JP2782001B2 - 車両用ホイールの製造方法 - Google Patents
車両用ホイールの製造方法Info
- Publication number
- JP2782001B2 JP2782001B2 JP1280820A JP28082089A JP2782001B2 JP 2782001 B2 JP2782001 B2 JP 2782001B2 JP 1280820 A JP1280820 A JP 1280820A JP 28082089 A JP28082089 A JP 28082089A JP 2782001 B2 JP2782001 B2 JP 2782001B2
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- JP
- Japan
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- disk
- rim
- vehicle wheel
- forging
- material portion
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用ホイールの製造方法に関する。
従来においては、車両用ホイールを鍛造によって製造
し、その強度を向上させていた。
し、その強度を向上させていた。
〔発明の解決しようとする課題〕 しかしながら、鍛造技術によって複雑な形状を形成す
ることは難しいため、変化に富んだ形状が要求される車
両用ホイールの製造には適さないという不都合を有し
た。
ることは難しいため、変化に富んだ形状が要求される車
両用ホイールの製造には適さないという不都合を有し
た。
特に、車両用ホイールのディスク部はその機能上、装
飾性が要求されるものであるため、かかる不都合は重大
なものであった。
飾性が要求されるものであるため、かかる不都合は重大
なものであった。
この発明の課題はかかる不都合を解消することであ
る。
る。
前記課題を達成するために、この発明に係る車両用ホ
イールの製造方法においては、 ディスク部の形状に近似したディスク素材部とリム素
材部とを有するホイール素材を鋳造することによって製
造し、その後、このディスク素材部を鍛造することによ
ってディスク部を形成する一方、前記リム素材部をしご
きスピニング成形することによって前記リム素材部の肉
厚を変化させ所望のリム幅のリム部を形成するようにし
たものである。
イールの製造方法においては、 ディスク部の形状に近似したディスク素材部とリム素
材部とを有するホイール素材を鋳造することによって製
造し、その後、このディスク素材部を鍛造することによ
ってディスク部を形成する一方、前記リム素材部をしご
きスピニング成形することによって前記リム素材部の肉
厚を変化させ所望のリム幅のリム部を形成するようにし
たものである。
この発明に係る車両用ホイールの製造方法は上記のよ
うに構成されているため、ディスク素材部を最終製品に
近似した形状に形成しやすく、この結果、ディスク部の
鍛造工程が簡略化できるため、例え、最終製品(ディス
ク部)の形状が複雑であっても製造しやすいものであ
る。更に、リム部をしごきスピニング加工するため、そ
の鋳造組織が練られ靭性強度が向上したリム部を成形で
きるものである。
うに構成されているため、ディスク素材部を最終製品に
近似した形状に形成しやすく、この結果、ディスク部の
鍛造工程が簡略化できるため、例え、最終製品(ディス
ク部)の形状が複雑であっても製造しやすいものであ
る。更に、リム部をしごきスピニング加工するため、そ
の鋳造組織が練られ靭性強度が向上したリム部を成形で
きるものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
第1図において、1はマンドレルであり、軸心の周囲
に回転可能に設置されている。このマンドレル1の周面
はリム成形用型を構成する。2はテールストックであ
り、前記マンドレル1と軸心を同一にして回転可能に設
置されている。3はホイール素材であり、前記マンドレ
ル1と前記テールストック2とによって挟持されてい
る。このホイール素材3は、鋳造によって成形した後、
ディスク部31を鍛造によって成形したものである。この
ようなホイール素材3をマンドレル1とともに回転しな
がら、そのリム素材部32を押圧用へら4によって矢印方
向に扱けば、リム部5が、ひいては、車両用ホイールW
が形成される。
に回転可能に設置されている。このマンドレル1の周面
はリム成形用型を構成する。2はテールストックであ
り、前記マンドレル1と軸心を同一にして回転可能に設
置されている。3はホイール素材であり、前記マンドレ
ル1と前記テールストック2とによって挟持されてい
る。このホイール素材3は、鋳造によって成形した後、
ディスク部31を鍛造によって成形したものである。この
ようなホイール素材3をマンドレル1とともに回転しな
がら、そのリム素材部32を押圧用へら4によって矢印方
向に扱けば、リム部5が、ひいては、車両用ホイールW
が形成される。
なお、ホイール素材3は鋳造によって製造されるが、
この際、ディスク素材部はディスク部の最終製品に近似
した形状に成形しておく。その後、このディスク素材部
を鍛造によって成形することにより前記ディスク部31を
形成するものである。このようにしてディスク部31を製
造すると、鍛造に基づく強度を確保しながら、鍛造では
形成しにくい複雑な形状に成形しやすいものである。
この際、ディスク素材部はディスク部の最終製品に近似
した形状に成形しておく。その後、このディスク素材部
を鍛造によって成形することにより前記ディスク部31を
形成するものである。このようにしてディスク部31を製
造すると、鍛造に基づく強度を確保しながら、鍛造では
形成しにくい複雑な形状に成形しやすいものである。
この発明に係る車両用ホイールの製造方法は、ディス
ク部の形状に近似したディスク素材部とリム素材部とを
有するホイール素材を鋳造によって製造し、その後、こ
のディスク素材部を鍛造することによってディスク部を
形成する一方、前記リム素材部をしごきスピニング成形
することによって前記リム素材部の肉厚を変化させ所望
のリム幅のリム部を形成するようにしたため、ディスク
素材部を最終製品に近似した形状に形成しやすく、この
結果、ディスク部の鍛造工程が簡略化できるため、例
え、最終製品(ディスク部)の形状が複雑であっても製
造しやすいものである。更に、リム部をしごきスピニン
グ加工するため、その鋳造組織が練られ靭性強度が向上
したリム部を成形できるものである。
ク部の形状に近似したディスク素材部とリム素材部とを
有するホイール素材を鋳造によって製造し、その後、こ
のディスク素材部を鍛造することによってディスク部を
形成する一方、前記リム素材部をしごきスピニング成形
することによって前記リム素材部の肉厚を変化させ所望
のリム幅のリム部を形成するようにしたため、ディスク
素材部を最終製品に近似した形状に形成しやすく、この
結果、ディスク部の鍛造工程が簡略化できるため、例
え、最終製品(ディスク部)の形状が複雑であっても製
造しやすいものである。更に、リム部をしごきスピニン
グ加工するため、その鋳造組織が練られ靭性強度が向上
したリム部を成形できるものである。
よって、この製造方法を使用すれば、装飾性に富んで
いるとともに鍛造で得られる程度の強度を有するディス
ク部を備えるとともに靭性強度が向上したリム部を備え
た車両用ホイールを簡易に製造できるものである。
いるとともに鍛造で得られる程度の強度を有するディス
ク部を備えるとともに靭性強度が向上したリム部を備え
た車両用ホイールを簡易に製造できるものである。
更に、鋳造によって鍛造に供するディスク部素材を最
適な状態に成形するため、鍛造機械の能力が小さくてよ
いし、又、鍛造の際に発生するバリを防止できるため歩
留りがよい。この結果、車両用ホイールの生産コストの
低額化を図ることができる。又、鋳造によって鍛造に供
するディスク部素材を形成するため、鍛造に最適な状態
の素材を容易に製造できる。
適な状態に成形するため、鍛造機械の能力が小さくてよ
いし、又、鍛造の際に発生するバリを防止できるため歩
留りがよい。この結果、車両用ホイールの生産コストの
低額化を図ることができる。又、鋳造によって鍛造に供
するディスク部素材を形成するため、鍛造に最適な状態
の素材を容易に製造できる。
第1図はこの発明の方法によって製造された車両用ホイ
ールの断面図である。 3……ホイール素材 31……ディスク部 32……リム素材部 4……リム部 W……車両用ホイール
ールの断面図である。 3……ホイール素材 31……ディスク部 32……リム素材部 4……リム部 W……車両用ホイール
Claims (1)
- 【請求項1】ディスク部の形状に近似したディスク素材
部とリム素材部とを有するホイール素材を鋳造によって
製造し、その後、このディスク素材部を鍛造することに
よってディスク部を形成する一方、前記リム素材部をし
ごきスピニング成形することによって前記リム素材部の
肉厚を変化させ所望のリム幅のリム部を形成することを
特徴とする車両用ホイールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280820A JP2782001B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 車両用ホイールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280820A JP2782001B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 車両用ホイールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03142032A JPH03142032A (ja) | 1991-06-17 |
JP2782001B2 true JP2782001B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=17630437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280820A Expired - Lifetime JP2782001B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 車両用ホイールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782001B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0668171A4 (en) * | 1993-09-16 | 1997-09-03 | Washi Kosan Kk | VEHICLE WHEEL IN LIGHT METAL. |
KR102542891B1 (ko) * | 2021-02-01 | 2023-06-14 | 주식회사 알루포스 | 휠의 이너 림 보강 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6478650A (en) * | 1987-09-21 | 1989-03-24 | Asahi Malleable Iron Co Ltd | Production of wheel for automobile |
-
1989
- 1989-10-28 JP JP1280820A patent/JP2782001B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03142032A (ja) | 1991-06-17 |
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