JP4695058B2 - ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、同軸ケーブル等のケーブルの端部に繋がれるコネクタに関する。
同軸ケーブルは、一般的に、一本の電線中に2つの導電路たる芯線とシールド線(シールド層とも称する)とを配列させて構成される。具体的には、中心軸線上に芯線を配列し、軸線から半径方向順番に芯線と同心円上の絶縁体、網状のシールド線、被覆絶縁体を配列して形成されている。このような同軸ケーブルを電子機器と接続するために使用されるコネクタにおいては、芯線はコンタクトに接続され(例えば、特許文献1を参照)、シールド線はグランド部材に接続される。
例えば図24に示すように、グランド部材201は、同一平面上に並べられた同軸ケーブル205のシールド線206とそれぞれ接続された金属製の板状に形成される。また、グランド部材201の側部に半田付け用の脚部202が形成され、コンタクトの一部に接続される。なお、グランド部材201は、コンタクトを保持する絶縁材料製の保持部材を覆うように取り付けられた金属製のシェル部材と接続されるようになっている。また、図24においては、同軸ケーブル205と平行に並んでディスクリート用のケーブル210が設けられている。
特開2005−5102号公報
しかしながら、従来においては、グランド部材201から細い半田付け用の脚部202がケーブル205と平行に並んで延びていたため、その取り扱いが難しく、コネクタへのセット時に変形してしまうおそれがあった。また、脚部202の高さがケーブル205の芯線207の高さと合っていないため、脚部202をコンタクトへ半田付けする際、脚部202が押し曲げられることで脚部202の基端部近傍への負荷が大きくなり、その結果、脚部202が応力集中により破損してしまうおそれがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、グランド部材の脚部の強度を向上させたケーブル用コネクタを提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明では、絶縁材料製の保持部材と、保持部材に保持された複数のコンタクトと、保持部材の底部を覆うように設けられた金属製のシェル部材とを備え、複数のコンタクトにおける複数の一部がシェル部材と電気的に接続されるように構成されたケーブル用コネクタ(例えば、実施形態における同軸ケーブル用コネクタ20)において、保持部材は、複数のコンタクトの基端側をそれぞれ露出させるように形成された複数の溝部(例えば、実施形態における第1および第2ガイド溝32a,32b)を有し、複数のコンタクトのうち前記一部のコンタクトを除いた残りのコンタクトの基端側が露出する溝部に、ケーブルの芯線がそれぞれ受容されて残りのコンタクトと電気的に接続されるように構成される。保持部材に対して金属製のグランド部材を装着することにより、グランド部材が前記一部のコンタクトおよびシェル部材(例えば、実施形態における第1シェル部材40)のそれぞれに接触されて、グランド部材を介して前記一部のコンタクトとシェル部材とが電気的に接続されるように構成される。そして、グランド部材は、略矩形平板状に形成されたグランド基部と、グランド基部の一側部からそれぞれ互いに平行に延びる棒状に形成された複数のグランド脚部と、略矩形平板状に形成されて一側部が複数のグランド脚部の先端側とそれぞれ繋がるグランド先端部とを有し、複数のグランド脚部がそれぞれ、基端側端部近傍および先端側端部近傍においてグランド基部の表面に対して直交する方向に折り曲げられて階段状に構成され、グランド部材を保持部材に装着することにより、複数のグランド脚部の中央部近傍が前記一部のコンタクトの基端側が露出する溝部に受容されて前記一部のコンタクトと接触して電気的に接続されるとともに、グランド基部がシェル部材とケーブルとの間に位置してシェル部材に接触することでシェル部材と電気的に接続されるように構成される。
なお、上述の発明において、複数のグランド脚部の中央部近傍にそれぞれ切り欠き部が形成されていることが好ましい。
また、グランド脚部における基端側端部近傍の段差が、ケーブルの半径と略同一であることが好ましい。
本発明によれば、グランド部材が、グランド基部と、グランド基部からそれぞれ互いに平行に延びる棒状に形成された複数のグランド脚部と、グランド脚部の先端側とそれぞれ繋がるグランド先端部とを有して構成され、さらには、グランド脚部がそれぞれ両端近傍で階段状に折り曲げられるため、グランド脚部の先端側に繋がるグランド先端部によりグランド脚部が変形し難くなるのに加え、グランド脚部の曲げ効果により、グランド部材の脚部(グランド脚部)の強度を向上させることが可能になる。また、グランド部材が、グランド基部、グランド脚部、およびグランド先端部を有して構成されるため、グランド部材の取り扱いが容易となることから、コネクタへのセット時にグランド部材の脚部(グランド脚部)が変形してしまうのを防止することが可能になる。
また、グランド脚部の中央部近傍に切り欠き部を形成することで、半田のフィレット量(半田の流れ込む量)を増やすことができることから、半田付け性を向上させることが可能になる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタ20を図1に示している。この同軸ケーブル用コネクタ20は、ケーブルアッセンブリ1の端部に取り付けられており、基板等に設けられた相手側コネクタ90(図17〜図19を参照)と嵌合接続されるようになっている。ケーブルアッセンブリ1は、図10に示すように、8本(複数本)の同軸ケーブル2と、8本のディスクリート用ケーブル7と、同軸ケーブル2およびディスクリート用ケーブル7を挟んでそれぞれ設けられた第1および第2グランドバー10,11とを有して構成される。
各同軸ケーブル2の構造を図11に示しており、複数本(ここでは7本)の極細電線を寄り合わせて作られた芯線3の周囲に絶縁材料からなる内周側絶縁被覆4(第1絶縁被覆)を設け、この内周側絶縁被覆4の外周に複数の極細電線を横巻きに円筒状に設けてなるシールド線5を設け、このシールド線5の外周に絶縁材料からなる外周側絶縁被覆6(第2絶縁被覆)を設けて同軸ケーブル2が構成されている。また、同軸ケーブル2の端部においては、端部側から順に、芯線3、内周側絶縁被覆4、およびシールド線5がそれぞれ露出するようになっている。
ディスクリート用ケーブル7は、図10に示すように、複数本の極細電線を寄り合わせて作られた芯線8の周囲に、絶縁材料からなる絶縁被覆9を設けて構成されている。また、ディスクリート用ケーブル7の端部においては、芯線8が露出するようになっている。
第1グランドバー10は、金属材料を用いて板状に形成され、半田付け等により同軸ケーブル2およびディスクリート用ケーブル7とそれぞれ接合されるようになっている。これにより、複数の同軸ケーブル2およびディスクリート用ケーブル7が第1グランドバー10に沿って同一平面上に並べられる。なお、本実施形態においては、中央側に同軸ケーブル2が8本、同軸ケーブル2の両脇にディスクリート用ケーブル7が4本ずつ並ぶことになる。またこのとき、同軸ケーブル2では、露出状態にあるシールド線5が第1グランドバー10に(半田付けにより)接合され、シールド線5が第1グランドバー10と電気的に接続されるようになっている。
第2グランドバー11は、金属材料を用いて第1グランドバー10と同様の板状に形成され、第1グランドバー10とともに各ケーブルを挟むようにして(第1グランドバー10と略平行な向きで)、半田付け等により同軸ケーブル2およびディスクリート用ケーブル7とそれぞれ接合されるようになっている。また、第1グランドバー10と同様に、露出状態にある同軸ケーブル2のシールド線5が第2グランドバー11に(半田付けにより)接合され、第2グランドバー11がシールド線5を介して第1グランドバー10と電気的に接続されるようになっている。
このようなケーブルアッセンブリ1の端部に取り付けられる同軸ケーブル用コネクタ20は、図1から図5に示すように、金属製の複数の(21本の)コンタクト21と、コンタクト21を保持する絶縁材料製の保持部材30と、保持部材30の上下の底面を覆うように設けられた第1および第2シェル部材40,60と、コンタクト2の一部と第1シェル部材40とを電気的に接続させるグランド部材50と、相手側コネクタ90との嵌合をロック保持するロック部65と、ロック部65によるロック保持を解除するための操作が行われる操作部67とを主体に構成される。
コンタクト21は、保持部材30と一体にインサートモールドされ、図6に示すように、保持部材30の先端側において、ケーブルアッセンブリ1における各ケーブル2,7の配列ピッチと同一のピッチで左右方向に並んで配設される。コンタクト21の基端側は、保持部材30の中央部近傍に形成された露出部31で露出しており、各ケーブル2,7の芯線3,8もしくはグランド部材50のグランド脚部54と半田付けにより接合される半田接合部22が形成されている。
露出部31の基端部では、コンタクト21の半田接合部22の間に複数のリブが立設され、このリブの間に、各ケーブル2,7の芯線3,8もしくはグランド部材50のグランド脚部54がそれぞれ受容される第1ガイド溝32aが形成される。露出部31の先端部でも同様に、コンタクト21の半田接合部22の間に複数のリブが立設され、このリブの間に、各ケーブル2,7の芯線3,8もしくはグランド部材50のグランド脚部54がそれぞれ受容される第2ガイド溝32bが形成される。
保持部材30は、図6に示すように絶縁材料を用いて一体成形され、相手側コネクタ90(図17〜図19を参照)と嵌合可能に構成される。保持部材30の中央部近傍には、前述の露出部31が形成され、さらに露出部31の基端側に繋がってケーブル収容部33が形成される。ケーブル収容部33は、ケーブルアッセンブリ1の第1および第2グランドバー10,11の形状に合わせて形成されたグランドバー収容部34を有して構成され、このグランドバー収容部34に第1および第2グランドバー10,11を収容させることにより、図8に示すように、ケーブルアッセンブリ1が位置決めされた状態でケーブル収容部33に収容されるようになっている。
また、露出部31の先端側に繋がって段差が形成されており、その段差部分には、グランド部材50のグランド先端部59が干渉するのを防止する凹部35が形成されている。露出部31の上方には、保持部材30の内側に向けて左右に第2シェル部材収容溝36が形成され、この第2シェル部材収容溝36にそれぞれ第2シェル部材60の左右の先端側縁部が収容されるようになっている。保持部材30の左右側部には、第2シェル部材60に繋がって形成されるロック部65および操作部67を受容するロック受容部37が形成され、ロック受容部37の先端側に位置する開口部38からロック部65の先端側がそれぞれ左右へ突出するようになっている。
第1シェル部材40は、図2に示すように、金属材料を用いて板状に形成され、保持部材30と一体にインサートモールドされて保持部材30の下側底面を覆うように取り付けられる。第1シェル部材40の中央部には、図9に示すように、3つの接続片41が形成されており、この接続片41に対しグランド部材50のグランド基部51およびケーブルアッセンブリ1の第1グランドバー10がそれぞれ半田付けにより接合され、第1シェル部材40がグランド部材50および第1グランドバー10と電気的に接続されるようになっている。なお、第1シェル部材40は、同軸ケーブル用コネクタ20が相手側コネクタ90と嵌合接続された状態で、相手側コネクタ90のシールド部材93と接触し接地されるようになっている。
グランド部材50は、図12に示すように、金属材料を用いてはしご状に形成され、グランド基部51と、5つのグランド脚部54と、グランド先端部59とを有して構成される。グランド基部51は板状に形成され、前述のように、第1シェル部材40の接続片41と半田付けにより接合されるようになっている。グランド基部51には、長手方向に沿って4つの穴部52が形成されており、半田のフィレット量(半田の流れ込む量)を増やして、半田付け性を向上させている。
5つのグランド脚部54は、グランド基部51の先端からそれぞれ互いに平行に延びる棒状に形成され、図7および図8に示すように、中央部近傍が保持部材30の第1および第2ガイド溝32a,32bに受容されて、半田付けにより、21本のうち5本のコンタクト21(半田接合部22)とそれぞれ電気的に接続されるようになっている。また、図12に示すように、グランド脚部54の中央部近傍には、それぞれ2箇所に切り欠き部が形成されており、半田のフィレット量(半田の流れ込む量)を増やして、半田付け性を向上させている。
また、グランド脚部54は、それぞれグランド脚部54の両端近傍で階段状に折り曲げられ、グランド脚部54の基端側に第1の折り曲げ部55が形成されるとともに、先端側に第2の折り曲げ部56が形成される。第1の折り曲げ部55はグランド基部51に繋がっており、第1の折り曲げ部55における段差、すなわち、グランド脚部54とグランド基部51との間の段差は、同軸ケーブル2の半径とほぼ同じになっている。これにより、コネクタ20が組み立てられた状態では、図5に示すように、グランド基部51がケーブルアッセンブリ1の第1グランドバー10と第1シェル部材40の接続片41との間に位置して、第1グランドバー10および接続片41とそれぞれ接合されるようになっている。
一方、第2の折り曲げ部56は、露出部31の先端側に繋がる段差部分の高さに合わせて折り曲げ形成され、グランド先端部59にそれぞれ繋がるようになっている。グランド先端部59は、グランド基部51と平行に延びる板状に形成され、5つあるグランド脚部54の先端側とそれぞれ繋がるようになっている。また、グランド先端部59は、保持部材30における凹部35の上方に位置しており、グランド部材50の取り付け具合に応じてグランド先端部59が自由に上下移動できるようになっている。
このように、グランド部材50が、グランド基部51と、グランド基部51からそれぞれ互いに平行に延びる棒状に形成された複数のグランド脚部54と、グランド脚部54の先端側とそれぞれ繋がるグランド先端部59とを有して構成され、さらには、グランド脚部54がそれぞれ両端近傍で階段状に折り曲げられることで、グランド脚部54の先端側に繋がるグランド先端部59によりグランド脚部54が変形し難くなるのに加え、グランド脚部54の曲げ効果により、グランド部材50の脚部(グランド脚部54)の強度を向上させることが可能になる。また、グランド部材50が、グランド基部51、グランド脚部54、およびグランド先端部59を有して構成されるため、グランド部材50の取り扱いが容易となることから、コネクタ20へのセット時にグランド脚部54が変形してしまうのを防止することが可能になる。
第2シェル部材60は、図13〜図16に示すように、金属材料を用いて板状に形成され、第2シェル部材60の左右の先端側縁部を保持部材30の基端側から第2シェル部材収容溝36に挿入することで、保持部材30の上側底面を覆うように取り付けられる。第2シェル部材60の中央部には、3つの当接片61が形成されており、図5に示すように、ケーブルアッセンブリ1の第2グランドバー11に弾性変形した状態で当接し、第2シェル部材60が第2グランドバー11、同軸ケーブル2のシールド線5、および第1グランドバー10を介して第1シェル部材40と電気的に接続されるようになっている。これにより、半田等を用いずに簡便な構成で、シールド線5等を介して第1シェル部材40と繋がる第2グランドバー11を第2シェル部材60と電気的に接続させることができ、組立工数を低減させることができることから、製造コストをより低減させることが可能になる。
第2シェル部材60の基端部には、階段状に曲げられた押さえ部62が形成され、図5に示すように、同軸ケーブル2の第2絶縁被覆6およびディスクリート用ケーブル7の絶縁被覆9に当接して、保持部材30との間で各ケーブル2,7を挟むように構成される。これにより、各ケーブル2,7の基端部近傍がコネクタ20に対してある程度固定保持されることから、各ケーブル2,7がコネクタ20に対して曲げられたときに生じる芯線3,8のコンタクト21からの剥離を防止することができる。
第2シェル部材60の左右側部63は、第2シェル部材60の左右で垂直(下方)に折り曲げられて形成され、そこから第2シェル部材60の基端側に延びて一体に繋がった折り返し部64でそれぞれ折り返される。さらに、折り返し部64から第2シェル部材60の先端側へ延びるとともに一体に繋がってコの字形の操作部67が形成され、操作部67から第2シェル部材60の先端側へ延びるとともに一体に繋がってロック部65が形成される。
このように、ロック部65および第2シェル部材60を一体化することにより、部品点数を減らして組立工数を低減させることができることから、製造コストを低減させることが可能になる。また、ロック部65および第2シェル部材60を一体化することにより、第1および第2シェル部材40,60を介してロック部65を接地させることが可能になることから、ノイズの発生を防止することが可能になる。
ところで、相手側コネクタ90は、図17および図20に示すように、金属製の複数の(21本の)相手側コンタクト91と、相手側コンタクト91を保持する絶縁材料製の相手側保持部材92と、相手側保持部材92を覆うように設けられたシールド部材93とを備えて構成される。相手側コンタクト91は、詳細な図示を省略するが、相手側保持部材92に対し圧入固定され、同軸ケーブル用コネクタ20におけるコンタクト21の配列ピッチと同一のピッチで左右方向に並んで配設される。相手側保持部材92は、同軸ケーブル用コネクタ20の保持部材30と嵌合可能に構成され、同軸ケーブル用コネクタ20の保持部材30が相手側保持部材92と嵌合するときに、同軸ケーブル用コネクタ20のコンタクト21が相手側コンタクト91と接触して電気的に接続されるようになっている。また、相手側コンタクト91の基端側は外部に露出しており、半田付け等により基板等と電気的に接続されるようになっている。
シールド部材93は、金属材料を用いて相手側保持部材92を覆う箱形に形成され、相手側コネクタ90が基板等に設置された状態で、接地されるようになっている。図21〜図23に示すように、シールド部材93の内側側部には、同軸ケーブル用コネクタ20のロック部65が係合可能なロック係合部95が形成される。なお、図22に示すように、同軸ケーブル用コネクタ20が相手側コネクタ90と嵌合接続される際に、同軸ケーブル用コネクタ20のロック部65が最初にシールド部材93のロック係合部95の先端部と接触するようになっている。これにより、同軸ケーブル用コネクタ20の金属部分を最初に相手側コネクタ90の金属部分と接触させることができることから、相手側コネクタ90と嵌合接続される際に静電気等(帯電している部材の電荷)を接地側へ逃がすことが可能になる。
以上のように構成される同軸ケーブル用コネクタ20を組み立てるには、まず、インサートモールドによりコンタクト21および第1シェル部材40が取り付けられた保持部材30に、グランド部材50を取り付ける。このとき、図7および図8に示すように、グランド部材50における5つのグランド脚部54の中央部近傍を、21本のうち5本のコンタクト21の基端側(半田接合部22)が露出する保持部材30の第1および第2ガイド溝32a,32bにそれぞれ受容させ、各グランド脚部54を半田付けにより当該5本のコンタクト21(半田接合部22)とそれぞれ電気的に接続させる。
次に、グランド部材50が取り付けられた保持部材30に、ケーブルアッセンブリ1を取り付ける。このとき、図8に示すように、第1および第2グランドバー10,11を保持部材30のグランドバー収容部34に収容させるとともに、各ケーブル2,7の芯線3,8を21本のうち16本の(グランド脚部54と接続されるコンタクト21を除いた)コンタクト21の基端側(半田接合部22)が露出する第1および第2ガイド溝32a,32bにそれぞれ受容させる。そして、各ケーブル2,7の芯線3,8を半田付けにより当該16本のコンタクト21(半田接合部22)とそれぞれ電気的に接続させる。
これにより、図8における左から1〜4番目、および18〜21番目のコンタクト21がディスクリート用ケーブル7と繋がり、図8における左から6〜7番目、9〜10番目、12〜13番目、および15〜16番目のコンタクト21が同軸ケーブル2と繋がることになる。また、図8における左から5番目、8番目、11番目、14番目、および17番目のコンタクト21がグランド部材50と繋がり、これらが接地用のコンタクトになる。
次に、グランド部材50およびケーブルアッセンブリ1が取り付けられた保持部材30に、第2シェル部材60を保持部材30の基端側から(図1を参照)取り付ける。このとき、保持部材30の第2シェル部材収容溝36に第2シェル部材60の左右の先端側縁部を挿入するとともに、保持部材30のロック受容部37に左右のロック部65および操作部67を挿入して、開口部38からロック部65の先端側をそれぞれ左右へ突出させる。このとき、第2シェル部材60の3つの当接片61が第2グランドバー11に弾性変形した状態で当接する。
そして、図9に示すように、第1シェル部材40の接続片41に対し、グランド部材50のグランド基部51およびケーブルアッセンブリ1の第1グランドバー10をそれぞれ半田付けにより接合させる。このようにして、同軸ケーブル用コネクタ20が組み立てられ、図17〜図19の順で示すようにして、同軸ケーブル用コネクタ20を相手側コネクタ90に嵌合接続させることが可能になる。なおこのとき、同軸ケーブル用コネクタ20の保持部材30が相手側保持部材92と嵌合するとともに、同軸ケーブル用コネクタ20のコンタクト21が相手側コンタクト91と接触し、さらに、図21〜図23の順で示すように、同軸ケーブル用コネクタ20のロック部65がシールド部材93のロック係合部95と係合して、相手側コネクタ90との嵌合がロック保持される。これに対し、左右の操作部67をそれぞれ内側に押圧する操作を行うことで、ロック部65がロック係合部95から外れてロック保持が解除され、同軸ケーブル用コネクタ20を相手側コネクタ90から取り外すことが可能になる。
なお、上述の実施形態において、コンタクト21の本数(ピン数)は、21本に限らず、任意の(複数の)本数にすることが可能である。
また、上述の実施形態において、図8における左から5番目、8番目、11番目、14番目、および17番目のコンタクト21がグランド部材50と繋がり、これらが接地用のコンタクトになるように構成されているが、これに限られるものではなく、グランド部材50等の構成に支障がなければ、別の組み合わせでも構わない。
さらに、上述の実施形態において、同軸ケーブル用コネクタ20にグランド部材50が用いられているが、これに限られるものではなく、本実施形態と同様の構成であれば、一般のケーブル用のコネクタに対しても、本実施形態によるグランド部材50を適用することが可能である。
同軸ケーブル用コネクタの平面図である。 同軸ケーブル用コネクタの底面図である。 同軸ケーブル用コネクタの側面図である。 同軸ケーブル用コネクタの背面図である。 同軸ケーブル用コネクタの側断面図である。 保持部材の斜視図である。 保持部材にグランド部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 保持部材にケーブルアッセンブリが取り付けられた状態を示す斜視図である。 第1シェル部材に形成される接続片の近傍を示す斜視図である。 ケーブルアッセンブリの斜視図である。 同軸ケーブルの構造を示す斜視図である。 グランド部材の斜視図である。 第2シェル部材の斜視図である。 第2シェル部材の平面図である。 第2シェル部材の正面図である。 図14中の矢印XVI−XVIに沿った断面図である。 (a)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタから離れた状態を示す平面図であり、(b)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタから離れた状態を示す側面図である。 (a)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続される途中の状態を示す平面図であり、(b)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続される途中の状態を示す側面図である。 (a)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続された状態を示す平面図であり、(b)は同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続された状態を示す側面図である。 同軸ケーブル用コネクタが嵌合接続された相手側コネクタの背面図である。 同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタから離れた状態を示す平面図(図20中の矢印XXI−XXIに沿った部分断面図)である。 同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続される途中の状態を示す平面図(図20中の矢印XXI−XXIに沿った部分断面図)である。 同軸ケーブル用コネクタが相手側コネクタと嵌合接続された状態を示す平面図(図20中の矢印XXI−XXIに沿った部分断面図)である。 従来のケーブルアッセンブリを示す斜視図である。
符号の説明
1 ケーブルアッセンブリ
2 同軸ケーブル
3 芯線
4 内周側絶縁被覆
5 シールド線
6 外周側絶縁被覆
10 第1グランドバー
11 第2グランドバー
20 同軸ケーブル用コネクタ
21 コンタクト
30 保持部材
40 第1シェル部材
50 グランド部材
51 グランド基部
54 グランド脚部
57 切り欠き部
59 グランド先端部
60 第2シェル部材
61 当接片
62 押さえ部
63 側部
64 折り返し部
65 ロック部
67 操作部
90 相手側コネクタ
91 相手側コンタクト
92 相手側保持部材
93 シールド部材

Claims (3)

  1. 絶縁材料製の保持部材と、前記保持部材に保持された複数のコンタクトと、前記保持部材の底部を覆うように設けられた金属製のシェル部材とを備え、前記複数のコンタクトにおける複数の一部が前記シェル部材と電気的に接続されるように構成されたケーブル用コネクタにおいて
    前記保持部材は、前記複数のコンタクトの基端側をそれぞれ露出させるように形成された複数の溝部を有し、前記複数のコンタクトのうち前記一部のコンタクトを除いた残りのコンタクトの基端側が露出する前記溝部に、ケーブルの芯線がそれぞれ受容されて前記残りのコンタクトと電気的に接続されるように構成されており、
    前記保持部材に対して金属製のグランド部材を装着することにより、前記グランド部材が前記一部のコンタクトおよび前記シェル部材のそれぞれに接触されて、前記グランド部材を介して前記一部のコンタクトと前記シェル部材とが電気的に接続されるように構成され、
    前記グランド部材は、略矩形平板状に形成されたグランド基部と、前記グランド基部の一側部からそれぞれ互いに平行に延びる棒状に形成された複数のグランド脚部と、略矩形平板状に形成されて一側部が前記複数のグランド脚部の先端側とそれぞれ繋がるグランド先端部とを有し、
    前記複数のグランド脚部がそれぞれ、基端側端部近傍および先端側端部近傍において前記グランド基部の表面に対して直交する方向に折り曲げられて階段状に構成され、
    前記グランド部材を前記保持部材に装着することにより、前記複数のグランド脚部の中央部近傍が前記一部のコンタクトの基端側が露出する前記溝部に受容されて前記一部のコンタクトと接触して電気的に接続されるとともに、前記グランド基部が前記シェル部材と前記ケーブルとの間に位置して前記シェル部材に接触することで前記シェル部材と電気的に接続されるように構成されることを特徴とするケーブル用コネクタ。
  2. 前記複数のグランド脚部の中央部近傍にそれぞれ切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル用コネクタ。
  3. 前記グランド脚部における基端側端部近傍の段差が、前記ケーブルの半径と略同一であることを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル用コネクタ。
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