JPH078392B2 - 車両用ホイ−ル及びその製造法 - Google Patents

車両用ホイ−ル及びその製造法

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JPH078392B2
JPH078392B2 JP12509587A JP12509587A JPH078392B2 JP H078392 B2 JPH078392 B2 JP H078392B2 JP 12509587 A JP12509587 A JP 12509587A JP 12509587 A JP12509587 A JP 12509587A JP H078392 B2 JPH078392 B2 JP H078392B2
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JP
Japan
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rim
disc
flange
ring
vehicle wheel
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JP12509587A
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JPS63290642A (ja
Inventor
君夫 落合
Original Assignee
旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用ホイールおよびその製造法に関する。
〔従来技術〕
タイヤがパンクすると車両用ホイールのリムからタイヤ
の外れ、車両の走行を妨げる場合がある。
このため、従来にあっては、リムにおける両ビードシー
ト部の中間にタイヤ支持部材を設置し、タイヤのパンク
した場合、この支持部材によってタイヤを支えることに
よりタイヤの脱落を防止していた(例えば、実公昭59-4
2243号、実公昭60-4001号)。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、前記タイヤ支持部材を設けるにあたっ
て、鋳造や鍛造を応用した場合は複雑な構造の型が必要
となるとともに製造工程が複雑であるという不都合を有
し、 一方、前記タイヤ支持部材を別体に製造し、この支持部
材をリムに締結する場合には(例えば、実公昭59-42243
号、実公昭60-4001号)、部品点数が多くなるとともに
かかるリムの気密化がしにくいという不都合を有した。
〔前記問題点を解決するための手段〕
この発明は前記不都合を解消するためになされたもので
あり、 その構成は、 ディスクの周囲にリムを一体形成するとともにこのリム
の外側周囲にフランジを一体形成し、 このフランジの先端部を前記リム面と略並行に折り曲げ
てタイヤ支持部材を形成したことを特徴とする車両用ホ
イール(以下、「第一発明」と記す)、 及び、 ディスクの周囲にリムを連設し、前記リムにおける前記
ディスクの連設部を境にして前記ディスクの表側を表側
リム構成環部、裏側を裏側リム構成環部とした車両用ホ
イールにおいて、 円盤状素材の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記円盤状素材の幅方向に三つに裂開
して表側リム構成環素材と裏側リム構成環素材とこれら
の構成素材の間にフランジとを形成し、 前記表側リム構成環素材と裏側リム構成環素材の内側へ
リム成形型を設置し、前記円盤状素材をその軸心を中心
として回転させるとともに前記リム構成環素材の外側を
別途に用意したスピニング成形用押圧具で押圧すること
により前記リム構成環部を成形し、 その後、前記円盤状素材をその軸心を中心として回転さ
せるとともに前記フランジを別途に用意したスピニング
成形用押圧具で押圧することにより前記フランジを折り
曲げてタイヤ支持部材を形成する車両用ホイールの製造
法(以下、「第二発明」と記す)である。
〔発明の作用〕
第一発明に係る車両用ホイールは、 ディスクの周囲にリムを一体形成するとともにこのリム
の外側周囲にフランジを一体形成し、このフランジの先
端部を前記リム面と略並行に折り曲げてタイヤ支持部材
を形成したためスピニング成形することができる。
又、 第二発明に係る車両用ホイールの製法は上記のように構
成されているため、第一発明の車両用ホイールが簡易に
製造できる。
〔実施例の説明〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、Dは車両用ホイールWのディスクであ
り、軸心に車軸孔11を有する。Rはリムであり、ディス
クDの外周囲に一体形成されている。このリムRを後記
説明の便宜のため前記ディスクDの連設部を境にして表
側を表側リム構成環部13、裏側を裏側リム構成環部15と
称する。17はフランジであり、前記リムRにおけるディ
スクD連設部の外側に一体形成されている。このフラン
ジ17は前記リムRに略並行に折り曲げられ、タイヤ支持
環19を構成している。このタイヤ支持環19は仮想線のよ
うにパンクしたタイヤ23を支える。なお、このタイヤ支
持環19はこの発明のタイヤ支持部材に相当する。なお、
タイヤ支持和19へ、表側リム構成環部13側と裏側リム構
成環部15側とを連通する溝(図示せず)を設けて車両用
ホイールにタイヤを嵌めるに便利な構造とする。
第2図は他の実施例であり、タイヤ支持環19を逆方向に
形成したものである。
次に、この車両用ホイールWの製造法について説明す
る。
第3図において、41は軸心に車軸孔11を有する円盤状素
材である。この円板状素材41はプレス(図示せず)によ
って車軸孔11の周囲が環状に湾曲されている。
第4図において、51はマンドレル、53は回転軸55に固定
された押さえ板である。前記円盤状素材41の片面にマン
ドレル51を圧接するとともに前記円盤状素材41の他面を
押さえ板53によって押圧し、前記円盤状素材41を挟持す
る。そして、円盤状素材41をその軸心を中心として回転
し、回転押圧具57によって前記マンドレル51に沿ってし
ごき、円盤状素材41を皿状に折り曲げ成形する。なお、
折り曲げ角度を軸心の平行線に対して約18.4度の角度と
すれば、折り曲げ板部の肉厚は円盤状素材の肉厚の約1/
3となり、裂開後の裂開部のそれぞれの肉厚と略同一と
なり、均一な肉厚が得られる。
次に、第5図に示すように、円盤状素材41の中心部を一
対の挟持具61,62によって挟み、軸心を中心として回転
する。そして、切開具63,64によって折り曲げ部Tを円
盤状素材41の軸心方向に向かって三つに裂開して表側リ
ム構成環素材65と裏側リム構成環素材66とフランジ17と
を形成する(仮想線の状態を参照)。このとき、円盤状
素材41で裂開されない部分がディスクDを構成すること
になる。又、前記折り曲げ部Tを裂開する際に使用する
各々の切開具63,64の刃は円盤状素材41の回転面に対し
て非対称である。なお、切開具63,64によって前記折り
曲げ部Tを裂開する際に、予め、折り曲げ部Tに切り欠
き溝(図示せず)を形成しておけば、切開具63,64の折
り曲げ部Tに対する位置決めが容易にできる。
次に、第6図において、71および73はこの発明のリム成
形型に相当するマンドレルであり、前記ディスクDを挟
持している。これらのマンドレル71,73において、マン
ドレル71は前記表側リム構成環素材65の内側に位置して
いるとともにマンドレル73は裏側リム構成環素材66の内
側に位置している。このようにマンドレル71,73を設置
して、第6図に示すように、ディスクDを軸心を中心と
して回転し、回転押圧具75によって前記表側リム構成環
素材65および裏側リム構成環素材66を各々のマンドレル
71,73に沿ってしごけば、第6図に示すように表側リム
構成環部13および裏側リム構成環部15、ひいてはリムR
がスピニング成形される。次に、第7図に示すように、
ディスクDを軸心を中心として回転させ、回転押圧具81
によって前記フランジ17をリムR面と略並行に折り曲げ
ることによりタイヤ支持環19を形成する。
〔発明の効果〕
第一発明に係る車両用ホイールは、 ディスクの周囲にリムを一体形成するとともにこのリム
の外側周囲にフランジを一体形成し、 このフランジの先端部を前記リム面と略並行に折り曲げ
てタイヤ支持部材を形成したため、スピニング成形する
ことができる。
このため、タイヤ支持部材をリムに形成するにあたって
複雑な構造の型が不用となるとともに製造工程も簡易と
なる。
又、タイヤ支持部材がリムと一体成形されているため、
リムを気密化させやすいとともに部品点数がすくなくな
る結果製造がしやすいものである。
又、 第二発明に係る車両用ホイールの製法は上記のように構
成されているため、第一発明の車両用ホイールが簡易に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る車両用ホイールおよびその製法の
実施例を示すもので、 第1図は車両用ホイールの断面図、 第2図は他の実施例の部分拡大断面図、 第3図〜第7図は製造工程図である。 D……ディスク R……リム T……折り曲げ部 W……車両用ホイール 13……表側リム構成環部 15……裏側リム構成環部 17……フランジ 19……タイヤ支持部材(タイヤ支持環) 41……円盤状素材 57,75,81……スピニング成形用押圧具(回転押圧具) 65……表側リム構成環素材 66……裏側リム構成環素材 71,73……リム成形型(マンドレル)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの周囲にリムを一体形成するとと
    もにこのリムの外側周囲にフランジを一体形成し、 このフランジの先端部を前記リム面と略並行に折り曲げ
    てタイヤ支持部材を形成したことを特徴とする車両用ホ
    イール。
  2. 【請求項2】ディスクの周囲にリムを連設し、前記リム
    における前記ディスクの連設部を境にして前記ディスク
    の表側を表側リム構成環部、裏側を裏側リム構成環部と
    した車両用ホイールにおいて、 円盤状素材の周縁部を皿状に折り曲げ、 この折り曲げ部を前記円盤状素材の幅方向に三つに裂開
    して表側リム構成環素材と裏側リム構成環素材とこれら
    の構成素材の間にフランジとを形成し、 前記表側リム構成環素材と裏側リム構成環素材の内側へ
    リム成形型を設置し、前記円盤状素材をその軸心を中心
    として回転させるとともに前記リム構成環素材の外側を
    別途に用意したスピニング成形用押圧具で押圧すること
    により前記リム構成環部を成形し、 その後、前記円盤状素材をその軸心を中心として回転さ
    せるとともに前記フランジを別途に用意したスピニング
    成形用押圧具で押圧することにより前記フランジを折り
    曲げてタイヤ支持部材を形成する車両用ホイールの製造
    法。
JP12509587A 1987-05-21 1987-05-21 車両用ホイ−ル及びその製造法 Expired - Lifetime JPH078392B2 (ja)

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JP12509587A JPH078392B2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 車両用ホイ−ル及びその製造法

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JP12509587A JPH078392B2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 車両用ホイ−ル及びその製造法

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JPS63290642A JPS63290642A (ja) 1988-11-28
JPH078392B2 true JPH078392B2 (ja) 1995-02-01

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