JP5156288B2 - 屋内配線用ユニットケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、屋内配線に用いられるユニットケーブルに関する。
近年、玄関や居間や寝室などの各部屋別にユニット化した部屋ユニットを住宅メーカーの工場で製造し、これらを施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けることにより、一つの部屋が出来上がるようなプレハブ住宅工法が知られている。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の配線も予め工場内で行われるようになっており、この配線によって屋内配線作業の簡素化を達成することができるようになっている。屋内配線作業の簡素化を達成するためには、ジョイントボックスを備えた屋内配線用ユニットケーブルを用いることが有効である。
従来の屋内配線用ユニットケーブルとしては、図11に示す如く、この内部に絶縁性の熱硬化製樹脂(エポキシ樹脂等)4を充填・モールドして、分岐接続した結線部を固定及び保護するような構造を採用しているものがある(例えば下記特許文献1参照)。従来の屋内配線用ユニットケーブルは、用途に応じて二芯ケーブル、三芯ケーブル等のものが使用されている。ケーブル2を構成する絶縁線心1の結線部は、圧着スリーブ3を用いて結線がなされている。
図11に示す従来の屋内配線用ユニットケーブルにあっては、圧着スリーブ3を使用し、また、結線工具を用いて手作業で回路結線を行うことから、作業時間がかかったり結線ミスが発生したりするという問題点を有している。また、結線部を熱硬化製樹脂4で充填・モールドすることから、樹脂注入装置やモールド用の熱硬化製樹脂材料が必要であるとともに、十分な硬化時間を確保する必要もあり、安価で短いリードタイムでの製造が困難であるという問題点を有している。さらに、結線部全体が熱硬化製樹脂4によって固定されることから、重く取り扱い性が悪くなるのは勿論のこと、分解することができないために、誤結線の修正が不能であるという問題点を有している。
上記幾つかの問題点に対し、これを解消することが可能な屋内配線用ユニットケーブルとしては、下記特許文献2に開示された技術が知られている。下記特許文献2に開示された屋内配線用ユニットケーブルは、複数のケーブル(VVFケーブル)の各端末に設けられたコネクタと、所望の経路で配索される電線を有する回路構成部材と、コネクタ及び回路構成部材の間に介在して電気的な接続及び機械的な接続を行う中継接続部材(文献中の名称:本体ユニット)とを備えており、これら3つの部材を用いることによって絶縁線心同士の結線を行うことができるようになっている。
登録実用新案第3005912号公報 特開2005−27493号公報
特許文献2に開示された屋内配線用ユニットケーブルにあっては、コネクタ及び回路構成部材の間に中継接続部材を介在させなければ絶縁線心同士の結線を行うことができないことから、部品点数が多くなり生産性やコスト面に影響を来してしまうのは勿論のこと、少なくとも接続部材の高さ分だけジョイントボックスが大型化してしまうという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、生産性向上とコスト低減とコンパクト化とを図ることが可能な屋内配線用ユニットケーブルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、ジョイントボックスと、絶縁線心を露出した複数のケーブルと、該複数のケーブルの各端末に設けられるコネクタと、所望の経路で配索される電線を収納して前記ジョイントボックス内に取り付けられる回路構成部材と、前記ジョイントボックス内に取り付けられて前記複数のケーブルを保持するケーブルホルダーと、を備えるとともに、前記コネクタと前記回路構成部材とを用いて前記絶縁線心と前記回路構成部材に収納される前記電線との結線を行うようにした屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
前記コネクタは、
有底の筒形状であるとともに開口側に前記回路構成部材に対して直接嵌合するコネクタ側嵌合部を有し底壁に複数の導体挿入穴を有するハウジングと、
該ハウジング内に設けられるとともに一端側に圧接部分を有して該圧接部分が前記開口から突出し前記回路構成部材に収納される前記電線に当接することにより前記絶縁線心と前記電線との結線を行う複数の圧接刃と、
前記ハウジング内に設けられるとともに前記導体挿入穴を介して挿入される前記絶縁線心の導体を前記圧接刃に押し付ける導体押圧用弾性部材とを備え、
前記回路構成部材は、
前記コネクタ側嵌合部に対応する部材側嵌合部と、前記電線を収納する電線収納溝とを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ケーブルの端末を皮剥して絶縁線心を露出させるとともに、この絶縁線心の端末を皮剥して導体を露出させ、この後、導体を先にして絶縁線心をコネクタに差し込むと、差し込まれた導体は、導体押圧用弾性部材により押圧されて対応する圧接刃に取り付けられる。導体は、圧接刃に対して電気的に接触した状態に取り付けられる。これにより、ケーブルの端末にコネクタが設けられる。コネクタは、回路構成部材に対して直接嵌合する構造を有し、コネクタを回路構成部材に嵌合させると、この嵌合時に圧接刃が対応する電線を圧接して電気的な接続がなされる。ケーブルの数分だけコネクタを回路構成部材に嵌合させると、絶縁線心同士の結線が完了する。
請求項2記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、請求項1に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、前記複数の圧接刃及び前記導体押圧用弾性部材を差し込み式で前記ハウジング内に設けるとともに、前記複数の圧接刃を前記導体押圧用弾性部材によって前記ハウジングの側壁内面に押し付けて保持することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、組み付けし易く且つ分解し易いコネクタになる。
請求項3記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、請求項1又は請求項2に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、前記複数の圧接刃の各他端を前記ハウジング内で前記底壁に当接させることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、圧接刃の端部をハウジングの底壁内面に当接させることで、回路構成部材の電線との圧接の際に生じる力が底壁で受け止められる。これにより圧接に係る作業が安定し良好な接続状態を形成することが可能になる。
請求項1に記載された本発明によれば、回路構成部材とコネクタとの間に介在物がないことから、従来よりも生産性を向上させ、また、コストを低減し、さらにはコンパクト化を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、生産性の向上に寄与するとともに、分解し易い構造であることから、リサイクル性にも配慮することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、圧接が安定することから、生産性の向上に寄与することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の屋内配線用ユニットケーブルの一実施の形態を示す斜視図である。また、図2はケーブル端末の斜視図、図3はケーブル端末にコネクタを設けた状態を示す斜視図、図4はコネクタの構成説明図、図5は回路構成部材とコネクタの嵌合状態を示す斜視図、図6は回路構成部材の斜視図、図7は回路構成部材と複数のコネクタの嵌合状態を示す斜視図、図8はジョイントボックスの斜視図、図9はケーブルホルダーの斜視図、図10は他の例となる回路構成部材の斜視図である。
図1において、引用符号11は本発明の屋内配線用ユニットケーブルを示している。この屋内配線用ユニットケーブル11は、複数のケーブル12と、複数のコネクタ13と、標準用回路構成部材14と、スイッチ用回路構成部材15と、ジョイントボックス16と、ケーブルホルダー17とを備えて構成されている。以下、図1ないし図10を参照しながら上記各構成部材について説明する。
図1及び図2において、ケーブル12は、特に限定するものでないが、公知のVVFケーブルであって、3本の絶縁線心18と、これらを被覆するシース19とを有している(絶縁線心18の数は一例であるものとする。上記VVFケーブルは一例であり他のケーブルであっても良いものとする)。ケーブル12の端末は、所定の長さでシース19が皮剥されており、3本の絶縁線心18が一列に並んで露出した状態になっている。露出した絶縁線心18の端末は、それぞれ絶縁体が皮剥されて導体20が露出している。
本形態の屋内配線用ユニットケーブル11においては、10本のケーブル12が使用されている(この本数に限定されないものとする)。本形態の屋内配線用ユニットケーブル11は、図1に示す如く、最大10本分のケーブル12に対応することが可能な構造になっている(一例であるものとする)。
ここで、図1中の矢印Pを上下方向、矢印Qを左右方向、矢印Rを前後方向と定義するものとする(一般的な使用形態において、ケーブル12を引き出しする方向が下方向になることが多い)。
図1、図3、及び図4において、コネクタ13は、ケーブル12の端末に設けられている。コネクタ13は、単純に絶縁線心18を差し込むだけでケーブル12の端末に取り付くように構成されている。コネクタ13は、標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15に対して直接嵌合するように構成されている。このようなコネクタ13は、ハウジング21と、複数の圧接刃22と、導体押圧用弾性部材23とを備えて構成されている。
ハウジング21は、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる有底筒形状の部材であって、底壁24と側壁25と開口26とを有している。ハウジング21は、本形態において、底壁24や開口26が長方形状になるように形成されている。また、側壁25の対向する2つの壁が平行になるように形成されている。
底壁24には、導体挿入穴27が貫通形成されている。導体挿入穴27は、ケーブル12の導体20をハウジング21の内部へ挿通するための部分として形成されている。本形態において、導体挿入穴27は所定の間隔で3つ並んで形成されている。底壁24の外面は、絶縁線心18の端面が当接して差し込み量が規制されるようになっている。
側壁25には、開口26の縁部位置に、一対のコネクタ側嵌合部28が形成されている。このコネクタ側嵌合部28は、標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15に対して直接嵌合し係止される部分として形成されている。特に限定するものではないが、本形態のコネクタ側嵌合部28は、基部29と係止爪部30とを有している。コネクタ側嵌合部28は、基部29の先端に係止爪部30が連成されている。係止爪部30は、外側に突出するように形成されている。
側壁25の内面には、圧接刃22を隔てるための隔壁31が2つ形成されている。隔壁31は、圧接刃22の幅寸法に合わせた間隔を有するように配置形成されている。隔壁31は、リブ状に形成されている。
圧接刃22は、導電性を有する金属板を加工してなる帯板状の部材であって、ハウジング21の内部に差し込み式で設けられるようになっている。圧接刃22は、ケーブル12の絶縁線心18の数に合わせて3つ設けられている。圧接刃22は、この一端側に圧接部分32を有している。圧接刃22は、一端側の圧接部分32がハウジング21の開口26から突出するように細長く形成されている。圧接刃22の他端33は、ハウジング21の底壁24の内面に当接するように形成されている。3つの圧接刃22は、ハウジング21の隔壁31によって隣同士が絶縁されるようになっている。
導体押圧用弾性部材23は、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる部材であって、ハウジング21の内部に差し込み式で設けられるようになっている(本形態では、ハウジング21の底壁24の内面に当接するまで差し込まれている)。導体押圧用弾性部材23は、ハウジング21の導体挿入穴27を介して挿入される絶縁線心18の導体20を対応する圧接刃22に押し付けることができるように形成されている。また、導体押圧用弾性部材23は、圧接刃22をハウジング21の側壁25の内面に押し付けて保持することができるように形成されている。
導体押圧用弾性部材23は、圧接刃22を押圧する圧接刃押圧部34と、この圧接刃押圧部34の反対側で側壁25の内面に当接する側壁当接部35と、これら圧接刃押圧部34及び側壁当接部35を連結する連結部36と、絶縁線心18の導体20を圧接刃22に押し付けるための部分としての導体押圧部37とを有している。導体押圧用弾性部材23は、弾力性を有している。圧接刃22は、導体押圧用弾性部材23によってハウジング21の内部から抜け落ちないようになっている。
導体押圧部37と圧接刃22との間に差し込まれた導体20は、導体押圧部37の押圧によって抜け難くなっている(コネクタ13からの抜けは、ケーブルホルダー17で対策される)。
図1において、標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15は、ケーブル12の端末に設けられたコネクタ13を嵌合係止させた状態でジョイントボックス16内に取り付けられるようになっている。
標準用回路構成部材14は、言い換えるならば標準の回路モジュールであり、また、スイッチ用回路構成部材15は、スイッチ用の回路モジュールとなっている。
図1、図5、図6、及び図7において、標準用回路構成部材14は、回路部38と、この回路部28に所望の経路で配索される複数の電線39(本形態では被覆を有するが、被覆がなくても良いものとする。圧接が可能な電線であれば特に限定されないものとする)とを備えて構成されている。回路部38は、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる平面視長方形の板状部材であって、電線39を収納するための複数の電線収納溝40と、コネクタ13のコネクタ側嵌合部28が嵌合してこれを係止するための複数の部材側嵌合部41とを有している。
電線収納溝40は、標準用回路構成部材14をジョイントボックス16内に取り付けると左右方向に真っ直ぐにのびるような溝として形成されている。電線収納溝40は、電線39を収納した後、この電線39を臨むことができるように形成されている。電線収納溝40は、本形態において、3本形成されている。電線収納溝40は、コネクタ13の圧接刃22の位置に合わせて配置形成されている。電線収納溝40は、コネクタ13のコネクタ側嵌合部28及び標準用回路構成部材14の部材側嵌合部41の嵌合の際に、コネクタ13の圧接刃22(圧接部分31)が差し込まれるようになっている。
部材側嵌合部41は、電線収納溝40を挟むような位置において対になるように形成されている。部材側嵌合部41は、電線収納溝40に沿って6個形成されている(全体で12個形成されている)。
図1及び図8において、スイッチ用回路構成部材15は、回路部42と、この回路部42に所望の経路で配索される複数の電線43(本形態では被覆を有するが、被覆がなくても良いものとする。圧接が可能な電線であれば特に限定されないものとする)とを備えて構成されている。回路部42は、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる平面視長方形の板状部材であって、電線43を収納するための複数の電線収納溝44と、コネクタ13のコネクタ側嵌合部28が嵌合してこれを係止するための複数の部材側嵌合部45とを有している。スイッチ用回路構成部材15は、標準用回路構成部材14よりも若干左右方向が短くなるような長方形状に形成されている。
電線収納溝44は、標準用回路構成部材14の電線収納溝40と異なり、左右方向及び前後方向にのびるような溝として形成されている(例えば碁盤の目のように複数の溝が交差するように形成されている)。本形態において、左右方向にのびる溝は、4本となるように形成されている。電線収納溝44は、電線43を収納した後、この電線43を臨むことができるように形成されている。電線収納溝44は、コネクタ13の圧接刃22の位置に合わせて配置形成されている。電線収納溝44は、コネクタ13のコネクタ側嵌合部28及びスイッチ用回路構成部材15の部材側嵌合部45の嵌合の際に、コネクタ13の圧接刃22(圧接部分31)が差し込まれるようになっている。
部材側嵌合部45は、標準用回路構成部材14の部材側嵌合部41と同じ部分であって、電線収納溝44を挟むような位置において対になるように形成されている。部材側嵌合部45は、電線収納溝44に沿って(左右方向に沿って)4個形成されている(全体で8個形成されている)。
図1及び図9において、ジョイントボックス16は、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる箱状の部材であって、ジョイントボックス本体46と、ヒンジ47を介してジョイントボックス本体46に連成されるジョイントボックス蓋体48とを有している。ジョイントボックス蓋体48は、ジョイントボックス本体46の前面開口を覆うことができるように形成されている。ジョイントボックス本体46は、上記前面開口の他に、下面開口も有するように形成されている。
上記前面開口は、ケーブル12の端末のコネクタ13を嵌合係止させた標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15を差し込んで収納するために形成されており、上記下面開口は、ケーブル12を引き出すために形成されている。
ジョイントボックス本体46には、屋内配線用ユニットケーブル11を壁や柱に取り付けるための取付部49が形成されている。また、ジョイントボックス本体46には、この内部に差し込まれる標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15を保持するための回路構成部材保持部50、51が形成されている。回路構成部材保持部50、51は、取付部49の近傍、言い換えれば、ジョイントボックス本体46の内部上側に形成されている。ジョイントボックス本体46の内部下側には、この内部に差し込まれるケーブルホルダー17を保持するためのホルダー保持部52が形成されている。引用符号53はロック用凹部を示している。このロック用凹部53は、ジョイントボックス蓋体48のロック用凸部54を係止することができるように形成されている。
ジョイントボックス蓋体48には、上記ロック用凸部54の他に、例えば略ブリッジ状のホルダー押さえ部55が形成されている。
図1及び図10において、ケーブルホルダー17は、特に限定するものでないが、絶縁性を有する合成樹脂材料の射出成形によりなる櫛歯状の部材であって、複数のケーブル差し込み凹部56を有している。ケーブル差し込み凹部56には、ケーブル12が差し込まれるようになっている。ケーブル差し込み凹部56は、ケーブル12を保持することができるような形状に形成されている(ケーブル12を保持した状態でケーブル引き抜き方向の外力が加わったとしても、コネクタ13の嵌合状態や、導体20と圧接刃22との接触状態に影響を来さないような保持力を有することが好ましい)。
上記構成において、ケーブル12の端末を皮剥して絶縁線心18を露出させるとともに、この絶縁線心18の端末を皮剥して導体20を露出させ、この後、導体20を先にして絶縁線心18をコネクタ13に差し込むと、差し込まれた導体20は、導体押圧用弾性部材23により押圧されて対応する圧接刃22に取り付けられる。導体20は、圧接刃22に対して電気的に接触した状態に取り付けられる。これにより、ケーブル12の端末にコネクタ13が設けられる。
コネクタ13は、標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15に対して直接嵌合する構造を有することから、先ず、コネクタ13を標準用回路構成部材14に嵌合させると(図5参照)、この嵌合時に圧接刃22が対応する電線39を圧接して電気的な接続がなされる(絶縁線心18同士の結線がなされることになる)。標準用回路構成部材14に対応するケーブル12の数分だけコネクタ13を嵌合させると、図7に示すような状態になる。
次に、標準用回路構成部材14と同様に、スイッチ用回路構成部材15に対してもコネクタ13を嵌合させると、この嵌合時に圧接刃22が対応する電線43を圧接して電気的な接続がなされる(絶縁線心18同士の結線がなされることになる)。スイッチ用回路構成部材15に対応するケーブル12の数分だけコネクタ13を嵌合させ、この後、コネクタ13が嵌合した状態の標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15をジョイントボックス本体46の内部に収容して保持させると、図1に示すような状態になる。この時、10本のケーブル12は、ケーブルホルダー17に保持された状態でジョイントボックス本体46の下面開口から引き出される。
最後に、ジョイントボックス蓋体48をジョイントボックス本体46に嵌合させると、本発明の屋内配線用ユニットケーブル11の組み付けが完了する。
以上、図1ないし図10を参照しながら説明してきたように、本発明の屋内配線用ユニットケーブル11によれば、標準用回路構成部材14やスイッチ用回路構成部材15と、コネクタ13との間に介在物がないことから、従来よりも生産性を向上させ、また、コストを低減し、さらにはコンパクト化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の屋内配線用ユニットケーブル11によれば、上記構成及び構造から分かるように、全て嵌め込みや差し込みで組み付けられてなることから、分解し易い構造であってリサイクル性にも配慮することができるという効果を奏する。
本発明の屋内配線用ユニットケーブル11は、安価で環境に優れたものとなる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の屋内配線用ユニットケーブルの一実施の形態を示す斜視図である。 ケーブル端末の斜視図である。 ケーブル端末にコネクタを設けた状態を示す斜視図である。 コネクタの構成説明図である。 回路構成部材とコネクタの嵌合状態を示す斜視図である。 回路構成部材の斜視図である。 回路構成部材と複数のコネクタの嵌合状態を示す斜視図である。 ジョイントボックスの斜視図である。 ケーブルホルダーの斜視図である。 他の例となる回路構成部材の斜視図である。 従来例の屋内配線用ユニットケーブルの断面図である。
符号の説明
11 屋内配線用ユニットケーブル
12 ケーブル
13 コネクタ
14 標準用回路構成部材(回路構成部材)
15 スイッチ用回路構成部材(回路構成部材)
16 ジョイントボックス
17 ケーブルホルダー
18 絶縁線心
19 シース
20 導体
21 ハウジング
22 圧接刃
23 導体押圧用弾性部材
24 底壁
25 側壁
26 開口
27 導体挿入穴
28 コネクタ側嵌合部
29 基部
30 係止爪部
31 隔壁
32 圧接部分
33 他端
34 圧接刃押圧部
35 側壁当接部
36 連結部
37 導体押圧部
38 回路部
39 電線
40 電線収納溝
41 部材側嵌合部
42 回路部
43 電線
44 電線収納溝
45 部材側嵌合部
46 ジョイントボックス本体
47 ヒンジ
48 ジョイントボックス蓋体
49 取付部
50、51 回路構成部材保持部
52 ホルダー保持部
53 ロック用凹部
54 ロック用凸部
55 ホルダー押さえ部
56 ケーブル差し込み凹部

Claims (3)

  1. ジョイントボックスと、絶縁線心を露出した複数のケーブルと、該複数のケーブルの各端末に設けられるコネクタと、所望の経路で配索される電線を収納して前記ジョイントボックス内に取り付けられる回路構成部材と、前記ジョイントボックス内に取り付けられて前記複数のケーブルを保持するケーブルホルダーと、を備えるとともに、前記コネクタと前記回路構成部材とを用いて前記絶縁線心と前記回路構成部材に収納される前記電線との結線を行うようにした屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
    前記コネクタは、
    有底の筒形状であるとともに開口側に前記回路構成部材に対して直接嵌合するコネクタ側嵌合部を有し底壁に複数の導体挿入穴を有するハウジングと、
    該ハウジング内に設けられるとともに一端側に圧接部分を有して該圧接部分が前記開口から突出し前記回路構成部材に収納される前記電線に当接することにより前記絶縁線心と前記電線との結線を行う複数の圧接刃と、
    前記ハウジング内に設けられるとともに前記導体挿入穴を介して挿入される前記絶縁線心の導体を前記圧接刃に押し付ける導体押圧用弾性部材とを備え、
    前記回路構成部材は、
    前記コネクタ側嵌合部に対応する部材側嵌合部と、前記電線を収納する電線収納溝とを有する
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
  2. 請求項1に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
    前記複数の圧接刃及び前記導体押圧用弾性部材を差し込み式で前記ハウジング内に設けるとともに、前記複数の圧接刃を前記導体押圧用弾性部材によって前記ハウジングの側壁内面に押し付けて保持する
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
    前記複数の圧接刃の各他端を前記ハウジング内で前記底壁に当接させる
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
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