JP4326350B2 - 屋内配線用接続器 - Google Patents

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Description

本発明は、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスに係る屋内配線用接続器に関する。
近年、玄関や居間や寝室などの各部屋別にユニット化した部屋ユニットを住宅メーカーの工場で製造し、それらを施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けることにより、一つの家屋が出来上がるようなプレハブ住宅工法が知られている。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の屋内配線作業の簡素化を達成するためにジョイントボックスが用いられている。
従来のジョイントボックスとしては、その内部に絶縁性の熱硬化樹脂(エポキシ樹脂等)を充填・モールドして、分岐接続した屋内配線ユニットケーブルの結線部を固定及び保護することができるように形成されている(例えば特許文献1参照)。
尚、屋内配線ユニットケーブルの結線部は、ケーブルのシース及び絶縁体を任意の長さで皮むきした後、導体を圧着スリーブ等にて結線接続するようにして形成されている。圧着スリーブにて結線された部分は、絶縁キャップやビニールテープや絶縁チューブ等にて絶縁されている。
登録実用新案第3005912号公報 (第2頁、第1図)
ところで、上記従来のジョイントボックスにあっては、屋内配線ユニットケーブルのシースや絶縁体の皮むき作業及び結線作業を例えば施工現場で行わなければならず、これにより施工現場での作業時間が掛かってしまうという問題点を有している。また、皮むき作業及び結線作業は、個人差のでる作業であるため、不具合の発生が懸念されている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、作業時間の短縮化を図るとともに個人差のでない作業にすることが可能な屋内配線用接続器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の屋内配線用接続器は、回路部と、本体ユニットと、コネクタとからなり
前記回路部は,
絶縁性を有する基板と、導体とその導体を被覆する絶縁体とを備えて構成される一又は複数の絶縁電線とを備えてなり、
前記基板は、平面視矩形状の板部材で形成され、上面が平坦に形成され、側面には四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成される複数の嵌合部が設けられており、下面には、前記絶縁電線を所望の経路に配索するための複数の縦溝と横溝とで格子状の溝になるように構成される電線配索溝と、前記電線配索溝を挟むように対をなして該電線配索溝の溝方向に沿って配置形成される圧接端子を挿入する複数の圧接端子挿入溝とを形成してなり,
前記本体ユニットは,
前記回路部と前記コネクタとの間に位置し、前記回路部に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する基部と、複数の圧接端子とを備えてなり、
前記基部は、上面と四つの側面とを有して下面が解放される略箱状の部材に形成され、上面平坦に形成され前記回路部の嵌合部の位置に合わせ該嵌合部に係止される略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が形成され、圧接端子が複数取り付けられてなり、二側面に略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記下面の解放された部分には、複数の隔壁が設けられており、該複数の隔壁によって前記コネクタを案内し前記圧接端子の他端の接続部が突出する複数のコネクタ受け部を形成してなり,
前記圧接端子は、一端に前記回路部の圧接端子挿入溝に差し込まれ、前記絶縁電線に対して圧接される一対の圧接刃が形成され、他端にコネクタとの接続部が形成されて、タブ状に形成され、前記一端が前記基部の上面から突出するとともに、前記他端が前記基部の解放された部分に突出するように固定され、前記回路部の圧接端子挿入溝の位置に合わせて前記基部に着脱自在に取り付けられてなり,
前記コネクタは,
複数の屋内配線ユニットケーブルの各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
前記ハウジングは、前記本体ユニットのコネクタ受け部内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成され、前面に圧接端子の接続部が差し込まれる開口部が複数形成され、側面に、前記本体ユニットの嵌合突起に係止される可撓性を有する嵌合部が対になって形成され、前記本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成されてなる,
ことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、回路部に結線用の回路が絶縁電線及び電線配索溝によって形成される。また、屋内配線ユニットケーブルの端末にコネクタが取り付けられる。本体ユニットは、回路部とコネクタとの間に配置され、これらの電気的な中継を行うように機能する。配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを製造する場合、例えば住宅メーカーの工場内で回路部と本体ユニットとを嵌合させると、回路部の結線用の回路に本体ユニットの圧接端子が圧接される。そして、その回路部と本体ユニットとを嵌合させたものを例えば施工現場において、予め工場内で屋内配線ユニットケーブルに取り付けたコネクタと嵌合させると、回路部の結線用の回路に圧接された圧接端子にコネクタが接続され、全体の電気的な接続が完了する。
屋内配線用接続器は、回路部と本体ユニットとコネクタとの嵌合により行われ、そして、接続がなされることから、作業時間の短縮化を図るとともに個人差のでない作業にすることが可能になる。尚、本発明に係る屋内配線用接続器によれば、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産能力及び取り扱い性が向上し、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの完成後に誤配線が発見されても結線の修復が可能になるという利点もある。
また、本発明に係る屋内配線用接続器は、本体ユニットに、コネクタが嵌合時に差し込まれるコネクタ受け部を形成してあるため、本体ユニットとコネクタとの嵌合の際に、コネクタが本体ユニットのコネクタ受け部に差し込まれる。コネクタはコネクタ受け部に案内され、そして、その案内がなされたまま電気的な接続がなされる。コネクタは、コネクタ受け部によって本体ユニットとの嵌合がスムーズになる。
請求項記載の本発明の屋内配線用接続器は、請求項1に記載の屋内配線用接続器において、嵌合状態にある前記回路部と前記本体ユニットと前記コネクタの全体を覆う保護カバーを更に備えたことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーを更に備えていることから、その保護カバーによって嵌合状態にある回路部と本体ユニットとコネクタの全体が覆われる。保護カバーによって、接続部分が例えば外力や埃等から保護される。
請求項3記載の本発明の屋内配線用接続器は、ユニット蓋部材と、本体ユニットと、コネクタとからなり
前記ユニット蓋部材は,
絶縁性を有し平面視矩形状に形成されるユニット蓋部材用基部と、該ユニット蓋部材用基部に連成されるバスバー保持部とを有してなり、
前記ユニット蓋部材用基部は、板状の部材で形成され、上面は平坦に形成され、下面にバスバー保持部が一体となるように連成され、側面に、四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成され本体ユニットの嵌合突起を係止することが可能な形状に形成されている複数の嵌合部が形成されており、
前記バスバー保持部は、前記ユニット蓋部材用基部よりも一回り小さい平面視矩形状に形成されており、前記本体ユニットに差し込まれてバスバー群に当接して該スバー群を保持することができるような形状に形成されており、
前記本体ユニットは,
前記ユニット蓋部材と前記コネクタとの間に位置し、前記ユニット蓋部材に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する本体ユニット用基部と、該本体ユニット用基部に取り付けられる結線用のバスバー群とを備えてなり、
前記本体ユニット用基部は、
下面と四つの側面とを有し、上面が解放される略箱状の部材に形成され、下面は平坦に形成されており、スリット状の貫通孔がタブの形状に合わせて、コネクタの嵌合位置に合わせて複数形成されてなり、二側面上端には、前記ユニット蓋部材の嵌合部に係止され、略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が複数形成されており、二側面下端には、略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記上面の解放された部分には、前記ユニット蓋部材のバスバー保持部が差し込まれるようになっており、該バスバー保持部が差し込まれた後には、前記嵌合突起が前記嵌合部に係止され、前記ユニット蓋部材が嵌合するようになっており、前記コネクタが嵌合すると、該コネクタの嵌合部が前記嵌合突起に係止されるように形成してなり,
前記結線用のバスバー群は、
導電性を有する金属板を打ち抜いて製造されタブが起立連成され貫通孔に差し込まれ、外方に突出する複数のバスバーによって構成してなり,
前記基部の下面に取り付けたときに、前記タブが前記貫通孔に差し込まれ、該タブが外方に突出するように構成され、該外方に突出したタブは、前記コネクタとの電気的な接続がなされるようになっており,
前記コネクタは、
複数の屋内配線ユニットケーブルの皮むきし露出した絶縁電線の各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
前記ハウジングは、略直方体形状に形成され本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成され、前面には、前記バスバー群のタブが差し込まれる開口部が複数形成されてなり,
前記雌型端子は、
導電性を有する金属板により製造されており、電気接触部と電線接続部とを有し、前記電気接触部には、バスバー群のタブが接続されるように、前記電線接続部には、前記絶縁電線の導体が加締めにより接続されるように構成してなる,
ことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、本体ユニットに結線用のバスバーが配索される。また、屋内配線ユニットケーブルの端末にコネクタが取り付けられる。配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを製造する場合、例えば住宅メーカーの工場内で予め本体ユニットを形成するとともに、屋内配線ユニットケーブルにコネクタを取り付け、その後これらを例えば施工現場において嵌合させると、本体ユニットのバスバーに形成されたタブにコネクタが接続され、全体の電気的な接続が完了する。
屋内配線用接続器は、本体ユニットとコネクタとの嵌合により行われ、そして、接続がなされることから、作業時間の短縮化を図るとともに個人差のでない作業にすることが可能になる。尚、本発明に係る屋内配線用接続器によれば、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産能力及び取り扱い性が向上し、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの完成後に誤配線が発見されても結線の修復が可能になるという利点もある。
また、本発明に係る屋内配線用接続器は、バスバー保持部材を更に備えていることから、そのバスバー保持部材によって本体ユニットに配索されたバスバーが保持される。これにより、コネクタを本体ユニットに嵌合させる際、バスバーとコネクタとの接続状態が安定する。
請求項記載の本発明の屋内配線用接続器は、請求項3に記載の屋内配線用接続器において、嵌合状態にある前記本体ユニットと前記コネクタの全体、又は前記本体ユニットと前記コネクタと前記バスバー保持部材の全体を覆う保護カバーを更に備えたことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーを更に備えていることから、その保護カバーによって嵌合状態にある本体ユニットとコネクタの全体、又は本体ユニットとコネクタとバスバー保持部材の全体が覆われる。保護カバーによって、接続部分が例えば外力や埃等から保護される。
請求項5記載の本発明の屋内配線用接続器は、回路部と、本体ユニットと、コネクタと、保護カバーとからなり
前記回路部は,
絶縁性を有する基板と、導体とその導体を被覆する絶縁体とを備えて構成される一又は複数の絶縁電線とを備えてなり、
前記基板は、平面視矩形状の板部材で形成され、上面が平坦に形成され、側面には四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成される複数の嵌合部が設けられており、下面には、前記絶縁電線を所望の経路に配索するための複数の縦溝と横溝とで格子状の溝になるように構成される電線配索溝と、前記電線配索溝を挟むように対をなして該電線配索溝の溝方向に沿って配置形成される圧接端子を挿入する複数の圧接端子挿入溝とを形成してなり,
前記本体ユニットは,
前記回路部と前記コネクタとの間に位置し、前記回路部に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する基部と、複数の圧接端子とを備えてなり、
前記基部は、上面と四つの側面とを有して下面が解放される略箱状の部材に形成され、上面平坦に形成され前記回路部の嵌合部の位置に合わせ該嵌合部に係止される略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が形成され、圧接端子が複数取り付けられてなり、二側面に略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記下面の解放された部分には、複数の隔壁が設けられており、該複数の隔壁によって前記コネクタを案内し前記圧接端子の他端の接続部が突出する複数のコネクタ受け部を形成してなり,
前記圧接端子は、一端に前記回路部の圧接端子挿入溝に差し込まれ、前記絶縁電線に対して圧接される一対の圧接刃が形成され、他端にコネクタとの接続部が形成されて、タブ状に形成され、前記一端が前記基部の上面から突出するとともに、前記他端が前記基部の解放された部分に突出するように固定され、前記回路部の圧接端子挿入溝の位置に合わせて前記基部に着脱自在に取り付けられてなり,
前記コネクタは,
複数の屋内配線ユニットケーブルの各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
前記ハウジングは、前記本体ユニットのコネクタ受け部内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成され、前面に圧接端子の接続部が差し込まれる開口部が複数形成され、側面に、前記本体ユニットの嵌合突起に係止される可撓性を有する嵌合部が対になって形成され、前記本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成されてなり,
前記保護カバーは,
箱状の部材であって、前面が開放され、ヒンジを介して蓋部が開閉自在に取り付けられており、前記複数の屋内配線ユニットケーブルを引き出すために下面が開放されており、上面に取り付け孔を有する吊りボルトに固定するための固定部が連成されており、一側面に蓋部を係止するための嵌合部が形成されているカバー本体と、前記カバー本体の前面が開放口一端に設けられ、蓋部を開閉自在に支持するヒンジと、前記ヒンジに取り付けられ、前記カバー本体の前記嵌合部に係止され、可撓性を有するアーム状の部分と略爪状の部分とで構成する嵌合突起が形成される蓋部と,を備え、嵌合状態にある前記回路部と前記本体ユニットと前記複数のコネクタの全体を覆うように形成してなる,
ことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、本体ユニットに結線部品が装着される。また、屋内配線ユニットケーブルの端末にコネクタが取り付けられる。配線ユニットケーブル用ジョイントボックスを製造する場合、例えば住宅メーカーの工場内で予め本体ユニットを形成するとともに、屋内配線ユニットケーブルにコネクタを取り付け、その後これらを例えば施工現場において嵌合させると、本体ユニットの結線部品に設けられた雄端子にコネクタが接続され、全体の電気的な接続が完了する。
屋内配線用接続器は、本体ユニットとコネクタとの嵌合により行われ、そして、接続がなされることから、作業時間の短縮化を図るとともに個人差のでない作業にすることが可能になる。尚、本発明に係る屋内配線用接続器によれば、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの生産能力及び取り扱い性が向上し、配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの完成後に誤配線が発見されても結線の修復が可能になるという利点もある。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーを更に備えていることから、その保護カバーによって嵌合状態にある本体ユニットとコネクタの全体、又は本体ユニットとコネクタとユニット蓋部材の全体が覆われる。保護カバーによって、接続部分が例えば外力や埃等から保護される。
請求項記載の本発明の屋内配線用接続器は、請求項5に記載の屋内配線用接続器において、前記保護カバーに、前記本体ユニット又は前記コネクタのいずれかを押さえて前記嵌合状態にある前記全体の脱落を阻止する押さえ部を形成したことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーに押さえ部が形成されていることから、その押さえ部によって本体ユニット又はコネクタが押さえられる。嵌合状態にある回路部と本体ユニットとコネクタの全体、又は、本体ユニットとコネクタの全体、或いは、本体ユニットとコネクタとバスバー保持部材の全体は、保護カバーからの脱落が阻止される。
請求項記載の本発明の屋内配線用接続器は、請求項5又は6に記載の屋内配線用接続器において、前記保護カバーに、吊りボルトに固定するための固定手段を設けたことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーに吊りボルトに固定するための固定手段を設けていることから、その固定手段を用いることによって吊りボルトに固定される。
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバーに吊りボルトに固定するための固定手段を設けていることから、その固定手段を用いることによって吊りボルトに固定される。さらに、本体ユニットとコネクタとの嵌合をスムーズにすることができる。従って、作業時間のより一層の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、嵌合状態にある回路部と本体ユニットとコネクタの全体を保護することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1の発明とは異なる構成であるものの請求項1の発明と同様の効果を奏する。すなわち、請求項の発明でも、個人差のでない作業にするとともに作業時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
さらに、バスバーを保持してそのバスバーのズレを阻止することができる。従って、バスバーとコネクタとの接続状態を安定させることができるという効果を奏する。尚、バスバー保持部材を本体ユニットに嵌合する蓋形状に形成すれば、外力や埃等からの保護も可能になるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、嵌合状態にある本体ユニットとコネクタの全体、又は本体ユニットとコネクタとバスバー保持部材の全体を保護することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1の発明とは異なる構成であるものの請求項1の発明と同様の効果を奏する。すなわち、請求項の発明でも、個人差のでない作業にするとともに作業時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
さらに、嵌合状態にある本体ユニットとコネクタの全体、又は本体ユニットとコネクタとユニット蓋部材の全体を保護することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、保護カバーからの脱落を阻止することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、吊りボルトに固定することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の屋内配線用接続器の一実施の形態を示す配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。また、図2(a)は表面側から見た回路部の斜視図、(b)は裏面側から見た回路部の斜視図、図3は回路部の底面図、図4(a)は表面側から見た本体ユニットの斜視図、(b)は裏面側から見た本体ユニットの斜視図、図5は圧接端子の正面図、図6は屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図、図7は保護カバーを取り付けた状態の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。
図1ないし図7において、本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1は、回路部2と本体ユニット3と複数のコネクタ4と保護カバー5とを備えて構成されており、従来と比べて作業時間の短縮化を図るとともに個人差のでない作業にすることができるようになっている。以下、上記各構成について説明する。
上記回路部2は、絶縁性を有する合成樹脂製の基板6と、一又は複数の絶縁電線7とを備えて構成されている。基板6は、平面視矩形状の板部材として形成されている。基板6の上面は、平坦に形成されており、反対側の基板6の下面には、電線配索溝8と複数の圧接端子挿入溝9とが形成されている。また、基板6の側面には、複数の嵌合部10が形成されている。
電線配索溝8は、絶縁電線7を所望の経路に配索するための溝であって、複数の縦溝と横溝とで構成されている。言い換えれば、電線配索溝8は、格子状の溝になるように形成されている。電線配索溝8の幅は、絶縁電線7の直径よりも若干狭くなるように形成されている。すなわち、電線配索溝8は、絶縁電線7が圧入されるように形成されている。一方、電線配索溝8の深さは、絶縁電線7がはみ出さない程度に形成されている。
圧接端子挿入溝9は、後述する圧接端子11が挿入され案内することが可能な溝であって、電線配索溝8に沿って形成されている。また、圧接端子挿入溝9は、対をなして電線配索溝8を挟むように配置形成されている。このような圧接端子挿入溝9は、コネクタ4の配置に合わせて形成されている。
嵌合部10は、四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って、それぞれ二つずつ形成されている。嵌合部10は、後述する嵌合突起12を係止することが可能な形状に形成されている。尚、嵌合部10や後述する嵌合突起12等の嵌合構造は一例であり、特に本形態の構造に限定されないものとする。すなわち、既知嵌合構造を適宜採用することができるものとする。
絶縁電線7は、既知のものであって、導体とその導体を被覆する絶縁体とを備えて構成されている。絶縁電線7は、図3において平行に三本並べられて配索されているが、これに限らないものとする。絶縁電線7の配索に関しては、図8ないし図10を参照しながら後述する。
上記本体ユニット3は、回路部2とコネクタ4との間に位置する部材であって、これらの電気的な中継を行うために設けられている。また、本体ユニット3は、回路部2に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。このような本体ユニット3は、絶縁性を有する合成樹脂製の基部13と、複数の圧接端子11とを備えて構成されている。
基部13は、上面と四つの側面とを有して略箱状の部材に形成されている。すなわち、略箱状の部材であることから、基部13の下面は解放されている。基部13の上面は、平坦に形成されており、圧接端子11が複数取り付けられている。また、基部13の上面には、回路部2の嵌合部10に係止される嵌合突起12が形成されている。
圧接端子11は、その一端が基部13の上面から突出するとともに、他端が基部13の解放された部分に突出するように固定されている。また、圧接端子11は、回路部2の圧接端子挿入溝9の位置に合わせて取り付けられている。圧接端子11は、回路変更を可能とするために、基部13に対して着脱自在となるように固定されている。図4の圧接端子11の配置は、一例であるものとする。
圧接端子11の上記一端には、回路部2の圧接端子挿入溝9に差し込まれ且つ絶縁電線7に対して圧接される一対の圧接刃14、14が形成されている。圧接端子11の上記他端は、コネクタ4に対する接続部15であって、タブ状に形成されている。圧接端子11における引用符号16は位置決め及び固定用のストッパを示している。
嵌合突起12は、対応する嵌合部10の位置に合わせて形成されている。嵌合突起12は、略爪状の部分を有する略アーム状の突起であって、その略爪状の部分には、嵌合をスムーズにするためのテーパ面が形成されている。
基部13の二側面には、複数の嵌合突起17が形成されている。その嵌合突起17は、上記嵌合突起12の形状とは異なり、略爪状の部分のみで構成されている。嵌合突起17は、後述するコネクタ受け部18毎に対になって形成されている。
基部13の上記解放された部分には、複数の隔壁19が設けられている。そして、その隔壁19によって複数のコネクタ受け部18が形成されている。コネクタ受け部18は、コネクタ4を案内することができるように形成されている。コネクタ受け部18内には、圧接端子11の上記他端(接続部15)が突出するようになっている。
上記コネクタ4は、複数の屋内配線ユニットケーブル20の各端末に対して取り付けられている。具体的には、任意の長さでシース21を皮むきし、露出した絶縁電線22の各端末に対してコネクタ4が取り付けられている。このようなコネクタ4は、絶縁性を有する合成樹脂製のハウジング23と、図示しない複数の雌型端子とを備えて構成されている。
ハウジング23は、本体ユニット3のコネクタ受け部18内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成されている。また、ハウジング23は、本体ユニット3に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。ハウジング23の前面には、圧接端子11の接続部15が差し込まれる開口部24が複数形成されている。
コネクタ4は、開口部24を介して圧接端子11の接続部15がその内部に差し込まれると、図示しない雌型端子との電気的な接続が完了するようになっている。尚、開口部24と図示しない雌型端子とが特許請求の範囲に記載したコネクタ4の接続部に相当するものとする。ハウジング23の後面からは、図示しない雌型端子に接続された絶縁電線22が引き出されている。
ハウジング23の側面には、本体ユニット3の嵌合突起17に対して係止される嵌合部25が対になって形成されている。その嵌合部25は、可撓性を有している。嵌合部25の先端側には、嵌合突起17の形状に合わせた凹状の部分が形成されている。
上記保護カバー5は、例えば合成樹脂製の箱状の部材であって、本形態においては二つ割り構造となるように形成されている。このような保護カバー5は、嵌合状態にある回路部2と本体ユニット3とコネクタ4の全体を覆うように形成されている。保護カバー5によって、接続部分が例えば外力や埃等から保護されるようになっている。保護カバー5は、図7の構造に限定されないものとする。
上記構成において、電線配索溝8に絶縁電線7が所望の経路で配索されると、結線用の回路が回路部2に形成される。また、基部13の上面に圧接端子11が複数、必要な位置にそれぞれ取り付けられると、本体ユニット3が形成される。さらに、複数の屋内配線ユニットケーブル20の各端末にコネクタ4がそれぞれ取り付けられると、コネクタ付きケーブル26が形成される。
住宅メーカーの工場内では、回路部2、本体ユニット3、及びコネクタ付きケーブル26の形成が行われる。また、工場内では、回路部2と本体ユニット3とを嵌合させ、回路部2の結線用の回路に本体ユニット3の圧接端子11を圧接させたサブアッシー状態のものも形成される。そのサブアッシー状態のものと、コネクタ付きケーブル26は、施工現場へ搬送される。
上記サブアッシー状態のものと、コネクタ付きケーブル26が施工現場へ搬送されると、これらの嵌合が作業者によって行われる。具体的には、コネクタ4が本体ユニット3のコネクタ受け部18に差し込まれる。そして、コネクタ4は、コネクタ受け部18に案内され、嵌合と同時に電気的な接続が完了する。その後、嵌合状態にある回路部2と本体ユニット3とコネクタ4の全体に対して保護カバー5を図7に示される如く取り付けると、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1が完成する。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1は、回路部2と本体ユニット3とコネクタ4との嵌合により行われ、そして、接続がなされることから、施工現場での作業時間の短縮化を図るとともに、個人差のでない作業にすることができる。すなわち、施工現場での作業は、コネクタ4の嵌合作業(接続作業)と配線ユニットケーブル用ジョイントボックス1の設置作業とになることから、従来よりも作業時間を短縮することができる。また、工場内で結線のための回路が設計され、そして、回路部2及び本体ユニット3を嵌合させることから、施工現場での誤結線がなくなって従来とは異なる個人差のない接続ができる。さらに、各構成部品が工場生産になり品質のバラツキがなくなることから、不具合の発生も確実に低減させることができる。
図8ないし図10は、絶縁電線7の上記配索(図3参照)に対する他の例を示している。尚、各図の(a)は結線図、(b)はその配置図を示している。
図8において、図8(a)のような結線をする必要がある場合には、絶縁電線7が図8(b)のように配索されるものとする。また、図9において、図9(a)のような結線をする必要がある場合には、絶縁電線7が図9(b)のように配索されるものとする。さらに、図10において、図10(a)のような結線をする必要がある場合には、絶縁電線7が図10(b)のように配索されるものとする。
図11は上記回路部2(図2参照)の他の例を示している。図11において、回路部2′は、恰も上記回路部2(図2参照)を二つ連続させたような状態に形成されている。このような回路部2′は、複雑な結線回路のためのものとして形成されている。結線用の回路に応じて回路部2又は2′を変更し、本体ユニット3とコネクタ4とを共有することができるという利点を有している。
次に、図12ないし図20を参照しながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの他の例を説明する。図12は他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図13は保護カバーを開いた状態の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図14は配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図15は保護カバー(閉じた状態)の斜視図、図16は保護カバー(開いた状態)の斜視図、図17〜図20は吊りボルトに固定した状態の図である。
図12ないし図16において、本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31は、回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34とを備えて構成されている。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31は、嵌合状態にある回路部32と本体ユニット33とコネクタ34の全体を保護するための保護カバー35を備えて構成されている。
上記回路部32は、上述の形態の回路部2と基本的に同じものであり、絶縁性を有する合成樹脂製の基板36と、一又は複数の絶縁電線とを備えて構成されている。基板36は、平面視矩形状の板部材として形成されている。基板36の上面は、平坦に形成されており、反対側の基板36の下面には、電線配索溝と複数の圧接端子挿入溝とが形成されている。また、基板36の側面には、複数の嵌合部37が形成されている。
上記本体ユニット33は、上述の形態の本体ユニット3と基本的に同じものであり、回路部32とコネクタ34との間に位置する部材であって、これらの電気的な中継を行うために設けられている。また、本体ユニット33は、回路部32に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。このような本体ユニット33は、絶縁性を有する合成樹脂製の基部38と、複数の圧接端子とを備えて構成されている。
基部38は、上面と四つの側面とを有して略箱状の部材に形成されている。すなわち、上面と四つの側面とを有する略箱状の部材であることから、基部38の下面は解放されている。基部38の上面は、平坦に形成されており、上記圧接端子が複数取り付けられている。また、基部38の上面には、回路部32の嵌合部37に係止される嵌合突起39が形成されている。
嵌合突起39は、対応する嵌合部37の位置に合わせて形成されている。嵌合突起39は、略爪状の部分を有する略アーム状の突起であって、その略爪状の部分には、嵌合をスムーズにするためのテーパ面が形成されている。
基部38の二側面には、複数の嵌合部40が形成されている。その嵌合部40は、基部38の後述するコネクタ受け部毎に対になって形成されている。
基部38の上記解放された部分には、複数の隔壁が設けられている。そして、その隔壁によって複数のコネクタ受け部が形成されている。コネクタ受け部は、コネクタ34を案内することができるように形成されている。このようなコネクタ受け部内には、上記圧接端子の接続部(上述の接続部15を参照)が突出するようになっている。
上記コネクタ34は、複数の屋内配線ユニットケーブル41の各端末に対して取り付けられている。具体的には、任意の長さでシース42を皮むきし、露出した絶縁電線43の各端末に対してコネクタ34が取り付けられている。このようなコネクタ34は、絶縁性を有する合成樹脂製のハウジング44と、図示しない複数の雌型端子とを備えて構成されている。
ハウジング44は、本体ユニット33の上記コネクタ受け部内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成されている。また、ハウジング44は、本体ユニット33に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。ハウジング44の前面には、上記圧接端子の接続部が差し込まれる開口部が複数形成されている。
コネクタ34は、上記開口部を介して上記圧接端子の接続部がその内部に差し込まれると、図示しない雌型端子との電気的な接続が完了するようになっている。ハウジング44の後面からは、図示しない雌型端子に接続された絶縁電線43が引き出されている。
ハウジング44の側面には、本体ユニット33の嵌合部40に係止される嵌合突起45が対になって形成されている。その嵌合突起45は、可撓性を有するアーム状の部分と略爪状の部分とで構成されている。
上記保護カバー35は、例えば合成樹脂製の箱状の部材であって、カバー本体46とヒンジ47と蓋部48とを備えて構成されている。このような保護カバー35は、嵌合状態にある回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34の全体を覆うように形成されている(接続部分が例えば外力や埃等から保護される)。
カバー本体46は、前面が開放されており、その前面には、ヒンジ47を介して蓋部48が開閉自在に取り付けられている。また、カバー本体46は、複数の屋内配線ユニットケーブル41を引き出すために下面が開放されている。このようなカバー本体46の上面には、取り付け孔49、49を有する固定部50(特許請求の範囲に記載した固定手段に相当)が連成されている。また、カバー本体46の一側面には、嵌合部51、51が形成されている。さらに、カバー本体46の内面には、押さえ部52が形成されている。
固定部50は、後述する吊りボルト55に固定するために設けられている。また、嵌合部51、51は、蓋部48を係止するために設けられている。さらに、押さえ部52は、嵌合状態にある回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34の全体の脱落を阻止するために設けられている。押さえ部52は、本形態において、コネクタ34を引っ掛けることができるような形状に形成されている(本体ユニット33の例えば嵌合部40を引っ掛けるように配置形成してもよいものとする)。
蓋部48には、カバー本体46の嵌合部51、51に係止される嵌合突起53、53が形成されている。また、蓋部48には、カバー本体46の押さえ部52に対向配置される押さえ部54が形成されている。嵌合突起53、53は、可撓性を有するアーム状の部分と略爪状の部分とで構成されている。尚、嵌合部51、51と嵌合突起53、53との係止状態解除は、例えばマイナスドライバーなどの道具を必要とする構造が好ましいものとする(勝手にコネクタ34を抜かれないようにするため)。
押さえ部54は、カバー本体46の押さえ部52と同じ機能を有しており、形状も同じに形成されている。尚、押さえ部52及び54により、嵌合状態にある回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34の全体の、保護カバー35からの脱落が阻止される。
上記構成において、上述の形態と同じように、回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34とを嵌合状態にして、その全体をカバー本体46内に収納し、さらには蓋部48をカバー本体46に係止させ、その後、図17ないし図20に示されるように吊りボルト55に固定すると(取り付け孔49、49を介して固定され、図17及び図18ではボルト56、ナット57、及び押さえ板58で固定される。一方、図19及び図20では結束バンド59やビニールタイ等で固定される)、一連の組み立てが完了する。
本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス31は、上記構成であることから上述の形態と同じ効果を奏する。また、嵌合状態にある回路部32と本体ユニット33と複数のコネクタ34の全体の、保護カバー35への固定が簡単(簡素な固定構造でもある)であることから、従来と比べて工数低減を図ることができる。
続いて、図21ないし図29を参照しながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の例を説明する。図21は更に他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図22はユニット蓋部材の斜視図、図23は本体ユニットの斜視図、図24は本体ユニットを構成する基部の斜視図、図25及び図26はバスバーに関する図、図27は屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図、図28はバスバーと端子の接続状態の説明図、図29はユニット蓋部材と本体ユニットの嵌合状態を示す斜視図である。
図21ないし図29において、第三実施形態となる本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス61は、ユニット蓋部材62と本体ユニット63と複数のコネクタ64とを備えて構成されている。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス61は、嵌合状態にあるユニット蓋部材62と本体ユニット63とコネクタ64の全体を保護するための保護カバー(例えば上述の保護カバー5又は35)を備えて構成されている。
上記ユニット蓋部材62は、特許請求の範囲に記載したバスバー保持部材に相当するものであって、絶縁性を有する合成樹脂材により成形されており、平面視矩形状の基部65と、その基部65に連成されるバスバー保持部66とを有している。このようなユニット蓋部材62は、本形態において、図22に示されるような段付きの蓋形状に形成されている。基部65は、板状の部材として形成されている。その基部65の上面は、平坦に形成されている。基部65の下面には、バスバー保持部66が一体となるように連成されている。基部65の側面には、複数の嵌合部67が形成されている。
バスバー保持部66は、基部65よりも一回り小さい平面視矩形状に形成されている。また、バスバー保持部66は、本体ユニット63に差し込まれて後述するバスバー群69に当接するように形成されている。すなわち、バスバー保持部66は、後述するバスバー群69を保持することができるような形状に形成されている。尚、バスバー保持部66の形状は、特に図示の形状に限定されないものとする。
嵌合部67は、四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って、それぞれ二つずつ形成されている。嵌合部67は、後述する嵌合突起71を係止することが可能な形状に形成されている。尚、嵌合部67や後述する嵌合突起71等の嵌合構造は一例であり、特に本形態の構造に限定されないものとする。すなわち、既知嵌合構造を適宜採用することができるものとする。
ユニット蓋部材62は、本体ユニット63に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。ユニット蓋部材62は、後述するバスバー群69の保持が不要となる構造を本体ユニット63が有するのであれば設定しなくてもよいものとする。
上記本体ユニット63は、絶縁性を有する合成樹脂製の基部68と、その基部68に取り付けられる結線用のバスバー群69とを備えて構成されている。基部68は、本形態において、下面と四つの側面とを有して略箱状の部材となるように形成されている。すなわち、略箱状の部材であることから、基部68の上面は解放形成されている。基部68の下面は、平坦に形成されており、スリット状の貫通孔70が複数形成されている。貫通孔70は、後述するタブ74の形状に合わせて形成されている。また、貫通孔70は、コネクタ64の嵌合位置に合わせて形成されている。
基部68の二側面上端には、ユニット蓋部材62の嵌合部67に係止される嵌合突起71が複数形成されている。嵌合突起71は、略爪状の部分を有する略アーム状の突起であって、その略爪状の部分には、嵌合をスムーズにするためのテーパ面が形成されている。基部68の二側面下端には、嵌合突起72が複数形成されている。その嵌合突起72は、上記嵌合突起71の形状とは異なり、略爪状の部分のみで構成されている。嵌合突起72は、コネクタ64の嵌合位置毎に対になって形成されている。
基部68の上記解放された上面には、ユニット蓋部材62のバスバー保持部66が差し込まれるようになっている。バスバー保持部66が差し込まれた後には、嵌合突起71が嵌合部67に係止され、ユニット蓋部材62が本体ユニット63に嵌合するようになっている。一方、コネクタ64が本体ユニット63に嵌合すると、コネクタ64の後述する嵌合部83が嵌合突起72に係止されるようになっている。
バスバー群69は、複数のバスバー73、すなわちバスバー73a〜73dにより構成されている。バスバー群69は、図25(c)のような結線が必要な場合に、バスバー73a〜73dを図25(a)、(b)のように配索して構成されている。尚、他の例として、図26(c)のような結線が必要な場合には、バスバー73e〜73gを図26(a)、(b)のような配索にして対応することができるものとする。バスバー73の形状は、回路によって異なるものとする。バスバー73をクロスさせる必要がある場合には、特に図示しないが、一方のバスバー73にブリッジ形状の部分を形成して空気絶縁によりクロスさせることが可能であるものとする。また、絶縁体を挟み込んでクロスさせることも可能であるものとする。
各バスバー73は、導電性を有する金属板を打ち抜いて製造されており、所望の経路を有している。各バスバー73には、タブ74が起立連成されている。バスバー群69が基部68の下面に取り付けられると、タブ74が貫通孔70に差し込まれ、そのタブ74が外方に突出するようになっている(図23参照)。外方に突出したタブ74は、コネクタ64との電気的な接続がなされるようになっている。
上記コネクタ64は、複数の屋内配線ユニットケーブル75の各端末に対して取り付けられている。具体的には、任意の長さでシース76を皮むきし、露出した絶縁電線77の各端末に対してコネクタ64が取り付けられている。このようなコネクタ64は、絶縁性を有する合成樹脂製のハウジング78と、そのハウジング78に収容される複数の雌型端子79とを備えて構成されている。
ハウジング78は、例えば図示のような略直方体形状に形成されている。また、ハウジング78は、本体ユニット63に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。ハウジング78の前面には、バスバー群69のタブ74が差し込まれる開口部80が複数形成されている。雌型端子79は、導電性を有する金属板により製造されており、電気接触部81と電線接続部82とを有している。電気接触部81には、バスバー群69のタブ74が接続されるようになっている。電線接続部82には、絶縁電線77の導体が加締めにより接続されている。
開口部80を介してバスバー群69のタブ74がコネクタ64の内部に差し込まれると、タブ74と雌型端子79との電気的な接続が完了するようになっている。尚、雌型端子79と開口部80とが特許請求の範囲に記載したコネクタ64の接続部に相当するものとする。ハウジング78の後面からは、雌型端子79に接続された絶縁電線77が引き出されている。
ハウジング78の側面には、本体ユニット63の嵌合突起72に対して係止される嵌合部83が対になって形成されている。その嵌合部83は、可撓性を有している。嵌合部83の先端側には、嵌合突起72の形状に合わせた凹状の部分が形成されている。
上記構成において、バスバー群69が形成されて所望の経路で配索されると、結線用の回路が本体ユニット63に形成される。また、複数の屋内配線ユニットケーブル75の各端末にコネクタ64がそれぞれ取り付けられると、コネクタ付きケーブル84が形成される。
住宅メーカーの工場内では、ユニット蓋部材62、本体ユニット63、及びコネクタ付きケーブル84の形成が行われるとともに、ユニット蓋部材62と本体ユニット63とを嵌合させた図29に示されるようなサブアッシー85が形成される。尚、ユニット蓋部材62が本体ユニット63に嵌合すると、バスバー群69がバスバー保持部66により保持される。サブアッシー85とコネクタ付きケーブル84は、施工現場へ搬送される。
サブアッシー85とコネクタ付きケーブル84が施工現場へ搬送されると、これらの嵌合が作業者によって行われる。コネクタ64とサブアッシー85の嵌合と同時に電気的な接続が完了する。その後、嵌合状態にあるユニット蓋部材62と本体ユニット63と複数のコネクタ64の全体に対して保護カバー(例えば上述の保護カバー5又は35)を取り付けると、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス61が完成する。
以上、図21ないし図29を参照しながら説明してきたように、本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス61は、上記構成であることから上述の各形態と同じ効果を奏する。すなわち、個人差のでない作業にするとともに作業時間の短縮化を図ることができる。また、保護カバーへの固定が簡単となる構成であることから、工数の低減を図ることができる。
続いて、図30ないし図38を参照しながら配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの更に他の例を説明する。図30は更に他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図、図31はユニット蓋部材の斜視図、図32は本体ユニットの斜視図、図33は本体ユニットを構成する基部の斜視図、図34は本体ユニットを構成する結線部品の図、図35は結線図、図36は屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図、図37は雄端子と雌端子の接続状態の説明図、図38はユニット蓋部材と本体ユニットの嵌合状態を示す斜視図である。
図30ないし図38において、第四実施形態となる本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス91は、ユニット蓋部材92と本体ユニット93と複数のコネクタ94とを備えて構成されている。また、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス91は、嵌合状態にあるユニット蓋部材92と本体ユニット93とコネクタ94の全体を保護するための保護カバー(例えば上述の保護カバー5又は35)を備えて構成されている。
上記ユニット蓋部材92は、絶縁性を有する合成樹脂材により平面視矩形の蓋状の部材となるように成形されている。また、ユニット蓋部材92は、本体ユニット93に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。尚、ユニット蓋部材92は、必要に応じて設定されるものとする。ユニット蓋部材92の上面は、平坦に形成されている。また、ユニット蓋部材92の側面には、複数の嵌合部95が形成されている。
嵌合部95は、四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って、それぞれ二つずつ形成されている。嵌合部95は、後述する嵌合突起99を係止することが可能な形状に形成されている。尚、嵌合部95や後述する嵌合突起99等の嵌合構造は一例であり、特に本形態の構造に限定されないものとする。すなわち、既知嵌合構造を適宜採用することができるものとする。
上記本体ユニット93は、絶縁性を有する合成樹脂製の基部96と、その基部96に取り付けられる結線部品97とを備えて構成されている。基部96は、本形態において、下面と四つの側面とを有して略箱状の部材となるように形成されている。すなわち、略箱状の部材であることから、基部96の上面は解放形成されている。基部96の下面は、平坦に形成されており、スリット状の貫通孔98が複数形成されている。貫通孔98は、後述する雄端子104の形状に合わせて形成されている。また、貫通孔98は、コネクタ94の嵌合位置に合わせて形成されている。
基部96の二側面上端には、ユニット蓋部材92の嵌合部95に係止される嵌合突起99が複数形成されている。嵌合突起99は、略爪状の部分を有する略アーム状の突起であって、その略爪状の部分には、嵌合をスムーズにするためのテーパ面が形成されている。基部96の二側面下端には、嵌合突起100が複数形成されている。その嵌合突起100は、上記嵌合突起99の形状とは異なり、略爪状の部分のみで構成されている。嵌合突起100は、コネクタ94の嵌合位置毎に対になって形成されている。
基部96の上記解放された上面は、その上面を覆うようにユニット蓋部材92が嵌合するようになっている。すなわち、嵌合突起99が嵌合部95に係止され、ユニット蓋部材92が本体ユニット93に嵌合するようになっている。これにより、結線部品97が外部から保護される。一方、コネクタ94が本体ユニット93に嵌合すると、コネクタ94の後述する嵌合部116が嵌合突起100に係止されるようになっている。
結線部品97は、複数の絶縁電線101〜103と雄端子104と圧着スリーブ(又はコネクタ)105とを備えて構成されている。絶縁電線101〜103は、種別の異なる既知の電線であって、その各一端が圧着スリーブ105により結線されている。また、絶縁電線101〜103の各他端には、タブ状の電気接触部106を有する雄端子104が電気的に接続されている。絶縁電線101〜103の各一端が圧着スリーブ105により結線されることにより、所望の経路が形成されている。尚、本形態においては、図35の結線図をもとにして図34の結線部品97が組み立てられている(一例であるものとする。組み立て手順は図34(a)から順に図34(c)まで行われるものとする)。
雄端子104は、貫通孔98に差し込まれ、そのタブ状の電気接触部106が外方に突出するようになっている(図32参照)。外方に突出したタブ状の電気接触部106は、コネクタ94との電気的な接続がなされるようになっている。引用符号107は雄端子104の電線接続部を示している。雄端子104は、適宜手段で貫通孔98に固定されている。
上記コネクタ94は、複数の屋内配線ユニットケーブル108の各端末に対して取り付けられている。具体的には、任意の長さでシース109を皮むきし、露出した絶縁電線110の各端末に対してコネクタ94が取り付けられている。このようなコネクタ94は、絶縁性を有する合成樹脂製のハウジング111と、そのハウジング111に収容される複数の雌型端子112とを備えて構成されている。
ハウジング111は、例えば図示のような略直方体形状に形成されている。また、ハウジング111は、本体ユニット93に対して着脱自在に嵌合するように形成されている。ハウジング111の前面には、結線部品97の雄端子104が差し込まれる開口部113が複数形成されている。雌型端子112は、導電性を有する金属板により製造されており、電気接触部114と電線接続部115とを有している。電気接触部114には、雄端子104の電気接触部106が接続されるようになっている。電線接続部115には、絶縁電線110の導体が加締めにより接続されている。
開口部113を介して結線部品97の雄端子104がコネクタ94の内部に差し込まれると、雄端子104の電気接触部106と雌型端子112の電気接触部114との電気的な接続が完了するようになっている。尚、雌型端子112と開口部113とが特許請求の範囲に記載したコネクタ94の接続部に相当するものとする。ハウジング111の後面からは、雌型端子112に接続された絶縁電線110が引き出されている。
ハウジング111の側面には、本体ユニット93の嵌合突起100に対して係止される嵌合部116が対になって形成されている。その嵌合部116は、可撓性を有している。嵌合部116の先端側には、嵌合突起100の形状に合わせた凹状の部分が形成されている。
上記構成において、所望の経路を有する結線部品97が組み立てられて基部96に収容及び装着されると、結線用の回路が本体ユニット93に形成される。また、複数の屋内配線ユニットケーブル108の各端末にコネクタ94がそれぞれ取り付けられると、コネクタ付きケーブル117が形成される。
住宅メーカーの工場内では、ユニット蓋部材92、本体ユニット93、及びコネクタ付きケーブル117の形成が行われるとともに、ユニット蓋部材92と本体ユニット93とを嵌合させた図38に示されるようなサブアッシー118が形成される。その後、サブアッシー118とコネクタ付きケーブル117は、施工現場へ搬送される。
サブアッシー118とコネクタ付きケーブル117が施工現場へ搬送されると、これらの嵌合が作業者によって行われる。コネクタ94とサブアッシー118の嵌合と同時に電気的な接続が完了する。その後、嵌合状態にあるユニット蓋部材92と本体ユニット93と複数のコネクタ94の全体に対して保護カバー(例えば上述の保護カバー5又は35)を取り付けると、配線ユニットケーブル用ジョイントボックス91が完成する。
以上、図30ないし図38を参照しながら説明してきたように、本発明の屋内配線用接続器に係る配線ユニットケーブル用ジョイントボックス91は、上記構成であることから上述の各形態と同じ効果を奏する。すなわち、個人差のでない作業にするとともに作業時間の短縮化を図ることができる。また、保護カバーへの固定が簡単となる構成であることから、工数の低減を図ることができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明による屋内配線用接続器の一実施の形態を示す配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 (a)は表面側から見た回路部の斜視図、(b)は裏面側から見た回路部の斜視図である。 回路部の底面図である。 (a)は表面側から見た本体ユニットの斜視図、(b)は裏面側から見た本体ユニットの斜視図である。 圧接端子の正面図である。 屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図である。 保護カバーを取り付けた状態の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 図3に対する他の例であり、(a)は例1となる結線図、(b)はその配置図である。 図3に対する他の例であり、(a)は例2となる結線図、(b)はその配置図である。 図3に対する他の例であり、(a)は例3となる結線図、(b)はその配置図である。 回路部の他の例を示す斜視図である。 本発明による屋内配線用接続器の一実施の形態を示す他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 保護カバーを開いた状態の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 保護カバー(閉じた状態)の斜視図である。 保護カバー(開いた状態)の斜視図である。 吊りボルトに固定した状態の正面図(ボルトによる固定)である。 吊りボルトに固定した状態の背面側から見た斜視図(ボルトによる固定)である。 吊りボルトに固定した状態の正面図(結束バンドによる固定)である。 吊りボルトに固定した状態の背面側から見た斜視図(結束バンドによる固定)である。 本発明による屋内配線用接続器の一実施の形態を示す更に他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 バスバー保持部材としてのユニット蓋部材の斜視図である。 本体ユニットの斜視図である。 本体ユニットを構成する基部の斜視図である。 (a)は本体ユニットを構成するバスバー群の分解斜視図、(b)はそのバスバー群の配置図、(c)は結線図である。 (a)は他の例のバスバー群の分解斜視図、(b)はそのバスバー群の配置図、(c)は結線図である。 屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図である。 バスバーと端子の接続状態の説明図である。 ユニット蓋部材と本体ユニットの嵌合状態を示す斜視図である。 本発明による屋内配線用接続器の一実施の形態を示す更に他の配線ユニットケーブル用ジョイントボックスの斜視図である。 ユニット蓋部材の斜視図である。 本体ユニットの斜視図である。 本体ユニットを構成する基部の斜視図である。 本体ユニットを構成する結線部品の図であり、(a)は雄端子を設けた絶縁電線の斜視図、(b)はその絶縁電線を整列させた状態の斜視図、(c)は結線部品の斜視図である。 図34の結線部品に対応する結線図である。 屋内配線ユニットケーブルの端末及びコネクタの斜視図である。 雄端子と雌端子の接続状態の説明図である。 ユニット蓋部材と本体ユニットの嵌合状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
2 回路部
3 本体ユニット
4 コネクタ
5 保護カバー
6 基板
7 絶縁電線
8 電線配索溝
9 圧接端子挿入溝
10、25 嵌合部
11 圧接端子
12、17 嵌合突起
13 基部
14 圧接刃
15 接続部
16 ストッパ
18 コネクタ受け部
19 隔壁
20 屋内配線ユニットケーブル
21 シース
22 絶縁電線
23 ハウジング
24 開口部
26 コネクタ付きケーブル
31 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
32 回路部
33 本体ユニット
34 コネクタ
35 保護カバー
36 基板
37、40、51 嵌合部
38 基部
39、45、53 嵌合突起
41 屋内配線ユニットケーブル
42 シース
43 絶縁電線
44 ハウジング
46 カバー本体
47 ヒンジ
48 蓋部
49 取り付け孔
50 固定部(固定手段)
52、54 押さえ部
55 吊りボルト
56 ボルト
57 ナット
58 押さえ板
59 結束バンド
61 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
62 ユニット蓋部材(バスバー保持部材)
63 本体ユニット
64 コネクタ
66 バスバー保持部
69 バスバー群
70 貫通孔
73 バスバー
74 タブ
75 屋内配線ユニットケーブル
76 シース
77 絶縁電線
78 ハウジング
79 雌型端子
80 開口部
84 コネクタ付きケーブル
85 サブアッシー
91 配線ユニットケーブル用ジョイントボックス
92 ユニット蓋部材(バスバー保持部材)
93 本体ユニット
94 コネクタ
95 嵌合部
96 基部
97 結線部品
101〜103 絶縁電線
104 雄端子
105 圧着スリーブ
108 屋内配線ユニットケーブル
109 シース
110 絶縁電線
111 ハウジング
112 雌型端子
113 開口部
117 コネクタ付きケーブル
118 サブアッシー

Claims (7)

  1. 回路部と、本体ユニットと、コネクタとからなり
    前記回路部は,
    絶縁性を有する基板と、導体とその導体を被覆する絶縁体とを備えて構成される一又は複数の絶縁電線とを備えてなり、
    前記基板は、平面視矩形状の板部材で形成され、上面が平坦に形成され、側面には四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成される複数の嵌合部が設けられており、下面には、前記絶縁電線を所望の経路に配索するための複数の縦溝と横溝とで格子状の溝になるように構成される電線配索溝と、前記電線配索溝を挟むように対をなして該電線配索溝の溝方向に沿って配置形成される圧接端子を挿入する複数の圧接端子挿入溝とを形成してなり,
    前記本体ユニットは,
    前記回路部と前記コネクタとの間に位置し、前記回路部に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する基部と、複数の圧接端子とを備えてなり、
    前記基部は、上面と四つの側面とを有して下面が解放される略箱状の部材に形成され、上面平坦に形成され前記回路部の嵌合部の位置に合わせ該嵌合部に係止される略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が形成され、圧接端子が複数取り付けられてなり、二側面に略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記下面の解放された部分には、複数の隔壁が設けられており、該複数の隔壁によって前記コネクタを案内し前記圧接端子の他端の接続部が突出する複数のコネクタ受け部を形成してなり,
    前記圧接端子は、一端に前記回路部の圧接端子挿入溝に差し込まれ、前記絶縁電線に対して圧接される一対の圧接刃が形成され、他端にコネクタとの接続部が形成されて、タブ状に形成され、前記一端が前記基部の上面から突出するとともに、前記他端が前記基部の解放された部分に突出するように固定され、前記回路部の圧接端子挿入溝の位置に合わせて前記基部に着脱自在に取り付けられてなり,
    前記コネクタは,
    複数の屋内配線ユニットケーブルの各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
    前記ハウジングは、前記本体ユニットのコネクタ受け部内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成され、前面に圧接端子の接続部が差し込まれる開口部が複数形成され、側面に、前記本体ユニットの嵌合突起に係止される可撓性を有する嵌合部が対になって形成され、前記本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成されてなる,
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  2. 請求項1に記載の屋内配線用接続器において、
    嵌合状態にある前記回路部と前記本体ユニットと前記コネクタの全体を覆う保護カバーを更に備えた
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  3. ユニット蓋部材と、本体ユニットと、コネクタとからなり
    前記ユニット蓋部材は,
    絶縁性を有し平面視矩形状に形成されるユニット蓋部材用基部と、該ユニット蓋部材用基部に連成されるバスバー保持部とを有してなり、
    前記ユニット蓋部材用基部は、板状の部材で形成され、上面は平坦に形成され、下面にバスバー保持部が一体となるように連成され、側面に、四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成され本体ユニットの嵌合突起を係止することが可能な形状に形成されている複数の嵌合部が形成されており、
    前記バスバー保持部は、前記ユニット蓋部材用基部よりも一回り小さい平面視矩形状に形成されており、前記本体ユニットに差し込まれてバスバー群に当接して該スバー群を保持することができるような形状に形成されており、
    前記本体ユニットは,
    前記ユニット蓋部材と前記コネクタとの間に位置し、前記ユニット蓋部材に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する本体ユニット用基部と、該本体ユニット用基部に取り付けられる結線用のバスバー群とを備えてなり、
    前記本体ユニット用基部は、
    下面と四つの側面とを有し、上面が解放される略箱状の部材に形成され、下面は平坦に形成されており、スリット状の貫通孔がタブの形状に合わせて、コネクタの嵌合位置に合わせて複数形成されてなり、二側面上端には、前記ユニット蓋部材の嵌合部に係止され、略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が複数形成されており、二側面下端には、略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記上面の解放された部分には、前記ユニット蓋部材のバスバー保持部が差し込まれるようになっており、該バスバー保持部が差し込まれた後には、前記嵌合突起が前記嵌合部に係止され、前記ユニット蓋部材が嵌合するようになっており、前記コネクタが嵌合すると、該コネクタの嵌合部が前記嵌合突起に係止されるように形成してなり,
    前記結線用のバスバー群は、
    導電性を有する金属板を打ち抜いて製造されタブが起立連成され貫通孔に差し込まれ、外方に突出する複数のバスバーによって構成してなり,
    前記基部の下面に取り付けたときに、前記タブが前記貫通孔に差し込まれ、該タブが外方に突出するように構成され、該外方に突出したタブは、前記コネクタとの電気的な接続がなされるようになっており,
    前記コネクタは、
    複数の屋内配線ユニットケーブルの皮むきし露出した絶縁電線の各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
    前記ハウジングは、略直方体形状に形成され本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成され、前面には、前記バスバー群のタブが差し込まれる開口部が複数形成されてなり,
    前記雌型端子は、
    導電性を有する金属板により製造されており、電気接触部と電線接続部とを有し、前記電気接触部には、バスバー群のタブが接続されるように、前記電線接続部には、前記絶縁電線の導体が加締めにより接続されるように構成してなる,
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  4. 請求項3に記載の屋内配線用接続器において,
    嵌合状態にある前記本体ユニットと前記コネクタの全体、又は前記本体ユニットと前記コネクタと前記バスバー保持部材の全体を覆う保護カバーを更に備えた
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  5. 回路部と、本体ユニットと、コネクタと、保護カバーとからなり
    前記回路部は,
    絶縁性を有する基板と、導体とその導体を被覆する絶縁体とを備えて構成される一又は複数の絶縁電線とを備えてなり、
    前記基板は、平面視矩形状の板部材で形成され、上面が平坦に形成され、側面には四側面のうちの二側面と、一部が下面とに跨って形成される複数の嵌合部が設けられており、下面には、前記絶縁電線を所望の経路に配索するための複数の縦溝と横溝とで格子状の溝になるように構成される電線配索溝と、前記電線配索溝を挟むように対をなして該電線配索溝の溝方向に沿って配置形成される圧接端子を挿入する複数の圧接端子挿入溝とを形成してなり,
    前記本体ユニットは,
    前記回路部と前記コネクタとの間に位置し、前記回路部に着脱自在に嵌合するように形成され、絶縁性を有する基部と、複数の圧接端子とを備えてなり、
    前記基部は、上面と四つの側面とを有して下面が解放される略箱状の部材に形成され、上面平坦に形成され前記回路部の嵌合部の位置に合わせ該嵌合部に係止される略爪状の部分を有する略アーム状の突起である嵌合突起が形成され、圧接端子が複数取り付けられてなり、二側面に略爪状の部分のみで構成される複数の嵌合突起が形成され、前記下面の解放された部分には、複数の隔壁が設けられており、該複数の隔壁によって前記コネクタを案内し前記圧接端子の他端の接続部が突出する複数のコネクタ受け部を形成してなり,
    前記圧接端子は、一端に前記回路部の圧接端子挿入溝に差し込まれ、前記絶縁電線に対して圧接される一対の圧接刃が形成され、他端にコネクタとの接続部が形成されて、タブ状に形成され、前記一端が前記基部の上面から突出するとともに、前記他端が前記基部の解放された部分に突出するように固定され、前記回路部の圧接端子挿入溝の位置に合わせて前記基部に着脱自在に取り付けられてなり,
    前記コネクタは,
    複数の屋内配線ユニットケーブルの各端末に取り付けられ、絶縁性を有するハウジングと、複数の雌型端子とを備えてなり、
    前記ハウジングは、前記本体ユニットのコネクタ受け部内に差し込まれて案内されるような略直方体形状に形成され、前面に圧接端子の接続部が差し込まれる開口部が複数形成され、側面に、前記本体ユニットの嵌合突起に係止される可撓性を有する嵌合部が対になって形成され、前記本体ユニットに着脱自在に嵌合するように形成されてなり,
    前記保護カバーは,
    箱状の部材であって、前面が開放され、ヒンジを介して蓋部が開閉自在に取り付けられており、前記複数の屋内配線ユニットケーブルを引き出すために下面が開放されており、上面に取り付け孔を有する吊りボルトに固定するための固定部が連成されており、一側面に蓋部を係止するための嵌合部が形成されているカバー本体と、前記カバー本体の前面が開放口一端に設けられ、蓋部を開閉自在に支持するヒンジと、前記ヒンジに取り付けられ、前記カバー本体の前記嵌合部に係止され、可撓性を有するアーム状の部分と略爪状の部分とで構成する嵌合突起が形成される蓋部と,を備え、嵌合状態にある前記回路部と前記本体ユニットと前記複数のコネクタの全体を覆うように形成してなる,
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  6. 請求項5に記載の屋内配線用接続器において、
    前記保護カバーに、前記本体ユニット又は前記コネクタのいずれかを押さえて前記嵌合状態にある前記全体の脱落を阻止する押さえ部を形成した
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
  7. 請求項5又は6に記載の屋内配線用接続器において、
    前記保護カバーに、吊りボルトに固定するための固定手段を設けた
    ことを特徴とする屋内配線用接続器。
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