JPH07105244B2 - モニター可能なコネクター - Google Patents

モニター可能なコネクター

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JPH07105244B2
JPH07105244B2 JP1327740A JP32774089A JPH07105244B2 JP H07105244 B2 JPH07105244 B2 JP H07105244B2 JP 1327740 A JP1327740 A JP 1327740A JP 32774089 A JP32774089 A JP 32774089A JP H07105244 B2 JPH07105244 B2 JP H07105244B2
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幹彦 布施
由幸 本多
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幹彦 布施
由幸 本多
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電話回線等の接続に用いられ、本線と分岐線
との接続部から直接モニター可能なように構成されるコ
ネクターに関し、特に、1つの端子函に多くの回線の接
続部を収容できるとともに、それぞれのコネクターに対
してモニターを容易に行い得るように構成してなる手段
に関する。
(従来の技術) 一般の電話回線においては、市中に架設した幹線に分岐
部を形成し、前記分岐部を介して利用者の端末に接続す
るようにされており、幹線からの分岐部に第26図に示さ
れるような端子函を配置して、前記端子函の内部で、幹
線に収容される回線と、分岐線とが接続されるようにな
っている。なお、前記第26図に示される端子函および、
以下の従来例に示される端子函内部で、ケーブルやリー
ド線の単線の接続に使用される分岐用端子およびコネク
ターは、NTT株式会社の電話工事における規格部材とし
て、一般に使用されているものである。
前記第26図に示される端子函1は、その上部に電話ケー
ブル2の本線と支持ワイヤ3とを貫通させるようにし、
前記ワイヤ3に対して、両側に支持ブラケット4を配置
している。そして、前記支持ブラケット4によって、端
子函1をワイヤ3に対して保持させ、その重量が電話ケ
ーブルに負担されることがないようにされる。前記端子
函1の内部には、利用者の端末に接続される利用者回線
の単線8を、4回線づつ接続するための分岐用端子10が
5組配置され、それぞれの分岐用端子10を介して、利用
者回線を接続するようにしている。
また、前記端子函1の内部では、分岐用端子10に対し
て、あらかじめリード線7を取り付けておき、前記リー
ド線7とケーブル回線の単線6とを、別のコネクター20
により接続するもので、前記端子函1の内部には、電話
ケーブル2と利用者回線の単線8との間に、コネクター
20と分岐用端子10との2種類の接続部材を配置するよう
になっている。
a:分岐用端子の構成及び利用者回線の接続方法 前述したように構成される端子函1の内部に配置される
分岐用端子10は、第27図に示されるように構成されてい
る。前記第27図に示される従来例は、分岐用端子10の分
解斜視図であり、そのケーブルの接続部を主として示し
ている。前記分岐用端子10は、本体のベース部材11に対
して、利用者回線の2本の単線8a、8bをそれぞれ取り付
けるために、その単線の長さ方向に各2個づつの端子部
材13を設けておき、それぞれの端子部材13からリード線
7を取り出すようにする。
また、前記端子部材13には、それぞれ上部に拡開部14を
形成したスリット12を設けておき、単線8a、8bを上から
スリット12に向けて押し付けながら挿入できるようにし
ている。前記端子部材は、周知の絶縁被覆食込み式の電
気端子であり、例えば、特公昭63−23626号公報等に、
その作用等が開示されているものである。なお、前記ス
リット12の幅は、通常の電話回線で用いられる単線に対
応させて0.65mmで構成している。
前記本体のベース部材11の上部に、植込みボルト16を突
出させて設け、前記ボルト16を介して箱状のキャップ15
が配置される。前記キャップ15には、本体のベース部材
11に植設した植込みボルト16が挿通される孔17を設け、
前記孔17の上部にナット19が配置される。前記キャップ
15は、ボルト16にあらかじめ取り付けたナット19によ
り、その上昇位置が規制されるもので、単線を取り付け
る前の段階では、キャップの側部に配置する孔18の位置
が、端子部材のスリットの上部のV字状の拡開部14に対
応する位置で係止されている。
前述したような構成される分岐用端子10を用いて、端子
部材13に利用者回線を接続する場合には、まず、分岐用
端子を端子函1の底部分に固定し、利用者回線の2本の
単線8a、8bを、キャップ15の孔18a、18bにそれぞれ挿入
し、その後で、ナット19を締め込む作業を行う。その際
に、各単線8a、8bは、単線の表面に被覆されている絶縁
体がスリットの拡開部14からスリット12の内部に押し込
まれて、その被覆が剥ぎ取られて、導電体のみがスリッ
ト12の内部に入り込むようにされ、それによって単線が
端子部材13に電気的に接続されるようになる。
前述したようにして、利用者回線の単線8を分岐用端子
10に接続した後で、第28図に示すように、モニター用ア
ダプター38を用いて電話局との交信を行い、その接続さ
れた回線が正しいものであることの確認を行う。そのモ
ニター用アダプター38を用いてモニター通信を行う際に
は、前記分岐用端子10のキャップ15に設けた孔18から針
状接触子39を挿入して、前記針状接触子の先端部を端子
部材の中央部のスリットに接触させ、前記モニター用ア
ダプターに接続する電話機を用いて、交信を行うように
する。
b:コネクターの構成およびケーブル回線の単線とリード
線の接続 前記端子函1の内部で、電話ケーブル2中の回線の単線
6とリード線7とを接続するために、第29図ないし第31
図に示されるような構成のコネクター20が用いられる。
前記コネクター20は、第29図に示されるように、ケーブ
ル回線と単線6とリード線7とを接続するもので、絶縁
性を有するプラスチックにより一体成形された本体21
と、蓋部材35、および蓋部材と一体に設けられるクシ歯
状導電部材30とからなる。
前記コネクター20の本体21には、その中央部に円形の凹
部22を設け、前記凹部22に対して、その本体21の側部に
貫通する孔を設け、前記孔を単線挿入孔28としている。
そして、前記凹部22の内部には、その中央部に単線の挿
入方向に直交する支持凸部23を配置し、前記凸部23には
2つの挿通孔24を設ける。また、前記凸部23の両側部分
には、後述するように、クシ歯状導電部材30の脚部材を
入り込ませるための収納溝25、25aを配置しており、前
記収納溝を介して、前記凸部23の両側に支持床26、26a
をそれぞれ配置している。さらに、前記支持床26、26a
には、ケーブル回線の単線6とリード線7とを、それぞ
れ支持させるための支持凹部27、27aを配置している。
なお、従来例においては、導電部材としてクシ歯状のも
のを用いており、前記導電部材の両側の脚部には、図示
されるように、それぞれ3つづつのスリットが形成され
ており、0.4〜0.9mmに至る単線の全ての直径に対応でき
るようにされている。また、前記スリットは2つあれば
十分にその役目を果すもので、特に3つのスリットを設
けたもののみを用いることに限定されるものではない。
また、後述する本発明の実施例においても、導電部材
は、従来のものをそのまま使用することを前提として説
明するが、この導電部材の構成は、その両側の脚部材
に、単線を挿入して電気的に接合するために、2つのス
リットをそれぞれ設けるものであれば、特にその形状等
に限定されるものではない。
そして、ケーブル回線の単線6と、リード線7とを一対
にして、挿入孔28より挿入し、各単線を支持凹部27、27
aと、支持凸部23の挿入孔24とに挿通させ、その後で、
本体21に蓋部材35を装着し、クシ歯状導電部材30により
両者の単線の接続を行う。前記蓋部材35は、前記コネク
ター20の本体に設けた凹部22に収容され得るように、そ
の外径サイズを有するものとして構成されており、第30
図に示されるように、その両側に弾性爪36を突出させて
設けている。また、前記爪の内側に係止部材37を突出さ
せて配置し、前記係止部材37を介して導電部材30を取り
付け、前記弾性爪36を用いてコネクターの本体に固定保
持させるようにする。
前記導電部材30は、金属の導電体で構成されるもので、
略コの字状の断面を有し、その両側の脚部分に対して、
図示される従来例では、それぞれ3個づつのスリット31
……を設けている。前記スリット31は、前記分岐用端子
の端子部材の場合と同様に、端部がV字状に拡開された
形状のもので、スリットの幅はリード線等の単線の最小
サイズのものに対応させて構成しており、その絶縁体が
剥離される状態で導電体が挿入され得るようになってい
る。
したがって、前述したような構成を有するコネクター20
に対して、ケーブル回線の単線6と、リード線7とをそ
れぞれ装着する場合に、前記2本の単線を支持凸部23の
孔24に挿入し、前記単線の端部がそれぞれ支持床26aの
凹部の端部にまで到達させた状態で、蓋部材35を本体に
向けて押圧し、蓋部材に設けた弾性爪36が、本体21の凹
部の内面に係止されて、両者を一体に保持固定させるよ
うにする。前述したような蓋部材35の押圧の動作によっ
て、蓋部材と一体に設けられている導電部材30が、支持
凸部23を覆うような状態で装着される。なお、導電部材
30が蓋部材とともに装着され、単線を接続した状態は、
第31図に示されるようになる。
前記第31図に示されるように、本体21に対して蓋部材35
を装着すると、単線6、7の被覆が剥離されて導電体が
露出され、2本の単線が導電部材を介して接続され、ケ
ーブル回線の単線6と、リード線7とが導電されること
になる。また、前記単線を凸部に挿入した状態で、導電
部材30を押し付けることにより、前記凸部23の両側で、
単線の被覆が押し切られて導電体が露出することにな
り、露出された導電体が、その径よりも小さいスリット
に入り込み、導電部材と直接接触されるものとなる。前
述したようにして、コネクター20を用いた接続は、電話
回線の1回線に対して、それぞれ2つづつ設けられ、そ
れ等がリード線を介して分岐用端子10に接続され、分岐
用端子10を介して接続状態のモニターが行なわれること
になる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の電話線の接続装置においては、1
つの端子函を介して接続される回線が、20回線に限定さ
れるという問題があり、電柱の両側に端子函をそれぞれ
設けた場合でも、1本の電柱に対して、40回線しか利用
者向けの回線を取ることができないという問題がある。
さらに、電話ケーブルの本線と、利用者回線との接続を
行う際には、それぞれの単線に対して2箇所づつ接続部
分を設けることが要求されるために、その接続工事が煩
雑である等の重大な欠点がある。また、前記単線の接続
工事は、作業員が電柱に昇って、足場の悪い状態で行う
ものであるために、接続部の数が多い場合、および、電
柱から遠い位置にある分岐用端子に対する接続を行う場
合等には、非常に不安定な姿勢でその工事を行うことが
必要となる。さらに、前述したように、多数の分岐用端
子やコネクターを端子函内に収容させることにより、そ
の端子函の内部での配線が煩雑に入り込んで、単線の接
続工事の能率を阻害する等の欠点がある。
また、各単線を接続した後で、分岐用端子に対してモニ
ター用アダプターを接続し、回線の接続状態等をモニタ
ーする場合でも、端子函の底部分に固定されている分岐
用端子に対して、前記端子函の両側の任意の位置からモ
ニター用アダプターの装着を行うようになっているもの
の、前記モニター用アダプターをそれぞれの対応する分
岐用端子に対して取り付けるとともに、携帯電話を用い
て電話局と通信する作業も面倒である等の問題がある。
ところが、近年の電話需要の拡大と、ファクシミリ等を
電話と別に設置することが多くなったこと等の原因で、
1本の電柱からの分岐線の数が、従来の端子函による収
容能力を大幅に超過することが多くなり、1本の電柱の
両側に端子函を2つ以上設けることが必要となる。しか
し、端子函の数が増大すると、電柱から遠く離れた位置
で、その回線の接続の作業を行うことが要求されること
になり、その回線の接続作業が非常に面倒で、能率の良
くないものとなるという欠点が増大する。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている電話
線接続装置の欠点を解消するもので、ケーブル回線と利
用者回線との各々の単線を、1個のコネクターを用いて
接続することにより、端子函内での配線を簡素化し、1
つの端子函に内部に多くの回線の接続部を収容できるよ
うにするとともに、前記コネクターに直接モニター可能
な手段を設けておき、分岐用端子を用いなくとも、接続
した回線のモニターを行い得るようにするモニター可能
なコネクターを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、電話回線の本線から利用者の端末に向けて分
岐する手段を設け、分岐部で本線と分岐回線との接続を
行うためのケーブル用のコネクターであって、本線と分
岐回線の双方のケーブルの単線を外面を絶縁体で被覆し
たコネクター部材に挿入し、双方を1つの導電部材によ
り電気的に接続するように構成したものに関する。本発
明においては、コネクター本体に設ける単線接続部にク
シ歯状導電部材を露出させて設けるとともに、2つのコ
ネクター本体を組み合わせて1回線の電話回線の接続手
段を構成し、2つのほぼ同一形状のコネクター部材を背
中合わせ状に組み合わせることにより、コネクター本体
の単線接続部を相互にシールする手段を構成している。
また、本発明においては、コネクター本体に単線接続部
と蓋部材を配置し、前記単線接続部にクシ歯状導電部材
を露出させて設け、前記2つのコネクター本体を、相互
の単線接続部に蓋部材が位置するようにして背中合わせ
状に組み合わせることにより、各単線接続部を互いの蓋
部材によりシールさせる手段を構成することができる。
さらに、本発明においては、コネクター本体に単線接続
部と蓋部材とを、本体の単線挿入方向に対して縦並びに
配置し、前記2つのコネクター本体を、相互の単線接続
部に蓋部材が位置するようにして背中合わせ状に組み合
わせることが可能である。前記構成に加えて、本発明に
おいては、コネクター本体に単線接続部と蓋部材とを、
本体の単線挿入方向に対して横並びに配置し、前記2つ
のコネクター本体を、相互の単線接続部に蓋部材が位置
するようにして、背中合わせ状に組み合わせることも可
能である。
前記したように構成することによって、本発明のコネク
ターは、従来の端子函のように2種類の接続手段を設け
る手間を省くことができ、1つの端子函に多数の回線の
接続部を収容することが可能であり、電話需要の増大に
対処させることができる。また、本発明のモニター可能
なコネクターは、1種類のコネクターのみを用いるの
で、単線の接続作業を容易に行うことができ、電柱等の
上で工事を行う際に、工事の工程を簡素化することがで
きる。さらに、本発明のコネクターは、電話回線の1回
線を構成する2つのコネクターを組み合わせて、それ等
が相互に組み合わせられることにより、互いにシールを
行うことができ、長期間の使用に耐えることが可能であ
る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明のモニター可能なコネク
ターの構成を説明する。第1図および第2図に示される
本発明のコネクターは、同一形状の2つのコネクター部
材を用いて、それぞれに対応する単線の接続を行い、そ
のコネクターでの接続状態のモニターを行った後で、2
つのコネクター部材を背中合わせ状に組み合わせて、電
話の1回線の接続を行うことができるようにする場合の
例を示している。
第1図および第2図に示されるように、本発明のコネク
ター40は、2つのほぼ同一形状のコネクター部材41、41
aより構成される。前記2つのコネクター部材41、41a
は、主要部が同一の構成のものであり、接続部分の構成
が若干異なる場合があるが、1つのコネクター部材につ
いて、その構成を説明する。なお、以下に説明するコネ
クターの実施例において、略長方形状に形成されたもの
の場合に、長手方向を長さ方向と呼び、それに直交する
方向を幅方向と呼ぶことにする。
前記コネクター部材41は、その本体42の上部に、単線接
続部45と蓋部材47とを単線挿入方向に対して、縦方向に
並べた状態に配置しており、本体の下部の長さ方向の側
部に単線挿入孔43を設けている。前記単線挿入孔43は蓋
部材47の下部から単線接続部45に至る孔として形成さ
れ、ケーブル回線の単線6と、利用者回線の単線8がそ
れぞれ1本づつ挿入されるようになっている。前記本体
42の上部に形成される単線接続部45は、本体の合わせ面
44に対して、その面から所定の深さに掘り込んだ形状の
凹部46を介して形成されている。そして、前記凹部46の
中央部に幅方向に単線支持凸部50を設け、前記単線支持
凸部50の長さ方向の両側部に、より深く切込んだ収納溝
52、52aを設けている。
前記単線支持凸部50に対しては、クシ歯状導電部材60が
係合されるようになっているが、前記導電部材60は従来
例で示したものと同一の部材を用いることができ、単線
を導電部材の両側部のスリットに食込ませることによ
り、被覆を切断して、導電体同志を電気的に接続するこ
とができるようにする。また、前記単線支持凸部50に
は、本体の長さ方向に貫通する2つの挿入孔51を設けて
おり、前記挿入孔51に対応させて、収納溝52、52aに対
して単線挿入孔43と止まり孔54とを設けている。そし
て、2本の単線6、8を接続する際に、各単線をそれぞ
れの孔に貫通させるように平行に挿入し、その単線の先
端部が止まり孔54の端部で止めるようにする。
前記単線接続部45の側部に配置される蓋部材47は、合わ
せ面44よりも所定の高さに突出する方形の凸部48を設
け、その内部に方形の凹部49を形成している。前記方形
の凸部48は、単線接続部45の凹部に合わせてそのサイズ
が設定されるもので、後述するように、2つのコネクタ
ー部材を背中合わせ状に組み合わせた場合に、一方の単
線接続部45の凹部46に対して、他方の蓋部材47がそれぞ
れ嵌合され、両者の接続部に隙間等が生じないようにす
ることが必要とされる。さらに、前記単線接続部の凹部
46の周囲には、係止用凹部55が多数形成され、蓋部材47
の周囲にも、前記係止用凹部に対応させて係止用凸部56
を多数形成しておき、2つのコネクター部材を背中合わ
せ状に組み合わせた際に、それぞれの凹凸が組み合わせ
られて、係止状態を維持させ得るようにする。
また、前記蓋部材47の方形の凸部に形成される方形の凹
部49は、他方のコネクター部材の単線支持凸部50と、前
記単線支持凸部に係止される導電部材60とが、その内部
に入り得るような大きさに形成される。したがって、第
2図に示されるように、2つのコネクター部材41、41a
を組み合わせた際に、それぞれの単線接続部に係合され
る蓋部材が、各単線の接続部をカバーして、合わせ面44
に隙間が形成されず、しかも、両部材の係止状態が良好
に維持され得るようになる。
前述した本発明のコネクターの例は、2つの同一形状の
コネクター部材41、41aを用い、それぞれのコネクター
部材に対してケーブル回線の単線6と、利用者回線の単
線8との2本の単線をそれぞれ接続させ、その後で、2
つのコネクター部材を背中合わせ状に組み合わせること
によって、1回線の電話線を接続する場合を示してい
る。前記コネクターを構成するコネクター部材と、前記
コネクター部材における単線の接続方法を、第3図ない
し第7図にしたがって説明する。
第3図および第4図には、前述したコネクター部材41の
平面と縦断面とを示している。図示されるように、本体
42に形成される単線接続部45と蓋部材47とは、コネクタ
ー部材の長さ方向に隣接した状態に配置されている。前
記2つの部材は、合わせ面44に対して単線接続部45の凹
部46の深さと、蓋部材47の方形の凸部48の突出高さがほ
ぼ同一に形成される。また、本体42の一方の端部、すな
わち蓋部材側の端部に開口している単線挿入孔43は、蓋
部材の下部に形成される貫通孔53と、単線支持凸部50の
挿入孔51、および止まり孔54とに接続されている。
さらに、前記各孔は、第5図に示されるように、本体の
幅方向に2つ配置されており、それぞれの孔に単線を挿
入できるようにする。前記各孔に対応させて、導電部材
60にスリット61が形成される。なお、前記導電部材は従
来より使用されているものを、そのまま使用することを
前提としているために、各孔に対応するスリットの他
に、余分なスリットが形成されているが、その中央部の
スリットは、本実施例においては必要としないものであ
る。そして、単線挿入孔43から2本の単線をそれぞれの
孔に挿入した状態で、導電部材60を単線支持凸部50に対
して装着すると、前記導電部材のスリット61に入り込ま
せられた単線が、スリットにより被覆が削られて、導電
体が導電部材のスリットの内部に入り込むようになり、
電気的な接続が得られるものとなる。
前述したように構成される本発明のコネクター部材41に
おいて、第6図に示されるように、単線接続部45の単線
支持凸部50に対して、導電部材60が半嵌合状態であらか
じめ取り付けられている。つまり、従来のコネクターに
おいては、導電部材60は蓋部材の内側に一体に取り付け
られていて、その蓋部材が本体に対して半装着状態に組
み合わせられていたが、本発明の実施例においては、単
線接続部には別体の蓋部材がないものであるから、本体
に対して導電部材を支持させた状態で構成している。
前記単線支持凸部50に対して、導電部材を半嵌合状態で
支持させるために、収納溝52、52aの幅方向の側部に突
起57……をそれぞれ形成し、導電部材の垂下部の側部を
突起により係止させるようにしている。したがって、単
線を装着する前の状態でも、導電部材は単線接続部の支
持部分から外れたりすることがなく、安定した状態で保
持される。そして、本体に形成された各孔に単線を挿入
し、工具を用いて導電部材の背の部分を押圧することに
より、第7図に示すように、導電部材60を単線支持凸部
50に対して固定し、単線の接続の作用を行うことができ
る。
前述したようにして、導電部材を用いて単線の接続を行
った後で、第8図に示されるようにして、ワニ口クリッ
プ68を装着してモニターの作業を行う。前記ワニ口クリ
ップ68は、導電体で作ったワニ口状の部材で、そのハン
ドルに対して携帯電話のコードを接続し、接続を行った
単線が正しく接続されていることを確認できるようにす
る。なお、本発明のコネクターは、従来の電話回線接続
装置におけるコネクター20と、ほぼ同一のサイズに形成
されているものであるから、厚さが7mm以下のものとし
て構成されるので、小型のワニ口クリップを用いてコネ
クター部材の上下の面を挟み込むようにし、モニター回
線の接続を行うことができる。
そして、前述したようにして、1回線の電話回線を2つ
のコネクター部材を用いてそれぞれ接続し、モニターを
行ってから、それぞれのコネクター部材の単線接続部45
に対して蓋部47を被せた状態で、2つのコネクター部材
41、41aを背中合わせ状に組み合わせ、1つのコネクタ
ー40を構成する。したがって、1つのコネクター40に1
回線の電話回線をまとめることによって、端子函の内部
で各単線が複雑に込み合うような不都合が発生しないも
のとなる。
(実施例2) 第9図ないし第13図に示される本発明の実施例は、前記
実施例1の場合と同様に、2つのコネクター部材41、41
aを組み合わせて1つのコネクター40として形成するも
のであるが、前記実施例の場合とは異なり、単線接続部
45に対して単線挿入孔43を本体の軸方向に横並びに配置
している。そして、2つのコネクター部材を組み合わせ
た際に、1回線の電話回線を構成する2本のケーブル単
線6と、2本の利用者側の単線8との4本の単線が、コ
ネクター40の側部の同じ方向から引き出されるようにな
るので、端子函の内部でのケーブルの取り扱いを容易に
行うことができ、1回線の回線に用いる各単線を容易に
まとめることができる。
第9図および第10図に示されるように、コネクター部材
41には、単線接続部45と蓋部材47とが隣り合わせの状態
で配置されており、単線接続部45の凹部46と、蓋部材47
の方形の凸部48とは、相互に係合させることができるよ
うに構成される。前記単線接続部45の内部に配置される
単線支持凸部50は、コネクター部材の長さ方向に配置さ
れており、前記単線接続部45に対して、本体の幅方向の
側部に単線挿入孔43を設けている。前記単線挿入孔43
は、本体の幅方向の側部に設けた突出部材42aに対して
設けられている。そして、前記単線挿入孔43から接続す
る単線を挿入し、単線接続部45の部分で、実施例1の場
合と同様にして、凸部50に係合されるクシ歯状導電部材
60を用いて接続が行われる。
前述したように構成される本発明のコネクター部材41、
41aは、第10図に示されるようにして、合わせ面44を接
するような状態で組み合わされ、それぞれのコネクター
部材に設けた凹部46に凸部48を嵌合させることにより、
1つのコネクター40が構成されるものとなる。したがっ
て、前述したように、2つのコネクター部材41、41aを
組み合わせて、1つのコネクターとして構成した場合に
は、1回線の電話回線を形成する本線ケーブル回線の単
線6と、利用者回線の単線8とが、それぞれのコネクタ
ー部材を介して接続されることになる。
第11図ないし第13図は、前記実施例に用いられるコネク
ター部材41の構成を示しているので、第11図は平面を、
第12図は第11図のA−A線での断面を、第13図は第11図
におけるB−B線での断面をそれぞれ示している。前記
第11図ないし第13図に示されるコネクター部材41は、前
記第1実施例の場合と同様に、本体42の長手方向に単線
接続部45と蓋部材47とを配置しているが、単線挿入孔43
は単線接続部45に対応させて、本体の側部の突出部材42
aを介して設けられている。前記単線挿入孔43に対し
て、コネクター部材本体の内部に貫通孔53、挿入孔51、
および止まり孔54がそれぞれ連通されており、単線挿入
孔から挿入した単線を前記連通孔を通して、止まり孔の
端部にまで入り込ませ、単線支持凸部50に対して装着さ
れる導電部材により2本の単線の接続を行うようにす
る。
前記実施例に示されるコネクター部材において、単線接
続部45および蓋部材47の構成は、前述した第1実施例の
場合と同様なものであり、前記単線支持凸部50の配置関
係以外は、特に異なるものではないから、その説明を省
略する。本発明のコネクターにおいて、前述したように
コネククター部材を構成し、導電部材を用いて各々の単
線の結線を行った後で、第8図の場合と同様に、導電部
材に対してモニター用孔等を用いてモニターを行い、そ
の結線状態の確認を行う。その後で、同一形状の2つの
コネクター部材を背中合わせ状に組み合わせて、それぞ
れのコネクター部材の単線接続部と蓋部材とを嵌合させ
て、1つのコネクターを構成する。
(実施例3) 第14図ないし第18図に示されるコネクターの実施例は、
前記実施例の場合とは異なり、蓋部材を設けずに、単線
接続部のみにより構成されるコネクター部材を用い、前
記2つのコネクター部材を背中合わせ状に組み合わせ
て、1回線の接続部を一緒に収容するコネクターを構成
する場合を示している。なお、後述する以下の実施例に
おいて、単線接続部に配置される単線支持凸部や導電部
材等は、前記実施例に示されたものと同じ構成の部材を
用いるので、同一の符号を用いて説明している。
本実施例において、コネクター70は、第14図に示される
ように、2つの同一の構成の単線接続部を設け、本体の
周囲の部材が同一形状のコネクター部材71、71aを、合
わせ面44を介して背中合わせ状に組み合わせて、1つの
コネクターを構成するようにしている。また、各コネク
ター部材の本体の両側部には、係止部材75と被係合部材
76とをそれぞれ設け、2つのコネクター部材を背中合わ
せ状に組み合わせた際に、各々の両側の係止手段を用い
て固着し、電話回線の1回線を構成する2本のケーブル
の単線と、2本の利用者回線の単線とを1つのコネクタ
ーにそれぞれ接続することができる。
前記各コネクター部材の構成のうち、コネクター部材71
について、その構成を第20図ないし第22図により説明す
る。前記コネクター部材71においては、本体72は略円形
に構成されており、その内部に円形の凹部46が形成さ
れ、前記凹部に導電部材60と単線支持凸部50とを組み合
わせる単線接続部45が配置される。前記コネクター部材
71の本体の両側部には、係止部材75と被係合部材76とか
らなる係止手段が配置されており、前記係止部材と被係
合部材とは本体の両側にそれぞれ設けられている。
また、コネクター部材71に組み合わせられるコネクター
部材71aには、合わせ面44を介して2つのコネクター部
材を配置した際に、一方のコネクターの係止部材が他方
のコネクターの被係合部材に対応するように、その係止
手段が反対に配置される。前記係止手段のうち、係止部
材75は、舌片75aとその舌片の内側(本体側)に突出す
る係止爪75bとから構成され、被係合部材76は係止凹部7
6aを設けている。
第14図に示されたように、対向して配置される2つのコ
ネクターを組み合わせた際に、一方の係止爪75bが他方
の係止凹部76aに係合される。そして、コネクターの両
側でそれぞれ係止手段による係止が行なわれることによ
って、前記コネクターの使用中に、コネクター部材の固
定状態が良好に維持され、両部材が分離されないことが
ないようになる。前記係止手段に対して、直交する軸線
上の本体の側部には、単線挿入孔43を設けた突出部72a
が設けられ、前記単線挿入孔43から、本体内部に設けた
挿入溝53a、54aを介して、ケーブルの単線と利用者回線
の単線とをそれぞれ1本づつ挿入できるようにする。ま
た、単線接続部45の中央部に配置される単線支持凸部50
は、単線挿入孔43に直交する位置に配置されており、前
記単線挿入孔に連通する溝に対応させて挿入孔51を設け
ており、前記突部の両側に収納溝52、52aを配置してい
る。前記収納溝52、52aは、導電部材60の両側のスリッ
トを設けた垂下部を挿入するための余裕部分として構成
されている。
前述したように構成された本発明のコネクター部材にお
いて、ケーブル回線の単線と利用者回線の単線との2本
の単線を単線挿入孔43から挿入して、挿入溝53a、54a
と、挿入孔51とを通した状態で、導電部材60を単線支持
凸部50に向けて押圧することにより、従来例の場合と同
様に、単線の被覆が破られて、導電体がスリットの間に
入り込み、2本の単線が導電部材を介して電気的に接続
される。そして、前述したようにして2つのコネクター
部材71、71aを用いた結線を行った後で、前記実施例の
場合と同様に、導電部材に対してワニ口クリップ等を用
いてモニターを行い、結線状態が正確であることを確認
し、2つのコネクター部材の合わせ面を向き合わせるよ
うにして、両側の係止手段を用いて結合する。
前述したようにしてコネクターが構成されると、2つの
コネクター部材の単線接続部は、空間部分を介して背中
合わせ状に配置され、それぞれのコネクター部材から引
き出される単線は、コネクターの一方の側部にまとめら
れた状態となる。したがって、前述したようにして構成
されるコネクター70は、前記第1実施例の場合に比較し
て、約半分の容積に形成されるために、本線分岐部の端
子函の内部に多くのコネクターを収容することが可能に
なる。
前記実施例は、2つのコネクター部材を組み合わせる前
の段階で、導電部材を用いたモニターを行うようにして
いるが、前記コネクター70においても、第18図に示され
るように、コネクター部材にモニター用孔65を設け、前
記モニター用孔に対して栓65aを装着するように構成す
ることができる。
(実施例4) 第19図ないし第21図に示される本発明の実施例は、2つ
のコネクター部材の間に連結部材を設けておき、コネク
ターの取り扱いを容易に行い得るようにするものを示し
ている。なお、前記第19図は本発明の実施例の平面図、
第20図はE−E線での断面図、第21図はF−F線上での
断面図でそれぞれ示している。
前記実施例においては、コネクター部材の内部に配置さ
れる単線接続部および、本体の側部に設けられる単線挿
入孔用の突出部等は、前記第3実施例の場合と同様に構
成されるが、2つのコネクター部材の間に連結部材が配
置されて、両者を一体のものとして構成している。
第19図および第21図に示されるように、2つのコネクタ
ー部材71、71aを一体の連結したコネクター70は、それ
ぞれの本体73、73aの間に連結部材80を設け、前記連結
部材80の中央部に設けた折曲げ部80aを介して、前記連
結部材を折り曲げることができるように構成される。前
記コネクターにおいて、2つのコネクター部材の本体
は、一方の部材71を他方の部材71aの凹部46の中に挿入
可能にするために、それぞれの形状が若干異なるものと
して構成される。(なお、この実施例に示されるコネク
ターは、第22図に示されるコネクターのように、2つの
コネクター部材を組み合わせるものである。) 前記実施例において、コネクター部材の内部に凹部を介
して設けられる単線接続部45は、前記実施例3の場合と
同様に構成される。そして、各コネクター部材に対し
て、第20図に示されるように、単線挿入孔43を介して挿
入される単線は、単線支持凸部50の挿入孔51を間に挟ん
で、貫通孔53、止まり孔54に入り、単線支持凸部50の部
分に装着される導電部材によって接続が行われる。
前述した本発明のコネクターにおいて、一方のコネクタ
ー部材71は、本体73の側部に係止用凹部79を設けてお
り、他方のコネクター部材71aには、凹部の内面に係止
用突起78を設けている。これ等の突起78と凹部79とは、
連結部材80の中心線上に配置されるもので、2つのコネ
クター部材71、71aを組み合わせた際に、一方の本体73a
の凹部に、他方の本体73が入り込む。そして、両者の突
部と凹部とが係合され、両者の接合部に隙間等が形成さ
れることなく、係合部分が密接して内部空間に湿気等が
入り込んだりすることが防止される。
また、前記実施例において、単線接続部の単線支持凸部
50に対して導電部材を装着し、結線を行った後で、2つ
のコネクター部材を背中合わせ状に組み合わせると、双
方の導電部材の間に凹部50aの凹み部分に対応する空間
が形成されることになり、2つの導電部材の間隔を十分
に取ることが可能である。
(実施例5) 前記実施例4においては、2つのコネクター部材71、71
aを組み合わせた際に、両者の導電部材の間に空間部を
設ける場合を示しているが、前述したように、2つの異
なる結線部を空間のみを介して配置すると、コネクター
に不測の振動等が加えられた場合に、一方の導電部材が
保持部から外れたりして、短絡する等の問題が生じるこ
とが考えられる。そこで、第22図ないし第25図に示され
るように、導電部材の背板の部分に絶縁部材を装着して
置き、2つのコネクター部材を組み合わせた場合に、両
者の導電部材の間に絶縁部材を押圧させて、前記導電部
材の装着の状態を確実にするとともに、双方の回線が短
絡したりすることを防止できるようにする。
前述したような目的を達成するために、第23図ないし第
25図に示すように、導電部材60の背板62に2つの孔63を
設けておき、それ等の孔に対して、略コの字状に構成し
た絶縁部材83を取り付けるようにしている。前記絶縁部
材は、プラスチック等の絶縁体で構成されているもの
で、脚の部分を孔63に挿入して、脚の先端部に形成した
折り曲げ部を背板の内側に係止させる等して、導電部材
から外れることがないように保持される。そして、前記
第19図に示されたように構成されるコネクター70を、連
結部材80の折曲げ部80aを介して折り曲げて、2つのコ
ネクター部材の本体73、73aを合わせた際に、第22図に
示されるように、両部材の導電部材の間に絶縁部材83が
介在された状態となる。
したがって、前記第4、5の実施例の場合には、2つの
コネクター部材が一体に構成されるために、電柱の上で
単線の接続作業を行う際に、非常に小さいコネクター部
材を単独で取り扱う面倒さが少なくなり、2つのコネク
ター部材の接続の作業を容易に行うことができるものと
なる。なお、前記実施例においても、他の実施例の場合
と同様に、導電部材は単線接続部に対してあらかじめ半
嵌合状態で取り付けられているもので、挿入孔に対して
単線を挿入した状態で、導電部材を工具等を用いて押圧
することによって、容易に結線の作業を行い得るような
ものとして構成される。
(発明の効果) 本発明のモニター可能なコネクターは、上記したように
構成されたものであるから、従来の端子函のように2種
類の接続手段を設ける手間を省くことができ、1つの端
子函に多数の回線の接続部を収容することが可能であ
り、電話需要の増大に対処させることができる。また、
本発明のモニター可能なコネクターは、1種類のコネク
ターのみを用いるので、単線の接続作業を容易に行うこ
とができ、電柱等の上で工事を行う際に、工事の工程を
簡素化することができる。さらに、本発明のコネクター
は、電話回線の1回線を構成する2つのコネクターを組
み合わせて、それ等が相互に組み合わせられることによ
り、互いにシールを行うことができ、長期間の使用に耐
えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコネクターの第1実施例の構成を示す
分解斜視図、第2図は2つのコネクター部材を背中合わ
せ状に組み合わせた状態の説明図、第3図はコネクター
部材の平面図、第4図は第3図のX−X線での断面図、
第5図は第4図のY−Y方向の断面図、第6図と第7図
は、それぞれ導電部材の装着前と装着後の状態の説明
図、第8図は結線後のモニターの状態を示す説明図、 第9図は本発明の第2実施例の分解斜視図、第10図は2
つのコネクター部材を組み合わせた状態の側面図、第11
図はコネクター部材の平面図、第12図は第11図のA−A
線での断面図、第13図は第11図のB−B方向の断面図、 第14図は本発明の第3実施例のコネクターの断面図、第
15図はコネクター部材の平面図、第16図は第15図のC−
C線での断面図、第17図は第15図のD−D方向の断面
図、第18図はコネクター部材本体の側部からモニター用
孔を設ける場合の説明図、 第19図は本発明の第4実施例のコネクターの分解平面
図、第20図は第19図のE−E線での断面図、第21図は第
19図のF−F方向の断面図、 第22図は導電部材に対して絶縁部材を設け、2つのコネ
クター部材を組み合わせてコネクターを構成する場合の
断面図、第23図ないし第25図は、それぞれ導電部材に絶
縁部材を設ける場合の側面図、平面図および縦断面図、 第26図ないし第31図はそれぞれ従来の端子函内部で用い
られる結線手段を示すもので、第26図は従来の端子函の
内部での結線の状態の説明図、第27図は分岐用端子の分
解斜視図、第28図は従来の装置におけるモニターの説明
図、第29図は第29図のコネクターの分解斜視図、第30図
は蓋部材と導電部材との関係を示す斜視図であり、第31
図はコネクターの断面図である。 図中の符号 1……端子函、2……電話ケーブル、6……ケーブル回
線の単線、8……利用者回線の単線、10……分岐用端
子、20……コネクター、30……クシ歯状導電部材、38…
…モニター用アダプター、40……コネクター、41……コ
ネクター部材、42……本体、43……単線挿入孔、44……
合わせ面、45……単線接続部、47……蓋部材、50……単
線支持凸部、60……クシ歯状導電部材、61……スリッ
ト、65……モニター用孔、68……ワニ口クリップ、70…
…コネクター、75……係止部材、76……被係合部材、80
……連結部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線の本線から利用者の端末に向けて
    分岐する手段を設け、分岐部で本線と分岐回線との接続
    を行うためのケーブル用のコネクターであって、 本線と分岐回線の双方のケーブルの単線を外面を絶縁体
    で被覆したコネクター部材に挿入し、双方を1つの導電
    部材により電気的に接続するように構成したものにおい
    て、 コネクター本体に設ける単線接続部にクシ歯状導電部材
    を露出させて設けるとともに、 2つのコネクター本体を組み合わせて1回線の電話回線
    の接続手段を構成し、 2つのほぼ同一形状のコネクター部材を背中合わせ状に
    組み合わせることにより、コネクター本体の単線接続部
    を相互にシールすることを特徴とするモニター可能なコ
    ネクター。
  2. 【請求項2】コネクター本体に単線接続部と蓋部材を配
    置し、前記単線接続部にクシ歯状導電部材を露出させて
    設け、 前記2つのコネクター本体を、相互の単線接続部に蓋部
    材が位置するようにして背中合わせ状に組み合わせるこ
    とにより、各単線接続部を互いの蓋部材によりシールさ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のモニ
    ター可能なコネクター。
  3. 【請求項3】コネクター本体に単線接続部と蓋部材と
    を、本体の単線挿入方向に対して縦並びに配置し、 前記2つのコネクター本体を、相互の単線接続部に蓋部
    材が位置するようにして背中合わせ状に組み合わせるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のモニター可
    能なコネクター。
  4. 【請求項4】コネクター本体に単線接続部と蓋部材と
    を、本体の単線挿入方向に対して横並びに配置し、 前記2つのコネクター本体を、相互の単線接続部に蓋部
    材が位置するようにして、背中合わせ状に組み合わせる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のモニター
    可能なコネクター。
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