JPH07106416B2 - 車両用ホイールの製造法 - Google Patents

車両用ホイールの製造法

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JPH07106416B2
JPH07106416B2 JP62238305A JP23830587A JPH07106416B2 JP H07106416 B2 JPH07106416 B2 JP H07106416B2 JP 62238305 A JP62238305 A JP 62238305A JP 23830587 A JP23830587 A JP 23830587A JP H07106416 B2 JPH07106416 B2 JP H07106416B2
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JP
Japan
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rim
material cylinder
vehicle wheel
molding die
rim material
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Inventor
君夫 落合
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用ホイールの製造法に関し、特にリム部
を塑性変形(例えば、スピニング成形)によって形成す
る車両用ホイールの製造法に関する。
〔従来技術〕
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車用の車両
用ホイールWは第2図に示すように、ディスク部Dの取
付面Eがリム部Rの中心より表側に大きくオフセットし
て設置されている。
そして、この車両用ホイールWにあっては表側ビードシ
ート部21の内側に湾曲空間Cを形成し、軽量化を図って
いるのが常である。
ところで、この湾曲空間Cは内側に入り込んでいるた
め、従来の車両用ホイールWの製造行程においては、入
り子を使用せざるを得なかった。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、前記湾曲空間Cを形成するにあたって入
り子を使用するとかかる入り子の設置および取り外しに
手間がかかり、この結果、車両用ホイールWの製造能率
が向上しないという不都合を有した。
〔前記問題点を解決するための手段〕
この発明は前記不都合を解消するためになされたもので
あり、 その構成は、ディスク部の周端縁にリム素材筒を一体形
成し、このリム素材筒をリム成形用型に外嵌めした状態
でしごき加工することによりリム部を形成する車両用ホ
イールの製造法において、 前記リム素材筒を前記リム成形用型に設置する際、前記
リム素材筒の前記リム成形用型との間に周空間を形成
し、かつ、前記リム素材筒のディスク側反対方向端を前
記リム成形用型から離間させたことを特徴とする車両用
ホイールの製造法である。
なお、前記リム素材筒のディスク側反対方向端がリム素
材軸心に対して外方に拡径して前記リム成形用型から離
間させることもできる。
〔発明の作用〕
この発明に係る車両用ホイールの製造法は上記のように
構成されているため、前記湾曲空間を形成するにあたっ
て専用の装置を必要としないとともに、スピニング成形
を容易にすることができるものである。すなわち、リム
素材筒をディスク近傍部からリム先端部に向かってしご
くにあたって当該素材筒をマンドレルの成形面に落とし
た際に(接触させた際に)リム素材筒の先端はマンドレ
ルの成形面に接触していない状態を確保できるものであ
る。
なお、前記リム素材筒のディスク側反対方向端がリム素
材軸心に対して外方に拡径して前記リム成形用型から離
間させれば、リム素材筒をディスク近傍部からリム先端
部に向かってしごくにあたってリム素材筒の先端をマン
ドレルの成形面に接触していない状態をより一層確保し
やすいものである。
〔実施例の説明〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、Dは車両用ホイール素材1のディスク
部、2はこのディスク部Dの表側周端縁に鍛造又は鋳造
によって一体形成された表側リム部である。3は裏側リ
ム素材筒(この発明の「リム素材筒」に相当する。)で
あり、ディスク部Dの裏側周端縁に前記表側リム部2同
様鍛造又は鋳造によって一体形成されている。この裏側
リム素材筒3は略水平に突するとともに先端部、つま
り、ディスク側反対方向端32において拡径し前記リム成
形用型から離間している。このため、後記するように裏
側リム部(この発明の「リム部」に相当する。)31のス
ピニング成形が容易になる。
このように構成される車両用ホイール素材1をマンドレ
ル(この発明の「リム成形用型」に相当する。)4に設
置する。この場合、裏側リム素材筒3とこのマンドレル
4のリム成形面41との間に環状の周空間Sを形成する。
そして、マンドレル4を軸心43の周囲に回転し、回転押
圧具5で前記裏側リム素材筒3を矢印方向にしごいて裏
側リム部31、ひいては車両用ホイールWを形成する。こ
の場合、しごきを裏側リム素材筒3の根幹部より離れた
ところから開始するので、前記裏側リム素材筒3は根幹
部から離れた位置でマンドレル4の成形面41に接するこ
とになり、この結果、表側ビードシート部21の内側に湾
曲空間Cが形成される。
なお、6はホイール素材1をマンドレル4に挟持固定す
るための押圧板である。
この実施例では成形用型としてマンドレル4を使用した
が、仮想線で示すように回転ローラ7を使用することも
できる。
〔発明の効果〕
この発明に係る車両用ホイールの製造法は、ディスク部
の周端縁にリム素材筒を一体形成し、このリム素材筒を
リム成形用型に外嵌めした状態でしごき加工することに
よりリム部を形成する車両用ホイールの製造法におい
て、 前記リム素材筒を前記リム成形用型に設置する際、前記
リム素材筒と前記リム成形用型との間に周空間を形成
し、かつ、前記リム素材筒のディスク側反対方向端を前
記リム成形用型から離間させ、更に、前記周空間を前記
しごき加工によって前記リム成形用型側に開口した湾曲
空間とするため、前記湾曲空間を形成するにあたって専
用の装置を必要とせず、よって、この車両用ホイールの
製造方法を使用すれば、車両用ホイールに湾曲空間が形
成されているにもかかわらず、従来のようにかかる湾曲
空間を形成するための特別な装置(入り子)を設置した
り取り外したりする必要がないため、車両用ホイールの
製造能率は向上する。
さらに、この発明に係る車両用ホイールの製造方法は上
記のように構成されているため、スピニング成形を容易
にすることができるものである。すなわち、リム素材筒
をディスク近傍部からリム先端部に向かってしごくにあ
たって当該素材筒をマンドレルの成形面に落とした際に
(接触させた際に)リム素材筒の先端はマンドレルの成
形面に接触していない状態を確保できる結果、リム素材
筒をディスク近傍部からリム先端部に向かってしごくに
あたって当該素材筒の先端縁がマンドレルの成形面に突
っかかることはなく、よって、裏側リム部の成形がしや
すく、この点からも車両用ホイールの製造能率は向上す
るものである。
なお、前記リム素材筒のディスク側反対方向端がリム素
材軸心に対して外方に拡径して前記リム成形用型から離
間させれば、リム素材筒をディスク近傍部からリム先端
部に向かってしごくにあたってリム素材筒の先端をマン
ドレルの成形面に接触していない状態をより一層確保し
やすいものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る車両用ホイールの製造法の実施例
を示すもので、第1図は車両用ホイール素材をマンドレ
ルに設置した状態の断面図、第2図は車両用ホイールの
断面図である。 C……湾曲空間 D……ディスク部 S……周空間 3……裏側リム素材筒(リム素材筒) 31……裏側リム部(リム部) 32……ディスク側反対方向端 4……リム成形用マンドレル(リム成形用型)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク部の周端縁にリム素材筒を一体形
    成し、このリム素材筒をリム成形用型に外嵌めした状態
    でしごき加工することによりリム部を形成する車両用ホ
    イールの製造法において、 前記リム素材筒を前記リム成形用型に設置する際、前記
    リム素材筒と前記リム成形用型との間に周空間を形成
    し、かつ、前記リム素材筒のディスク側反対方向端を前
    記リム成形用型から離間させたことを特徴とする車両用
    ホイールの製造法。
  2. 【請求項2】前記リム素材筒のディスク側反対方向端が
    リム素材軸心に対して外方に拡径して前記リム成形用型
    から離間させたことを特徴とする請求項1の車両用ホイ
    ールの製造法。
JP62238305A 1987-09-21 1987-09-21 車両用ホイールの製造法 Expired - Fee Related JPH07106416B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019131849A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 トピー工業株式会社 車両ホイールの製造方法およびスピニング加工装置

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