JP3338858B2 - 車両用リムのスピニング成形方法 - Google Patents

車両用リムのスピニング成形方法

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JP3338858B2
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rim
mandrel
vehicle
flange
spinning
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君夫 落合
久芳 渡辺
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用リムのスピニン
グ成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用リムをスピニング成形する
場合には、図2に示すように、所望のリムに相応するマ
ンドレル9を製造し、このマンドレル9に沿って塑性変
形させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のリムのスピニング成形方法にあっては、マンドレ
ル9の成形面91に沿って塑性変形させていたため、リム
幅の異なったリムの要求があった場合、それらの各々に
対してマンドレルを用意しなければならず、この結果、
リムひいては車両用ホイールの製造コストが高額化せざ
るを得ないという不都合を有した。
【0004】この発明の課題は、これらの不都合を解消
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、発明者は、
【0006】(1).図2に示すように、例えば、マンドレ
ル9にリムフランジ成形部92が存在しても、このリムフ
ランジ成形部92に沿ってリム素材4を扱くことができな
いということ(段部の下方に隙間Sができてしまう)、
【0007】および、
【0008】(2).図3に示すように、リム径の呼び (5
°深底リムハンプ形式RH(JIS))の終端を基準線
Lとした場合、リム径の呼びの大小にかかわらず、ハン
プHは基準線Lから0.5mm下がった所で9.5Rの
大きさをもったものでなくてはならないということ、
【0009】に着目し、この発明を完成した。
【0010】この発明に係る車両用リムのスピニング成
形方法においては、環状のリム素材をマンドレルに設置
し、このマンドレルを軸心を中心として回転させること
によって前記リム素材を回転させながら、そのリムフラ
ンジ部となる扱き端部を浮かせた状態で前記マンドレル
の成形面に沿って扱き始めることにより車両用リムを成
形する車両用リムのスピニング成形方法において、前記
リム素材の扱きを開始した後、そのリムフランジ部とな
る扱き端部が前記マンドレルに接触する以前にこの扱き
を停止するようにしたため、前記リム素材におけるリム
フランジ部となる扱き端部の停止位置によってリム幅を
変化させることができるとともに前記リムフランジ部と
なる扱き端部を略リムフランジ状の形状として残すこと
ができるものである。
【0011】
【実施例】図1において、1はスピニング成形用第一マ
ンドレルであり、外側リム部成形面11を有する。12は嵌
挿軸であり、この第一マンドレル1はその軸心に突設さ
れている。この嵌挿軸12の機能は後記する。
【0012】次に、2はスピニング成形用第二マンドレ
ルであり、内側リム部成形面21を有する。22は嵌挿孔で
あり、この第二マンドレル2はその軸心に形成されてい
る。この嵌挿孔22には前記第一マンドレル1の嵌挿軸12
が進退可能に嵌挿し、前記第一マンドレル1と前記第二
マンドレル2と接触固定させている。
【0013】3は係止周溝であり、前記第一マンドレル
1と前記第二マンドレル2との境界面に形成されてい
る。この係止周溝3は環状のリム素材(連鋳筒を輪切り
にしたもの)4を内嵌め固定するためのものである。な
お、この係止周溝3の溝幅は、環状のリム素材4の幅に
応じて、前記第一マンドレル1を前記第二マンドレル2
に対してA方向に移動させることによってその幅を拡げ
ることができる。
【0014】このように、係止周溝3に環状のリム素材
4を挟持固定した状態で、第一マンドレル1および第二
マンドレル2を軸心の回りに回転させながら、環状のリ
ム素材4を裂開用ローラー5によってY字状の状態に裂
開する(一点鎖線の状態を参照のこと)。その後、この
裂開した環状のリム素材4を押圧用ヘラ6によって第一
マンドレル1および第二マンドレル2の成形面11,21 に
沿って扱き、略リム形状に形成する。この際、マンドレ
ル1,2の成形面に沿って前記リム素材4を扱く場合、
そのリム素材4におけるリムフランジ部となる扱き端部
41を前記マンドレルに接触させない位置で停止させる。
その後、仮想線(一点鎖線)の形状に切削加工すること
によってリムRを形成する。よって、この扱き端部41の
停止位置によってリム幅の異なるリムRを得ることがで
きる。従って、マンドレルのリムフランジ成形部が存在
しなくてもリム素材4の扱き端部41は自然とリムフラン
ジの略形状となるため、何ら問題はない。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る車両用リムのスピニング
成形方法は、環状のリム素材をマンドレルに設置し、こ
のマンドレルを軸心を中心として回転させることによっ
て前記リム素材を回転させながら、そのリムフランジ部
となる扱き端部を浮かせた状態で前記マンドレルの成形
面に沿って扱き始めることにより車両用リムを成形する
車両用リムのスピニング成形方法において、前記リム素
材の扱きを開始した後、そのリムフランジ部となる扱き
端部が前記マンドレルに接触する以前にこの扱きを停止
するようにしたため、前記リム素材におけるリムフラン
ジ部となる扱き端部の停止位置によってリム幅を変化さ
せることができるとともに前記リムフランジ部となる扱
き端部を略リムフランジ状の形状として残すことができ
るものである。
【0016】よって、この車両用リムのスピニング成形
方法を使用すれば、略リムフランジ状の形状として残っ
たリムフランジ部となる扱き端部を切削加工してリムフ
ランジを形成すれば、従来と異なり、マンドレルにリム
フランジ部を形成する部分を必要としないため、リム幅
の異なる複数のリムを製造するにあたって、それらの各
々に対してマンドレルを用意する必要はなく、この結
果、リムひいては車両用ホイールの製造コストの低額化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスピニング成形方法を示した断面図
である。
【図2】従来のスピニング成形方法を示した断面図であ
る。
【図3】車両用ホイールの形状の説明図である。
【符号の説明】
1 … 第一マンドレル(マンドレル) 2 … 第二マンドレル(マンドレル) 3 … 係止周溝 4 … リム素材 41 … 扱き端部 R … 車両用リム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21H 1/04 B60B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のリム素材をマンドレルに設置し、
    このマンドレルを軸心を中心として回転させることによ
    って前記リム素材を回転させながら、そのリムフランジ
    部となる扱き端部を浮かせた状態で前記マンドレルの成
    形面に沿って扱き始めることにより車両用リムを成形す
    る車両用リムのスピニング成形方法において、前記リム素材の扱きを開始した後、そのリムフランジ部
    となる扱き端部が 前記マンドレルに接触する以前にこの
    扱きを停止する ことを特徴とする車両用リムのスピニン
    グ成形方法。
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