JPH078393B2 - 車両用ホイ−ル及びその製造法 - Google Patents
車両用ホイ−ル及びその製造法Info
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- JPH078393B2 JPH078393B2 JP12509687A JP12509687A JPH078393B2 JP H078393 B2 JPH078393 B2 JP H078393B2 JP 12509687 A JP12509687 A JP 12509687A JP 12509687 A JP12509687 A JP 12509687A JP H078393 B2 JPH078393 B2 JP H078393B2
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- disc
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- plate
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用ホイールおよびその製造法に関する。
従来の車両用ホイールにあっては、ディスクに中空部を
設けて強度を確保しているものが存在する(特開昭60-9
2101号)。
設けて強度を確保しているものが存在する(特開昭60-9
2101号)。
特に、ディスクがリムの中心から表側に大きくオフセッ
トした、所謂、FF(フロントエンジンフロントブレー
キ)車用の車両用ホイールにおいて、この現象は著し
い。
トした、所謂、FF(フロントエンジンフロントブレー
キ)車用の車両用ホイールにおいて、この現象は著し
い。
しかしながら、かかる従来の車両用ホイールにおける中
空部は、車両用ホイールを一体鋳造する際に形成してい
たため、中子の構造や鋳造工程が複雑となるとともに車
両用ホイールの重量が増加せざるを得ないという不都合
を有した。
空部は、車両用ホイールを一体鋳造する際に形成してい
たため、中子の構造や鋳造工程が複雑となるとともに車
両用ホイールの重量が増加せざるを得ないという不都合
を有した。
この発明は前記不都合を解消する車両用ホイールおよび
この車両用ホイールの製造方法を提供することを目的と
し、 その構成は、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記リム主要部を少なくとも後端リムフランジと後部ビ
ートシート部とドロップセンター部とによって構成する
とともに、前記リム補助部を少なくとも前端リムフラン
ジによって構成し、 且つ、前記リム主要部と前記リム補助部とのいずれか一
方に前部ビートシート部を形成し、 更に、前記ディスク裏板と前記ディスク表板との間に中
空部を形成したことを特徴とする車両用ホイール(以下
「第一発明」と記す)、 及び、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記ディスク裏板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、 前記リム主要部素材をスピニング成形することにより後
端リムフランジと後部ビードシート部をドロップセンタ
ー部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板の周縁を幅方向に裂開して一対
のリム補助部素材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビードシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せた状態で溶接することにより前記リム主要部を前記前
部ビードシート部とを連設するとともに前記ディスク裏
板と前記ディスク表板との間に中空部を形成することを
特徴とする車両用ホイールの製造方法(以下「第二発
明」と記す)、 及び、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記ディスク裏板に軸孔を穿つとともにこのディスク裏
板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、前記リム主要部素材をスピニ
ング成形することにより後端リムフランジと後部ビート
シート部とドロップセンター部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板に軸孔を穿つとともにこのディ
スク表板の周縁を幅方向に裂開して一対のリム補助部素
材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビートシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せ、前記ディスク裏板又は前記ディスク表板の軸孔の端
縁部を前記ディスク表板又は前記ディスク裏板の軸孔の
端縁に対して折り返すことにより、前記リム主要部と前
記前部ビートシート部とを連設するとともに前記ディス
ク裏板と前記ディスク表板との間に中空部を形成するこ
とを特徴とする車両用ホイールの製造方法(以下「第三
発明」と記す)である。
この車両用ホイールの製造方法を提供することを目的と
し、 その構成は、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記リム主要部を少なくとも後端リムフランジと後部ビ
ートシート部とドロップセンター部とによって構成する
とともに、前記リム補助部を少なくとも前端リムフラン
ジによって構成し、 且つ、前記リム主要部と前記リム補助部とのいずれか一
方に前部ビートシート部を形成し、 更に、前記ディスク裏板と前記ディスク表板との間に中
空部を形成したことを特徴とする車両用ホイール(以下
「第一発明」と記す)、 及び、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記ディスク裏板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、 前記リム主要部素材をスピニング成形することにより後
端リムフランジと後部ビードシート部をドロップセンタ
ー部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板の周縁を幅方向に裂開して一対
のリム補助部素材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビードシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せた状態で溶接することにより前記リム主要部を前記前
部ビードシート部とを連設するとともに前記ディスク裏
板と前記ディスク表板との間に中空部を形成することを
特徴とする車両用ホイールの製造方法(以下「第二発
明」と記す)、 及び、 リム主要部が一体形成されたディスク裏板と、リム補助
部が一体形成されたディスク表板とを備え、前記ディス
ク裏板に前記ディスク表板を重ねることによりディスク
を形成するとともに前記リム主要部と前記リム補助部と
を一連にしてリムを形成した車両用ホイールにおいて、 前記ディスク裏板に軸孔を穿つとともにこのディスク裏
板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、前記リム主要部素材をスピニ
ング成形することにより後端リムフランジと後部ビート
シート部とドロップセンター部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板に軸孔を穿つとともにこのディ
スク表板の周縁を幅方向に裂開して一対のリム補助部素
材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビートシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せ、前記ディスク裏板又は前記ディスク表板の軸孔の端
縁部を前記ディスク表板又は前記ディスク裏板の軸孔の
端縁に対して折り返すことにより、前記リム主要部と前
記前部ビートシート部とを連設するとともに前記ディス
ク裏板と前記ディスク表板との間に中空部を形成するこ
とを特徴とする車両用ホイールの製造方法(以下「第三
発明」と記す)である。
第一発明に係る車両用ホイールは、 ディスクを形成するにあたってディスク裏板とディスク
表板とを重ね、このディスク裏板とこのディスク表板と
の間に中空部を形成しているため、複雑な断面をした中
空部であっても容易に形成できる。
表板とを重ね、このディスク裏板とこのディスク表板と
の間に中空部を形成しているため、複雑な断面をした中
空部であっても容易に形成できる。
次に、 第二発明及び第三発明に係る車両用ホイールの製法は、
スピニング成形を用いているため、この製造方法を使用
すれば、少数の車両用ホイールであっても低コストで生
産できる。
スピニング成形を用いているため、この製造方法を使用
すれば、少数の車両用ホイールであっても低コストで生
産できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、Dは車両用ホイールWのディスクであ
り、軸心に車軸孔11を有する。このディスクDはディス
ク表板12とディスク裏板13とを重ね溶接することによっ
て形成されている。14はリム補助部であり、ディスク表
板12の周縁に一体形成されている。このリム補助部14は
前記リムフランジ15と前部ビートシート部16とから構成
される。一方、17はリム主要部であり、ディスク裏板13
に一体形成されている。このリム主要部17は後端リムフ
ランジ18と後部ビートシート部19とドロップセンタ部20
とから構成される。このドロップセンタ部20の右端縁
(第1図において)には前記ディスク表板12の前部ビー
トシート部16の先端縁が溶接されている。なお、前記リ
ム主要部17と前記リム補助部14によってこの発明のリム
Rが構成される。
り、軸心に車軸孔11を有する。このディスクDはディス
ク表板12とディスク裏板13とを重ね溶接することによっ
て形成されている。14はリム補助部であり、ディスク表
板12の周縁に一体形成されている。このリム補助部14は
前記リムフランジ15と前部ビートシート部16とから構成
される。一方、17はリム主要部であり、ディスク裏板13
に一体形成されている。このリム主要部17は後端リムフ
ランジ18と後部ビートシート部19とドロップセンタ部20
とから構成される。このドロップセンタ部20の右端縁
(第1図において)には前記ディスク表板12の前部ビー
トシート部16の先端縁が溶接されている。なお、前記リ
ム主要部17と前記リム補助部14によってこの発明のリム
Rが構成される。
21は中空部であり、ディスク表板12とディスク裏板13と
の間に形成されている。この中空部21はディスクDの重
量を軽くするとともにその剛性を高めている。22は支持
筒であり、前記ドロップセンタ部20に延設されている。
この支持筒22は前記中空部21内に突出し、その先端縁が
ディスク前板12に溶接されて、ディスクDの剛性を補助
している。
の間に形成されている。この中空部21はディスクDの重
量を軽くするとともにその剛性を高めている。22は支持
筒であり、前記ドロップセンタ部20に延設されている。
この支持筒22は前記中空部21内に突出し、その先端縁が
ディスク前板12に溶接されて、ディスクDの剛性を補助
している。
第2図は第二実施例であり、前部支持筒22の代わりに係
止フランジ23を前記ドロップセンタ部20に一体形成した
ものである。この係止フランジ23には前記前部ビートシ
ート部16の先端縁が掛け止めされた状態で溶接されてい
る。
止フランジ23を前記ドロップセンタ部20に一体形成した
ものである。この係止フランジ23には前記前部ビートシ
ート部16の先端縁が掛け止めされた状態で溶接されてい
る。
又、この実施例においては、ディスク表板12とディスク
裏板13とを重ね、ディスクDの車軸孔11において、前記
ディスク裏板13の内周縁を前記ディスク表板12の内周縁
に折り曲げかしめている。
裏板13とを重ね、ディスクDの車軸孔11において、前記
ディスク裏板13の内周縁を前記ディスク表板12の内周縁
に折り曲げかしめている。
次に、この車両用ホイールWの製造法について説明す
る。
る。
第3図〜第5図はディスク表板12の処理工程を示したも
のである。
のである。
第3図において、12はディスク表板であり、軸心に車軸
孔11aを有する。このディスク表板12の車軸孔11aの周囲
はプレス(図示せず)によって環状に湾曲されている。
孔11aを有する。このディスク表板12の車軸孔11aの周囲
はプレス(図示せず)によって環状に湾曲されている。
次に、第4図に示すように、ディスク表板12の中心部を
一対の挟持具41,43によって挟み、軸心を中心として回
転させる。そして、切開具45によってディスク表板12の
周端面を幅方向に向って裂開して一対のリム補助部素材
47,49を形成する(仮想線の状態を参照)。
一対の挟持具41,43によって挟み、軸心を中心として回
転させる。そして、切開具45によってディスク表板12の
周端面を幅方向に向って裂開して一対のリム補助部素材
47,49を形成する(仮想線の状態を参照)。
次に、第5図において、51および53はマンドレルであ
り、前記ディスク表板12を挟持している。55は環状補助
型であり、マンドレル53の先端周縁に嵌められている。
この環状補助型55は前部ビートシート部16の湾曲部16a
を成形するためのものであり、第6図に示すように、径
方向に分割した割り型55a,55a,…を組み合わせることに
より構成される。このようにマンドレル51,53および環
状補助型55を設置して、第5図に示すように、ディスク
表板12を軸心を中心として回転し、回転押圧具57によっ
て前記一のリム補助部素材47をマンドレル51に沿ってし
ごけば、前端リムフランジ15、又、同様にして他の前記
一のリム補助部素材49をマンドレル53に沿ってしごけば
前記前部ビートシート部16がスピニング成形される。前
記ビートシート部16成形後に環状補助型55をを外す場合
には、マンドレル53を放した後、かかる環状補助型55を
割り型55a,55a,…に分割すればよい。
り、前記ディスク表板12を挟持している。55は環状補助
型であり、マンドレル53の先端周縁に嵌められている。
この環状補助型55は前部ビートシート部16の湾曲部16a
を成形するためのものであり、第6図に示すように、径
方向に分割した割り型55a,55a,…を組み合わせることに
より構成される。このようにマンドレル51,53および環
状補助型55を設置して、第5図に示すように、ディスク
表板12を軸心を中心として回転し、回転押圧具57によっ
て前記一のリム補助部素材47をマンドレル51に沿ってし
ごけば、前端リムフランジ15、又、同様にして他の前記
一のリム補助部素材49をマンドレル53に沿ってしごけば
前記前部ビートシート部16がスピニング成形される。前
記ビートシート部16成形後に環状補助型55をを外す場合
には、マンドレル53を放した後、かかる環状補助型55を
割り型55a,55a,…に分割すればよい。
なお、このような環状補助型55を使用する代わりに偏心
マンドレル(図示せず)を使用して、前部ビートシート
部16を成形することもできる。
マンドレル(図示せず)を使用して、前部ビートシート
部16を成形することもできる。
なお、ディスク表板12は幅狭であるため鋳造によって製
造しても簡易にできる。
造しても簡易にできる。
第7図〜第10図はディスク裏板13の処理工程を示したも
のである。
のである。
第7図において、13はディスク裏板であり、軸心に車軸
孔11bを有する。このディスク裏板13の車軸孔11bの周囲
はプレス(図示せず)によって環状に湾曲されている。
孔11bを有する。このディスク裏板13の車軸孔11bの周囲
はプレス(図示せず)によって環状に湾曲されている。
第8図において、81はマンドレル、83は回転軸85に固定
された押さえ板である。前記ディスク裏板13の片面にマ
ンドレル81を圧接するとともに前記ディスク裏板13の他
面を押さえ板83によって押圧し、前記ディスク裏板13を
挟持する。そして、ディスク裏板13をその軸心を中心と
して回転し、回転押圧具87によって前記マンドレル81に
沿ってしごき、ディスク裏板13を皿状に折り曲げ成形す
る。なお、折り曲げ角度を軸心の平行線に対して30°の
角度とすれば、折り曲げ板部の肉厚は円盤状素材の肉厚
の半分となり、裂開後の裂開部のそれぞれの肉厚と同一
となり、均一な肉厚が得られる。
された押さえ板である。前記ディスク裏板13の片面にマ
ンドレル81を圧接するとともに前記ディスク裏板13の他
面を押さえ板83によって押圧し、前記ディスク裏板13を
挟持する。そして、ディスク裏板13をその軸心を中心と
して回転し、回転押圧具87によって前記マンドレル81に
沿ってしごき、ディスク裏板13を皿状に折り曲げ成形す
る。なお、折り曲げ角度を軸心の平行線に対して30°の
角度とすれば、折り曲げ板部の肉厚は円盤状素材の肉厚
の半分となり、裂開後の裂開部のそれぞれの肉厚と同一
となり、均一な肉厚が得られる。
次に、第9図に示すように、ディスク裏板13の中心部を
一対の挟持具91,93によって挟み、軸心を中心として回
転する。そして、切開具95によってディスク裏板13の周
端面を幅方向に向かって裂開して一対のリム主要部素材
97,99を形成する(仮想線の状態を参照)。このとき、
切開具95によって前記折り曲げ部Tを裂開する際に、予
め、折り曲げ部Tに切り欠き溝(図示せず)を形成して
おけば、切開具95の折り曲げ部Tに対する位置決めが容
易にできる。
一対の挟持具91,93によって挟み、軸心を中心として回
転する。そして、切開具95によってディスク裏板13の周
端面を幅方向に向かって裂開して一対のリム主要部素材
97,99を形成する(仮想線の状態を参照)。このとき、
切開具95によって前記折り曲げ部Tを裂開する際に、予
め、折り曲げ部Tに切り欠き溝(図示せず)を形成して
おけば、切開具95の折り曲げ部Tに対する位置決めが容
易にできる。
次に、第10図において、101および103はマンドレルであ
り、前記ディスク裏板13を挟持している。このようにマ
ンドレル101,103を設置して、図に示すように、ディス
ク裏板13を軸心を中心として回転し、回転押圧具105に
よって前記リム主要部素材99をマンドレル103にそって
しごけば、後端リムフランジ18、後部ビートシート部1
9、ドロップセンタ部20が形成される。又、同様に他の
リム主要部素材97をマンドレル101にそってしごけば、
支持筒22が形成される。
り、前記ディスク裏板13を挟持している。このようにマ
ンドレル101,103を設置して、図に示すように、ディス
ク裏板13を軸心を中心として回転し、回転押圧具105に
よって前記リム主要部素材99をマンドレル103にそって
しごけば、後端リムフランジ18、後部ビートシート部1
9、ドロップセンタ部20が形成される。又、同様に他の
リム主要部素材97をマンドレル101にそってしごけば、
支持筒22が形成される。
このように形成されたディスク表板12とディスク裏板13
とを第1図のように重ね、前部ビートシート部(ディス
ク表板12の)16をディスク裏板13に溶接するとともに支
持筒(ディスク裏板13の)22をディスク表板12に溶接す
れば第一実施例の車両用ホイールWが製造される。
とを第1図のように重ね、前部ビートシート部(ディス
ク表板12の)16をディスク裏板13に溶接するとともに支
持筒(ディスク裏板13の)22をディスク表板12に溶接す
れば第一実施例の車両用ホイールWが製造される。
又、前記第二実施例(第2図参照)のように係止フラン
ジ23を形成するにあたっては、リム主要部素材97を適宜
マンドレル(図示せず)に沿ってスピニング成形すれば
よい。
ジ23を形成するにあたっては、リム主要部素材97を適宜
マンドレル(図示せず)に沿ってスピニング成形すれば
よい。
第一発明に係る車両用ホイールは、 ディスクを形成するにあたってディスク裏板とディスク
表板との重ね、このディスク裏板とこのディスク表板と
の間に中空部を形成しているため、複雑な断面をした中
空部であっても容易に形成できる。
表板との重ね、このディスク裏板とこのディスク表板と
の間に中空部を形成しているため、複雑な断面をした中
空部であっても容易に形成できる。
よって、この車両用ホイールを使用すれば、一体的な鋳
造を用いずともディスクに中空部を形成できるため、軽
量な車両用ホイールが簡易に製造できる。
造を用いずともディスクに中空部を形成できるため、軽
量な車両用ホイールが簡易に製造できる。
次に、 第二発明及び第三発明に係る車両用ホイールの製法は、
スピニング成形を用いているため、この製造方法を使用
すれば、少数の車両用ホイールであっても低コストで生
産できる。
スピニング成形を用いているため、この製造方法を使用
すれば、少数の車両用ホイールであっても低コストで生
産できる。
図面はこの発明に係る車両用ホイールおよびその製法の
実施例を示すもので、 第1図は車両用ホイールの断面図、 第2図は第1図のII部に相当する第二実施例の拡大図、 第3図〜第10図はこの車両用ホイールの製造工程図であ
る。 11……軸孔(リムの) 11a……軸孔(ディスク表板の) 11b……軸孔(ディスク裏板の) 12……ディスク表板 13……ディスク裏板 14……リム補助部 17……リム主要部 18……後端リムフランジ 19……後部ビートシート部 20……ドロップセンター部 16……前部ビートシート部 21……中空部 47,49……リム補助部素材 97,99……リム主要部素材 D……ディスク R……リム T……折り曲げ部 (ディスクの裏板13の) W……車両用ホイール
実施例を示すもので、 第1図は車両用ホイールの断面図、 第2図は第1図のII部に相当する第二実施例の拡大図、 第3図〜第10図はこの車両用ホイールの製造工程図であ
る。 11……軸孔(リムの) 11a……軸孔(ディスク表板の) 11b……軸孔(ディスク裏板の) 12……ディスク表板 13……ディスク裏板 14……リム補助部 17……リム主要部 18……後端リムフランジ 19……後部ビートシート部 20……ドロップセンター部 16……前部ビートシート部 21……中空部 47,49……リム補助部素材 97,99……リム主要部素材 D……ディスク R……リム T……折り曲げ部 (ディスクの裏板13の) W……車両用ホイール
Claims (3)
- 【請求項1】リム主要部が一体形成されたディスク裏板
と、リム補助部が一体形成されたディスク表板とを備
え、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ねること
によりディスクを形成するとともに前記リム主要部と前
記リム補助部とを一連にしてリムを形成した車両用ホイ
ールにおいて、 前記リム主要部を少なくとも後端リムフランジと後部ビ
ードシート部とドロップセンター部とによって構成する
とともに、前記リム補助部を少なくとも前端リムフラン
ジによって構成し、 且つ、前記リム主要部と前記リム補助部とのいずれか一
方に前部ビードシート部を形成し、 更に、前記ディスク裏板と前記ディスク表板との間に中
空部を形成したことを特徴とする車両用ホイール。 - 【請求項2】リム主要部が一体形成されたディスク裏板
と、リム補助部が一体形成されたディスク表板とを備
え、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ねること
によりディスクを形成するとともに前記リム主要部と前
記リム補助部とを一連にしてリムを形成した車両用ホイ
ールにおいて、 前記ディスク裏板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、 前記リム主要部素材をスピニング成形することにより後
端リムフランジと後部ビードシート部とドロップセンタ
ー部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板の周縁を幅方向に裂開して一対
のリム補助部素材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビードシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せた状態で溶接することにより前記リム主要部と前記前
部ビードシート部とを連設するとともに前記ディスク裏
板と前記ディスク表板との間に中空部を形成することを
特徴とする車両用ホイールの製造方法。 - 【請求項3】リム主要部が一体形成されたディスク裏板
と、リム補助部が一体形成されたディスク表板とを備
え、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ねること
によりディスクを形成するとともに前記リム主要部と前
記リム補助部とを一連にしてリムを形成した車両用ホイ
ールにおいて、 前記ディスク裏板に軸孔を穿つとともにこのディスク裏
板の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記ディスク裏板の幅方向に裂開して
リム主要部素材を形成し、 前記リム主要部素材をスピニング成形することにより後
端リムフランジと後部ビートシート部とドロップセンタ
ー部とを形成し、 且つ、前記ディスク表板に軸孔を穿つとともにこのディ
スク表板の周縁を幅方向に裂開して一対のリム補助部素
材を形成し、 前記一のリム補助部素材をスピニング成形することによ
り前端リムフランジを形成するとともに前記他のリム補
助部素材をスピニング成形することにより前部ビートシ
ートを形成し、 更に、前記ディスク裏板に前記ディスク表板を重ね合わ
せ、前記ディスク裏板又は前記ディスク表板の軸孔の端
縁部を前記ディスク表板又は前記ディスク裏板の軸孔の
端縁に対して折り返すことにより、前記リム主要部と前
記前部ビートシート部とを連設するとともに前記ディス
ク裏板と前記ディスク表板との間に中空部を形成するこ
とを特徴とする車両用ホイールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12509687A JPH078393B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 車両用ホイ−ル及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12509687A JPH078393B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 車両用ホイ−ル及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63290643A JPS63290643A (ja) | 1988-11-28 |
JPH078393B2 true JPH078393B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=14901751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12509687A Expired - Lifetime JPH078393B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 車両用ホイ−ル及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078393B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4567604B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2010-10-20 | ワシ興産株式会社 | 軽合金製車両用ホイールの製造方法とそのホイール |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP12509687A patent/JPH078393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63290643A (ja) | 1988-11-28 |
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