JP2001057274A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JP2001057274A JP11233216A JP23321699A JP2001057274A JP 2001057274 A JP2001057274 A JP 2001057274A JP 11233216 A JP11233216 A JP 11233216A JP 23321699 A JP23321699 A JP 23321699A JP 2001057274 A JP2001057274 A JP 2001057274A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6581Shield structure
    • H01R13/6585Shielding material individually surrounding or interposed between mutually spaced contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6591Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members
    • H01R13/6592Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members the conductive member being a shielded cable

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド部材の製造が簡単で、且つ絶縁ハウ
ジングにコンパクトに且つ簡単に取り付けることができ
るようにする。 【解決手段】 複数の雌コンタクト20を左右に並んで整
列保持した絶縁ハウジング10にシールドカバー30を取り
付けてシールドコネクタが構成される。絶縁ハウジング
10の前面に複数の挿入開口11aを左右に並んで形成し、
挿入開口11aから挿入された雄コンタクトが雌コンタク
ト20と接続される。シールドカバー30は、導電材料製の
板材をU字状に折り曲げて形成し絶縁ハウジング10の上
下面および前面を覆って取り付け、この状態で、挿入開
口11aの前面に対向して複数の連通開口36をシールドカ
バー30に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ハウジング内
に複数のコンタクトを整列保持するとともにこの絶縁ハ
ウジングの外面を導電性シールド部材により覆って構成
されるシールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなシールドコネクタは従来から
用いられており、その一例を図12に示している。この
シールドコネクタ90は、複数の雌コンタクト(図示せ
ず)を整列保持した絶縁ハウジング91と、この絶縁ハ
ウジングの上下および左右面を覆って取り付けられた上
下シールド部材92a,92bと、各コンタクトに接続
されて外部に延びた複数の電気ケーブル95とを有して
構成される。絶縁ハウジング91の前面には、相手コネ
クタと係合されたときに相手コネクタの雄コンタクトを
挿入させて雌コンタクトと電気接続させるための複数の
コンタクト挿入開口91aが形成されている。上下シー
ルド部材92a,92bは絶縁ハウジング91の外面を
覆って取り付けられており、コンタクトを介して流れる
信号が外部にノイズとして発生することや、外部ノイズ
がコンタクトを流れる信号内に進入すること等を防止す
る役割を果たしている。このため、上下シールド部材は
通常、グランド接続(接地)される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のシー
ルドコネクタにおいて、上下シールド部材92a,92
bを絶縁ハウジングの上下および左右面を覆って取り付
けるために、上下シールド部材は絶縁ハウジングの外面
形状に合わせて複雑な形状に成形する必要があり、シー
ルド部材の形状が複雑化したり、絶縁ハウジングへの取
付構造が複雑化したりするという問題がある。例えば、
図12に示すコネクタの場合には、絶縁ハウジングの外
形形状に合わせてシールド部材を上下二分割して構成
し、絶縁ハウジングの外形形状に合わせた形状のシール
ド部材を形成しているが、シールド部材形状が複雑にな
るという問題、上下二分割されたシールド部材を絶縁ハ
ウジングに取り付けるための複雑な構成が必要となると
いう問題などがある。
【0004】また、シールド部材を金属板材から構成
し、絶縁ハウジングの周囲に巻き付けるようにして取り
付けるという構成も可能であるが、金属板材を曲げ加工
しながら絶縁ハウジング上に取り付ける作業が必要であ
り(すなわち、シールド部材を予め所定形状に加工して
おくことができず)、この取付作業に手間がかかって製
造コストが高くなるという問題がある。さらに、シール
ド部材は絶縁ハウジングの外面を覆って取り付けられる
ため、シールド部材の分だけコネクタ外形寸法が大きく
なるという問題もある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
シールド部材の製造が簡単で、且つ絶縁ハウジングにコ
ンパクトに且つ簡単に取り付けることができるような構
成のシールドコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、複数の雌コンタクトを左右に並
んで整列保持した絶縁ハウジングの外面にシールド部材
(例えば、実施形態におけるシールドカバー30)を取
り付けて構成されるシールドコネクタにおいて、絶縁ハ
ウジングの前面に相手コネクタの複数の雄コンタクトを
挿入させる複数のコンタクト挿入開口を左右に並んで形
成し、これらコンタクト挿入開口から挿入された雄コン
タクトがそれぞれ対応する雌コンタクトと接続されるよ
うに構成し、さらに、シールド部材を、導電材料製の板
材をU字状に折り曲げて形成し絶縁ハウジングの上下面
および前面を覆って取り付け、このシールド部材が絶縁
ハウジングに取り付けられた状態で、コンタクト挿入開
口の前面に対向して複数の連通開口をシールド部材に形
成している。
【0007】このような構成のシールドコネクタによれ
ば、シールド部材は導電材料製の板材をU字状に折り曲
げて形成されているため、その構造がシンプルで製造が
容易である。また、絶縁ハウジングの上下面および前面
を覆うのみで、左右側面側は絶縁ハウジングが露出する
形状となり、コネクタの左右側外形寸法がその分小さく
なってコネクタがコンパクトになる。さらに、シールド
部材は相手コネクタの雄コンタクトを挿入させるための
連通開口を有して絶縁ハウジングの前面側を覆う構成で
あるため、各コンタクト間のシールドを行って、コンタ
クト間のクロストークの発生を効果的に防止することが
できる。
【0008】また、もう一つの本発明においては、複数
の雄コンタクトを左右に並んで整列保持した絶縁ハウジ
ングの外面にシールド部材(例えば、実施形態における
シールドカバー65)を取り付けて構成されるシールド
コネクタにおいて、絶縁ハウジングの前面から複数の雄
コンタクトのコンタクト部が前方に突出し、相手コネク
タと嵌合されたときにこれら雄コンタクト部が相手コネ
クタの雌コンタクト内に突入して接続されるように構成
し、さらにシールド部材を、導電材料製の板材をU字状
に折り曲げて形成して絶縁ハウジングの上下面および前
面を覆って取り付け、このシールド部材が絶縁ハウジン
グに取り付けられた状態で、雄コンタクト部を絶縁ハウ
ジングの前面から前方に突出させるための複数の連通開
口をシールド部材に形成している。
【0009】このような構成のシールドコネクタにおい
ても、シールド部材は導電材料製の板材をU字状に折り
曲げて形成されているため、その構造がシンプルで製造
が容易であり、絶縁ハウジングの上下面および前面を覆
うのみで左右側面側は絶縁ハウジングが露出する形状で
あるため、コネクタの左右側外形寸法がその分小さくな
ってコネクタがコンパクトになる。さらに、シールド部
材は雄コンタクト部を前方に突出させるための連通開口
を有して絶縁ハウジングの前面側を覆う構成であるた
め、各コンタクト間のシールドを行って、コンタクト間
のクロストークの発生を効果的に防止することができ
る。
【0010】なお、このような構成のシールドコネクタ
において、導電材料製の板材をU字状に折り曲げて形成
された状態のシールド部材をU字状開口側を絶縁ハウジ
ングの前面に対向させ、前面側から後方に向かって絶縁
ハウジング上に押しつけて取り付けるように構成するの
が好ましい。このように構成すれば、U字状のシールド
部材を前面側から上下面を覆うようにして絶縁ハウジン
グ上に押し込むだけで、簡単にシールド部材を取り付け
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明に係るシール
ドコネクタの一例を図1および図2に示しており、この
コネクタは、絶縁材料製のハウジング10内に多数の雌
コンタクト20を幅方向(図1における上下方向)に整
列保持し、絶縁ハウジング10の外面を覆ってシールド
カバー30を取り付けて構成される。なお、以下におい
ては説明の便宜上、図1(B)における右方向を前方
(F)、左方向を後方(B)、上方向を左方(L)、下
方向を右方(R)と称し、図1(C)における右方向を
下方(D)、左方向を上方(U)と称する。
【0012】図1(B)においては、絶縁ハウジング1
0の内部形状を示すためシールドカバー30の幅方向片
側半分(左半分)をカットして示しているが、シールド
カバー30は絶縁ハウジングの全面を覆うように形成さ
れている。また、図1においては、同軸ケーブル50を
取り外した状態で示しているが、実際には後述するよう
に同軸ケーブルがアセンブリ状態で組み付けられて、シ
ールドコネクタが構成される。
【0013】絶縁ハウジング10は、図1(A)におけ
る矢印III−IIIに沿った断面図である図3に示すよう
に、幅方向に並んで多数のコンタクト挿入空間11が形
成されている。各コンタクト挿入空間11は、挿入開口
11aを有して前面側に開口しており、挿入開口11a
から雌コンタクト20がそれぞれ挿入されて保持され
る。図3および図10から良く分かるように、雌コンタ
クト20は金属板材を成形して、基部21と圧入部23
と弾性アーム部25とから略Y字状に形成されている。
この形状はいわゆるチューニングフォーク形状であり、
基部21と弾性アーム部25とが左右フォーク部に該当
し、圧入部23が把持部に該当する。
【0014】上記のように雌コンタクト20がそれぞれ
挿入開口11aからコンタクト挿入空間11内に挿入さ
れた状態で、圧入部23および基部21が絶縁ハウジン
グ10内に圧入されて固定保持され、弾性アーム部25
がコンタクト挿入空間11内でフリーな状態となる。こ
のため、弾性アーム部25はコンタクト挿入空間11内
において、図10に矢印A1で示すように弾性変形可能
である。なお、図3から分かるように、雌コンタクト2
0は平面部分が幅方向に延びるようにして同一面上に並
んで整列配置され、上下方向が板厚方向となるように配
置される。
【0015】一方、絶縁ハウジング10においてコンタ
クト挿入空間11の後部側は上面側に開放しており、こ
の開放部の上部に幅方向に延びる一本の前中央溝16が
形成されている(図4および図5参照)。また、この開
放部の後側における雌コンタクト20の基部21と前後
に一致する位置に、多数の前ケーブル支持溝12が幅方
向に並ぶとともに上方に開放して形成されている。これ
ら前ケーブル支持溝12の後側に幅方向に延びる一本の
後中央溝13が上方に開放して形成されている。さら
に、後中央溝13の後側における前ケーブル支持溝12
と前後に一致する位置に、多数の後ケーブル支持溝14
が幅方向に並ぶとともに上方に開放して形成されてい
る。絶縁ハウジング10の後部側における左右端部には
それぞれ、カバー係止溝15が形成され、絶縁ハウジン
グ10の後部下部には、前後に貫通する貫通孔18が複
数形成されている。
【0016】この絶縁ハウジング10の外面に取り付け
られるシールドカバー30を図6に示している。シール
ドカバー30は図6(C)に示すように、金属板材を断
面U字状に折り曲げて形成され、上カバー面31と下カ
バー面32と折り曲げ部33とを有する。折り曲げ部3
3には幅方向に並んで多数の連通開口36が形成されて
いる。上カバー面31の左右端部は側方に延びて係止ア
ーム部34が設けられている。上カバー面31には、四
カ所に接触舌片35が切り欠き形成されており、接触舌
片35は斜め下方に折り曲げられて下面側に斜めに突出
している。また、上カバー面31の後端部は断面U字状
に内側に折り返されて折り返し部31aが形成されてお
り、上カバー面31の剛性を高くしている。
【0017】このように絶縁ハウジング10に保持され
た雌コンタクト20に接続されるシールドコネクタを構
成する同軸ケーブルアセンブリCを図7に示している。
図示のように、多数の同軸ケーブル50を、同一平面上
に整列した状態で、上下一対の挟持板55により挟持し
て同軸ケーブルアセンブリCが構成される。
【0018】各同軸ケーブル50は、中心に位置する心
線ワイヤ51と、この外周を覆う内側絶縁被覆層52
と、この外周を覆う導電性シールド層53と、最外周に
位置する外側絶縁被覆層54とから構成される(図8
(B)参照)。ケーブルアセンブリCは、同軸ケーブル
50の各層を順次剥いで平面上に並べ、導電性シールド
層53が露出する部分を導電材料製の挟持板55により
上下から挟持するとともに半田56により接合して作ら
れる。なお、この状態で並んで先端に位置する心線ワイ
ヤ51は表面が半田コーティング処理されている。さら
に、心線ワイヤ51の先端部がラミネートフィルム59
により挟まれて保持され、その変形、ピッチの狂いを防
止する。但し、この先端部は、コネクタに半田付け接合
されて取り付けられるときには鎖線Z−Zにおいて切断
されて取り除かれる。また、内側絶縁層52が露出した
部分が図8(A)に示すように折り曲げ成形され、U字
もしくはV字状のたるみ部52aが設けられる。
【0019】以上のような構成部品から構成されるシー
ルドコネクタの組立について、図4および図5を参照し
て、以下に説明する。まず、前述したように、多数の雌
コンタクト20を絶縁ハウジング10の前面の挿入開口
11aからコンタクト挿入空間11内に挿入して整列保
持させる。この状態では、圧入部23および基部21が
絶縁ハウジング10に圧入されて固定保持され、弾性ア
ーム部25が図10の矢印Aで示すように、コンタクト
挿入空間11内で弾性変形可能である。
【0020】この状態で、図9に示すようにケーブルア
センブリCを図示のように上方から載置する。このと
き、各同軸ケーブル50における心線ワイヤ51は図1
0に示すように雌コンタクト20の基部21の上に載置
され、内側絶縁被覆層52は前ケーブル支持溝12内に
入り込み、挟持板55は後中央溝13内に入り込み、導
電性シールド層53および外側絶縁被覆層54は後ケー
ブル支持溝14内に入り込む。次いで、パルスヒータの
ヒーターチップ5を前中央溝16内に入り込ませ、各基
部21の上に載置された多数の心線ワイヤ51に押しつ
けてこれらを一括して加熱する。心線ワイヤ51は半田
コーティングされており、ヒーターチップ5により加熱
されて半田が溶融し、全心線ワイヤ51がそれぞれ対応
する雌コンタクト20の基部に半田付け接合される。
【0021】次に、シールドカバー30を、U字開口側
を絶縁ハウジング10の前面に対向させるようにして、
前側から絶縁ハウジング10の上に取り付ける。ここで
シールドカバー30の下カバー面32の後端に複数の後
方に突出する突起32aが形成されており、上記のよう
にシールドカバー30を取り付けるときに、これら突起
32aが絶縁ハウジング10の貫通孔18内に入り込ん
で係止される(図5参照)。また、シールドカバー30
の前部に形成された連通開口36はそれぞれ、前面側の
挿入開口11aと対向し、挿入開口11aは連通開口3
6を通って前面側に開放される。
【0022】このようにしてシールドカバー30を絶縁
ハウジング10に取り付けると、上カバー面31および
下カバー面32が絶縁ハウジング10の上下外面を覆う
とともに、折り曲げ部33が絶縁ハウジング10の前面
を覆う。このとき、シールドカバー30の左右両端の係
止アーム部34は絶縁ハウジング10のカバー係止溝1
5の上方に位置し、係止アーム部34は下方に折り曲げ
られて、カバー係止溝15を覆うようにして絶縁ハウジ
ング10に係止される。この結果、シールドカバー30
が絶縁ハウジング10にしっかりと固定される。また、
このようにシールドカバー30が取り付けられた状態
で、上カバー面31に形成された接触舌片35は挟持板
55と当接し、同軸ケーブル50の導電性シールド層5
3はシールドカバー30と電気接続される。
【0023】以上のようにして作られたシールドコネク
タは、相手コネクタと嵌合されるときに、シールドカバ
ー30が相手コネクタのグランド接続されたシールド部
材と当接接触し、グランド接続される。これにより、シ
ールドカバー30によるシールド作用がなされ、外部ノ
イズの侵入および外部へのノイズの発散をシールドカバ
ーにより防止される。
【0024】このように相手コネクタと接続するときに
は、相手コネクタの雄コンタクト80が、図4および図
10に於いて矢印A2で示すように、挿入開口11aか
らコンタクト挿入空間11内に突入し、弾性アーム25
を矢印A1で示すように弾性変形させて押し広げて弾性
アーム25と基部21との間に入り込む。この結果、雄
コンタクト80は弾性アーム25と基部21とに挟持さ
れて雌コンタクト20と電気接続される。このように電
気接続された状態において、雄コンタクト80はシール
ドカバー30の折り曲げ部33に形成された連通開口3
6内に突入した状態であるため、折り曲げ部33により
隣接するコンタクト80間での信号のクロストークが効
果的に防止される。
【0025】以上においては、雌コンタクト20を用い
てなるシールドコネクタを説明したが、雄コンタクトを
用いてシールドコネクタを構成することもできる。この
例を図11に示しており、このシールドコネクタは、絶
縁ハウジング61内に雄コンタクトを幅方向に整列保持
して構成され、雄コンタクトのコンタクト部62が絶縁
ハウジング61の前面から前方に突出している。絶縁ハ
ウジング61にはシールドカバー65が取り付けられて
おり、絶縁ハウジング61内において雄コンタクトと半
田付け接合された同軸ケーブル50が後方に延びてい
る。
【0026】シールドカバー65は金属板材をU字状に
折り曲げ成形して、上カバー面66、下カバー面67お
よび折り曲げ部68を有して構成される。上カバー面6
6の左右端部の係止アーム部66aはカバー係止溝61
aの上に折り曲げられてシールドカバー65が固定され
ている。シールドカバー65の折り曲げ部68には多数
の連通開口69が形成されており、シールドカバー65
が取り付けられた状態で、コンタクト部62は連通開口
69を通って前方に突出する。
【0027】このような構成のシールドコネクタの場合
も、前述の雌コンタクトを用いたシールドコネクタと同
様に、相手コネクタと嵌合されるときに、シールドカバ
ー65が相手コネクタのグランド接続されたシールド部
材と当接接触し、グランド接続され、シールドカバー6
5によるシールド作用がなされる。このように相手コネ
クタと接続するときには、コンタクト部62が相手コネ
クタ内に突入して雌コンタクトと係合する。このように
電気接続された状態において、コンタクト部62は連通
開口69内に突入した状態であるため、折り曲げ部68
により隣接するコンタクト部62間での信号のクロスト
ークが効果的に防止される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シールド部材は導電材料製の板材をU字状に折り曲げて
形成されているため、その構造がシンプルで製造が容易
であり、シールド部材は絶縁ハウジングの上下面および
前面を覆うのみで、左右側面側は絶縁ハウジングが露出
する形状となり、コネクタの左右側外形寸法がその分小
さくなってコネクタがコンパクトにすることができる。
さらに、シールド部材は相手コネクタの雄コンタクトを
挿入させるための連通開口を有して絶縁ハウジングの前
面側を覆う構成であるため、連通開口が形成された部分
により各コンタクト間のシールドを行って、コンタクト
間のクロストークの発生を効果的に防止することができ
る。
【0029】なお、本発明のシールドコネクタにおい
て、導電材料製の板材をU字状に折り曲げて形成された
状態のシールド部材をU字状開口側を絶縁ハウジングの
前面に対向させ、前面側から後方に向かって絶縁ハウジ
ング上に押しつけて取り付けるように構成するのが好ま
しい。このように構成すれば、U字状のシールド部材を
前面側から上下面を覆うようにして絶縁ハウジング上に
押し込むだけで、簡単にシールド部材を取り付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールドコネクタを示す平面図、
正面図および背面図である。
【図2】本発明に係るシールドコネクタを示す側面図で
ある。
【図3】上記シールドコネクタを図1の矢印III−IIIに
沿って示す断面図である。
【図4】上記シールドコネクタを図1の矢印IV−IVに沿
って示す断面図である。
【図5】上記シールドコネクタを図1の矢印V−Vに沿っ
て示す断面図である。
【図6】上記シールドコネクタを構成するシールドカバ
ーの平面図、正面図および側面図である。
【図7】上記シールドコネクタを構成するケーブルアセ
ンブリを示す平面図、正面図および側面図である。
【図8】上記ケーブルアセンブリの側面図および同軸ケ
ーブルの断面図である。
【図9】上記ケーブルアセンブリを組み付ける工程を示
す説明図である。
【図10】上記シールドコネクタを構成する雌コンタク
トとこの雌コンタクトに係合される雄コンタクトとを示
す平面図である。
【図11】本発明の異なる実施形態に係るシールドコネ
クタを示す斜視図である。
【図12】従来のシールドコネクタを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 絶縁ハウジング 11 コンタクト挿入空間 20 雌コンタクト 21 基部 23 圧入部 25 弾性アーム部 30 シールドカバー 36 連通開口 50 同軸ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ハウジング内に複数の雌コンタクト
    を左右に並んで整列保持し、前記絶縁ハウジングの外面
    にシールド部材を取り付けて構成されるシールドコネク
    タにおいて、 前記絶縁ハウジングの前面に相手コネクタの複数の雄コ
    ンタクトを挿入させる複数のコンタクト挿入開口が左右
    に並んで形成され、前記コンタクト挿入開口から挿入さ
    れた前記雄コンタクトがそれぞれ対応する前記雌コンタ
    クトと接続されるように構成され、 前記シールド部材は、導電材料製の板材をU字状に折り
    曲げて形成されて前記絶縁ハウジングの上下面および前
    面を覆って取り付けられ、 前記シールド部材が前記絶縁ハウジングに取り付けられ
    た状態で、前記コンタクト挿入開口の前面に対向して複
    数の連通開口が前記シールド部材に形成されていること
    を特徴とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 絶縁ハウジングにより複数の雄コンタク
    トを左右に並んで整列保持し、前記絶縁ハウジングの外
    面にシールド部材を取り付けて構成されるシールドコネ
    クタにおいて、 前記絶縁ハウジングの前面から前記複数の雄コンタクト
    のコンタクト部が前方に突出しており、相手コネクタと
    嵌合されたときに前記雄コンタクト部が前記相手コネク
    タの雌コンタクト内に突入して接続されるように構成さ
    れ、 前記シールド部材は、導電材料製の板材をU字状に折り
    曲げて形成されて前記絶縁ハウジングの上下面および前
    面を覆って取り付けられ、 前記シールド部材が前記絶縁ハウジングに取り付けられ
    た状態で、前記雄コンタクト部を前記絶縁ハウジングの
    前面から前方に突出させるための複数の連通開口が前記
    シールド部材に形成されていることを特徴とするシール
    ドコネクタ。
  3. 【請求項3】 導電材料製の板材をU字状に折り曲げて
    形成された状態の前記シールド部材が、U字状開口側を
    前記絶縁ハウジングの前面に対向させて前面側から後方
    に向かって前記絶縁ハウジング上に取り付けられること
    を特徴とする請求項1もしくは2に記載のシールドコネ
    クタ。
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