988-06-30 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法 Expired - Lifetime JPH07107035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164524A JPH07107035B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164524A JPH07107035B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0211547A JPH0211547A (ja) 1990-01-16
JPH07107035B2 true JPH07107035B2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=15794802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63164524A Expired - Lifetime JPH07107035B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07107035B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0211547A (ja) 1990-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019210273A (ja) エドキサバンの製造方法
JPH01211567A (ja) 新規なスルホンアミド化合物
CN1072213C (zh) 胍衍生物的制备方法及其中间体
JPH07107035B2 (ja) 4−低級アルキル−2,4−ヘキサジエン酸アミドの製造法
JP4159022B2 (ja) ジホスゲン及びトリホスゲンを使用したジアゾナフトキノンスルホニルクロリドの調製法
JPS5822139B2 (ja) dl−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸の光学分割法
JPH06340622A (ja) ベンジルコハク酸誘導体の製造方法およびその製造中間体
JPS62286968A (ja) 新規ニコチン酸アミド誘導体
JPH06340623A (ja) ベンジルコハク酸誘導体の製造方法およびその製造中間体
SU1657482A1 (ru) Способ совместного получени 1-фенил-1,2-дихлорэтана и 1-фенил-2-хлорэтанола
JP2014031372A (ja) 高純度ミチグリニドを調製するための効率的な方法
JPH01102064A (ja) ハロゲノピリジンカルボン酸アミド類の製造方法
JPH10287650A (ja) 1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジンまたはその塩酸塩の製造方法
JPS6124568A (ja) ジヒドロピリジンエステルの製造法
JP2614108B2 (ja) スルフェニルオキシムカーバメート誘導体の製造方法
JPH09124630A (ja) カルバミン酸テトラヒドロフリルエステル誘導体の製造方法
JPS63162666A (ja) アミノオキシ酢酸誘導体およびその製造方法
JP2003160553A (ja) アントラニル酸エステルの5位の選択的な塩素化方法
NO139170B (no) Fremgangsmaate ved fremstilling av 4-acetamidofenyl-2-acetoxybenzoat
BE863313A (fr) M-sulfonamidobenzamides
JPS582237B2 (ja) チオ−ル化合物及びその製法
JPS6058956A (ja) グアニジノカプロン酸p−エトキシカルボニルフエニルエステルの製造方法
JPS63141948A (ja) チモ−ル誘導体の製法
JPH04145062A (ja) チオアルカン酸アミド化合物
JPH0421663A (ja) N―ベンジル―3―ヒドロキシスクシンアミド酸およびその製造法