JP3637859B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末に接続して用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のフラットケーブル用コネクタとして、次のようなものが知られている。これは、回路基板に取り付けられるハウジングを有し、このハウジング内には、フラットケーブルを構成する各シールド電線の芯線と個別に接続可能な端子金具が並んで装着されて回路基板上の導電路と接続されるとともに、ハウジングを覆うようにして各シールド電線のシールド層にわたって接続可能なシールドシェルが設けられ、このシールドシェルにおける端子金具の並列方向の両側の面に突設された接続部が回路基板上のアース回路と接続されている。
【0003】
そして係るコネクタにフラットケーブルの端末が接続されると、各シールド電線の芯線と回路基板上の対応する導電路にわたって個別の信号線が形成されるとともに、シールドシェルを介して各シールド電線から共通のアースが取られ、併せてシールドシェルにより放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られるようになっている。
なおこのようなコネクタは、例えば特開平10−255921号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来のコネクタでは、使用目的によってはノイズ除去のためのシールド能力が不足する場合があり、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような要望に基づいて完成されたものであって、その目的は、シールド能力をさらに高めるところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末を回路基板と接続することに用いるコネクタであって、前記各シールド電線の芯線と個別に接続されるケーブル側端子金具が並設されるとともに、前記各シールド電線のシールド層にわたって接続されたシールドシェルが覆設されたケーブル側ハウジングと、このケーブル側ハウジングと嵌合可能に前記回路基板上に設けられ、この回路基板上の導電路と接続されて前記ケーブル側端子金具と接続可能な基板側端子金具が並設された基板側ハウジングとを具備したものにおいて、前記シールドシェルには、複数本のグランド端子が突設されて前記ケーブル側端子金具の間の位置に配されるとともに、前記基板側ハウジングには、前記回路基板上のアース回路と接続されて前記グランド端子と接続可能な接続端子が装着されている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記グランド端子は、前記シールドシェルの端縁から一体的に形成された舌片を曲げ加工して形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基板側ハウジングにも、前記回路基板上のアース回路と接続されたシールドシェルが覆設されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
両ハウジングが嵌合されると、シールドシェルから突設されたグランド端子が基板側ハウジングに装着された接続端子を介して回路基板のアース回路に接続される。
複数本のグランド端子がケーブル側端子金具の間に配されてアース回路と接続されているから、シールド電線からシールドシェルに流れる電流が、信号電流と逆向きにシールドシェルの奥まで広範囲に流れるようになることで、広範囲にわたってノイズを打ち消すことができ、すなわちシールド能力が高められる。しかもグランド端子はケーブル側端子金具の間に配されているから、特にケーブル側ハウジングの厚さ方向に余分な配設スペースを要さず、小型化に寄与し得る。
【0008】
<請求項2の発明>
グランド端子を含めたシールドシェルの構造がシンプルにまとまり、かつ製造も容易となる。
<請求項3の発明>
フラットケーブルの端末部分でより広範囲にわたってノイズ除去能力を発揮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
この実施形態では、図1に示すように、フラットケーブル10の端末に取り付けられるケーブル側コネクタ20(以下、プラグという)と、回路基板90(図6等)に固定される基板側コネクタ70(以下、リセプタクルという)とを備えている。
なお、プラグ20とリセプタクル70とについては、それぞれの嵌合面側を前面として説明する。
【0010】
フラットケーブル10は、図2に示すように、複数本(図示6本)のシールド電線11が所定間隔を開けて並列して配され、図示しないフィルムで覆われて帯状に形成されており、各シールド電線11のシールド層14(図6)にわたって短絡体16が固定されている。各シールド電線11の端末では所定寸法にわたって内部被覆13が露出され、それぞれの途中位置でさらに皮剥きされて芯線12が露出されており、内部被覆13の先端同士が整列シート17で連結されることによって、芯線12同士も所定間隔を開けた並列状態に保持されている。
【0011】
プラグ20は、図2に示すように、ケーブル側ハウジング21と、これに装着される図示6本のケーブル側端子金具23と、上下のシールド板51,52とから構成されている。この上下のシールド板51,52によって、本発明のシールドシェルに相当する第1シールドシェル50が構成されている。
ケーブル側端子金具23は、圧接タイプの端子金具であって、図3に示すように、先端側から順次に、一段高く屈曲形成された接触部24と、側方に張り出した圧入部25と、圧接部26とが設けられている。圧接部26は詳細には、二股となって後方に延出されたのち後端が上方に屈曲され、この屈曲部27に上記したシールド電線11の芯線12を圧接する圧接溝28が設けられている。
【0012】
ケーブル側ハウジング21は、合成樹脂材によって平面方形状をなす厚板状に形成され、その左右両側縁の手前側の端部からは一対の嵌合腕30が突設されている。
ケーブル側ハウジング21の前半部分には、ケーブル側端子金具23の装着領域が設定されている。この端子装着領域31には、上記したケーブル側端子金具23を挿入可能な図示6本の端子挿入溝32が横幅方向に間隔を開けて形成されている。各端子挿入溝32の先端部は、ケーブル側端子金具23の接触部24の左右両側を覆う一対の保護片34から形成されている。各保護片34対の間には、後記するグランド端子67を収容するための図示5本の収容溝35が形成されている。
【0013】
保護片34の形成位置の直後には、全端子挿入溝32を横切るようにして前部突条37が形成され、この前部突条37の上面には、各端子挿入溝32に達する圧入孔38が形成されている。この圧入孔38は、前後方向の中央部に、ケーブル側端子金具23の圧入部25が上方から挿入可能な幅広部38Aが形成され、その後方に幅狭部38Bが形成された段付き形状となっている。
一方、端子装着領域31の後端には、同じく全端子挿入溝32を横切るようにして後部突条40が形成されており、その内部には、各ケーブル側端子金具23の圧接部26における屈曲部27をそれぞれ前方から挿入可能なくり抜き孔41が形成されている。各くり抜き孔41の天井面には、シールド電線11の芯線12を挿通可能な前後方向のスリット42が形成されている。
【0014】
従ってケーブル側端子金具23は、その圧入部25を圧入孔38の幅広部38Aに合わせて対応する端子挿入溝32に上方から挿入され、そののち後方に押し込まれると、圧入部25が幅狭部38Bとの段付部に食い込むことで固定される。このとき、ケーブル側端子金具23の接触部24は一対の保護片34の間に収まるとともに、圧接部26の屈曲部27がくり抜き孔41内に進入して、圧接溝28がスリット42の直下に整合するようになっている。
【0015】
一方、ケーブル側ハウジング21の後半部分には、上記の端子装着領域31の後端部分とラップするようにして、フラットケーブル10の端末の装着領域が設定されている。このケーブル装着領域44の後縁には、フラットケーブル10の各シールド電線11を仕切って配線する仕切柱45が立てられ、その所定間隔を開けた前方には、各シールド電線11のうちの内部被覆13が露出された部分を仕切って配線する位置決め溝46が形成されている。この位置決め溝46の形成部分と、仕切柱45の並設部分の間には、フラットケーブル10の短絡体16を収容可能な第1収容面47がほぼ全幅にわたって形成されているとともに、上記の後部突条40の各スリット42に、シールド電線11における芯線12が上方から挿通可能となっている。また、ケーブル装着領域44の前端部分となる前部突条37の後方位置には、第2収容面48がほぼ全幅にわたって設けられ、フラットケーブル10の整列シート17が先に装着されたケーブル側端子金具23群を横切って重なるようにして収容可能となっている。
【0016】
次に、第1シールドシェル50について説明する。下側のシールド板51は、図4に示すように、ケーブル側ハウジング21の底面から左右の側面を覆って装着可能な形状に形成されている。この下シールド板51は、基板51Aの後縁に形成されたフック53をケーブル側ハウジング21の後縁の仕切柱45の間に引っ掛け、側板54の先端上部に形成された押さえ板55によって嵌合腕30の上面を押さえることで、ケーブル側ハウジング21に装着されている。
【0017】
下シールド板51における基板51Aの後端寄りの位置には、フラットケーブル10の短絡体16の下面に接触する接触片56が斜めに切り起こし形成されているとともに、その左右両側には、短絡体16の両端部に係止する前後一対ずつの係止鈎57が、ケーブル側ハウジング21の上面に貫通するように設けられている。
一方、左右両側板54の上面には、それぞれ前後2箇所に係止溝58が形成されているとともに、両側板54の側面の先端寄りの位置には、後記するリセプタクル70に設けられた第2シールドシェル85との間をロックするためのロック突部59が、窓孔60を通して弾性的な進退可能に設けられている。
【0018】
上シールド板52は、図1に示すように、ケーブル側ハウジング21における後縁から前部突条37の形成位置までの上面を覆う形状に形成されている。この上シールド板52は、左右の側縁の前後2箇所に、上記した下シールド板51の係止溝58にそれぞれ挿入される係止爪62が形成されている。
上シールド板52の後端側には、フラットケーブル10の短絡体16の上面に接触する左右2枚の接触片63が同様に斜めに切り起こし形成されている。また、接触片63の前方には、各シールド電線11における芯線12の圧接部分を挟んだ前後両側をそれぞれ押圧する押圧部64,65が凹み形成されている。
【0019】
上シールド板52は、各係止爪62を対応する係止溝58に差し込むことで下シールド板51に一体的に組み付けられ、両シールド板51,52によって扁平な筒形をなす第1シールドシェル50が形成され、ケーブル側ハウジング21の上下及び左右の面を覆って装着されるようになっている。
そして、上シールド板52の前縁からは図示5本の舌片が突設され、それぞれの舌片は、根元部分が下方に屈曲されたのち前方に延出するように曲げ成形されることでグランド端子67が形成されている。このグランド端子67は、上記のように上シールド板52が下シールド板51に対して正規に組み付けられた場合に、ケーブル側ハウジング21における保護片34対の間の各収容溝35内に、ケーブル側端子金具23の接触部24と同一高さで収容されるようになっている。
【0020】
さらにリセプタクル70の構造を、図1,図6及び図8によって説明する、リセプタクル70は、基板側ハウジング71と、これに装着される図示6本の基板側端子金具73と、図示5本の接続端子74と、第2シールドシェル85とから構成されている。
基板側端子金具73と接続端子74とは同一形状に形成されており、先端側(図6,8の右側)に二股部75が形成されているとともに、後端部には回路基板90の導電路またはアース回路に接続される取付部76が形成されている。
【0021】
基板側ハウジング71は、上記したケーブル側ハウジング21よりも前後方向に短寸で、その一方でやや幅広の厚板状に形成されている。基板側ハウジング71の前面(図6,8の右側)には、その幅方向の両端部に、ケーブル側ハウジング21の嵌合腕30が嵌合可能な嵌合孔79が開口されているとともに、その間に、ケーブル側ハウジング21の前縁の保護片34の形成部分が嵌入可能な嵌入溝80が開口されている。
一方、基板側ハウジング71の後面には、スリット状をなして嵌入溝80に開口する図示11本の取付溝81が、一定のピッチで幅方向に並んで形成されている。
【0022】
各取付溝81のうち、一端から始まって1本置きが基板側端子金具73用の取付溝81であり、その間が接続端子74用の取付溝81となっている。
基板側端子金具73と接続端子74とは、それぞれ対応する取付溝81に後方から挿入され、圧入部77を取付溝81の底面に食い込ませることで抜け止め状態に取り付けられ、それぞれ二股部75が嵌入溝80内に突出し、取付部76は基板側ハウジング71の後縁から後方に突出するようになっている。
【0023】
リセプタクル70側の第2シールドシェル85は、略々前後両面に開口した扁平な箱形に形成され、基板側ハウジング71の上下及び左右の面を覆って装着されるようになっている。この第2シールドシェル85の上面の左右両端部には、上記したプラグ20側の下シールド板51の押さえ板55に接触する左右2枚の接触片86が斜めに切り起こし形成されているとともに、第2シールドシェル85の後縁と左右の側面からは、回路基板90にハンダ付けされて取り付けられる取付片87が突設されている。なお、この取付片87は回路基板90上のアース回路に接続されることでグランド部としても機能するようになっている。
また、第2シールドシェル85の左右の側面の前縁からは、ケーブル側ハウジング21の嵌合腕30の外側に沿うような連結片88が突設され、各連結片88に、ロック突部59を嵌合可能なロック孔89が開口されている。
【0024】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
プラグ20では、図2に示すように、ケーブル側ハウジング21の各端子挿入溝32にケーブル側端子金具23が挿入されるとともに、下シールド板51が装着される。続いて、フラットケーブル10の端末が、同図の矢線Aに示すように、ケーブル側ハウジング21のケーブル装着領域44に上方から装着される。これに伴い、各シールド電線11の芯線12が後部突条40の対応するスリット42を通過して、ケーブル側端子金具23の圧接溝28に圧入される(図6参照)。これにより、各シールド電線11とケーブル側端子金具23同士が接続される。また図5に示すように、フラットケーブル10の短絡体16が、係止鈎57によって抜け止め状態に取り付けられる。
【0025】
次に、上シールド板52が図2の矢線Bに示すように上方から被着され、図1に示すように下シールド板51に一体に組み付けられて第1シールドシェル50となってケーブル側ハウジング21を覆う。このとき、図6に示すように、各シールド電線11における芯線12の圧接部分の前後が押圧部64,65で押さえ付けられて、圧接状態に保持される。また、短絡体16が上下のシールド板51,52の接触片56,63で弾性的に挟持され、短絡体16すなわち各シールド電線11のシールド層14と、第1シールドシェル50とが電気的に接続される。
また、上シールド板52の前縁に設けられたグランド端子67が対応する収容溝35に収容され、各ケーブル側端子金具23の接触部24の間の位置ごとに並んで配される。
【0026】
一方リセプタクル70では、基板側ハウジング71の取付溝81に、基板側端子金具73と接続端子74とが交互に挿入されるとともに、基板側ハウジング71を覆って第2シールドシェル85が取り付けられる。このようなリセプタクル70が回路基板90の所定位置に配され、4枚の取付片87が回路基板90上に形成されたアース回路に対して、ハンダ付けによって固定かつ接続される。
それとともに、各基板側端子金具73の取付部76が、回路基板90上に形成された対応する導電路とハンダ付けにより固定かつ接続され、一方接続端子74の取付部76も、導電路の間に形成されたアース回路に対して、同じくハンダ付けによって固定かつ接続される。
【0027】
そして、図1の矢線Cに示すように、プラグ20がリセプタクル70に対して嵌合され、ケーブル側ハウジング21の保護片34の形成部分が、基板側ハウジング71の嵌入溝80に嵌入される。正規位置まで嵌合されると、プラグ20側のロック突部59が、リセプタクル70側の連結片88のロック孔89に弾性的に嵌合し、プラグ20とリセプタクル70とが嵌合状態にロックされる。
このとき、第1と第2のシールドシェル50,85は前後に繋がった状態となり、接触片86を介して互いに電気接続される。
【0028】
また各ケーブル側端子金具23の接触部24が、図7に示すように、対応する基板側端子金具73の二股部75を開きつつその間に嵌入され、対応する端子金具23,73同士が接続される。それとともに、図9に示すように、グランド端子67が対応する接続端子74の二股部75を開きつつその間に嵌入されて接続される。
これにより、フラットケーブル10を構成する各シールド電線11の芯線12から、ケーブル側端子金具23、基板側端子金具73を介して回路基板90上の対応する導電路にわたって個別の信号線が形成されるとともに、短絡体16からシールドシェル50,85を介して各シールド電線11から共通のアースが取られ、併せてシールドシェル50,85により放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られる。
【0029】
本実施形態では、特にプラグ20側の第1シールドシェル50を回路基板90のアース回路に接続するに当たり、その第1シールドシェル50の前縁のほぼ全幅にわたって複数本のグランド端子67を設けて、同じく基板側ハウジング71のほぼ全幅にわたって装着された接続端子74を介して回路基板90のアース回路に接続する構造を採用したから、シールド電線11から第1シールドシェル50に流れる電流が、信号電流と逆向きに第1シールドシェル50の奥まで広範囲に流れるようになることで、広範囲にわたってノイズを打ち消すことができ、すなわちシールド能力が高められる。しかも、グランド端子67は横並びに配された各ケーブル側端子金具23の間の位置に配されているから、特にケーブル側ハウジング21の厚さ方向に余分な配設スペースを要さず、小型化に寄与することができる。
なお本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプラグをリセプタクルに嵌合する前の斜視図
【図2】プラグの分解斜視図
【図3】ケーブル側端子金具の斜視図
【図4】下シールド板の斜視図
【図5】フラットケーブルの端末を装着した状態の斜視図
【図6】ケーブル側端子金具の装着位置における嵌合前の縦断面図
【図7】その嵌合後の縦断面図
【図8】グランド端子の装着位置における嵌合前の縦断面図
【図9】その嵌合後の縦断面図
【符号の説明】
10…フラットケーブル
11…シールド電線
12…芯線
14…シールド層
16…短絡体
20…プラグ
21…ケーブル側ハウジング
23…ケーブル側端子金具
24…接触部
34…保護片
35…収容溝
50…第1シールドシェル
52…上シールド板
67…グランド端子
70…リセプタクル
71…基板側ハウジング
73…基板側端子金具
74…接続端子
85…第2シールドシェル
87…取付片
90…回路基板

Claims (3)

  1. 複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末を回路基板と接続することに用いるコネクタであって、
    前記各シールド電線の芯線と個別に接続されるケーブル側端子金具が並設されるとともに、前記各シールド電線のシールド層にわたって接続されたシールドシェルが覆設されたケーブル側ハウジングと、
    このケーブル側ハウジングと嵌合可能に前記回路基板上に設けられ、この回路基板上の導電路と接続されて前記ケーブル側端子金具と接続可能な基板側端子金具が並設された基板側ハウジングとを具備したものにおいて、
    前記シールドシェルには、複数本のグランド端子が突設されて前記ケーブル側端子金具の間の位置に配されるとともに、
    前記基板側ハウジングには、前記回路基板上のアース回路と接続されて前記グランド端子と接続可能な接続端子が装着されていることを特徴とするフラットケーブル用コネクタ。
  2. 前記グランド端子は、前記シールドシェルの端縁から一体的に形成された舌片を曲げ加工して形成されていることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル用コネクタ。
  3. 前記基板側ハウジングにも、前記回路基板上のアース回路と接続されたシールドシェルが覆設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフラットケーブル用コネクタ。
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